JP2532492B2 - 電解コンデンサ - Google Patents

電解コンデンサ

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秀憲 勝間
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は電子機器に使用される電解コンデンサに関す
るものであり、さらに詳しく言えば長寿命のアルミ電解
コンデンサを提供するものである。
従来の技術 従来のこの種のアルミ電解コンデンサは第4図に示す
ように高純度アルミニウム箔を粗面化して表面積を拡大
し、陽極酸化により誘電体酸化皮膜を形成してなる陽極
箔と陰極箔に外部引き出しリード線4を接続し、これら
の電極箔をセパレータと共に巻回することにより構成
し、かつ駆動用電解液を含浸させたコンデンサ素子6を
有底筒状のケース7内に収納し、そしてケース7の開放
端を封口部材8を用いて封口している。
なお、封口部材について説明すれば第4図に示したよ
うにゴム状弾性体のみから成る封口部材を用いて絞り加
工により封口する場合と、ベークライトのような封口部
材(図示せず)を用いる場合とがあり、主として前者は
小形アルミ電解コンデンサに使用され、また後者は大形
アルミ電解コンデンサに使用されている。
発明が解決しようとする問題点 このような従来の電解コンデンサは使用されるにつれ
て内部の駆動用電解液がゴム封口体を徐々に透過して外
部に蒸発し、内部電解液液量が極端に少なくなった時点
でコンデンサとして作動しなくなり、すなわち寿命に至
る。
特に電解コンデンサは他のコンデンサに比べて寿命が
短く、近年の電子機器の高信頼化に伴い、電解コンデン
サの長寿命化が必要になってきている。
電解コンデンサの寿命を長くするためには、電解液の
透過を極力小さくすると共に、内部に保持する電解液量
を極力多くすることが知られている。しかし、従来の構
造および方法のままで電解液量を増やすと、コンデンサ
製造時に電解液があふれ出たり、また完成品のリード線
にストレスをかけるとゴム封口体とリード線の接合面よ
り電解液がにじみ出る等の欠点があり、限度以上に電解
液を保持させることは不可能であった。
本発明はこのような従来の問題点を解決するためにな
されたものである。
問題点を解決するための手段 上記問題点を解決するために本発明は、陽極箔および
陰極箔をセパレータと共に巻回してコンデンサ素子を構
成すると共に、このコンデンサ素子と駆動用電解液およ
びデンプンにアクリロニトリルをクラフト重合して構成
した高吸水性樹脂を有底筒状のケース内に収納し、かつ
ケースの開放端を封口部材にて封口するようにしたもの
である。
作用 上記構成によれば、コンデンサ素子と駆動用電解液お
よびデンプンにアクリロニトリルをクラクト重合して構
成した高吸水性樹脂を有底筒状のケース内に収納してい
るもので、前記高吸水性樹脂はデンプンにアクリロニト
リルをクラクト重合して構成したものであるため、駆動
用電解液を多量に吸収して保持することができ、これに
より、電解コンデンサの製造時に駆動用電解液が外部に
あふれ出たり、あるいは完成品のリード線にストレスを
かけた場合に封口部材とリード線の接合面より駆動用電
解液がにじみ出る等の欠点はなくなり、そして駆動用電
解液を従来より多量に入れることができるため、駆動用
電解液が蒸発して寿命に至るまでの時間は長くなり、こ
れにより、電解コンデンサの長寿命化を図ることができ
るものである。
実施例 以下、本発明の実施例について説明する。
第1図は本発明の一実施例における電解コンデンサの
素子部分を示し、第2図は本発明の他の実施例における
電解コンデンサを示したもので、第4図と同一部分につ
いては同一番号を付している。
第1図に示す本発明の一実施例においては、陽極箔1
と陰極箔2とを、その間にセパレータ3を介在させて巻
回することによりコンデンサ素子6を構成する際、デン
プンにアクリロニトリルをクラフト重合して構成した高
吸水性樹脂5をセパレータ3に配設してコンデンサ素子
6内にはさみ込むようにしたものである。
また、第2図に示す本発明の他の実施例においては、
デンプンにアクリロニトリルをクラフト重合して構成し
た高吸水性樹脂5をケース7の内底部に配設したもので
ある。
次に、本発明の実施例における電解コンデンサと従来
の電解コンデンサとの比較試験により、具体的に説明す
る。
試料は、従来例、実施例ともに定格静電容量47μF定
格電圧10V、外観寸法φ5×11mm、駆動用電解液はエチ
レングリコール水系を使用し、実施例には高吸水性樹脂
を0.3g入れたものを用意した。
電解液量を30μ〜80μまで10μごとに変化させ
たものを各10個ずつ作成し、製造時の電解液あふれ、完
成品のリードストレス印加による電解液漏れの有無につ
いて調査した。その結果を表1に示す。
実施例によると、従来より30μ電解液を増量するこ
とが可能となり、また、電解液と高吸水性樹脂との親和
力が強いため、従来例と比較してもリードストレス印加
による電解液漏れも少なくなる。
次に、従来例の場合、電解液量を30μ、実施例の場
合60μ入れた試料を各10個用意し、85℃の温度で定格
電圧10Vを印加して時間ごとの静電容量変化と損失角の
正接変化を測定する寿命試験を行なった。その結果を10
個の平均値で示すと第3図a,bの様になった。
実施例によると、従来例より約3ないし4倍寿命化が
図れた。
発明の効果 以上のように本発明の電解コンデンサは、コンデンサ
素子と駆動用電解液およびデンプンにアクリロニトリル
をクラクト重合して構成した高吸水性樹脂を有底筒状の
ケース内に収納しているもので、前記高吸水性樹脂はデ
ンプンにアクリロニトリルをクラクト重合して構成した
ものであるため、駆動用電解液を多量に吸収して保持す
ることができ、これにより、電解コンデンサの製造時に
駆動用電解液が外部にあふれ出たり、あるいは完成品の
リード線にストレスをかけた場合に封口部材とリード線
の接合面より駆動用電解液がにじみ出る等の欠点はなく
なり、そして駆動用電解液を従来より多量に入れること
ができるため、駆動用電解液が蒸発して寿命に至るまで
の時間は長くなり、これにより、電解コンデンサの長寿
命化を図ることができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例における電解コンデンサの素
子部分を示す展開斜視図、第2図は本発明の他の実施例
における電解コンデンサを示す断面図、第3図a,bは本
発明における実施例と従来例とを比較して示した時間に
よる静電容量変化率、損失角の正接変化の特性図、第4
図は従来の技術により完成した電解コンデンサを示す断
面図である。 1……陽極箔、2……陰極箔、3……セパレータ、4…
…リード線、5……高吸水性樹脂、6……コンデンサ素
子、7……ケース、8……封口部材。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】陽極箔および陰極箔をセパレータと共に巻
    回してコンデンサ素子を構成すると共に、このコンデン
    サ素子と駆動用電解液およびデンプンにアクリロニトリ
    ルをクラフト重合して構成した高吸水性樹脂を有底筒状
    のケース内に収納し、かつケースの開放端を封口部材に
    て封口してなる電解コンデンサ。
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