JP3013047B2 - 電気二重層コンデンサ - Google Patents
電気二重層コンデンサInfo
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- JP3013047B2 JP3013047B2 JP27882690A JP27882690A JP3013047B2 JP 3013047 B2 JP3013047 B2 JP 3013047B2 JP 27882690 A JP27882690 A JP 27882690A JP 27882690 A JP27882690 A JP 27882690A JP 3013047 B2 JP3013047 B2 JP 3013047B2
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/13—Energy storage using capacitors
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- Electric Double-Layer Capacitors Or The Like (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、大きな静電容量が得られる電気二重層コン
デンサに関するものである。
デンサに関するものである。
電気二重層コンデンサにおいては、例えば活性炭、カ
ーボンおよびバインダーとしてのポリテトラフルオロエ
チレン(PTFE)を混練してシート状とした分極性電極を
備えている。高容量を得るため、従来ではこのシート状
分極性電極を板状もしくは網状の金属からなる集電体に
貼り合せるようにしている。
ーボンおよびバインダーとしてのポリテトラフルオロエ
チレン(PTFE)を混練してシート状とした分極性電極を
備えている。高容量を得るため、従来ではこのシート状
分極性電極を板状もしくは網状の金属からなる集電体に
貼り合せるようにしている。
これによれば、例えば1500F程度の高容量コンデンサ
が得られるのであるが、その電荷を取り出すにあたっ
て、従来ではその集電体に通常のアルミ箔コンデンサと
同様にリード線を取付けるようにしている。しかしなが
ら、通常のリード線では電流許容値が小さいため、大電
流を取り出すことができないという欠点があった。
が得られるのであるが、その電荷を取り出すにあたっ
て、従来ではその集電体に通常のアルミ箔コンデンサと
同様にリード線を取付けるようにしている。しかしなが
ら、通常のリード線では電流許容値が小さいため、大電
流を取り出すことができないという欠点があった。
本発明は上記従来の欠点を解決するためになされたも
ので、その構成上の特徴は、金属の板状もしくは網体か
らなるテープ状集電体の少なくとも片面にシート状の分
極性電極を取付けて電極体とし、同電極体の一対をセパ
レータを挟んで巻回してなるコンデンサ素子を有する電
気二重層コンデンサにおいて、上記各電極体における上
記集電体の幅を上記分極性電極の幅よりも大きくして、
同分極性電極の片側にはみ出した状態のリード部を形成
するとともに、上記一方の電極体の上記リード部に対し
て上記他方の電極体の上記リード部を反対側に配置して
なり、上記各リード部を電極引出し端子としたことにあ
る。
ので、その構成上の特徴は、金属の板状もしくは網体か
らなるテープ状集電体の少なくとも片面にシート状の分
極性電極を取付けて電極体とし、同電極体の一対をセパ
レータを挟んで巻回してなるコンデンサ素子を有する電
気二重層コンデンサにおいて、上記各電極体における上
記集電体の幅を上記分極性電極の幅よりも大きくして、
同分極性電極の片側にはみ出した状態のリード部を形成
するとともに、上記一方の電極体の上記リード部に対し
て上記他方の電極体の上記リード部を反対側に配置して
なり、上記各リード部を電極引出し端子としたことにあ
る。
上記構成によると、集電体の一部分がリード部として
形成されているため、その内部抵抗値が小さく大電流の
取り出しが可能になる。
形成されているため、その内部抵抗値が小さく大電流の
取り出しが可能になる。
第1図はこの電気二重層コンデンサに用いられる一対
の電極体1,2を互いに分離して示した斜視図である。同
図において、1a,2aは例えばステンレスなどの金属から
なるテープ状(帯板状)をなす集電体である。この集電
体1a,2aはメッシュメタルもしくはエキスパンドメタル
などと呼称されている網状体であってもよい。
の電極体1,2を互いに分離して示した斜視図である。同
図において、1a,2aは例えばステンレスなどの金属から
なるテープ状(帯板状)をなす集電体である。この集電
体1a,2aはメッシュメタルもしくはエキスパンドメタル
などと呼称されている網状体であってもよい。
この集電体1a,2aの各々に、シート状の分極性電極3,3
が導電性接着剤などを介して取付けられるのであるが、
この場合、集電体1a,2aの幅は分極性電極3,3の幅よりも
大きくなされていて、分極性電極3,3の片側に、はみ出
した状態のリード部1b,2bが形成されるようにしてい
る。すなわち本発明では、同リード部1b,2bを電極引出
し端子として用いるようにしている。なお、分極性電極
3,3には先に説明したのと同様に、例えば活性炭、カー
ボンおよびバインダーとしてのポリテトラフルオロエチ
レン(PTFE)などを混練してシート状としたものが用い
られている。
が導電性接着剤などを介して取付けられるのであるが、
この場合、集電体1a,2aの幅は分極性電極3,3の幅よりも
大きくなされていて、分極性電極3,3の片側に、はみ出
した状態のリード部1b,2bが形成されるようにしてい
る。すなわち本発明では、同リード部1b,2bを電極引出
し端子として用いるようにしている。なお、分極性電極
3,3には先に説明したのと同様に、例えば活性炭、カー
ボンおよびバインダーとしてのポリテトラフルオロエチ
レン(PTFE)などを混練してシート状としたものが用い
られている。
各電極体1,2は、それらの分極性電極3,3が対向するよ
うに向き合わせられ、そして第2図に示されているよう
に、それらの間およびいずれか一方の電極体1,2の背面
側にセパレータ4,4を配置した状態で巻回され、コンデ
ンサ素子Cとされる。この場合、電極の取り出しの都合
上、第1図のように電極体1,2はそれらのリード部1b,2b
が互いに反対側に位置するように対向的に配置される。
なお、各集電体1a,2aの両面に、それぞれ分極性電極3
を取付ける態様も本発明に含まれる。
うに向き合わせられ、そして第2図に示されているよう
に、それらの間およびいずれか一方の電極体1,2の背面
側にセパレータ4,4を配置した状態で巻回され、コンデ
ンサ素子Cとされる。この場合、電極の取り出しの都合
上、第1図のように電極体1,2はそれらのリード部1b,2b
が互いに反対側に位置するように対向的に配置される。
なお、各集電体1a,2aの両面に、それぞれ分極性電極3
を取付ける態様も本発明に含まれる。
次に、コンデンサ素子Cは所定の電解液(例えば、テ
トラエチルホスホニウムフッ化ホウ酸)が含浸され、第
3図に示されているように、例えば有底筒状の金属ケー
ス5内に収納され、同ケース5の開口部が適当な電気絶
縁性の封口部材6にて封口される。この場合、例えば電
極体2が陰極側であるとすると、その渦巻状に巻回され
たリード部2bの端縁全面が広い接触面をもって金属ケー
ス5の底部に接触することになる。他方、陽極側の電極
体1のリード部1bには、封口部材6を貫通する電流容量
の大きな陽極リード棒7が取付けられる。
トラエチルホスホニウムフッ化ホウ酸)が含浸され、第
3図に示されているように、例えば有底筒状の金属ケー
ス5内に収納され、同ケース5の開口部が適当な電気絶
縁性の封口部材6にて封口される。この場合、例えば電
極体2が陰極側であるとすると、その渦巻状に巻回され
たリード部2bの端縁全面が広い接触面をもって金属ケー
ス5の底部に接触することになる。他方、陽極側の電極
体1のリード部1bには、封口部材6を貫通する電流容量
の大きな陽極リード棒7が取付けられる。
このように、集電体1a,2aの一部をリード部1b,2bとし
たことにより、同リード部1b,2bの内部抵抗が小さくさ
れ、大電流の取り出しが可能となる。
たことにより、同リード部1b,2bの内部抵抗が小さくさ
れ、大電流の取り出しが可能となる。
ここで、直径77mm、軸長120mmで静電容量1500Fのコン
デンサ素子を用い、その各集電体にリード線を取付けた
従来例と、上記のように各集電体にはみ出し部を形成
し、同部位をリード部とした本発明の実施例とについ
て、その内部抵抗値と放電可能電流値を比較した結果を
次表に示す。
デンサ素子を用い、その各集電体にリード線を取付けた
従来例と、上記のように各集電体にはみ出し部を形成
し、同部位をリード部とした本発明の実施例とについ
て、その内部抵抗値と放電可能電流値を比較した結果を
次表に示す。
この表から分かるように、本発明によると、リード部
の内部抵抗が約1/4程度小さくなり、それに反比例して
約4倍もの放電可能電流が得られる。なお、上記実施例
では各集電体のはみ出し部(リード部)を陽極側と陰極
側で反対方向に配置しているが、場合によっては、同方
向に配置してもよい。
の内部抵抗が約1/4程度小さくなり、それに反比例して
約4倍もの放電可能電流が得られる。なお、上記実施例
では各集電体のはみ出し部(リード部)を陽極側と陰極
側で反対方向に配置しているが、場合によっては、同方
向に配置してもよい。
以上説明したように、本発明によれば、集電体の幅を
分極性電極の幅よりも大きくし、そのはみ出し部を電極
取り出し用のリード部としたことにより、高容量でしか
も大電流の取り出しが可能な電気二重層コンデンサが得
られる。
分極性電極の幅よりも大きくし、そのはみ出し部を電極
取り出し用のリード部としたことにより、高容量でしか
も大電流の取り出しが可能な電気二重層コンデンサが得
られる。
図はいずれも本発明の実施例に係るもので、第1図はコ
ンデンサ素子を構成する一対の電極体を分離して示した
斜視図、第2図はセパレータを挟みながら同電極体を巻
回する状態を示した説明図、第3図はコンデンサ素子を
金属ケース内に収納した最終製品状態の一例を示した断
面図である。 図中、1,2は電極体、1a,2aは集電体、1b,2bはリード
部、3は分極性電極、4はセパレータ、5は金属ケー
ス、6は封口部材、7は陽極リード棒、Cはコンデンサ
素子である。
ンデンサ素子を構成する一対の電極体を分離して示した
斜視図、第2図はセパレータを挟みながら同電極体を巻
回する状態を示した説明図、第3図はコンデンサ素子を
金属ケース内に収納した最終製品状態の一例を示した断
面図である。 図中、1,2は電極体、1a,2aは集電体、1b,2bはリード
部、3は分極性電極、4はセパレータ、5は金属ケー
ス、6は封口部材、7は陽極リード棒、Cはコンデンサ
素子である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大久保 哲 神奈川県藤沢市辻堂新町2丁目2番1号 エルナー株式会社内 (72)発明者 神保 敏一 神奈川県藤沢市辻堂新町2丁目2番1号 エルナー株式会社内 (72)発明者 木村 好克 神奈川県藤沢市辻堂新町2丁目2番1号 エルナー株式会社内 (56)参考文献 特開 昭56−114314(JP,A) 特開 平1−222428(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01G 9/016 H01G 9/155
Claims (1)
- 【請求項1】金属の板状もしくは網体からなるテープ状
集電体の少なくとも片面にシート状の分極性電極を取付
けて電極体とし、同電極体の一対をセパレータを挟んで
巻回してなるコンデンサ素子を有する電気二重層コンデ
ンサにおいて、 上記各電極体における上記集電体の幅を上記分極性電極
の幅よりも大きくして、同分極性電極の片側にはみ出し
た状態のリード部を形成するとともに、上記一方の電極
体の上記リード部に対して上記他方の電極体の上記リー
ド部を反対側に配置してなり、上記各リード部を電極引
出し端子としたことを特徴とする電気二重層コンデン
サ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27882690A JP3013047B2 (ja) | 1990-10-17 | 1990-10-17 | 電気二重層コンデンサ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27882690A JP3013047B2 (ja) | 1990-10-17 | 1990-10-17 | 電気二重層コンデンサ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04152616A JPH04152616A (ja) | 1992-05-26 |
JP3013047B2 true JP3013047B2 (ja) | 2000-02-28 |
Family
ID=17602697
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27882690A Expired - Lifetime JP3013047B2 (ja) | 1990-10-17 | 1990-10-17 | 電気二重層コンデンサ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3013047B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2757573B2 (ja) * | 1991-03-14 | 1998-05-25 | 松下電器産業株式会社 | 電気二重層コンデンサ |
JP4424327B2 (ja) * | 1999-03-02 | 2010-03-03 | パナソニック株式会社 | コンデンサの製造方法 |
JP5687087B2 (ja) * | 2011-02-21 | 2015-03-18 | Necトーキン株式会社 | 電気二重層キャパシタ |
-
1990
- 1990-10-17 JP JP27882690A patent/JP3013047B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04152616A (ja) | 1992-05-26 |
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