JPS6025897Y2 - 電解コンデンサ - Google Patents

電解コンデンサ

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JPS6025897Y2
JPS6025897Y2 JP18022680U JP18022680U JPS6025897Y2 JP S6025897 Y2 JPS6025897 Y2 JP S6025897Y2 JP 18022680 U JP18022680 U JP 18022680U JP 18022680 U JP18022680 U JP 18022680U JP S6025897 Y2 JPS6025897 Y2 JP S6025897Y2
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JP
Japan
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electrolytic capacitor
electrode
capacitor element
electrode foil
electrode tab
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JP18022680U
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JPS57102124U (ja
Inventor
国雄 岡田
Original Assignee
日本ケミコン株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は電解−コンデンサに係り、特に、その無誘導
化及び低インピーダンス化などに関する。
アルミニウム電解コンデンサ素子は、アルミニウム電極
箔をセパレータ紙を介在させて複数層に巻回して形成さ
れているため、電流の通流によって磁気を発生するとと
もに、比較的大きなインダクタンスを有している。
これらの磁気並びにインダクタンスは、オーディオ機器
において忠実度の低下等、音響特性を悪化させる原因に
なると言われている。
従来、音響特性を改善する無誘導化対策として、電解コ
ンデンサ素子の陽極側及び陰極側の各電極箔に複数の電
極用タブを設けて外部端子を形成する方法、同一ケース
内に封入された複数の電解コンデンサ素子をそのケース
内で並列に接続する方法、或いは電解コンデンサ素子の
電極箔を同極性同士で電気的に短絡するもの等が提案さ
れている。
しかしながら、従来の対策は、ある程度効果を生じるも
のの、製造工数の増加や構造の複雑化などで製造技術的
に実用化できなかったり、小型のものには不向きである
などの欠点があった。
そこで、この考案は、電解コンデンサ素子の低インピー
ダンス化とともに磁気漏れを少なくし、かつ偏平化を実
現腰オーディオ機器などの音響特性を問題する機器に適
する電解コンデンサを実現しようとするものである。
すなわち、この考案は、偏平に形成された巻回型の複数
の電解コンデンサ素子の各端面部に同極側の電極箔を積
層された状態で露出させ、この電極箔に長径方向に向っ
て形成した切込みに棒状の電極用タブを複数の前記各電
解コンデンサ素子に挿入し、この電極用タブと前記電極
箔を溶着して電極箔の層間を電気的に短絡するとともに
、各電解コンデンサ素子を並列に接続したことを特徴と
するものである。
以下、この考案の実施例を図面を参照して詳細に説明す
る。
第1図及び第2図は、この考案に係る電解コンデンサの
基本的な構造を示している。
第1図及び第2図において、偏平に形成された巻回型の
電解コンデンサ素子2の端面部には、陽極側又は陰極側
の電極箔4,6を積層した状態で露出させ、これら電極
箔4,6には棒状の電極用タブ8が挿入され、このタブ
8と各電極箔4,6はアーク溶接等によって一体に溶着
し、電気的に接続されている。
しかも、各電極箔4,6は短絡方向に圧縮された状態で
溶接が施されており、各電極箔4又は6の層間はその縁
部に形成された溶着によって電気的に短絡されている。
電極用タブ8は電極箔4,6と同種の金属で形成される
ので、この電極用タブ8には半田付は可能な金属ワイヤ
で形成された外部リード10が溶接により固着されてい
る。
そして、電解コンデンサ素子2を封入する外装ケース1
2は、体積効率を向上するために楕円形の有底筒状体に
合成樹脂で成形加工されており、この外装ケース12は
ゴム等の封口体14で封口される。
封口体14は外装ケース12の開口部の内部形状に合致
する楕円形の柱状体で構成され、その外径は封口体14
の弾性力で外装ケース12の気密性を保持できる大きさ
に設定されている。
そして、この封口体14には前記電極用タブ8及び外部
リード10が貫通腰かつこれらを保持するための2個の
貫通孔16が穿設されている。
第2図に示すように、電解コンデンサ素子2は封口体1
4に立設された状態で外装ケース12の内部に挿入され
、封口体14は外装ケース12の開口部に嵌入保持され
ている。
外装ケース12の開口縁部18は超音波加工によって外
装ケース12の中心方向に折曲形成され、その先端部は
封口体14の表面部分に埋め込まれている。
このようにして高度の気密性が保持される外装ケース1
2の底部には、■字形の切溝で形成された防爆弁20が
設けられ、内部圧力の増大に伴う爆発が防止されている
このように構成された電解コンデンサにおいて、前記電
解コンデンサ素子2は第3図に示すように、同一幅に形
成された帯状の電極箔4,6に、セパレータ紙22.2
4を交互に重ね合せて巻回されている。
電極箔4,6は電解コンデンサ素子2の端面部に縁部を
露出させるために、一定幅だけ偏位させて重ね合せられ
、一方セパレータ紙22.24はこれら電極箔4,6の
重合する部分を被う形で両者間に挿入されている。
そして、電解コンデンサ素子2は楕円形に成形されてい
るが、これは円柱状に形成した素子2を圧縮して偏平状
態としてもよく、また当初より楕円形に各電極箔4,6
及びセパレータ紙22.24を巻回してもよい。
この実施例の場合、電解コンデンサ素子2の固化を十分
に保持するために円形に巻回形成したものを圧綿成形し
て楕円形に加工したものである。
また、この実施例の場合、各電極箔4゜6にはエツチン
グ処理されたアルミニウム箔が使用され、さらに陽極側
の電極箔4には化成酸化皮膜が形成されている。
従って、漏れ電流の防止を図るために、陽極側の電極箔
4の電極用タブ8にも化成酸化皮膜が形成されている。
また、電解コンデンサ素子のの端面部に露出させた電極
箔4及び6には、第4図に示すように電極用タブ8ご挿
入する切込み26が電解コンデンサ素子2の長径方向に
向って一定の幅で形成されている。
この切込み26の幅は、電極用タブ8に成形加工により
形成された偏平な溶着部28の幅と同一かそれ以上に設
定されている。
そして、電極用タブ8と各電極箔4又は6の溶接は、第
4図に矢印Aで示すように電極箔4,6の切込み26に
電極用タブ8の溶着部28を挿入して行う。
即ち、第5図に示すように矢印f A。fBの方向より
電極箔4,6を圧接しながらアーク溶接を施すことによ
って、電極箔4又は6と電極用タブ8とが電気的に接続
され、しかも電極箔4又は6の層間の電気的短絡を行う
ことができる。
このような構成によれば、電解コンデンサ素子2の各電
極箔4又は6は電極用タブ8の電気的接続と同時に各層
間の電気的短絡が得られる結果、電解コンデンサ素子2
の等価直列インダクタンス(ESL)並びに等価直列抵
抗(ESR)は大幅に減少するため、低インピーダンス
化が図られ、オーディオ機器において高忠実度の音響特
性を得ることができる。
しかも、電解コンデンサ素子2の端面部は、電極箔4又
は6の溶接面で被われているので、端面部から発生する
磁気は効果的に抑制されることになる。
このため、従来上じていた磁気発生に伴う音響特性の悪
化は大幅に改善され、優れた音響特性が得られる。
さらに、電解コンデンサ素子2の端面部の溶着は、圧縮
した形で行うので、端面部の圧綿成形に伴って電解コン
デンサ素子2が偏平化されるため、素子2の固化が図ら
れ、通電中に発生する電極箔4,6の機械的振動も防止
できる。
また、電解コンデンサ素子2が偏平形でしかも外装ケー
ス12が楕円形に形成されているため、外装ケース12
の内部における素子2の実装効率が高く、小型化が遠戚
てき、しかもプリント基板に配設される場合、占有面積
は外装ケース12の端面のみであるため、占有面積の効
率化が図られる。
また、この電解コンデンサの場合、従来の電解コンデン
サ素子の内部に取付けていた電極用タブは、電解コンデ
ンサ素子として完成した状態でその端面部に溶着し、し
かも電極箔4又は6の層間短絡を同時に行っているため
、従来品と同−構成部品で特性の優れた電解コンデンサ
が構成できるとともに、製造工数の減少により製造コス
トの低減をも図ることができる。
なお、この場合、外装ケース12は楕円筒状体で構成し
ているが、円筒状体としてもよく、電解コンデンサ素子
2の巻回密度が高く偏平にならない場合には円筒状の外
装ケースでも実装効率は十分高く設定できる。
さらに、外装ケース12はアルミニウムケースとしても
よく、この場合電気的絶縁のため電解コンデンサ素子2
の外周部は絶縁シート或いは包装で被覆する。
そして、第7図はこの考案の電解コンデンサの実施例を
示しており、第1図ないし第5図に示す電解コンデンサ
およびその構成部品と同一部分には同一符号を付しであ
る。
すなわち、第7図に示すように、電気的特性の同−又は
異なる複数個の電解コンデンサ素子2A、2Bを電極用
タブ8を用いて並列接続する。
この場合、各電解コンデンサ素子2A、2Bは、第3図
に示す電解コンデンサ素子2と同一の形態で形成し、第
4図に示すようにして電極用タブ8とそれぞれ接続し、
第1図に示す偏平形の外装ケース12に挿入腰その開口
部を封口体14にて封口するものとする。
このような構成によれば、電解コンデンサの偏平化が実
現できるとともに、漏れ磁気を抑制でき、しかも、並列
接続によって静電容量の増加と反対に低インピーダンス
化が実現できる。
しかも、各電解コンデンサ素子2A、2Bの特性を相違
させるなどすることにより、所望の電気的特性に調整す
ることができる。
なお、電極用タブ8は第6図に示すように溶着部28が
断面楕円形のものを使用してもよい。
以上説明したように、この考案によれば、Ti、W4コ
ンデンサ素子の電極箔と電極用タブの電気的接続によっ
て電極箔の層間短絡が得られ、電解コンデンサ素子の低
インピーダンス化とともに無誘導化を図ることができ、
しかも、複数の電解コンデンサ素子の並列接続によって
単一の電解コンデンサ素子に比較してより低インピーダ
ンス化が実現できるとともに、小型、偏平化が実現でき
、音響特性を改善することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係る電解コンデンサを示す分解斜視
図、第2図は電解コンデンサの縦断面図、第3図は電解
コンデンサ素子の分解斜視図、第4図は電解コンデンサ
素子への電極用タブの挿入状況を示す分解斜視図、第5
図は電解コンデンサ素子と電極用タブの溶接方法を示す
説明図、第6図は電極用タブの変形例を示す斜視図、第
7図はこの考案の電解コンデンサの実施例を示す説明図
である。 2、 2A、 2B・・・・・・電解コンデンサ素子、
4゜6・・・・・・電極箔、8・・・・・・電極用タブ
、26・・・・・・切込み。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. (1)偏平に形成された巻回型の複数の電解コンデンサ
    素子の各端面部に同極側の電極箔を積層された状態で露
    出させ、この電極箔に長径方向に向って形成した切込み
    に棒状の電極用タブを複数の前記各電解コンデンサ素子
    に挿入し、この電極用タブと前記電極箔を溶着して電極
    箔の層間を電気的に短絡するとともに、前記電解コンデ
    ンサ素子を並列に接続したことを特徴とする電解コンデ
    ンサ。
  2. (2)前記電解コンデンサは、それぞれ電気的特性が同
    −又は異なるものを用いたことを特徴とする実用新案登
    録請求の範囲第1項に記載の電解コンデンサ。
JP18022680U 1980-12-16 1980-12-16 電解コンデンサ Expired JPS6025897Y2 (ja)

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JP18022680U JPS6025897Y2 (ja) 1980-12-16 1980-12-16 電解コンデンサ

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JPS57102124U JPS57102124U (ja) 1982-06-23
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