JP2853380B2 - コンデンサ - Google Patents

コンデンサ

Info

Publication number
JP2853380B2
JP2853380B2 JP18573691A JP18573691A JP2853380B2 JP 2853380 B2 JP2853380 B2 JP 2853380B2 JP 18573691 A JP18573691 A JP 18573691A JP 18573691 A JP18573691 A JP 18573691A JP 2853380 B2 JP2853380 B2 JP 2853380B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
capacitor
capacitor element
terminal
anode
core
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP18573691A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0513283A (ja
Inventor
裕之 作元
貢 山本
常雄 関田
竜郎 久崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Lincstech Circuit Co Ltd
Original Assignee
Hitachi AIC Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi AIC Inc filed Critical Hitachi AIC Inc
Priority to JP18573691A priority Critical patent/JP2853380B2/ja
Publication of JPH0513283A publication Critical patent/JPH0513283A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2853380B2 publication Critical patent/JP2853380B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電解コンデンサ等のコン
デンサに関する。
【0002】
【従来の技術】アルミ電解コンデンサ等のコンデンサ
は、例えば、図3に示す通りの構成となっている。すな
わち、陽極箔21と陰極箔22とをこれらよりも幅の広
い電解紙23を介して積層し巻回してコンデンサ素子2
4を形成する。このコンデンサ素子24からは陽極リー
ド25と陰極リード26とを引き出している。そしてコ
ンデンサ素子24をケース27に収納し、蓋28を取り
付けて密封する。蓋25には陽極端子29と陰極端子3
0とを設けてあり、これらに各々陽極リード25と陰極
リード26とを接続している。また、陽極端子29と陰
極端子30とは、蓋25の裏面から突出している部分3
1及び32をコンデンサ素子24の端部の電解紙23の
部分に押しつけ食い込ませている。これによりコンデン
サ素子24はケース27に固定される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の構成で
は、陽極端子29と陰極端子30とをコンデンサ素子2
4の端部に押しつけ食い込ませているため、陽極箔21
や陰極箔22に機械的なストレスが加わり、特性が劣化
する欠点がある。
【0004】また、コンデンサに過電圧や逆電圧が印加
されると、コンデンサ素子24が発熱し、電解液が気化
してガスが発生し、その圧力によって、コンデンサ素子
24が中心部33の方向と外周方向に向って膨張しよう
とする。しかし、コンデンサ素子24は、端部に陽極端
子29と陰極端子30とが食い込んでいると、膨張しよ
うとする動きが妨げられる。そのため図4に示す通り、
中心部33において、陽極箔21が内側に変形し亀裂が
生じて電解紙23を破って陰極箔22と接触したり、陽
極箔21の酸化皮膜が破れたりしてショート不良となり
易い欠点がある。
【0005】本発明の目的は、以上の欠点を改良し、特
性を改善し、ショート不良を防止できるコンデンサを提
供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を
達成するために、巻回形のコンデンサ素子をケースに収
納し、蓋に設けた端子に接続し、この蓋により前記ケー
スを密封したコンデンサにおいて、絶縁材からなるコン
デンサ素子の巻心部と、この巻心部に押しつけた端子と
を有することを特徴とするコンデンサを提供するもので
ある。
【0007】
【作用】電解紙や高分子フィルム等の絶縁材を巻いて巻
心部を形成し、その周囲に電極箔等を巻き付けてコンデ
ンサ素子とする。そしてこのコンデンサ素子をケースに
収納し、蓋に設けた端子を巻心部に押しつけて固定する
と、端子が電極箔等を押し潰すことがなく、コンデンサ
素子が膨張する動きを妨げる力も少なくてすむ。
【0008】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づいて説明する。
図1はコンデンサの断面図を示す。1は陽極箔と陰極箔
とを電解紙をセパレータとして巻回したコンデンサ素子
であり、電解液を含浸している。2は、このコンデンサ
素子の巻心部であり、電解紙や高分子フィルムを巻回し
たものである。3及び4はコンデンサ素子1から引き出
した各々陽極リード及び陰極リードである。5はコンデ
ンサ素子1を収納するアルミ金属等のケースである。6
はケース5に取り付け、これを密封した蓋である。7及
び8は、蓋6を貫通してこれに取り付けた各々陽極端子
及び陰極端子であり、ケース5内部の方に突出したリベ
ットの部分9及び10を巻心部2に押しつけ食い込ませ
ている。11は蓋6に設けた防爆弁である。
【0009】コンデンサ素子1は、電解紙を巻回して巻
心部2を形成した後、続けてその電解紙に陽極箔と陰極
箔とを積層して巻回して形成するか、巻心部2を形成し
た後、電解紙を切断し、新たに陽極箔と陰極箔とを電解
紙を介して積層し巻回して形成する。そして、巻心部2
に陽極端子7等を押しつけ食い込ませているため、コン
デンサ素子1はケース5に固定される。なお、巻心部2
の直径は10mm以上が良く、これにより巻心部2を硬く
でき、陽極箔等が巻心部2側に変形するのをより効果的
に防止できる。
【0010】次に、定格250V−820μFのアルミ
電解コンデンサの実施例及び従来例に対して過電圧を印
加して不良の発生状態を調べた。従来例は、巻心部を除
いた他は実施例と同一の条件とする。なお、コンデンサ
の大きさは径35mm、長さ50mmとする。また、コンデ
ンサ素子の大きさは径29mm、陽極リード及び陰極リー
ドを除く長さを45mmとする。そして印加条件は、印加
電圧375V、電流7A、雰囲気の温度は常温、印加時
間は最長30分とする。試料数は、実施例及び従来例と
も20ケとする。
【0011】試験結果は、実施例及び従来例とも全数の
防爆弁が作動した。また、実施例は陽極箔に亀裂が生じ
たり、ショート不良となったものは0ケであった。これ
に対して、従来例は、陽極箔に亀裂が生じたものが18
ケ、ショート不良が4ケあった。
【0012】また、図2は、本発明の他の実施例を示
す。この実施例では、蓋12に設けた陽極端子13及び
陰極端子14を部分的にコンデンサ素子15の巻心部1
6に押しつけた構成になっている。この場合、図1の実
施例よりも効果は小さいが、従来例に比較すればショー
ト不良等をより効果的に防止できる。
【0013】
【発明の効果】以上の通り、本発明によれば、コンデン
サ素子に絶縁材からなる巻心部を設け、この巻心部に端
子を押しつけているために、ショート不良等を防止でき
るコンデンサが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の断面図を示す。
【図2】本発明の他の実施例の断面図を示す。
【図3】従来のコンデンサの断面図を示す。
【図4】従来のコンデンサ素子の平面図を示す。
【符号の説明】
1,15…コンデンサ素子、 2,16…巻心部、 5
…ケース、6,12…蓋、 7,13…陽極端子、
8,14…陰極端子。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭62−42231(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01G 9/008 H01G 9/048 H01G 9/06

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 巻回形のコンデンサ素子をケースに収納
    し、蓋に設けた端子に接続し、この蓋により前記ケース
    を密封したコンデンサにおいて、絶縁材からなるコンデ
    ンサ素子の巻心部と、この巻心部に押しつけた端子とを
    有することを特徴とするコンデンサ。
JP18573691A 1991-06-28 1991-06-28 コンデンサ Expired - Fee Related JP2853380B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18573691A JP2853380B2 (ja) 1991-06-28 1991-06-28 コンデンサ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18573691A JP2853380B2 (ja) 1991-06-28 1991-06-28 コンデンサ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0513283A JPH0513283A (ja) 1993-01-22
JP2853380B2 true JP2853380B2 (ja) 1999-02-03

Family

ID=16175963

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18573691A Expired - Fee Related JP2853380B2 (ja) 1991-06-28 1991-06-28 コンデンサ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2853380B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5123136B2 (ja) * 2008-10-20 2013-01-16 ニチコン株式会社 巻回型電解コンデンサおよびその製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0513283A (ja) 1993-01-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4617611A (en) Electrolytic capacitor
JP2853380B2 (ja) コンデンサ
JPH04119614A (ja) アルミ電解コンデンサ
JP3401983B2 (ja) 電解コンデンサの製造方法
US4352147A (en) Capacitor for high vibration environments having a controlled gas reservoir
JP3102021B2 (ja) アルミ電解コンデンサ
GB1558945A (en) Flat wound electrolytic capacitors
JP2950575B2 (ja) 電解コンデンサ
JP3726988B2 (ja) 保安装置付コンデンサ
JP2945742B2 (ja) アルミ電解コンデンサ
JP7410824B2 (ja) 電解コンデンサ
JP3223676B2 (ja) コンデンサ用ケース
JP3126150B2 (ja) アルミ電解コンデンサ
JPH02277217A (ja) アルミ電解コンデンサ
JP3460459B2 (ja) 保安機能付コンデンサ
JP2580063Y2 (ja) 電解コンデンサ
JP3291888B2 (ja) アルミ電解コンデンサ
JP2943289B2 (ja) アルミ電解コンデンサ
JP2589484Y2 (ja) 電解コンデンサ
JP2867598B2 (ja) アルミ電解コンデンサ
JP2874394B2 (ja) コンデンサ
JPS58153322A (ja) コンデンサ
JPH02294011A (ja) 電解コンデンサ
JPS60195920A (ja) アルミ電解コンデンサ
JPH0410519A (ja) アルミ電解コンデンサ

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees