JP2913662B2 - コンデンサ及びその製造方法 - Google Patents
コンデンサ及びその製造方法Info
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- JP2913662B2 JP2913662B2 JP9823989A JP9823989A JP2913662B2 JP 2913662 B2 JP2913662 B2 JP 2913662B2 JP 9823989 A JP9823989 A JP 9823989A JP 9823989 A JP9823989 A JP 9823989A JP 2913662 B2 JP2913662 B2 JP 2913662B2
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Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、一般電子機器に用いられるコンデンサ及び
その製造方法に関するものである。
その製造方法に関するものである。
従来の技術 従来、電解コンデンサにおいては、コンデンサ素子か
ら引出されている内部端子と外部端子の接続を確実にす
るために、第7図に示すように、中間部に鍔1aを有する
アルミニウム製のリベット1を使用し、第6図のよう
に、コンデンサ素子2から引出した内部端子3をリベッ
ト1の下部のめ部1bと鍔1aとで挾持し、また外部端子
4をリベット1の上部のめ部1cと端子板5とで挾持し
て固着する構造になっている。
ら引出されている内部端子と外部端子の接続を確実にす
るために、第7図に示すように、中間部に鍔1aを有する
アルミニウム製のリベット1を使用し、第6図のよう
に、コンデンサ素子2から引出した内部端子3をリベッ
ト1の下部のめ部1bと鍔1aとで挾持し、また外部端子
4をリベット1の上部のめ部1cと端子板5とで挾持し
て固着する構造になっている。
発明が解決しようとする課題 しかしながら、この従来の構造では、コンデンサ素子
2から引出されている内部端子3とリベット1の接続部
分の接触抵抗が不安定であった。その原因を追求したと
ころ、内部端子3とリベット1の間の接触は、第6図に
示すように、めによるリベット1のふくらみによりリ
ベット面と内部端子3の接続孔の内面3aの接触によるも
のだが、リベット1のふくらみは第6図に示すように、
鍔1aの根元部分ではふくらみにくく、内部端子3との接
触が不十分であり、接触抵抗が不安定になることが判明
した。
2から引出されている内部端子3とリベット1の接続部
分の接触抵抗が不安定であった。その原因を追求したと
ころ、内部端子3とリベット1の間の接触は、第6図に
示すように、めによるリベット1のふくらみによりリ
ベット面と内部端子3の接続孔の内面3aの接触によるも
のだが、リベット1のふくらみは第6図に示すように、
鍔1aの根元部分ではふくらみにくく、内部端子3との接
触が不十分であり、接触抵抗が不安定になることが判明
した。
課題を解決するための手段 本発明は、このような課題を解決するためのもので、
リベットの中間部に設けた鍔部の内部端子と接触する下
面の根元部分に、上記鍔部の端子板と接触する上面側に
向かって溝を設けたものである。
リベットの中間部に設けた鍔部の内部端子と接触する下
面の根元部分に、上記鍔部の端子板と接触する上面側に
向かって溝を設けたものである。
作用 本発明によれば、コンデンサ素子から引出されている
内部端子と外部端子との接続の際、めによりリベット
が溝の中からふくらみ、内部端子の接続孔内面との接触
が十分に保たれ、接触抵抗が低く安定する。
内部端子と外部端子との接続の際、めによりリベット
が溝の中からふくらみ、内部端子の接続孔内面との接触
が十分に保たれ、接触抵抗が低く安定する。
実施例 以下、本発明の一実施例について図面を用いて説明す
る。第3図aは本発明のコンデンサの端子接続用リベッ
ト11の一実施例の断面図、第3図bは他の実施例の断面
図であり、円柱状のアルミニウム棒の中間部にコンデン
サの端子板を支持する鍔部11aを設け、その鍔部11aの下
面の根元部分11bに上記鍔部11aの端子板と接触する上面
側に向ってV字形の溝11cを設けている。なお、溝11c
は、第3図bのように台形になっているものでもよい。
以上のように予めリベット11に棒11cを設けてもよい
が、もう一つの手段として、コンデンサの端子板に外部
端子を固着する際に同時に溝を設ける製造方法を用いて
もよく、この方法を説明する。第4図aは端子板12に外
部端子13をリベット11で固着する前の断面図、第4図b
は本発明の端子板12に外部端子13をリベット11でめ固
着すると同時にリベット11に溝11cを設けた時の断面図
であり、端子板12の孔12aにリベット11の上部を挿入
し、鍔部11aで端子板12を支持し、そしてリベット11の
上部に外部端子13を貫通させる。次にリベット11の上部
をめると同時に、リベット11の鍔部11aの下面の根元
部分11bに上記鍔部11aの端子板12と接触する上面側に向
ってV字形の溝11cを設ける。この溝11cの形は台形でも
よい。以下、第1図,第2図に示すように、コンデンサ
素子14より引出されている内部端子15をリベット11の下
部にめて端子板12を介して外部端子13と接続し、そし
てコンデンサ素子14を有底筒状の外装ケース16内に収納
すると共に、開口端に端子板12を挿着して封口し、さら
に外装ケース16の外周面に絶縁チューブ17を装着して電
解コンデンサを構成する。
る。第3図aは本発明のコンデンサの端子接続用リベッ
ト11の一実施例の断面図、第3図bは他の実施例の断面
図であり、円柱状のアルミニウム棒の中間部にコンデン
サの端子板を支持する鍔部11aを設け、その鍔部11aの下
面の根元部分11bに上記鍔部11aの端子板と接触する上面
側に向ってV字形の溝11cを設けている。なお、溝11c
は、第3図bのように台形になっているものでもよい。
以上のように予めリベット11に棒11cを設けてもよい
が、もう一つの手段として、コンデンサの端子板に外部
端子を固着する際に同時に溝を設ける製造方法を用いて
もよく、この方法を説明する。第4図aは端子板12に外
部端子13をリベット11で固着する前の断面図、第4図b
は本発明の端子板12に外部端子13をリベット11でめ固
着すると同時にリベット11に溝11cを設けた時の断面図
であり、端子板12の孔12aにリベット11の上部を挿入
し、鍔部11aで端子板12を支持し、そしてリベット11の
上部に外部端子13を貫通させる。次にリベット11の上部
をめると同時に、リベット11の鍔部11aの下面の根元
部分11bに上記鍔部11aの端子板12と接触する上面側に向
ってV字形の溝11cを設ける。この溝11cの形は台形でも
よい。以下、第1図,第2図に示すように、コンデンサ
素子14より引出されている内部端子15をリベット11の下
部にめて端子板12を介して外部端子13と接続し、そし
てコンデンサ素子14を有底筒状の外装ケース16内に収納
すると共に、開口端に端子板12を挿着して封口し、さら
に外装ケース16の外周面に絶縁チューブ17を装着して電
解コンデンサを構成する。
このように本発明のコンデンサは、リベット11は鍔部
11aの根元部分11bに上記鍔部11aの端子板12と接触する
上面側に向って溝11cを設けているため、コンデンサ素
子14から引出されている内部端子15をめた時に、リベ
ット11が溝11cの中からふくらみだし、内部端子15の接
続孔内面との接触が十分に保たれる。その様子を第2図
に示しており、11dはふくらみ部である。
11aの根元部分11bに上記鍔部11aの端子板12と接触する
上面側に向って溝11cを設けているため、コンデンサ素
子14から引出されている内部端子15をめた時に、リベ
ット11が溝11cの中からふくらみだし、内部端子15の接
続孔内面との接触が十分に保たれる。その様子を第2図
に示しており、11dはふくらみ部である。
また、このようにして製作された本発明のリベットを
用いた電解コンデンサと従来のリベットを用いた電解コ
ンデンサの接触抵抗を測定した結果を第5図に示す。第
5図においてaは本発明の電解コンデンサ、bは従来の
電解コンデンサを示す。図より明らかなように本発明の
電解コンデンサの接触抵抗は著しく改善されている。
用いた電解コンデンサと従来のリベットを用いた電解コ
ンデンサの接触抵抗を測定した結果を第5図に示す。第
5図においてaは本発明の電解コンデンサ、bは従来の
電解コンデンサを示す。図より明らかなように本発明の
電解コンデンサの接触抵抗は著しく改善されている。
発明の効果 以上のように本発明によれば、リベットと内部端子と
の間の接触が十分なものとなり、接触抵抗を低く抑える
ことができるという効果が得られる。
の間の接触が十分なものとなり、接触抵抗を低く抑える
ことができるという効果が得られる。
第1図は本発明の一実施例による電解コンデンサの断面
図、第2図は同コンデンサの要部断面図、第3図a,bは
リベットの一例を示す断面図、第4図a,bはリベットの
加工例を示す要部断面図、第5図は本発明の電解コンデ
ンサと従来の電解コンデンサの接触抵抗を示す特性図、
第6図は従来の電解コンデンサの要部断面図、第7図は
同コンデンサのリベットの断面図である。 11……リベット、11a……鍔、11b……根元部分、11c…
…溝、11d……ふくらみ部、12……端子板、13……外部
端子、14……コンデンサ素子、15……内部端子。
図、第2図は同コンデンサの要部断面図、第3図a,bは
リベットの一例を示す断面図、第4図a,bはリベットの
加工例を示す要部断面図、第5図は本発明の電解コンデ
ンサと従来の電解コンデンサの接触抵抗を示す特性図、
第6図は従来の電解コンデンサの要部断面図、第7図は
同コンデンサのリベットの断面図である。 11……リベット、11a……鍔、11b……根元部分、11c…
…溝、11d……ふくらみ部、12……端子板、13……外部
端子、14……コンデンサ素子、15……内部端子。
Claims (2)
- 【請求項1】端子板に取付けられかつコンデンサ素子か
ら引出されている内部端子及び外部との接続のための外
部端子が接続されるアルミニウムからなるリベットを有
し、そのリベットの中間部に設けられかつ端子板を支持
する鍔部の内部端子と接触する下面の根元部分に、上記
鍔部の端子板と接触する上面側に向って溝を設けたこと
を特徴とするコンデンサ。 - 【請求項2】鍔部の内部端子と接触する下面の根元部分
に鍔部の端子板と接触する上面側に向って溝を設ける
際、外部端子をめにより固着すると同時に溝を形成す
るようにした請求項1記載のコンデンサの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9823989A JP2913662B2 (ja) | 1989-04-18 | 1989-04-18 | コンデンサ及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9823989A JP2913662B2 (ja) | 1989-04-18 | 1989-04-18 | コンデンサ及びその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02276217A JPH02276217A (ja) | 1990-11-13 |
JP2913662B2 true JP2913662B2 (ja) | 1999-06-28 |
Family
ID=14214409
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9823989A Expired - Fee Related JP2913662B2 (ja) | 1989-04-18 | 1989-04-18 | コンデンサ及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2913662B2 (ja) |
-
1989
- 1989-04-18 JP JP9823989A patent/JP2913662B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02276217A (ja) | 1990-11-13 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |