JP3005989B2 - アルミ電解コンデンサ - Google Patents
アルミ電解コンデンサInfo
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- JP3005989B2 JP3005989B2 JP1086264A JP8626489A JP3005989B2 JP 3005989 B2 JP3005989 B2 JP 3005989B2 JP 1086264 A JP1086264 A JP 1086264A JP 8626489 A JP8626489 A JP 8626489A JP 3005989 B2 JP3005989 B2 JP 3005989B2
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- metal case
- aluminum electrolytic
- electrolytic capacitor
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Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はアルミ電解コンデンサに関するものである。
従来の技術 一般にアルミ電解コンデンサは、電極箔を電解紙とと
もに巻回したコンデンサ素子を円筒状の金属ケースに電
解液とともに収納し、その後、金属ケースの開口部をゴ
ム封口栓により絞り封口して密封するようにしている。
もに巻回したコンデンサ素子を円筒状の金属ケースに電
解液とともに収納し、その後、金属ケースの開口部をゴ
ム封口栓により絞り封口して密封するようにしている。
発明が解決しようとする課題 上記した従来のアルミ電解コンデンサにおいては、円
筒状の金属ケースを用いているため、この構成におい
て、電解紙の吸収量以上の電解液を収納するためには、
金属ケースの直径をコンデンサ素子の直径に対して大き
くする必要があり、この場合、金属ケースの直径が大き
くなるということは、アルミ電解コンデンサをプリント
基板へ装着する際の装着面積の増加を招くことになり、
さらには金属ケースの直径に対してコンデンサ素子の直
径が小さいため、絞り封口時にコンデンサ素子が金属ケ
ース内で動き、その結果、コンデンサ素子の傾斜による
ストレスの発生や密封性低下を招くという問題点を有し
ていた。
筒状の金属ケースを用いているため、この構成におい
て、電解紙の吸収量以上の電解液を収納するためには、
金属ケースの直径をコンデンサ素子の直径に対して大き
くする必要があり、この場合、金属ケースの直径が大き
くなるということは、アルミ電解コンデンサをプリント
基板へ装着する際の装着面積の増加を招くことになり、
さらには金属ケースの直径に対してコンデンサ素子の直
径が小さいため、絞り封口時にコンデンサ素子が金属ケ
ース内で動き、その結果、コンデンサ素子の傾斜による
ストレスの発生や密封性低下を招くという問題点を有し
ていた。
本発明はこのような問題点を解決するもので、プリン
ト基板への実質的な装着面積を増加させることなく、多
量の電解液を収納することができて長寿命化をはかるこ
とかできるアルミ電解コンデンサを提供することを目的
とする。
ト基板への実質的な装着面積を増加させることなく、多
量の電解液を収納することができて長寿命化をはかるこ
とかできるアルミ電解コンデンサを提供することを目的
とする。
課題を解決するための手段 上記課題を解決するために本発明は、断面が正方形の
有底筒状の金属ケースと、電極箔を電解紙と共に巻回
し、その外周部が上記金属ケースの内壁に当接するよう
に形成されて電解液と共に金属ケース内に収納されたコ
ンデンサ素子と、上記金属ケースの開口部にはめ込ま
れ、金属ケースを絞り加工することにより装着されたゴ
ム状の弾性封口体からなり、この弾性封口体の外表面側
をプリント基板への装着面とした構成のものである。
有底筒状の金属ケースと、電極箔を電解紙と共に巻回
し、その外周部が上記金属ケースの内壁に当接するよう
に形成されて電解液と共に金属ケース内に収納されたコ
ンデンサ素子と、上記金属ケースの開口部にはめ込ま
れ、金属ケースを絞り加工することにより装着されたゴ
ム状の弾性封口体からなり、この弾性封口体の外表面側
をプリント基板への装着面とした構成のものである。
作用 上記した本発明の構成によれば、巻回したコンデンサ
素子と正方形の金属ケースとの間の空間に余分の電解液
を収納することができるため、長期にわたってコンデン
サ素子中の電解液量を保持することができ、その結果、
大巾な寿命延長をはかることができる。また正方形の金
属ケースの一辺の長さを従来の円筒状の金属ケースの直
径と同一にすることにより、プリント基板への実質的な
装着面積の増加を防ぐことができ、しかも正方形の金属
ケースの各面がコンデンサ素子と接するため、絞り封口
時においてコンデンサ素子が傾斜してストレスの発生や
密封性低下を招くという問題点も解決することができ
る。
素子と正方形の金属ケースとの間の空間に余分の電解液
を収納することができるため、長期にわたってコンデン
サ素子中の電解液量を保持することができ、その結果、
大巾な寿命延長をはかることができる。また正方形の金
属ケースの一辺の長さを従来の円筒状の金属ケースの直
径と同一にすることにより、プリント基板への実質的な
装着面積の増加を防ぐことができ、しかも正方形の金属
ケースの各面がコンデンサ素子と接するため、絞り封口
時においてコンデンサ素子が傾斜してストレスの発生や
密封性低下を招くという問題点も解決することができ
る。
実施例 以下、本発明の一実施例を第１図〜第４図にもとづい
て説明する。
て説明する。
まず、第１図ａに示すように一端に開口部1aを有する
全体1bの断面が正方形であり、もしくは第１図ｂに示す
ようにコンデンサ素子収納部2aの断面が正方形で、かつ
一端開口部2bが円形である金属ケース1,2を用い、そし
てこの金属ケース1,2に電極箔を電解紙とともに巻回し
たコンデンサ素子（図示せず）を収納し、その後、第２
図，第３図に示すように金属ケース1,2の一端開口部1a,
2bをゴム状の弾性封口体3,4を用いて絞り封口を行い密
封するようにしたものである。なお、5,6は引出しリー
ド線である。前述した絞り封口にあたっては、第１図ａ
に示す金属ケース１を用い、そして一辺の長さが金属ケ
ースの一辺の長さより大きいゴム状の弾性封口体３を圧
縮して封入したものが第２図である。また金属ケース２
の封口部をあらかじめ第１図ｂに示すように円筒形に加
工した後、円形のゴム状の弾性封口体４を用いて絞り封
口したものが第３図である。
全体1bの断面が正方形であり、もしくは第１図ｂに示す
ようにコンデンサ素子収納部2aの断面が正方形で、かつ
一端開口部2bが円形である金属ケース1,2を用い、そし
てこの金属ケース1,2に電極箔を電解紙とともに巻回し
たコンデンサ素子（図示せず）を収納し、その後、第２
図，第３図に示すように金属ケース1,2の一端開口部1a,
2bをゴム状の弾性封口体3,4を用いて絞り封口を行い密
封するようにしたものである。なお、5,6は引出しリー
ド線である。前述した絞り封口にあたっては、第１図ａ
に示す金属ケース１を用い、そして一辺の長さが金属ケ
ースの一辺の長さより大きいゴム状の弾性封口体３を圧
縮して封入したものが第２図である。また金属ケース２
の封口部をあらかじめ第１図ｂに示すように円筒形に加
工した後、円形のゴム状の弾性封口体４を用いて絞り封
口したものが第３図である。
また本発明品のプリント基板への装着面積を示すと第
４図のようになる。この第４図において、本発明品によ
る装着面積の増加は７の部分であり、８は従来の円筒形
の金属ケースを用いたアルミ電解コンデンサの装着面積
である。この第４図からも明らかなように、複数のアル
ミ電解コンデンサを整列配置した場合におけるプリント
基板の実質的な専有面積の増加はない。またアルミ電解
コンデンサを横へ倒して装着した場合は、従来の円筒形
の金属ケースを使用したアルミ電解コンデンサと全く同
一の装着面積となる。
４図のようになる。この第４図において、本発明品によ
る装着面積の増加は７の部分であり、８は従来の円筒形
の金属ケースを用いたアルミ電解コンデンサの装着面積
である。この第４図からも明らかなように、複数のアル
ミ電解コンデンサを整列配置した場合におけるプリント
基板の実質的な専有面積の増加はない。またアルミ電解
コンデンサを横へ倒して装着した場合は、従来の円筒形
の金属ケースを使用したアルミ電解コンデンサと全く同
一の装着面積となる。
次に本発明品を用いた場合の電解液収納量および寿命
試験結果を6.3V47μＦ（φ５×7mmサイズ品）を例に第
１表に示す。
試験結果を6.3V47μＦ（φ５×7mmサイズ品）を例に第
１表に示す。
第１表から明らかなように本発明品によれば、電解液
収納量の大巾な増加により寿命の延長がはかれるもので
ある。
収納量の大巾な増加により寿命の延長がはかれるもので
ある。
発明の効果 以上のように本発明のアルミ電解コンデンサは、断面
が正方形で、かつ一端が開口した金属ケースに巻回した
コンデンサ素子を収納し、その後、前記金属ケースの一
端開口部をゴム状の弾性封口体を用いて絞り封口してい
るため、プリント基板への実質的な装着面積を増加させ
ることなく、多量の電解液を収納することができ、その
結果、アルミ電解コンデンサの大巾な長寿命化をはかる
ことができるものである。
が正方形で、かつ一端が開口した金属ケースに巻回した
コンデンサ素子を収納し、その後、前記金属ケースの一
端開口部をゴム状の弾性封口体を用いて絞り封口してい
るため、プリント基板への実質的な装着面積を増加させ
ることなく、多量の電解液を収納することができ、その
結果、アルミ電解コンデンサの大巾な長寿命化をはかる
ことができるものである。
第１図は本発明の一実施例におけるアルミ電解コンデン
サに用いる金属ケースを示したもので、ａは断面がすべ
て正方形である金属ケースの斜視図、ｂは封口部をあら
かじめ円筒形に加工した金属ケースの斜視図、第２図は
第１図ａの金属ケースを用いて封口した実施例を示すア
ルミ電解コンデンサの斜視図、第３図は第１図ｂの金属
ケースを用いて封口した実施例を示すアルミ電解コンデ
ンサの斜視図、第４図は本発明品と従来品をプリント基
板へ整列配置した場合の装着面積を示す図である。 1,2……金属ケース、1a,2b……一端開口部、3,4……ゴ
ム状の弾性封口体。
サに用いる金属ケースを示したもので、ａは断面がすべ
て正方形である金属ケースの斜視図、ｂは封口部をあら
かじめ円筒形に加工した金属ケースの斜視図、第２図は
第１図ａの金属ケースを用いて封口した実施例を示すア
ルミ電解コンデンサの斜視図、第３図は第１図ｂの金属
ケースを用いて封口した実施例を示すアルミ電解コンデ
ンサの斜視図、第４図は本発明品と従来品をプリント基
板へ整列配置した場合の装着面積を示す図である。 1,2……金属ケース、1a,2b……一端開口部、3,4……ゴ
ム状の弾性封口体。
Claims (2)
- 【請求項１】断面が正方形の有底筒状の金属ケースと、
電極箔を電解紙と共に巻回し、その外周部が上記金属ケ
ースの内壁に当接するように形成されて電解液と共に金
属ケース内に収納されたコンデンサ素子と、上記金属ケ
ースの開口部にはめ込まれ、金属ケースを絞り加工する
ことにより装着されたゴム状の弾性封口体からなり、こ
の弾性封口体の外表面側をプリント基板への装着面とし
たアルミ電解コンデンサ。 - 【請求項２】ゴム状の弾性封口体が接する金属ケースの
開口部を断面円形とした請求項１記載のアルミ電解コン
デンサ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1086264A JP3005989B2 (ja) | 1989-04-05 | 1989-04-05 | アルミ電解コンデンサ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1086264A JP3005989B2 (ja) | 1989-04-05 | 1989-04-05 | アルミ電解コンデンサ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02265235A JPH02265235A (ja) | 1990-10-30 |
| JP3005989B2 true JP3005989B2 (ja) | 2000-02-07 |
Family
ID=13881962
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1086264A Expired - Fee Related JP3005989B2 (ja) | 1989-04-05 | 1989-04-05 | アルミ電解コンデンサ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3005989B2 (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS58138326U (ja) * | 1982-03-10 | 1983-09-17 | ニチコン株式会社 | 電解コンデンサ |
-
1989
- 1989-04-05 JP JP1086264A patent/JP3005989B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH02265235A (ja) | 1990-10-30 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |