JPH0445233Y2 - - Google Patents

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JPH0445233Y2
JPH0445233Y2 JP1987147860U JP14786087U JPH0445233Y2 JP H0445233 Y2 JPH0445233 Y2 JP H0445233Y2 JP 1987147860 U JP1987147860 U JP 1987147860U JP 14786087 U JP14786087 U JP 14786087U JP H0445233 Y2 JPH0445233 Y2 JP H0445233Y2
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JP
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electrolytic capacitor
capacitor element
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outer case
exterior case
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JP1987147860U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、開口形状が楕円など非円形の外装
ケースに偏平形の電解コンデンサ素子を封入した
電解コンデンサに関する。
〔従来の技術〕
大容量の電解コンデンサでは、その外形が大き
くなるため、電子機器など、実装される機器に対
する設置空間の確保や、設置形態などにおいて相
当な工夫が行われているが、電解コンデンサ自身
もその偏平化など、その外形上の工夫が行われて
いる。偏平形の電解コンデンサは、このような実
装形態などに対応したものであり、機器上に横た
えて設置するなどの方法で実装される。
電解コンデンサを偏平化した場合、それに用い
られる電解コンデンサ素子は、偏平形に電極箔を
巻き込み、電気的な特性や容量値を損なわない範
囲で、短径幅を縮小させることが行われるのであ
る。
また、大容量の電解コンデンサでは、その容量
値に応じて発生する水素ガスも多く、発生したガ
スを外装ケース内に許容し、かつ、保持するため
の空間が必要であつて、電解コンデンサ素子の体
積に応じた空間率を持つ外装ケースが要求され
る。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところで、偏平形の電解コンデンサでは、第3
図に示すように、外装ケース2は電解コンデンサ
素子4の断面と相似形の開口断面を持つたものを
使用し、電解コンデンサ素子4の周囲に余裕空間
6を設けて、電解コンデンサ素子4の容積に対し
て外装ケース2に必要な空間率を設定しているの
である。これが、電解コンデンサの小型化ないし
偏平化を妨げる原因になる。
また、偏平形の電解コンデンサ素子4は、帯状
の陽極側および陰極側の電極箔と、各電極箔間に
介在させた帯状のセパレータ紙とを重ね合わせて
巻き込んで円柱状にし、それを圧縮して偏平形に
成形するか、あるいは、巻込み工程で偏平形に巻
き込んで偏平化することが行われている。その場
合、電解コンデンサ素子4の端面には、陽極側お
よび陰極側の電極箔に接続されたリード8A,8
Bが引き出される。
このような電解コンデンサ素子4では、真円に
巻き込んだ素子に比較し、曲率が一様に成らない
ため、電極箔間が不均一になり、これが漏れ電流
の増加など電気的な特性に影響を与える。また、
電解コンデンサ素子4が外装ケース2の内部で遊
離した状態で振動を得ると、これが漏れ電流の増
加など、電気的な特性に悪影響を及ぼす。特に、
電極箔間の間隔が、その振動によつて変化する
と、容量変化や、電極箔の誘電体酸化皮膜を亀裂
させるなど、電気的な特性を損なう原因になる。
そこで、この考案は、小型化及び偏平化を図る
とともに電解コンデンサ素子の保持による耐震動
性を改善し、耐用時間を延長した電解コンデンサ
の提供を目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案の電解コンデンサは、第1図に示すよ
うに、開口形状が非円形の外装ケース2の内部に
偏平形の電解コンデンサ素子4を封入する電解コ
ンデンサにおいて、電解コンデンサ素子4の短径
側を外装ケース2の内壁部14A,14B間に密
着させて電解コンデンサ素子4を圧縮状態で保持
させ、かつ、外装ケース2の電解コンデンサ素子
4の長径側に圧力緩衝用空間(余裕空間16)を
設けたものである。
〔作用〕
電解コンデンサ素子4の短径側が外装ケース2
の内壁部14A,14B間に圧縮保持されるの
で、電解コンデンサ素子4は外装ケース2に一体
的に固定される。この結果、外装ケース2内で電
解コンデンサ素子4が外装ケース2とは遊離した
状態で振動ないし移動することが防止される。
また、電解コンデンサ素子4の短径側に空間が
取られないことから、電解コンデンサ素子4の短
径側における外装ケース2の内壁部14A,14
B間が縮小されるとともに、外装ケース2内の必
要な圧力緩衝用空間(余裕空間16)は、電解コ
ンデンサ素子4の長径側に取られるので、外装ケ
ース2の小型化及び偏平化が図られ、その結果、
電解コンデンサも小型化及び偏平化が図られるこ
とになる。
〔実施例〕
第1図は、この考案の電解コンデンサの実施例
を示す。
第1図のAに示すように、電解コンデンサ素子
4は、陽極側および陰極側の電極箔と、各電極箔
間に挟み込んだセパレータ紙とを重ね合わせて巻
き込んで偏平形に形成される。この場合、電解コ
ンデンサ素子4の端面には、各電極箔に電気的に
接続されたリード8A,8Bが引き出されてい
る。
電解コンデンサ素子4は、アルミニウム板など
で成型加工された外装ケース2に収容するととも
に、外装ケース2をゴムなどの弾性体材料からな
る封口体10で封じることにより、外装ケース2
内に封入される。その場合、電解コンデンサ素子
4のリード8A,8Bは、封口体10に設けられ
た透孔12A,12Bを貫いて外部に引き出し、
外部接続用端子となる。
このような電解コンデンサにおいて、第1図の
Bに示すように、外装ケース2は、必要な容量を
得るように形成された電解コンデンサ素子4の短
径幅Dに合わせ、電解コンデンサ素子4の短径幅
D方向の圧縮可能な間隔を持つ内壁部14A,1
4Bを形成するとともに、電解コンデンサ素子4
の長径側に必要な圧力緩衝用空間として余裕空間
16を設けた、たとえば、長円形の開口断面を持
つた長円筒状とする。この場合、外装ケース2の
形状は、開口断面を長方形とした角筒状などとし
てもよい。
このように外装ケース2に対して、電解コンデ
ンサ素子4の短径幅D方向を圧縮状態で保持しな
がら、第1図Aに示すように、外装ケース2内に
挿入すると、第1図のBに示すように、外装ケー
ス2内に、電解コンデンサ素子4の短径部分が内
壁部14A,14B間で圧縮状態で保持されて収
納される。すなわち、電解コンデンサ素子4は、
外装ケース2の内壁部14A,14Bに密接した
状態で外装ケース2の内壁部14A,14B間内
に固定される。
このように構成すると、第1図のBおよび第2
図に示すように、電解コンデンサ素子4は外装ケ
ース2に一体的に固定されるので、電解コンデン
サ素子4の短径側の電極箔間が密になり、漏れ電
流の発生などを確実に防止できるとともに、外装
ケース2内で電解コンデンサ素子4が外装ケース
2とは遊離した状態で振動ないし移動することが
防止され、電極箔上の誘電体酸化皮膜の亀裂の発
生などを防止でき、漏れ電流の抑制など電気的な
特性が改善される。
また、電解コンデンサ素子4の短径側における
外装ケース2の内壁間幅が縮小され、しかも、外
装ケース2内の必要な余裕空間16が、電解コン
デンサ素子4の長径側に取られる結果、外装ケー
ス2がより偏平化されるとともに、電解コンデン
サ素子4の圧縮化によつて小型化も図られる。
なお、実施例では、偏平形の電解コンデンサに
ついて説明したが、この考案は、電解コンデンサ
素子4を圧縮可能な壁面部を持つ外装ケース2か
らなる電解コンデンサに適用することができ、外
装ケース2もアルミニウムなどと金属ケースに限
定されるものではない。
〔考案の効果〕 以上説明したように、この考案によれば、電解
コンデンサの偏平化及び小型とともに、コンデン
サ素子を圧縮状態で固定でき、その固定によつて
耐震動性を高めることができ、漏れ電流の抑制な
どの電気的な特性を改善でき、さらに外装ケース
内に圧力緩衝用空間を形成してコンデンサ素子の
発生ガスによる外装ケースの内圧を緩衝して防爆
弁の許容限度を高め、耐用時間を引き延ばすこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の電解コンデンサの実施例を
示し、Aはその分解斜視図、Bは横断面図、第2
図はこの考案のコンデンサの実施例を示す部分断
面図、第3図は従来の電解コンデンサを示す横断
面図である。 2……外装ケース、4……電解コンデンサ素
子、14A,14B……内壁部、16……余裕空
間(圧力緩衝用空間)。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 開口形状が非円形の外装ケースの内部に偏平形
    の電解コンデンサ素子を封入する電解コンデンサ
    において、 電解コンデンサ素子の短径側を外装ケースの内
    壁部間に密着させて電解コンデンサ素子を圧縮状
    態で保持させ、かつ、外装ケースの前記電解コン
    デンサ素子の長径側に圧力緩衝用空間を設けた電
    解コンデンサ。
JP1987147860U 1987-09-28 1987-09-28 Expired JPH0445233Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1987147860U JPH0445233Y2 (ja) 1987-09-28 1987-09-28

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JP1987147860U JPH0445233Y2 (ja) 1987-09-28 1987-09-28

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6452229U JPS6452229U (ja) 1989-03-31
JPH0445233Y2 true JPH0445233Y2 (ja) 1992-10-23

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ID=31418655

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JP1987147860U Expired JPH0445233Y2 (ja) 1987-09-28 1987-09-28

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Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56112928U (ja) * 1980-01-31 1981-08-31
JPS60176541U (ja) * 1984-05-01 1985-11-22 エルナ−株式会社 偏平形電解コンデンサ

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Publication number Publication date
JPS6452229U (ja) 1989-03-31

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