JP2867598B2 - アルミ電解コンデンサ - Google Patents

アルミ電解コンデンサ

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衛弘 山田
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はアルミ電解コンデンサに関するものである。
従来の技術 従来のアルミ電解コンデンサは、粗面化したアルミ箔
の表面に誘電体酸化皮膜を形成し、これをセパレータと
ともに巻回してコンデンサ素子を構成し、このコンデン
サ素子を駆動用電解液とともに、アルミケース内に封入
することにより構成していた。
そしてこのアルミ電解コンデンサを、定格より高い過
電圧で使用した場合は、コンデンサ素子に含有された駆
動用電解液の温度が上がって蒸気化するため、アルミケ
ースの内圧は上昇する。この場合、アルミケースの内圧
が、アルミケースの封口部材による封口力を上回れば、
コンデンサ素子がアルミケースから外れてアルミケース
外に飛び出すか、あるいはアルミケースが飛びはねるこ
とになって非常に危険となるものである。
したがって、この種のアルミ電解コンデンサでは、通
常封口部材やアルミケースに弱点部を設けており、そし
てこのアルミケースの内圧が異常に上昇したときには、
弱点部が壊れてアルミケース内における駆動用電解液の
ガスが外部に流出するため、大きな爆発には至らないも
のである。
発明が解決しようとする課題 しかしながら、上記従来のアルミ電解コンデンサにお
いては、コンデンサの外部に駆動用電解液のガスが流出
してしまうため、このアルミ電解コンデンサをセットし
た機器の内部が汚れたり、火災による煙と区別がつかな
いという問題点を有していた。
本発明はこのような問題点を解決するもので、駆動用
電解液のガスの外部への流出を未然に防止することがで
きるアルミ電解コンデンサを提供することを目的とする
ものである。
課題を解決するための手段 上記目的を達成するために本発明のアルミ電解コンデ
ンサは、駆動用電解液を含浸させたコンデンサ素子と、
このコンデンサ素子を内装する有底筒状の金属ケース
と、前記コンデンサ素子より導出された一対のリード線
と、この一対のリード線に接続された一対の外部接続用
端子と、前記金属ケースの開口部を封口する封口部材と
を備え、前記封口部材あるいは金属ケース内に圧力−電
圧変換素子を設置し、異常時における金属ケース内部の
圧力上昇を前記圧力−電圧変換素子により検出して電気
的信号に変換し、この電気的信号によりコンデンサの電
気回路を遮断するようにしたものである。
作 用 上記構成のアルミ電解コンデンサによれば、金属ケー
スの開口部を封口する封口部材あるいは前記金属ケース
内に圧力−電圧変換素子を設置しているもので、このア
ルミ電解コンデンサに定格以上の過電圧が印加された場
合、漏れ電流は徐々に増加し、駆動用電解液や誘電体酸
化皮膜の抵抗によるジュール熱で金属ケースの内部のコ
ンデンサ素子の温度が上昇する。そしてこの発熱によ
り、駆動用電解液がガス化して金属ケースの内部の圧力
が上昇し、ついには、防爆弁等の安全装置が作動する
が、本発明においては、防爆弁等の安全装置が作動する
前に、前記金属ケースの内部の圧力上昇を圧力−電圧変
換素子により検出して電気的信号に変換し、この電気的
信号によりコンデンサの電気回路を遮断するようにして
いるため、金属ケースの内部の圧力上昇による防燥弁等
の安全装置の作動も未然に防止することができ、これに
より、駆動用電解液のガスがアルミ電解コンデンサの外
部に流出してしまうということはなくなるものである。
実施例 以下、本発明の一実施例を添付図面にもとづいて説明
する。第1図において、1はアルミ電解コンデンサ(定
格200V,680μF)のコンデンサ素子で、このコンデンサ
素子1は粗面化したアルミ箔の方面に誘電体酸化皮膜を
形成し、これをセパレータとともに巻回することにより
構成している。そしてこのコンデンサ素子1に駆動用電
解液を含浸させるとともに、このコンデンサ素子1はア
ルミニウムよりなる有底円筒状の金属ケース2内に装備
している。また前記コンデンサ素子1からは一対のアル
ミよりなるリード線3,3aが導出され、かつこの一対のリ
ード線3,3aには一対の外部接続端子4,4aが端子板よりな
る封口部材5の部分でかしめにより接続されている。前
記端子板よりなる封口部材5は金属ケース2の開口部に
配設され、金属ケース2の開放端をカーリング封口する
ことにより、金属ケース2の開口部を封口している。ま
た前記コンデンサ素子1の巻回部における中心の空洞部
1aには圧電素子等の圧力−電圧変換素子6を設置してお
り、かつこの圧力−電圧変換素子6には外部へ信号を取
り出すための一対のリード線7,7aを接続し、さらにこの
一対のリード線7,7aは封口部材5を通して一対のリード
端子8,8aに接続されている。
上記構成のアルミ電解コンデンサは、圧力−電圧変換
素子6の両端の電圧が一定以上になると、電気回路が遮
断されるように設定しているもので、このように設定し
たアルミ電解コンデンサに定格以上の過電圧、つまり36
0Vの過電圧を印加すると、漏れ電流は徐々に増加し、駆
動用電解液や誘電体酸化皮膜の抵抗によるジュール熱で
金属ケース2の内部のコンデンサ素子1の温度が上昇す
る。そしてこの発熱により、駆動用電解液がガス化して
金属ケース2の内部の圧力が上昇する。この場合、その
圧力上昇を圧電素子等の圧力−電圧変換素子6が検出し
て電気的信号に変換する。この電気的信号は一対のリー
ド端子8,8aの両端の電圧により金属ケース2の内部の圧
力を異常時の警報信号として外部に取り出すことができ
るもので、この警報信号により、コンデンサの一対の外
部接続端子4,4aの両端を強制的に遮断して電気回路を開
放することができた。
第2図は本発明の他の実施例を示したもので、この他
の実施例は、第1図における圧電素子等の圧力−電圧変
換素子6を封口部材5に設置したもので、この他の実施
例においても、第1図で示した一実施例と同様の作用効
果が得られた。
発明の効果 上記実施例の説明から明らかなように、本発明のアル
ミ電解コンデンサは、封口部材あるいは金属ケース内に
圧力−電圧変換素子を設置し、異常時における金属ケー
ス内部の圧力上昇を前記圧力−電圧変換素子により検出
して電気的信号に変換し、この電気的信号によりコンデ
ンサの電気回路を遮断するようにしているため、金属ケ
ースの内部の圧力上昇による防爆弁等の安全装置の作動
も未然に防止することができ、これにより、駆動用電解
液のガスがアルミ電解コンデンサの外部に流出してしま
うのを確実に防止できるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示すアルミ電解コンデンサ
の断面図、第2図は本発明の他の実施例を示すアルミ電
解コンデンサの断面図である。 1……コンデンサ素子、2……金属ケース、3,3a……一
対のリード線、4,4a……一対の外部接続端子、5……封
口部材、6……圧力−電圧変換素子。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山田 衛弘 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (72)発明者 横江 英郎 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 特開 平3−179719(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01G 9/12 H01G 9/10 H01G 9/04

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】駆動用電解液を含浸させたコンデンサ素子
    と、このコンデンサ素子を内装する有底筒状の金属ケー
    スと、前記コンデンサ素子より導出された一対のリード
    線と、この一対のリード線に接続された一対の外部接続
    用端子と、前記金属ケースの開口部を封口する封口部材
    とを備え、前記封口部材あるいは金属ケース内に圧力−
    電圧変換素子を設置し、異常時における金属ケース内部
    の圧力上昇を前記圧力−電圧変換素子により検出して電
    気的信号に変換し、この電気的信号によりコンデンサの
    電気回路を遮断するようにしたアルミ電解コンデンサ。
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