JPH066351Y2 - 色素を含む写真感光材料用包装材料 - Google Patents
色素を含む写真感光材料用包装材料Info
- Publication number
- JPH066351Y2 JPH066351Y2 JP1988043833U JP4383388U JPH066351Y2 JP H066351 Y2 JPH066351 Y2 JP H066351Y2 JP 1988043833 U JP1988043833 U JP 1988043833U JP 4383388 U JP4383388 U JP 4383388U JP H066351 Y2 JPH066351 Y2 JP H066351Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- aluminum vacuum
- layer
- flexible sheet
- heat
- light
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Laminated Bodies (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、少なくとも2つのアルミニウム真空蒸着フレ
キシブルシートを有する色素を含む写真感光材料用包装
材料に関する。さらに詳しくは写真感光材料、感光性樹
脂、感光性感熱材料等の感光材料や紫外線等を含む各種
光線により劣化が促進する食品、染料等の感光性物質の
防湿遮光袋としても最適な色素を含む写真感光材料用包
装材料に関する。
キシブルシートを有する色素を含む写真感光材料用包装
材料に関する。さらに詳しくは写真感光材料、感光性樹
脂、感光性感熱材料等の感光材料や紫外線等を含む各種
光線により劣化が促進する食品、染料等の感光性物質の
防湿遮光袋としても最適な色素を含む写真感光材料用包
装材料に関する。
写真感光材料用包装材料は、その用途に従って種々のタ
イプのものがあり、広く使用されている。
イプのものがあり、広く使用されている。
写真感光材料用包装材料が一般に要求される特性は、完
全遮光性、ガスバリヤ性、防湿性、帯電防止性、物理強
度等の外、包装適性を計るためにカーリングの少ないこ
とが要求される。
全遮光性、ガスバリヤ性、防湿性、帯電防止性、物理強
度等の外、包装適性を計るためにカーリングの少ないこ
とが要求される。
従来、写真感光材料用包装材料としては、カーボンブラ
ックを練り込んだ高圧法低密度ポリエチレン(以後LD
PEと表示)樹脂フィルムや、LDPE樹脂フィルムと
紙とアルミニウム箔とをLDPE樹脂エクストルージョ
ンラミネート接着剤層を用いて積層した積層フィルムが
用いられてきた。
ックを練り込んだ高圧法低密度ポリエチレン(以後LD
PEと表示)樹脂フィルムや、LDPE樹脂フィルムと
紙とアルミニウム箔とをLDPE樹脂エクストルージョ
ンラミネート接着剤層を用いて積層した積層フィルムが
用いられてきた。
また、アルミニウム箔の代りに、アルミニウム真空蒸着
フレキシブルシート層を用いたものが提案されている。
フレキシブルシート層を用いたものが提案されている。
本考案者も写真感光材料用包装材料を改良すべく鋭意研
究を行う、金属蒸着フィルム層の両側に厚さの差が小さ
い直鎖状低密度ポリエチレン(以後L−LDPEと表
示)樹脂フィルム層を接着強度差のある接着剤層で積層
し、物理強度が大きく、かつカールの小さな積層フィル
ムを提案した(特開昭61−54934号公報)。
究を行う、金属蒸着フィルム層の両側に厚さの差が小さ
い直鎖状低密度ポリエチレン(以後L−LDPEと表
示)樹脂フィルム層を接着強度差のある接着剤層で積層
し、物理強度が大きく、かつカールの小さな積層フィル
ムを提案した(特開昭61−54934号公報)。
また特開昭57−6754号公報において、2層の一軸延伸フ
ィルムを組合せることにより物理強度を向上させた積層
フィルムを提案した。さらに発泡シートの両面に一軸分
子配向熱可塑性樹脂フィルムを積層した、物理強度が大
きくカーリングの小さい積層フィルムを開示した(特開
昭59−201848号公報)。
ィルムを組合せることにより物理強度を向上させた積層
フィルムを提案した。さらに発泡シートの両面に一軸分
子配向熱可塑性樹脂フィルムを積層した、物理強度が大
きくカーリングの小さい積層フィルムを開示した(特開
昭59−201848号公報)。
またさらに、L−LDPE樹脂にカーボンブラックを添
加した樹脂組成物からなる物理強度が大きく、ヒートシ
ール適性の優れたL−LDPE樹脂フィルムよりなる包
装材料を提案した(特開昭60−151045号公報,特開昭60
−189438号公報,特開昭61−189936号公報,特開昭62−
18547号公報)。
加した樹脂組成物からなる物理強度が大きく、ヒートシ
ール適性の優れたL−LDPE樹脂フィルムよりなる包
装材料を提案した(特開昭60−151045号公報,特開昭60
−189438号公報,特開昭61−189936号公報,特開昭62−
18547号公報)。
しかしながら、従来のLDPE樹脂フィルム層や特開昭
61−189936号公報で提案したL−LDPE樹脂フィルム
層だけの包装材料は、厚さを厚くしても防湿性、ガスバ
リヤ性が不十分なうえ帯電防止性も不十分で、高感光度
の写真感光材料や酸素や水分により劣化する色素を含む
写真感光材料用としては品質の確保が困難であった。こ
の対策として行われたLDPE樹脂フィルムやL−LD
PE樹脂フィルムとアルミニウム箔と紙とをLDPE樹
脂エクストルージョンラミネート接着剤層を用いて積層
した積層フィルムは、カーリングが大きく高価となる欠
点があった。
61−189936号公報で提案したL−LDPE樹脂フィルム
層だけの包装材料は、厚さを厚くしても防湿性、ガスバ
リヤ性が不十分なうえ帯電防止性も不十分で、高感光度
の写真感光材料や酸素や水分により劣化する色素を含む
写真感光材料用としては品質の確保が困難であった。こ
の対策として行われたLDPE樹脂フィルムやL−LD
PE樹脂フィルムとアルミニウム箔と紙とをLDPE樹
脂エクストルージョンラミネート接着剤層を用いて積層
した積層フィルムは、カーリングが大きく高価となる欠
点があった。
アルミニウム箔の代りにアルミニウム真空蒸着フレキシ
ブルシート層を用いたものは、カーリングが非常に大き
くなり包装適性が不良であった。また、この改善策とし
て提案した特開昭61−54934号公報記載の積層フィルム
は、高価であり、高感度フィルムや増感色素等を含む写
真感光材料用としては防湿性やガスバリヤ性がまだ不十
分であった。特開昭57−6754号公報および特開昭59−20
1848号公報で開示したクロスラミネートフィルムは、物
理強度は非常に優れているが防湿性、ガスバリヤ性、帯
電防止性等が高感度写真フィルム用包装材料としては不
十分であり、かつ高価でカーリングやヒートシール性に
も問題があった。
ブルシート層を用いたものは、カーリングが非常に大き
くなり包装適性が不良であった。また、この改善策とし
て提案した特開昭61−54934号公報記載の積層フィルム
は、高価であり、高感度フィルムや増感色素等を含む写
真感光材料用としては防湿性やガスバリヤ性がまだ不十
分であった。特開昭57−6754号公報および特開昭59−20
1848号公報で開示したクロスラミネートフィルムは、物
理強度は非常に優れているが防湿性、ガスバリヤ性、帯
電防止性等が高感度写真フィルム用包装材料としては不
十分であり、かつ高価でカーリングやヒートシール性に
も問題があった。
本考案は以上の問題点を解決し、安価で外観、遮光性、
防湿性、ガスバリヤ性、防熱性、開封性、帯電防止性に
優れ、カーリングが少なく、包装適性の優れた色素を含
む写真感光材料用包装材料を提供することを目的とす
る。
防湿性、ガスバリヤ性、防熱性、開封性、帯電防止性に
優れ、カーリングが少なく、包装適性の優れた色素を含
む写真感光材料用包装材料を提供することを目的とす
る。
本考案は上記目的を達成するためになされたもので、カ
ーボンブラックを含有するヒートシール性フレキシブル
シートに厚さ150〜1200Åのアルミニウム真空蒸着層を
設けたヒートシール性アルミニウム真空蒸着フレキシブ
ルシートと、耐熱性フレキシブルシートに厚さ150〜120
0Åのアルミニウム真空蒸着層を設けた耐熱性アルミニ
ウム真空蒸着フレキシブルシートとを有し、かつ、該ア
ルミニウム真空蒸着層の合計厚さが500Å以上であり、
該アルミニウム真空蒸着層同志を接着剤層を介して積層
した透湿度が0.5g/m2・24時間以下であることを特
徴として構成されている。
ーボンブラックを含有するヒートシール性フレキシブル
シートに厚さ150〜1200Åのアルミニウム真空蒸着層を
設けたヒートシール性アルミニウム真空蒸着フレキシブ
ルシートと、耐熱性フレキシブルシートに厚さ150〜120
0Åのアルミニウム真空蒸着層を設けた耐熱性アルミニ
ウム真空蒸着フレキシブルシートとを有し、かつ、該ア
ルミニウム真空蒸着層の合計厚さが500Å以上であり、
該アルミニウム真空蒸着層同志を接着剤層を介して積層
した透湿度が0.5g/m2・24時間以下であることを特
徴として構成されている。
また、好ましくは遮光性物質を含む層を1以上有するこ
とを特徴として構成されている。
とを特徴として構成されている。
耐熱性フレキシブルシートとしては好ましく使用可能な
代表例をあげると、密度が0.941g/cm3以上のHDPE
樹脂、各種ポリプロピレン樹脂、ポリスチレン樹脂、ポ
リアミド樹脂(ナイロン樹脂)、ポリエステル樹脂等の
樹脂を含む無延伸フィルム、一軸分子配向フィルム(含
む一軸延伸フィルム)、二軸分子配向(含む二軸延伸フ
ィルム)フィルム等の樹脂フィルムとグラシン紙、晒ク
ラフト紙、中性紙、遮光紙、ライスペーパー等の各種
紙、不織布、編織物、セロハン、トリアセテートフィル
ム等である。
代表例をあげると、密度が0.941g/cm3以上のHDPE
樹脂、各種ポリプロピレン樹脂、ポリスチレン樹脂、ポ
リアミド樹脂(ナイロン樹脂)、ポリエステル樹脂等の
樹脂を含む無延伸フィルム、一軸分子配向フィルム(含
む一軸延伸フィルム)、二軸分子配向(含む二軸延伸フ
ィルム)フィルム等の樹脂フィルムとグラシン紙、晒ク
ラフト紙、中性紙、遮光紙、ライスペーパー等の各種
紙、不織布、編織物、セロハン、トリアセテートフィル
ム等である。
ヒートシール性フレキシブルシートとして好ましく使用
可能な代表例は各種ポリオレフィン樹脂フィルムで、特
にエチレン共重合体樹脂フィルムが好ましい。このフレ
キシブルシートには、カーボンブラックが含有されてい
る。
可能な代表例は各種ポリオレフィン樹脂フィルムで、特
にエチレン共重合体樹脂フィルムが好ましい。このフレ
キシブルシートには、カーボンブラックが含有されてい
る。
また、フレキシブルシートには、カーボンブラックの他
(耐熱性フレキシブルシートの場合はカーボンブラック
も含む場合がある)、必要により遮光性物質である金属
粉末、金属短繊維、グラファイト、炭素繊維のほか帯電
防止剤や各種の導電性物質を含むことができる。
(耐熱性フレキシブルシートの場合はカーボンブラック
も含む場合がある)、必要により遮光性物質である金属
粉末、金属短繊維、グラファイト、炭素繊維のほか帯電
防止剤や各種の導電性物質を含むことができる。
フレキシブルシートにこれらの物質が含有されると、本
考案のアルミニウム真空蒸着フレキシブルシート積層フ
ィルムの帯電防止効果は相乗的に向上する。
考案のアルミニウム真空蒸着フレキシブルシート積層フ
ィルムの帯電防止効果は相乗的に向上する。
またフレキシブルシートに遮光性物質が含有されると、
本考案の包装材料が遮光性確保の点から好ましく、必要
とする完全遮光性能を、アルミニウム真空蒸着層による
遮光効果を助けて得ることができる(本考案で完全遮光
性とは、全波長の光を完全に遮光できることを意味す
る)。
本考案の包装材料が遮光性確保の点から好ましく、必要
とする完全遮光性能を、アルミニウム真空蒸着層による
遮光効果を助けて得ることができる(本考案で完全遮光
性とは、全波長の光を完全に遮光できることを意味す
る)。
フレキシブルシートへのアルミニウムの蒸着は真空蒸着
法の常法に基づいて行う。
法の常法に基づいて行う。
アルミニウム真空蒸着層の厚さは防湿性、ガスバリヤ
性、遮光性、帯電防止性確保の点から50Å以上が必要で
あり、好ましくは150Å〜1200Å、特に好ましくは200Å
〜600Åである。アルミニウム真空蒸着フレキシブルシ
ート全体のアルミニウム真空蒸着層の厚さが400Åで
も、箱に入れられる防湿・遮光袋として用いた場合には
低感度のジアゾニウム感光材料や印刷、製版用感光材料
用としては十分使用可能である。しかし他の遮光層を用
いずアルミニウム真空蒸着層だけで完全遮光性を確保す
るには上記積層フィルム全体のアルミニウム真空蒸着層
の厚さは500Å以上、好ましくは600Å以上にする必要が
ある。
性、遮光性、帯電防止性確保の点から50Å以上が必要で
あり、好ましくは150Å〜1200Å、特に好ましくは200Å
〜600Åである。アルミニウム真空蒸着フレキシブルシ
ート全体のアルミニウム真空蒸着層の厚さが400Åで
も、箱に入れられる防湿・遮光袋として用いた場合には
低感度のジアゾニウム感光材料や印刷、製版用感光材料
用としては十分使用可能である。しかし他の遮光層を用
いずアルミニウム真空蒸着層だけで完全遮光性を確保す
るには上記積層フィルム全体のアルミニウム真空蒸着層
の厚さは500Å以上、好ましくは600Å以上にする必要が
ある。
例えば2層のアルミニウム真空蒸着層の厚さが等しい場
合、各アルミニウム真空蒸着フレキシブルシートのアル
ミニウム真空蒸着層の厚さは250Å以上、好ましくは300
Å以上とする。
合、各アルミニウム真空蒸着フレキシブルシートのアル
ミニウム真空蒸着層の厚さは250Å以上、好ましくは300
Å以上とする。
フレキシブルシートは、アルミニウム真空蒸着を行う前
に表面活性化を計るために表面活性化処理を行なうこと
が好ましい。
に表面活性化を計るために表面活性化処理を行なうこと
が好ましい。
表面活性化処理方法としては、アンカーコート処理、プ
レヒート処理、低温プラズマ処理、オゾン処理、酸等に
よるエッチング処理、ガスバーナー等による火焔(フレ
ーム)処理、サンドブラスト処理、コロナ放電処理、紫
外線照射処理、赤外線加熱処理、グロー放電処理、電子
線照射処理等があるが、処理の経費や簡便さ、安全性の
点から米国特許2715075号、米国特許2846727号、米国特
許3549406号、米国特許3590107号等に記載されらコロナ
放電処理が一般に用いられる。
レヒート処理、低温プラズマ処理、オゾン処理、酸等に
よるエッチング処理、ガスバーナー等による火焔(フレ
ーム)処理、サンドブラスト処理、コロナ放電処理、紫
外線照射処理、赤外線加熱処理、グロー放電処理、電子
線照射処理等があるが、処理の経費や簡便さ、安全性の
点から米国特許2715075号、米国特許2846727号、米国特
許3549406号、米国特許3590107号等に記載されらコロナ
放電処理が一般に用いられる。
アルミニウム真空蒸着層保護のために樹脂等の薄層被膜
をもうけることが好ましい。
をもうけることが好ましい。
保護層として用いられるものは、アンカーコート処理の
アンカーコート層としても用いられるアクリル樹脂、酢
酸繊維素等のセルローズ系樹脂、ウレタン樹脂、エポキ
シ樹脂、ポリエステル樹脂、アイオノマー樹脂、EVA
樹脂、カルボキシル変性ポリエチレン樹脂、L−LDP
E樹脂、EEA樹脂、EMA樹脂、各種ポリエチレン樹
脂、各種ポリプロピレン樹脂、EAA樹脂等の樹脂であ
る。また、ワックス、ゼラチン、ポリビニルアルコール
等も使用することができる。
アンカーコート層としても用いられるアクリル樹脂、酢
酸繊維素等のセルローズ系樹脂、ウレタン樹脂、エポキ
シ樹脂、ポリエステル樹脂、アイオノマー樹脂、EVA
樹脂、カルボキシル変性ポリエチレン樹脂、L−LDP
E樹脂、EEA樹脂、EMA樹脂、各種ポリエチレン樹
脂、各種ポリプロピレン樹脂、EAA樹脂等の樹脂であ
る。また、ワックス、ゼラチン、ポリビニルアルコール
等も使用することができる。
被膜層は導電性保持の点から薄層にするのが好ましく、
エクストルージョンラミネート法で設ける場合でも50μ
m以下にしないと帯電防止効果が低下する。溶液塗布の
場合、例えばディップコート法、スプレーコート法、エ
アーナイフコート法、カーテンコート法、ローラーコー
ト法、ドクターコート法、ワイヤーバーコート法、スラ
イドコート法、グラビヤコート法、カーテンコート法等
により被覆する場合には乾燥後の層厚で20μm以下、好
ましくは10μm以下の厚さで被覆すればアルミニウム真
空蒸着層の保護と帯電防止効果も大きい。
エクストルージョンラミネート法で設ける場合でも50μ
m以下にしないと帯電防止効果が低下する。溶液塗布の
場合、例えばディップコート法、スプレーコート法、エ
アーナイフコート法、カーテンコート法、ローラーコー
ト法、ドクターコート法、ワイヤーバーコート法、スラ
イドコート法、グラビヤコート法、カーテンコート法等
により被覆する場合には乾燥後の層厚で20μm以下、好
ましくは10μm以下の厚さで被覆すればアルミニウム真
空蒸着層の保護と帯電防止効果も大きい。
なおこの際、積層フィルム中の各層に帯電防止剤や導電
性物質が存在すれば、帯電防止効果がさらに万全とな
る。
性物質が存在すれば、帯電防止効果がさらに万全とな
る。
このようなアルミニウム真空蒸着フレキシブルシート
は、アルミニウム真空蒸着層同志がドライラミネーショ
ン、ホットメルトラミネーション、エクストルージョン
ラミネーション等の方法で接着剤層を介して積層させら
れる。
は、アルミニウム真空蒸着層同志がドライラミネーショ
ン、ホットメルトラミネーション、エクストルージョン
ラミネーション等の方法で接着剤層を介して積層させら
れる。
ここで用いる接着剤は、例えばウレタン系接着剤、エポ
キシ系接着剤等の接着剤やアイオノマー樹脂、LDPE
樹脂、L−LDPE樹脂、EEA樹脂、EAA樹脂、無
水マレイン酸でグラフト変性したポリオレフィン樹脂、
エチレンメタアクリル酸共重合体樹脂等の溶融樹脂接着
剤等が効果的である。必要により接着剤層に遮光性物質
を含有させることができる。遮光性物質はフレキシブル
シート層に使用するものと同様である。接着剤層に遮光
性物質が存在することによりアルミニウム真空蒸着フレ
キシブルシート層積層フィルムの遮光性と帯電防止効果
はさらに向上する。
キシ系接着剤等の接着剤やアイオノマー樹脂、LDPE
樹脂、L−LDPE樹脂、EEA樹脂、EAA樹脂、無
水マレイン酸でグラフト変性したポリオレフィン樹脂、
エチレンメタアクリル酸共重合体樹脂等の溶融樹脂接着
剤等が効果的である。必要により接着剤層に遮光性物質
を含有させることができる。遮光性物質はフレキシブル
シート層に使用するものと同様である。接着剤層に遮光
性物質が存在することによりアルミニウム真空蒸着フレ
キシブルシート層積層フィルムの遮光性と帯電防止効果
はさらに向上する。
その他の前記保護層や接着剤層の形成方法としては、米
国特許2761791号、米国特許2941898号、米国特許350894
7号や原崎勇次著「コーティング工学」253ページ(1973
年朝倉書店発行)等に記載された方法があり、塗布量、
塗布速度、塗布精度に応じて適切な方法を選ぶことがで
きる。
国特許2761791号、米国特許2941898号、米国特許350894
7号や原崎勇次著「コーティング工学」253ページ(1973
年朝倉書店発行)等に記載された方法があり、塗布量、
塗布速度、塗布精度に応じて適切な方法を選ぶことがで
きる。
アルミニウム真空蒸着フレキシブルシートの積層フィル
ムに、さらにエクストルージョンラミネート接着剤層、
耐熱性フレキシブルシート、ヒートシール性フレキシブ
ルシート等の各種フレキシブルシート、例えば、各種の
紙、各種のプラスチックフィルム、各種の不織布、各種
の金属箔、各種の発泡シート等を、酢酸ビニルエマルジ
ョン、アクリル酸−酢酸ビニルエマルジョン、エチレン
酢酸ビニルエマルジョン、アクリルエマルジョン、ポリ
ビニルアルコール、澱粉糊、にかわ糊、カゼイン糊や溶
剤型ポリウレタン系接着剤、水性ウレタン系接着剤、エ
ポキシ系接着剤、ホットメルト系接着剤(ナイロンやE
VAやEEAやエチレン変性体等)、ゴム系接着剤(ク
ロロプレン系、ニトリルゴム系、SBR系、天然ゴム系
等)、エクストルージョンラミネート系接着剤(LDP
E,L−LDPE,EVA,EEA,EAA,アイオノ
マー,PP,プロピレン変性,エチレン変性,エチレン
架橋等)等の各種接着剤を用い、またはヒートシール、
超音波シール、高周波シール、フレーム処理等により積
層して更に性質の優れた積層フィルムとして用いること
ができる。
ムに、さらにエクストルージョンラミネート接着剤層、
耐熱性フレキシブルシート、ヒートシール性フレキシブ
ルシート等の各種フレキシブルシート、例えば、各種の
紙、各種のプラスチックフィルム、各種の不織布、各種
の金属箔、各種の発泡シート等を、酢酸ビニルエマルジ
ョン、アクリル酸−酢酸ビニルエマルジョン、エチレン
酢酸ビニルエマルジョン、アクリルエマルジョン、ポリ
ビニルアルコール、澱粉糊、にかわ糊、カゼイン糊や溶
剤型ポリウレタン系接着剤、水性ウレタン系接着剤、エ
ポキシ系接着剤、ホットメルト系接着剤(ナイロンやE
VAやEEAやエチレン変性体等)、ゴム系接着剤(ク
ロロプレン系、ニトリルゴム系、SBR系、天然ゴム系
等)、エクストルージョンラミネート系接着剤(LDP
E,L−LDPE,EVA,EEA,EAA,アイオノ
マー,PP,プロピレン変性,エチレン変性,エチレン
架橋等)等の各種接着剤を用い、またはヒートシール、
超音波シール、高周波シール、フレーム処理等により積
層して更に性質の優れた積層フィルムとして用いること
ができる。
本考案のアルミニウム真空蒸着フレキシブルシート積層
フィルムにおいては、フィルム特性を向上するため各種
の添加剤を添加することができる。
フィルムにおいては、フィルム特性を向上するため各種
の添加剤を添加することができる。
添加剤の代表例を以下に記載するが、本考案はこれに限
定されるものではなく、公知のものを任意に使用するこ
とができる。
定されるものではなく、公知のものを任意に使用するこ
とができる。
1.難燃剤 2.光安定剤(紫外線吸収剤、ヒンダードアミ ン系光安定剤=HALS等) 3.カップリング剤(シランカップリング剤, チタネートカップリング剤等) 4.架橋剤 5.導電性付与剤(カーボンブラック,金属粉 末,金属繊維と金属フレーク等) 6.防カビ剤 7.核剤 8.酸化防止剤(フェノール系,リン系,イオ ウ系等) 9.滑剤 10.放射線遮断付与剤 11.無機系紫外線吸収剤(酸化チタン等)等 12.脱臭剤 13.脱酸素剤 14.放香剤 15.吸水物質等 本考案の色素を含む写真感光材料用包装材料は、写真感
光材料、食料品、医薬品、化学物質等あらゆる感光物質
の包装に用いることができる。特に、わずかなガスや光
や湿度により品質が破壊されるハロゲン化銀写真感光材
料、熱現像感光材料、ジアゾ写真感光材料、直接ポジカ
ラー感光材料、感光性樹脂、自己現像型写真感光材料、
拡散転写型写真感光材料、ポジ型カラープルーフフィル
ム等の色素を含む写真感光材料に最適である。
光材料、食料品、医薬品、化学物質等あらゆる感光物質
の包装に用いることができる。特に、わずかなガスや光
や湿度により品質が破壊されるハロゲン化銀写真感光材
料、熱現像感光材料、ジアゾ写真感光材料、直接ポジカ
ラー感光材料、感光性樹脂、自己現像型写真感光材料、
拡散転写型写真感光材料、ポジ型カラープルーフフィル
ム等の色素を含む写真感光材料に最適である。
本考案の色素を含む写真感光材料用包装材料を例えば上
記の色素を含む写真感光材料に適用する場合、一重平
袋、二重平袋、自立袋、一重ガセット袋、二重ガセット
袋、防湿箱の内貼り、明室装填遮光箱の内貼り、遮光紙
(バッキングペーパー)、リーダー紙等公知のあらゆる
形態に使用可能である。
記の色素を含む写真感光材料に適用する場合、一重平
袋、二重平袋、自立袋、一重ガセット袋、二重ガセット
袋、防湿箱の内貼り、明室装填遮光箱の内貼り、遮光紙
(バッキングペーパー)、リーダー紙等公知のあらゆる
形態に使用可能である。
製袋の方法は、ヒートシール、溶断シール、インパルス
シール、超音波シール、高周波シールなど、従来公知の
プラスチックフィルムのシール法による。なお、また適
宜の接着剤、粘着剤などを使用して製袋することも可能
である。
シール、超音波シール、高周波シールなど、従来公知の
プラスチックフィルムのシール法による。なお、また適
宜の接着剤、粘着剤などを使用して製袋することも可能
である。
本考案においては、二つのアルミニウム真空蒸着フレキ
シブルシートを、フレキシブルシートを外面に、アルミ
ニウム真空蒸着層を内側にしてアルミニウム真空蒸着層
同志を接着剤を介して積層しているため、アルミニウム
真空蒸着層の破損や欠損を生ずることがなく、完全遮光
性、優れた防湿性、ガスバリヤ性及びヒートシール性を
確保できる。また、ヒートシール性フレキシブルシート
がヒートシール性を確保するとともに、耐熱性フレキシ
ブルシートがヒートシール時に十分な熱を掛けられるよ
うにする。さらに、アルミニウム真空蒸着層により遮光
性、防湿性、ガスバリヤ性を改善し、帯電し易いヒート
シール性フレキシブルシートや、耐熱性フレキシブルシ
ートを導電体として帯電防止する。
シブルシートを、フレキシブルシートを外面に、アルミ
ニウム真空蒸着層を内側にしてアルミニウム真空蒸着層
同志を接着剤を介して積層しているため、アルミニウム
真空蒸着層の破損や欠損を生ずることがなく、完全遮光
性、優れた防湿性、ガスバリヤ性及びヒートシール性を
確保できる。また、ヒートシール性フレキシブルシート
がヒートシール性を確保するとともに、耐熱性フレキシ
ブルシートがヒートシール時に十分な熱を掛けられるよ
うにする。さらに、アルミニウム真空蒸着層により遮光
性、防湿性、ガスバリヤ性を改善し、帯電し易いヒート
シール性フレキシブルシートや、耐熱性フレキシブルシ
ートを導電体として帯電防止する。
遮光性物質や帯電防止剤や導電性物質を添加した場合
は、帯電防止効果をさらに相乗的に向上させる。
は、帯電防止効果をさらに相乗的に向上させる。
本考案の色素を含む写真感光材料用包装材料の実施例を
第1図から第8図に基づいて説明する。
第1図から第8図に基づいて説明する。
第1図から第8図は、色素を含む写真感光材料用包装材
料の層構成を示す部分断面図である。
料の層構成を示す部分断面図である。
第1図の色素を含む写真感光材料用包装材料は、アルミ
ニウム真空蒸着層2とヒートシール性フレキシブルシー
ト1とからなるアルミニウム真空蒸着ヒートシール性フ
レキシブルシートIと、アルミニウム真空蒸着層2と耐
熱性フレキシブルシート4とからなるアルミニウム真空
蒸着耐熱性フレキシブルシートIIとを、互にアルミニウ
ム真空蒸着層2,2を内側にして接着剤層3を介して積
層した5層からなる積層フィルムで構成されている。
ニウム真空蒸着層2とヒートシール性フレキシブルシー
ト1とからなるアルミニウム真空蒸着ヒートシール性フ
レキシブルシートIと、アルミニウム真空蒸着層2と耐
熱性フレキシブルシート4とからなるアルミニウム真空
蒸着耐熱性フレキシブルシートIIとを、互にアルミニウ
ム真空蒸着層2,2を内側にして接着剤層3を介して積
層した5層からなる積層フィルムで構成されている。
第2図の色素を含む写真感光材料用包装材料は、アルミ
ニウム真空蒸着ヒートシール性フレキシブルシートI、
Iを、互いにアルミニウム真空蒸着層2、2を内側にし
て接着剤層3を介し積層した5層からなる積層フィルム
で構成されている。
ニウム真空蒸着ヒートシール性フレキシブルシートI、
Iを、互いにアルミニウム真空蒸着層2、2を内側にし
て接着剤層3を介し積層した5層からなる積層フィルム
で構成されている。
第3図の色素を含む写真感光材料用包装材料は、遮光性
物質を含有するヒートシール性フレキシブルシート1a
を用いたアルミニウム真空蒸着ヒートシール性フレキシ
ブルシートIaと、遮光性物質を含有する耐熱性フレキ
シブルシート4aを用いたアルミニウム真空蒸着耐熱性
フレキシブルシートIIaとを、互いにアルミニウム真空
蒸着層2,2を内側にして接着剤層3を介して積層した
5層からなる積層フィルムで構成されている。
物質を含有するヒートシール性フレキシブルシート1a
を用いたアルミニウム真空蒸着ヒートシール性フレキシ
ブルシートIaと、遮光性物質を含有する耐熱性フレキ
シブルシート4aを用いたアルミニウム真空蒸着耐熱性
フレキシブルシートIIaとを、互いにアルミニウム真空
蒸着層2,2を内側にして接着剤層3を介して積層した
5層からなる積層フィルムで構成されている。
第4図の色素を含む写真感光材料用包装材料は、アルミ
ニウム真空蒸着層2と遮光性物質を含有する斜め一軸分
子配向フレキシブルシート5aとからなるアルミニウム
真空蒸着斜め一軸分子配向フレキシブルシートIIIa
と、遮光物質を含有しないアルミニウム真空蒸着斜め一
軸分子配向フレキシブルシートIIIとを、互いにアルミ
ニウム真空蒸着層2、2を内側にして接着剤層3を介し
て積層した5層からなる積層フィルムで構成されてい
る。
ニウム真空蒸着層2と遮光性物質を含有する斜め一軸分
子配向フレキシブルシート5aとからなるアルミニウム
真空蒸着斜め一軸分子配向フレキシブルシートIIIa
と、遮光物質を含有しないアルミニウム真空蒸着斜め一
軸分子配向フレキシブルシートIIIとを、互いにアルミ
ニウム真空蒸着層2、2を内側にして接着剤層3を介し
て積層した5層からなる積層フィルムで構成されてい
る。
第5図の色素を含む写真感光材料用包装材料は、遮光性
物質を含有するアルミニウム真空蒸着斜め一軸分子配向
フレキシブルシートIIIa、IIIaを、互いにアルミニウ
ム真空蒸着層2、2を内側にして接着剤層3を介して積
層した5層からなる積層フィルムで構成されている。
物質を含有するアルミニウム真空蒸着斜め一軸分子配向
フレキシブルシートIIIa、IIIaを、互いにアルミニウ
ム真空蒸着層2、2を内側にして接着剤層3を介して積
層した5層からなる積層フィルムで構成されている。
第6図の色素を含む写真感光材料用包装材料は、アルミ
ニウム真空蒸着ヒートシール性フレキシブルシートI
と、アルミニウム真空蒸着耐熱性フレキシブルシートII
を、互いにアルミニウム真空蒸着層2、2を内側にして
遮光性物質を含有する接着剤層3を介して積層した5層
からなる積層フィルムで構成されている。
ニウム真空蒸着ヒートシール性フレキシブルシートI
と、アルミニウム真空蒸着耐熱性フレキシブルシートII
を、互いにアルミニウム真空蒸着層2、2を内側にして
遮光性物質を含有する接着剤層3を介して積層した5層
からなる積層フィルムで構成されている。
第7図の色素を含む写真感光材料用包装材料は、アルミ
ニウム真空蒸着耐熱性フレキシブルシートII,IIを、互
いにアルミニウム真空蒸着層2、2を内側にして接着剤
層3を介して積層し、更に一方の耐熱性フレキシブルシ
ート4に遮光性物質を含有する熱可塑性樹脂エクストル
ージョンラミネート層6aを積層した6層からなる積層
フィルムで構成されている。
ニウム真空蒸着耐熱性フレキシブルシートII,IIを、互
いにアルミニウム真空蒸着層2、2を内側にして接着剤
層3を介して積層し、更に一方の耐熱性フレキシブルシ
ート4に遮光性物質を含有する熱可塑性樹脂エクストル
ージョンラミネート層6aを積層した6層からなる積層
フィルムで構成されている。
第8図の色素を含む写真感光材料用包装材料は、第7図
に示す色素を含む写真感光材料用包装材料のエクストル
ージョンラミネート層6aに代えて、接着剤層3を介し
て遮光性物質を含有するヒートシール性フレキシブルシ
ート1aを積層した構造の7層からなる積層フィルムで
構成されている。
に示す色素を含む写真感光材料用包装材料のエクストル
ージョンラミネート層6aに代えて、接着剤層3を介し
て遮光性物質を含有するヒートシール性フレキシブルシ
ート1aを積層した構造の7層からなる積層フィルムで
構成されている。
第9図の色素を含む写真感光材料用包装材料は、アルミ
ニウム真空蒸着斜め一軸分子配向フレキシブルシートII
Iと、アルミニウム真空蒸着ヒートシール性フレキシブ
ルシートIとを、互いにアルミニウム真空蒸着層2、2
を内側にして接着剤層3を介して積層し、さらにヒート
シール性フレキシブルシート1に接着剤層3を介して耐
熱性フレキシブルシート4を積層した7層からなる積層
フィルムで構成されている。
ニウム真空蒸着斜め一軸分子配向フレキシブルシートII
Iと、アルミニウム真空蒸着ヒートシール性フレキシブ
ルシートIとを、互いにアルミニウム真空蒸着層2、2
を内側にして接着剤層3を介して積層し、さらにヒート
シール性フレキシブルシート1に接着剤層3を介して耐
熱性フレキシブルシート4を積層した7層からなる積層
フィルムで構成されている。
第10図、第11図は比較品の色素を含む写真感光材料用包
装材料の層構成を示す部分断面図である。
装材料の層構成を示す部分断面図である。
第10図の比較品は、アルミニウム真空蒸着耐熱性フレキ
シブルシートIIのアルミニウム真空蒸着層2に遮光性物
質を含有する熱可塑性樹脂エクストルージョンラミネー
ト層6aを積層した3層からなる積層フィルムで構成さ
れている。
シブルシートIIのアルミニウム真空蒸着層2に遮光性物
質を含有する熱可塑性樹脂エクストルージョンラミネー
ト層6aを積層した3層からなる積層フィルムで構成さ
れている。
第11図の比較品は、耐熱性フレキシブルシート4とアル
ミニウム真空蒸着耐熱性フレキシブルシートIIを接着剤
層3を介して接着し、さらに、耐熱性フレキシブルシー
ト4に遮光性物質を含有する熱可塑性樹脂エクストルー
ジョンラミネート層6aを積層した5層からなる積層フ
ィルムで構成されている。
ミニウム真空蒸着耐熱性フレキシブルシートIIを接着剤
層3を介して接着し、さらに、耐熱性フレキシブルシー
ト4に遮光性物質を含有する熱可塑性樹脂エクストルー
ジョンラミネート層6aを積層した5層からなる積層フ
ィルムで構成されている。
次に、本考案品I〜V、比較品I,IIの特性を比較した
実験結果について説明する。
実験結果について説明する。
本考案品I 層構成は第7図に相当する。耐熱性フレキシブルシート
4は、厚さ12μmの二軸延伸ポリエステルフィルムを用
いた。アルミニウム真空蒸着層2は厚さ400Åとした。
4は、厚さ12μmの二軸延伸ポリエステルフィルムを用
いた。アルミニウム真空蒸着層2は厚さ400Åとした。
接着剤層3は厚さ13μmのLDPE樹脂エクストルージ
ョンラミネート接着剤層を用いた。遮光性物質を含有す
る熱可塑性樹脂エクストルージョンラミネート層6a
は、厚さ30μmであって、ファーネスカーボンブラック
を1重量%を含有するエチレンと4メチルペンテン−1
共重合体樹脂(三井石油(株)製ウルトゼックス2080
C)からなるL−LDPE樹脂遮光性エクストルージョ
ンラミネート層を用いた。
ョンラミネート接着剤層を用いた。遮光性物質を含有す
る熱可塑性樹脂エクストルージョンラミネート層6a
は、厚さ30μmであって、ファーネスカーボンブラック
を1重量%を含有するエチレンと4メチルペンテン−1
共重合体樹脂(三井石油(株)製ウルトゼックス2080
C)からなるL−LDPE樹脂遮光性エクストルージョ
ンラミネート層を用いた。
本考案品II 層構成は第1図に相当する。アルミニウム真空蒸着耐熱
性フレキシブルシートIIは、本考案品Iと同一である。
ヒートシール性フレキシブルシート1は、厚さ35μmで
あって、ファーネスカーボンブラックを4.5重量%含
有する一軸分子配向HDPE樹脂フィルムを用いた。ア
ルミニウム真空蒸着層2は、厚さ400Åとした。接着剤
層3は厚さ13μmのLDPE樹脂エクストルージョンラ
ミネート接着剤層とした。
性フレキシブルシートIIは、本考案品Iと同一である。
ヒートシール性フレキシブルシート1は、厚さ35μmで
あって、ファーネスカーボンブラックを4.5重量%含
有する一軸分子配向HDPE樹脂フィルムを用いた。ア
ルミニウム真空蒸着層2は、厚さ400Åとした。接着剤
層3は厚さ13μmのLDPE樹脂エクストルージョンラ
ミネート接着剤層とした。
本考案品III 層構成は第1図に相当する。アルミニウム真空蒸着耐熱
性フレキシブルシートIIは、本考案品Iと同一である。
ヒートシール性フレキシブルシート1は、厚さ35μmの
無延伸ポリプロピレンフィルムを用いた。アルミニウム
真空蒸着層2は、厚さ500Åとした。アルミニウム真空
蒸着層2は、厚さ500Åとした。アルミニウム真空蒸着
層厚同志をポリウレタン系接着剤を用いてドライラミネ
ーションによって積層し、積層フィルムを作製した。
性フレキシブルシートIIは、本考案品Iと同一である。
ヒートシール性フレキシブルシート1は、厚さ35μmの
無延伸ポリプロピレンフィルムを用いた。アルミニウム
真空蒸着層2は、厚さ500Åとした。アルミニウム真空
蒸着層2は、厚さ500Åとした。アルミニウム真空蒸着
層厚同志をポリウレタン系接着剤を用いてドライラミネ
ーションによって積層し、積層フィルムを作製した。
本考案品IV 層構成は第1図に相当する。耐熱性フレキシブルシート
4は、厚さ18μmのタテ一軸延伸HDPE樹脂フィルム
(東洋化学(株)製カラリヤンフィルム)を用いた。ア
ルミニウム真空蒸着層2は、厚さ500Åとした。ヒート
シール性フレキシブルシート1は、厚さ35μmであっ
て、HDPE樹脂(三井石油化学(株)製ハイゼックス
3300FF)85重量%と、エチレンと4−メチルペンテン
−1の共重合体樹脂であるL−LDPE樹脂(三井石油
化学(株)製ウルトゼックス2020L)15重量%とからな
る樹脂組成物の斜め一軸分子配向HDPEフィルムを用
いた。アルミニウム真空蒸着層2は、厚さ400Åとし
た。接着剤層3はポリウレタン系接着剤のドライラミネ
ーション層を用いた。
4は、厚さ18μmのタテ一軸延伸HDPE樹脂フィルム
(東洋化学(株)製カラリヤンフィルム)を用いた。ア
ルミニウム真空蒸着層2は、厚さ500Åとした。ヒート
シール性フレキシブルシート1は、厚さ35μmであっ
て、HDPE樹脂(三井石油化学(株)製ハイゼックス
3300FF)85重量%と、エチレンと4−メチルペンテン
−1の共重合体樹脂であるL−LDPE樹脂(三井石油
化学(株)製ウルトゼックス2020L)15重量%とからな
る樹脂組成物の斜め一軸分子配向HDPEフィルムを用
いた。アルミニウム真空蒸着層2は、厚さ400Åとし
た。接着剤層3はポリウレタン系接着剤のドライラミネ
ーション層を用いた。
本考案品V 層構成は第9図に相当する。本考案品IVの包装材料のタ
テ一軸延伸HDPE樹脂フィルムに、さらに厚さ13μm
のLDPE樹脂エクストルージョンラミネート接着剤層
を介して坪量35g/m2の晒サルファイトパルプ紙を積層
し、積層フィルムを作製した。
テ一軸延伸HDPE樹脂フィルムに、さらに厚さ13μm
のLDPE樹脂エクストルージョンラミネート接着剤層
を介して坪量35g/m2の晒サルファイトパルプ紙を積層
し、積層フィルムを作製した。
比較品I 層構成は第10図に相当する。本考案品Iで用いた厚さ40
0Åのアルミニウム真空蒸着層をもうけた厚さ12μmの
アルミニウム真空蒸着二軸延伸ポリエステル樹脂フィル
ムに、本考案品Iと同一のL−LDPE樹脂遮光性エク
ストルージョンラミネート層を厚さ30μmで積層して作
製した。
0Åのアルミニウム真空蒸着層をもうけた厚さ12μmの
アルミニウム真空蒸着二軸延伸ポリエステル樹脂フィル
ムに、本考案品Iと同一のL−LDPE樹脂遮光性エク
ストルージョンラミネート層を厚さ30μmで積層して作
製した。
比較品II 層構成は第11図に相当する。厚さ40Åのアルミニウム真
空蒸着層を有する厚さ12μmのアルミニウム真空蒸着二
軸延伸ポリエステル樹脂フィルムのアルミニウム真空蒸
着層面に、厚さ13μmのLDPE樹脂エクストルージョ
ンラミネート接着剤層を介して厚さ12μmの二軸延伸ポ
リエステル樹脂フィルムを積層した後、二軸延伸ポリエ
ステル樹脂フィルムに直接本考案品Iと同一のL−LD
PE樹脂遮光性エクストルージョンラミネート層を厚さ
30μmで積層して作製した。
空蒸着層を有する厚さ12μmのアルミニウム真空蒸着二
軸延伸ポリエステル樹脂フィルムのアルミニウム真空蒸
着層面に、厚さ13μmのLDPE樹脂エクストルージョ
ンラミネート接着剤層を介して厚さ12μmの二軸延伸ポ
リエステル樹脂フィルムを積層した後、二軸延伸ポリエ
ステル樹脂フィルムに直接本考案品Iと同一のL−LD
PE樹脂遮光性エクストルージョンラミネート層を厚さ
30μmで積層して作製した。
実験結果を第1表に示す。
〔考案の効果〕 本考案の色素を含む写真感光材料用包装材料、2層のア
ルミニウム真空蒸着層の両側に保護層を兼るフレキシブ
ルシートを有する構成であるため、アルミニウム真空蒸
着層の重ね合せ効果により透湿度が0.5g/m2・24h
以下であり、カーリングの発生が少なく帯電防止性、ガ
スバリヤ性、完全遮光性に優れ高ヤング率が得られる。
ルミニウム真空蒸着層の両側に保護層を兼るフレキシブ
ルシートを有する構成であるため、アルミニウム真空蒸
着層の重ね合せ効果により透湿度が0.5g/m2・24h
以下であり、カーリングの発生が少なく帯電防止性、ガ
スバリヤ性、完全遮光性に優れ高ヤング率が得られる。
特に、一方のアルミニウム真空蒸着フレキシブルシート
が、熱溶着可能なヒートシール性を有する場合には、本
考案の基本構成だけで容易に優れた防湿性、完全遮光
性、導電性を有する密封袋とすることができる。
が、熱溶着可能なヒートシール性を有する場合には、本
考案の基本構成だけで容易に優れた防湿性、完全遮光
性、導電性を有する密封袋とすることができる。
第1図から第9図は本考案の色素を含む写真感光材料用
包装材料の実施例の層構成を示す部分断面図である。 第10図と第11図は比較品の色素を含む写真感光材料用包
装材料の層構成を示す部分断面図である。 1、1a……ヒートシール性フレキシブルシート 2……アルミニウム真空蒸着層 3、3a……接着剤層 4、4a……耐熱性フレキシブルシート 5、5a……斜め1軸分子配向 フレキシブルシート 6a……エクストルージョンラミネート層 (ヒートシール層) I、Ia……アルミニウム真空蒸着 ヒートシール性フレキシブルシート II、IIa……アルミニウム真空蒸着耐熱性 フレキシブルシート III、IIIa……アルミニウム真空蒸着斜め 一軸分子配向フレキシブルシート a……遮光性物質を含有することを示す
包装材料の実施例の層構成を示す部分断面図である。 第10図と第11図は比較品の色素を含む写真感光材料用包
装材料の層構成を示す部分断面図である。 1、1a……ヒートシール性フレキシブルシート 2……アルミニウム真空蒸着層 3、3a……接着剤層 4、4a……耐熱性フレキシブルシート 5、5a……斜め1軸分子配向 フレキシブルシート 6a……エクストルージョンラミネート層 (ヒートシール層) I、Ia……アルミニウム真空蒸着 ヒートシール性フレキシブルシート II、IIa……アルミニウム真空蒸着耐熱性 フレキシブルシート III、IIIa……アルミニウム真空蒸着斜め 一軸分子配向フレキシブルシート a……遮光性物質を含有することを示す
Claims (2)
- 【請求項1】カーボンブラックを含有するヒートシール
性フレキシブルシートに厚さ150〜1200Åのアルミニウ
ム真空蒸着層を設けたヒートシール性アルミニウム真空
蒸着フレキシブルシートと、耐熱性フレキシブルシート
に厚さ150〜1200Åのアルミニウム真空蒸着層を設けた
耐熱性アルミニウム真空蒸着フレキシブルシートとを有
し、かつ、該アルミニウム真空蒸着層の合計厚さが500
Å以上であり、該アルミニウム真空蒸着層同志を接着剤
層を介して積層した透湿度が0.5g/m2・24時間以下
であることを特徴とする色素を含む写真感光材料用包装
材料 - 【請求項2】遮光性物質を含む層を1以上有することを
特徴とする請求項1に記載の色素を含む写真感光材料用
包装材料
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988043833U JPH066351Y2 (ja) | 1988-03-31 | 1988-03-31 | 色素を含む写真感光材料用包装材料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988043833U JPH066351Y2 (ja) | 1988-03-31 | 1988-03-31 | 色素を含む写真感光材料用包装材料 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01152336U JPH01152336U (ja) | 1989-10-20 |
JPH066351Y2 true JPH066351Y2 (ja) | 1994-02-16 |
Family
ID=31270220
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1988043833U Expired - Lifetime JPH066351Y2 (ja) | 1988-03-31 | 1988-03-31 | 色素を含む写真感光材料用包装材料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH066351Y2 (ja) |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6154934A (ja) * | 1984-08-27 | 1986-03-19 | 富士写真フイルム株式会社 | 写真感光材料包装用フイルム |
JPH0435890Y2 (ja) * | 1985-09-11 | 1992-08-25 | ||
JPH0529471Y2 (ja) * | 1985-09-30 | 1993-07-28 | ||
JP2522830Y2 (ja) * | 1990-07-19 | 1997-01-16 | 三菱自動車工業株式会社 | バキュームカップ装置 |
-
1988
- 1988-03-31 JP JP1988043833U patent/JPH066351Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01152336U (ja) | 1989-10-20 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4876125A (en) | Gusset bag for photographic photosensitive materials | |
US4258848A (en) | Packaging material for photosensitive materials comprising polyolefin layers | |
US4359499A (en) | Packaging material for photosensitive materials | |
US4629640A (en) | Packaging materials for photosensitive materials | |
US4386124A (en) | Wrapping materials | |
JPH0632351Y2 (ja) | 包装材料 | |
JPH0213774B2 (ja) | ||
JPS6154934A (ja) | 写真感光材料包装用フイルム | |
JPH022701B2 (ja) | ||
JPH0825565B2 (ja) | 写真感光材料用1重ガゼット袋 | |
JPH066351Y2 (ja) | 色素を含む写真感光材料用包装材料 | |
JPH0652402B2 (ja) | 写真感光材料用包装材料及びそれを用いた包装袋 | |
JPH0643805Y2 (ja) | 感光物質用包装材料 | |
JPH0687140B2 (ja) | ロ−ル状感光材料包装体の製造方法 | |
JPH0733236Y2 (ja) | 写真感光材料用二重包装袋 | |
JPH0643801Y2 (ja) | 写真感光材料用包装材料 | |
JPS63286344A (ja) | 写真感光材料用包装材料 | |
JPH0659712B2 (ja) | 遮光性包装材料 | |
JPH07101298B2 (ja) | 写真感光材料用包装材料 | |
JPH1158628A (ja) | 帯電防止積層材及びそれを用いた包装容器 | |
JPH0641246Y2 (ja) | 感光シ−ト包装体 | |
JPS6347477Y2 (ja) | ||
JP2731962B2 (ja) | 写真感光材料用包装材料 | |
JPH0645964Y2 (ja) | 写真感光材料用包装材料 | |
JPH0613202B2 (ja) | 感光物質包装用フイルム |