JP2532499B2 - アルミ電解コンデンサの製造方法 - Google Patents

アルミ電解コンデンサの製造方法

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JP2532499B2
JP2532499B2 JP62210502A JP21050287A JP2532499B2 JP 2532499 B2 JP2532499 B2 JP 2532499B2 JP 62210502 A JP62210502 A JP 62210502A JP 21050287 A JP21050287 A JP 21050287A JP 2532499 B2 JP2532499 B2 JP 2532499B2
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修邦 荻野
茂芳 岩元
欽文 佐伯
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は電子機器に多用されているアルミ電解コンデ
ンサの製造方法に関するものであり、さらに詳しくは言
えば低背化を実現するアルミ電解コンデンサに関するも
のである。
従来の技術 従来のこの種のアルミ電解コンデンサは第4図〜第6
図に示すように構成されていた。すなわち、高純度のア
ルミニウム箔を電気化学的に粗面化することにより表面
積を拡大し、陽極酸化により誘電体酸化皮膜を形成して
なる陽極箔1と陰極箔2とをセパレータ3と共に巻回し
駆動用電解液を含浸してなるコンデンサ素子4を有底筒
状の金属ケース5に収納し、開放端を封口部材6により
封口して完成していた。
このようなアルミ電解コンデンサが多用されている電
子機器が小形化薄形化されているため、アルミ電解コン
デンサも小形化,薄形化が切望されて来ている。
発明が解決しようとする問題点 アルミ電解コンデンサは内部に電解液を封入している
ため、この蒸散を防止するため封口部材の材質,形状な
ど種々の検討がなされている。
電解液が封口部材であるゴム状弾性体を透過して外部
へ蒸散するため、また適切な強度の絞り加工を施すため
にも、封口部材にはある程度の厚みが必要である。この
たため、アルミ電解コンデンサを低背化するためには、
封口部材を薄くするのには限界があるため、コンデンサ
素子を薄くする必要がある。
すなわち、アルミ電解コンデンサを低背化するために
は、より細い幅の電極箔をより多く巻回する必要が生じ
てくる。しかしながら、細幅の電極箔やセパレータを高
速で巻回することは巻きズレが生じたりして極めて困難
であった。
本発明はこのような巻きズレをなくすことを目的とす
る。
問題点を解決するための手段 本発明はこのような問題点を解決するために、第1の
セパレータ上に2枚の陽極箔を若干のスキ間を設けて配
置し、第2のセパレータ上に1枚の陰極箔を配置し、こ
れらの陽極箔,陰極箔およびセパレータを巻回し、前記
陽極箔のスキ間の部分で陰極箔とセパレータを切断して
得られたコンデンサ素子を有底筒状ケースに収納し開放
端を封口部材で密封するものである。
作 用 このような本発明の構成によれば、陽極箔を幅広の陰
極箔とセパレータ上に配置して巻回するため、巻回する
ときの間きズレなどのトラブルは全く生じない。また、
切断部位が2枚の陽極箔のスキ巻であるため、切断後の
陽極箔と陰極箔の接触不良も生じない。
実施例 以下、本発明の一実施例を第1図〜第3図の図面を用
いて説明する。なお、図中、第4図〜第6図と同一部品
については同一番号を付している。
図において、7は本発明による2枚の陽極箔であり、
高純度アルミニウム箔を電気化学的に粗面化し、その後
陽極酸化を行って誘電体酸化皮膜を形成してなるもの
で、約2.5mm幅に切断したものである。2は陰極箔であ
り、従来と同様な高純度アルミニウム箔を約5.5mmに切
断したものである。さらに3はセパレータであり6.6mm
幅に切断したものである。
2枚の陽極箔7に2本の陽極リード線9を接続し、ま
た、1枚の陰極箔2に2本の陰極リード線10を接続し、
これらをセパレータ3と共に巻回してコンデンサ素子8
を得た。
つぎに第3図に示すように、コンデンサ素子8を2枚
の陽極箔7間のスキ間部位で2分し、電解液をそれぞれ
含浸し、その後は従来と同じ様に、有底金属ケースに収
納すると共に開放端を封口ゴムにて封口して完成した。
発明の効果 以上説明したように、本発明によれば、外径寸法とし
て直径4mm、長さ6mm、定格16VW10μFのアルミ電解コン
デンサは、従来は2.5mmの電極箔と3.2mmのセパレータを
用いて巻回していたが、本発明においては、2.5mmの陽
極箔と5.5mmの陰極箔とを6.6mmのセパレータを用いて巻
回するため、高速巻回をしても、巻ズレが全く生じな
く、低背化したアルミ電解コンデンサが容易に得られ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図は本発明の一実施例によるアルミ電解コ
ンデンサの要部の製造工程の斜視図、第4図および第5
図は従来のアルミ電解コンデンサの巻回素子の製造工程
の斜視図、第6図は従来のアルミ電解コンデンサの断面
図である。 2……陰極箔、3……セパレータ、7……陽極箔、8…
…コンデンサ素子。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1のセパレータ上に2枚の陽極箔を若干
    のスキ間を設けて設置し、第2のセパレータ上には1枚
    の陰極箔を配置し、これらの陽極箔,陰極箔およびセパ
    レータを巻回し、駆動用電解液を含浸する前、もしくは
    含浸後に、前記陽極箔のスキ間部で前記陰極箔およびセ
    パレータを切断して得られたコンデンサ素子を有底筒状
    ケースに収納し開放端を封口部材で密封してなるアルミ
    電解コンデンサの製造方法。
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