JPH019149Y2 - - Google Patents

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JPH019149Y2
JPH019149Y2 JP1982137561U JP13756182U JPH019149Y2 JP H019149 Y2 JPH019149 Y2 JP H019149Y2 JP 1982137561 U JP1982137561 U JP 1982137561U JP 13756182 U JP13756182 U JP 13756182U JP H019149 Y2 JPH019149 Y2 JP H019149Y2
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JP
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piece
anode
cathode
cylindrical
electrolytic capacitor
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JP1982137561U
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、電極構造の小型化を図つた電解コ
ンデンサに関する。
一般に、アルミニウム電解コンデンサのように
電極箔をセパレータ紙とともに巻回して構成され
る電解コンデンサでは、電極箔の幅を数mm程度に
極端に狭く形成した場合、セパレータ紙とともに
電極箔を巻回することが困難になり、小型化には
限界がある。
また、電解コンデンサ素子及び外装ケースを小
径に形成する場合には、電解コンデンサ素子の電
極箔に対する各電極用タブの電気的接続並びに外
装ケースに対する陰極側の電極用タブの接続が困
難になるとともに、外装ケース内部を電極用タブ
が占める割合が大きくなり、体積効率が低下する
欠点がある。
このため、従来、電極箔を巻回しないで素子が
用いられた電解コンデンサが提案されている。例
えば、弁金属でブロツク状の多孔質陽極体を構成
し、この多孔質陽極体の表面に誘電体酸化皮膜を
形成して、その周囲面に板状の陰極体を配置した
ものがそれである。このように電極箔を巻回しな
い電解コンデンサでは、小型化することは容易で
あるが、多孔質陽極体では誘電体酸化皮膜の不均
一化で漏れ電流が増加し、また、多孔質陽極体の
深層部まで電解液を十分に浸透させることが困難
であるため、電気抵抗及びtanδが増加し、良好な
電気的特性を得ることができない。また、多孔質
陽極体の内部に十分に浸透させるために含浸させ
る電解液に粘性の低いものを使用すると、その蒸
発や流出等を避けるために外装ケースの気密性は
高くしなければならず、封口構造が複雑化する欠
点がある。
そこで、この考案は、電極箔を巻回しない素子
を外装ケースを含めて構成することにより、小型
化とともに大容量化を実現した電解コンデンサの
提供を目的とする。
即ち、この考案の電解コンデンサは、陽極側に
円筒状の外装ケースと同心円状を成す円筒状の第
1の陽極片を設置し、又は、この第1の陽極片と
ともに第1の陽極片の内側に一定の間隔を以て同
心円状を成す円柱状の第2の陽極片を設置し、陰
極側に前記外装ケースを第1の陰極片とし、この
第1の陰極片の内側に一定の間隔を置いて円柱状
又は円筒状の第2の陰極片を設置し、前記第1の
陰極片と前記第2の陰極片との間に前記第1の陽
極片を設置し、且つ、前記第1又は第2の陰極片
と前記第1の陽極片との間にセパレータ紙を設置
し、又は、前記第1の陰極片と円筒状の前記第2
の陰極片との間に前記第1の陽極片を設置し、且
つ、円筒状の前記第2の陰極片の内側に前記第2
の陽極片を設置し、電解液を含浸したものであ
る。
以下、この考案の実施例を図面を参照して詳細
に説明する。
第1図及び第2図は、この考案の電解コンデン
サの実施例を示し、第1図はその分解斜視図、第
2図は電解コンデンサの縦断面を示す。
陽極2及び陰極4は、アルミニウム等の弁金属
で円柱状又は円筒状に形成され、各陽極2及び陰
極4は同心円状に積層されている。この実施例の
場合、陽極2は、外装ケースと同心円状を成して
一方の端面を閉じた円筒状を成す単一の第1の陽
極片からなり、この陽極2の端面には、棒状の陽
極側端子6が溶接等の固着手段で電気的に接続さ
れている。この陽極側端子6は、封口体8の内部
に穿設した透孔10を貫通して外部に引き出され
るように成つている。封口体8はゴム等の絶縁性
弾性体で形成され、陽極2は封口体8の内端面に
陽極側端子6で固定されるように成つている。
また、陰極4には、陽極2が一定の間隙を置い
て挿入可能に円筒状に形成された第1の陰極片4
Aが設置され、この陰極片4Aの内部には、陽極
2の内側に一定の間隔を置いて挿入される円柱状
の第2の陰極片4Bが一定の間隙を置いて設置さ
れている。この実施例では陰極片4Aは外装ケー
スを以て構成され、その開口部は封口体8の挿入
で閉塞されるように成つている。このため、陰極
片4Aの長さは陰極片4B並びに陽極2より長く
形成されている。また、陰極4の端面には陰極側
端子12が溶接等の固着手段で電気的に接続され
ている。
なお、各陽極2及び陰極4の表面は共にエツチ
ング処理で拡面化されており、陽極2には誘電体
酸化皮膜が形成されている。
そして、第2図に示すように、陰極片4A,4
Bの間には、陽極2側の陽極片が挿入されるとと
もに、陽極2の表裏面部の陰極4に対向する間隙
にはセパレータ紙14,16が挿入され、外装ケ
ースを兼用する陰極片4Aの内部には電解液が充
填される。そして、陰極片4Aの開口部は、封口
体8が嵌入されるととも、ローリング処理及びカ
ーリング処理によつて封口され、陰極片4Aが密
閉状態に保持されている。
以上のように構成したので、電解コンデンサ素
子は、円筒状に形成した陽極2と、円筒状に形成
した陰極片4Aと、円柱状に形成した陰極片4B
とをセパレータ紙14,16を介在させて積層し
て構成される。このため、従来のような電極箔を
巻回して構成される電解コンデンサ素子と異な
り、電極端子との接続のための電極用タブが不要
に成るとともに電極箔を巻回することが不要にな
るので、電極構造が簡略化され、超小型化される
とともに、従来のものに比較して大容量化された
ものを得ることができる。
また、電極をブロツク状に形成するものに比較
し、陽極2は円筒状に形成しているので、電解液
との接触状態が良好になり、電気抵抗及びtanδの
増加を来すこともなく、電気的特性の優れたもの
を構成することができる。
さらに、実施例では陰極4の一部で外装ケース
を構成しているので、外装ケースに素子を独立さ
せた電解コンデンサに比較して体積効率を向上さ
せることができ、大容量化を図ることができる。
次に、第3図ないし第5図は、この考案の電解
コンデンサの他の実施例を示す。
陽極2には、外装ケースと同心円状を成す円筒
状の第1の陽極片2Aが設置されるとともに、こ
の陽極片2Aの内部に一定の間隔を以て円柱状の
第2の陽極片2Bが同心円状に設置されている。
一方、陰極4には、円筒状の第1の陰極片4Aの
内部に同心円状を成す円柱状の第2の陰極片4B
が設置されている。
そして、第4図に示すように、陰極片4A,4
Bの間隔内に、陽極片2Aが挿入されるととも
に、陰極片4Bの内部に陽極片2Bが挿入され、
陽極片2A,2B及び陰極片4A,4Bがセパレ
ータ紙14,16及び18を介在させて重ね合わ
され、電解液が含浸される。
このように陽極2及び陰極4を形成すれば、そ
の積層電極数の増加で、電極間の対向面積が拡大
し、電解コンデンサをより小型大容量化すること
ができる。
また、第5図に示すように、円筒状に形成され
た陽極片2Aに切込み20を軸方向に形成すると
ともに、陰極片4Bにも同様の切込み22を形成
すれば、両者の挿入が容易に成るとともに、その
周面を圧縮することにより、電極間の密着度を向
上させることができる。特に、電解コンデンサを
圧縮成形した場合でも、切込み20,22の間隔
が狭くなるのみで、陽極片2A,2B或いは陰極
片4A,4Bの変形が防止でき、電極間の対向間
隔を一定に保持することができる。
以上説明したように、この考案によれば、陽極
側に第1の陽極片又は第1及び第2の陽極片、陰
極側に外装ケースを第1の陰極片として第2の陰
極片を設置し、各陽極片及び陰極片をセパレータ
を介在させて重ね合わせ、電解液を含浸させるこ
とにより、電解コンデンサを構成したので、電極
箔を巻回する等の手数を要することなく、電解コ
ンデンサの小型化とともに、体積当たりの容量の
拡大を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の電解コンデンサの実施例を
示す一部を切り欠いた分解斜視図、第2図はその
電解コンデンサの縦断面図、第3図はこの考案の
他の実施例の電解コンデンサを示す一部を切り欠
いた分解斜視図、第4図はその電解コンデンサの
縦断面図、第5図はこの考案の電解コンデンサの
他の実施例の電解コンデンサを示す分解斜視図で
ある。 2……陽極(第1の陽極片)、2A……第1の
陽極片、2B……第2の陽極片、4……陰極、4
A……第1の陰極片、4B……第2の陰極片、1
4,16……セパレータ紙(セパレータ)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 陽極側に円筒状の外装ケースと同心円状を成す
    円筒状の第1の陽極片を設置し、又は、この第1
    の陽極片とともに第1の陽極片の内側に一定の間
    隔を以て同心円状を成す円柱状の第2の陽極片を
    設置し、陰極側に前記外装ケースを第1の陰極片
    とし、この第1の陰極片の内側に一定の間隔を置
    いて円柱状又は円筒状の第2の陰極片を設置し、
    前記第1の陰極片と前記第2の陰極片との間に前
    記第1の陽極片を設置し、且つ、前記第1又は第
    2の陰極片と前記第1の陽極片との間にセパレー
    タ紙を設置し、又は、前記第1の陰極片と円筒状
    の前記第2の陰極片との間に前記第1の陽極片を
    設置し、且つ、円筒状の前記第2の陰極片の内側
    に前記第2の陽極片を設置し、電解液を含浸した
    電解コンデンサ。
JP13756182U 1982-09-10 1982-09-10 電解コンデンサ Granted JPS5942031U (ja)

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JPS5942031U JPS5942031U (ja) 1984-03-17
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5761828B2 (ja) * 1972-10-25 1982-12-27 Ryoto Kk

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5932133Y2 (ja) * 1981-08-13 1984-09-10 松下電器産業株式会社 アルミニウム電解コンデンサ

Patent Citations (1)

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JPS5761828B2 (ja) * 1972-10-25 1982-12-27 Ryoto Kk

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