JP2003178933A - コンデンサ - Google Patents

コンデンサ

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JP2003178933A
JP2003178933A JP2002284345A JP2002284345A JP2003178933A JP 2003178933 A JP2003178933 A JP 2003178933A JP 2002284345 A JP2002284345 A JP 2002284345A JP 2002284345 A JP2002284345 A JP 2002284345A JP 2003178933 A JP2003178933 A JP 2003178933A
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anode
terminal
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capacitor
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JP2002284345A
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English (en)
Inventor
Mikiya Shimada
幹也 嶋田
Emiko Igaki
恵美子 井垣
Masanori Yoshida
雅憲 吉田
Masakazu Tanahashi
正和 棚橋
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高周波領域において、等価直列インダクタン
スおよび等価直列抵抗の小さいコンデンサを提供する。 【解決手段】 陽極2および陰極3を同一方向に引き出
す。例えば、少なくとも誘電体層4を介して交互に積層
された複数の陽極2および複数の陰極3と、少なくとも
1つの陽極引き出し部2aと、少なくとも1つの陰極引
き出し部3aと、単一の陽極端子5と、単一の陰極端子
6とを含み、上記陽極2がそれぞれ上記陽極引き出し部
2aに電気的に接続され、上記陰極3がそれぞれ上記陰
極引き出し部3aに電気的に接続され、上記陽極引き出
し部2aおよび上記陰極引き出し部3aが所定の一方向
に引き出され、上記陽極引き出し部2aが上記陽極端子
5に接続され、上記陰極引き出し部3aが上記陰極端子
6に接続されたコンデンサとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電源平滑回路の2
次側やコンピュータのCPUの周辺で使用される積層型
のコンデンサに関し、特に、高周波領域において、等価
直列インダクタンス(以下、ESLと記す)および等価
直列抵抗(以下、ESRと記す)の小さいコンデンサに
関する。
【0002】
【従来の技術】近年、電子機器のデジタル化にともなっ
て、それに用いるコンデンサも高周波領域において容量
が大きく、小形のものが強く要望されるようになってき
た。この要求に対しては、低ESRの点では積層型チッ
プコンデンサが、また低ESRと大容量の点では積層型
の固体電解コンデンサが適している。しかし、体積当た
りの容量をさらに大きくしてESRを下げることに加
え、コンデンサの外部接続端子に起因するESLをさら
に下げることが望まれている。
【0003】特開2000−58376号公報には、コ
ンデンサの対向する2側面に陽極に接続された第1陽極
端子と第2陽極端子を設け、それ以外の側面に陰極に接
続された陰極端子を設けて低ESL化を図った3端子構
造のコンデンサが開示されている。また、特開2001
−155952号公報には、コンデンサの上面には陽極
に接続された第1陽極端子と第2陽極端子を設け、下面
には陰極に接続された陰極端子を設けて低ESL化およ
び低ESR化を図った3端子構造のコンデンサが開示さ
れている。
【0004】以下、従来の積層型コンデンサについて、
図8(a),(b)および図9(a),(b)を参照し
ながら説明する。図8(a)は従来の積層型コンデンサ
の一例の外観を示す斜視図、図8(b)は同コンデンサ
の断面図である。
【0005】図8(a)に示すように、セラミック誘電
体ブロック31の対向する両側面にはそれぞれ第1電極
端子32と第2電極端子33が形成されており、上記以
外の面に第3電極端子34が形成されている。図8
(b)に示すように、セラミック誘電体ブロック31の
内部では、陽極35と陰極36がセラミック誘電体37
を介して積層されている。陽極35の一方の端部は、ま
とめて第1電極端子32に接続され、他方の端部はまと
めて第2電極端子33に接続されている。一方、陰極3
6は図示されていない端部でまとめて第3電極端子34
に接続されている。
【0006】このような積層型コンデンサは、第1電極
端子32の下部底面32a、第2電極端子33の下部底
面33aおよび第3電極端子34の下部底面34aで回
路基板のそれぞれのランドに接続されることになる。
【0007】図9(a)は従来の積層型コンデンサの別
の例の外観を示す斜視図、図9(b)は同コンデンサの
電極構成を説明するための斜視図である。図9(a)に
示すように、セラミック誘電体ブロック38の上面には
第1電極端子39と第2電極端子40が、その下面には
第3電極端子41が形成されている。図9(b)に示す
ように、陽極42と陰極43はセラミック誘電体44を
介して積層されている。陽極42の上辺には第1、第2
陽極引き出し部42a、42bが形成されており、陰極
43の下辺は陰極引き出し部43aとして用いられる。
第1陽極引き出し部42aは第1電極端子39に、第2
陽極引き出し部42bは第2電極端子40に、陰極引き
出し部43aは第3電極端子41にそれぞれ接続されて
いる。
【0008】図9(a),(b)に示した積層型コンデ
ンサは、複数の配線層を積層して形成する多層プリント
基板に内蔵するためのもので、第1電極端子39、第2
電極端子40は上部配線層の配線導体に接続され、第3
電極端子41は下部配線層の配線導体に接続される。
【0009】
【特許文献1】特開2000−58376号公報
【0010】
【特許文献2】特開2001−155952号公報
【0011】
【発明が解決しようとする課題】従来は、上記に示すよ
うに、3端子型またはそれ以上の端子を有する積層型コ
ンデンサを用いて、高周波領域における低ESL化、低
ESR化が目指されていた。これらのコンデンサでは、
コンデンサ素子の内部に効率よく電流を流し、陽極およ
び陰極を回路配線として機能させることにより、インダ
クタンスの低下が図られている。
【0012】しかしながら、高周波領域で使用するため
の積層型コンデンサは、いずれも3端子型またはそれ以
上の端子を有するため、いずれも構造が複雑であり、か
つ端子数に応じて回路配線を設計する必要があった。
【0013】これに対し、2端子構造で低ESL化する
ためには、これまでサイズを小さくすることのみが検討
されており、低ESL化と大容量化とを同時に実現した
積層型コンデンサは提供されていない。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明では、陽極および
陰極を同一方向に引き出すこととした。本発明の一側面
によれば、少なくとも誘電体層を介して交互に積層され
た複数の陽極および複数の陰極と、少なくとも1つの陽
極引き出し部と、少なくとも1つの陰極引き出し部と、
単一の陽極端子と、単一の陰極端子とを含み、上記陽極
がそれぞれ上記陽極引き出し部に電気的に接続され、上
記陰極がそれぞれ上記陰極引き出し部に電気的に接続さ
れ、上記陽極引き出し部および上記陰極引き出し部が所
定の一方向に引き出され、上記陽極引き出し部が上記陽
極端子に接続され、上記陰極引き出し部が上記陰極端子
に接続されたコンデンサが提供される。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明のコンデンサでは、陽極引
き出し部および陰極引き出し部が同一方向に引き出され
るため、陽極端子と陰極端子とを近接して配置できる。
このため、2端子であっても、高周波領域において、小
型・大容量であり、かつ低ESL化、低ESR化を実現
できる。
【0016】陽極端子と陰極端子とが近接配置されるこ
とによる効果は、3以上の端子を有するコンデンサにお
いても得ることができる。本発明を適用すると、例えば
4端子のコンデンサは、少なくとも誘電体層を介して交
互に積層された複数の陽極および複数の陰極と、少なく
とも一つの第1陽極引き出し部と、少なくとも一つの第
2陽極引き出し部と、少なくとも一つの第1陰極引き出
し部と、少なくとも一つの第2陰極引き出し部と、単一
の第1陽極端子と、単一の第2陽極端子と、単一の第1
陰極端子と、単一の第2陰極端子とを含み、上記陽極が
それぞれ上記第1陽極引き出し部および上記第2陽極引
き出し部に電気的に接続され、上記陰極がそれぞれ上記
第1陰極引き出し部および上記第2陰極引き出し部に電
気的に接続され、上記第1陽極引き出し部、上記第2陽
極引き出し部、上記第1陰極引き出し部および上記第2
陰極引き出し部が所定の一方向に引き出され、上記第1
陽極引き出し部が上記第1陽極端子に接続され、上記第
2陽極引き出し部が上記第2陽極端子に接続され、上記
第1陰極引き出し部が上記第1陰極端子に接続され、上
記第2陰極引き出し部が上記第2陰極端子に接続された
コンデンサ、となる。
【0017】陽極端子および陰極端子は、少なくとも、
コンデンサの表面を構成する所定の一面から露出させる
とよい。4端子の場合は、第1および第2陽極端子、第
1および第2陰極端子のすべてを所定の一面から露出さ
せることが好ましい。
【0018】ただし、陽極端子および陰極端子から選ば
れる少なくとも一方を、所定の一面から、この所定の一
面に隣接する隣接面にわたって形成してもよい。この端
子配置によると、端子の密着強度が向上し、実装したと
きのコンデンサの接着強度を大きくすることができる。
さらに、回路基板のランド形状について設計の自由度が
向上する。4端子の場合は、第1陽極端子、第2陽極端
子、第1陰極端子および第2陰極端子から選ばれる少な
くとも一つを所定の一面から隣接面にわたって形成する
とよい。
【0019】電極引き出し部(陽極引き出し部、陰極引
き出し部)は、電極(陽極または陰極)に電気的に接続
していればよく、電極の一部を延伸して形成してもよ
く、別に準備した部材を電極に接続して形成してもよ
い。
【0020】複数の陽極および複数の陰極が所定形状
(例えば矩形)の主表面を有する平板である場合は、こ
の平板の端面の一部を所定の一方向に突出させて陽極引
き出し部または陰極引き出し部を形成するとよい。4端
子の場合は、平板の端面の2箇所を所定の一方向に突出
させて第1陽極引き出し部および第2陽極引き出し部、
または第1陰極引き出し部および第2陰極引き出し部を
形成するとよい。
【0021】この場合は、主表面に直交する方向から見
て、陽極引き出し部と陰極引き出し部、4端子の場合は
第1陽極端子、第2陽極端子、第1陰極端子および第2
陰極端子、が互いに重なり合わないように引き出すこと
が好ましい。電極端子の配置を容易にするためである。
【0022】本発明のコンデンサは、セラミックコンデ
ンサ、即ち積層型セラミックコンデンサであってもよ
く、積層型固体電解コンデンサであっても構わない。特
に後者の場合には、複数の陽極および複数の陰極が開口
を有する容器内に収納され、陽極引き出し部および陰極
引き出し部が開口から引き出されたコンデンサとすると
よい。この開口は、樹脂含有材料により封止するとよ
く、特に容器内に空間が保持されるように封止すること
が好ましい。いわゆる吸湿リフローの際には、コンデン
サ素子の内部の水分が蒸発して内部圧力が上昇すること
があるが、内部に空間が存在すると、内部圧力が上昇し
ても容器の破裂などを抑制できる。
【0023】積層型固体電解コンデンサとする場合に
は、誘電体層とともに少なくとも固体電解質層を介して
複数の陽極と複数の陰極とが交互に積層される。この場
合は、上記複数の陽極を構成する陽極のそれぞれが一対
の主表面を有し、一対の主表面の双方に誘電体層が形成
され、誘電体層に接し、かつ一対の主表面の双方に誘電
体層を介して接するように固体電解質層が形成され、固
体電解質層に電気的に接続するように上記複数の陰極を
構成する陰極が配置され、これら陽極、誘電体層、固体
電解質層および陰極を単位素子として、複数の単位素子
が積層された構造を有するコンデンサとしてもよい。な
お、固体電解質層と陰極とは、直接接続していてもよ
く、陰極導体層などを介して電気的に接続していてもよ
い。
【0024】本発明では、電極引き出し部は1つであっ
ても2以上であってもよく、電極ごとに設けてもよい
が、複数の単位素子が積層された積層型固体電解コンデ
ンサでは、陰極引き出し部を、上記複数の単位素子を構
成する陰極にそれぞれ接続された単一の部材として、構
造を簡略化してもよい。この場合、陽極引き出し部は、
陰極引き出し部と同一方向に引き出すためには、屈曲さ
せて引き出すことを要する場合がある。陽極引き出し部
は、例えば、まず固体電解質層が形成されていない方向
へと伸長してから、直角に、換言すればL字型に曲げら
れて引き出される。
【0025】本発明は、陽極と陰極とが交互に積層され
ていないコンデンサにも適用できる。このコンデンサ
は、例えば、一対の主表面を有する陽極と、一対の主表
面の双方に形成された誘電体層と、誘電体層に接し、か
つ一対の主表面の双方に前記誘電体層を介して接するよ
うに形成された固体電解質層とを含む単位素子を含み、
この単位素子が複数積層されており、さらに、複数の陽
極引き出し部と単一の陰極引き出し部とを含み、上記陽
極がそれぞれ上記陽極引き出し部に電気的に接続され、
上記固体電解質層が上記陰極引き出し部に電気的に接続
された積層型固体電解コンデンサである。このコンデン
サにおいても、陽極引き出し部および陰極引き出し部が
所定の一方向に引き出され、陽極引き出し部が単一の陽
極端子に接続され、陰極引き出し部が単一の陰極端子に
接続される。
【0026】このコンデンサにおいても、陽極引き出し
部は、L字型に屈曲して引き出されていてもよい。
【0027】以下、本発明の実施の形態について、図面
を参照しながら説明する。
【0028】(実施の形態1)図1(a)は本発明の実
施の形態1における2端子のコンデンサの外観を示す斜
視図である。この図では、仮想的に陽極端子5をコンデ
ンサ1から離間させた状態を示している。図1(b)は
同コンデンサの電極構成を説明する斜視図である。
【0029】実施の形態1におけるコンデンサ1では、
従来の積層型セラミックコンデンサと同様、陽極2と陰
極3とを、誘電体層4を介して積層したものであり、面
に露出した各陽極引き出し部2aをまとめて陽極端子5
と接続し、各陰極引き出し部3aをまとめて陰極端子6
と接続したものである。
【0030】誘電体層4となるセラミックグリーンシー
トの一表面には、陽極2および陽極引き出し部2aが、
例えば導電性ペーストの印刷により形成される。他のグ
リーンシートの一表面には、陰極3および陰極引き出し
部3aが形成される。電極引き出し部2a,3aは、電
極2,3の一辺の一部を外側に突出させて形成される。
【0031】これら電極が形成された誘電体層4は、電
極引き出し部2a、3aが同一方向に突出するように積
層され、脱バインダー処理および焼成が行われる。陽極
引き出し部2aと陰極引き出し部3aとを同一方向に引
き出すことにより、電極端子が近接するために、低ES
L化を実現できる。陽極引き出し部2aが形成された誘
電体層4と、陰極引き出し部3aが形成された誘電体層
4とは、交互に、かつ陽極引き出し部2aと陰極引き出
し部3aとが重なり合わないように積層される。
【0032】陽極引き出し部2aおよび陰極引き出し部
3aは、別途準備した部材を電極に接続して形成しても
よい。
【0033】このコンデンサでは、その一面に陽極端子
5および陰極端子6が隣接して配置されている。このコ
ンデンサを回路基板に実装するには、両端子5,6が形
成された面を回路基板のランドに一致させて接続すれば
よい。この接続によれば、実装面積を小さくすることが
できる。
【0034】図2(a)は、本発明の実施の形態1にお
ける4端子のコンデンサの外観を示す斜視図であり、図
2(b)は同コンデンサの電極構成を説明する斜視図で
ある。
【0035】このコンデンサ1では、その一面から、第
1陽極端子5a、第2陽極端子5b、第1陰極端子6a
および第2陰極端子6bが露出している。第1陽極引き
出し部2aはまとめて第1陽極引き出し部5aに接続さ
れており、他の電極引き出し部もそれぞれの電極端子に
接続されている。
【0036】このコンデンサでも、誘電体層4となるセ
ラミックグリーンシートの表面に、陽極2、第1陽極引
き出し部2aおよび第2陽極引き出し部2bが、例えば
導電性ペーストを印刷することにより形成される。別の
グリーンシートの表面には、陰極3、第1陰極引き出し
部3aおよび第2陰極引き出し部3bが形成される。
【0037】電極2,3が形成された誘電体層4は、そ
れぞれの電極引き出し部2a,2b,3a,3bが同一
方向になるようにして積層され、脱バインダーおよび焼
成が行われる。
【0038】このコンデンサを回路基板に実装する際に
も、第1陽極端子5a、第2陽極端子5b、第1陰極端
子6aおよび第2陰極端子6bが形成された面を回路基
板のランドに一致させて接続するとよい。この4端子の
コンデンサは、陽極2および陰極3が導体配線の一部と
なるように回路基板に実装することが好ましい。この場
合、電流を陽極2内と陰極3内とで逆方向に流すと、さ
らに低ESL化を図ることができる。
【0039】図3(a),(b)は、実施の形態1のコ
ンデンサにおける電極端子の2つの変形例を示す斜視図
である。これらのコンデンサでは、電極端子(陽極端
子、陰極端子)7,8に端子延長部7a〜7c,8a〜
8cが形成されている。図3Aのコンデンサでは、電極
端子7,8は、電極引き出し部2a,3aが引き出され
た面から互いに平行に伸長して隣接する面へと折れ曲げ
られ、これらの面で延長部7a,7b,8a,8bを形
成している。図3Bのコンデンサでは、電極端子7,8
が引き出された面から逆方向に遠ざかるように伸長して
隣接する面へと折り曲げられ、これらの面で延長部7
c,8cを形成している。
【0040】これらのコンデンサは、いずれも、電極端
子が2以上の面に形成されている。
【0041】なお、電極端子の形状は、図3(a)にお
ける2つの延長部の一方を削除してもよいし、図3
(a)と図3(b)とを組み合わせてもよい。
【0042】図2(a),(b)に示したコンデンサで
は、電極端子6a,6bについては図3(a)に示す構
造を、電極端子5a、5bについては図3(b)に示す
構造または図3(a),(b)を組み合わせた構造を適
用してもよい。
【0043】このように電極端子7,8を隣接面にまで
延長して形成すると、コンデンサを実装する回路基板の
ランドについての設計の自由度が増し、ランドに対する
コンデンサの接着強度を確保しやすくなる。このコンデ
ンサは、電極端子の延長部のみでランドと接続してもよ
いし、引き出し面の電極端子と延長部の両方を用いてラ
ンドと接続してもよい。
【0044】(実施の形態2)図4(a)は、本発明の
実施の形態2におけるコンデンサの外観を示す斜視図で
あり、説明を容易にするために、陽極端子13および陰
極端子14を仮想的に移動させた状態を示している。図
4(b)は、同コンデンサの電極構成を説明する斜視図
であり、図4(c)は図4(b)のI−I断面図であ
る。
【0045】このコンデンサでは、単位素子である電解
コンデンサ(図4(b))が複数積層されている。各電
解コンデンサは、陽極引き出し部11aと陰極引き出し
部12aとが同一方向になるように積層して容器9内に
配置され、容器の開口部は樹脂10で封止されている。
陽極引き出し部11aはまとめて陽極端子13に接続さ
れ、陰極引き出し部12aはまとめて陰極端子14に接
続されている。
【0046】各電解コンデンサでは、陽極となる弁金属
箔11の陽極引き出し部11aを除く表面に陽極酸化膜
からなる誘電体層15が形成され、その誘電体層15の
表面に固体電解質層16が形成され、固体電解質層16
に陰極12が接続されている。固体電解質層16は、誘
電体層15を介して弁金属泊11の主表面の双方に接し
ている。陰極12は、その一端が延伸され、陰極引き出
し部12bとなっている。両引き出し部11a,12a
は同一方向に伸長している。なお、固体電解質層16と
陰極12との間には、例えばカーボン層と銀ペースト層
とをこの順に積層した陰極導体層を設けてもよい。陰極
導体層と陰極との間にさらに、例えば銀ペーストからな
る接着層を介在させてもよい。
【0047】図5(a)は本発明の実施の形態2におけ
る別のコンデンサの外観斜視図、図5(b)は同コンデ
ンサの電極構造を説明するための斜視図である。
【0048】このコンデンサにおいても、単位素子であ
る電解コンデンサが積層されて容器9内に配置され、容
器9の開口部は樹脂10で封止されている。ただし、こ
の電解コンデンサでは、固体電解質層の表面に、例えば
カーボン層と銀ペースト層とをこの順に形成した陰極導
体層21が形成され、これら陰極導体層21と単一の陰
極引き出し部18とが接合している。陰極引き出し部1
8は、平板状のベース部材とこの部材の主面上に形成さ
れた突起18aとからなり、この突起18aが樹脂10
から突出して陰極端子20に接続している。一方、各陽
極17から引き出された陽極引き出し部17aは、L字
型に折り曲げられて陰極引き出し部18と同一方向へと
引き出され、陽極端子19と接続している。
【0049】なお、電気的接続に支障がなければ、各電
解コンデンサの接続部分からは陰極導体層21を省略
し、固体電解質層を直接、陰極引き出し部18に接続し
てもよい。図5(a),(b)に示した形態では、陽極
と陰極とが交互に積層されていないが、本発明はこのよ
うな形態にも適用が可能である。
【0050】このコンデンサでは、金属板に突起18a
を設けた陰極引き出し部18を用いたが、この突起18
aは省略してもよい。
【0051】図5(a)のII−II断面図を図6(a)に
示す。
【0052】図6(a)に示すように、単位コンデンサ
素子21の一側面を覆うように金属板からなる陰極引き
出し部18が取付けられている。陰極端子接続部18a
の先端および陽極引き出し部17aの先端が樹脂10の
一表面へと露出し、それぞれに陽極端子19および陰極
端子20が接続されている。これらの端子19,20
は、例えば、メッキ法、導電性ペーストの印刷等により
形成すればよい。
【0053】このコンデンサでは、コンデンサ素子の一
側面を覆う平板状の陰極引き出し部18がコンデンサ内
部への環境中の有害成分、例えば水、水蒸気、の侵入を
防止する。陰極引き出し部18により、有害成分のコン
デンサ内部への侵入経路は長くなる。
【0054】図6(a)に示したコンデンサでは、容器
9の内部が樹脂10で充填されているが、図6(b)に
示したように、容器の開口部のみを樹脂で封止して内部
に空間25を残してもよい。空間25を残すと、水また
は水蒸気の侵入後のリフロー信頼性が一層向上する。具
体的には、開口部を樹脂シートで封止するとよく、樹脂
シートで封口した後さらに液状の樹脂を塗布してもよ
い。
【0055】さらに、容器9を用いずに成形型を用いて
樹脂10を成形してもよい。樹脂10は無機材料を含む
樹脂含有材料であってもよい。
【0056】(実施の形態3)図7(a)〜(d)は本
発明のコンデンサの製造工程の一例を説明する図であ
る。
【0057】図7(a)に示す単位素子の製造方法につ
いて、以下に一例を説明する。一般に弁金属箔11とし
ては、アルミニウム、タンタル、チタン、ニオブから選
ばれる陽極酸化皮膜形成能力を有する板または箔が使用
されるが、ここではアルミニウム箔を用いた例について
説明する。
【0058】幅3mmの短冊状に切断されたアルミニウ
ム箔を塩酸などの水溶液中で電気化学的にエッチングし
て弁金属箔11とてアルミニウムエッチド箔を作製す
る。この弁金属箔11の所定部分に、アジピン酸アンモ
ニウムなどの電解質を含む水溶液中で、例えば5V1時
間の条件で陽極酸化を行い、誘電体となる陽極酸化膜層
15を形成する。この陽極酸化膜層15の表面に硝酸マ
ンガンの低濃度水溶液を塗布し、例えば300℃で20
分間の条件で熱分解し、マンガン酸化物層を形成する。
さらに、例えばピロール0.25モル/リットル、アル
キルナフタレンスルフォン酸ソーダ0.1モル/リット
ルの水溶液中で、マンガン酸化物層近傍に設けたステン
レス電極を電解重合用の陽極とし、マンガン酸化物層の
上に、例えば定電流2mA/cm2(アルミニウムエッ
チド箔の見かけの単位面積当たりの電流)の条件で、ポ
リピロールの導電性高分子層を電解重合により形成す
る。図7(a)では、マンガン酸化物層とポリピロール
の導電性高分子膜とを合わせて固体電解質層16として
示している。さらに、この導電性高分子層の上に陰極1
2を電気的に接続する。陰極12を形成する前に、固体
電解質層16の表面に、カーボン層、銀ペイント層をこ
の順に形成し、陰極導体層を配置してもよい。こうし
て、例えば長さ4mm、幅3mm、定格2V−25μF
の単位素子22が得られる。
【0059】次に、図7(b)に示すように、単位素子
22を必要数だけ積層してコンデンサ素子を形成する。
なお、図の上方から見た時に陽極引き出し部11aと陰
極引き出し部12aとは重なり合わないように配置さ
れ、かつ同一方向に引き出されている。陽極引き出し端
子12aの断面(ハッチングなし)は、図7(b)の断
面には表れない。
【0060】引き続き、図7(c)に示すように、コン
デンサ素子を容器9に収納し、樹脂10で封止する。樹
脂10の露出面は、容器9の各面とともにコンデンサの
外面の一部を構成する。陽極引き出し部11aおよび陰
極引き出し部12aの先端部が樹脂10で覆われた場合
は、引き出し面23において各引き出し部11a,12
aの先端部を露出させておく。なお、ここでは、単位素
子22を容器9に収納する例を説明したが、容器6を使
用せずに樹脂モールドや樹脂ポッティング法などにより
コンデンサ素子を封止してもよい。
【0061】さらに、図7(d)に示すように、引き出
し面23から露出した各陽極引き出し部11aおよび各
陰極引き出し部12aとそれぞれ接続するように、陽極
端子13および陰極端子14を形成する。
【0062】なお、固体電解質層の形成部を分離するた
めに、アルミニウム箔の一部に絶縁テープや絶縁性樹脂
などによる分離層を設けてもよい。樹脂10として、無
機材料を含む樹脂としてもよい。
【0063】上記の製造法は図4(a)に示すコンデン
サを例として説明したが、図5(a)に示すコンデンサ
も同様にして製造できる。
【0064】なお、容器9の内部全てに樹脂10を充填
せず、容器9の開口部のみを樹脂シートまたは樹脂シー
トと液状樹脂との組み合わせで封止し、容器の内部に空
間を設けてもよい。
【0065】
【実施例】図1に示す構造の積層セラミックコンデンサ
を作製した。誘電体としてはチタン酸バリウムを主体と
する材料を用い、陽極および陰極としてはニッケルを用
いた。作製した積層セラミックコンデンサは長さ(L)
5.7mm、幅(W)5.0mm、高さ(T)2.5m
mとした。陽極端子および陰極端子はともに5.7mm
×2.5mmの面に、2mm×2.2mmのサイズで形
成した。
【0066】こうして作製した積層セラミックコンデン
サ(コンデンサA)の容量は、測定周波数120Hzに
おいて約100μF、100kHzのESRは3mΩで
あった。定格電圧は6.3Vである。ただし、コンデン
サAのESLは、特殊な端子配置であるため、汎用のL
CRメータで測定することは困難であった。
【0067】比較のために、端子の引き出し方向を変更
した以外は、上記と同様にして積層セラミックコンデン
サを作製した。陽極端子および陰極端子は、互いに対向
する5.7mm×2.5mmの面に形成した。
【0068】こうして作製した従来型の積層セラミック
コンデンサ(コンデンサB)の容量は、測定周波数12
0Hzにおいて約100μF、100kHzのESRは
2.8mΩであった。定格電圧は6.3Vである。コン
デンサBのESLは、アジレントテクノロジー製「イン
ピーダンスアナライザー4292A」で測定したとこ
ろ、3.0nHであった。
【0069】引き続き、図4に示す構造のアルミニウム
電解コンデンサを作製した。固体電解質材料にはポリ−
3,4−エチレンジオキシチオフェンを使用し、固体電
解質層の表面には、カーボン層とAgペースト層を形成
し、このAgペースト層を介してNiからなるシート状
の陰極引き出し部を接続した。サイズはL7.3mm、
W4.3mm、T4.1mmで、陽極端子および陰極端
子はともに7.3mm×4.1mmの面に、2.2mm
×3.5mmのサイズで形成した。こうして作製した積
層型固体電解コンデンサ(コンデンサC)の容量は測定
周波数120Hzで約470μF、100kHzのES
Rは5mΩであった。定格電圧は2Vである。コンデン
サCのESLは特殊な端子配置であるため、汎用のLC
Rメータで測定することは困難であった。
【0070】比較のために、端子の引き出し方向を変更
した以外は、上記と同様にして積層型固体電解コンデン
サを作製した。陽極端子および陰極端子は、互いに対向
する7.3mm×4.1mmの面に形成した。こうして
作製した積層型固体電解コンデンサ(コンデンサD)の
容量は測定周波数120Hzで約470μF、100k
HzのESRは4.9mΩであった。また、このコンデ
ンサのESLは、上記と同様の装置で測定したところ、
2.5nHであった。
【0071】コンデンサA,Cは特殊な端子配置を有す
るため、汎用のLCRメータでESLを測定することは
困難である。このため、これらのコンデンサをスイッチ
ング電源の二次側コンデンサとして使用したところ、対
応する比較のためのコンデンサを使用した場合に対し
て、ESLに起因するリップル電圧は小さく、スイッチ
ング電源の特性も優れたものとなった。ESLに起因す
るリップル電圧値から、ESL値を求めたところ、コン
デンサAについては1.4nH、コンデンサCについて
は1.6nHとなった。
【0072】従来の2端子型の積層セラミックコンデン
サでは、サイズL2.0mm、W1.2mm、T0.5
mmにまで小型化しても、ESL値は1.7nH程度で
ある。
【0073】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のコンデン
サは、高周波領域で低ESLかつ低ESRとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (a)は、本発明の実施の形態1におけるコ
ンデンサの斜視図であり、(b)は、同コンデンサの電
極構成を説明する斜視図である。
【図2】 (a)は、本発明の実施の形態1における別
のコンデンサの斜視図であり、(b)は、同コンデンサ
の電極構成を説明する斜視図である。
【図3】 (a)は、本発明の実施の形態1における電
極端子を説明する斜視図であり、(b)は、本発明の実
施の形態1におけるまた別の電極端子を説明する斜視図
である。
【図4】 (a)は、本発明の実施の形態2におけるコ
ンデンサの斜視図であり、(b)は、同コンデンサの電
極構成を説明する斜視図であり、(c)は、(b)のI
−I断面図である。
【図5】 (a)は、本発明の実施の形態2における別
のコンデンサの斜視図であり、(b)は、同コンデンサ
を構成する単位素子を説明する斜視図である。
【図6】 (a)は、図5(a)のコンデンサのII-II
断面図であり、(b)は、本発明の実施の形態2におけ
る別のコンデンサの断面図である。
【図7】 (a)〜(d)は、それぞれ本発明の実施の
形態3におけるコンデンサの製造工程を説明するための
断面図である。
【図8】 (a)は、従来の積層型コンデンサの斜視図
であり、(b)は、同コンデンサの断面図である。
【図9】 (a)は、従来の他の積層型コンデンサの斜
視図であり、(b)は、同コンデンサの電極構成を説明
する斜視図である。
【符号の説明】
1 コンデンサ 2 陽極 2a 陽極引き出し部 3 陰極 3a 陰極引き出し部 4 誘電体層 5,7陽極端子 6,8陰極端子 9 容器 10 樹脂
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01G 9/14 H01G 9/04 328 9/05 H (72)発明者 吉田 雅憲 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 棚橋 正和 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5E001 AB03 AF03 AH07 AH09 AJ03 5E082 AB03 AB09 BB07 BC14 FF05 FG04 FG26 FG46 GG08 MM24 PP04

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも誘電体層を介して交互に積層
    された複数の陽極および複数の陰極と、少なくとも一つ
    の陽極引き出し部と、少なくとも一つの陰極引き出し部
    と、単一の陽極端子と、単一の陰極端子とを含み、 前記陽極がそれぞれ前記陽極引き出し部に電気的に接続
    され、前記陰極がそれぞれ前記陰極引き出し部に電気的
    に接続され、前記陽極引き出し部および前記陰極引き出
    し部が所定の一方向に引き出され、前記陽極引き出し部
    が前記陽極端子に接続され、前記陰極引き出し部が前記
    陰極端子に接続されたコンデンサ。
  2. 【請求項2】 前記陽極端子および前記陰極端子が、少
    なくとも、前記コンデンサの表面を構成する所定の一面
    から露出した請求項1に記載のコンデンサ。
  3. 【請求項3】 前記陽極端子および前記陰極端子から選
    ばれる少なくとも一方が、前記所定の一面から、前記所
    定の一面に隣接する隣接面にわたって形成された請求項
    2に記載のコンデンサ。
  4. 【請求項4】 前記複数の陽極および前記複数の陰極が
    所定形状の主表面を有する平板であり、前記平板の端面
    の一部を前記所定の一方向に突出させて前記陽極引き出
    し部または前記陰極引き出し部を形成した請求項1に記
    載のコンデンサ。
  5. 【請求項5】 前記所定形状が矩形である請求項4に記
    載のコンデンサ。
  6. 【請求項6】 前記主表面に直交する方向から見て、前
    記陽極引き出し部と前記陰極引き出し部とが互いに重な
    り合わないように引き出された請求項4に記載のコンデ
    ンサ。
  7. 【請求項7】 前記複数の陽極および前記複数の陰極が
    開口を有する容器内に収納され、前記陽極引き出し部お
    よび前記陰極引き出し部が前記開口から引き出された請
    求項1に記載のコンデンサ。
  8. 【請求項8】 前記開口が樹脂含有材料により封止され
    た請求項7に記載のコンデンサ。
  9. 【請求項9】 前記容器内に空間を有する請求項8に記
    載のコンデンサ。
  10. 【請求項10】 前記誘電体層とともに少なくとも固体
    電解質層を介して前記複数の陽極と前記複数の陰極とが
    交互に積層された請求項1に記載のコンデンサ。
  11. 【請求項11】 前記複数の陽極を構成する陽極のそれ
    ぞれが一対の主表面を有し、前記一対の主表面の双方に
    前記誘電体層が形成され、前記誘電体層に接し、かつ前
    記一対の主表面の双方に前記誘電体層を介して接するよ
    うに前記固体電解質層が形成され、前記固体電解質層に
    電気的に接続するように前記複数の陰極を構成する陰極
    が配置され、 前記陽極、前記誘電体層、前記固体電解質層および前記
    陰極を単位素子として、複数の前記単位素子が積層され
    た請求項10に記載のコンデンサ。
  12. 【請求項12】 前記陰極引き出し部が、前記複数の単
    位素子を構成する陰極にそれぞれ接続された単一の部材
    である請求項10に記載のコンデンサ。
  13. 【請求項13】 前記陽極引き出し部がL字型に屈曲し
    て引き出された請求項10に記載のコンデンサ。
  14. 【請求項14】 一対の主表面を有する陽極と、前記一
    対の主表面の双方に形成された誘電体層と、前記誘電体
    層に接し、かつ前記一対の主表面の双方に前記誘電体層
    を介して接するように形成された固体電解質層とを含む
    単位素子を含み、前記単位素子が複数積層されており、
    さらに、複数の陽極引き出し部と単一の陰極引き出し部
    とを含み、 前記陽極がそれぞれ前記陽極引き出し部に電気的に接続
    され、前記固体電解質層が前記陰極引き出し部に電気的
    に接続され、 前記陽極引き出し部および前記陰極引き出し部が所定の
    一方向に引き出され、前記陽極引き出し部が単一の陽極
    端子に接続し、前記陰極引き出し部が単一の陰極端子に
    接続したコンデンサ。
  15. 【請求項15】 前記陽極引き出し部がL字型に屈曲し
    て引き出された請求項14に記載のコンデンサ。
  16. 【請求項16】 少なくとも誘電体層を介して交互に積
    層された複数の陽極および複数の陰極と、少なくとも一
    つの第1陽極引き出し部と、少なくとも一つの第2陽極
    引き出し部と、少なくとも一つの第1陰極引き出し部
    と、少なくとも一つの第2陰極引き出し部と、単一の第
    1陽極端子と、単一の第2陽極端子と、単一の第1陰極
    端子と、単一の第2陰極端子とを含み、 前記陽極がそれぞれ前記第1陽極引き出し部および前記
    第2陽極引き出し部に電気的に接続され、前記陰極がそ
    れぞれ前記第1陰極引き出し部および前記第2陰極引き
    出し部に電気的に接続され、前記第1陽極引き出し部、
    前記第2陽極引き出し部、前記第1陰極引き出し部およ
    び前記第2陰極引き出し部が所定の一方向に引き出さ
    れ、前記第1陽極引き出し部が前記第1陽極端子に接続
    され、前記第2陽極引き出し部が前記第2陽極端子に接
    続され、前記第1陰極引き出し部が前記第1陰極端子に
    接続され、前記第2陰極引き出し部が前記第2陰極端子
    に接続されたコンデンサ。
  17. 【請求項17】 前記第1陽極端子、前記第2陽極端
    子、前記第1陰極端子および前記第2陰極端子が、少な
    くとも、前記コンデンサの表面を構成する所定の一面か
    ら露出した請求項16に記載のコンデンサ。
  18. 【請求項18】 前記第1陽極端子、前記第2陽極端
    子、前記第1陰極端子および前記第2陰極端子の少なく
    とも一つが、前記所定の一面から、前記所定の一面に隣
    接する隣接面にわたって形成された請求項17に記載の
    コンデンサ。
  19. 【請求項19】 前記複数の陽極および前記複数の陰極
    が所定形状の主表面を有する平板であり、前記平板の端
    面の2箇所を前記所定の一方向に突出させて前記第1陽
    極引き出し部および前記第2陽極引き出し部、または前
    記第1陰極引き出し部および前記第2陰極引き出し部を
    形成した請求項16に記載のコンデンサ。
  20. 【請求項20】 前記主表面に直交する方向から見て、
    前記第1陽極端子、前記第2陽極端子、前記第1陰極端
    子および前記第2陰極端子が互いに重なり合わないよう
    に引き出された請求項19に記載のコンデンサ。
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