JPH0658871B2 - アルミニウム電解コンデンサ - Google Patents

アルミニウム電解コンデンサ

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JPH0658871B2
JPH0658871B2 JP1280775A JP28077589A JPH0658871B2 JP H0658871 B2 JPH0658871 B2 JP H0658871B2 JP 1280775 A JP1280775 A JP 1280775A JP 28077589 A JP28077589 A JP 28077589A JP H0658871 B2 JPH0658871 B2 JP H0658871B2
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孝史 富澤
弘 谷中
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明はアルミニウム電解コンデンサに関し、さらに
詳しく言えば、04形アルミニウム電解コンデンサの封口
部に関するものである。
〔従来の技術〕
第5図には04形アルミニウム電解コンデンサの典型的な
従来例が示されている。これによると、同電解コンデン
サはアルミニウムの陽極箔と陰極箔とをセパレータをは
さんで巻回し、それに所定の電解液を含浸させてなるコ
ンデンサ素子1を備えている。なお、箔を巻回するにあ
たってその陽極箔と陰極箔には予め陽極リード線2aと
陰極リード線2bとがそれぞれ取付けられる。この陽極
リード線2aと陰極リード線2bに一対のリード挿通孔
を有するゴム封口体4が取付けられ、しかるのちコンデ
ンサ素子1はアルミニウム製の有底円筒状をなす金属ケ
ース3内に収納され、それに伴って同金属ケース3の開
口部にゴム封口体4が嵌合される。同開口部を密閉する
ため、金属ケース3に絞り加工により横絞り溝5が形成
されるとともに、開口部の端縁3aがケース内方に向け
てカールするようにかしめられる。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記の封口方法は最も一般的であるが、耐熱性が余りな
く、特にハンダリフロー時の熱衝撃に対して弱いとされ
ている。もっとも耐熱性を高めるには、横絞り溝5を深
くすればよいのであるが、そうするとケース切れやゴム
切れを生ずるという別の問題が起こる。
この点を解決するため、例えば特開平1-168019号におい
ては、第6図に例示されているようにゴム封口体4の外
表面からほぼ1/2〜1/3の部位3bに非絞り部位(コンデ
ンサ素子収納部)の直径のほぼ3/4程度絞り加工をする
ようにしている。しかしながら、このように絞ると金属
ケース3の端縁3aがリード線2a、2bに接触し、短
絡事故を起こす危険性があった。
〔課題を解決するための手段〕
この発明は上記課題を解決するためになされたもので、
その構成上の特徴とするところは、アルミニウム箔の巻
回体に一対のリード線を取付けてなるコンデンサ素子を
有底筒状の金属ケース内に収納するとともに、同金属ケ
ースの開口部に一対のリード挿通孔を有するゴム封口体
を嵌合し、かつ、そのゴム封口体の側面に対応する金属
ケースの所定部位に絞り加工による横絞り溝を形成する
とともに、開口部の端縁をケース内方に向けてカールす
るようにかしめてなるアルミニウム電解コンデンサにお
いて、金属ケースのコンデンサ素子収納部の外径寸法を
、ゴム封口体が嵌合されるケース開口部側の外径寸
法をD、横絞り溝の溝底部位におけるケース内径寸法
をD、ゴム封口体の原厚みをA、開口部の端縁と横
絞り溝のケース底部側に位置する溝縁との間の距離をA
、開口部の端縁と横絞り溝の開口部側に位置する溝縁
との間の距離をAとした場合、 D=0.90〜0.97D、D=0.85〜0.95D、 A=1/2〜3/4A、A=2/5〜2/3Aとしたことに
ある。
が0.90×D未満であると、ゴム封口体への応
力が過大となるため、同ゴム封口体がケース開口部の外
側に膨らみ、ハンダ付け時の加熱による内圧の上昇によ
りゴム封口体が外部に飛び出してしまうおそれがある。
他方、Dが0.97×Dを超える場合には、リード
線とゴム封口体とが密着不足となり、気密性が保たれず
液漏れの原因となり好ましくない。
が0.85×D未満であると、ケース切れを生ず
るおそれがあり、これに対して、Dが0.95×D
を超える場合には、リード線とゴム封口体とが密着不足
となり、気密性が保たれず液漏れの原因となる。
がA×1/2未満であると、ゴム封口体によるリ
ード線の締め付けが弱く、加工時の外力でリード線が動
き液漏れの原因となる。他方、AがA×3/4を超
えると、横絞り溝による応力の加わる部分が気密保持に
有効なリード線の丸棒部から外れ、これまた液漏れの原
因となる。
がA×2/5未満であると、上記AがA×1
/2未満の場合と同様、ゴム封口体によるリード線の締
め付けが弱く、加工時の外力でリード線が動き液漏れの
原因となる。また、AがA×2/3を超えると、上
記AがA×3/4を超えた場合と同じく、横絞り溝
による応力の加わる部分が気密保持に有効なリード線の
丸棒部から外れ、これまた液漏れの原因となり好ましく
ない。
〔作 用〕
従来ではゴム封口体の一部分けを絞っていたのに対し、
上記構成によれば比較的全体を絞るため、それだけ封口
強度が高められる。また、金属ケースの開口部をさほど
絞らなくともよいため、短絡事故が起きるようなことも
ない。
〔実施例〕
以下、この発明の実施例を添付図面を参照しながら詳細
に説明する。
第1図にはこの発明によるアルミニウム電解コンデンサ
の一例が示されているが、先に説明した第5図の部分と
同一の部分には同一の参照符号を付し、重複を避けるた
めその説明は省略する。
金属ケース3のコンデンサ素子1が収納される素子収納
部3cの外径寸法をD、ゴム封口体4が嵌合されるケ
ース開口部3d側の外径寸法をD、横絞り溝5の溝底
部位5aにおけるケース内径寸法をD、ゴム封口体4
の原厚みをA、開口部の端縁3aと横絞り溝5のケー
ス底部側に位置する溝縁5bとの間の距離A、開口部
の端縁3aと横絞り溝5の開口部側に位置する溝縁5c
との間の距離をAとした場合、 D=0.90〜0.97D、D=0.85〜0.95D、 A=1/2〜3/4A、A=2/5〜2/3Aなる寸法にし
ている。
この電解コンデンサはこのままの状態ではディスクリー
ト型として用いられるが、第2図に示されているよう
に、金属ケース3の開口部3d側に電気絶縁性樹脂から
なる台座6を配置し、各リード線2a,2bをその底部
に形成されているリード収納溝7,7に沿って折り曲げ
ることにより、表面実装に好適なチップ型とすることも
できる。その場合、回路基板への実装時の安定性やハン
ダ付着性などの点から各リード線2a,2bを偏平にす
ることが好ましい。
次に、上記の寸法にて作られた発明品と従来品について
各種の試験を行った結果を説明する。
《ハンダ耐熱テスト》直径5mm,軸長5mmで定格電圧25
V,静電容量10μFのコンデンサを発明品と従来品とも
に50個用意し、VPS240℃の条件で20秒間テストを行った
ところ、ゴム封口体のはずれについて表1のような結果
が得られた。
《防爆テスト》直径15mm,軸長11mmで定格電圧50V,静
電容量1μFのコンデンサを発明品と従来品ともに50個
用意し、逆電流1Aを印加して防爆弁の作動状態をテス
トした結果を表2に示す。
《リード端子・ケース短絡率》この発明の封口技術によ
る発明品と第6図で説明した封口技術による従来品をそ
れぞれ100個製作した。表3にその短絡発生個数を示
す。
《寿命テスト》発明品と従来品ともに直径6.3mm,軸長
5mmで定格電圧16V,静電容量47μFのコンデンサ20個
について105℃の高温負荷試験を行い、静電容量変化率
を測定した。その静電容量変化率−時間のグラフを第3
図に示す。
《耐洗浄性テスト》発明品と従来品ともに直径6.3mm,
軸長5mmで定格電圧35V,静電容量22μFのコンデン
サ100個について105℃の温度条件下で洗浄負荷試験を行
ったところの腐食発生率−時間のグラフを第4図に示
す。
上記のようにハンダ耐熱テスト、防爆テストおよびリー
ド端子・ケース短絡率において、本発明品はいずれも不
良率0であり、また、寿命テスト、耐洗浄性テストにお
いても従来品と比べて明らかに優れていることが分か
る。
〔発明の効果〕
以上説明したように、この発明によれば、封口強度が高
く、しかも金属ケースの開口部端縁がリード線に接触す
るおそれのないアルミニウム電解コンデンサが提供され
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明によるアルミニウム電解コンデンサの
一実施例を示した断面図、第2図は同コンデンサをチッ
プ型とした場合の斜視図、第3図は寿命テストについて
の静電容量変化率−時間の関係を示したグラフ、第4図
は耐洗浄性テストについての腐食発生率−時間の関係を
示したグラフ、第5図および第6図は従来例を示した断
面図である。 図中、1はコンデンサ素子、2a,2bはリード線、3
は金属ケース、4はゴム封口体、5は横絞り溝である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】アルミニウム箔の巻回体に一対のリード線
    を取付けてなるコンデンサ素子を有底筒状の金属ケース
    内に収納するとともに、同金属ケースの開口部に一対の
    リード挿通孔を有するゴム封口体を嵌合し、かつ、その
    ゴム封口体の側面に対応する上記金属ケースの所定部位
    に絞り加工による横絞り溝を形成するとともに、上記開
    口部の端縁をケース内方に向けてカールするようにかし
    めてなるアルミニウム電解コンデンサにおいて、 上記金属ケースのコンデンサ素子収納部の外径寸法をD
    、上記ゴム封口体が嵌合される上記ケース開口部側の
    外径寸法をD、上記横絞り溝の溝底部位におけるケー
    ス内径寸法をD、上記ゴム封口体の原厚みをA、上
    記開口部の端縁と上記横絞り溝のケース底部側に位置す
    る溝縁との間の距離をA、上記開口部の端縁と上記横
    絞り溝の開口部側に位置する溝縁との間の距離をA
    した場合、D=0.90〜0.97D、D=0.85〜0.95D
    、A=1/2〜3/4A、A=2/5〜2/3Aであるこ
    とを特徴とするアルミニウム電解コンデンサ。
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