JPS58180016A - 電解コンデンサ - Google Patents
電解コンデンサInfo
- Publication number
- JPS58180016A JPS58180016A JP6371982A JP6371982A JPS58180016A JP S58180016 A JPS58180016 A JP S58180016A JP 6371982 A JP6371982 A JP 6371982A JP 6371982 A JP6371982 A JP 6371982A JP S58180016 A JPS58180016 A JP S58180016A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- case
- rubber
- sealing member
- elastic body
- paste
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Electric Double-Layer Capacitors Or The Like (AREA)
- Electrophonic Musical Instruments (AREA)
- Primary Cells (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は電解コンデンサに関するもので、さらに詳細に
言えばアルミ電解コンデンサの封口部の改善に関するも
のである。
言えばアルミ電解コンデンサの封口部の改善に関するも
のである。
通常、アルミ電解コンデンサは第１図に示すように構成
されている。すなわち、アルミニウム箔を電気化学的に
粗面化することにより表面積を拡大し、さらにこの表面
に陽極酸化により誘電体酸化皮膜を形成させて陽極箔と
し、この陽極箔と陰極箔との間にセパレータを介在させ
て巻回し、そしてこの巻回物に駆動用電解液（以後、こ
れをペーストという）を含浸してコンデンサ素子１とし
、そのコンデンサ素子１を有底筒状の金属製のケース２
内に収納し、そのケース２の開放端に前記コンデンサ素
子１かも引出したリード線３が貫通する一封ロゴム４を
挿着するとともに、ケース２の開放端に絞り加工および
カーリング加工を施して封止することにより構成されて
いる。
されている。すなわち、アルミニウム箔を電気化学的に
粗面化することにより表面積を拡大し、さらにこの表面
に陽極酸化により誘電体酸化皮膜を形成させて陽極箔と
し、この陽極箔と陰極箔との間にセパレータを介在させ
て巻回し、そしてこの巻回物に駆動用電解液（以後、こ
れをペーストという）を含浸してコンデンサ素子１とし
、そのコンデンサ素子１を有底筒状の金属製のケース２
内に収納し、そのケース２の開放端に前記コンデンサ素
子１かも引出したリード線３が貫通する一封ロゴム４を
挿着するとともに、ケース２の開放端に絞り加工および
カーリング加工を施して封止することにより構成されて
いる。
この種のアルミ電解コンデンサは、他のコンデンサと異
なり、エチレングリコール、硼酸、アジピン酸などから
構成されたペーストを使用しているため、対日用の封口
ゴムを通して徐々にペーストが蒸発逸散し、静電容量の
減少や損失の増大等の特性の劣化がおこる。
なり、エチレングリコール、硼酸、アジピン酸などから
構成されたペーストを使用しているため、対日用の封口
ゴムを通して徐々にペーストが蒸発逸散し、静電容量の
減少や損失の増大等の特性の劣化がおこる。
このため、従来よりアルミ電解コンデ／すの封口部材や
封目方法の検討により長寿命化の改善が行われており、
その−例として第２図に示すものがある。すなわち、封
口部材として、四フッ化ポリエチレンなどの非ゴム状弾
性体５を用い、押ＩＥ法によりケース２開放端に圧入し
て封止したアルミ電解コンデンサである。なお、６は非
ゴム状弾性体５を圧入する場合のガイド金具である。
封目方法の検討により長寿命化の改善が行われており、
その−例として第２図に示すものがある。すなわち、封
口部材として、四フッ化ポリエチレンなどの非ゴム状弾
性体５を用い、押ＩＥ法によりケース２開放端に圧入し
て封止したアルミ電解コンデンサである。なお、６は非
ゴム状弾性体５を圧入する場合のガイド金具である。
このアルミ電解コンデンサの特徴は封口部材のペースト
の拡散係数がゴム材と異なり、殆んど０に近いため、ペ
ーストの蒸発逸散が極めて少なく、寿命時間か大幅に延
長されることである。さらに、外部に引出されるリード
線３の機械的ストレスが、封口部材の硬度が通常のゴム
より硬く、内部のコンデンサ素子１に伝播しないため、
漏れ電流特性か安定しているという特徴もある。
の拡散係数がゴム材と異なり、殆んど０に近いため、ペ
ーストの蒸発逸散が極めて少なく、寿命時間か大幅に延
長されることである。さらに、外部に引出されるリード
線３の機械的ストレスが、封口部材の硬度が通常のゴム
より硬く、内部のコンデンサ素子１に伝播しないため、
漏れ電流特性か安定しているという特徴もある。
しかしながら、この種のアルミ電解コンデンサには、次
のような問題点があった。
のような問題点があった。
すなわち、この種のアルミ電解コンデンサの封１１部材
は、四フッ化エチレンのような樹脂材を使用して抑圧法
で圧入して封止しており、ケース２とこの種の樹脂材の
膨張係数が表１のように差があるため、アルミ電解コン
デンサの重要特性の一つである温度サイクル試験や熱衝
撃試験等の急激な温度変化を伴う試験では熱による膨張
、収縮に差が生じ、第３図に示すように有底筒状のケー
ス２の側壁と封口部材との接触界面の間隙からペースト
が漏れ出す現象が生じる。
は、四フッ化エチレンのような樹脂材を使用して抑圧法
で圧入して封止しており、ケース２とこの種の樹脂材の
膨張係数が表１のように差があるため、アルミ電解コン
デンサの重要特性の一つである温度サイクル試験や熱衝
撃試験等の急激な温度変化を伴う試験では熱による膨張
、収縮に差が生じ、第３図に示すように有底筒状のケー
ス２の側壁と封口部材との接触界面の間隙からペースト
が漏れ出す現象が生じる。
表１
さらに、第３図の外部引出しのリード線３の封口部材内
に包埋されている部分も樹脂材と金属の接触部分であり
、この部分においても熱膨張係数の差によるペーストの
外部への漏れが生じるとともに、この部分にペーストが
浸入すると、この部分は誘電体酸化皮膜がほとんど形成
されていない部分であるため、漏れ電流増加の原因とな
る。
に包埋されている部分も樹脂材と金属の接触部分であり
、この部分においても熱膨張係数の差によるペーストの
外部への漏れが生じるとともに、この部分にペーストが
浸入すると、この部分は誘電体酸化皮膜がほとんど形成
されていない部分であるため、漏れ電流増加の原因とな
る。
そしてこの種のアルミ電解コンデンサを他の回路部品と
ともに７°！Ｊ１７）配線基板に装着し“際に・ペース
ト漏れが生じると、基板上で短絡現象が生じたり、漏れ
電流の増加により回路特性の悪化を誘発することとなる
。
ともに７°！Ｊ１７）配線基板に装着し“際に・ペース
ト漏れが生じると、基板上で短絡現象が生じたり、漏れ
電流の増加により回路特性の悪化を誘発することとなる
。
本発明はこのような現状に鑑みなされたものであり、封
口部を改善することにより、従来の欠点を除去するもの
である。すなわち、本発明は非ゴム状弾性体とゴム状弾
性体とを貼り合せて接着してなる封口部材をケースの開
放端に圧入して封口し、さらに絞り加工を施して封止し
たものである。
口部を改善することにより、従来の欠点を除去するもの
である。すなわち、本発明は非ゴム状弾性体とゴム状弾
性体とを貼り合せて接着してなる封口部材をケースの開
放端に圧入して封口し、さらに絞り加工を施して封止し
たものである。
本発明においては、封口部材に合成樹脂を使用し、有底
筒状の金属製のケースに押圧法で圧入して封止したアル
ミ電解コンデンサを温度サイクル試験等を行った時に生
じるペースト漏れ現象を解析し、封口部分の材料や構造
を改良することによって解決しようとするもので、ペー
ストに用いらレルエチレングリコール、エチレンクリコ
ール・モノメチルエーテル、Ｎ、Ｎジメチルホルムアミ
ドなどの有機溶媒に対して通過抵抗性の強いゴム状弾性
体７を、第４図のようにケース２の内側となるように合
成樹脂のような非ゴム弾性体８に貼り合せて接着してな
る封口部材９を用いるものである。この封口部材９は、
ケース２の内径よりも大きな外洋を有するものである。
筒状の金属製のケースに押圧法で圧入して封止したアル
ミ電解コンデンサを温度サイクル試験等を行った時に生
じるペースト漏れ現象を解析し、封口部分の材料や構造
を改良することによって解決しようとするもので、ペー
ストに用いらレルエチレングリコール、エチレンクリコ
ール・モノメチルエーテル、Ｎ、Ｎジメチルホルムアミ
ドなどの有機溶媒に対して通過抵抗性の強いゴム状弾性
体７を、第４図のようにケース２の内側となるように合
成樹脂のような非ゴム弾性体８に貼り合せて接着してな
る封口部材９を用いるものである。この封口部材９は、
ケース２の内径よりも大きな外洋を有するものである。
そして、ケース２との間に寸法的に差異のある封口部材
９を押圧法により圧入し、さらにゴム状弾性体７の部分
に絞り加工を施して完成するものである。
９を押圧法により圧入し、さらにゴム状弾性体７の部分
に絞り加工を施して完成するものである。
ココで、本発明によるアルミ電解コンデンサについて温
度サイクル等の試験を行った場合、ゴム状弾性体７の温
度上昇に伴う膨張が大きく、かつ温度下降に伴う収縮は
絞り加工による収縮部が吸収するため、ペースト漏れは
生じない。
度サイクル等の試験を行った場合、ゴム状弾性体７の温
度上昇に伴う膨張が大きく、かつ温度下降に伴う収縮は
絞り加工による収縮部が吸収するため、ペースト漏れは
生じない。
すなわち、押圧法による圧入のみによる封口では、圧入
を完了した時点でのゴム状弾性体７の収縮が十分でない
場合がある。そこで、本発明では封口部材９を圧入する
とともに、さらに絞り加工を施してゴム状弾性体７の収
縮を十分に行うものであり、このようにゴム状弾性体７
を十分に収縮させておくことにより、温度の上昇、下降
に伴うケース２の膨張、収縮が生じても、封口部材９は
追従できるため、ペースト漏れを生じなく、信頼性の高
いアルミ電解コンデンサを得ることができる。
を完了した時点でのゴム状弾性体７の収縮が十分でない
場合がある。そこで、本発明では封口部材９を圧入する
とともに、さらに絞り加工を施してゴム状弾性体７の収
縮を十分に行うものであり、このようにゴム状弾性体７
を十分に収縮させておくことにより、温度の上昇、下降
に伴うケース２の膨張、収縮が生じても、封口部材９は
追従できるため、ペースト漏れを生じなく、信頼性の高
いアルミ電解コンデンサを得ることができる。
従来品として四フッ化ポリエチレン封ａ体のみからなる
封口部材を抑圧法により圧入して完成した製品（８）、
従来品として四フッ化ポリエチレンとエチレンプロピレ
ンターポリマーを貼り合せた封口部材を抑圧法により圧
入して完成した製品（Ｂ）、本発明品として、（Ｂ）の
製品に絞り加工を施して完成した製品それぞれについて
、熱衝撃試験を行い、ペースト漏れ不良を検討した。こ
の結果を表２に示した。なお、熱衝撃試験は一４０℃に
３０分、＋８５℃に３０分それぞれ放置するサイクルを
５回繰り返した。
封口部材を抑圧法により圧入して完成した製品（８）、
従来品として四フッ化ポリエチレンとエチレンプロピレ
ンターポリマーを貼り合せた封口部材を抑圧法により圧
入して完成した製品（Ｂ）、本発明品として、（Ｂ）の
製品に絞り加工を施して完成した製品それぞれについて
、熱衝撃試験を行い、ペースト漏れ不良を検討した。こ
の結果を表２に示した。なお、熱衝撃試験は一４０℃に
３０分、＋８５℃に３０分それぞれ放置するサイクルを
５回繰り返した。
表２
この表２の結果から明らかなように、本発明のコンデン
サは、熱衝撃試験に十分に耐えられるものである。
サは、熱衝撃試験に十分に耐えられるものである。
以上のように本発明の電解コンデンサによれば一ペース
ト漏れをなくすことができ、信頼性の高いものとするこ
とができるのである。
ト漏れをなくすことができ、信頼性の高いものとするこ
とができるのである。
第１図は従来のアルミ電解コンデンサを示す断面図、第
２図は非ゴム状弾性体の封口部材を用いたアルミ電解コ
ンデンサを示す断面図、第３図は同コンデンサのペース
ト漏れの現象を説明するための説明図、第４図は本発明
の一実施例によるアルミ電解コンデンサを示す断面図で
ある。 １・・・・・・コンデンサ素子、２・・・・・・ケース
、３・・・・・・リード線、７・・・・・・ゴム状弾性
体、８・・・・・・非ゴム弾性体、９・・・・・・封口
部材。 代理人の氏名 弁理士 中 尾 敏 男 ほか１名第１
図 第２図
２図は非ゴム状弾性体の封口部材を用いたアルミ電解コ
ンデンサを示す断面図、第３図は同コンデンサのペース
ト漏れの現象を説明するための説明図、第４図は本発明
の一実施例によるアルミ電解コンデンサを示す断面図で
ある。 １・・・・・・コンデンサ素子、２・・・・・・ケース
、３・・・・・・リード線、７・・・・・・ゴム状弾性
体、８・・・・・・非ゴム弾性体、９・・・・・・封口
部材。 代理人の氏名 弁理士 中 尾 敏 男 ほか１名第１
図 第２図
Claims (1)
- 電極箔間にセパレータを介在させて巻回するとともに、
電解液を含浸して構成したコンデンサ素子をケース内に
収納し、かつそのケースの開放端にケースの内径よりも
大きな外径で非ゴム状弾性体とコム状弾性体とを接着し
てなる封口部材を圧入するとともに、前記ケースの封口
部材との接触部分に絞り加工を施した電解コンデンサ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6371982A JPS58180016A (ja) | 1982-04-15 | 1982-04-15 | 電解コンデンサ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6371982A JPS58180016A (ja) | 1982-04-15 | 1982-04-15 | 電解コンデンサ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS58180016A true JPS58180016A (ja) | 1983-10-21 |
Family
ID=13237476
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6371982A Pending JPS58180016A (ja) | 1982-04-15 | 1982-04-15 | 電解コンデンサ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS58180016A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0249124U (ja) * | 1988-09-29 | 1990-04-05 | ||
| WO2017208984A1 (ja) * | 2016-05-31 | 2017-12-07 | パナソニックＩｐマネジメント株式会社 | 電解コンデンサおよびその製造方法 |
-
1982
- 1982-04-15 JP JP6371982A patent/JPS58180016A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0249124U (ja) * | 1988-09-29 | 1990-04-05 | ||
| WO2017208984A1 (ja) * | 2016-05-31 | 2017-12-07 | パナソニックＩｐマネジメント株式会社 | 電解コンデンサおよびその製造方法 |
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