JPH11312629A - 分極性電極体およびその製造方法と同分極性電極体を備えた電気二重層コンデンサ - Google Patents

分極性電極体およびその製造方法と同分極性電極体を備えた電気二重層コンデンサ

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JPH11312629A
JPH11312629A JP10120306A JP12030698A JPH11312629A JP H11312629 A JPH11312629 A JP H11312629A JP 10120306 A JP10120306 A JP 10120306A JP 12030698 A JP12030698 A JP 12030698A JP H11312629 A JPH11312629 A JP H11312629A
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Naoto Iwano
直人 岩野
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Elna Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 集電用電極箔に分極性シート電極を貼り付け
るにあたって、その分極性シート電極の厚さ方向に対す
る集電性を高める。 【解決手段】 分極性シート電極2に集電用電極箔3を
重ね合わせた状態で、かしめ針4を突き刺すことによ
り、同集電用電極箔3に分極性シート電極2内に埋没す
るバリ状の係止片32を形成し、同係止片32を介して
分極性シート電極2と集電用電極箔3とを一体的に接合
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は分極性電極体および
その製造方法と同分極性電極体を備えた電気二重層コン
デンサに関し、さらに詳しく言えば、分極性電極材料か
らなる所定厚さのシート電極と集電用電極箔とを一体的
に接合する技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電気二重層コンデンサにおいては、その
正極および負極にそれぞれ分極性電極体を用いている。
分極性電極体は、アルミニウムなどの集電用電極箔に分
極性電極層(例えばカーボン層)を設けたものからな
る。
【0003】電気二重層コンデンサは、この分極性電極
体間にセパレータを介在させて巻回し、もしくは積層し
たコンデンサ素子に所定の電解液を含浸し、同コンデン
サ素子を外装ケース内に収納し、その開口部を電気絶縁
性の封口体にて封口するとともに、両分極性電極体に接
続されている引き出しリードをそれぞれ封口体を貫通さ
せて外部に引き出すことにより構成されている。
【0004】分極性電極体には大別して、表面が平坦な
集電用電極箔もしくは表面を電気化学的にエッチング処
理してなる集電用電極箔に、例えば活性炭粉末、カーボ
ンブラックおよびバインダを含有するカーボン系塗料を
塗布して分極性電極層を形成したものと、上記集電用電
極箔に、例えば活性炭粉末およびカーボンブラックをバ
インダとともに混練し、あらかじめ所定の厚さに圧延し
た分極性シート電極を導電性接着剤にて貼り付けたもの
とがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前者の集電用電極箔に
分極性電極材料を塗布した分極性電極体は、分極性電極
材料の塗布厚が厚いと分極性電極層が集電用電極箔から
脱落するおそれがあるため、塗布できる厚さに限界があ
った。そのため、単位面積あたりの静電容量を大きくと
れなかった。
【0006】これに対して、後者の集電用電極箔に分極
性シート電極を貼り付けた分極性電極体においては、分
極性シート電極の厚さを厚くすることにより単位面積あ
たりの静電容量を大きくすることができる。
【0007】しかしながら、他方において、分極性シー
ト電極の厚さ方向の集電性に難が生ずる。また、電気二
重層コンデンサの電気的特性維持などのために集電用電
極箔と分極性シート電極とを導電性接着剤を用いて貼り
付ける必要があるので、その作業に手間がかかり生産性
が悪い。
【0008】本発明は、このような課題を解決するため
になされたもので、その目的は、集電用電極箔に分極性
シート電極を貼り付けるにあたって、その分極性シート
電極の厚さ方向に対する集電性を高めることができるよ
うにした分極性電極体およびその製造方法を提供するこ
とにある。
【0009】また、本発明の他の目的は、分極性シート
電極の厚さ方向に対する集電性が高い分極性電極体を備
えた電気二重層コンデンサを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、分極性電極材料からなる所定厚さの分極
性シート電極の少なくとも一方の面に集電用電極箔を接
合手段を介して一体的に接合してなる電気二重層コンデ
ンサ用の分極性電極体において、上記接合手段が、かし
め針の突き刺しにより上記集電用電極箔に形成されたバ
リ状の係止片からなることを特徴としている。
【0011】これによれば、集電用電極箔に形成された
バリ状の係止片が、分極性シート電極の内部に食い込む
ため、両者が一体的に接合されるとともに、分極性シー
ト電極の厚さ方向に対する集電性が高められ、ESR
(等価直列抵抗)の増大を防止することができる。
【0012】本発明においては、上記分極性シート電極
の他方の面にも、上記集電用電極箔が上記かしめ針の突
き刺しによるバリ状の係止片にて一体的に接合されてい
もよい。
【0013】本発明は、導電性接着剤の使用を排除する
ものではなく、上記分極性シート電極と上記集電用電極
箔との間に、導電性接着剤がさらに設けられていてもよ
い。
【0014】本発明の電気二重層コンデンサは、上記の
ように集電用電極箔と分極性シート電極とをかしめ針に
よるバリ状の係止片にて一体的に接合してなる分極性電
極体を備え、同一対の分極性電極体間に電気絶縁性のセ
パレータを介在させてそれらを巻回または積層したコン
デンサ素子に所定の電解液を含浸し、同コンデンサ素子
を外装ケース内に封入してなることを特徴としている。
【0015】また、本発明による分極性電極体の製造方
法は、分極性電極材料からなる所定厚さの分極性シート
電極の少なくとも一方の面に集電用電極箔の一方の面を
重ね合わせた後、同集電用電極箔の他方の面側からかし
め針を突き刺すことにより、同集電用電極箔の一方の面
側に上記分極性シート電極内に埋没するバリ状の係止片
を形成し、同係止片を介して上記分極性シート電極と上
記集電用電極箔とを一体的に接合することを特徴として
いる。
【0016】
【発明の実施の形態】次に、本発明の技術的思想をより
よく理解するうえで、図面を参照しながら、その好適な
実施例について説明する。
【0017】図1には、この実施例としての分極性電極
体1の断面図が模式的に示されている。これによると、
同分極性電極体1は、分極性シート電極2と、その両面
に配置された集電用電極箔3,3とを備えている。
【0018】この実施例において、分極性シート電極2
には、活性炭粉末、カーボンブラックおよびバインダと
してのPTFE(ポリテトラフルオロエチレン)を混練
し、あらかじめシート状に圧延したものが用いられる。
なお、フッ素系のバインダに代えてゴム系のバインダを
用いてもよい。本発明に係る分極性シート電極2の厚さ
は、例えば50μm〜700μm程度のものが使用でき
る。
【0019】各集電用電極箔3には、機械的、化学的も
しくは電気化学的、好ましくは電気化学的に表面がエッ
チング処理されたステンレス、銅、ニッケル、タンタ
ル、ニオブ、アルミニウムもしくはこれらの合金などか
ら選択した金属、好ましくはアルミニウムが用いられ
る。また、各集電用電極箔3は、その表面をエッチング
することなく、表面が平坦な上述した金属材料かになる
ものであってもよい。
【0020】各集電用電極箔3は、厚さが5〜150μ
mであることが好ましい。厚さが5μm未満であると強
度が不足し、破損するおそれがある。これに対して、各
集電用電極箔3の厚さが150μmを超えると、電気二
重層コンデンサの体積効率が悪くなるとともに、巻回型
の場合、巻回させるのに適切な弾性ではなくなってしま
う。なお、図示されていないが、各集電用電極箔3に
は、それぞれ引き出しリードがかしめ法などにて取り付
けられている。
【0021】本発明において、分極性シート電極2と各
集電用電極箔3は、かしめ針4の突き刺しによって一体
的に接合される。すなわち、集電用電極箔3にかしめ針
4を突き刺すことにより、同集電用電極箔3に孔31が
穿設されるとともに、この孔31の周りにバリ状の係止
片32が形成される。
【0022】したがって、分極性シート電極2に集電用
電極箔3を重ねた状態で、かしめ針4を突き刺すことに
より、バリ状の係止片32が集電用電極箔3の内部にま
で食い込み、これが接合手段となって分極性シート電極
2と集電用電極箔3とが一体的に接合される。
【0023】図2は図1の平面図であり、集電用電極箔
3にかしめ針4にて多数の孔31が開けられた状態が示
されている。単位面積あたりの突き刺し数は、集電用電
極箔3の材質や厚さ、分極性シート電極2の厚さなどを
勘案して任意に決めることができるが、単位面積の1/
2以下が好ましい。また、かしめ針4を突き刺す際の深
度は、集電用電極箔3を突き破ることができ、かつ、分
極性シート電極2を突き破らない範囲で任意に設定でき
る。
【0024】図3には、電気二重層コンデンサを得るに
あたって、上記の分極性電極体1,1の間にセパレータ
5を介在させて巻回してコンデンサ素子10とする状態
が示されている。なお、複数枚の分極性電極体1を、そ
れらの間にセパレータ5を介在させて積層してコンデン
サ素子10とすることもできる。
【0025】このコンデンサ素子10に、例えばプロピ
レンカーボネートにテトラエチルアンモニウムテトラフ
ルオロボレイトを溶解してなる非水電解液を初めとする
電解液を含浸した後、巻回型の場合には、同コンデンサ
素子10を有底円筒状の外装ケース内に収納し、その開
口部をゴムなどの封口体にて封口し、封口体の貫通孔か
ら各集電用電極箔3の引き出しリードを引き出す。
【0026】上記外装ケースの開口部を硬質の封口板を
用いて封口する場合は、引き出しリードを同封口板に貫
設された外部端子に接続することになる。積層型の場合
には、外装ケースとして角筒状のものが用いられる他
は、巻回型の場合と同様にして電気二重層コンデンサが
製造される。
【0027】なお、この実施例では、分極性シート電極
2の両面に集電用電極箔3をそれぞれ配置しているが、
分極性シート電極2の片面側にのみ集電用電極箔3を配
置してもよく、これが本発明の基本的形態である。
【0028】
【実施例】《実施例1》活性炭粉末80wt%、カーボ
ンブラック10wt%およびバインダとしてのPTFE
10wt%を混練し、厚さ500μmに圧延した分極性
シート電極の両面に、集電用電極箔として表面を電気化
学的にエッチング処理し、かつ、所定部位に引き出しリ
ードを取り付けた厚さ20μmのアルミニウム箔をそれ
ぞれ添設し、しかる後、両側からかしめ針の突き刺しを
行なって、分極性シート電極とアルミニウム箔とを一体
的に接合し、分極性電極体とした。なお、かしめ針には
直径0.3mmのものを用い、1平方cmあたりの突き
刺し数は20個、また、分極性シート電極に対する突き
刺し深度は200μmとした。
【0029】この分極性電極体を2枚用意し、その一方
を負極側分極性電極体、他方を正極側分極性電極体とし
て、それらの間に厚さ50μmのマニラ紙(セパレー
タ)を介在させて巻回しコンデンサ素子とした。次に、
コンデンサ素子を100℃で15時間乾燥させた後、こ
のコンデンサ素子にプロピレンカーボネートにテトラエ
チルアンモニウムテトラフルオロボレイトを溶解してな
る非水電解液を含浸し、有底円筒状のアルミニウムケー
ス内に収納し、コンデンサ素子からの引出リードを封口
板に貫設した外部端子に接続し、同封口板にてアルミニ
ウムケースの開口部を密閉して直径63.5mm、軸長
130mmの電気二重層コンデンサを作製したところ、
その静電容量は2200F、ESR(1kHz時)は
8.2mΩであった。
【0030】《実施例2》活性炭素粉末80wt%、カ
ーボンブラック10wt%およびバインダとしてのPT
FE10wt%を混練し、厚さ500μmに圧延した分
極性シート電極の片面に、集電用電極箔として表面を電
気化学的にエッチング処理し、かつ、所定部位に引き出
しリードを取り付けた厚さ40μmのアルミニウム箔を
添設し、その後アルミニウム箔側からかしめ針の突き刺
しを行なって、分極性シート電極とアルミニウム箔とを
一体的に接合し、分極性電極体とした。なお、かしめ針
には直径0.3mmのものを用い、1平方cmあたりの
突き刺し数は20個、また、分極性シート電極に対する
突き刺し深度は200μmとした。
【0031】この分極性電極体を2枚用意し、その一方
を負極側分極性電極体、他方を正極側分極性電極体と
し、分極性シート電極同士が対向するように配置して、
それらの間に厚さ50μmのマニラ紙(セパレータ)を
介在させて巻回しコンデンサ素子とした。次に、コンデ
ンサ素子を100℃で15時間乾燥させた後、このコン
デンサ素子にプロピレンカーボネートにテトラエチルア
ンモニウムテトラフルオロボレイトを溶解してなる非水
電解液を含浸し、有底円筒状のアルミニウムケース内に
収納し、コンデンサ素子からの引出リードを封口板に貫
設した外部端子に接続し、同封口板にてアルミニウムケ
ースの開口部を密閉して直径63.5mm、軸長130
mmの電気二重層コンデンサを作製したところ、その静
電容量は2200F、ESR(1kHz時)は8.0m
Ωであった。
【0032】《実施例3》活性炭素粉末80wt%、カ
ーボンブラック10wt%およびバインダとしてのPT
FE10wt%を混練し、厚さ500μmに圧延した分
極性シート電極の両面に、集電用電極箔として表面が平
坦で、かつ、所定部位に引き出しリードを取り付けた厚
さ20μmのアルミニウム箔をそれぞれ添設し、しかる
後、その両側からかしめ針の突き刺しを行なって、分極
性シート電極とアルミニウム箔とを一体的に接合し、分
極性電極体とした。なお、かしめ針には直径0.3mm
のものを用い、1平方cmあたりの突き刺し数は20
個、また、分極性シート電極に対する突き刺し深度は2
00μmとした。
【0033】この分極性電極体を2枚用意し、その一方
を負極側分極性電極体、他方を正極側分極性電極体とし
て、それらの間に厚さ50μmのマニラ紙(セパレー
タ)を介在させて巻回しコンデンサ素子とした。次に、
コンデンサ素子を100℃で15時間乾燥させた後、こ
のコンデンサ素子にプロピレンカーボネートにテトラエ
チルアンモニウムテトラフルオロボレイトを溶解してな
る非水電解液を含浸し、有底円筒状のアルミニウムケー
ス内に収納し、コンデンサ素子からの引出リードを封口
板に貫設した外部端子に接続し、同封口板にてアルミニ
ウムケースの開口部を密閉して直径63.5mm、軸長
130mmの電気二重層コンデンサを作製したところ、
その静電容量は2200F、ESR(1kHz時)は
8.2mΩであった。
【0034】《実施例4》活性炭素粉末80wt%、カ
ーボンブラック10wt%およびバインダとしてのPT
FE10wt%を混練し、厚さ500μmに圧延した分
極性シート電極の両面に、集電用電極箔として表面を電
気化学的にエッチング処理し、かつ、所定部位に引き出
しリードを取り付けた厚さ20μmのアルミニウム箔を
市販のカーボン導電性接着剤で固着させてそれぞれ添設
し、しかる後、その両側からかしめ針の突き刺しを行な
って、分極性シート電極とアルミニウム箔とを一体的に
接合し、分極性電極体とした。なお、かしめ針には直径
0.3mmのものを用い、1平方cmあたりの突き刺し
数は20個、また、分極性シート電極に対する突き刺し
深度は200μmとした。
【0035】この分極性電極体を2枚用意し、その一方
を負極側分極性電極体、他方を正極側分極性電極体と
し、分極性シート電極同士が対向するように配置して、
それらの間に厚さ50μmのマニラ紙(セパレータ)を
介在させて巻回しコンデンサ素子とした。次に、コンデ
ンサ素子を100℃で15時間乾燥させた後、このコン
デンサ素子にプロピレンカーボネートにテトラエチルア
ンモニウムテトラフルオロボレイトを溶解してなる非水
電解液を含浸し、有底円筒状のアルミニウムケース内に
収納し、コンデンサ素子からの引出リードを封口板に貫
設した外部端子に接続し、同封口板にてアルミニウムケ
ースの開口部を密閉して直径63.5mm、軸長130
mmの電気二重層コンデンサを作製したところ、その静
電容量は2200F、ESR(1kHz時)は7.8m
Ωであった。
【0036】〈比較例1〉実施例1と同じ分極性電極体
と集電用電極箔とを用いたが、この比較例1ではかしめ
針の突き刺しを行なうことなく、両者を市販の導電性接
着剤にて接合した。その他は、実施例1と同様にして直
径63.5mm、軸長130mmの電気二重層コンデン
サを作製したところ、その静電容量は1800F、ES
R(1kHz時)は10.5mΩであった。
【0037】実施例1〜4と比較例1により、本発明に
よれば、静電容量が大きく、内部抵抗の低い電気二重層
コンデンサが得られることが確認できた。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
分極性シート電極に集電用電極箔を重ね合わせた状態
で、かしめ針を突き刺すことにより、同集電用電極箔に
分極性シート電極内に埋没するバリ状の係止片を形成
し、同係止片を介して分極性シート電極と集電用電極箔
とを一体的に接合するようにしたことにより、両者が一
体的に接合されるとともに、分極性シート電極の厚さ方
向に対する集電性が高められ、ESRの低い電気二重層
コンデンサが提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による分極性電極体の一実施例を示した
断面図。
【図2】上記実施例の平面図。
【図3】上記分極性電極体間にセパレータを配置してコ
ンデンサ素子とする状態を示した説明図。
【符号の説明】
1 分極性電極体 2 分極性シート電極 3 集電用電極 31 突き刺し孔 32 バリ状の係止片 4 かしめ針 5 セパレータ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 分極性電極材料からなる所定厚さの分極
    性シート電極の少なくとも一方の面に集電用電極箔を接
    合手段を介して一体的に接合してなる電気二重層コンデ
    ンサ用の分極性電極体において、上記接合手段が、かし
    め針の突き刺しにより上記集電用電極箔に形成されたバ
    リ状の係止片からなることを特徴とする分極性電極体。
  2. 【請求項2】 上記分極性シート電極の他方の面にも、
    上記集電用電極箔が上記かしめ針の突き刺しによるバリ
    状の係止片にて一体的に接合されていることを特徴とす
    る請求項1に記載の分極性電極体。
  3. 【請求項3】 上記分極性シート電極と上記集電用電極
    箔との間に、導電性接着剤がさらに設けられていること
    を特徴とする請求項1または2に記載の分極性電極体。
  4. 【請求項4】 請求項1、請求項2または請求項3の分
    極性電極体を備え、同一対の分極性電極体間に電気絶縁
    性のセパレータを介在させてそれらを巻回または積層し
    たコンデンサ素子に所定の電解液を含浸し、同コンデン
    サ素子を外装ケース内に封入してなることを特徴とする
    電気二重層コンデンサ。
  5. 【請求項5】 分極性電極材料からなる所定厚さの分極
    性シート電極の少なくとも一方の面に集電用電極箔の一
    方の面を重ね合わせた後、同集電用電極箔の他方の面側
    からかしめ針を突き刺すことにより、同集電用電極箔の
    一方の面側に上記分極性シート電極内に埋没するバリ状
    の係止片を形成し、同係止片を介して上記分極性シート
    電極と上記集電用電極箔とを一体的に接合することを特
    徴とする電気二重層コンデンサ用の分極性電極体の製造
    方法。
  6. 【請求項6】 分極性電極材料からなる所定厚さの分極
    性シート電極の少なくとも一方の面に導電性接着剤を介
    して集電用電極箔の一方の面を重ね合わせた後、同集電
    用電極箔の他方の面側からかしめ針を突き刺すことによ
    り、同集電用電極箔の一方の面側に上記分極性シート電
    極内に埋没するバリ状の係止片を形成し、同係止片を介
    して上記分極性シート電極と上記集電用電極箔とを一体
    的に接合することを特徴とする電気二重層コンデンサ用
    の分極性電極体の製造方法。
JP10120306A 1998-04-30 1998-04-30 分極性電極体およびその製造方法と同分極性電極体を備えた電気二重層コンデンサ Withdrawn JPH11312629A (ja)

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