JP3099374B2 - アルミ電解コンデンサ - Google Patents

アルミ電解コンデンサ

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JP3099374B2 JP02408979A JP40897990A JP3099374B2 JP 3099374 B2 JP3099374 B2 JP 3099374B2 JP 02408979 A JP02408979 A JP 02408979A JP 40897990 A JP40897990 A JP 40897990A JP 3099374 B2 JP3099374 B2 JP 3099374B2
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俊之 北川
浩 栗本
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Panasonic Holdings Corp
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Panasonic Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は一般の電子機器に用いら
れるアルミ電解コンデンサに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のアルミ電解コンデンサ
は、図4a,bに示すように構成されていた。すなわ
ち、高純度アルミニウム箔を粗面化して表面積を拡大
し、その表面に陽極酸化により誘電体酸化皮膜を形成し
てなる陽極箔と、アルミニウム箔よりなる陰極箔に引き
出しリード1を取り付け、そして前記陽極箔と陰極箔を
電解紙とともに巻回し、かつ駆動用電解液を含浸させて
コンデンサ素子2を構成し、そしてこのコンデンサ素子
2の引き出しリード1を封口板3に取り付けた金属端子
4にアルミリベット5によりかしめ接続するとともに、
コンデンサ素子2を有底円筒状のアルミニウムよりなる
金属ケース6に収納し、その後金属ケース6の開口部に
前記封口板3を装着して封口を行い、かつ前記金属ケー
ス6の外側面を塩化ビニール製のスリーブ7で被覆する
ことによりアルミ電解コンデンサを構成していた。
【0003】そして、このアルミ電解コンデンサを定格
電圧より高い電圧で使用した場合は、コンデンサ素子2
に含浸させた駆動用電解液の温度が上がって蒸気化する
ため、金属ケース6の内圧は上昇する。この場合、金属
ケース6の内圧が、金属ケース6と封口板3による封口
力を上回れば、コンデンサ素子2が金属ケース6から外
れて飛び出すか、あるいは金属ケース6が飛び跳ねるこ
とになって非常に危険な状態となる。従ってこの種のア
ルミ電解コンデンサでは、通常、金属ケース6の有底部
に弱点部を設けて安全弁(図示せず)としており、前記
金属ケース6の内圧が異常に上昇したときには、安全弁
が作動してこの安全弁部より金属ケース6内における駆
動用電解液のガスが外部に流出するため、危険な爆発に
は至らないものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のアルミ電解コンデンサにおいては、金属ケース6の
内圧が異常に上昇したとき、安全弁が作動してコンデン
サの外部に駆動用電解液のガスが流出してしまうため、
このアルミ電解コンデンサをセットした機器の内部が汚
れたり、火災による煙りと区別がつかないという問題点
があった。
【0005】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、駆動用電解液のガスの流出を未然に防止することが
できるアルミ電解コンデンサを提供することを目的とす
るものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明のアルミ電解コンデンサは、一対の引き出しリ
ードを有するコンデンサ素子と、このコンデンサ素子を
一端開口部から内装した有底筒状の外装ケースと、この
外装ケースの一端開口部を封口する封口板と、この封口
板にアルミリベットにより取り付けられ、かつ前記一対
の引き出しリードと接続される一対の金属端子とを有
し、前記一対の金属端子のうち、一方の金属端子におけ
るアルミリベットの上に感温素子を載せ、さらにこの一
方の金属端子に感温素子を包むように金属製の蓋を配設
するとともに、前記外装ケースの一端開口部側に被せる
樹脂製のキャップで金属製の蓋を押さえつけて固定し、
異常時における外装ケース内部のコンデンサ素子の発熱
による温度上昇をアルミリベットを介して感温素子で検
出し、その感温素子の検出信号を外部に伝え、その外部
信号によりコンデンサの電気回路を遮断するようにした
ものである。
【0007】
【作用】上記構成のアルミ電解コンデンサによれば、コ
ンデンサ素子より導出された一対の引き出しリードと接
続される一対の金属端子を封口板に取り付けるアルミリ
ベットの上に感温素子を取り付けているため、このアル
ミ電解コンデンサに定格電圧以上の過電圧が印加された
場合、コンデンサ素子の漏れ電流が増加し、駆動用電解
液や誘電体酸化皮膜の抵抗によるジュール熱で外装ケー
スの内部温度が上昇し、そしてこの熱は、コンデンサ素
子における一対の引き出しリードを介してアルミリベッ
トに伝導され、この熱をアルミリベットの上に取り付け
た感温素子が検出するもので、そしてこの感温素子の検
出信号は外部に伝えられ、その外部信号によりコンデン
サの電気回路が速やかに遮断されるため、外装ケースの
内圧上昇による安全弁の作動を未然に防止することがで
き、その結果、駆動用電解液のガスがコンデンサの外部
に流出することはなくなるものである。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1〜図3にもと
づいて説明する。図において、11はコンデンサ素子
で、このコンデンサ素子11は高純度アルミニウム箔を
粗面化して表面積を拡大し、その表面に陽極酸化により
誘電体酸化皮膜を形成してなる陽極箔と、アルミニウム
箔よりなる陰極箔に一対の引き出しリード12を取り付
け、そして前記陽極箔と陰極箔を電解紙とともに巻回
し、かつ駆動用電解液を含浸させることにより構成して
いる。そしてこのコンデンサ素子11より導出された一
対の引き出しリード12は封口板13に取り付けた一対
の金属端子14にアルミリベット15によりかしめ接続
されるとともに、前記コンデンサ素子11を有底筒状の
アルミニウムよりなる外装ケース16に収納し、その後
外装ケース16の開口部に前記封口板13を装着し、か
つ外装ケース16の開口端部を封口板13の平面部にカ
ーリングすることにより封口を行い、さらに前記外装ケ
ース16の外側を塩化ビニール等の樹脂スリーブ17で
被覆している。
【0009】また前記一対の金属端子14のうち、一方
の金属端子14におけるアルミリベット13の上には図
3a,bに示すように感温素子18を載せ、さらにこの
一方の金属端子14には感温素子18を包むようにアル
ミ等の金属製の蓋19を配設するとともに、前記外装ケ
ース16の一端開口部側に被せる樹脂製のキャップ20
で前記金属製の蓋19を押さえつけて固定している。
【0010】上記した構成のアルミ電解コンデンサに定
格電圧以上の過電圧が印加された場合、コンデンサ素子
11の漏れ電流が増加し、駆動用電解液や誘電体酸化皮
膜の抵抗によるジュール熱で外装ケース16の内部温度
が上昇するもので、この温度上昇による熱は、コンデン
サ素子11における一対の引き出しリード12を介して
アルミリベット15に伝導され、そしてこの熱をアルミ
リベット15の上に取り付けた感温素子18が検出し、
かつこの感温素子18の検出信号は外部に伝えられ、そ
の外部信号によりコンデンサの電気回路が遮断されるも
のである。このようにアルミ電解コンデンサに定格電圧
以上の過電圧が印加された場合は、コンデンサの電気回
路が速やかに遮断されるため、外装ケース16の内圧上
昇による安全弁の作動も未然に防止することができ、こ
れにより、駆動用電解液のガスがコンデンサの外部に流
出するということはなくなる。
【0011】
【発明の効果】上記実施例の説明から明らかなように、
本発明のアルミ電解コンデンサは、コンデンサ素子より
導出された一対の引き出しリードと接続される一対の金
属端子を封口板に取り付けるアルミリベットの上に感温
素子を取り付けているため、このアルミ電解コンデンサ
に定格電圧以上の過電圧が印加された場合、コンデンサ
素子の漏れ電流が増加し、駆動用電解液や誘電体酸化皮
膜の抵抗によるジュール熱で外装ケースの内部温度が上
昇し、そしてこの熱は、コンデンサ素子における一対の
引き出しリードを介してアルミリベットに伝導され、こ
の熱をアルミリベットの上に取り付けた感温素子が検出
するもので、そしてこの感温素子の検出信号は外部に伝
えられ、その外部信号によりコンデンサの電気回路が速
やかに遮断されるため、外装ケースの内圧上昇による安
全弁の作動を未然に防止することができ、その結果、駆
動用電解液のガスがコンデンサの外部に流出するという
ことはなくなるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すアルミ電解コンデンサ
の破断正面図
【図2】同アルミ電解コンデンサの分解斜視図
【図3】(a)同アルミ電解コンデンサにおける端子部
分の分解斜視図 (b)同端子部分の斜視図
【図4】(a)従来例を示すアルミ電解コンデンサの平
面図 (b)同アルミ電解コンデンサの破断正面図
【符号の説明】
11 コンデンサ素子 12 一対の引き出しリード 13 封口板 14 一対の金属端子 15 アルミリベット 16 外装ケース 18 感温素子 19 金属製の蓋 20 樹脂製のキャップ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−91420(JP,A) 実開 昭57−31841(JP,U) 実開 昭57−44540(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01G 9/12

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一対の引き出しリードを有するコンデンサ
    素子と、このコンデンサ素子を一端開口部から内装した
    有底筒状の外装ケースと、この外装ケースの一端開口部
    を封口する封口板と、この封口板にアルミリベットによ
    り取り付けられ、かつ前記一対の引き出しリードと接続
    される一対の金属端子とを有し、前記一対の金属端子の
    うち、一方の金属端子におけるアルミリベットの上に感
    温素子を載せ、さらにこの一方の金属端子に感温素子を
    包むように、金属製の蓋を配設するとともに、前記外装
    ケースの一端開口部側に被せる樹脂製のキャップで金属
    製の蓋を押さえつけて固定し、異常時における外装ケー
    ス内部のコンデンサ素子の発熱による温度上昇をアルミ
    リベットを介して感温素子で検出し、その感温素子の検
    出信号を外部に伝え、その外部信号によりコンデンサの
    電気回路を遮断するようにしたことを特徴とするアルミ
    電解コンデンサ。
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