JPH0331070Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0331070Y2 JPH0331070Y2 JP1984087102U JP8710284U JPH0331070Y2 JP H0331070 Y2 JPH0331070 Y2 JP H0331070Y2 JP 1984087102 U JP1984087102 U JP 1984087102U JP 8710284 U JP8710284 U JP 8710284U JP H0331070 Y2 JPH0331070 Y2 JP H0331070Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- double layer
- electric double
- conductive
- layer capacitor
- porous separator
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
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- 229920005549 butyl rubber Polymers 0.000 description 6
- OKTJSMMVPCPJKN-UHFFFAOYSA-N Carbon Chemical compound [C] OKTJSMMVPCPJKN-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 5
- 229920001971 elastomer Polymers 0.000 description 3
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- 239000002245 particle Substances 0.000 description 2
- 238000004438 BET method Methods 0.000 description 1
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Landscapes
- Electric Double-Layer Capacitors Or The Like (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
（技術分野）
本考案は電気二重層コンデンサに関し、特に電
気二重層コンデンサ素子の構造に関するものであ
る。 （従来技術） 一般に電気二重層コンデンサは第１図に示した
構造からなる。図中、符号１は電気二重層コンデ
ンサ素子（以後基本セルと称す）１ａの必要数を
積層した積層体、２は絶縁ケース、３はリード端
子３ａを突出させたリード電極、４は金属製の外
装ケースである。この積層体１の基本セル１ａ
は、第２図に示す構造からなる。図中、５は電子
伝導性で、かつイオン不浸透性の導電性セパレー
タ、６は粉末活性炭と電解質溶液からなるペース
ト電極、７はペースト電極６を保持し、かつ外界
から遮断するために設けた非導電性ガスケツト、
８はペースト電極６，６間の導通を防止するため
に設けたイオン透過性で、かつ非電子伝導性を有
する多孔性セパレータである。 電気二重層コンデンサは、ペースト電極６内の
活性炭粒子間の接触抵抗等を減らすため、基本セ
ルの積層体１に１〜100Kg／cm2の圧力を加え、こ
れを保持した状態で金属製の外装ケース４上部の
開口端をかしめている。 しかし、かかる従来構成では多孔性セパレータ
８に面方向の張力が強く外周方向に向つて加わ
り、これにより多孔性セパレータ８の孔径が拡大
されたり、空孔率が増大したりして電気二重層コ
ンデンサとしての自己放電、漏れ電流等の電気的
特性を不安定にさせるという欠点があつた。 （考案の目的） 本考案の目的は、かかる従来の欠点を除去した
電気二重層コンデンサを提供することにある。 （考案の構成） 本考案によれば、多孔性セパレータに加わる張
力を分散することができ、かかる従来の欠点を除
去できる。すなわち、基本セルの中に個々に独立
した複数の小径からなる多孔性セパレータを多孔
性セパレータより引張り強度の弱い非導電性ガス
ケツトではさんで同一面上に配置したことを特徴
とする電気二重層コンデンサが得られる。 （実施例） 以下、本考案にかかる実施例を第３図、第４
図、および第５図により説明する。 先ず、第３図に示すように直径６mmの透孔を複
数個設けた厚さ0.5mmの非導電性の未加硫ブチル
ゴムシート９と、導電性カーボン配合の厚さ0.2
mmの電子伝導性の未加硫ブチルゴムシート１０を
圧着してできた凹部に、比表面積約1100m2／ｇ
（BET法）、粒径325メツシユ以下の活性炭粉末と
30wt％硫酸からなるペースト電極６をドクター
ナイフ工法で充填した一対のシートを、直径２mm
の透孔を複数個有する厚さ0.1mmの多孔性セパレ
ータより引張り強度の弱いすなわち張力の弱い非
導電性の未加硫ブチルゴムシート１１の一対で透
孔を遮へいするように狭まれたポリプロピレン製
の厚さ25μｍ、外径３mmの多孔性セパレータ１２
を介して上下に合体する。この合体シート１３の
上下に３Kg／cm2の圧力を加え、これを保持した状
態で温度雰囲気120℃の恒温槽中に４時間放置す
ることにより、非導電性の未加硫ブチルゴムシー
ト９と電子伝導性の未加硫ブチルゴムシート１０
の間及び非導電性の未加硫ブチルゴムシート９，
９，１１，１，９，１１の間の共加硫接着を行な
つた。このようにして得られた合体シート１３
を、リング状になつた直径11mmの丸刃にて打ち抜
いて第５図に示したような基本セル１４を得た。
この基本セル１４を８枚積層した積層体（図示省
略）を金属製外装ケースに収納し、前記積層体に
15Kg／cm2の機械的圧力を加え、この状態を保持し
たまま外装ケースの上端をかしめ封口して動作電
圧5Vの電気二重層コンデンサを製作した。本考
案の構造による電気二重層コンデンサ20個の初期
特性の平均値は第１表のａの通りであつた。ま
た、従来構造による同一形状の電気二重層コンデ
ンサ20個の初期特性の平均値は第１表のｂの通り
であつた。なお、第１表中自己放電とあるのは、
得られた電気二重層コンデンサに5Vの電圧を15
分間印加した後、温度25±２℃の雰囲気中に24時
間放置した後、該電気二重層コンデンサが保持し
ている残留電圧の値を意味している。 第１表から明らかなように、多孔性セパレータ
の状態が最も影響を与える漏れ電流及び自己放電
の特性は向上し、しかも安定した値であつた。 以上のように、従来に比較して安定した電気的
特性を得ることができる本考案の電気二重層コン
デンサは実用的価値大なるものがある。 【表】
気二重層コンデンサ素子の構造に関するものであ
る。 （従来技術） 一般に電気二重層コンデンサは第１図に示した
構造からなる。図中、符号１は電気二重層コンデ
ンサ素子（以後基本セルと称す）１ａの必要数を
積層した積層体、２は絶縁ケース、３はリード端
子３ａを突出させたリード電極、４は金属製の外
装ケースである。この積層体１の基本セル１ａ
は、第２図に示す構造からなる。図中、５は電子
伝導性で、かつイオン不浸透性の導電性セパレー
タ、６は粉末活性炭と電解質溶液からなるペース
ト電極、７はペースト電極６を保持し、かつ外界
から遮断するために設けた非導電性ガスケツト、
８はペースト電極６，６間の導通を防止するため
に設けたイオン透過性で、かつ非電子伝導性を有
する多孔性セパレータである。 電気二重層コンデンサは、ペースト電極６内の
活性炭粒子間の接触抵抗等を減らすため、基本セ
ルの積層体１に１〜100Kg／cm2の圧力を加え、こ
れを保持した状態で金属製の外装ケース４上部の
開口端をかしめている。 しかし、かかる従来構成では多孔性セパレータ
８に面方向の張力が強く外周方向に向つて加わ
り、これにより多孔性セパレータ８の孔径が拡大
されたり、空孔率が増大したりして電気二重層コ
ンデンサとしての自己放電、漏れ電流等の電気的
特性を不安定にさせるという欠点があつた。 （考案の目的） 本考案の目的は、かかる従来の欠点を除去した
電気二重層コンデンサを提供することにある。 （考案の構成） 本考案によれば、多孔性セパレータに加わる張
力を分散することができ、かかる従来の欠点を除
去できる。すなわち、基本セルの中に個々に独立
した複数の小径からなる多孔性セパレータを多孔
性セパレータより引張り強度の弱い非導電性ガス
ケツトではさんで同一面上に配置したことを特徴
とする電気二重層コンデンサが得られる。 （実施例） 以下、本考案にかかる実施例を第３図、第４
図、および第５図により説明する。 先ず、第３図に示すように直径６mmの透孔を複
数個設けた厚さ0.5mmの非導電性の未加硫ブチル
ゴムシート９と、導電性カーボン配合の厚さ0.2
mmの電子伝導性の未加硫ブチルゴムシート１０を
圧着してできた凹部に、比表面積約1100m2／ｇ
（BET法）、粒径325メツシユ以下の活性炭粉末と
30wt％硫酸からなるペースト電極６をドクター
ナイフ工法で充填した一対のシートを、直径２mm
の透孔を複数個有する厚さ0.1mmの多孔性セパレ
ータより引張り強度の弱いすなわち張力の弱い非
導電性の未加硫ブチルゴムシート１１の一対で透
孔を遮へいするように狭まれたポリプロピレン製
の厚さ25μｍ、外径３mmの多孔性セパレータ１２
を介して上下に合体する。この合体シート１３の
上下に３Kg／cm2の圧力を加え、これを保持した状
態で温度雰囲気120℃の恒温槽中に４時間放置す
ることにより、非導電性の未加硫ブチルゴムシー
ト９と電子伝導性の未加硫ブチルゴムシート１０
の間及び非導電性の未加硫ブチルゴムシート９，
９，１１，１，９，１１の間の共加硫接着を行な
つた。このようにして得られた合体シート１３
を、リング状になつた直径11mmの丸刃にて打ち抜
いて第５図に示したような基本セル１４を得た。
この基本セル１４を８枚積層した積層体（図示省
略）を金属製外装ケースに収納し、前記積層体に
15Kg／cm2の機械的圧力を加え、この状態を保持し
たまま外装ケースの上端をかしめ封口して動作電
圧5Vの電気二重層コンデンサを製作した。本考
案の構造による電気二重層コンデンサ20個の初期
特性の平均値は第１表のａの通りであつた。ま
た、従来構造による同一形状の電気二重層コンデ
ンサ20個の初期特性の平均値は第１表のｂの通り
であつた。なお、第１表中自己放電とあるのは、
得られた電気二重層コンデンサに5Vの電圧を15
分間印加した後、温度25±２℃の雰囲気中に24時
間放置した後、該電気二重層コンデンサが保持し
ている残留電圧の値を意味している。 第１表から明らかなように、多孔性セパレータ
の状態が最も影響を与える漏れ電流及び自己放電
の特性は向上し、しかも安定した値であつた。 以上のように、従来に比較して安定した電気的
特性を得ることができる本考案の電気二重層コン
デンサは実用的価値大なるものがある。 【表】
第１図は従来の電気二重層コンデンサの断面
図。第２図は従来の基本セルの断面図。第３図は
本考案による多孔性セパレータ塔載の模式図。第
４図は本考案の合体シートの断面図。第５図は本
考案の基本セルの断面図。 １ａ，１４……基本セル、１…基本セルの積層
体、２……絶縁ケース、３……リード電極、４…
…外装ケース、５……導電性セパレータ、６……
ペースト電極、７……非導電性ガスケツト、８…
…多孔性セパレータ、９……非導電性の未加硫ゴ
ムシート、１０……電子伝導性の未加硫ゴムシー
ト、１１……多孔性セパレータ保持用の非導電性
の未加硫ゴムシート、１２……多孔性セパレー
タ、１３……合体シート。
図。第２図は従来の基本セルの断面図。第３図は
本考案による多孔性セパレータ塔載の模式図。第
４図は本考案の合体シートの断面図。第５図は本
考案の基本セルの断面図。 １ａ，１４……基本セル、１…基本セルの積層
体、２……絶縁ケース、３……リード電極、４…
…外装ケース、５……導電性セパレータ、６……
ペースト電極、７……非導電性ガスケツト、８…
…多孔性セパレータ、９……非導電性の未加硫ゴ
ムシート、１０……電子伝導性の未加硫ゴムシー
ト、１１……多孔性セパレータ保持用の非導電性
の未加硫ゴムシート、１２……多孔性セパレー
タ、１３……合体シート。
Claims (1)
- イオン透過性で非導電性の多孔性セパレータを
介して分離された一対のペースト電極層を介して
配置されたイオン不浸透性の導電性セパレータ
と、該一対の電極層の周辺部で該導電性セパレー
タの間に介在する非導電性ガスケツトより構成さ
れる電気二重層コンデンサ素子を積層してなる電
気二重層コンデンサにおいて、多孔性セパレータ
は、透孔を複数個有する、多孔性セパレータより
引張強度の弱い、非導電性のシートの一対により
前記透孔を遮へいするように挾まれた構成を有す
ることを特徴とする電気二重層コンデンサ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1984087102U JPS611829U (ja) | 1984-06-12 | 1984-06-12 | 電気二重層コンデンサ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1984087102U JPS611829U (ja) | 1984-06-12 | 1984-06-12 | 電気二重層コンデンサ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS611829U JPS611829U (ja) | 1986-01-08 |
| JPH0331070Y2 true JPH0331070Y2 (ja) | 1991-07-01 |
Family
ID=30639012
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1984087102U Granted JPS611829U (ja) | 1984-06-12 | 1984-06-12 | 電気二重層コンデンサ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS611829U (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH051063Y2 (ja) * | 1986-05-27 | 1993-01-12 |
-
1984
- 1984-06-12 JP JP1984087102U patent/JPS611829U/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS611829U (ja) | 1986-01-08 |
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