JP5075466B2 - 電解コンデンサの製造方法 - Google Patents

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本発明は、陽極箔と陰極箔とがセパレータを介して巻回されたコンデンサ素子を有する巻回形の電解コンデンサの製造方法に関する。
アルミニウム電解コンデンサは、一般的に次のようにして製造される。先ず、高純度のアルミニウム箔にエッチング処理を施して表面積を拡大させる。このアルミニウム箔に化成処理を施してコンデンサの誘電体となる酸化皮膜を形成させた陽極箔、および、エッチング処理された陰極箔を製造する。
この陽極箔および陰極箔(以後、併せて「電極箔」と呼称する)を、セパレータを介在して対向させた積層体とし、この積層体を巻回してコンデンサ素子を製造する。このコンデンサ素子においては、ポリプロピレン(PP)フィルムやポリフェニレンサルファイド(PPS)フィルム、ポリイミド(PI)フィルム等を基材として、片面に接着剤を塗布したテープ材および/または巻回終端部に塗布した接着剤で、巻回された積層体の端末が固定される。
続いて、このコンデンサ素子に、例えば、エチレングリコール(EG)やγ−ブチロラクトン(GBL)を主溶媒とした電解液、またはポリチオフェン、ポリピロール等の固体電解質を含浸し、含浸後のコンデンサ素子を、一端に開口部を有するケース(主としてアルミニウム製ケースが用いられる)に収納する。このケースの開口部は、電極箔に接続されたリード線が挿通する封口材(イソブチレン−イソプレンラバー:IIRやエチレンプロピレンターポリマー:EPTのような弾性ゴムが用いられる)によって封止される。
さらに、面実装化に対応するため、例えば特許文献1に提示されているように、上述したアルミニウム電解コンデンサの封口材側の端部に絶縁板を装着し、この絶縁板に形成された端子溝に沿ってリード線を伸延させた、チップ形アルミニウム電解コンデンサが知られている(例えば、特許文献1参照)。
近年、電子部品が搭載される基板、セットの小形化が進み、これに伴い電子部品の小形化、面実装化が進んでいる。これに伴って、面実装化されたチップ形アルミニウム電解コンデンサの需要が高まっている。このようなチップ形アルミニウム電解コンデンサは、リフローはんだ付け(リフロー実装)により、コンデンサ自体が高温の雰囲気下にさらされる。このため、チップ形アルミニウム電解コンデンサには高温環境に対応できる、高い耐熱性が求められている。
さらに、欧州のRoHS指令に代表されるように、環境への配慮のため、実装に使用されるはんだが、従来の共晶はんだ(Sn−37Pb:融点約183℃)から鉛を含まない無鉛はんだ(例えばSn−3.0Ag−0.5Cu:融点約217℃)に切り替えられつつある。このため、リフロー実装時に、実装部品がおかれる温度はますます上昇している。これにより、チップ形アルミニウム電解コンデンサに対しては、ピーク温度が最大260℃になる高温度リフロー実装への対応が求められている。
この高温環境に対応するには、従来のリード形アルミニウム電解コンデンサに用いられてきたポリプロピレン(PP)フィルム基材の粘着テープでは、基材自体の耐熱性が不充分であり、150℃の高温下へおかれた場合や、リフロー実装後に、ポリプロピレンの熱収縮や溶融が生じてコンデンサ素子の巻きほぐれが生じ、電極箔の対向面積が減少することによる静電容量の低下、電極箔の対向間隔が広がることによる損失(tanδ)の増大、等のコンデンサの電気特性の低下が生じてしまう。これに対しては、上記の電解質に対して耐性があり、かつ、高い耐熱性を有しているポリフェニレンサルファイド(PPS)フィルム等のエンジニアリングプラスチックフィルムを基材とした粘着テープが用いられているが、この場合、フィルム基材の熱による収縮は発生しないものの、フィルムと粘着剤との剥離が生じ、結果として粘着テープが剥がれ、あるいは、コンデンサ素子が膨張して粘着テープがずれたりすることによって、コンデンサ素子の剥がれや巻きほぐれが生じることがある。巻回終端部に直接接着剤を塗布した場合も、上記と同様に巻きほぐれが生じることがある。
上記のコンデンサ素子の巻きほぐれへの対応策として、複合基材を用いた素子巻き止め用の粘着テープ材(例えば、特許文献2および3参照)、または特定の延伸成形を施した粘着テープ材(例えば、特許文献4参照)が提案されている。
特許第2703718号公報 特開平7−62303号公報 特開2000−188242号公報 特開2002−249736号公報
上記の技術によると、テープ基材となるフィルム自体の耐熱性は向上するが、フィルムに塗布される粘着剤が従来のものと同様であれば、フィルムと粘着剤の剥離については改善されず、依然としてコンデンサ素子の剥がれや巻きほぐれの懸念が残る。
本発明の目的は、コンデンサ素子の剥がれや巻きほぐれを防止することができる電解コンデンサの製造方法を提供することである。
本発明の電解コンデンサの製造方法は、陽極箔と陰極箔とがセパレータを介して巻回されたコンデンサ素子を形成するコンデンサ素子形成工程と、前記コンデンサ素子の巻回終端部を巻止め手段で巻止める巻止め工程と、前記巻止め手段に巻止められた前記コンデンサ素子に電解質を含浸させる含浸工程と、前記含浸後のコンデンサ素子を、熱収縮性を有する筒形樹脂の内部空間に配置しつつ、有底筒状のケースに収納し、前記筒形樹脂が熱収縮する温度で加熱する収納・加熱工程と、前記ケースの開口部を弾性封口体により封止し、前記陽極箔および前記陰極箔に電気的に接続されたリード線を、前記弾性封口体を介して外部に引き出す封止工程とを備えている。
また、本発明においては、前記筒形樹脂が、円筒形状を有していてもよい。
さらに、本発明においては、前記巻止め手段として前記粘着テープを用いる電解コンデンサであって、前記基材がポリプロピレン、ポリフェニレンサルファイド、またはポリイミドであってもよい。
本発明によると、電解コンデンサが高温度下におかれ、粘着テープの剥がれや収縮、粘着部分のずれが生じた場合でも、コンデンサ素子の外周面が筒形樹脂により固定されているため、コンデンサ素子の剥がれや巻きほぐれを防止することができる。
本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、本実施形態であるチップ形電解コンデンサの外観および内部構造を示す概略構成図である。まず、図1に示すように、チップ形電解コンデンサ1(以下、単に電解コンデンサ1と称す)は、コンデンサ素子2と、粘着テープ5と、筒形樹脂6と、アルミニウムケース3と、弾性封口体7と、支持部材4とを有している。
図2は、コンデンサ素子2の外観図である。図2に示すように、コンデンサ素子2は、陽極箔21と陰極箔22とを備えており、これら陽極箔21と陰極箔22とがセパレータ23を介して巻回された構造を有する。
陽極箔21は、アルミニウム等の弁作用金属で形成されている。この陽極箔21の表面はエッチング処理により粗面化(エッチングピット形成)されるとともに陽極酸化(化成)による陽極酸化皮膜が形成されている。
また、陰極箔22も陽極箔21と同様にアルミニウム等で形成されており、その表面は粗面化(エッチングピット形成)されるとともに自然酸化皮膜または陽極酸化皮膜が形成されている。
なお、陽極箔、陰極箔の粗面化は、蒸着等のドライプロセスで形成してもよい。
また、セパレータ23には電解液が保持されている(図示せず)。
つまり、陽極箔21および陰極箔22との間に介在するセパレータ23に電解液が保持されている。
陽極箔21と陰極箔22とからはそれぞれリードタブが接続され、リードタブを介して陽極箔21と陰極箔22とからリード線24がそれぞれ引き出されている。
図3は、粘着テープ5に巻止められたコンデンサ素子2の外観図である。図1および図3に示すように、粘着テープ5は、ポリプロピレン、ポリフェニレンサルファイド等の長尺状の基材にアクリル系接着剤を塗布したものであり、その長手方向がコンデンサ素子2の周方向に沿うようにコンデンサ素子2に巻き付けられている。これにより、陽極箔21、陰極箔22またはセパレータ23の少なくとも1つの終端部が巻止められている。
図1に示す筒形樹脂6は、粘着テープ5に巻止められたコンデンサ素子2の外周面を被覆するものであり、円筒形状を有している。また、筒形樹脂6は、熱収縮性を有する樹脂により形成されており、後述する加熱工程(図4参照)において加熱されることにより、熱収縮される。
アルミニウムケース3は、有底筒形状を有するものであり、筒形樹脂6によって被覆されたコンデンサ素子2を収納している。
弾性封口体7は、アルミニウムケース3の開口部を封止するものであり、イソブチレン−イソプレンラバー(IIR)やエチレンプロピレンターポリマー(EPT)などの弾性ゴムで形成されている。また、コンデンサ素子2のリード線24が、弾性封口体7に形成された貫通孔を介してアルミニウムケース3から引き出されている。
支持部材4は、絶縁材料からなるものであり、アルミニウムケース3を開口側から支持している。また、弾性封口体7を介してアルミニウムケース3から引き出されたコンデンサ素子2のリード線24が、支持部材4に形成された貫通孔を介して外部に引き出されている。外部に引き出されたリード線24は、支持部材4の下面に沿って伸延するように折り曲げられている。
次に、電解コンデンサ1の製造方法について、図4および図5を参照して説明する。図4は、電解コンデンサ1の製造方法を示す工程フロー図である。図5は、収納工程および加熱工程後における電解コンデンサ1の断面図である。
図4に示すように、電解コンデンサ1の製造方法は、コンデンサ素子形成工程、巻止め工程、含浸工程、収納工程、封止工程および加熱工程を有している。
コンデンサ素子形成工程においては、コンデンサ素子2を形成する。具体的には、まず、電極の実効表面積を大きくするために、陽極箔21および陰極箔22の表面にエッチング処理を施して粗面化する。
さらに、粗面化された陽極箔21の表面に化成処理を施して陽極酸化皮膜を形成し、陰極箔22は、耐水性処理および/または熱処理にて自然酸化皮膜を形成する。
そして、陽極酸化皮膜、自然酸化皮膜が形成された陽極箔21と陰極箔22とのそれぞれにリードタブを介してリード線24を接続するとともに、これら陽極箔21と陰極箔22とをセパレータ23を介して巻回し、円柱形のコンデンサ素子2を製作する(図2参照)。
巻止め工程においては、ポリプロピレン、ポリフェニレンサルファイド等の長尺状の基材にアクリル系接着剤を塗布した粘着テープ5を準備し、その粘着テープ5を、長手方向がコンデンサ素子2の周方向に沿うようにコンデンサ素子2に巻き付ける。これにより、陽極箔21、陰極箔22またはセパレータ23の少なくとも1つの終端部が巻止められる(図3参照)。
含浸工程ではコンデンサ素子2を電解液に浸漬して、コンデンサ素子2に電解液を含浸させるか、重合反応により、導電性高分子をコンデンサ素子2に形成させる。
収納工程においては、図5(a)に示すように、熱収縮性を有する筒形樹脂6をアルミニウムケース3内に配置する。なお、この筒形樹脂6の内径は、コンデンサ素子2の外形より大きくなっている。
続いて、粘着テープ5で巻止められたコンデンサ素子2が、アルミニウムケース3内に配置された筒形樹脂6の内部空間に配置されるように、ケース内に収納される。
なお、コンデンサ素子2をアルミニウムケース3に収納した後、電解液を注入し、コンデンサ素子に電解液を含浸してもよい。
封止工程においては、アルミニウムケース3の開口部から弾性封口体7を挿入し、開口部付近を加締めることによって、該ケース3の開口部を封止する。このとき、コンデンサ素子2のリード線24を、弾性封口体7に形成された貫通孔を介してアルミニウムケース3から引き出す。これによって、電解コンデンサが形成される。
そして、加熱工程においては、電解コンデンサ1に対して加熱処理を行う。これにより、図5(b)に示すように、筒形樹脂6が熱収縮を起こしてコンデンサ素子2の外周面と密着する。さらに、最後にエージングを行って、電解コンデンサ1の製造が完了する。
チップ形電解コンデンサにおいては、この後、電解コンデンサ1を開口側から支持するように、支持部材4をケース3に組み付ける。このとき、弾性封口体7を介してケース3から引き出されたコンデンサ素子2のリード線24を、支持部材4に形成された貫通孔を介して外部に引き出し、さらに、外部に引き出されたリード線24を、支持部材4の下面に沿って伸延するように折り曲げることによって、リフロー等による面実装に対応可能な形状を容易に形成させることができる。
次に、本発明の製造方法の具体的な実施例1、2を比較例1、2と合わせて説明する。
なお、実施例1、2および比較例の製造方法によって製造された各電解コンデンサは、電圧定格50V、静電容量220μF、製品サイズφ10×10mmLのチップ形アルミニウム電解コンデンサである。
[実施例1]
実施例1の電解コンデンサの粘着テープは、ポリプロピレンフィルムを基材とし、アクリル系粘着剤を使用し、熱収縮性を有する樹脂であるポリテトラフルオロエチレン(テフロン:登録商標)の筒形樹脂を使用した。そして、加熱工程において、120℃で5分間の熱処理を行うことによって、筒形樹脂を熱収縮させた。
[実施例2]
実施例2の電解コンデンサの粘着テープは、ポリプロピレンフィルムを基材とし、アクリル系粘着剤を使用し、熱収縮性を有する樹脂であるエチレン−プロピレンゴムの筒形樹脂を使用した。そして、加熱工程において、120℃で5分間の熱処理を行うことによって、筒形樹脂を熱収縮させた。
(比較例1)
比較例1の電解コンデンサの粘着テープは、ポリフェニレンサルファイドフィルムを基材とし、アクリル系粘着剤を使用した。この電解コンデンサは、コンデンサ素子を被覆する筒形樹脂を有していない。
(比較例2)
比較例2の電解コンデンサの粘着テープは、ポリプロピレンフィルムを基材とし、アクリル系粘着剤を使用した。比較例1と同様、この電解コンデンサは、コンデンサ素子を被覆する筒形樹脂を有していない。
上記4種類の製品を用いて、リフロー耐熱性試験を実施した。試験数は各20個とした。リフロー条件は、コンデンサ本体表面温度でピーク260℃、230℃を超える時間が60秒である。リフロー処理回数は2回とした。この試験結果を表1および表2に示す。
Figure 0005075466
Figure 0005075466
リフロー耐熱性試験の結果、表1の1回目のリフロー処理後では、比較例2の電解コンデンサの20個全てにおいて、実施例1、2および比較例1と比較して大きな電気特性劣化が確認された。比較例2の電解コンデンサの内部構造をX線透過によって確認した結果、20個全てにおいてコンデンサ素子の巻きほぐれが確認された。さらに、これらを分解しコンデンサ素子の状態を確認した結果、20個全てにおいて粘着テープの収縮および接着面のずれが発生しており、内17個は完全に接着面が失われていた。
また、表2の2回目のリフロー処理後では、比較例1の電解コンデンサの20個中1個が実施例1、2に比べて大きな特性劣化を示した(比較例2の電解コンデンサについては2回目のリフロー処理を行っていない)。この電解コンデンサの内部構造をX線透過によって確認した結果、コンデンサ素子の粘着テープ巻き終り部が大きく浮き上がった状態となっているのが確認された。さらに、これを分解しコンデンサ素子の状態を確認した結果、粘着テープの収縮は見られないものの、接着面のずれが生じていた。これに対し、実施例1、2の電解コンデンサにおいては、比較例1、2で見られたような電気特性の大幅な劣化や、コンデンサ素子の粘着テープ巻き終り部が浮き上がり、巻きほぐれは確認されなかった。さらに、実施例1、2の電解コンデンサを分解しコンデンサ素子の状態を確認した結果、粘着テープの収縮は生じていたが、筒形樹脂によりコンデンサ素子は元の状態のまま固定されていることが確認された。
このように、本実施形態の電解コンデンサ1が高温度下におかれ、粘着テープの剥がれや収縮、粘着部分のずれが生じた場合でも、コンデンサ素子2の外周面が筒形樹脂6により固定されているため、コンデンサ素子2の剥がれや巻きほぐれを防止される。つまり、電解コンデンサ1の耐熱性が向上することが確認された。
そして、筒形樹脂6が円筒形状を有しているため、コンデンサ素子2との密着度が向上する。
また、コンデンサ素子2の外形よりも大きい内径を有する筒形樹脂6が熱収縮性を有しているため、収納工程において、コンデンサ素子2を、筒形樹脂6の内部空間に容易に配置することができるとともに、加熱工程において加熱処理されることにより、筒形樹脂6が熱収縮し、コンデンサ素子と確実に密着する。
なお、本実施形態においては、筒形樹脂が円筒形状を有しているが、四角筒形状や六角筒形状など多角筒形状を有していてもよい。
さらに、本実施形態においては、粘着テープ5が、ポリプロピレン、ポリフェニレンサルファイド等の長尺状の基材にアクリル系接着剤を塗布したものとなっているが、基材が他の材料から形成されていてもよいし、他の種類の接着剤を用いてもよい。
また、基材を用いず、直接接着剤を巻回終端部に塗布して固定してもよい。
そして、本実施形態では、収納工程において、筒形樹脂6をアルミニウムケース3内に配置した後に、コンデンサ素子2を、筒形樹脂6の内部空間に配置されるように、アルミニウムケース3内に収納する構成であるが、コンデンサ素子2を、筒形樹脂6の内部空間に配置された状態で、アルミニウムケース3内に収納する構成であってもよい。
なお、本実施形態においては、コンデンサ素子に電解液を含浸させた電解コンデンサに本発明を適用した例について説明したが、本発明は固体電解コンデンサにも適用可能である。
本実施形態であるチップ形電解コンデンサの外観および内部構造を示す概略構成図である。 図1に示すコンデンサ素子の外観図である。 図1に示す粘着テープに巻止められたコンデンサ素子の外観図である。 図1に示す電解コンデンサの製造方法を示す工程フロー面図である。 図4に示す収納工程および加熱工程後における電解コンデンサの断面図である。
符号の説明
1 チップ形電解コンデンサ
2 コンデンサ素子
3 アルミニウムケース
4 支持部材
5 粘着テープ
6 筒形樹脂
7 弾性封口体
21 陽極箔
22 陰極箔
23 セパレータ
24 リード線

Claims (3)

  1. 陽極箔と陰極箔とがセパレータを介して巻回されたコンデンサ素子を形成するコンデンサ素子形成工程と、
    前記コンデンサ素子の巻回終端部を巻止め手段で巻止める巻止め工程と、
    前記巻止め手段に巻止められた前記コンデンサ素子に電解質を含浸させる含浸工程と、
    前記含浸後のコンデンサ素子を、熱収縮性を有する筒形樹脂の内部空間に配置しつつ、有底筒状のケースに収納し、前記筒形樹脂が熱収縮する温度で加熱する収納・加熱工程と、
    前記ケースの開口部を弾性封口体により封止し、前記陽極箔および前記陰極箔に電気的に接続されたリード線を、前記弾性封口体を介して外部に引き出す封止工程とを備えていることを特徴とする電解コンデンサの製造方法。
  2. 前記筒形樹脂が、円筒形状を有していることを特徴とする請求項1に記載の電解コンデンサの製造方法
  3. 前記巻止め手段として前記粘着テープを用いる請求項1または2に記載の電解コンデンサの製造方法であって、
    前記基材がポリプロピレン、ポリフェニレンサルファイド、またはポリイミドである電解コンデンサの製造方法
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