JPS5932133Y2 - アルミニウム電解コンデンサ - Google Patents

アルミニウム電解コンデンサ

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JPS5932133Y2
JPS5932133Y2 JP12092581U JP12092581U JPS5932133Y2 JP S5932133 Y2 JPS5932133 Y2 JP S5932133Y2 JP 12092581 U JP12092581 U JP 12092581U JP 12092581 U JP12092581 U JP 12092581U JP S5932133 Y2 JPS5932133 Y2 JP S5932133Y2
Authority
JP
Japan
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electrolytic capacitor
aluminum electrolytic
anode body
backing
aluminum
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JP12092581U
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JPS5761828U (ja
Inventor
信義 神崎
繁 滝本
Original Assignee
松下電器産業株式会社
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【考案の詳細な説明】 本考案は大部分を粗面化して表面積を拡大した円柱状陽
極体を用いたアルミニウム電解コンデンサに関するもの
である。
一般の箔状陽極性体および陰極体をセパレータを介して
巻回してコンデンサ素子を構成し、このコンデンサ素子
を電解液とともにケース内に封入したアルミニウム電解
コンテ゛ンサは、箔の巻回によるリアクタンス分の増大
による高周波性能の低下を改良すること、機械的ストレ
スに弱い(箔状電極が切断し易いこと)ことおよび複雑
で生産性が悪い巻回工程を必要とすることなどの多くの
欠点をもっている。
このような欠点を除去するために、本考案者らは第1図
に示すような構造のアルミニウム電解コンテ゛ンサを先
に提案した。
すなわち、第1図に示すアルミニウム電解コンデンサは
、封口部を除いて粗面化した円柱状のアルミニウム陽極
体1を内壁面を粗面化した陰極を兼ねたアルミニウムケ
ース2に収納し、このケース2の底部でセパレータ3を
介して陽極体1との間隔を保ち、かつ陽極リード4の引
出された陽極体1の側にキャップ状のバッキング5を被
せ、このバッキング5を利用してケース2を絞り加工し
て封口し、ケース2の底部から陰極リード6を引出し、
かつ、ケース2と陽極体1間に駆動用電解液7を介在さ
せることにより構成されている。
このように構成されたアルミニウム電解コンデンサの重
要な一つの要点は、気密封口方法である。
従来の巻回コンデンサ素子を用いたものにおける陽極リ
ード導出および気密封口部は、第2図に示すように巻回
型のコンデンサ素子8の陽極箔に接合した内部リード9
に外部リード10を接続し、この内部リード9の先端部
をバッキング12の孔に挿入してアルミケース11を外
囲より絞り込んでバッキング12を締付けて封目するが
、この場合内部リード9の径とアルミニウムケース11
の内径とのギャップが大きく(普通3〜4m/m以上)
、この間を埋める肉厚は必然的に大きくなり、絞り強度
を上げることができない。
このために、気密性が悪く、特性の経時変化が大きいば
かりでなく、リード部に加わる外部応力によって特性の
変動が生じ、極端な場合には、陽極箔と内部リード9間
の切断による開放状態になり易い欠陥がある。
この点、本考案者らが先に提案したものは、内部リード
と陽極を兼ね、しかもケース、リード間のギャップを極
力小さくしているため、本質的に従来方式による欠陥が
ない。
しかし、実際、製品化するに際しては、この方式に適応
する技術9条件が必要である。
その要点は、極力薄い状態で機械的強度があり、適度な
バッキング性(粘着性)、内部に含有される電解液に耐
える耐薬品性および耐熱性、高い絶縁性等あらゆる面で
優れたバッキング材にある。
そこで、この条件に合致する材質を各種ゴム、エラスト
マー、樹脂について検討した。
各種材質の中で最も好ましい結果を示したものは、フッ
素樹脂類であった。
このフッ素樹脂としては、四フッ化ポリエチレン、三フ
ッ化ポリエチレンおよび四フッ化エチレン〜エチレンコ
ポリマー等があり、これらはそれぞれ特色があるが、四
フッ化ポリエチレンがバッキング性として最も優れ、そ
の他の性質も良いことが判明したが、成形性の点で価格
が高くなる危惧を含んでいる。
この点について本考案者らがさらに検討を行った結果、
チューブ状に成形し熱収縮性を持たすことによって、封
口部に密着させることができ、気密性が向上するばかり
でなく、連続成形によって価格低減も可能であるという
ことを見出した。
第3図はこの四フッ化ポリエチレンのパイプ体による本
考案の一実施例によるアルミニウム電解コンデンサの封
口部構成を示すもので、第1図に示した予めキャップ状
に成形したバッキング5と同様機能を、連続成形したパ
イプ状封口バッキングを定寸に切断して熱収縮性チュー
ブ13を得、陽極体1の封口部に挿入し、熱収縮するこ
とによって持たせたものである。
次にこの封口構造とした場合の特性について検討した。
なお、この検討に使用した製品は、定格10W、V、
22 p F 、ケース寸法5mmφX12.5mm1
のものである。
そして、封口部構造としては、次の4つのものについて
検討した。
(A)従来品 陽極および陰極箔を巻回した素子を用い、ゴムバッキン
グによる封口を行ったもの(第2図の構造) (B)参考品 円柱状陽極体を用い、天然ゴムバッキングによる封口を
行ったもの(第1図の構造) (C)参考品 円柱状陽極体を用い、四フッ化ポリエチレンの切削加工
バッキングによる封口を行ったもの(第1図の構造) (D)本考案品 円柱状陽極体を用い、四フッ化ポリエチレンの熱収縮チ
ューブ状のバッキングによる封口を行ったもの(第3図
の構造) この結果を次表に示している。
この表から明らかなように、本考案の構成によるものは
、気密性に優れていることが明らかである。
また、本考案の構成によるものは、陽極体への連続自動
装着が可能であり、しかもエツチング工程に先だって装
着することによってエツチング液の液面制御の精度を必
要としない等の製造法上の効果も得られる。
以上のように本考案のアルミニウム電解コンデ゛ンサに
よれば、円柱状陽極体を用いた場合における気密性を優
れたものにすることができ、これによって特性の経時変
化を制御することができ、しかも価格も低減させること
ができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は最近本考案者らが開発したアルミニウム電解コ
ンテ゛ンサの断面図、第2図は従来のアルミニウム電解
コンテ゛ンサの断面図、第3図は本考案のアルミニウム
電解コンテ゛ンサの一実施例を示す断面図である。 1・・・・・・陽極体、2・・・・・・アルミニウムケ
ース、7・・・・・・駆動用電解液、13・・・・・・
熱収瞬チューブ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 大部分を粗面化して表面積を拡大した円柱状陽極体の端
    部の平滑部に四フッ化ポリエチレンよりなる熱収縮性チ
    ューブを被せて熱収縮させることにより密着させ、かつ
    その熱収縮性チューブを封口バッキングとして内壁面を
    粗面化した陰極となるアルミニウムケース内に円柱状陽
    極体を電解液とともに収納し、前記アルミニウムケース
    の前記熱収縮性チューブの部分を絞り加工して封口した
    ことを特徴とするアルミニウム電解コンデンサ。
JP12092581U 1981-08-13 1981-08-13 アルミニウム電解コンデンサ Expired JPS5932133Y2 (ja)

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JPS5761828U JPS5761828U (ja) 1982-04-13
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JPS5942031U (ja) * 1982-09-10 1984-03-17 日本ケミコン株式会社 電解コンデンサ

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JPS5761828U (ja) 1982-04-13

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