JP2867599B2 - アルミ電解コンデンサ - Google Patents

アルミ電解コンデンサ

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衛弘 山田
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はアルミ電解コンデンサに関するものである。
従来の技術 従来のアルミ電解コンデンサは、粗面化したアルミ箔
の表面に誘電解酸化皮膜を形成し、これをセパレータと
ともに巻回してコンデンサ素子を構成し、このコンデン
サ素子を駆動用電解液とともに、アルミケース内に封入
することにより構成していた。
そして、このアルミ電解コンデンサを、定格より高い
過電圧で使用した場合は、コンデンサ素子に含有された
駆動用電解液の温度が上がって蒸気化するため、アルミ
ケースの内圧は上昇する。この場合、アルミケースの内
圧が、アルミケースの封口部材による封口力を上回れ
ば、コンデンサ素子がアルミケースから外れてアルミケ
ース外に飛び出すか、あるいはアルミケースが飛びはね
ることになって非常に危険となるものである。
したがって、この種のアルミ電解コンデンサでは、通
常開口部材やアルミケースに弱点部を設けており、そし
てこのアルミケースの内圧が異常に上昇したときには、
弱点部が壊れてアルミケース内における駆動用電解液の
ガスが外部に流出するため、大きな爆発には至らないも
のである。
発明が解決しようとする課題 しかしながら、上記従来のアルミ電解コンデンサにお
いては、コンデンサの外部に駆動用電解液のガス流出し
てしまうため、このアルミ電解コンデンサをセットした
機器の内部が汚れたり、火災による煙と区別がつかない
という問題点を有していた。
本発明はこのような問題点を解決するもので、駆動用
電解液のガスの外部への流出を未然に防止することがで
きるアルミ電解コンデンサを提供することを目的とする
ものである。
課題を解決するための手段 上記目的を達成するために本発明のアルミ電解コンデ
ンサは、駆動用電解液を含浸させたコンデンサ素子と、
このコンデンサ素子を内装する有底筒状の金属ケース
と、前記コンデンサ素子より導出された一対のリード線
と、この一対のリード線に接続された一対の外部接続用
端子と、前記金属ケースの開口部を封口する封口部材と
を備え、前記一対の外部接続用端子の一方に感温素子を
取り付け、かつこの感温素子により、常温時における金
属ケース内部の温度上昇による外部接続用端子の発熱を
検出し、その検出信号により、コンデンサの電気回路を
遮断するようにしたものである。
作用 上記構成のアルミ電解コンデンサによれば、コンデン
サ素子より導出された一対のリード線に接続される一対
の外部接続用端子の一方に感温素子を取り付けているも
ので、このアルミ電解コンデンサに定格以上の過電圧が
印加された場合、漏れ電流は増加し、駆動用電解液や誘
電体酸化皮膜の抵抗によるジュール熱で金属ケースの内
部のコンデンサ素子の温度が上昇する。そしてこの場
合、コンデンサ素子より導出されたリード線は熱伝動性
が非常に良いため、このリード線と接続された外部接続
用端子は金属ケースの内部温度とほぼ同等に発熱する。
そしてこの発熱を前記感温素子が検出し、その検出信号
により、コンデンサの電気回路をすみやかに遮断するよ
うにしているため、金属ケースの内圧の上昇による防爆
弁等の安全装置の作動も未然に防止することができ、こ
れにより、駆動用電解液のガスがアルミ電解コンデンサ
の外部に流出してしまうということはなくなるものであ
る。
実施例 以下、本発明の一実施例を添付図面にもとづいて説明
する。図において、1はコンデンサ素子で、このコンデ
ンサ素子1は粗面化したアルミ箔の表面に誘電体酸化皮
膜を形成し、これをセパレータとともに巻回することに
より構成している。そして、このコンデンサ素子1に駆
動用電解液を含浸させるとともに、このコンデンサ素子
1はアルミニウムよりなる有底円筒状の金属ケース2内
に装備している。また前記コンデンサ素子1からは一対
のアルミよりなるリード線3,3aが導出され、かつこの一
対のリード線3,3aには一対の外部接続端子4,4aが端子板
よりなる封口部材5の部分でかしめにより接続されてい
る。前記端子板よりなる封口部材5は金属ケース2の開
口部に配設され、金属ケース2の開放端をカーリング封
口することにより、金属ケース2の開口部を封口してい
る。また前記一対の外部接続端子4,4aのうち、一方の外
部接続端子、4aには感温素子6を取り付けており、かつ
この感温素子6には外部へ信号を取り出すための一対の
リード線7,7aを接続している。
上記構成において動作を説明する。こおアルミ電解コ
ンデンサに定格以上の過電圧が印加されると、漏れ電流
は増加し、駆動用電解液や誘電体酸化皮膜の抵抗による
ジュール熱で金属ケース2の内部のコンデンサ素子1の
温度が上昇する。そしてこの場合、コンデンサ素子1よ
り導出された一体のリード線3,3aはアルミで構成されて
いて熱伝導性が非常に良いため、この一対のリード線3,
3aと接続された一対の外部接続用端子4,4aは金属ケース
2の内部温度と同等に発熱し、そしてこの発熱を一方の
外部接続用端子4aに取り付けた感温素子6が検出し、そ
の検出信号を外部に出す。この場合、この検出信号を利
用してコンデンサの電気回路を強制的に遮断することが
できる。
次に、各種感温素子6を用いた実施例について説明す
る。
(実施例1) アルミ電解コンデンサ(定格200V,680μF)のコンデ
ンサ素子1から導出された一対のリード線3,3aに接続し
た一対の外部接続端子4,4aのうち、一方の外部接続端子
4aに温度ヒューズ(作動温度110℃)を接続し、そして
この温度ヒューズから引き出した一対のリード線7,7aの
両端が導通しているときは電気回路に電流を流し、断線
するとアルミ電解コンデンサに通じている電気回路が遮
断されるように設定した。
このように設定したアルミ電解コンデンサに360Vの過
電圧を印加すると、漏れ電流が徐々に増加し、そして金
属ケース2の内部温度が上昇し、約2分後に温度ヒュー
ズが溶断し、そしてこの溶断信号を検出して電気回路が
遮断された。この電気回路が遮断されるまでの間には、
防爆弁等の安全装置の作動は生じなかったため、駆動用
電解液のガスが外部にもれるようなことはなかった。ち
なみに、防爆弁等の安全装置が作動したときの金属ケー
ス2の内部温度を測定してみると150℃であった。
なお、上記温度ヒューズの代わりに、バイメタル,感
温リードスイッチ等を用いた場合においても、上記温度
ヒューズと同一の結果が得られた。
(実施例2) (実施例1)における温度ヒューズの代わりに熱電対
を一方の外部接続端子4aに接続した。そして検出回路は
温度110℃に相当する電圧以上の過電圧が熱電対の両端
から発生した場合に、電気回路が遮断されるように設定
した。
このように設定したアルミ電解コンデンサについて、
(実施例1)と同じ試験を行ったところ、(実施例1)
と全く同一の結果が得られ、駆動用電解液のガスが外部
にもれるようなことはなかった。
(実施例3) (実施例1)における温度ヒューズの代わりにサーミ
スタを一方の外部接続端子4aに接続した。そして電気回
路遮断用の検出回路は、サーミスタの温度変化による抵
抗変化を検出するように設定した。
この(実施例3)においても、(実施例1)と同じ試
験を行ったところ、(実施例1)と同一の結果が得ら
れ、駆動用電解液のガスが外部にもれるようなことはな
かった。
発明の効果 上記実施例の説明から明らかなように、本発明のアル
ミ電解コンデンサは、コンデンサ素子より導出された一
対のリード線に接続される一対の外部接続用端子の一方
に感温素子を取り付け、かつこの感温素子により、異常
時における金属ケース内部の温度上昇による外部接続用
端子の発熱を検出し、その検出信号により、コンデンサ
の電気回路を遮断するようにしているため、金属ケース
の内圧の上昇による防爆弁等の安全装置の作動も未然に
防止することができ、これにより、駆動用電解液のアル
ミ電解コンデンサの外部に流出してしまうのを確実に防
止できるものである。
【図面の簡単な説明】
図は本発明の一実施例を示すアルミ電解コンデンサの断
面図である。 1……コンデンサ素子、2……金属ケース、3,3a……一
対のリード線、4,4a……一対の外部接続端子、5……封
口部材、6……感温素子。
フロントページの続き (72)発明者 山田 衛弘 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (72)発明者 横江 英郎 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 特開 平2−294011(JP,A) 実開 昭57−44540(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01G 9/12

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】駆動用電解液を含浸させたコンデンサ素子
    と、このコンデンサ素子を内装する有底筒状の金属ケー
    スと、前記コンデンサ素子より導出された一対のリード
    線と、この一対のリード線に接続された一対の外部接続
    用端子と、前記金属ケースの開口部を封口する封口部材
    とを備え、前記一対の外部接続用端子の一方に感温素子
    を取り付け、かつこの感温素子により、異常時における
    金属ケース内部の温度上昇による外部接続用端子の発熱
    を検出し、その検出信号により、コンデンサの電気回路
    を遮断するようにしたアルミ電解コンデンサ。
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