JP2881967B2 - アルミ電解コンデンサ - Google Patents

アルミ電解コンデンサ

Info

Publication number
JP2881967B2
JP2881967B2 JP14109890A JP14109890A JP2881967B2 JP 2881967 B2 JP2881967 B2 JP 2881967B2 JP 14109890 A JP14109890 A JP 14109890A JP 14109890 A JP14109890 A JP 14109890A JP 2881967 B2 JP2881967 B2 JP 2881967B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
metal case
electrolytic capacitor
case
aluminum
driving electrolyte
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP14109890A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0433314A (ja
Inventor
弘 椚原
浩 栗本
真春 南
園治郎 池原
浩 角地
正雄 新越
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP14109890A priority Critical patent/JP2881967B2/ja
Publication of JPH0433314A publication Critical patent/JPH0433314A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2881967B2 publication Critical patent/JP2881967B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)
  • Electric Double-Layer Capacitors Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はアルミ電解コンデンサに関するものである。
従来の技術 従来のアルミ電解コンデンサは、粗面化したアルミ箔
の表面に誘電体酸化皮膜を形成し、これをセパレータと
ともに巻回してコンデンサ素子を形成し、このコンデン
サ素子を駆動用電解液とともに、アルミケース内に封入
することにより構成していた。
そしてこのアルミ電解コンデンサに定格より高い過電
圧が印加された場合には、コンデンサ素子に含浸された
駆動用電解液の温度が上がって蒸気化するため、アルミ
ケースの内圧は上昇する。この場合、アルミケースの内
圧が、アルミケースの封口部材による封口力を上回れ
ば、コンデンサ素子がアルミケースから外れてアルミケ
ース外に飛び出すか、あるいはアルミケースが飛び跳ね
ることになって非常に危険となるものである。
従って、この種のアルミ電解コンデンサでは、通常、
アルミケースに弱点部を設けており、そしてこのアルミ
ケースの内圧が異常に上昇したときには、アルミケース
に設けた弱点部が壊れてアルミケース内における駆動用
電解液のガスが外部に流出するため、大きな爆発には至
らないものである。
発明が解決しようとする課題 しかしながら、上記従来のアルミ電解コンデンサにお
いては、コンデンサの外部に駆動用電解液のガスが流出
してしまうため、このアルミ電解コンデンサをセットし
た機器の内部が汚れたり、火炎による煙と区別がつかな
いという問題点を有していた。
本発明はこのような問題点を解決するもので、駆動用
電解液のガスの外部への流出を未然に防止することがで
きるアルミ電解コンデンサを提供することを目的とする
ものである。
課題を解決するための手段 上記目的を達成するために本発明のアルミ電解コンデ
ンサは、駆動用電解液を含浸させたコンデンサと、この
コンデンサ素子を内蔵する有底筒状の金属ケースと、前
記コンデンサ素子より導出された一対のリード線と、こ
の一対のリード線に接続された一対の外部接続用端子
と、金属ケースの開口部を封口する封口部材と、前記金
属ケースに設けた防爆弁とを備え、前記金属ケースの外
側に有底筒状をなす別個の金属ケースを配置し、かつこ
の別個の金属ケースの内面に駆動用電解液を吸収する性
質を有する吸収材を配設し、さらに別個の金属ケースの
開口部をカーリング封口したものである。
作用 上記構成によれば、コンデンサ素子を内蔵する金属ケ
ースの外側に有底筒状をなす別個の金属ケースを配置
し、かつこの別個の金属ケースの内面に駆動用電解液を
吸収する性質を有する吸収材を配設しているため、アル
ミ電解コンデンサに過電圧等の異常ストレスが印加され
て、防爆弁が作動して内部の駆動用電解液のガスが防爆
弁部から噴出したとしても、金属ケーの外側に配置され
た別個の金属ケースの内面に配設した吸収材により、駆
動用電解液を吸収することができ、またこの駆動用電解
液が冷却されて液化したとしても、有底筒状をなす別個
の金属ケースの回口部をカーリング封口しているため、
液化した駆動用電解液は別個の金属ケースとその内側に
位置する金属ケースとの間に貯まることになり、これに
より、駆動用電解液が外部に漏れるということはなくな
るものである。
実施例 以下、本発明の一実施例を添付図面に基づいて説明す
る。第1図において、1はコンデンサ素子で、このコン
デンサ素子1は、粗面化したアルミ箔の表面に誘電体酸
化皮膜を形成し、これをセパレータとともに巻回するこ
とにより構成している。そしてこのコンデンサ素子1に
駆動用電解液を含浸させると共に、このコンデンサ素子
1は、アルミニウムよりなる有底円筒状の金属ケース2
内に装備している。また前記コンデンサ素子1からは一
対のアルミよりなるリード線3,3aが導出され、かつこの
一対のリード線3,3aには一対の外部接続用素子4,4aが端
子板よりなる封口部材5の部分でかしめにより接続され
ている。前記端子板よりなる封口部材5は金属ケース2
の開口部に配設され、この金属ケース2の開放端を封口
している。また金属ケース2の天板部2aには弱点部であ
る薄肉部よりなる防爆弁6を形成している。
前記金属ケース2の外側には、有底円筒状をなす別個
の金属ケース7が配置されており、この別個の金属ケー
ス7の内面には駆動用電解液を吸収する性質を有する吸
収材8を配設するとともに、この別個の金属ケース7の
開口部は前記金属ケース2の封口部材5の部分にカーリ
ングにより封口している。また別個の金属ケース7の天
板部7aには、電気化学反応で発生する水素ガスを外部に
逃がすために、小穴9を設けている。
前記吸収材8の材質としては、例えばガラス繊維,多
孔質高分子,濾紙,不織布等が用いられる。なお、濾
紙,不織布は難燃化処理を行って用いられる場合もあ
る。
上記構成において動作を説明する。このアルミ電解コ
ンデンサに定格以上の過電圧等が印加されると、金属ケ
ース2の内圧が上昇し、これにより、金属ケース2の天
板部2aに設けた防爆弁6が作動して内部の駆動用電解液
が噴出することになる。この場合、駆動用電解液は、外
側に位置する別個の金属ケース7の内面に配設された吸
収材8に吸収される。また水素ガス等は別個の金属ケー
ス7の天板部7aに設けた小穴9より外部に逃げるため、
爆発などが生じることはない。そしてまた前記外側に位
置する別個の金属ケース7は開口部をカーリング封口し
ているため、前記吸収材8に吸収された駆動用電解液が
冷却されて液化したとしても、この液化した駆動用電解
液は別個の金属ケース7とその内側に位置する金属ケー
ス2との間に貯まるため、駆動用電解液がアルミ電解コ
ンデンサの外部に流出するということはなくなるもので
ある。
発明の効果 上記実施例の説明から明らかなように本発明のアルミ
電解コンデンサによれば、コンデンサ素子を内蔵する金
属ケースの外側に有底筒状をなす別個の金属ケースを配
置し、かつこの別個の金属ケースの内面に駆動用電解液
を吸収する性質を有する吸収材を配設しているため、ア
ルミ電解コンデンサに過電圧等の以上ストレスが印加さ
れて、防爆弁が作動して内部の駆動用電解液のガスが防
爆弁部から噴出したとしても、金属ケースの外側に配置
された別個の金属ケースの内面に配設した吸収材によ
り、駆動用電解液を吸収することができ、またこの駆動
用電解液が冷却されて液化したとしても、有底筒状をな
す別個の金属ケースの開口部をカーリング封口している
ため、液化した駆動用電解液は別個の金属ケースとその
内側に位置する金属ケースとの間に溜まることになり、
これにより、駆動用電解液が外部に漏れるのを未然に防
止することができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示すアルミ電解コンデンサ
の断面図である。 1……コンデンサ素子、2……金属ケース、3,3a……一
対のリード線、4,4a……一対の外部接続用端子、5……
封口部材、6……防爆弁、7……別個の金属ケース、8
……吸収材。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 池原 園治郎 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (72)発明者 角地 浩 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (72)発明者 新越 正雄 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 特開 平4−33322(JP,A) 実開 昭58−103143(JP,U) 実開 昭58−37131(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01G 9/12 H01G 9/08

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】駆動用電解液を含浸させたコンデンサ素子
    と、このコンデンサ素子を内蔵する有底筒状の金属ケー
    スと、前記コンデンサ素子より導出された一対のリード
    線と、この一対のリード線に接続された一対の外部接続
    用端子と、前記金属ケースの開口部を封口する封口部材
    と、前記金属ケースに設けた防爆弁とを備え、前記金属
    ケースの外側に有底筒状をなす別個の金属ケースを配置
    し、かつこの別個の金属ケースの内面に駆動用電解液を
    吸収する性質を有する吸収材を配設し、さらにこの別個
    の金属ケースの開口部をカーリング封口したことを特色
    とするアルミ電解コンデンサ。
JP14109890A 1990-05-29 1990-05-29 アルミ電解コンデンサ Expired - Fee Related JP2881967B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14109890A JP2881967B2 (ja) 1990-05-29 1990-05-29 アルミ電解コンデンサ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14109890A JP2881967B2 (ja) 1990-05-29 1990-05-29 アルミ電解コンデンサ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0433314A JPH0433314A (ja) 1992-02-04
JP2881967B2 true JP2881967B2 (ja) 1999-04-12

Family

ID=15284147

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14109890A Expired - Fee Related JP2881967B2 (ja) 1990-05-29 1990-05-29 アルミ電解コンデンサ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2881967B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102008062657A1 (de) * 2008-12-04 2010-06-10 Stribel Production Gmbh Energiespeichereinrichtung
DE202015008942U1 (de) * 2015-03-03 2016-04-05 Ebm-Papst Mulfingen Gmbh & Co. Kg Multifunktionsgehäuse für elektronische Bauelemente
CN109997207B (zh) * 2016-11-29 2021-02-09 松下知识产权经营株式会社 电容器

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0433314A (ja) 1992-02-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5795674A (en) Battery having improved safety features
JP2881967B2 (ja) アルミ電解コンデンサ
JP2003037028A (ja) コンデンサ
JPH0412515A (ja) アルミ電解コンデンサ
JP2946673B2 (ja) アルミ電解コンデンサ
JPH0433322A (ja) アルミ電解コンデンサ
JPH0433318A (ja) アルミ電解コンデンサ
JP2867598B2 (ja) アルミ電解コンデンサ
JPH0433323A (ja) アルミ電解コンデンサ
JP2003031447A (ja) 電解コンデンサ
JP2910163B2 (ja) アルミ電解コンデンサ
JPH0433321A (ja) アルミ電解コンデンサ
JPH0433320A (ja) アルミ電解コンデンサ
JPH04148523A (ja) アルミ電解コンデンサ
JP2946672B2 (ja) アルミ電解コンデンサ
JPH0410523A (ja) アルミ電解コンデンサ
JPH0433319A (ja) アルミ電解コンデンサ
JP2589484Y2 (ja) 電解コンデンサ
JPH0992584A (ja) 電解コンデンサの液漏れ防止構造
JP2867599B2 (ja) アルミ電解コンデンサ
JP3099374B2 (ja) アルミ電解コンデンサ
JPS6125244Y2 (ja)
JPS5943727Y2 (ja) 電解コンデンサの防爆装置
JP2615455B2 (ja) 電解コンデンサ
JP2846699B2 (ja) 安全弁装置を備えた密閉型電池

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees