JP2575917Y2 - 電解コンデンサ用封口体 - Google Patents

電解コンデンサ用封口体

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JP2575917Y2
JP2575917Y2 JP1990404746U JP40474690U JP2575917Y2 JP 2575917 Y2 JP2575917 Y2 JP 2575917Y2 JP 1990404746 U JP1990404746 U JP 1990404746U JP 40474690 U JP40474690 U JP 40474690U JP 2575917 Y2 JP2575917 Y2 JP 2575917Y2
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sealing body
outer case
electrolytic capacitor
diameter
sealing
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一夫 小田中
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Nippon Chemi Con Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案はコンデンサ素子の一方
の巻回端面より複数のリード線が同一方向に導出された
電解コンデンサ用の封口体の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、アルミニウム等の弁金属の箔を
電極として用いる電解コンデンサは、次のような構成を
とる。すなわち、酸化皮膜が形成された陽極箔と陰極箔
をセパレータを介して巻回し、コンデンサ素子を形成す
る。このコンデンサ素子に電解液を含浸し、有底筒状の
外装ケースに収納する。そして、外装ケースの開口端部
にゴム等の弾性部材からなり、外装ケースの開口端形状
に適合した封口体を挿入し、外装ケースの端部を加締め
て、封口を行い、電解コンデンサを形成する。
【0003】このような電解液を用いた電解コンデンサ
では、開口端部の封口精度が悪いと内部の電解液が漏出
する場合があった。そして、電解液が漏出するとプリン
ト基板や他の実装部品に電解液が付着し、それらを損傷
するおそれがあった。
【0004】また、電解液の漏出により、電解コンデン
サ内部の電解液が不足し、電解コンデンサの寿命特性や
電気的特性の劣化の原因の一つともなっている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】ところで、従来、外装
ケースを封口するためには外装ケースの開口端の形状に
適合する封口体によって封口していた。そして、真円柱
状の外装ケースを真円形の封口体で封口した場合には封
口体は次のようになる。
【0006】真円形の封口体において、封口体には外部
リード線を挿通するための貫通孔が設けてあり、外部リ
ード線が貫通している。この封口体を外装ケースに収納
し加締めた場合に、貫通孔が一直線上になる直径方向で
は、外部リード線の直径の分が圧縮されない。従って貫
通孔を含まない直径方向に比べると、同じ圧力をかけて
加締めた場合に、貫通孔を含まない直径方向の方が短く
なる。
【0007】これが、大型の電解コンデンサでは、封口
体とリード線の相対的な大きさに差があるために、たと
え封口体の圧縮の比率に差があったとしても、封口精度
への影響は小さい。
【0008】ところが、小型の電解コンデンサでは、封
口体の大きさとリード線の直径の大きさの相対的な差が
小さくなる。従って、封口体を圧縮した際に、その圧縮
される比率が異なると、封口体の歪みが大きくなる。そ
して、この封口体の歪みにより、所望の封口精度を得る
ことができず、電解液の漏出の原因の一つとなってい
た。
【0009】この考案は、以上の課題を解決するために
なされたものであり、電解コンデンサの封口精度の向上
を実現する封口体を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この考案の電解コンデン
サ用封口体は、円柱状の外装ケースの開口部に装着する
封口体であって、電解コンデンサの外部リード線を挿通
するための一対の貫通孔を備えるとともに、貫通孔を結
ぶ方向の径、その径と直交する径よりも短い楕円柱状
形成したことを特徴としている。
【0011】
【作用】この考案の電解コンデンサ用封口体を外装ケー
スに挿入し封口した場合には、封口体の貫通孔に外部リ
ード線が貫通されており、この外部リード線の直径分は
圧縮されない。この封口体で圧縮されるのは、封口体の
短径の長さより複数の外部リード線の直径の分を除いた
部分となる。従って、この短径方向では、加締め時に封
口体を圧縮した際に、外部リード線の貫通孔を設けなか
った封口体に比べ、圧縮が阻害される。
【0012】一方、封口体の長径方向では、ゴムの圧縮
を阻害するものがなく、ゴムは一様に圧縮される。
【0013】このように同じ力で加締めた場合には、長
径方向での圧縮率と短径方向での圧縮率が異なる。そし
て、それぞれの方向での圧縮される長さに相違が生じ
る。しかし、この圧縮される長さの差は封口体の長径と
短径の長さの差で吸収される。従って、この封口体を外
装ケースに挿入し、加締めた場合には、封口体は真円状
で収納されるようになる。
【0014】
【実施例】以下にこの考案の実施例を示し、より具体的
に説明する。
【0015】図1はこの考案の電解コンデンサ用封口体
を表す三面図で図1aは正面図、図1b及び図1cは側
面図である。図2はこの考案の電解コンデンサの内部構
造を示す断面図である。
【0016】図2に示すコンデンサ素子3は、酸化皮膜
を形成した陽極箔と陰極箔をセパレータを介して巻回し
て形成する。その陽極箔には外部へ電気的に連絡するた
めの陽極タブ5を接続し、電解コンデンサの巻回端面よ
り導出する。また、陰極箔にも陽極箔と同様にして陰極
タブ6を接続する。そして、このコンデンサ素子3には
電解液を含浸する。
【0017】コンデンサ素子3を収納する外装ケース4
はアルミニウム等の金属で有底円筒状に形成する。そし
てその開口端部の形状は真円状である。この外装ケース
4にコンデンサ素子3を収納し、その開口端部に、ゴム
等の弾性部材で形成された封口体1を挿入し、外装ケー
ス4の端部を加締めて封口する。
【0018】この封口体は、全体の外径形状が楕円柱状
に形成されており、電解コンデンサの外部リード線を挿
通するための貫通孔は、封口体の短径上に形成されてい
る。そして、このような封口体を、円柱状に形成された
外装ケースの開口部に装着する。 また、つぎのような封
口体を用いることもできる。すなわち、図1aに示すよ
うに、一方の端面の形状を楕円状にする。そして、外部
リード線7、8を挿通するための貫通孔2、2は封口体
1の短径上に形成する。この封口体1を外装ケース4へ
挿入しやすくするために、もう一方の端面は円形に形成
するとともに、楕円の短径と円の直径はほぼ同じ長さと
し、さらに外装ケース4の内径よりは僅かに短くする。
また、図1bに示すように封口体の長径の方向の側面は
テーパ状に形成する。
【0019】このような封口体1を用いて外装ケース4
の端部を封口した場合には、封口体1の圧縮率の差は楕
円状に形成した封口体の長径と短径の長さの差で吸収さ
れ、封口体1は真円状に収納されるようになる。
【0020】
【考案の効果】この考案の電解コンデンサ用封口体によ
ると、真円柱状の外装ケースに挿入して、外装ケースの
開口端部を封口した際に、封口体は真円状に収納される
ようになる。このように、封口体はいびつな形状で収納
されることがないので、電解コンデンサの密封精度の向
上を図ることができる。
【0021】従って、電解液が漏出することが減少し、
実装基板や他の実装部品への影響が減少する。また、電
解コンデンサ内部の電解液の減少に伴う電解コンデンサ
の電気的特性や寿命特性の悪化を緩和することができ、
電解コンデンサの信頼性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の電解コンデン用封口体を表す三面図
で、図1aは正面図、図1bおよび図1cは側面図であ
る。
【図2】電解コンデンサの内部構造を示す断面図であ
る。
【符号の説明】 1 封口体 2 貫通孔 3 コンデンサ素子 4 外装ケース 5 陽極タブ 6 陰極タブ 7 外部リード線 8 外部リード線

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円柱状の外装ケースの開口部に装着する
    封口体であって、電解コンデンサの外部リード線を挿通
    するための一対の貫通孔を備えるとともに、貫通孔を結
    ぶ方向の径、その径と直交する径よりも短い楕円柱状
    形成したことを特徴とする電解コンデンサ用封口体。
JP1990404746U 1990-12-26 1990-12-26 電解コンデンサ用封口体 Expired - Fee Related JP2575917Y2 (ja)

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JPH0548328U JPH0548328U (ja) 1993-06-25
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JPS5623946A (en) * 1979-08-01 1981-03-06 Terunuma Sadao Simple warm massage method

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