JPH06510278A - 分泌タンパク質をコードする遺伝子の標的への配達 - Google Patents

分泌タンパク質をコードする遺伝子の標的への配達

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JPH06510278A
JPH06510278A JP5500892A JP50089292A JPH06510278A JP H06510278 A JPH06510278 A JP H06510278A JP 5500892 A JP5500892 A JP 5500892A JP 50089292 A JP50089292 A JP 50089292A JP H06510278 A JPH06510278 A JP H06510278A
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ウー ジョージ ワイ.
ウィルソン ジェームス エム.
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ゛・ ンパ コード る遺−の ・への ゛政府援助 アメリカ合衆国政府からの研究助成金の援助を受けて、本発明に先立つ研究の一 部を行なった。
発明Ω背景 様々な種類の細胞において、多数の分泌タンパク質が研究されており、それらは 、全て同様の分泌経路をとる。タンパク質は、小胞体の細胞質側に位置するリポ ソーム上で行われる翻訳の過程で、細胞質内で合成される。次に、タンパク質は 、小胞体内−ゴルジ体へと運搬され、最終的に細胞から分泌される。
タンパク質の分泌は、シグナルペプチドによって指示される。シグナルペプチド は、通常、タンパク質のアミン末端に位置する。このペプチドは、タンパク質が リポソームから小胞体内へ移行する際に除去されるため、成熟した分泌タンパク 質では見られない。
ホルモンあるいは酵素などの分泌タンパク質は、様々な生物過程に関与している 。そのようなタンパク質の欠損や不十分な分泌の結果、著しい異常が発生するこ とがある。分泌タンパク質生産の欠陥を軽減、あるいは、矯正するための方法が 必要とされている。
介胛Ω概要 本発明は、in vivo (生体内)で、分泌タンパク質をコードする遺伝子 を特定の細胞に標的設定して、そのタンパク質をその標的細胞によって分泌させ るための、可溶性の分子複合体に関するものである。分子複合体は、望ましい分 泌タンパク質をコードする発現可能な遺伝子と、細胞特異的結合剤と遺伝子結合 剤の共役体と、の複合体から構成される。細胞特異的結合剤は、細胞表面の構造 、典型的にはレセプター、に特異的であり、その表面構造は、例えば肝細胞のア シアロ糖タンパク質レセプターのように、エンドサイト−シスによって、結合し たリガンドのインターナリゼーションを媒介する。細胞特異的結合剤は、天然、 あるいは、合成のリガンド(例えば、タンパク質、ポリペプチド、糖タンパク質 など)でもよい。あるいは、結合した複合体のインターナリゼーションを媒介す る細胞表面構造に特異的に結合するような、抗体、あるいは、抗体の類似体でも よい。共役体の遺伝子結合剤は、ポリカチオンのような化合物であり、これは、 細胞外の条件下では遺伝子と安定に複合体を形成し、細胞内の条件下では遺伝子 を放出して、細胞内で遺伝子が機能できるようにする。
遺伝子と担体との複合体は、生理的流体中に可溶性で、安定である。この複合体 はin vivo (生体内)で投与され、表面構造を媒介したエンドサイト− シス経路を介して、標的細胞によって特異的に取り込まれる。トランスフェクト された細胞によって、取り込まれた遺伝子が発現されて、遺伝子にコードされて いる産物が生産され、分泌される。
本発明の分子複合体を用いて、in vivo (生体内)で細胞を特異的にト ランスフェクトして、望ましいタンパク質を合成、分泌させることができる。こ の選択的なトランスフェクションは、遺伝子治療や、分泌可能なタンパク質産物 生産のために選択的な遺伝的改変が必要とされるような、その他の適用において 、有用である。遺伝子治療では、正常遺伝子を特定の細胞へ標的設定して、分泌 タンパク質の関与する遺伝的あるいは後天的異常を、軽減あるいは矯正すること ができる。
そのような異常には、対応する内在遺伝子の欠陥によって引き起こされる血液凝 固異常が含まれる。
区皿Q国単ケ説■ 図1に、それぞれ分泌タンパク質アルブミンをコードする遺伝子を含むプラスミ ドベクターpalb3及びpalb2の構造を示す。palb3は、ラットアル ブミン・プロモーターとマウスアルブミン・エンハンサ−領域によって調節され るヒト血清アルブミンの構造遺伝子を含む。pal、b2は、コントロールベク ターであり、アルブミン遺伝子が高レベルで発現するために必要なマウスアルブ ミン・エンハンサ−領域を欠く。
図2に、本発明の方法により肝細胞へ標的設定されたプラスミドDNAの存在と 量を示す、サザンプロットを示す。
図3に、肝細胞によってベクター由来の血清アルブミン遺伝子が転写されている ことを示す、肝臓RNAのドツトプロットを示す。
図4に、肝細胞中にベクター由来のヒト血清アルブミンmRNAが存在すること を確認する、リボヌクレアーゼ保護分析の結果を示す。
図5に、ラット血清中にヒト血清アルブミンが存在することを示す、ウェスタン プロットを示す。
図6に、ラット血清中のヒトアルブミンのレベルを、palb’注射及び部分肝 切除後の時間の関数として示す。
発U詳顧広説肌 可溶性の標的設定可能な分子複合体を用いて、分泌タンパク質をコードする遺伝 子を、in vivo (生体内)で、標的細胞あるいは組織へ選択的に配達す る。分子複合体は、配達される遺伝子と、標的細胞に特異的な結合剤と遺伝子結 合剤から成る担体と、の複合体から構成される。複合体は、標的細胞によって選 択的に取り込まれ、遺伝子産物が発現され、分泌される。
遺伝子は、一般的にはDNAの形で、望ましい分泌タンパク質(あるいは、糖タ ンパク質)をコードする。典型的には、遺伝子は、望ましいタンパク質を、標的 細胞によってプロセシング・分泌されるために適した形で、コードする。例えば 、遺伝子は、産物が細胞によって分泌されるための適切なシグナル配列をコード する。シグナル配列は、タンパク質の本来の配列であっても、外来の配列であ。
でもよい。構造遺伝子は、遺伝子産物が標的細胞によって発現されるために必要 な、適切な遺伝子制御因子に連結される。それらには、標的細胞内で機能可能な プロモーターと、任意にエンハンサ−エレメント、が含まれる。遺伝子は、遺伝 子の発現と遺伝子にコードされている産物の分泌に必要な遺伝子制御因子ととも に、プラスミドあるいは転移性遺伝因子などの発現ベクター内に含まれていても よい。
複合体の担体成分は、細胞特異的結合剤と遺伝子結合剤との共役体である。細胞 特異的結合剤は、例えばエンドサイト−シスのような過程によってインターナリ セーションを媒介する細胞表面構造に特異的に結合する。表面構造は、タンノく り質、ポリペプチド、炭水化物、脂質、あるいは、それらの組み合わせであって もよい。典型的には、リガンドのエンドサイト−シスを媒介する表面レセプター である。従って、結合剤は、レセプターに結合する天然あるいは合成のリガンド であってもよい。リガンドは、細胞表面構造によって認識されるために充分なよ うに官能基を露出したタンパク質、ポリペプチド、糖タンパク質、あるいは、糖 ペプチドであってもよい。また、例えばウィルス、細胞(例えば、哺乳類、細菌 、原生動物の)のような生物体の一部分、あるいは、リポソームのような人工の 担体であってもよい。
結合剤は、細胞表面構造に結合する抗体、あるいは、−重鎖抗体のような抗体の 類似体であってもよい。
担体を形成するために利用できるリガンドは、標的設定する特定の細胞によって 異なる。肝細胞を標的設定するためには、末端の炭水化物基を露出した糖タンパ ク質、例えば、アシアロ糖タンパク質(ガラクトース末端)、を用いることがで きる。しかし、ポリペプチドホルモンなどの、その他のリガンドを用いることも できる。アシアロ糖タンパク質の例としては、アシアロオロソムコイド、アシア ロフェチュイン、脱シアル酸化水はう注口内炎ウィルスが含まれる。このような リガンドは、末端にシアル酸残基、末端から2番目にガラクトース残基を有する 糖タンパク質を、化学的あるいは酵素的に脱シアル酸化することによって得られ る。あるいは、還元的ラクトサミネーションによって、ガラクトース末端の炭水 化物と、ガラクトースを持たないタンパク質とを連結して、アシアロ糖タンノ々 り質を形成することもできる。
その他のリガンドを用いて、分子複合体を、その他の細胞表面レセプターに標的 設定することができる。例えば、マクロファージ(リンノぐ腫)にはマンノース を、繊維芽細胞(繊維肉腫)にはマンノース−6−リン酸糖タンパク質を、腸細 胞には内因子−ビタミンB12を、そして、脂肪細胞にはインスリンを、用いる ことができる。あるいは、細胞表面結合剤は、レセプター、あるいは、細胞表面 のリガンド(抗原)に結合する抗体のようなレセプター様分子であってもよい。
そのような抗体は、常法によって作成可能である。
遺伝子結合剤は、配達される遺伝子と複合体を形成する。遺伝子の複合体形成は 、標的細胞によってインターナリゼーションされる前に、細胞外で遺伝子が有意 に遊離することを防止するために、in vivo (生体内)で十分に安定で なければならない。しかし、複合体は、細胞内の適切な条件下では切断可能であ り、遺伝子が機能可能な形で放出される。例えば、複合体は、リソソームの酵素 に富んだ酸性の環境下では、不安定であってもよい。遺伝子結合剤と発現可能な 遺伝子との間の静電気的親和性に基づ(非共有結合によって、細胞外での安定性 と、細胞内条件での放出可能と、が達成される。
好ましい遺伝子結合剤は、負に帯電したポリヌクレオチドに結合するポリカチオ ンである。これらの正に帯電した物質は、非共有結合によって遺伝子と結合して 、細胞外では安定で、細胞内では放出可能な、可溶性の標的設定可能な分子複合 体を形成する。適切なポリカチオンはポリリジン、ポリアルギニン、ポリオルニ チン、並びに、ヒストン、アビジン、プロタミンなどのような塩基性タンパク質 である。好ましいポリカチオンは、ポリリジンである(例えば、3.800から 60,000ダルトンの範囲)。発現可能な遺伝子を放出可能なように連結する ために利用可能な、その他の非共有結合には、水素結合、疎水結合、静電気的結 合を単独、あるいは、それらの結合と、ポリヌクレオチドに結合する抗ポリヌク レオチド抗体や、ビオチン化ヌクレオチドを含むポリヌクレオチドに結合するス トレプトアビジンあるいはアビジン、との組み合わせ、が含まれる。
細胞特異的結合剤と遺伝子結合剤とを化学的に結合することによって、担体を作 成する。その結合は、典型的には共有結合である。好ましい結合はペプチド結合 である。これは、Jung、 G、ら、 Biochem、 Bio h s、  Res、 Commun、 101:599−606(1981)による記載 のように、水溶性カルバジイミドを用いて形成することができる。代替の結合は 、ジスルフィド結合である。
担体形成に用いられる特定の細胞特異的結合剤と遺伝子結合剤に応じて、結合反 応を最適化することができる。結合形成を最大にし、担体成分による凝集体形成 を最小にするために、反応条件を設定することができる。細胞特異的結合剤と遺 伝子結合剤との最適な比率は、経験的に決定される。ポリカチオンを使用した場 合、成分のモル比は、ポリカチオンの大きさと遺伝子の大きさによって変化する 。一般に(オ、この比は、101から1:1の範囲であり、好ましくは、5゜1 である。結合しなかった成分と凝集物は、分子ふるい、あるいは、イオン交換ク ロマトグラフィー(例えば、アクアポア1M陽イオン交換、ライナン)によって 、担体から分離される。
分泌性タンパク質をコードする遺伝子は、段階的な透析操作によって、担体と複 合体を形成する。ポリリジンのようなポリカチオンから成る担体で用いられる好 ましい方法では、透析操作は、2MNaC1透析物から始まり、15MNaC+ 溶液で終了する。NaC1濃度が徐々に減少する結果として、遺伝子が担体に結 合する。場合によっては、特に、遺伝子と担体の濃度が低い場合には、透析は不 要である。遺伝子と担体を単純に混合し、インキュベートする。
分子複合体は、同じ遺伝子を1コピ一以上、あるいは、一種又はそれ以上の種類 の遺伝子を含んでもよい。好適には、遺伝子と担体との比率は、約1:5から5 1であり、好ましくは、約12である。
本発明の分子複合体は、非経口的に投与可能である。好ましくは、静脈注射され る。複合体は溶液として、生理的に受容可能な賦形剤とともに投与される。
遺伝子産物を一時的に発現し、分泌させることを目的として、細胞をin vi v。
(生体内)でトランスフェクトすることができる。発現と分泌を長期化させるた めに、遺伝子を繰り返し投与することができる。あるいは、外科的または薬理学 的手段によって、トランスフェクトされた細胞を刺激し、分裂させて、取り込ま れた遺伝子の発現を長期化することも可能である。例えば、1990年9月25 日こ出願された米国特許出願、出願番号第588,013号で開示されている事 項は、本発明でも参考として引用されている。
本発明の方法を、遺伝子治療に用いることもできる。分泌タンパク質をコードす る遺伝子を、珂工匹(生体内)で標的細胞へ選択的に配達することで、遺伝子に コードされている産物の発現と分泌がその細胞から行われる。例えば、正常遺伝 子を特定の細胞に標的設定することで、対応する遺伝子の遺伝的あるいは後天的 な欠陥によって引き起こされた代謝あるいは遺伝的異常を、矯正または軽減する ことができる。
本発明の分子複合体を用いて、広い範囲の遺伝子を特定の細胞あるいは組織へ配 達することができる。好ましくは、肝臓のアシアロ糖タンパク質レセプターシス テムを用いて、レセプターを媒介するエンドサイト−シスの過程によって則」盟 (生体内)で肝臓をトランスフェクトすることにより、肝臓へ複合体を標的設定 することができる。肝臓は、組織ゲノムあたりのタンパク質合成速度が最高であ る。従って、本発明の分子複合体を用いて、肝臓を特異的に標的設定し、治療用 分泌タンパク質を高効率で生産させて、肝臓の異常あるいはその他の組織の異常 を治療することができる。
遺伝的な血液凝固因子欠失の治療に、本発明の方法を使用することができる。
これには、凝固因子ll−X1llのうちの何れかが欠失した場合も含まれる。
因子VSVI I、IX、X、あるいは、XIは、通常、肝臓で合成される。因 子Vlllは、通常、内皮細胞と肝臓の実質細胞で合成される。好適な実施例で は、凝固因子をコードする遺伝子と、アシアロ糖タンパク質とポリカチオンの共 役体と、で複合体を形成する。結果として生成する可溶性の複合体を、前記欠失 で悩む患者の肝細胞を標的設定して、肝細胞をトランスフェクトするために充分 で、かつ、凝固活性が効果的に作用するような血中レベルを達成するために、因 子が充分に分泌されるために充分な量で、非経口的に投与する。
本発明を、下記の実施例で、さらに説明する。
実施例 例よ ポリーL−リジンと結合したアシアロオロソムコイドから成るアシアロ糖タンパ ク質−ポリカチオン共役体を用いて、肝細胞上に存在するアシアロ糖タンパク質 レセプターを介して肝細胞を特異的に標的設定することができる、可溶性のDN A複合体を作成した。DNAは、マウスアルブミン・エンハンサー−ラットアル ブミン・プロモーター・エレメントによって調節されるヒト血清アルブミンの構 造遺伝子を含む、プラスミドpalb”から構成される。
分子複合体■作成 翳 遺伝的代謝異常の動物モデルとして、ナガセ無アルブミン血症ラットを選択した 。この系統は、血清アルブミンmRNAのスプライシングに欠陥を有し、その結 果、血中の血清アルブミンは、実質的に検出できないレベルである(Nagas e。
S、ら、5cience 205:590−591(1979) ; 5hal aby、F、と5hafritz、D、A、、Proc、N≠狽戟B ^cad、 Sci、 (J4臥1;:2652−26756(1990))  、 200−250 gの雄ナガセ無アルブミン血症ラットは、Jayanta  Ray Chowdhury博士(アルバート・アインシュタイン医科大学、 ブロンクス、ニューヨーク)より提供された。これらを明暗サイクル下で飼育し 、自由摂食させた。
ヒト アルブミン遺−゛ ベクター pa l bH3ASpa I b”、及び、palb”の関連部分の構造を図 1に示す。
XGPRT、キサンチン−グアニン・ホスホリボシルトランスフェラーゼ、ML V、モロニー・マウス白血病ウィルス; R3APro、ラットアルブミン・プ ロモーター;H3AcDNA、ヒト血清アルブミンcDNA;黒丸、翻訳開始部 位:X、翻訳停止部位。
プラスミドpalb”は、ラットアルブミン・プロモーターとマウスアルブミン ・エンハンサ−領域によって調節されるヒト血清アルブミンcDNAを発現する 、哺乳類発現ベクターである(図1)。方向性式にクローニングされた断片を用 いて、三部分連結反応を1回行ない、このベクターを構築した。断片A プラス ミドMTEV、JTのXbalからBgllIまでの断片(3,7kb)。この 断片の関連配列は、Pfarr、 D、S、ら、 DNA 4:461−467 (1988)に記載の前駆体由来であり、ウシ成長ホルモン遺伝子のポリアデニ ル化シグナルを含むゲノムDNAの231bpの断片と、PUCl 9由来のβ −ラクタマーゼ及び原核生物複製開始点と、キサンチン−グアニン・ホスホリボ シルトランスフェラーゼ(XGPRT)を発現する真核生物の転写単位と、を含 む。断片B:マウスアルブミン遺伝子の5゛側(−12から−9に、b)に位置 するエンハンサ−を含む配列を、マウスゲノムライブラリーから単離された組換 えラムダファージのpBR322サブクローンより切り出した。Gorin、  M、B、ら、 J、 Biol、 Chem、 256:1954−1959( 1981)。エンハンサ−・エレメントをEcoRVからBglllの断片で切 り出し、合成リンカ−でEcoRV部位をXho1部位へ変換した。断片Cを、 以前に記述されていないレトロウィルスベクターpa I bH3Aより、Xh olからNhelの断片(2405bp)として切り出した。この断片は、以下 の配列を含む。:ラットアルブミン遺伝子のヌクレオチド−443のXba1部 位(Xho1部位へ変換)から、ヌクレオチド+45のBstE11部位までの ゲノムDNA (UranOlY、ら、 J、 Biol、 Chem、 26 1:3244−3251(1986)) ;ヒト血清アルブミンのcDNA配列 のヌクレオチド+50のBs tEI I部位から、ヌクレオチド+1787の Hind111部位(BamHI部位へ変換)まで(Urano、 Y、ら、同 上);モロニー・マウス白血病ウィルスのヌクレオチド7674のClaI部位 (BamH1部位へ変換)から、ヌクレオチド7846のNhe1部位までの3 ° フランキング配列(Van Beveren、 C,、Coff1n、 J 、、 and Hughes、 S、著、 RNA Tumor Vi■ uses、Weiss、 R,、Te1ch、 N、、 Varmus、 B、 、 and Coff1n、 J、編集、コールド・スプリング・ハーバ−・ラ ボラトリ−、コールド・スプリング・t S −/ <−、ニューヨーク州、第 二板、pp、766−783 (1985))。
アルブミン・エンハンサ−を持たないコントロールベクターpalb2を、上述 のように、三部分連結反応を1回行なって構築した(図1)。断片A、プラスミ ドMTEV、JTのXbalからKpnIまでの断片(2876bp)、PUC 19由来のβ−ラクタマーゼ遺伝子と原生生物の複製開始点と、XGPRTを発 現する真核生物の転写単位と、を含む。断片BニブラスミドMTEV、JTのK pnIから5allまでの断片(780bp)で、XGPRT転写単位の残りの 部分を含む。断片C:上述のpa I bH3AのXholからNhelまでの 断片(2405bp)。アルブミン・プロモーターによって、高レベルの発現力 (行われるためには、エンハンサ−領域が必要であることから(Pincker t、 C沈ら、釦nes and Develo ment l:26B−27 6(1987)) 、I) a l b ’プラスミドを、プラスミドDNAの 非特異的な効果に対するコントロールとして用いた。
ベクターをE、coli中にクローニングし、前述のように精製した(Birb oim、E、CとDoly、 J、、 Nucleic Ac1d Res、  7:1513−1518(1979)) 、臭化エチジウムで染色したアガロー スゲル中の電気泳動によって、純度を確認した(Maniatis。
T、、 Fr1tsch、 E、F、、 and 5aIIlbrook、 G 、著、Mo1ecular Cloning、 A Lab盾窒≠狽盾窒凵@M anual、 Fr1tsch、 E、F、 and Ianiatis、 T 、1M集、コールド・スプリング・ハーバ−・ラボラトリ−、コールド・スプリ ング・ハーバ−、ニューヨーク州、pp、 150−161 (1982))。
・ 口 なりNA プールしたヒト血清より調製したアジアロオロソムコイド(Wu、 G、Y、と Wu、 C。
B、、J、 Biol Chem、263:14621−14624(1988 ) ;Th1tehead、 D、LとSammons、 g,G、。
Biochim、 Bio h s、 Acta、 124:209−211( 1966))を、水溶性カルボジイミドを用いて、前述のように、ポリーL−リ ジン(シグマ・ケミカル社。セントルイス、ミズーリ州)、分子量3,800に 結合させた(Jung、 G、ら、 Biochem、 Bio h s。
Res、 Commun、 101:599−606(1981)) 。簡単に は、ポリーL−リジンの154倍モル過剰の1−エチル−3−(3−ジメチルア ミノプロピル)カルボジイミド(ピアース・ケミカル社、ロックフォード、イリ ノイ州)を用いて、アシアロオソソムコイドを、pH7,4で、7倍モル過剰の ポリーL−リジンと処理した。24時間後に、共役体産物をゲル濾過クロマトグ ラフィーで精製し、前述のように、プラスミドDNAを用いたゲル遅延分析によ って適定した(Wu、 G、Y、とWu、 C,H,。
J、 Biol Ct+em、 262:4429−4432(1987)。共 役体とDNAの最適な比率は、palb3に関しては2.5:1、palb”に 関しては2.01と決定された。これ以降の全実験において、これらの比率を用 いた。注射に先立って、複合体DNAを、045μ膜(ミリポア社、ベッドフォ ード、マサチューセッツ州)を通して濾過した。
−の・ 配 2匹ずつのラットの群を、ケタミンーキシラジンで麻酔し、無菌生理食塩水中の 500 u g/m Iの複合体pa I b3DNASpa I b’DNA 、あるいは、生理食塩水のみを、尾静脈から静脈注射した。15分後、ラットに 66%の肝切除を施した(Wayforth、 H,B、著、Experime ntal and Surgical Techniques in th■ Rat、アカデミツク・プレス、ニューヨーク州、(1980))。異なる間隔 おきに、血液を採取し、ラットを屠殺して、肝臓を切除し、ホモジナイズした。
フェノール−クロロホルム抽出によってDNAを単離した(Blin、 N、と 5tafford、 D、W、 Nucl、^aids Res、 3:230 3−2308(1976))。
宿 されたDNAの ヒト血清アルブミンDNA配列の量及び状態を、サザンプロット分析によって決 定した(Southern、 E、M、 J、 Mo1. Biol、 98: 503−517(1975)) 、標的設定されたDNAを注射後、2週間後に 肝臓DNAを単離した。全細胞DNAを単離し、BamHL Xhol、あるい は、Nru Iで処理した。5ap−標識プローブを用いて、ハイブリッド形成 によってバンドを検出した。プローブは、1)プラスミドMTEV、JT由来の β−ラクタマーゼ遺伝子を含むEcoRIからBamHIまでの2307bpの 断片、あるいは、2)ヒト血清アルブミンcDNA由来の3゛−領域(1083 bl)のBglIIからBamHIまでの断片)、である。
図2に、標的設定したpa 1b3DNAを注射し、続いて部分肝切除を行なっ たナガセ無アルブミン血症ラット由来の肝DNAのDNAプロットの、典型的な オートラジオグラムを示す。トランスフェクトさ、れていないナガセラット肝由 来のBamHIDNA (10μg)に、次のようにpalb”プラスミドDN Aを追加した:レーン”0”はプラスミドを含まない:レーン“ IC”は1コ ピー含む(7,5pgプラスミド)、レーゾIOC”は10コピー含む(75p gプラスミド)、レーゾ 100C”はプラスミド/二倍体ゲノムを100コピ ー含む(750pgプラスミド)。トランスフェクトされていないナガセラット 肝由来のXhol及びNruIDNA (10ttg)を、レージo”では単独 で、レーゾ50C”では50コピーのプラスミド/二倍体ゲノム存在下(375 pgプラスミド)で、分析した。複合体pa I b”DNAを注射後2週間後 に採取した肝臓由来のDNAを、レーン“palb””で分析した。アルブミン cDNAプローブを用いて、BamHI及びXhoIで消化したDNAプロット のハイブリッド形成を行なった:アルブミン不含プラスミドプローブMTEV、 JT、つまり、β−ラクタマーゼ遺伝子を含むEcoRIからBamHIまでの 2307bpの断片を用いて、Nru I消化物のハイブリッド形成を行なった 。分子の大きさの標準を、右端にキロベースで示す。(NC=ニックの入った環 状DNA、L=線状DNA5SC=スーパーコイルDNA)全細胞DNAをBa mHIで制限消化することにより、palb3プラスミド由来のヒトアルブミン 遺伝子挿入配列が、2100bpの断片として遊離した。標準palbsの添加 量の増加から予測されるとおりに、レーン”IC”、”IOC”、” 100C ″では、挿入配列の大きさである約2.lkbのバンドで、ハイブリッド形成が 比例的に増加していることが観察される(図2の左のゲル)。約9kbに検出さ れる別のバンドは、ラット固有の配列に対する交差ハイブリッド形成のためであ ると考えられ(なぜならば、レーン”0”で示されるように、このバンドは、非 処理ラット由来のサンプル中にも存在するため)、このバンドを、各サンプル中 の細胞DNA量の内部標準として用いた。非処理ラット由来のDNA中、レーン ”0”には、挿入配列に対応する大きさのバンドは検出されなかった。しかし、 palb3で処理したラット、レーン”palb’“では、挿入配列で期待され る位置に、強いシグナルが検出され、定量したところ、平均1000コピー/二 倍体ゲノムのコピー数であることが判明した。アルブミンの挿入配列よりも大き いバンドは検出されず、アルブミン構造遺伝子の著しい転位がおこらなかったこ とが示された。
注射後及び部分肝切除後2週間後のpalb3処理肝臓サンプル中の、プラスミ ドDNAの分子的な状態を調べるために、全細胞DNAを、プラスミド中の切断 部位が一カ所であるXhoIで消化して、アルブミンcDNAプローブとハイブ リッド形成を行なった。palb’処理肝臓DNAを消化することによって、線 状化プラスミドの大きさに対応するバンドが生じることを、図2の中央のゲルの レーゾpalb3”に示す。ラット固有の配列へのハイブリッド形成が、14k b以上の大きさのバンドの形で観察された。
プラスミドに対応する大きさのDNAバンドが、確かにプラスミド由来であるこ とを確認するために、palb3処理ラット由来の肝臓からの全細胞DNAを、 プラスミド中に制限部位を持たないN r u Iで消化した。サンプルを、β −ラクタマーゼ遺伝子を有し、アルブミン配列を欠く、プラスミドMTEV、J Tの断片で検索した。ここでは、ニックが入った環状型、及び、スーパーコイル 型のプラスミドに対応する2本の主要なバンドが観察された。線状プラスミドに 対応する小さなバンドも検出された。これらのデータから、この実験で肝臓に保 持されたDNAの大部分は、組み込まれていない環状プラスミドDNAとして存 在することが示された。しかし、ハイブリッドを形成する高分子量のDNAが存 在することから、少数のプラスミドDNAが、宿主ゲノムに組み込まれている可 能性を除去することはできない。エンハンサ−を欠(palb’プラスミドで処 理したラットも、同様のパターンを示した。
ヒトアルブミンmRNAの RNAド・・トブロ・・ト標的設定された複合体D NAが転写されているかどうかを調べるために、注射後及び部分肝切除後2週間 後に、ヒト血清アルブミンmRNAの存在について、無アルブミン血症ラットの 肝臓をドツトプロットにより定量した。標的設定されたDNAあるいはコントロ ールで処理し、部分肝切除後2週間目のナガセ無アルブミン血症ラット肝臓から 抽出されたRNAで、典型的なドツトプロットを行なった。
肝臓より、全RNAをChomczynskiらの方法により抽出した(Cho Ezynski、 P。
と5acci、 N、 Anal、 Biochem、 162:156−15 9(1987)) aデオキシリボヌクレアーゼ・フリー・リボヌクレアーゼ処 理、あるいは、未処理のRNAを、30μgから始めて連続的に(1:2)希釈 し、ニトロセルロース・フィルター上にアプライした。そして、ヒトアルブミン 配列に特異的な31p標識197−の合成cDNA(ヒトアルブミンcDNAの 695−715塩基対の領域に対応するアルブミン・メツセンジャー配列に相補 的である)で、ハイブリッド形成を行なった。Sambrook、 J、、 F r1tsch、 E、F、、 and Maniatis、 T、編集、コール ド・スプリング・ハーバ−、ニューヨーク州、pp7.35−7.55(198 9)。列1、生理食塩水で処理した無アルブミン血症ラット;列2、標的設定可 能なpalb2複合体で処理した無アルブミン血症ラット、列3、標的設定可能 なpalb”複合体で処理した無アルブミン血症ラット:列4、ハイブリッド形 成前にサンプルをデオキシリボヌクレアーゼ・フリー・リボヌクレアーゼで消化 したこと以外は、列3と同一:列5、正常スプレージ・ドーレー系ラット由来の RNA、NAR,ナガセ無アルブミン血症ラッ図3に示すように、生理食塩水の みを与えられたラット肝臓由来のRNA、最上列、及び、エンハンサ−を欠(対 照プラスミドであるpalb”を与えられたラット、第2列、は、ヒトアルブミ ンに特異的なcDNAプローブとハイブリッドを形成しなかった。しかし、第3 列では、palb3を与えられたラット由来のRNAが、確かに、強いシグナル を発生することが示された。第4列(列3のサンプルを、ハイブリッド形成前に 、デオキシリボヌクレアーゼ・フリー・リボヌクレアーゼで消化した)では、先 に列3で観察されたハイブリッド形成が、デオキシリボヌクレアーゼ・フリー・ リボヌクレアーゼによって完全に消滅しており、シグナルが確かにRNAの存在 によるものである、という結論が支持された。最後の列では、未処理の正常なス プレージ・ドーレー系ラットの肝臓由来のRNAは、プローブとハイブリッドを 形成しないことが示され、列3で検出されたシグナルが、ラット固有の配列に対 するハイブリッド形成によるものではないことが示された。
ヒトアルブミンm、 RN Aの逝:リポヌクレアーだ保護分析ベクター特異的 R,N Aプローブを用いたりボヌクレアーゼ保護分析と、それに続く部分肝切 除によって、肝組織中にベクター由来のヒト血清アルブミンmRNAが存在する ことが、さらに証明された。
肝臓よりRNAを抽出し、ベクター特異的プローブを用いて、リボヌクレアーゼ 保護分析によって分析した(Melton、 D沈ら、 Nucleic Ac 1ds Res、12ニア035−7056(1984))。組換えヒトアルブ ミン転写物の3゛非転写領域に存在するモロニー・レトロウィルス由来配列を、 pGEM−32(f+)のBamH1部位とxba1部位との間にクローニング して、先の記載とおりに、この配列に相補的なRNAプローブである3Z−en vを、in vitroで合成し、3ffpで標識したtJilson、J、M 、ら、Proc、Natl、^cad、Sci、87:8437−8441(1 990))。
ベクター由来配列を含む転写物を発現するように、前もってトランスフェクトさ れたNIH3T3細胞株からのRNAと、トランスフェクトされていないNIH 3T3細胞からのRNAを、それぞれポジティブ、及び、ネガティブ・コントロ ールとして使用した。肝組織より、全RNAを前述のように抽出し、Melto nらの方法に従って、リボヌクレアーゼ保護分析によって、各100μgを分析 した(前述)。レーン”3T3″は、ベクター由来配列を含む転写物を発現する NIH3T3細胞からのRNA (200n g)を含む。リボヌクレアーゼA に耐性な172bpの断片が、矢印で示す期待通りの位置に検出された。レーン “palb2”は、palb2をトランスフェクトした2週間後に採取した無ア ルブミン血症ラットの肝臓由来のRNA (100ag)を含む、レーダpal b’−は、palb”をトランスフェクトした2週間後に採取した無アルブミン 血症ラットの肝臓由来のRNA(100μg)を含む。最も右側のレーンに、分 子量マーカーを示す。
プローブが、ベクター配列を含む転写物を発現するNIH3T3細胞からのRN A(ポジティブ・コントロール)とハイブリッドを形成したことによって、図4 のレーン”3T3”に示されるように、リボヌクレアーゼA消化耐性の、172 bp (矢印)の期待通りの大きさのバンドが生じた。無アルブミン血症う・ン トにpa l b’DNA複合体をトランスフェクトして、部分肝切除を行って から2週間後に採取した肝臓のRNAの分析からも、期待通りの大きさく172 bp)の保護されたバンドが検出された。より大きいバンドも存在したが、これ は、おそらく、リボヌクレアーゼによるハイブリッドの消化力坏完全であったた めである。
しかし、等モル量のpa l b2DNA複合体を用いてトランスフェクトし、 部分肝切除を行ってから2週間後に採取した無アルブミン血症ラット肝臓では、 図4のレーン“palb2”に示すように、同じ条件においても保護配列が検出 されなかった。同様に、トランスフェクトされていないNIH3T3細胞のRN Aや、トランスフェクトされていない無アルブミン血症ラットのRNAでは、保 護配列が形成されなかった。このことから、pa I b”DNAのトランスフ ェクト後に検出された172bpのバンドは、ベクター由来ではない固有のRN A配列に対する非特異的なハイブリッド形成によるものではない、ことが示され た。ラット固有のアルブミンと組換えヒトアルブミンのプローブを用いて、RN Aに対してリボヌクレアーゼ保護分析を行なうことによって、トランスフェクト された無アルブミン血症のラット肝臓内のヒトアルブミンmRNAレベルは、正 常ラットのラットアルブミンmRNAレベルの、0.01%から0. 1%であ ることが示された(データ未公開)。
血史旦上血清1匹グ主29分析 アフィニティー精製ウサギ由来抗ヒトアルブミン抗体を用いたウェスタンプロッ トによって、ヒト血清アルブミンの同定と定量を行なった(Burnette、  W、 N、 。
Anal、 Biochem、 112:15−203(1981)) 、標的 設定されたpalb3で無アルブミン血症ラットを処理して、部分肝切除を行っ てから2週間後に採取したラット血清の代表的なウェスタンプロットを、図5に 示す。血清あるいは標準アルブミンを、ポリアクリルアミド・ゲル電気泳動にア プライして、ニトロセルロースに移し、特異的なウサギ由来抗ヒトアルブミン抗 体で処理した。続いて、ゲルを、アルカリ・ホスファターゼ共役ヤギ由来抗ウサ ギ1gGとともにインキュベートして、BCIP、/NETにさらして発色させ た。
詳細には、ヒト血清アルブミン10μg1ラット血清アルブミン10μg1正常 ラット由来、未処理無アルブミン血症ラット由来、処理済み無アルブミン血症ラ ット由来の血清釜4μmを、10%5DS−ポリアクリルアミド・ゲル上にアプ ライしくLaemmli、 U、に、 Nature 227:680−685 (1970))、150Vで4.5時間泳動を行なった。ヒト血清アルブミン、 20μgをレーン1に示す:標準ラット血清アルブミン、20μg、レーン2: ヒトアルブミン、20μg1未処理無アルブミン血症ラット血清4μl中、レー ン3.未処理無アルブミン血症ラット由来血清4μI、レーン4:正常スプレー ジ・ドーレー・ラット由来血清4μlル−ン5 : pa I b”DNA複合 体で処理した無アルブミン血症ラット由来血清4μm、レーン6、生理食塩水の みで処理した無アルブミン血症ラット由来血清4μm、レーン7 ; pa I  b’DNA複合体で処理した無アルブミン血症ラット由来血清4μm、レーン 8゜ トランス・プロット・セル(バイオラッド)を用いて、ゲルを電気泳動的にニト ロセルロース上に移し、プロット−(PBSに溶解した10%脱脂粉乳)でクエ ンチングして、抗ヒトアルブミン抗体で処理し、続いて、アルカリ・ホスファタ ーゼ共役抗ウサギIgGとともにインキュベートした。続いてフィルターを洗浄 し、BCIP/NETで発色させた(カークガード・アンド・ぺり−・ラボ社) 。
図5のレーン1−5は、抗ヒト血清アルブミン抗体のヒトアルブミンに対する特 異性を示している。標準ヒトアルブミンのプロット上ではシングル・バンドが検 出されたが、等量の標準ラット血清アルブミンでは、染色は検出されなかった、 レーン2゜アルブミンは様々な血清成分と結合することが知られている。ラット 血清成分との結合によって、ヒトアルブミンの電気泳動的な移動度が変化するか どうかを調べるために、標準ヒトアルブミンを、未処理無アルブミン血症ラット 由来の血清と混和した。レーン3のように、ヒトアルブミンの移動位置が変化し ていないことから、これには著しい効果がないことが示された。約130kDa のバンドは、アルブミンニ量体の存在によるものと考えられる。
正常ラット血清、レーン4:あるいは、未処理無アルブミン血症ラット血清、レ ーン5、に対する反応がないことから、抗アルブミン抗体の特異性がさらに確認 された。しかし、pa、l b3DNA複合体を受け取った無アルブミン血症ラ ットでは、アルブミンの大きさに対応するバンドが検出された。注射後2週間後 の血中ヒト血清アルブミンの量は、およそ30μg/mlであると定量された、 レーン6゜生理食塩水のみを受け取ったコントロール動物、レーン7、あるいは 、エンハンサ−を欠(palb”、レーン8、では、同じ条件下においても、検 出可能なヒトアルブミンは生産されなかった。
血中へのヒトアルブミンの出現のタイムコースを図6に示す。ラットをpalb 3DNA複合体で処理して、続いて部分肝切除を行なった。一定の間隔おきに血 清を採取し、血中のヒト血清アルブミンのレベルを、図4について説明したとお りにウェスタンプロットで決定した。レーン1−3は、標準ヒトアルブミン、0 ゜1.1.0.10μgを含む。レーン4−11は、それぞれ注射後24時間、 48時間、72時間、96時間、1週間、2週間、3週間、4週間後の血清4μ mを含む。血清サンプルあるいは標準ヒトアルブミンを、ポリアクリルアミド・ ゲル電気泳動上にアプライし、ニトロセルロースに移して、特異的なウサギ由来 抗ヒトアルブミン抗体で処理した。フィルターを洗浄し、その後、アルカリ・ホ スファターゼ共役ヤギ由来抗ウサギIgGとともにインキュベートし、BCIP /NETにさらして発色させた。
pa I b’DNA複合体で処理した代表的な無アルブミン血症ラット由来の 血清、レーン4、には、24時間後の時点では、検出可能な血中アルブミンは含 まれていなかった。しかし、48時間後には、pa l bXDNA処理無アル ブミン血症ラット由来の血清中で、およそ0.05μg/mlのレベルでヒトア ルブミンが検出された。ヒトアルブミンのレベルは時間と共に上昇し、2週間目 、レーン8、には、34μg/m」のプラトーに達した。そして、注射後4週間 にわたって、有意に変化することなしに、このレベルを保持した、レーン11゜ トランスフェクション後、少なくとも4週間は、ELIZA法によって抗ヒトア ルブミン抗体は検出されなかった(データ未公開)。
鑓又 ポリーL−リジンと結合したアシアロオロソムコイドから構成されるアシアロ糖 タンパク質−ポリカチオン共役体を用いて、肝細胞表面に存在するアシアロ糖タ ンパク質レセプターを介して肝細胞を特異的に標的設定することができる、可溶 性のDNA複合体を作成した。DNAは、B型肝炎ウィルス表面抗原の遺伝子を 含むプラスミドから構成される。
B :ウイルス 2、 コード る遺−゛ ベクターT、 Jake Lian g博士(マサチューセッツ・ジェネラル病院、ボストン、マサチューセッツ州) より、プラスミドpSVHBVsを入手した。このプラスミド(約3.6kbp )は、pUC誘導体であり、SV40の複製開始点と、SV40プロモーターで 調節されるB型肝炎ウィルス表面抗原の読み枠を(1984bpの挿入配列の一 部分として)含む。プラスミドを上述の通りにクローニングして、精製した。
・ 口 なりNA− アシアロオロソムコイド(ASOR)を上述のように調製した。N−サクシニミ ジル3−(2−ピリジルジチオ)プロパネート(SPDP)を用いて、ジスルフ ィド結合を介して、ASORとポリーL−リジン(シグマ・ケミカル社、セント ・ルイス、ミズーリ州)、Mr=59.000を(モル比7:1)結合させ、標 識共役体を作成した。また、1−エチル−3−(3−ジメチル−アミノプロピル )カルボジイミド(ピアース・ケミカル社、ロックフォード、イリノイ州)を用 いて、pH7,4で、ASORとポリーL−リジン、Mr=41.Zoo (モ ル比1・1)を結合させた。
高圧液体クロマトグラフィー・システム(ライナン)用いたカチオン交換クロマ トグラフィーで、アクアポアc−aooカラム(ライナン)と、0.1M酢酸ナ トリウムpH5,,0,2,5,2,25,2,0の段階的溶出法を用いて、共 役体を精製した。230nmのU、 V 吸収で検出されるカラムから溶出する 第二のピークが、最適な共役体であると決定された(Jung、 G、ら、駐釜 匣1」四節s、 Res、 Commun、 101:599−606(198 1))。
ゲル遅延分析法を用いて、可溶性の複合体を形成するだめの共役体とDNAの最 適な混和比率を、上述のように決定した。等量のDNAを含む、15MNaC1 中のサンプルを1.15MNaC1中の様々な量の共役体と混和して、ゲル中の DNAの移動を完全に遅延させるような共役体とDNAの比率を決定した。DN Aの50−75%に結合するために必要な共役体の量を算出し、分子複合体の作 成に使用した(複合体の可溶性を確実にするため)。可溶性の分子複合体を作成 するために、一定の速度で攪拌しながら、共役体溶液を、DNA溶液中へ、螺動 ポンプを用いて、O,1ml/分の速度で非常にゆっくりと添加した。一部を採 取して、A260nmを測定し、DNA量をモニターした。さらに、別個に一部 を採取し、アガロースゲル上で泳動して、複合体の形成を確認した。複合体を含 む溶液を、0.45μ膜フイルターを通して濾過し、生理食塩水で洗浄した。
一部を採取して、上述のように試験を行なった。
1511弗顆■化q記曙 150gの雌ラット(スプレージ・ドーレー系)各2匹のグループを、ヘタミン ・キシラジンで麻酔し、非常にゆっ(りと尾静脈から静脈注射を行なった。一方 の群のラットに、5PDPを用いてポリーL−リジン、Mr=59,000で調 製した共役体と、DNA5mgと、の複合体を投与した。もう一方のラットの群 には、カルボジイミド結合を用いてポリーL−リジン、Mr=41.100で調 製した共役体と、DNA1.4mgと、の複合体を投与した。24時間おきに、 ラットより採血して、血清を調製し、B型肝炎ウィルス表面抗原の分析を行なっ た。(アウスザイム・モノクローナル、HBV検出用EIAキット、アボット) 血清200μlを用いて、結果として生じる溶液の色の変化を、A492″mで 測定した。結果を表1に示す。
血清200μlに関する結果をA492″mにおける光学濃度単位として示す。
時間(日) ラツト 1.012 。024 .261 .33 .232 .011 .048 . 137 .2B 、25 .22 .10 .09 .175 .33 .15 3.016 .26 .22 .08 4.018 .22 .24 .16 SPDP結合によって調製された共役体とD N A 5 m gより構成され る可溶性の分子複合体を受け取ったラット(ラット#1と#2)で検出されたH BV表面抗原の発現は、少なくとも4日間持続し、−貫して上昇し続けて1,3 3の最大値に達した。カルボジイミド結合によって調製された共役体とDNA1 .4mgより構成される可溶性の分子複合体を受け取ったラット(ラット#3と #4)で検出された発現も、少なくとも3日間持続し、−貫して上昇し続けて、 約、25の最大値に達した。
変更例 当業者には、通常の実験方法を用いて、ここに記載された特定の操作についての 多数の変更例を実施することができることが、理解できるであろう。そのような 変更例も、本発明の要旨に含まれ、以下のクレームによって網羅される。
Xhol 8s+EII aam+INhelFIG、3 kd 補正書の写しく翻訳文)提8書(特許法第184条の8)平成5年12月6日

Claims (48)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.分泌タンパク質をコードする遺伝子を、特定の細胞に標的設定するための可 溶性の分子複合体であって、別記複合体が、分泌タンパク質をコードする発現可 能な遺伝子と、細胞特異的結合剤と遺伝子結合剤から構成される担体と、の複合 体から構成され、前記遺伝子結合剤が、細胞外の条件下では遺伝子と複合体を形 成し、細胞内の条件下では発現可能な分子として遺伝子を放出する、ことを特徴 とする可溶性の分子複合体。
  2. 2.前記発現可能な遺伝子がDNAである、ことを特徴とする請求項1記載の可 溶性の分子複合体。
  3. 3.前記発現可能な遺伝子がアルブミンをコードする、ことを特徴とする請求項 1記載の可溶性の分子複合体。
  4. 4.前記発現可能な遺伝子が血液凝固因子をコードする、ことを特徴とする請求 項1記載の可溶性の分子複合体。
  5. 5.前記血液凝固因子が、因子V、VII、VIII、IX、X、XIから構成 される群より選択される、ことを特徴とする請求項4記載の可溶性の分子複合体 。
  6. 6.前記遺伝子結合剤がポリカチオンである、ことを特徴とする請求項1記載の 可溶性の分子複合体。
  7. 7.前記ポリカチオンがポリリジンである、ことを特徴とする請求項6記載の可 溶性の分子複合体。
  8. 8.前記細胞特異的結合剤が細胞表面のレセプターに結合し、前記表面レセプタ ーがエンドサイトーシスを媒介する、ことを特徴とする請求項1記載の可溶性の 分子複合体。
  9. 9.前記細胞特異的結合剤が、アシアロ糖タンパク質レセプターのリガンドであ る、ことを特徴とする請求項8記載の可溶性の分子複合体。
  10. 10.前記リガンドがアシアロ糖タンパク質であり、前記標的細胞が肝細胞であ る、ことを特徴とする請求項9記載の可溶性の分子複合体。
  11. 11.前記発現可能な遺伝子が、非共有結合によって遺伝子結合剤と複合体を形 成する、ことを特徴とする請求項1記載の可溶性の分子複合体。
  12. 12.前記細胞特異的結合剤が、共有結合によって遺伝子結合剤と結合する、こ とを特徴とする請求項1記載の可溶性の分子複合体。
  13. 13.前記発現可能な遺伝子が、細胞内の条件下で、前記遺伝子が機能可能な形 で放出されるように、遺伝子結合剤と複合体を形成する、ことを特徴とする請求 項1記載の可溶性の分子複合体。
  14. 14.請求項1記載の分子複合体の溶液と、生理的に受容可能な賦形剤と、から 構成される、ことを特徴する薬剤組成物。
  15. 15.分泌タンパク質をコードする遺伝子を、肝細胞へ標的設定するための可溶 性の分子複合体であって、前記複合体が、分泌タンパク質をコードする発現可能 な遺伝子と、アシアロ糖タンパク質レセプターのリガンドとポリカチオンから構 成される担体と、の複合体から構成され、前記ポリカチオンが、細胞外の条件下 では遺伝子と複合体を形成し、細胞内の条件下では発現可能な分子として遺伝子 を放出する、ことを特徴とする可溶性の分子複合体。
  16. 16.前記発現可能な遺伝子がアルブミンをコードする、ことを特徴とする請求 項15記載の可溶性の分子複合体。
  17. 17.前記発現可能な遺伝子が血液凝固因子をコードする、ことを特徴とする請 求項15記載の可溶性の分子複合体。
  18. 18.前記血液凝固因子が、因子V、VII、VIII、IX、X、XIから構 成される群より選択される、ことを特徴とする請求項17記載の可溶性の分子複 合体。
  19. 19.前記ポリカチオンがポリリジンである、ことを特徴とする請求項15記載 の可溶性の分子複合体。
  20. 20.前記遺伝子が、前記遺伝子が肝細胞によって発現され、前記遺伝子にコー ドされている産物が肝細胞によって分泌されるために必要な遺伝子調節因子とと もに、発現ベクターに含まれている、ことを特徴とする請求項15記載の可溶性 の分子複合体。
  21. 21.前記発現ベクターがプラスミドあるいはウイルスDNAである、ことを特 徴とする請求項20記載の可溶性の分子複合体。
  22. 22.因子VIIIタンパク質をコードする遺伝子を、肝細胞へ標的設定するた めの可溶性の分子複合体であって、前記複合体が、因子VIIIタンパク質をコ ードする発現可能な遺伝子と、アシアロ糖タンパク質レセプターのリガンドとポ リカチオンから構成される担体と、の複合体から構成され、前記ポリカチオンか 、細胞外の条件下では遺伝子と複合体を形成し、細胞内の条件下では発現可能な 分子として遺伝子を放出する、ことを特徴とする可溶性の分子複合体。
  23. 23.前記ポリカチオンがポリリジンである、ことを特徴とする請求項22記載 の可溶性の分子複合体。
  24. 24.因子IXタンパク質をコードする遺伝子を、肝細胞へ標的設定するための 可溶性の分子複合体であって、前記複合体が、因子IXタンパク質をコードする 発現可能な遺伝子と、アシアロ糖タンパク質レセプターのリガンドとポリカチオ ンから構成される担体と、の複合体から構成され、前記ポリカチオンが、細胞外 の条件下では遺伝子と複合体を形成し、細胞内の条件下では発現可能な分子とし て遺伝子を放出する、ことを特徴とする可溶性の分子複合体。
  25. 25.前記ポリカチオンがポリリジンである、ことを特徴とする請求項24記載 の可溶性の分子複合体。
  26. 26.分泌タンパク質をコードする発現可能な遺伝子を、ある生物の特定の細胞 へ標的設定して配達し、前記細胞内で前記遺伝子にコードされている産物を発現 、分泌させるための方法であって、前記方法が、可溶性の分子複合体を前記生物 に投与することから構成され、前記複合体が、分泌タンパク質をコードする発現 可能な遺伝子と、細胞特異的結合剤と遺伝子結合剤から構成される担体と、の複 合体から構成され、前記遺伝子結合剤が、細胞外の条件下では遺伝子と複合体を 形成し、細胞内の条件下では発現可能な分子として遺伝子を放出する、ことを特 徴とする方法。
  27. 27.前記発現可能な遺伝子がDNAである、ことを特徴とする請求項26記載 の方法。
  28. 28.前記発現可能な遺伝子がアルブミンをコードする、ことを特徴とする請求 項26記載の方法。
  29. 29.前記発現可能な遺伝子か血液凝固因子をコードする、ことを特徴とする請 求項26記載の方法。
  30. 30.前記血液凝固因子が、因子V、VII、VIII、IX、X、XIから構 成される群より選択される、ことを特徴とする請求項29記載の方法。
  31. 31.前記遺伝子結合剤がポリカチオンである、ことを特徴とする請求項26記 載の方法。
  32. 32.前記ポリカチオンがポリリジンである、ことを特徴とする請求項6記載の 方法。
  33. 33.前記細胞特異的結合剤が細胞表面のレセプターに結合し、前記表面レセプ ターがエンドサイトーシスを媒介する、ことを特徴とする請求項26記載の方法 。
  34. 34.前記細胞特異的結合剤が、アシアロ糖タンパク質レセプターのリガンドで ある、ことを特徴とする請求項33記載の方法。
  35. 35.前記リガンドがアシアロ糖タンパク質であり、前記標的細胞が肝細胞であ る、ことを特徴とする請求項34記載の方法。
  36. 36.前記分子複合体を静脈注射する、ことを特徴とする請求項26記載の方法 。
  37. 37.肝細胞を、in vivo(生体内)で、分泌タンパク質をコードする遺 伝子で特異的にトランスフェクトするための方法であって、薬理学的に受容可能 な分子複合体の溶液を静脈注射することから構成され、前記複合体が、分泌タン パク質をコードする発現可能な遺伝子と、アシアロ糖タンパク質レセプターのリ ガンドとポリカチオンから構成される担体と、の複合体から構成され、前記ポリ カチオンが、細胞外の条件下では遺伝子と複合体を形成し、細胞内の条件下では 発現可能な分子として遺伝子を放出する、ことを特徴とする方法。
  38. 38.ある生物の遺伝的あるいは後天的異常を、矯正あるいは軽減させるために 、前記肝細胞をトランスフェクトする、ことを特徴とする請求項37記載の方法 。
  39. 39.前記発現可能な遺伝子がアルブミンをコードする、ことを特徴とする請求 項38記載の方法。
  40. 40.前記発現可能な遺伝子が血液凝固因子をコードする、ことを特徴とする請 求項38記載の方法。
  41. 41.前記血液凝固因子が、因子V、VII、VIII、IX、X、XIから構 成される群より選択される、ことを特徴とする請求項40記載の方法。
  42. 42.前記ポリカチオンがポリリジンである、ことを特徴とする請求項37記載 の方法。
  43. 43.前記発現可能な遺伝子が、前記遺伝子が肝細胞によって発現され、前記遺 伝子にコードされている産物が肝細胞によって分泌されるために必要な遺伝子調 節因子とともに、発現ベクターに含まれている、ことを特徴とする請求項37記 載の方法。
  44. 44.前記発現ベクターがプラスミドあるいはウイルスDNAである、ことを特 徴とする請求項43記載の方法。
  45. 45.担体と遺伝子との比率が、1:5から5:1の範囲である、ことを特徴と する請求項1記載の可溶性の分子複合体。
  46. 46.担体と遺伝子との比率が、1:5から5:1の範囲である、ことを特徴と する請求項15記載の可溶性の分子複合体。
  47. 47.担体と遺伝子との比率が、1:5から5:1の範囲である、ことを特徴と する請求項26記載の方法。
  48. 48.担体と遺伝子との比率が、1:5から5:1の範囲である、ことを特徴と する請求項37記載の方法。
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