JPS6236378B2 - - Google Patents
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- JPS6236378B2 JPS6236378B2 JP8711081A JP8711081A JPS6236378B2 JP S6236378 B2 JPS6236378 B2 JP S6236378B2 JP 8711081 A JP8711081 A JP 8711081A JP 8711081 A JP8711081 A JP 8711081A JP S6236378 B2 JPS6236378 B2 JP S6236378B2
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- electrolytic capacitor
- capacitor element
- sleeve
- electrolytic
- electrode foil
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- Expired
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Landscapes
- Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は巻回型の電解コンデンサの製造方法
に係り、特に電解コンデンサ素子における電極箔
の巻回数が少ない小容量の電解コンデンサに好適
な製造方法に関する。
に係り、特に電解コンデンサ素子における電極箔
の巻回数が少ない小容量の電解コンデンサに好適
な製造方法に関する。
一般に巻回型の電解コンデンサの場合、電解コ
ンデンサ素子は陽極側及び陰極側の電極箔を両者
間に介在させたセパレータ紙とともに巻回して形
成され、この巻回形成後電解液の含浸処理が施さ
れる。この場合において、電極箔の巻回数が多い
場合には、電解液の含浸によつて電解液の表面張
力、セパレータ紙の膨張等で、電解コンデンサ素
子は電解液の含浸前より固化することが知られて
いる。しかしながら、電極箔の巻回数が比較的少
ない場合には、巻回数が多い場合とは逆に電解液
の含浸によるセパレータ紙の膨張等で巻回状態が
緩み、電極箔間の間隔が変化する傾向がある。コ
ンデンサの静電容量、tanδ等、電気的特性は電
極間の間隙により大きく影響されるものであり、
電解液の含浸で電極箔間の間隔が変化することは
製品の信頼性を低下させるおそれがある。特に、
電極箔の巻回状態が緩んでいる場合、陽極側の電
極箔に形成されている化成酸化皮膜がその後の製
造工程ないし配線作業上において損傷を生じ易く
なり、化成酸化皮膜に損傷が生じると漏れ電流を
増大させる原因になる。さらには、振動や衝撃に
よつて内部リードの接続部分に大きな力が加わる
ことにより、その接続部分を切断する場合もあ
る。そこで、従来この種の不都合を防止するた
め、電解コンデンサ素子の外周囲に接着ビニルテ
ープ等を数回巻回して電極箔の巻回状態を保持し
ているが、電解コンデンサ素子の幅及び径が数mm
程度に形成される場合には電極箔の巻回状態を一
定に保持することは困難であり、電解液の含浸で
巻回状態が緩む欠点があつた。
ンデンサ素子は陽極側及び陰極側の電極箔を両者
間に介在させたセパレータ紙とともに巻回して形
成され、この巻回形成後電解液の含浸処理が施さ
れる。この場合において、電極箔の巻回数が多い
場合には、電解液の含浸によつて電解液の表面張
力、セパレータ紙の膨張等で、電解コンデンサ素
子は電解液の含浸前より固化することが知られて
いる。しかしながら、電極箔の巻回数が比較的少
ない場合には、巻回数が多い場合とは逆に電解液
の含浸によるセパレータ紙の膨張等で巻回状態が
緩み、電極箔間の間隔が変化する傾向がある。コ
ンデンサの静電容量、tanδ等、電気的特性は電
極間の間隙により大きく影響されるものであり、
電解液の含浸で電極箔間の間隔が変化することは
製品の信頼性を低下させるおそれがある。特に、
電極箔の巻回状態が緩んでいる場合、陽極側の電
極箔に形成されている化成酸化皮膜がその後の製
造工程ないし配線作業上において損傷を生じ易く
なり、化成酸化皮膜に損傷が生じると漏れ電流を
増大させる原因になる。さらには、振動や衝撃に
よつて内部リードの接続部分に大きな力が加わる
ことにより、その接続部分を切断する場合もあ
る。そこで、従来この種の不都合を防止するた
め、電解コンデンサ素子の外周囲に接着ビニルテ
ープ等を数回巻回して電極箔の巻回状態を保持し
ているが、電解コンデンサ素子の幅及び径が数mm
程度に形成される場合には電極箔の巻回状態を一
定に保持することは困難であり、電解液の含浸で
巻回状態が緩む欠点があつた。
この発明は以上の点に鑑み提案されたもので、
電解液の含浸で電極箔の巻回状態が変化しないよ
うに巻回状態を一定に維持して良好な電気的特性
が得られる電解コンデンサの製造方法の提供を目
的とする。
電解液の含浸で電極箔の巻回状態が変化しないよ
うに巻回状態を一定に維持して良好な電気的特性
が得られる電解コンデンサの製造方法の提供を目
的とする。
この発明は、電解コンデンサの外周部に加熱収
縮性スリーブを被嵌する工程と、前記スリーブを
加熱して収縮させ電解コンデンサ素子の外周部に
密着させた後、電解コンデンサ素子に電解液を含
浸させる工程とを含むことを特徴とする。
縮性スリーブを被嵌する工程と、前記スリーブを
加熱して収縮させ電解コンデンサ素子の外周部に
密着させた後、電解コンデンサ素子に電解液を含
浸させる工程とを含むことを特徴とする。
以下、この発明を図面に示した実施例に基づき
詳細に説明する。
詳細に説明する。
第1図ないし第4図はこの発明の電解コンデン
サの製造方法を実施した製造工程を示している。
即ち、第1図は電極箔のエツチング、化成、断
裁、タブ付け及び巻込の各工程を経て得られた電
解コンデンサ素子を示している。この電解コンデ
ンサ素子2は陽極側及び陰極側の電極箔4,6を
両者間に介在させたセパレータ紙8,10ととも
に巻回して形成され、陽極側の電極箔4にはエツ
チング処理の後、化成によつて酸化皮膜が形成さ
れた例えばアルミニウム箔が使用されている。な
お、陽極側又は陰極側の電極用タブ12A,12
Bは巻回処理の前に対応する電極箔4,6に溶接
等の固着手段で固着されている。
サの製造方法を実施した製造工程を示している。
即ち、第1図は電極箔のエツチング、化成、断
裁、タブ付け及び巻込の各工程を経て得られた電
解コンデンサ素子を示している。この電解コンデ
ンサ素子2は陽極側及び陰極側の電極箔4,6を
両者間に介在させたセパレータ紙8,10ととも
に巻回して形成され、陽極側の電極箔4にはエツ
チング処理の後、化成によつて酸化皮膜が形成さ
れた例えばアルミニウム箔が使用されている。な
お、陽極側又は陰極側の電極用タブ12A,12
Bは巻回処理の前に対応する電極箔4,6に溶接
等の固着手段で固着されている。
このように巻回形成された電解コンデンサ素子
2の外周部には、第2図に示すように加熱収縮性
のスリーブ14を矢印Aの方向より被嵌する。こ
のスリーブ14は加熱で収縮可能でしかも収縮後
一定状態を維持する合成樹樹脂、例えば塩化ビニ
ル、ポリエチレンテレフタレート等で形成され
る。
2の外周部には、第2図に示すように加熱収縮性
のスリーブ14を矢印Aの方向より被嵌する。こ
のスリーブ14は加熱で収縮可能でしかも収縮後
一定状態を維持する合成樹樹脂、例えば塩化ビニ
ル、ポリエチレンテレフタレート等で形成され
る。
このようにスリーブ14が被嵌された電解コン
デンサ素子2は次の工程で加熱し、スリーブ14
を収縮させて電解コンデンサ素子2の外周部に密
着させることにより、電解コンデンサ素子2を一
定の形状に維持する。スリーブ14の収縮力は大
きく、電解コンデンサ素子2は一定の形状に成形
されるものである。第3図に示す電解コンデンサ
素子2はスリーブ14の収縮後の形態を示してい
る。このようにして得られた電解コンデンサ素子
2にペースト状電解液を含浸する。
デンサ素子2は次の工程で加熱し、スリーブ14
を収縮させて電解コンデンサ素子2の外周部に密
着させることにより、電解コンデンサ素子2を一
定の形状に維持する。スリーブ14の収縮力は大
きく、電解コンデンサ素子2は一定の形状に成形
されるものである。第3図に示す電解コンデンサ
素子2はスリーブ14の収縮後の形態を示してい
る。このようにして得られた電解コンデンサ素子
2にペースト状電解液を含浸する。
そして、電解液の含浸後、第4図に示すように
矢印Aの方向から電解コンデンサ素子2の電極用
タブ12A,12Bに封口体16を取付け、この
封口体16とともに矢印Bの方向より外装ケース
18の内部に電解コンデンサ素子2を封入するも
のとする。第5図はこの封入処理によつて得られ
た電解コンデンサを示している。即ち、封入工程
では外装ケース18の開口部近傍及び開口部縁部
を中心方向に加締めて外装ケース18と封口体1
6とを密着させて気密状態を確保する。なお、1
9は断面V字状の切溝を十字形に形成してなる防
爆弁である。
矢印Aの方向から電解コンデンサ素子2の電極用
タブ12A,12Bに封口体16を取付け、この
封口体16とともに矢印Bの方向より外装ケース
18の内部に電解コンデンサ素子2を封入するも
のとする。第5図はこの封入処理によつて得られ
た電解コンデンサを示している。即ち、封入工程
では外装ケース18の開口部近傍及び開口部縁部
を中心方向に加締めて外装ケース18と封口体1
6とを密着させて気密状態を確保する。なお、1
9は断面V字状の切溝を十字形に形成してなる防
爆弁である。
以上説明した実施例から明らかなように、電解
液の含浸前に電解コンデン素子2の形状がスリー
ブ14によつて一定に保持されるため、電解液の
含浸に無関係に電極箔4,6の間隔が一定に維持
される結果、従来生じていた化成酸化皮膜の損傷
の発生等が防止でき、漏れ電流の増加の抑制等、
電気的特性の安定した電解コンデンサを形成する
ことができる。しかも、従来のビニールテープ等
の巻回に要した手数はなく、スリーブ14の挿
入、加熱の単純な処理のみであるため、製造コス
トの低減化をも図ることができる。また、スリー
ブ14の収縮力は大きいため。電解液の含浸に伴
う巻回状態の緩みの発生は全くなく、電気的特性
のばらつきを抑制することができる。
液の含浸前に電解コンデン素子2の形状がスリー
ブ14によつて一定に保持されるため、電解液の
含浸に無関係に電極箔4,6の間隔が一定に維持
される結果、従来生じていた化成酸化皮膜の損傷
の発生等が防止でき、漏れ電流の増加の抑制等、
電気的特性の安定した電解コンデンサを形成する
ことができる。しかも、従来のビニールテープ等
の巻回に要した手数はなく、スリーブ14の挿
入、加熱の単純な処理のみであるため、製造コス
トの低減化をも図ることができる。また、スリー
ブ14の収縮力は大きいため。電解液の含浸に伴
う巻回状態の緩みの発生は全くなく、電気的特性
のばらつきを抑制することができる。
なお、前記スリーブ14はフラツトな形状とし
たが、第6図に示すように複数の透孔20を形成
すれば、電解液の含浸をより良好にすることがで
きる。
たが、第6図に示すように複数の透孔20を形成
すれば、電解液の含浸をより良好にすることがで
きる。
以上説明したようにこの発明によれば、電解コ
ンデンサ素子の外周部にスリーブを被嵌して電解
コンデンサ素子を成形固化した状態で、電解液を
含浸するため、電解液の合浸に伴う電解コンデン
サの変形、とりわけ電極箔の巻回状態の緩みが防
止でき、電気的特性の安定した電解コンデンサを
提供することができる。
ンデンサ素子の外周部にスリーブを被嵌して電解
コンデンサ素子を成形固化した状態で、電解液を
含浸するため、電解液の合浸に伴う電解コンデン
サの変形、とりわけ電極箔の巻回状態の緩みが防
止でき、電気的特性の安定した電解コンデンサを
提供することができる。
第1図は電解コンデンサ素子の分解状態を示す
斜視図、第2図は電解コンデンサ素子にスリーブ
を被嵌する工程を示す斜視図、第3図はスリーブ
が被嵌された電解コンデンサ素子を示す斜視図、
第4図は電解コンデンサ素子を外装ケースに封入
する工程を示す斜視図、第5図はこの発明に係る
電解コンデンサの縦断面図、第6図はスリーブの
変形例を示す斜視図である。 2……電解コンデンサ素子、4……陽極側の電
極箔、6……陰極側の電極箔、8,10……セパ
レータ紙、14……加熱収縮性スリーブ。
斜視図、第2図は電解コンデンサ素子にスリーブ
を被嵌する工程を示す斜視図、第3図はスリーブ
が被嵌された電解コンデンサ素子を示す斜視図、
第4図は電解コンデンサ素子を外装ケースに封入
する工程を示す斜視図、第5図はこの発明に係る
電解コンデンサの縦断面図、第6図はスリーブの
変形例を示す斜視図である。 2……電解コンデンサ素子、4……陽極側の電
極箔、6……陰極側の電極箔、8,10……セパ
レータ紙、14……加熱収縮性スリーブ。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 陽極側及び陰極側の電極箔を両者間に介在さ
せたセパレータ紙とともに巻回して形成された電
解コンデンサ素子の外周部に加熱収縮性スリーブ
を被嵌する工程と、前記スリーブを加熱して収縮
させ電解コンデンサ素子の外周部に密着させた後
電解コンデンサ素子に電解液を含浸させる工程と
を含んで構成されることを特徴とする電解コンデ
ンサの製造方法。 2 前記加熱収縮性スリーブに複数の透孔を形成
したものを用いたことを特徴とする特許請求の範
囲第1項に記載の電解コンデンサの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8711081A JPS57202722A (en) | 1981-06-06 | 1981-06-06 | Method of producing electrolytic condenser |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8711081A JPS57202722A (en) | 1981-06-06 | 1981-06-06 | Method of producing electrolytic condenser |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS57202722A JPS57202722A (en) | 1982-12-11 |
JPS6236378B2 true JPS6236378B2 (ja) | 1987-08-06 |
Family
ID=13905807
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8711081A Granted JPS57202722A (en) | 1981-06-06 | 1981-06-06 | Method of producing electrolytic condenser |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS57202722A (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4723927B2 (ja) * | 2005-06-21 | 2011-07-13 | 富士通株式会社 | 電解コンデンサ |
JP5075466B2 (ja) * | 2007-04-25 | 2012-11-21 | ニチコン株式会社 | 電解コンデンサの製造方法 |
-
1981
- 1981-06-06 JP JP8711081A patent/JPS57202722A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS57202722A (en) | 1982-12-11 |
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