JP2920807B2 - 電解コンデンサ素子 - Google Patents

電解コンデンサ素子

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JP2920807B2
JP2920807B2 JP2366893A JP2366893A JP2920807B2 JP 2920807 B2 JP2920807 B2 JP 2920807B2 JP 2366893 A JP2366893 A JP 2366893A JP 2366893 A JP2366893 A JP 2366893A JP 2920807 B2 JP2920807 B2 JP 2920807B2
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JP
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foil
electrolytic capacitor
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capacitor element
foils
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光弘 山崎
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ERUNAA KK
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  • Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電解コンデンサ素子に関
する。
【0002】
【従来の技術】電解コンデンサ素子は、陽極箔と陰極箔
とがセパレータを介して重畳配置されてなる箔体を捲回
してなり、これを有底筒形のケース内に入れて開口部を
絶縁性の封口体にて封口して電解コンデンサとなすもの
である。これら電解コンデンサが使用される電気機器で
は小型化に伴い回路基板の低背化が進み、これに応じて
基板に実装される電解コンデンサにも低背化が要求され
ている。電解コンデンサを低背化するために、例えば電
解コンデンサを扁平形にすることが行われている。電解
コンデンサを扁平にするには、例えば実公昭62−66
77号公報のように、短冊状の陽極箔と陰極箔とをセパ
レータを介して交互に複数枚積層して積層型電解コンデ
ンサとしたり、あるいは実公平3−14043号公報の
ように、いったん円柱状に捲いた電解コンデンサ素子を
押圧して扁平形とした電解コンデンサ素子を使用したり
している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、短冊状
の陽極箔と陰極箔とをセパレータを介して交互に複数枚
積層して積層型電解コンデンサとするには、手間がかか
り製造工程が複雑になる。また円柱状に捲いた後押圧し
て扁平形とした電解コンデンサ素子を使用する方法で
は、円柱状に捲く際にあまり固く捲くと、後で扁平に押
圧できないのでおのずと緩く捲回されることになり、容
積のわりにロス空間が大きい。また電解コンデンサ素子
を押圧するための押圧具が必要となり、押圧する時に箔
が傷み、特に陽極箔では酸化膜が損傷を受けるおそれが
あり、押圧し過ぎると箔が割れてしまうなどの欠点があ
る。
【0004】本発明は、このような欠点のない、扁平形
の電解コンデンサに使用する電解コンデンサ素子を提供
することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の電解コンデンサ
素子は、セパレータを介して重畳配置された陽極箔と陰
極箔からなる帯状の箔体を複数箇所で互いに箔体を引っ
張る方向に捲回して形成された複数個の並設された箔捲
回体を具備するように構成されている。
【0006】
【作用】セパレータを介して重畳して配置された陽極箔
と陰極箔からなる帯状の箔体は複数箇所で互いに箔体を
引っ張る方向に捲回されて、固く捲かれた複数個の並設
された箔捲回体が形成される。
【0007】
【実施例】図1は本発明の第1の実施例を示すもので、
電解コンデンサ素子1aは、一組の帯状の箔体2からな
り、箔体2の一方端は捲芯部3aから、また箔体2の他
方端は捲芯部4aから、それぞれ互いに逆方向に捲回さ
れて形成された2つの箔捲回体3、4から構成されてい
る。箔体2はセパレータを介して重畳して配置された陽
極箔と陰極箔からなる。この場合、例えば順に陽極箔、
セパレータ、陰極箔、セパレータのように重ねられる。
箔捲回体3、4は、巻取機で矢印のように互いに逆方向
に捲回されるので、それぞれの箔捲回体の捲きが密にな
り固く捲かれることになる。なお両箔捲回体3、4は捲
き終わった状態では隣り合わせに接するように横に並設
される。
【0008】図2は本発明の第2の実施例を示すもの
で、電解コンデンサ素子1bは、一組の箔体2からな
り、その両端がそれぞれの捲芯部5a、6aから同じ方
向に捲回されて形成された2つの箔捲回体5、6からな
っている。
【0009】図3は本発明の第3の実施例を示すもの
で、電解コンデンサ素子1cは、3つの箔捲回体7、
8、9からなり、二組の箔体2、2aが使用されてい
る。即ち、箔体2、2aの一方端は捲芯部7aから捲回
され、箔体2、2aの他方端は捲芯部8a及び9aから
それぞれ矢印で示す方向に捲回されて箔捲回体7、8、
9を形成している。なお、この場合、二組の箔体を使用
ぜずに一組の箔体から形成してもよい。即ち箔体2の中
央部を捲芯部7aとして先ず箔捲回体7を形成し、その
後箔体2の両端をそれぞれ捲芯部8a、9aから矢印方
向に捲回して箔捲回体8、9を形成するようにしてもよ
い。
【0010】図4は本発明の第4の実施例を示すもの
で、電解コンデンサ素子1dは3つの箔捲回体10、1
1、12からなる。この場合、一組の箔体2からなり、
箔体2の中央部を捲芯部11aとして先ず箔捲回体11
を形成し、その後箔体2の両端をそれぞれ捲芯部10
a、12aから矢印方向に捲回して箔捲回体10、12
が形成されている。
【0011】なお、箔体の陽極箔と陰極箔にはそれぞれ
リード端子(図示せず)が接続され、箔捲回体の適宜箇
所から引き出されている。並設された複数個の箔捲回体
からなるコンデンサ素子1a〜dは、電解液が含浸され
るなどした後、扁平な有底容器内に収納されて電解コン
デンサに形成される。並設される箔捲回体の個数や、箔
捲回体の捲回方向および使用する箔体の組数などは、上
記の実施例に限定されるものではない。
【0012】
【発明の効果】本発明の電解コンデンサ素子は、並設さ
れた複数個の箔捲回体から構成されているので、一組の
箔体を円筒状に捲回して1つの箔捲回体にした場合に比
べて、厚み乃至高さを小さくでき、電解コンデンサの低
背化を図ることができる。また、箔捲回体は互いに箔体
を引っ張る方向に捲回されるので箔捲回体の捲きが密に
なり固く捲かれることになり、同じ容積の従来品に比べ
て大きな静電容量の電解コンデンサを得ることができ
る。さらに、円筒状に捲回された箔捲回体を押し潰すよ
うな作業がないので、箔体が損傷を受けるようなことが
ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電解コンデンサ素子の第1の実施例を
箔捲回体の軸線方向から見た図。
【図2】第2の実施例を示す図。
【図3】第3の実施例を示す図。
【図4】第4の実施例を示す図。
【符号の説明】
1a 電解コンデンサ素子 1b 電解コンデンサ素子 1c 電解コンデンサ素子 1d 電解コンデンサ素子 2 箔体 2a 箔体 3 箔捲回体 3a 捲芯部 4 箔捲回体 4a 捲芯部 5 箔捲回体 5a 捲芯部 6 箔捲回体 6a 捲芯部 7 箔捲回体 7a 捲芯部 8 箔捲回体 8a 捲芯部 9 箔捲回体 9a 捲芯部 10 箔捲回体 10a 捲芯部 11 箔捲回体 11a 捲芯部 12 箔捲回体 12a 捲芯部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】セパレータを介して重畳配置された陽極箔
    と陰極箔からなる帯状の箔体を複数箇所で互いに箔体を
    引っ張る方向に捲回して形成された複数個の並設された
    箔捲回体を具備することを特徴とする電解コンデンサ素
    子。
JP2366893A 1993-01-19 1993-01-19 電解コンデンサ素子 Expired - Lifetime JP2920807B2 (ja)

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JPH06215987A JPH06215987A (ja) 1994-08-05
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