JPH0119389Y2 - - Google Patents
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- JPH0119389Y2 JPH0119389Y2 JP1983091308U JP9130883U JPH0119389Y2 JP H0119389 Y2 JPH0119389 Y2 JP H0119389Y2 JP 1983091308 U JP1983091308 U JP 1983091308U JP 9130883 U JP9130883 U JP 9130883U JP H0119389 Y2 JPH0119389 Y2 JP H0119389Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- electrode
- double layer
- electrode plate
- electric double
- electrode terminal
- Prior art date
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- Expired
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- 239000003990 capacitor Substances 0.000 claims description 34
- 239000004020 conductor Substances 0.000 claims description 3
- OKTJSMMVPCPJKN-UHFFFAOYSA-N Carbon Chemical compound [C] OKTJSMMVPCPJKN-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 9
- 229910052799 carbon Inorganic materials 0.000 description 5
- QAOWNCQODCNURD-UHFFFAOYSA-N Sulfuric acid Chemical compound OS(O)(=O)=O QAOWNCQODCNURD-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 239000013013 elastic material Substances 0.000 description 2
- 239000008151 electrolyte solution Substances 0.000 description 2
- 239000007864 aqueous solution Substances 0.000 description 1
- 230000015556 catabolic process Effects 0.000 description 1
- 239000003792 electrolyte Substances 0.000 description 1
- 239000011810 insulating material Substances 0.000 description 1
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 1
- 239000002245 particle Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Electric Double-Layer Capacitors Or The Like (AREA)
Description
本考案は電気二重層コンデンサに関し、特に自
立型電気二重側コンデンサのケーシング構造に関
する。 電気二重層現象を利用して大容量のコンデンサ
を得る手段の一つとして、米国特許第3536963号
明細書にて開示されているように、カーボン紛末
と電解液とを接触させて電気二重層を発生させる
ことを利用したものがある。 第1図は従来の電気二重層コンデンサ(以下コ
ンデンサと称す。)の一例の断面図である。第1
図において、1及び2は導電性弾性体(例えば導
電性ゴム)で作られた上蓋及び底板、3は活性炭
粉末と電解質溶液(例えば硫酸水溶液)から成る
カーボン・ペースト電極、4はイオン透過性で非
導電性の多孔性セパレータ、5は電気絶縁性弾性
体(例えばゴム)で作られた側壁である。そして
上記上蓋1及び底板2がコンデンサの電極とな
る。 しかしながら、このような従来構造のコンデン
サにおいては、コンデンサとしての耐圧が電解質
溶液の電気分解電圧に支配されるから、高耐圧の
コンデンサを得たい場合には上記コンデンサを積
重ねて直列接続した積層型にする必要がある。 第2図は積層型コンデンサの一例の断面図であ
る。第2図において、6は第1図に示した単体の
コンデンサ(以下これを素子と呼ぶ)を表わし、
nは所要耐圧にするに必要な素子6の積層数を表
わす。 上記素子6の積層体7の構造においては、素子
6間の接触抵抗及び素子6内の活性炭粒子間の接
触抵抗等が大きくなり、全体として内部抵抗が大
きくなる。内部抵抗を減少、かつ安定させるため
には積層体の上下面特にカーボンペースト電極3
の部分に適正な圧力を印加し、その圧力を保持す
るケーシングを行う必要がある。 前述の電気二重層現象を利用したコンデンサの
積層体7のケーシング構造としては従来第3図に
示すような構造が採られている。(実開昭56−
85942号公報参照) すなわち積層体7を金属製の外装ケース8内に
収納し、更に絶縁材からなる内装ケース9の上下
両側の切り欠き溝に第1の電極板11と第2電極
板12を配置した組立電極を積層体7に被せ外装
ケース8の外縁部をカール状にする構造が採用さ
れていた。この構造のなかで第2の電極板12は
第4図に示すように第2の電極板12の内側に切
り欠き部12bを設け第2の電極端子12を90゜
引き起した構造がとられている。 一方、積層体7は前述の如く、その内部抵抗、
すなわち等価直列抵抗(以下ESRと称す)を減
少かつ安定させるためにカーボン・ペースト電極
3の部分を十分加圧する必要がある。しかし、積
層体7と接触する従来の第2の電極板12はその
内部において第2の電極端子12aを引き起こし
形成するため、大きな切り欠き部12bが生じ積
層体7の最上部に位置するカーボンペースト電極
3の部分との接触面積が少なくなり、コンデンサ
特性として等価直列抵抗が大きくなるという欠点
を有していた。なお、第2電極板12を位置決め
するために絶縁部材には凸部が設けられ、この凸
部がコンデンサ素子の最上部と接触して、加圧力
が均一化してはいるが、上記等価直列抵抗が大き
くなる点は避けられない。 本考案の目的はこのような従来の欠点を除去し
た電気二重層コンデンサを提供することにある。 本考案によれば、少くとも一個の電気二重層コ
ンデンサ素子をケース内に収納し、第1の電極端
子を有する第1の電極板とケース内のコンデンサ
素子最下部とを導体ケースにより電気的に接続
し、第2の電極端子を有する第2の電極板とコン
デンサ素子の最上部とを電気的に接続し、第1の
電極板および導体ケースと、第2の電極板と、コ
ンデンサ素子の外周とをそれぞれ絶縁させ、且つ
第1の電極端子と前記第2の電極端子とを位置決
めする絶縁部材を有する自立型電気二重層コンデ
ンサにおいて、第2の電極板の切り欠き部を該電
極板の外側に向つてU字状に設け、天狗の鼻状に
第2の電極端子を形成し90゜引き起した構造にし
たことを特徴とする自立型電気二重層コンデンサ
が得られる。 以下、本考案を従来例と比較して図面により説
明する。 第5図a,bは本考案による一実施例の第2の
電極板の平面図および断面図である。第5図のよ
うに第2の電極板22の外側に向つてU字状に一
対の切り欠き部22bをプレス型により打抜き天
狗の鼻状の第2の電極端子22aを設け、その後
折り曲げ加工を施して90゜引き起した構造の第2
の電極板22を得る。 次に本考案による第5図構造の第2の電極板2
2と従来例の第4図構造の第2の電極板12とを
用いて第3図構成の自立型電気二重層コンデンサ
の10V0.022F品を各100個製作した。 従来構造と本考案実施例構造とを比較すると第
1表のようになる。
立型電気二重側コンデンサのケーシング構造に関
する。 電気二重層現象を利用して大容量のコンデンサ
を得る手段の一つとして、米国特許第3536963号
明細書にて開示されているように、カーボン紛末
と電解液とを接触させて電気二重層を発生させる
ことを利用したものがある。 第1図は従来の電気二重層コンデンサ(以下コ
ンデンサと称す。)の一例の断面図である。第1
図において、1及び2は導電性弾性体(例えば導
電性ゴム)で作られた上蓋及び底板、3は活性炭
粉末と電解質溶液(例えば硫酸水溶液)から成る
カーボン・ペースト電極、4はイオン透過性で非
導電性の多孔性セパレータ、5は電気絶縁性弾性
体(例えばゴム)で作られた側壁である。そして
上記上蓋1及び底板2がコンデンサの電極とな
る。 しかしながら、このような従来構造のコンデン
サにおいては、コンデンサとしての耐圧が電解質
溶液の電気分解電圧に支配されるから、高耐圧の
コンデンサを得たい場合には上記コンデンサを積
重ねて直列接続した積層型にする必要がある。 第2図は積層型コンデンサの一例の断面図であ
る。第2図において、6は第1図に示した単体の
コンデンサ(以下これを素子と呼ぶ)を表わし、
nは所要耐圧にするに必要な素子6の積層数を表
わす。 上記素子6の積層体7の構造においては、素子
6間の接触抵抗及び素子6内の活性炭粒子間の接
触抵抗等が大きくなり、全体として内部抵抗が大
きくなる。内部抵抗を減少、かつ安定させるため
には積層体の上下面特にカーボンペースト電極3
の部分に適正な圧力を印加し、その圧力を保持す
るケーシングを行う必要がある。 前述の電気二重層現象を利用したコンデンサの
積層体7のケーシング構造としては従来第3図に
示すような構造が採られている。(実開昭56−
85942号公報参照) すなわち積層体7を金属製の外装ケース8内に
収納し、更に絶縁材からなる内装ケース9の上下
両側の切り欠き溝に第1の電極板11と第2電極
板12を配置した組立電極を積層体7に被せ外装
ケース8の外縁部をカール状にする構造が採用さ
れていた。この構造のなかで第2の電極板12は
第4図に示すように第2の電極板12の内側に切
り欠き部12bを設け第2の電極端子12を90゜
引き起した構造がとられている。 一方、積層体7は前述の如く、その内部抵抗、
すなわち等価直列抵抗(以下ESRと称す)を減
少かつ安定させるためにカーボン・ペースト電極
3の部分を十分加圧する必要がある。しかし、積
層体7と接触する従来の第2の電極板12はその
内部において第2の電極端子12aを引き起こし
形成するため、大きな切り欠き部12bが生じ積
層体7の最上部に位置するカーボンペースト電極
3の部分との接触面積が少なくなり、コンデンサ
特性として等価直列抵抗が大きくなるという欠点
を有していた。なお、第2電極板12を位置決め
するために絶縁部材には凸部が設けられ、この凸
部がコンデンサ素子の最上部と接触して、加圧力
が均一化してはいるが、上記等価直列抵抗が大き
くなる点は避けられない。 本考案の目的はこのような従来の欠点を除去し
た電気二重層コンデンサを提供することにある。 本考案によれば、少くとも一個の電気二重層コ
ンデンサ素子をケース内に収納し、第1の電極端
子を有する第1の電極板とケース内のコンデンサ
素子最下部とを導体ケースにより電気的に接続
し、第2の電極端子を有する第2の電極板とコン
デンサ素子の最上部とを電気的に接続し、第1の
電極板および導体ケースと、第2の電極板と、コ
ンデンサ素子の外周とをそれぞれ絶縁させ、且つ
第1の電極端子と前記第2の電極端子とを位置決
めする絶縁部材を有する自立型電気二重層コンデ
ンサにおいて、第2の電極板の切り欠き部を該電
極板の外側に向つてU字状に設け、天狗の鼻状に
第2の電極端子を形成し90゜引き起した構造にし
たことを特徴とする自立型電気二重層コンデンサ
が得られる。 以下、本考案を従来例と比較して図面により説
明する。 第5図a,bは本考案による一実施例の第2の
電極板の平面図および断面図である。第5図のよ
うに第2の電極板22の外側に向つてU字状に一
対の切り欠き部22bをプレス型により打抜き天
狗の鼻状の第2の電極端子22aを設け、その後
折り曲げ加工を施して90゜引き起した構造の第2
の電極板22を得る。 次に本考案による第5図構造の第2の電極板2
2と従来例の第4図構造の第2の電極板12とを
用いて第3図構成の自立型電気二重層コンデンサ
の10V0.022F品を各100個製作した。 従来構造と本考案実施例構造とを比較すると第
1表のようになる。
【表】
第1表中、等価直列抵抗は、室温で1kHzの周
波数で測定した値である。すなわち本考案の実施
例による等価直列抵抗の値は従来の実施例による
ものに比べ平均値で約20%、バラツキで約35%と
大幅に改善されることがわかつた。 以上、本考案によれば電気二重層コンデンサの
等価直列抵抗の改善がきわめて容易に実現できる
効果がある。
波数で測定した値である。すなわち本考案の実施
例による等価直列抵抗の値は従来の実施例による
ものに比べ平均値で約20%、バラツキで約35%と
大幅に改善されることがわかつた。 以上、本考案によれば電気二重層コンデンサの
等価直列抵抗の改善がきわめて容易に実現できる
効果がある。
第1図は従来の電気二重層コンデンサの一例の
断面図。第2図は積層型電気二重層コンデンサの
一例の断面図。第3図は自立型電気二重層コンデ
ンサの断面図。第4図a,b、第5図a,bはそ
れぞれ従来の第2の電極板と本考案による一実施
例の第2の電極板の平面図(a図)及び断面図
(b図)。 1……上蓋、2……底板、3……カーボンペー
スト電極、4……多孔性セパレータ、5……側
壁、6……素子、7……(素子の)積層体、8…
…外装ケース、9……内装ケース、11……第1
の電極板、11a……第1の電極端子、12,2
2……第2の電極板、12a,22a……第2の
電極端子。
断面図。第2図は積層型電気二重層コンデンサの
一例の断面図。第3図は自立型電気二重層コンデ
ンサの断面図。第4図a,b、第5図a,bはそ
れぞれ従来の第2の電極板と本考案による一実施
例の第2の電極板の平面図(a図)及び断面図
(b図)。 1……上蓋、2……底板、3……カーボンペー
スト電極、4……多孔性セパレータ、5……側
壁、6……素子、7……(素子の)積層体、8…
…外装ケース、9……内装ケース、11……第1
の電極板、11a……第1の電極端子、12,2
2……第2の電極板、12a,22a……第2の
電極端子。
Claims (1)
- 少くとも一個の電気二重層コンデンサ素子をケ
ース内に収納し、第1の電極端子を有する第1の
電極板と前記ケース内のコンデンサ素子最下部と
を導体ケースにより電気的に接続し、第2の電極
端子を有する第2の電極板と前記コンデンサ素子
の最上部とを電気的に接続し、前記第1の電極板
および前記導体ケースと、前記第2の電極板と、
前記コンデンサ素子の外周とをそれぞれ絶縁さ
せ、且つ前記第1の電極端子と前記第2の電極端
子とを位置決めする絶縁部材を有する自立型電気
二重層コンデンサにおいて、前記第2の電極板に
該電極板の外側に向つてU字状に一対の切り欠き
部を設けて前記第2の電極端子を形成し、ほぼ垂
直に引き起した構造にしたことを特徴とする自立
型電気二重層コンデンサ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1983091308U JPS60919U (ja) | 1983-06-15 | 1983-06-15 | 自立型電気二重層コンデンサ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1983091308U JPS60919U (ja) | 1983-06-15 | 1983-06-15 | 自立型電気二重層コンデンサ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60919U JPS60919U (ja) | 1985-01-07 |
JPH0119389Y2 true JPH0119389Y2 (ja) | 1989-06-05 |
Family
ID=30221290
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1983091308U Granted JPS60919U (ja) | 1983-06-15 | 1983-06-15 | 自立型電気二重層コンデンサ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60919U (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6429259A (en) * | 1987-07-27 | 1989-01-31 | Heiwa Sangyo Kk | Multipurpose chair |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5521161A (en) * | 1978-08-01 | 1980-02-15 | Nippon Electric Co | Double layer capacitor |
JPS562621A (en) * | 1979-06-21 | 1981-01-12 | Nippon Electric Co | Selffstanding condenser |
JPS5685942A (en) * | 1979-12-14 | 1981-07-13 | Hitachi Denshi Ltd | Mobile radio communication system |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6038277Y2 (ja) * | 1979-12-07 | 1985-11-15 | 日本電気株式会社 | 自立型電気二重層コンデンサ |
-
1983
- 1983-06-15 JP JP1983091308U patent/JPS60919U/ja active Granted
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5521161A (en) * | 1978-08-01 | 1980-02-15 | Nippon Electric Co | Double layer capacitor |
JPS562621A (en) * | 1979-06-21 | 1981-01-12 | Nippon Electric Co | Selffstanding condenser |
JPS5685942A (en) * | 1979-12-14 | 1981-07-13 | Hitachi Denshi Ltd | Mobile radio communication system |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS60919U (ja) | 1985-01-07 |
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