JPH0650977Y2 - 貫通形コンデンサ - Google Patents

貫通形コンデンサ

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JPH0650977Y2
JPH0650977Y2 JP1987067704U JP6770487U JPH0650977Y2 JP H0650977 Y2 JPH0650977 Y2 JP H0650977Y2 JP 1987067704 U JP1987067704 U JP 1987067704U JP 6770487 U JP6770487 U JP 6770487U JP H0650977 Y2 JPH0650977 Y2 JP H0650977Y2
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JP
Japan
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capacitor
conductor
metal plate
hole
protrusion
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JPS63177026U (ja
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修美 熊谷
憲昭 佐藤
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TDK Corp
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TDK Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、貫通形コンデンサに関する。
〈従来の技術〉 第7図は従来の貫通形コンデンサの一例を示し、1は磁
器誘電体でなるコンデンサ、2は貫通導体、3は絶縁
体、4はシャーシ取付け用の半田である。コンデンサ1
は円環状に形成し、その略中心部に厚み方向に貫通する
貫通孔101を設けると共に、貫通孔101を開口させた両面
に対の電極102、103を設けてある。貫通導体2はコンデ
ンサ1の貫通孔101内を貫通させると共に、中間部に設
けたつば部21を電極102に半田付け5によって接続固定
してある。絶縁体3はシャーシ等に取付ける際の取付け
孔に対する位置決め用として設けられたもので、例えば
テフロン等の絶縁合成樹脂でなり、貫通導体2のつば部
21との間でコンデンサ1を挟むようにして、コンデンサ
1の電極103側で、貫通導体2に挿着されている。絶縁
体3は貫通導体2に設けたヘッダ部22によって貫通導体
2に取付けられている。
第8図は上述した貫通形コンデンサのシャーシ取付け構
造を示す図で、シャーシ6に予め孔61を設けておき、こ
の孔61内に絶縁体3を挿入して位置決めし、電極103に
付着させた半田5を溶融させてシャーシ6に固着させ
る。
〈考案が解決しようとする課題〉 しかしながら、上述した従来の貫通形コンデンサには次
のような問題点がある。
(イ)シャーシ位置決め用として、高価なテフロン等で
なる絶縁体3が必要であり、コスト高になる。
(ロ)貫通導体2に絶縁体3を止めるヘッダ部22を加工
しなければならないこと、絶縁体3を貫通導体2に挿着
しなければならないこと等で、加工及び組立が面倒にな
る。
(ハ)コンデンサ1をシャーシ6に直接半田付けする構
造であるため、コンデンサ1の機械的強度を大きくする
必要がある。このため、コンデンサ1を厚くせざるを得
ず、必然的に取得容量が小さくなり、充分なフィルタ作
用が得られなくなる。誘電率の高い磁器材料を使用すれ
ば取得容量が増大できるが、高誘電率磁器材料は高価で
あり、コストアップを招く。
そこで、本考案の課題は、コンデンサを薄くして取得容
量を増大させ、フィルタ作用を向上させた貫通形コンデ
ンサを提供することである。
本考案のもう一つの課題は、高誘電率の磁器材料を使う
必要がなく、コストの安価な貫通形コンデンサを提供す
ることである。
本考案のもう一つの課題は、位置決めに当って、絶縁体
が不要であり、貫通導体のヘッダ加工や、貫通導体に対
する絶縁体の挿着作業が不要で、加工及び組立の容易な
貫通形コンデンサを提供することである。
〈課題を解決するための手段〉 上述した課題解決のため、本考案に係る貫通形コンデン
サは、厚み方向に貫通する貫通孔を開口させた両面に電
極を設けた平板状のコンデンサと、このコンデンサの前
記貫通孔内を貫通し前記電極の一方に導通接続される貫
通導体と、前記貫通導体を貫通させる孔を有し一面に前
記コンデンサの電極の他方を固着した金属板とを備えて
おり、 前記金属板は、前記一面とは反対側の他面側に突起を有
しており、 前記突起は、前記コンデンサの固着領域よりは外側にお
いて、前記金属板の外周縁を、前記コンデンサの設けら
れた前記一面とは反対方向に起立するように折り曲げて
リング状に形成され、取付端部を構成すること を特徴とする。
〈作用〉 コンデンサは、その厚み方向の両面に電極を設けた平板
状であるから、薄型になると共に、薄型化により取得容
量が増大する。
突起は、金属板の外周縁を、コンデンサの設けられた一
面とは反対方向に起立するように折り曲げて形成され、
取付端部を構成しているから、貫通形コンデンサをシャ
ーシに取付ける場合、突起の先端面がシャーシ等に当接
して半田付けされ、コンデンサ固着領域が浮いた状態に
なる。このため、コンデンサに割れが生じにくくなる。
突起は、金属板の外周縁をリング状に形成されているか
ら、その機械的強度が大きくなる。このため、コンデン
サの割れが生じにくくなる。
突起は、コンデンサの固着領域よりは外側に形成されて
いるから、コンデンサの割れが一層生じにくくなる。
上述のように、コンデンサの割れが生じにくくなるか
ら、コンデンサを薄くし、取得容量を増大させ、フィル
タ特性を改善することができる。また、高誘電率の磁器
材料を使う必要がないので、コストが安価になる。
更に、突起は、金属板の外周縁を、コンデンサの設けら
れた一面とは反対方向に起立するように折り曲げてリン
グ状に形成され、取付端部を構成しているから、シャー
シの所定位置に突起に対応するリング状の凹部を設けて
おき、この凹部内に突起を位置させることにより、シャ
ーシに簡単、かつ、確実に位置決めできる。位置決めに
当っては、従来必須であった絶縁体が不要であり、絶縁
体を止めるための貫通導体のヘッダ加工や、貫通導体に
対する絶縁体の挿着作業が不要であり、加工及び組立が
容易になる。
〈実施例〉 第1図は本考案に係る貫通形コンデンサの正面断面図、
第2図は同じく底面図である。図において、第7図と同
一の参照符号は同一性ある構成部分を示している。コン
デンサ1は、平板状に形成され、厚み方向に貫通する貫
通孔101を開口させた両面に電極102、103を設けた構造
となっている。コンデンサ1は平板状であるので、薄型
になると共に、薄型化により取得容量が増大する。
7は金属板で、略中心部に貫通導体2を非接触状態で貫
通させる孔71を有し、一面72にコンデンサ1の電極103
を面接触させて半田4によって固着してある。従って、
金属板7がコンデンサ1に対する補強板となるため、コ
ンデンサ1を薄くして取得容量を増大させ、フィルタ作
用を向上させることができる。しかも、取得容量の増大
のために高誘電率の磁器材料を使う必要がないので、コ
スト的にも有利である。
この金属板7は、コンデンサ1の電極103を固着した一
面72とは反対側の他面73に、突起74を有している。突起
74はコンデンサ1の固着領域よりは外側において、他面
73の外周縁を、コンデンサ1の設けられた一面72とは反
対方向に起立するように折り曲げてリング状に形成さ
れ、取付端部を構成している。
上述のように、コンデンサ1の設けられた一面72とは反
対方向に起立するように折り曲げて形成され、取付端部
を構成していから、貫通形コンデンサをシャーシに取付
ける場合、第3図に示すように、突起74の先端面がシャ
ーシ6に当接して半田付けされ、コンデンサ固着領域が
浮いた状態になる。このため、コンデンサ1に割れが生
じにくくなる。
突起74は、金属板7の外周縁を折り曲げてリング状に形
成されているから、機械的強度が大きくなる。このた
め、コンデンサ1の割れが生じにくくなる。
突起74は、コンデンサ1の固着領域よりは外側に形成さ
れているから、コンデンサ1の割れが一層生じにくくな
る。
上述のように、コンデンサ1の割れが生じにくくなるか
ら、コンデンサ1を薄くし、取得容量を増大させ、フィ
ルタ特性を改善することができる。また、高誘電率の磁
器材料を使う必要がないので、コストが安価になる。
更に、シャーシ6の所定位置に突起74に対応するリング
状の凹部62を設けておき、この凹部62内に突起74を位置
させることにより、シャーシ6に簡単、かつ、確実に位
置決めできる。位置決めに当っては、従来必須であった
絶縁体が不要であり、絶縁体を止めるための貫通導体2
のヘッダ加工や、貫通導体2に対する絶縁体の挿着作業
が不要であり、加工及び組立が容易になる。
第4図は本考案に係る貫通形コンデンサの別の実施例に
おける正面断面図、第5図は同じくその底面図である。
この実施例の特徴は、突起74に下端面に、適当な個数及
び間隔で、切欠き75を設けたことである。このような切
欠き75があると、第3図に示したようにシャーシ6に取
付ける場合、切欠き75を通して突起74の内外に半田を流
し込んで半田付け固定できるので、半田付けが確実にな
る。半田4、5は、シャーシ6に金属板7を半田付けす
る半田よりも高融点のものを使用する。図示は省略した
が、突起74は間隔をおいてリング状に配置してもよい。
第6図は本考案に係る貫通形コンデンサの別の実施例に
おける要部の断面図である。この実施例の特徴は、コン
デンサ1の電極103を形成した面側の貫通孔101のまわり
に、金属板7の孔に挿入される突起104を設けたことで
ある。このような突起104があると、金属板7に対して
コンデンサ1を簡単、かつ、確実に位置決めできる。
〈考案の効果〉 以上述べたように、本考案によれば、次のような効果を
得ることができる。
(a)薄型化に適した平板状のコンデンサを用い、薄型
化により取得容量を増大させ得る貫通形コンデンサを提
供できる。
(b)コンデンサの割れが生じにくくなるため、コンデ
ンサを薄くし、取得容量を増大させ、フィルタ特性を改
善した貫通形コンデンサを提供できる。また、高誘電率
の磁器材料を使う必要がないので、コストの安価な貫通
形コンデンサを提供できる。
(c)位置決めに当って、絶縁体が不要であり、貫通導
体のヘッダ加工や、貫通導体に対する絶縁体の挿着作業
が不要で、加工及び組立の容易な貫通形コンデンサを提
供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る貫通形コンデンサの正面断面図、
第2図は同じく底面図、第3図は本考案に係る貫通形コ
ンデンサのシャーシ取付けを示す図、第4図は本考案に
係る貫通形コンデンサの別の実施例における正面断面
図、第5図は同じく底面図、第6図は本考案に係る貫通
形コンデンサの別の実施例における要部の断面図、第7
図は従来の貫通形コンデンサの正面断面図、第8図は上
述した貫通形コンデンサのシャーシ取付け構造を示す図
である。 1……コンデンサ、101……貫通孔 102、103……電極、2……貫通導体 7……金属板、71……孔 74……突起、75……切欠

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】厚み方向に貫通する貫通孔を開口させた両
    面に電極を設けた平板状のコンデンサと、このコンデン
    サの前記貫通孔内を貫通し前記電極の一方に導通接続さ
    れる貫通導体と、前記貫通導体を貫通させる孔を有し一
    面に前記コンデンサの電極の他方を固着した金属板とを
    備える貫通形コンデンサであって、 前記金属板は、前記一面とは反対側の他面側に突起を有
    しており、 前記突起は、前記コンデンサの固着領域よりは外側にお
    いて、前記金属板の外周縁を、前記コンデンサの設けら
    れた前記一面とは反対方向に起立するように折り曲げて
    リング状に形成され、取付端部を構成すること を特徴とする貫通形コンデンサ。
JP1987067704U 1987-05-06 1987-05-06 貫通形コンデンサ Expired - Lifetime JPH0650977Y2 (ja)

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JP1987067704U JPH0650977Y2 (ja) 1987-05-06 1987-05-06 貫通形コンデンサ

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JPS63177026U JPS63177026U (ja) 1988-11-16
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102021104340A1 (de) 2021-02-24 2022-08-25 Danfoss Silicon Power Gmbh Kondensator

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS445642Y1 (ja) * 1966-03-22 1969-02-28

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102021104340A1 (de) 2021-02-24 2022-08-25 Danfoss Silicon Power Gmbh Kondensator

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JPS63177026U (ja) 1988-11-16

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