JPH0647858A - 引裂き容易な多層包装フィルム材料 - Google Patents
引裂き容易な多層包装フィルム材料Info
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 光遮断性と防湿性を示す引裂き容易な多層包
装フィルム材料を提供する。 【構成】 包装材料は、延伸ポリプロピレンを含んでな
る第一層と、ポリエーテルウレタンを接着剤を含んでな
る第二層と、アルミニウム箔または金属膜材料を使う軟
質熱可塑性膜樹脂材料を含んでなる第三層と樹脂押し物
材料を含んでなる第四層とから構成されている。延伸ポ
リエチレン層が特定の線に沿って連続的な引裂を可能に
し、アルミニウム箔層が水分および光バリヤーとして作
用する。
装フィルム材料を提供する。 【構成】 包装材料は、延伸ポリプロピレンを含んでな
る第一層と、ポリエーテルウレタンを接着剤を含んでな
る第二層と、アルミニウム箔または金属膜材料を使う軟
質熱可塑性膜樹脂材料を含んでなる第三層と樹脂押し物
材料を含んでなる第四層とから構成されている。延伸ポ
リエチレン層が特定の線に沿って連続的な引裂を可能に
し、アルミニウム箔層が水分および光バリヤーとして作
用する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、概括的には、包装材料
に関し、より具体的には、光遮断性と防湿性を示す引裂
き容易な多層包装フィルム材料に関する。
に関し、より具体的には、光遮断性と防湿性を示す引裂
き容易な多層包装フィルム材料に関する。
【０００２】
【従来の技術】各種従来の写真フィルム製品は軟質材料
で被覆されている。典型的には、被覆は得られた包装が
気密になるようにヒートシールされるので、感受性材料
が光および水分から保護される。フィルム用の典型的な
被覆材料構造は、最外層が印刷された紙であり、第二の
内部の層が接着剤であり、第三の内部の層がアルミニウ
ム箔であり、そして最も内部の層がシーラント（被覆材
料のシールを促進する剤）あるラミネートである。被覆
フィルムパックは、市販用に各種の形状のカートンで包
装されている。カートンは棚積重ねおよび陳列に適する
長方形をとる。また、カートンは使用者に向けて関連製
品の情報をグラフック表示するためのビヒクルとしても
役立つ。フィルム製品を利用する写真専門家は、一般的
に使用の便宜を図る上で特有の要求をもっている。これ
らの要求の最も重要なものは、カメラにフィルムをすば
やくセットするためにフィルム製品の迅速な開口を必要
とすることにある。
で被覆されている。典型的には、被覆は得られた包装が
気密になるようにヒートシールされるので、感受性材料
が光および水分から保護される。フィルム用の典型的な
被覆材料構造は、最外層が印刷された紙であり、第二の
内部の層が接着剤であり、第三の内部の層がアルミニウ
ム箔であり、そして最も内部の層がシーラント（被覆材
料のシールを促進する剤）あるラミネートである。被覆
フィルムパックは、市販用に各種の形状のカートンで包
装されている。カートンは棚積重ねおよび陳列に適する
長方形をとる。また、カートンは使用者に向けて関連製
品の情報をグラフック表示するためのビヒクルとしても
役立つ。フィルム製品を利用する写真専門家は、一般的
に使用の便宜を図る上で特有の要求をもっている。これ
らの要求の最も重要なものは、カメラにフィルムをすば
やくセットするためにフィルム製品の迅速な開口を必要
とすることにある。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】今日の包装の特徴は、
被覆材料が低い水蒸気透過速度を示し、そして光保全性
とヒートシール性を示さねばならないことである。最も
重要なことは、被覆材料と包装カートンが使用者により
迅速に製品を利用可能にすることである。包装された製
品を利用するための一定の改良はなされてきたが、従来
の専門家用の写真ロールフィルム用の包装材料は、依然
として、製品を開口するのに多数回の企てを必要とする
ことなく包装被覆材料を引裂く手段が必要である点で欠
点が存在する。
被覆材料が低い水蒸気透過速度を示し、そして光保全性
とヒートシール性を示さねばならないことである。最も
重要なことは、被覆材料と包装カートンが使用者により
迅速に製品を利用可能にすることである。包装された製
品を利用するための一定の改良はなされてきたが、従来
の専門家用の写真ロールフィルム用の包装材料は、依然
として、製品を開口するのに多数回の企てを必要とする
ことなく包装被覆材料を引裂く手段が必要である点で欠
点が存在する。
【０００４】従来の紙をベースとする写真包装材料のも
う一つの問題は、包装材料の外層が印刷されるかまたは
着色紙であるため、包装材料が紙の粒状性により艶消ま
たは無光沢になるので魅力のない外観を呈するようにな
る点である。さらに現在の写真専門家用フィルム包装材
料に伴う問題は、紙／箔のラミネートが「ピンホール」
を形成する可能性、すなわち外層の紙の強度特性が劣る
ため、包装の気密保全性を害する小さな穴が生じる可能
性がある点である。その上、従来の包装材料は固体廃棄
物の流通にとって過度の材料を付加する。
う一つの問題は、包装材料の外層が印刷されるかまたは
着色紙であるため、包装材料が紙の粒状性により艶消ま
たは無光沢になるので魅力のない外観を呈するようにな
る点である。さらに現在の写真専門家用フィルム包装材
料に伴う問題は、紙／箔のラミネートが「ピンホール」
を形成する可能性、すなわち外層の紙の強度特性が劣る
ため、包装の気密保全性を害する小さな穴が生じる可能
性がある点である。その上、従来の包装材料は固体廃棄
物の流通にとって過度の材料を付加する。
【０００５】従来の紙はある程度の引裂開始特性を示す
が、得られた包装は一般的に一定の態様で開口すること
は容易でない。写真フィルム用の包装材料を改良するた
めの数々の試みが行われてきた。例えば、米国特許第
４，９０６，５１７号、同４，８７１，６１３号および
同４，４５２，８４６号明細書は、写真包装用途に向け
たラミネート構造を教示する。米国特許第４，９０６，
５１７号明細書のラミネート構造は、エチレン樹脂（例
えば、線状低密度ポリエチレン（ＬＬＤＰＥ））と接着
層を介して樹脂フィルム層にラミネートされた軟質シー
ト層との間にポリプロピレン層を含んでなる。米国特許
第４，８７１，６１３号明細書は、線状低密度ポリエチ
レン（ＬＬＤＰＥ）、低密度ポリエチレン（ＬＤＰ
Ｅ）、エチレン−エチルアクリレート（ＥＥＡ）および
エチレン−ビニルアクリレート（ＥＶＡ）の混合物から
なるポリオレフィン樹脂層を含んでなる多層構造を教示
する。米国特許第４，４５２，８４６号明細書のラミネ
ート構造は、ＬＬＤＰＥ樹脂層を有する。これらの特許
明細書は、写真フィルム用の容易に引裂可能な包装材料
が必要であるとの認識を何んら示唆するものでなく、ま
た製品の容易利用性の課題を解決するために適する技術
を何んら提供しないし、または動機付けもしない。
が、得られた包装は一般的に一定の態様で開口すること
は容易でない。写真フィルム用の包装材料を改良するた
めの数々の試みが行われてきた。例えば、米国特許第
４，９０６，５１７号、同４，８７１，６１３号および
同４，４５２，８４６号明細書は、写真包装用途に向け
たラミネート構造を教示する。米国特許第４，９０６，
５１７号明細書のラミネート構造は、エチレン樹脂（例
えば、線状低密度ポリエチレン（ＬＬＤＰＥ））と接着
層を介して樹脂フィルム層にラミネートされた軟質シー
ト層との間にポリプロピレン層を含んでなる。米国特許
第４，８７１，６１３号明細書は、線状低密度ポリエチ
レン（ＬＬＤＰＥ）、低密度ポリエチレン（ＬＤＰ
Ｅ）、エチレン−エチルアクリレート（ＥＥＡ）および
エチレン−ビニルアクリレート（ＥＶＡ）の混合物から
なるポリオレフィン樹脂層を含んでなる多層構造を教示
する。米国特許第４，４５２，８４６号明細書のラミネ
ート構造は、ＬＬＤＰＥ樹脂層を有する。これらの特許
明細書は、写真フィルム用の容易に引裂可能な包装材料
が必要であるとの認識を何んら示唆するものでなく、ま
た製品の容易利用性の課題を解決するために適する技術
を何んら提供しないし、または動機付けもしない。
【０００６】従って、製品の利用を容易にする連続的で
直線的に引裂ける性質を有し、ピンホールに抵抗性で、
かつすべての顧客を魅了する、写真フィルム製品の包装
材料に対して変らない欲求が存在する。従って、本発明
の目的は、従来技術の欠点を解決する包装材料を提供す
ることにある。
直線的に引裂ける性質を有し、ピンホールに抵抗性で、
かつすべての顧客を魅了する、写真フィルム製品の包装
材料に対して変らない欲求が存在する。従って、本発明
の目的は、従来技術の欠点を解決する包装材料を提供す
ることにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的および
その他の目的は、連続的に容易な引裂き特性を示す延伸
軟質ポリマーフィルム材料を含んでなる第一層からなる
包装材料を本発明の一の態様として提供することにより
達成される。このフィルム材料は、表面印刷情報を受理
するための正面と裏面印刷情報を受理し隣接層に接着す
るための背面を有する。接着剤を含む第二層は、第三層
に第一層を接着するために第一層に塗布される。第三層
は、実質的に光遮断性で水分不透過性の材料からなる。
さらに、樹脂押出材料を含んでなる第四層は、第三層に
接着され、本発明の包装材料を形成する。
その他の目的は、連続的に容易な引裂き特性を示す延伸
軟質ポリマーフィルム材料を含んでなる第一層からなる
包装材料を本発明の一の態様として提供することにより
達成される。このフィルム材料は、表面印刷情報を受理
するための正面と裏面印刷情報を受理し隣接層に接着す
るための背面を有する。接着剤を含む第二層は、第三層
に第一層を接着するために第一層に塗布される。第三層
は、実質的に光遮断性で水分不透過性の材料からなる。
さらに、樹脂押出材料を含んでなる第四層は、第三層に
接着され、本発明の包装材料を形成する。
【０００８】
【発明を実施するための最良の形態】本発明の好ましい
態様は、ラミネート材料構造１０（図１）、すなわち、
押出しまたは同時押出しされた延伸ポリプロピレンの第
一層１２、ポリエーテルウレタンの第二層１４、アルミ
ニウム箔または熱可塑性膜樹脂材料の第三層１６および
樹脂押出し物材料の第四層１８から構成される１より多
くの層を有する軟質材料からなる。
態様は、ラミネート材料構造１０（図１）、すなわち、
押出しまたは同時押出しされた延伸ポリプロピレンの第
一層１２、ポリエーテルウレタンの第二層１４、アルミ
ニウム箔または熱可塑性膜樹脂材料の第三層１６および
樹脂押出し物材料の第四層１８から構成される１より多
くの層を有する軟質材料からなる。
【０００９】本発明のラミネート材料構造１０の第一層
１２は、軟質の押出しまたは同時押出しされたフィルム
材料、好ましくはポリプロピレンからなる。ポリプロピ
レンは、一軸延伸または二軸延伸されたいずれであって
もよいが、二軸延伸されたポリプロピレンが好ましい。
ポリプロピレン（合成結晶性熱可塑性ポリマー）は、加
工中に分子的な配向が生じうる。好ましい延伸されたポ
リマーは、二軸延伸ポリプロピレンＴＯＲＡＹ（商標）
ＹＴ−２２（日本のＴｏｒａｙ Ｉｎｄｕｓｔｒｉｅ
ｓ，Ｉｎｃ．製）である。当業者は、本発明の要件内で
どの適当な延伸ポリプロピレンが使用可能であるか認識
するであろう。
１２は、軟質の押出しまたは同時押出しされたフィルム
材料、好ましくはポリプロピレンからなる。ポリプロピ
レンは、一軸延伸または二軸延伸されたいずれであって
もよいが、二軸延伸されたポリプロピレンが好ましい。
ポリプロピレン（合成結晶性熱可塑性ポリマー）は、加
工中に分子的な配向が生じうる。好ましい延伸されたポ
リマーは、二軸延伸ポリプロピレンＴＯＲＡＹ（商標）
ＹＴ−２２（日本のＴｏｒａｙ Ｉｎｄｕｓｔｒｉｅ
ｓ，Ｉｎｃ．製）である。当業者は、本発明の要件内で
どの適当な延伸ポリプロピレンが使用可能であるか認識
するであろう。
【００１０】第一層は、包装材料の最も外側の露出層で
あり、裏面印刷または表面印刷情報を受理できる。裏面
印刷は、詳細に後述されるように層１２が隣接層にラミ
ネートされる前に軟質フィルム材料の非露出または背面
上に所望の情報、例えば、一般的なマーケッティング情
報またはロゴなどを印刷することによって行われる。グ
ラビア印刷法またはフレキソ印刷法のような裏面印刷に
適するすべての方法が軟質フィルム材料層１２に使用で
きる。表面印刷は、軟質フィルム材料の露出面上にいず
れかの適当な手段によって情報を印刷し、露出面上で読
み取ることができるものである。好ましい態様で第一層
１２を含んでなる軟質フィルム材料は、水性または溶媒
インキ系の受理性も示す。軟質フィルム層１２によく使
用され、そして本発明者らにより前記フィルム材料層の
表面印刷または裏面印刷のいずれかに使用された溶媒イ
ンキ系は、透明な金または赤インキ（どちらもＣｒｏｄ
ａＩｎｃｓ Ｃｏｒｐｏｒａｔｉｏｎ ｏｆ Ｌｏｃｋ
ｌａｎｄ，Ｏｈｉｏ，製）である。従って、このような
水性または溶媒インキ系の使用により、好ましいラミネ
ート材料構造１０の第一層１２からなる軟質フィルム材
料は、グラビア印刷法またはフレキソ印刷法のいずれか
を利用する透明、不透明または金属系の使用によって印
刷できる。
あり、裏面印刷または表面印刷情報を受理できる。裏面
印刷は、詳細に後述されるように層１２が隣接層にラミ
ネートされる前に軟質フィルム材料の非露出または背面
上に所望の情報、例えば、一般的なマーケッティング情
報またはロゴなどを印刷することによって行われる。グ
ラビア印刷法またはフレキソ印刷法のような裏面印刷に
適するすべての方法が軟質フィルム材料層１２に使用で
きる。表面印刷は、軟質フィルム材料の露出面上にいず
れかの適当な手段によって情報を印刷し、露出面上で読
み取ることができるものである。好ましい態様で第一層
１２を含んでなる軟質フィルム材料は、水性または溶媒
インキ系の受理性も示す。軟質フィルム層１２によく使
用され、そして本発明者らにより前記フィルム材料層の
表面印刷または裏面印刷のいずれかに使用された溶媒イ
ンキ系は、透明な金または赤インキ（どちらもＣｒｏｄ
ａＩｎｃｓ Ｃｏｒｐｏｒａｔｉｏｎ ｏｆ Ｌｏｃｋ
ｌａｎｄ，Ｏｈｉｏ，製）である。従って、このような
水性または溶媒インキ系の使用により、好ましいラミネ
ート材料構造１０の第一層１２からなる軟質フィルム材
料は、グラビア印刷法またはフレキソ印刷法のいずれか
を利用する透明、不透明または金属系の使用によって印
刷できる。
【００１１】また、第一層１２を構成する軟質フィルム
材料として考慮される材料としては、ポリエステル（Ｐ
ＥＴ）、延伸ポリアミド、ポリ塩化ビニル（ＰＶＣ）、
ポリエチレン（ＰＥ）およびポリ塩化ビニリデン（ＰＶ
ＤＣ）フィルムが挙げれらる。第一層１２の厚さは、約
６〜２００ミクロンの範囲にある。第一層の好ましい厚
さは、約２５．４ミクロンである。本発明者らにより実
施された試験によれば、上記範囲内の厚さを有する層１
２を担持する包装材料は、包装構造体の強度と水分遮断
特性を高めるのに役立つ。好ましい包装ラミネート材料
構造１０では、延伸ポリプロピレンの外側の第一層１２
が、より詳細には後述される構成された包装の開口を容
易にする所望の引裂特性を付与する。従って、ラミネー
ト構造の第一層１２によって提供される直線的引裂特性
は、使用者が緊密に形成されたフィルム包装材料（図４
および５）の一般的に短い長さ方向に沿って直線的に包
装材料を引裂ことを可能にする。従って、使用者は１度
の引裂動作で本発明の包装材料に含まれる製品を利用で
きる。
材料として考慮される材料としては、ポリエステル（Ｐ
ＥＴ）、延伸ポリアミド、ポリ塩化ビニル（ＰＶＣ）、
ポリエチレン（ＰＥ）およびポリ塩化ビニリデン（ＰＶ
ＤＣ）フィルムが挙げれらる。第一層１２の厚さは、約
６〜２００ミクロンの範囲にある。第一層の好ましい厚
さは、約２５．４ミクロンである。本発明者らにより実
施された試験によれば、上記範囲内の厚さを有する層１
２を担持する包装材料は、包装構造体の強度と水分遮断
特性を高めるのに役立つ。好ましい包装ラミネート材料
構造１０では、延伸ポリプロピレンの外側の第一層１２
が、より詳細には後述される構成された包装の開口を容
易にする所望の引裂特性を付与する。従って、ラミネー
ト構造の第一層１２によって提供される直線的引裂特性
は、使用者が緊密に形成されたフィルム包装材料（図４
および５）の一般的に短い長さ方向に沿って直線的に包
装材料を引裂ことを可能にする。従って、使用者は１度
の引裂動作で本発明の包装材料に含まれる製品を利用で
きる。
【００１２】好ましい態様の第二層１４は、より詳細に
は後述するように第三層１６に第一層を接着するラミネ
ート材料からなる（図１および２）。好ましい構造の層
１２，１４および１６を接着するのに好ましく使用され
る数種のラミネート方法があり、これらとしてはヒート
シール（例えば、ホットバーシール、火炎溶融接着、イ
ンパルスヒートシールまたは超音波接着）、接着法（湿
式ラミネート、乾式ラミネートまたはホットメルトラミ
ネート）あるいは押出または同時押出法が挙げられる。
ウェッビング（すなわち、軟質ポリマー材料層の引張り
または隣接層の表面離層）を最小にするので、接着ラミ
ネート法が好ましい。このラミネート法は、接着剤とし
て、ポリオレフィン接着剤、ホットメルト型ゴム接着剤
および溶液型接着剤のような熱可塑性樹脂溶融接着剤を
使用してもよい。
は後述するように第三層１６に第一層を接着するラミネ
ート材料からなる（図１および２）。好ましい構造の層
１２，１４および１６を接着するのに好ましく使用され
る数種のラミネート方法があり、これらとしてはヒート
シール（例えば、ホットバーシール、火炎溶融接着、イ
ンパルスヒートシールまたは超音波接着）、接着法（湿
式ラミネート、乾式ラミネートまたはホットメルトラミ
ネート）あるいは押出または同時押出法が挙げられる。
ウェッビング（すなわち、軟質ポリマー材料層の引張り
または隣接層の表面離層）を最小にするので、接着ラミ
ネート法が好ましい。このラミネート法は、接着剤とし
て、ポリオレフィン接着剤、ホットメルト型ゴム接着剤
および溶液型接着剤のような熱可塑性樹脂溶融接着剤を
使用してもよい。
【００１３】好ましいラミネート性材料は、補助反応体
の使用を必要とする２液ラミネート接着剤のポリエーテ
ルウレタン成分を含んでなる商標Ｍｏｒｔｏｎ７６Ｔ３
Ｅが付されたＭｏｒｔｏｎ Ｃｏｒｐ．（Ｃｈｉｃａｇ
ｏ，Ｉｌｌｉｎｏｉｓ）から供給されている接着剤であ
る。当業者は、Ｐｅｔａｆｌｅｘ（商標）（Ｎａｔｉｏ
ｎａｌ Ａｄｈｅｓｉｖｅｓ，Ｂｒｉｄｇｗａｔｅｒ，
Ｎｅｗ Ｊｅｒｓｅｙ，製）のような、いずれか適当な
接着剤も本発明の範囲内で使用できることを認識するで
あろう。第二層１４は、第一層１２と第三層１６との間
の高い接着強度と、高耐熱性、適度な耐化学薬品性なら
びに光学透明性を示す必要がある。好ましい接着剤は、
１連（ｒｅａｍ）の湿重量当り約１．０〜５．０ポン
ド、好ましくは１連の湿重量当り１．５〜３．５ポンド
の範囲内で使用できる。後述されるポリプロピレンと隣
接層との間の良好な接着は、上記範囲で提供される。一
般的に、好ましい接着剤は約２０〜９０％、好ましくは
４０〜８０％の固体含有率を有する。本発明で最高に作
用する接着剤の粘度は、１ガロン当りの６〜１１ポンド
のバルク濃度で２５℃において約５００〜１５，０００
センチポアズである。
の使用を必要とする２液ラミネート接着剤のポリエーテ
ルウレタン成分を含んでなる商標Ｍｏｒｔｏｎ７６Ｔ３
Ｅが付されたＭｏｒｔｏｎ Ｃｏｒｐ．（Ｃｈｉｃａｇ
ｏ，Ｉｌｌｉｎｏｉｓ）から供給されている接着剤であ
る。当業者は、Ｐｅｔａｆｌｅｘ（商標）（Ｎａｔｉｏ
ｎａｌ Ａｄｈｅｓｉｖｅｓ，Ｂｒｉｄｇｗａｔｅｒ，
Ｎｅｗ Ｊｅｒｓｅｙ，製）のような、いずれか適当な
接着剤も本発明の範囲内で使用できることを認識するで
あろう。第二層１４は、第一層１２と第三層１６との間
の高い接着強度と、高耐熱性、適度な耐化学薬品性なら
びに光学透明性を示す必要がある。好ましい接着剤は、
１連（ｒｅａｍ）の湿重量当り約１．０〜５．０ポン
ド、好ましくは１連の湿重量当り１．５〜３．５ポンド
の範囲内で使用できる。後述されるポリプロピレンと隣
接層との間の良好な接着は、上記範囲で提供される。一
般的に、好ましい接着剤は約２０〜９０％、好ましくは
４０〜８０％の固体含有率を有する。本発明で最高に作
用する接着剤の粘度は、１ガロン当りの６〜１１ポンド
のバルク濃度で２５℃において約５００〜１５，０００
センチポアズである。
【００１４】本発明の好ましい態様の第三層１６のアル
ミニウム箔層（すなわち、非常に薄い層）は、前記接着
層によって軟質ポリプロピレン層に接着されている。こ
の箔層１６は全構造体に光バリヤー、低水蒸気透過性お
よび低酸素透過性の本体となる。本発明の要件内で適す
るすべての箔が使用できる。本発明の要件内のアルミニ
ウム箔の供給者としては、Ａｌｕｍａｘ，Ａｌｃｏａ，
Ｃｏｎｓｏｌｉｄａｔｅｄ Ａｌｕｍｉｎｉｕｍ Ｃ
ｏ．およびＮａｔｉｏｎａｌ ＡｌｕｍｉｎｕｍＣｏ．
が挙げられている。アルミ箔層１６の厚さは、６〜２０
０ミクロン、好ましくは１０〜１００ミクロンの範囲内
にある。試験結果は、示した範囲内の厚の箔が所望の水
分特性と光特性を示し、好ましくない「ピンホール」が
少ないことを示す。さらに、アルミニウム箔の折曲げ
性、すなわち材料の折曲げ保持性は、本発明の包装材料
の向上した成形性を示す。また、アルミニウム箔はシー
ト上に金属膜層が堆積された軟質シートで置き代えるこ
ともできる。
ミニウム箔層（すなわち、非常に薄い層）は、前記接着
層によって軟質ポリプロピレン層に接着されている。こ
の箔層１６は全構造体に光バリヤー、低水蒸気透過性お
よび低酸素透過性の本体となる。本発明の要件内で適す
るすべての箔が使用できる。本発明の要件内のアルミニ
ウム箔の供給者としては、Ａｌｕｍａｘ，Ａｌｃｏａ，
Ｃｏｎｓｏｌｉｄａｔｅｄ Ａｌｕｍｉｎｉｕｍ Ｃ
ｏ．およびＮａｔｉｏｎａｌ ＡｌｕｍｉｎｕｍＣｏ．
が挙げられている。アルミ箔層１６の厚さは、６〜２０
０ミクロン、好ましくは１０〜１００ミクロンの範囲内
にある。試験結果は、示した範囲内の厚の箔が所望の水
分特性と光特性を示し、好ましくない「ピンホール」が
少ないことを示す。さらに、アルミニウム箔の折曲げ
性、すなわち材料の折曲げ保持性は、本発明の包装材料
の向上した成形性を示す。また、アルミニウム箔はシー
ト上に金属膜層が堆積された軟質シートで置き代えるこ
ともできる。
【００１５】ポリエステル、ポリアミド、ポリエチレン
およびポリプロピレンのような一軸または二軸延伸熱可
塑性樹脂フィルムが物理強度特性より好ましい。金属膜
層は、アルミニウム、錫、亜鉛、ニッケルのような純粋
金属または銅合金で形成できるが、アルミニウムとの合
金が最も好ましい合金である。この蒸着膜層は５５〜１
２００Åの範囲内にある。軟質層の蒸着は、真空蒸着、
イオンめっき、または電子ビーム加熱により行うことが
できるが、真空蒸着が好ましい。軟質層の両面または片
面を蒸着してバリヤー保護を行ってもよい。蒸着にとっ
て最も好ましい面は、外側の暴露面である。蒸着はさら
なる強度を層１６に付与するのでアルミニウム箔の使用
に比べピンホールの出現率の低下が測定された。
およびポリプロピレンのような一軸または二軸延伸熱可
塑性樹脂フィルムが物理強度特性より好ましい。金属膜
層は、アルミニウム、錫、亜鉛、ニッケルのような純粋
金属または銅合金で形成できるが、アルミニウムとの合
金が最も好ましい合金である。この蒸着膜層は５５〜１
２００Åの範囲内にある。軟質層の蒸着は、真空蒸着、
イオンめっき、または電子ビーム加熱により行うことが
できるが、真空蒸着が好ましい。軟質層の両面または片
面を蒸着してバリヤー保護を行ってもよい。蒸着にとっ
て最も好ましい面は、外側の暴露面である。蒸着はさら
なる強度を層１６に付与するのでアルミニウム箔の使用
に比べピンホールの出現率の低下が測定された。
【００１６】好ましい態様の第四層１８（図１）は、エ
チレンコポリマー樹脂を含む樹脂押出し物である。樹脂
押出し物は押出し塗布法により層１６に塗布されること
が好ましいが、当業者は他の適当な接着法（例えば、ラ
ミネーション）も本発明の範囲内で使用できることを認
識するであろう。本発明用に好ましいコポリマー樹脂の
種類は、線状低密度ポリエチレン（ＬＬＤＰＥ）、低密
度ポリエチレン（ＬＤＰＥ）、エチレン−メチルアクリ
レート（ＥＭＡ）、エチレン−エチルアクリレート（Ｅ
ＥＡ）、エチレン−ビニルアクリレート（ＥＶＡ）であ
り、最も好ましいものはエチレン−アクリル酸（ＥＡ
Ａ）である。好ましいＥＡＡは、ＤｏｗＣｈｅｍｉｃａ
ｌ Ｃｏ．（Ｍｉｄｌａｎｄ，Ｍｉｃｈｉｇａｎ）によ
り製造されたＰｒｉｍａｃｏｒ３４４０である。エチレ
ンコポリマー樹脂層の濃度は、約０．８７０〜０．９７
０ｇ／cc、好ましくは０．９２０〜０．９５０ｇ／ccの
範囲内にある。本発明の包装材料の向上したヒートシー
ルは、この範囲内の樹脂濃度で達成される。エチレンコ
ポリマーのメルトインデックスは、良好な性能にとって
約１．０〜１５．０dg／分にあることができる。さら
に、直接滴定法により測定される好ましい樹脂層のアク
リル酸含有率は、約７．０〜１２．０％の範囲にある。
好ましい態様での第四層１８の厚さは、約５ミクロン〜
約１４０ミクロン、好ましくは約１０〜２５ミクロンで
ある。第四層１８は適当な包装材料の加工に必要なヒー
トシール性を提供する。
チレンコポリマー樹脂を含む樹脂押出し物である。樹脂
押出し物は押出し塗布法により層１６に塗布されること
が好ましいが、当業者は他の適当な接着法（例えば、ラ
ミネーション）も本発明の範囲内で使用できることを認
識するであろう。本発明用に好ましいコポリマー樹脂の
種類は、線状低密度ポリエチレン（ＬＬＤＰＥ）、低密
度ポリエチレン（ＬＤＰＥ）、エチレン−メチルアクリ
レート（ＥＭＡ）、エチレン−エチルアクリレート（Ｅ
ＥＡ）、エチレン−ビニルアクリレート（ＥＶＡ）であ
り、最も好ましいものはエチレン−アクリル酸（ＥＡ
Ａ）である。好ましいＥＡＡは、ＤｏｗＣｈｅｍｉｃａ
ｌ Ｃｏ．（Ｍｉｄｌａｎｄ，Ｍｉｃｈｉｇａｎ）によ
り製造されたＰｒｉｍａｃｏｒ３４４０である。エチレ
ンコポリマー樹脂層の濃度は、約０．８７０〜０．９７
０ｇ／cc、好ましくは０．９２０〜０．９５０ｇ／ccの
範囲内にある。本発明の包装材料の向上したヒートシー
ルは、この範囲内の樹脂濃度で達成される。エチレンコ
ポリマーのメルトインデックスは、良好な性能にとって
約１．０〜１５．０dg／分にあることができる。さら
に、直接滴定法により測定される好ましい樹脂層のアク
リル酸含有率は、約７．０〜１２．０％の範囲にある。
好ましい態様での第四層１８の厚さは、約５ミクロン〜
約１４０ミクロン、好ましくは約１０〜２５ミクロンで
ある。第四層１８は適当な包装材料の加工に必要なヒー
トシール性を提供する。
【００１７】図３に示される他の態様では、接着を改良
するために下塗り剤層２０を１以上の層１２，１４，１
６，１８の間に加えられる。好ましくは、層２０はラミ
ネート構造１０の層１２と層１４との間で使用される。
層２０は、上記のような第一層に塗布される水性または
溶媒インキ系用の接着剤としても作用する。好ましい下
塗り材料は、Ｍｉｃａ Ｃｏｒｐｏｒａｔｉｏｎ（Ｓｔ
ｒａｔｆｏｒｄ，Ｃｔ．）により製造されたＭｉｃａ
Ａ１３１Ｘ（商標）ウォーターボーン押出しプライマー
である。本発明の意図される範囲内の下塗り剤層２０と
して使用できる他の材料としては、ポリエチレンイミ
ン、ポリイソシアネート、ポリウレタン、ポリオレフィ
ン、ポリエステルおよびポリエチレン成分が挙げられ
る。また、コロナ放電を使用して各種層１２，１４，１
６，１８間の接着レベルを高めることもできる。ラミネ
ート構造１０の各層１２，１４，１６，１８のいずれか
の間に下塗り剤層２０を塗布するのに好ましい方法は、
グラビア印刷法である。
するために下塗り剤層２０を１以上の層１２，１４，１
６，１８の間に加えられる。好ましくは、層２０はラミ
ネート構造１０の層１２と層１４との間で使用される。
層２０は、上記のような第一層に塗布される水性または
溶媒インキ系用の接着剤としても作用する。好ましい下
塗り材料は、Ｍｉｃａ Ｃｏｒｐｏｒａｔｉｏｎ（Ｓｔ
ｒａｔｆｏｒｄ，Ｃｔ．）により製造されたＭｉｃａ
Ａ１３１Ｘ（商標）ウォーターボーン押出しプライマー
である。本発明の意図される範囲内の下塗り剤層２０と
して使用できる他の材料としては、ポリエチレンイミ
ン、ポリイソシアネート、ポリウレタン、ポリオレフィ
ン、ポリエステルおよびポリエチレン成分が挙げられ
る。また、コロナ放電を使用して各種層１２，１４，１
６，１８間の接着レベルを高めることもできる。ラミネ
ート構造１０の各層１２，１４，１６，１８のいずれか
の間に下塗り剤層２０を塗布するのに好ましい方法は、
グラビア印刷法である。
【００１８】従って、詳細に上述した、各層１２，１
４，１６，１８に加えて下塗り剤層２０を有するラミネ
ート構造１０を示す本発明の上記他の態様は、防湿バリ
ヤー性、光不透質性および優れた直線的引裂特性を示す
本発明の包装材料からなる。加えて、本発明の包装材料
は、従来の写真フィルム包装材料と比べた場合、後述す
る他の予想外に優れた特性も示すことが本発明者らによ
り見い出された。本発明の好ましい態様の包装材料は、
約４５．７ミクロン〜約８８．９ミクロン、好ましくは
約５０．８ミクロン〜約６４．５ミクロンの範囲内にあ
る厚さを有する。本発明者らの試験によると、従来の包
装材料の厚さは、本発明の材料が約４７．９ミクロンで
あるのに比し、約９５．５ミクロンである。従って、本
発明の包装材料は、少量の材料を使用してその優れた結
果をもたらす。
４，１６，１８に加えて下塗り剤層２０を有するラミネ
ート構造１０を示す本発明の上記他の態様は、防湿バリ
ヤー性、光不透質性および優れた直線的引裂特性を示す
本発明の包装材料からなる。加えて、本発明の包装材料
は、従来の写真フィルム包装材料と比べた場合、後述す
る他の予想外に優れた特性も示すことが本発明者らによ
り見い出された。本発明の好ましい態様の包装材料は、
約４５．７ミクロン〜約８８．９ミクロン、好ましくは
約５０．８ミクロン〜約６４．５ミクロンの範囲内にあ
る厚さを有する。本発明者らの試験によると、従来の包
装材料の厚さは、本発明の材料が約４７．９ミクロンで
あるのに比し、約９５．５ミクロンである。従って、本
発明の包装材料は、少量の材料を使用してその優れた結
果をもたらす。
【００１９】本発明の包装材料を使用する包装品２２
は、包装すべき製品をとり囲む本発明の材料の縁を容易
にそして縦方向の気密封止により形成される（図４−
６）。本発明の包装材料で殆どすべての製品または複数
製品、例えば食品、および電池などを収容できるが、貯
蔵されそして輸送される実質的に円筒状の感光性フィル
ム製品がおそらく最も都合よい。従って、他の態様の本
発明の包装品では、複数製品が本発明の材料で被覆さ
れ、複数製品包装品２４を形成する（図７および８）。
従って、製造製品は、写真製品と上述のような被覆材料
（周囲製品）とからなる。ホットまたは冷却シールのよ
うなどのような包装品２２，２４のシール方法も使用で
きる。
は、包装すべき製品をとり囲む本発明の材料の縁を容易
にそして縦方向の気密封止により形成される（図４−
６）。本発明の包装材料で殆どすべての製品または複数
製品、例えば食品、および電池などを収容できるが、貯
蔵されそして輸送される実質的に円筒状の感光性フィル
ム製品がおそらく最も都合よい。従って、他の態様の本
発明の包装品では、複数製品が本発明の材料で被覆さ
れ、複数製品包装品２４を形成する（図７および８）。
従って、製造製品は、写真製品と上述のような被覆材料
（周囲製品）とからなる。ホットまたは冷却シールのよ
うなどのような包装品２２，２４のシール方法も使用で
きる。
【００２０】好ましい態様では、包装品２２，２４の縁
３０，３２に沿うシール２６，２８を有する。シール３
４は、包装品２２の周囲のまわりを半径方向に沿って部
分的に形成されるか、または包装品２４の長軸方向に沿
って部分的に形成され、そして縁部３０，３２における
交差シール２６，２８は包装品２２，２４の完全な気密
シールを提供する（図４および５）。当業者は、包装品
２２，２４が気密シールされる限り、本発明の要件内で
特に、どのようなシール配列も使用できることを認識す
るであろう。包装品２２，２４の引裂開始の好ましい手
段は、いずれかの縁２６，２８にのこ歯状部３６を形成
することである（図４〜８）。また、当業者は、包装品
２２，２４のいずれかの部分にノッチまたはスリットを
形成するような他の引裂開始手段を使用するかも知れな
い。
３０，３２に沿うシール２６，２８を有する。シール３
４は、包装品２２の周囲のまわりを半径方向に沿って部
分的に形成されるか、または包装品２４の長軸方向に沿
って部分的に形成され、そして縁部３０，３２における
交差シール２６，２８は包装品２２，２４の完全な気密
シールを提供する（図４および５）。当業者は、包装品
２２，２４が気密シールされる限り、本発明の要件内で
特に、どのようなシール配列も使用できることを認識す
るであろう。包装品２２，２４の引裂開始の好ましい手
段は、いずれかの縁２６，２８にのこ歯状部３６を形成
することである（図４〜８）。また、当業者は、包装品
２２，２４のいずれかの部分にノッチまたはスリットを
形成するような他の引裂開始手段を使用するかも知れな
い。
【００２１】エルメンドルフ比較引裂試験は、下記表に
示す本発明の包装材料（Ａ）と従来の紙ベース包装材料
（Ｂ）に対するＡＳＴＭ Ｄ １９２２に従い本発明者
らによって実施された。このエルメンドルフ試験は、一
度始まった引裂を継続するのに必要な力を測定する。結
果は、従来の紙ベース包装材料（Ｂ）の引裂を継続する
のに要する引裂力は機械方向（ＭＤ）で７３ｇを示し、
横方向（ＣＤ）で１０９ｇであることを示す。対照的
に、そして本発明者らにとっても驚きであるが、本発明
の同様な被検体材料（Ａ）については、横方向の引裂強
さが４７ｇと測定された。従って、本発明の材料（Ａ）
は、引裂の継続に最小の力を要する。
示す本発明の包装材料（Ａ）と従来の紙ベース包装材料
（Ｂ）に対するＡＳＴＭ Ｄ １９２２に従い本発明者
らによって実施された。このエルメンドルフ試験は、一
度始まった引裂を継続するのに必要な力を測定する。結
果は、従来の紙ベース包装材料（Ｂ）の引裂を継続する
のに要する引裂力は機械方向（ＭＤ）で７３ｇを示し、
横方向（ＣＤ）で１０９ｇであることを示す。対照的
に、そして本発明者らにとっても驚きであるが、本発明
の同様な被検体材料（Ａ）については、横方向の引裂強
さが４７ｇと測定された。従って、本発明の材料（Ａ）
は、引裂の継続に最小の力を要する。
【００２２】さらに、耐侵入性（すなわち、材料に侵入
する対象物に要する力）を、本発明の材料（Ａ）と従来
の写真フィルム材料（Ｂ）について比較した。使用した
耐侵入試験は、ＡＳＴＭテストＦ１３０６−９０であ
る。測定は、試験試料の露出された第一層１２（金面）
と第四層１８（銀面）の両方で行った。結果は、従来の
写真包装材料（Ｂ）と比較した場合、本発明の材料
（Ａ）の耐侵入性は従来の包装材料（Ｂ）のそれより３
倍より大きい（すなわち各試験試料の外側で測定した場
合に、本発明の材料（Ａ）について２８６０ｇであるの
に対し、従来の材料（Ｂ）について７３４ｇである）。
同様な結果は、試験試料の内側に沿って試験を行った場
合も得られた（すなわち、本発明の材料（Ａ）について
３０９１ｇであるのに対し、従来の材料（Ｂ）について
７２６ｇである）。従って、試験と評価を通して、一般
に５個までの個々のロールフィルムパックを含む複数フ
ィルム包装品において、輸送および扱い中に隣接するパ
ックが相互に歪むことによる個々のパックの破断は、本
発明の包装材料（Ａ）により避けることができる。従っ
て、本発明の材料（Ａ）は、従来の紙ベース包装材料
（Ｂ）より侵入強さにおいても優れている。
する対象物に要する力）を、本発明の材料（Ａ）と従来
の写真フィルム材料（Ｂ）について比較した。使用した
耐侵入試験は、ＡＳＴＭテストＦ１３０６−９０であ
る。測定は、試験試料の露出された第一層１２（金面）
と第四層１８（銀面）の両方で行った。結果は、従来の
写真包装材料（Ｂ）と比較した場合、本発明の材料
（Ａ）の耐侵入性は従来の包装材料（Ｂ）のそれより３
倍より大きい（すなわち各試験試料の外側で測定した場
合に、本発明の材料（Ａ）について２８６０ｇであるの
に対し、従来の材料（Ｂ）について７３４ｇである）。
同様な結果は、試験試料の内側に沿って試験を行った場
合も得られた（すなわち、本発明の材料（Ａ）について
３０９１ｇであるのに対し、従来の材料（Ｂ）について
７２６ｇである）。従って、試験と評価を通して、一般
に５個までの個々のロールフィルムパックを含む複数フ
ィルム包装品において、輸送および扱い中に隣接するパ
ックが相互に歪むことによる個々のパックの破断は、本
発明の包装材料（Ａ）により避けることができる。従っ
て、本発明の材料（Ａ）は、従来の紙ベース包装材料
（Ｂ）より侵入強さにおいても優れている。
【００２３】さらに、本発明の包装材料（Ａ）は、従来
の包装材料（Ｂ）に比べ優れた引張強さを示す。引張試
験は、本発明の材料（Ａ）と従来の包装材料（Ｂ）の試
験試料についてＡＳＴＭテストＤ８８２に従って行っ
た。驚くべきことに、結果は、本発明の包装材料（Ａ）
については５０８７lb／in2 の引張り強さであるのに対
し、従来の材料（Ｂ）は８９lb／in2 引張り強さを与え
ることを示した（どらちの測定も機械方向で行った）。
同様な結果は、横方向で靱性を測定した場合にも得られ
た（すなわち、本発明の包装材料（Ａ）について５３８
２lb／in2 であるのに対し、従来の試験試料（Ｂ）につ
いては７２lb／in2 である）。従って、本発明の包装材
料２２，２４，（Ａ）は、従来の紙ベース包装材料
（Ｂ）と比較した場合、より優れた靱性を示す。
の包装材料（Ｂ）に比べ優れた引張強さを示す。引張試
験は、本発明の材料（Ａ）と従来の包装材料（Ｂ）の試
験試料についてＡＳＴＭテストＤ８８２に従って行っ
た。驚くべきことに、結果は、本発明の包装材料（Ａ）
については５０８７lb／in2 の引張り強さであるのに対
し、従来の材料（Ｂ）は８９lb／in2 引張り強さを与え
ることを示した（どらちの測定も機械方向で行った）。
同様な結果は、横方向で靱性を測定した場合にも得られ
た（すなわち、本発明の包装材料（Ａ）について５３８
２lb／in2 であるのに対し、従来の試験試料（Ｂ）につ
いては７２lb／in2 である）。従って、本発明の包装材
料２２，２４，（Ａ）は、従来の紙ベース包装材料
（Ｂ）と比較した場合、より優れた靱性を示す。
【００２４】
【表１】
【００２５】すなわち、これらのデータは、上述したよ
うに、本発明の包装材料は、その材料に包装された製品
の利用、ならびに輸送および取扱い中の好ましくないピ
ンホールを避けそして破断を避ける上で重要な物理特性
のすべてに優れていることを示す。
うに、本発明の包装材料は、その材料に包装された製品
の利用、ならびに輸送および取扱い中の好ましくないピ
ンホールを避けそして破断を避ける上で重要な物理特性
のすべてに優れていることを示す。
【００２６】従って、本発明の包装材料の使用者は、の
こ歯状部３６で簡単に引裂を開始することにより包装品
２２，２４中に含まれる製品を容易に利用できる。次
に、引裂は、製品が現われそして使用者に利用可能とな
るまで延伸ポリプロピレン第一層によって包装品２２，
２４の所定の線３８に沿って連続するであろう（図５，
６および８）。
こ歯状部３６で簡単に引裂を開始することにより包装品
２２，２４中に含まれる製品を容易に利用できる。次
に、引裂は、製品が現われそして使用者に利用可能とな
るまで延伸ポリプロピレン第一層によって包装品２２，
２４の所定の線３８に沿って連続するであろう（図５，
６および８）。
【００２７】本発明は、それらの好ましい態様を参照し
ながら詳細に記載してきたが、本発明の精神および範囲
内で変更および修正を行うことができる。
ながら詳細に記載してきたが、本発明の精神および範囲
内で変更および修正を行うことができる。
【００２８】
【発明の効果】従って、本発明の包装材料の重要な利点
は、容易な引裂が可能であり、ピンホールに耐性であ
り、顧客に訴える外観を示し、固体廃棄物の流通に投じ
られる材料を低減し、そして光保護性を示すことにあ
る。
は、容易な引裂が可能であり、ピンホールに耐性であ
り、顧客に訴える外観を示し、固体廃棄物の流通に投じ
られる材料を低減し、そして光保護性を示すことにあ
る。
【図１】本発明の好ましい態様の断面図である。
【図２】図１の態様の部分断面図である。
【図３】本発明の別の態様の断面図である。
【図４】製品を完全に包含する本発明の包装品の透視図
である。
である。
【図５】引裂線を明らかにする本発明の包装品である。
【図６】製品が部分的に露出した本発明の包装品の拡大
破断図である。
破断図である。
【図７】本発明の別の態様の透視図である。
【図８】引裂線に沿って部分的に製品が露出した図７の
本発明の態様を示す。
本発明の態様を示す。
１０…ラミネート材料構造 １２…第一層 １４…第二層 １６…第三層 １８…第四層 ２０…下塗り剤層 ２２…包装品 ２４…複数製品包装品 ２６…シール ２８…シール ３０…縁 ３２…縁 ３４…シール ３６…のこ歯状部 ３８…所定の線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ゲイリー ディー．ピーターソン アメリカ合衆国，ペンシルバニア 19341, エクストン，コーブ ポイント ドライブ 1407
Claims (2)
- 【請求項１】 実質的に水分不透過性で、製品の貯蔵お
よび輸送中に光のバリヤーとなる引裂き容易の多層シー
ル可能な包装材料であって、 ａ）第一層が表面印刷情報を受理できる正面と裏面印刷
情報を受理できる背面を有する延伸押出または同時押出
された軟質フィルム材料からなり、 ｂ）第二層が前記第一層を第三層に接着するための接着
剤からなり、 ｃ）第三層が光バリヤーと水分不透過性材料からなり、
かつ前記第二層によって前記第一層の背面に接着された
ものであり、そして ｄ）第四層が樹脂押出し物材料からなり、かつ前記押出
し物が前記第三層に接着されたものである、ことを特徴
とする包装材料。 - 【請求項２】 実質的に水分不透過性で、製品の貯蔵お
よび輸送中に光のバリヤーとなる引裂き容易の多層シー
ル可能な包装材料であって、 ａ）第一層が裏面または表面印刷情報を受理できる正面
と背面とを有する押出しまたは同時押出しされた延伸ポ
リプロピレン軟質フィルム材料からなり、 ｂ）第二層がポリエーテルウレタン接着剤からなり、 ｃ）第三層が光および水分を遮断するアルミニウム箔ま
たは金属膜材料を伴う軟質熱可塑性膜樹脂材料からな
り、かつ前記ポリエーテルウレタン接着剤により前記ポ
リプロピレン材料の背景にラミネートされたものであ
り、そして ｄ）第四層が前記アルミニウム箔層に接着された樹脂押
出し物材料からなる、ことを特徴とする包装材料。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| US88238792A | 1992-05-13 | 1992-05-13 | |
| US882387 | 1992-05-13 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0647858A true JPH0647858A (ja) | 1994-02-22 |
Family
ID=25380457
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5107910A Pending JPH0647858A (ja) | 1992-05-13 | 1993-05-10 | 引裂き容易な多層包装フィルム材料 |
Country Status (3)
| Country | Link |
|---|---|
| EP (1) | EP0573782A2 (ja) |
| JP (1) | JPH0647858A (ja) |
| CA (1) | CA2093170A1 (ja) |
Cited By (1)
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