JPH0620890A - アルミ電解コンデンサ - Google Patents
アルミ電解コンデンサInfo
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- JPH0620890A JPH0620890A JP4172406A JP17240692A JPH0620890A JP H0620890 A JPH0620890 A JP H0620890A JP 4172406 A JP4172406 A JP 4172406A JP 17240692 A JP17240692 A JP 17240692A JP H0620890 A JPH0620890 A JP H0620890A
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- JP
- Japan
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- sealing
- metal case
- electrolytic capacitor
- aluminum electrolytic
- sealing component
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- H—ELECTRICITY
- H05—ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H05K—PRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
- H05K3/00—Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
- H05K3/30—Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor
- H05K3/306—Lead-in-hole components, e.g. affixing or retention before soldering, spacing means
-
- H—ELECTRICITY
- H05—ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H05K—PRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
- H05K3/00—Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
- H05K3/30—Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor
- H05K3/32—Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor electrically connecting electric components or wires to printed circuits
- H05K3/34—Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor electrically connecting electric components or wires to printed circuits by soldering
- H05K3/3447—Lead-in-hole components
Landscapes
- Structures For Mounting Electric Components On Printed Circuit Boards (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 アルミ電解コンデンサをプリント配線基板に
金属ケースの開口部側で直付けする際、半田付け時のエ
アー(フラックスガス)抜き効果の機能を確実に行わせ
ることができるとともに、駆動用電解液の外部への漏れ
も確実に防止できるアルミ電解コンデンサを提供するこ
とを目的とする。 【構成】 駆動用電解液を含浸させたコンデンサ素子1
1を収納する有底筒状の金属ケース14の開口部を、フ
ッソ系樹脂15aとゴム状弾性体15bを積層した第1
の封口部品15と、この第1の封口部品15より外側に
位置し、かつ金属ケース14の開口部側に突起部16a
を設けた第2の封口部品16とよりなる複合封口部品1
7により封止するように構成したものである。
金属ケースの開口部側で直付けする際、半田付け時のエ
アー(フラックスガス)抜き効果の機能を確実に行わせ
ることができるとともに、駆動用電解液の外部への漏れ
も確実に防止できるアルミ電解コンデンサを提供するこ
とを目的とする。 【構成】 駆動用電解液を含浸させたコンデンサ素子1
1を収納する有底筒状の金属ケース14の開口部を、フ
ッソ系樹脂15aとゴム状弾性体15bを積層した第1
の封口部品15と、この第1の封口部品15より外側に
位置し、かつ金属ケース14の開口部側に突起部16a
を設けた第2の封口部品16とよりなる複合封口部品1
7により封止するように構成したものである。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、各種電子機器に利用さ
れるアルミ電解コンデンサに関するものである。
れるアルミ電解コンデンサに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、電子機器の軽薄短小化に伴い、電
子機器に搭載する電子回路の小形化、長寿命化が図られ
ている。
子機器に搭載する電子回路の小形化、長寿命化が図られ
ている。
【0003】以下に従来のアルミ電解コンデンサについ
て説明する。従来のこの種のアルミ電解コンデンサは、
図5に示すように構成されていた。すなわち、アルミニ
ウム箔を電気化学的に粗面化した後陽極酸化により誘電
体酸化皮膜を形成した陽極箔と、アルミニウム箔を粗面
化した陰極箔とをセパレータを介して対極させて巻回
し、かつその終端部を粘着テープで固定することにより
コンデンサ素子1を構成し、そしてこのコンデンサ素子
1に駆動用電解液を含浸させるとともに、コンデンサ素
子1をアルミニウム材よりなる有底円筒状の金属ケース
2内に収納し、その後、前記金属ケース2の一端開口部
を内部の駆動用電解液が蒸発しないように封口体3によ
って封止し、さらに前記コンデンサ素子1の陽極箔と陰
極箔に接続された陽極リード線4と陰極リード線5を封
口体3の内部を貫通させて外部に引き出すことにより、
アルミ電解コンデンサを構成していた。
て説明する。従来のこの種のアルミ電解コンデンサは、
図5に示すように構成されていた。すなわち、アルミニ
ウム箔を電気化学的に粗面化した後陽極酸化により誘電
体酸化皮膜を形成した陽極箔と、アルミニウム箔を粗面
化した陰極箔とをセパレータを介して対極させて巻回
し、かつその終端部を粘着テープで固定することにより
コンデンサ素子1を構成し、そしてこのコンデンサ素子
1に駆動用電解液を含浸させるとともに、コンデンサ素
子1をアルミニウム材よりなる有底円筒状の金属ケース
2内に収納し、その後、前記金属ケース2の一端開口部
を内部の駆動用電解液が蒸発しないように封口体3によ
って封止し、さらに前記コンデンサ素子1の陽極箔と陰
極箔に接続された陽極リード線4と陰極リード線5を封
口体3の内部を貫通させて外部に引き出すことにより、
アルミ電解コンデンサを構成していた。
【0004】特にアルミ電解コンデンサの寿命性能は内
部の駆動用電解液の蒸発速度に大きく左右されるもの
で、従来のアルミ電解コンデンサは長寿命化をはかるた
めに、前記封口体3をゴム単体の成形品から図5に示す
ように、フッソ系樹脂3aとゴム3bとを積層した成形
品あるいは図示していないが、フェノール樹脂積層板と
ゴムとを積層した成形品に替えている。
部の駆動用電解液の蒸発速度に大きく左右されるもの
で、従来のアルミ電解コンデンサは長寿命化をはかるた
めに、前記封口体3をゴム単体の成形品から図5に示す
ように、フッソ系樹脂3aとゴム3bとを積層した成形
品あるいは図示していないが、フェノール樹脂積層板と
ゴムとを積層した成形品に替えている。
【0005】以上のように構成されたアルミ電解コンデ
ンサは、近年のプリント配線基板への高密度実装化の流
れの中で図6に示すように、アルミ電解コンデンサ本体
6をプリント配線基板7に金属ケース2の開口部側で直
付けし、そしてアルミ電解コンデンサ本体6の陽極リー
ド線4と陰極リード線5をプリント配線基板7の孔7a
に貫通させて折り曲げ、半田付け8によって高密度実装
を行っていた。
ンサは、近年のプリント配線基板への高密度実装化の流
れの中で図6に示すように、アルミ電解コンデンサ本体
6をプリント配線基板7に金属ケース2の開口部側で直
付けし、そしてアルミ電解コンデンサ本体6の陽極リー
ド線4と陰極リード線5をプリント配線基板7の孔7a
に貫通させて折り曲げ、半田付け8によって高密度実装
を行っていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の構成では、封口体3を構成するゴム3bの表面形状
が平らであるため、アルミ電解コンデンサ本体6をプリ
ント配線基板7に金属ケース2の開口部側で直付けし、
そしてアルミ電解コンデンサ本体6の陽極リード線4と
陰極リード線5をプリント配線基板7の孔7aに貫通さ
せて折り曲げ、半田付け8によって高密度実装すると、
金属ケース2のカーリング部2aがプリント配線基板7
に当接することになるため、アルミ電解コンデンサ本体
6とプリント配線基板7との間に空間9が形成される
が、この空間9は金属ケース2のカーリング部2aで囲
われた形となっているため、アルミ電解コンデンサ本体
6をプリント配線基板7に半田付け8によって高密度実
装する際、加熱されたエアー(フラックスガス)は前記
空間9からは外へ逃げられず、その結果、トンネル半田
等の半田付け不良が発生するという問題点を有してい
た。
来の構成では、封口体3を構成するゴム3bの表面形状
が平らであるため、アルミ電解コンデンサ本体6をプリ
ント配線基板7に金属ケース2の開口部側で直付けし、
そしてアルミ電解コンデンサ本体6の陽極リード線4と
陰極リード線5をプリント配線基板7の孔7aに貫通さ
せて折り曲げ、半田付け8によって高密度実装すると、
金属ケース2のカーリング部2aがプリント配線基板7
に当接することになるため、アルミ電解コンデンサ本体
6とプリント配線基板7との間に空間9が形成される
が、この空間9は金属ケース2のカーリング部2aで囲
われた形となっているため、アルミ電解コンデンサ本体
6をプリント配線基板7に半田付け8によって高密度実
装する際、加熱されたエアー(フラックスガス)は前記
空間9からは外へ逃げられず、その結果、トンネル半田
等の半田付け不良が発生するという問題点を有してい
た。
【0007】本発明は、このような従来の問題点を解決
するもので、アルミ電解コンデンサをプリント配線基板
に金属ケースの開口部側で直付けする際、半田付け時の
エアー(フラックスガス)抜き効果の機能を確実に行わ
せることができるとともに、駆動用電解液の外部への漏
れも確実に防止できるアルミ電解コンデンサを提供する
ことを目的とするものである。
するもので、アルミ電解コンデンサをプリント配線基板
に金属ケースの開口部側で直付けする際、半田付け時の
エアー(フラックスガス)抜き効果の機能を確実に行わ
せることができるとともに、駆動用電解液の外部への漏
れも確実に防止できるアルミ電解コンデンサを提供する
ことを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明のアルミ電解コンデンサは、陽極箔および陰極
箔をセパレータを介して巻回し、かつ駆動用電解液を含
浸させて構成したコンデンサ素子と、このコンデンサ素
子を収納する有底筒状の金属ケースとを備え、前記金属
ケースの開口部を、第1の封口部品と、この第1の封口
部品より外側に位置し、かつ金属ケースの開口部側に突
起部を設けた第2の封口部品とよりなる複合封口部品に
より封止したものである。
に本発明のアルミ電解コンデンサは、陽極箔および陰極
箔をセパレータを介して巻回し、かつ駆動用電解液を含
浸させて構成したコンデンサ素子と、このコンデンサ素
子を収納する有底筒状の金属ケースとを備え、前記金属
ケースの開口部を、第1の封口部品と、この第1の封口
部品より外側に位置し、かつ金属ケースの開口部側に突
起部を設けた第2の封口部品とよりなる複合封口部品に
より封止したものである。
【0009】
【作用】上記のように構成されたアルミ電解コンデンサ
によれば、駆動用電解液を含浸させたコンデンサ素子を
有底筒状の金属ケース内に収納し、かつこの金属ケース
の開口部を、第1の封口部品と、この第1の封口部品よ
り外側に位置し、かつ金属ケースの開口部側に突起部を
設けた第2の封口部品とよりなる複合封口部品により封
止するようにしているため、第1の封口部品で金属ケー
ス内部の駆動用電解液の蒸発速度を低減させてアルミ電
解コンデンサの寿命を延ばすことができ、またこのアル
ミ電解コンデンサをプリント配線基板に金属ケースの開
口部側で半田付けによって直付けする場合、プリント配
線基板には第2の封口部品の突起部が当接することにな
るため、半田付け時において加熱されたエアー(フラッ
クスガス)は第2の封口部品に設けた突起部とプリント
配線基板との間に形成される空隙を通って逃げることに
なり、これにより、トンネル半田等の半田付け不良を確
実に防止することができる。そしてまた本発明のアルミ
電解コンデンサは、第1の封口部品と、金属ケースの開
口部側に突起部を設けた第2の封口部品とよりなる複合
封口構造を採用しているため、金属ケース内部の駆動用
電解液の蒸発速度を二重に低減させることができるとと
もに、第1の封口部品より駆動用電解液が漏れても第2
の封口部品で止めることができ、これにより、駆動用電
解液の漏れによる不具合も確実になくすることができ
る。
によれば、駆動用電解液を含浸させたコンデンサ素子を
有底筒状の金属ケース内に収納し、かつこの金属ケース
の開口部を、第1の封口部品と、この第1の封口部品よ
り外側に位置し、かつ金属ケースの開口部側に突起部を
設けた第2の封口部品とよりなる複合封口部品により封
止するようにしているため、第1の封口部品で金属ケー
ス内部の駆動用電解液の蒸発速度を低減させてアルミ電
解コンデンサの寿命を延ばすことができ、またこのアル
ミ電解コンデンサをプリント配線基板に金属ケースの開
口部側で半田付けによって直付けする場合、プリント配
線基板には第2の封口部品の突起部が当接することにな
るため、半田付け時において加熱されたエアー(フラッ
クスガス)は第2の封口部品に設けた突起部とプリント
配線基板との間に形成される空隙を通って逃げることに
なり、これにより、トンネル半田等の半田付け不良を確
実に防止することができる。そしてまた本発明のアルミ
電解コンデンサは、第1の封口部品と、金属ケースの開
口部側に突起部を設けた第2の封口部品とよりなる複合
封口構造を採用しているため、金属ケース内部の駆動用
電解液の蒸発速度を二重に低減させることができるとと
もに、第1の封口部品より駆動用電解液が漏れても第2
の封口部品で止めることができ、これにより、駆動用電
解液の漏れによる不具合も確実になくすることができ
る。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面を参照
しながら説明する。図1は本発明の一実施例におけるア
ルミ電解コンデンサの破断正面図を示したもので、この
図1において、11はコンデンサ素子で、このコンデン
サ素子11は、アルミニウム箔を電気化学的に粗面化し
た後陽極酸化により誘電体酸化皮膜を形成した陽極箔
と、アルミニウム箔を粗面化した陰極箔とをセパレータ
を介して対極させて巻回し、かつその終端部を粘着テー
プで固定することにより構成されている。そして、この
コンデンサ素子11の陽極箔と陰極箔には、陽極リード
線12と陰極リード線13が接続されている。またこの
コンデンサ素子11には駆動用電解液を含浸させるとと
もに、このコンデンサ素子11をアルミニウム材よりな
る有底円筒状の金属ケース14内に収納し、その後、前
記金属ケース14の一端開口部を、金属ケース14の内
部の駆動用電解液が蒸発しないように第1の封口部品1
5と、第2の封口部品16とよりなる複合封口部品17
により封止している。そして第1の封口部品15は、内
部の駆動用電解液の蒸発速度を低減させるためにフッソ
系樹脂15aとゴム状弾性体15bを積層した封口体を
採用しており、かつこの第1の封口部品15には、前記
陽極リード線12と陰極リード線13を貫通させる貫通
孔15a′,15b′を設けている。
しながら説明する。図1は本発明の一実施例におけるア
ルミ電解コンデンサの破断正面図を示したもので、この
図1において、11はコンデンサ素子で、このコンデン
サ素子11は、アルミニウム箔を電気化学的に粗面化し
た後陽極酸化により誘電体酸化皮膜を形成した陽極箔
と、アルミニウム箔を粗面化した陰極箔とをセパレータ
を介して対極させて巻回し、かつその終端部を粘着テー
プで固定することにより構成されている。そして、この
コンデンサ素子11の陽極箔と陰極箔には、陽極リード
線12と陰極リード線13が接続されている。またこの
コンデンサ素子11には駆動用電解液を含浸させるとと
もに、このコンデンサ素子11をアルミニウム材よりな
る有底円筒状の金属ケース14内に収納し、その後、前
記金属ケース14の一端開口部を、金属ケース14の内
部の駆動用電解液が蒸発しないように第1の封口部品1
5と、第2の封口部品16とよりなる複合封口部品17
により封止している。そして第1の封口部品15は、内
部の駆動用電解液の蒸発速度を低減させるためにフッソ
系樹脂15aとゴム状弾性体15bを積層した封口体を
採用しており、かつこの第1の封口部品15には、前記
陽極リード線12と陰極リード線13を貫通させる貫通
孔15a′,15b′を設けている。
【0011】また第2の封口部品16は、第1の封口部
品15より外側に位置し、かつ金属ケース14の開口部
側の略中央部に、図2に示すように突起部16aをゴム
状弾性体により一体に形成している。さらにこの第2の
封口部品16には、前記陽極リード線12と陰極リード
線13を貫通させる貫通孔16b,16cを設け、この
貫通孔16b,16cを通して前記陽極リード線12と
陰極リード線13を外部に引き出すとともに、金属ケー
ス14の開口部をカーリング封止することにより、アル
ミ電解コンデンサ本体18を構成している。
品15より外側に位置し、かつ金属ケース14の開口部
側の略中央部に、図2に示すように突起部16aをゴム
状弾性体により一体に形成している。さらにこの第2の
封口部品16には、前記陽極リード線12と陰極リード
線13を貫通させる貫通孔16b,16cを設け、この
貫通孔16b,16cを通して前記陽極リード線12と
陰極リード線13を外部に引き出すとともに、金属ケー
ス14の開口部をカーリング封止することにより、アル
ミ電解コンデンサ本体18を構成している。
【0012】以上のように構成されたアルミ電解コンデ
ンサのプリント配線基板への取付けについて、図3を用
いて説明する。アルミ電解コンデンサ本体18をプリン
ト配線基板19に金属ケース14の開口部側で半田付け
20によって直付けすると、プリント配線基板19には
第2の封口部品16の突起部16aが当接することにな
るため、半田付け時において加熱されたエアー(フラッ
クスガス)は、第2の封口部品16に設けた突起部16
aの存在によりアルミ電解コンデンサ本体18とプリン
ト配線基板19との間に形成される空隙21を通って逃
げることになり、これにより、トンネル半田等の半田付
け不良を確実に防止することができるものである。
ンサのプリント配線基板への取付けについて、図3を用
いて説明する。アルミ電解コンデンサ本体18をプリン
ト配線基板19に金属ケース14の開口部側で半田付け
20によって直付けすると、プリント配線基板19には
第2の封口部品16の突起部16aが当接することにな
るため、半田付け時において加熱されたエアー(フラッ
クスガス)は、第2の封口部品16に設けた突起部16
aの存在によりアルミ電解コンデンサ本体18とプリン
ト配線基板19との間に形成される空隙21を通って逃
げることになり、これにより、トンネル半田等の半田付
け不良を確実に防止することができるものである。
【0013】また、上記本発明の一実施例においては、
第2の封口部品16を弾性を有するゴム状弾性体で形成
しているため、この第2の封口部品16でも封止性を確
保することができ、その結果、アルミ電解コンデンサ本
体18からの駆動用電解液の透過は第1の封口部品15
の封止部と第2の封口部品16の封止部との二段階で抑
制できるため、寿命性能の向上が図れる。また、冷熱衝
撃試験等で万一、第1の封口部品15の封止部から駆動
用電解液が漏れたとしても第2の封口部品16の封止部
で遮断することができるため、駆動用電解液の漏れによ
るプリント配線基板19の損傷等の二次災害も確実に防
止でき、安全性を向上させることができるものである。
第2の封口部品16を弾性を有するゴム状弾性体で形成
しているため、この第2の封口部品16でも封止性を確
保することができ、その結果、アルミ電解コンデンサ本
体18からの駆動用電解液の透過は第1の封口部品15
の封止部と第2の封口部品16の封止部との二段階で抑
制できるため、寿命性能の向上が図れる。また、冷熱衝
撃試験等で万一、第1の封口部品15の封止部から駆動
用電解液が漏れたとしても第2の封口部品16の封止部
で遮断することができるため、駆動用電解液の漏れによ
るプリント配線基板19の損傷等の二次災害も確実に防
止でき、安全性を向上させることができるものである。
【0014】なお、図1に示す本発明の一実施例におい
ては、第1の封口部品15として、フッソ系樹脂15a
とゴム状弾性体15bを積層した封口体を採用したもの
について説明したが、これ以外に、フッソ系樹脂15a
に替わる非ゴム状弾性体とゴム状弾性体を積層した封口
体、図4に示すようなゴム状弾性体の単体よりなる封口
体、非ゴム状弾性体の単体よりなる封口体のいずれかを
第1の封口部品15として採用した場合でも、上記本発
明の一実施例と同様の作用効果を奏するものである。
ては、第1の封口部品15として、フッソ系樹脂15a
とゴム状弾性体15bを積層した封口体を採用したもの
について説明したが、これ以外に、フッソ系樹脂15a
に替わる非ゴム状弾性体とゴム状弾性体を積層した封口
体、図4に示すようなゴム状弾性体の単体よりなる封口
体、非ゴム状弾性体の単体よりなる封口体のいずれかを
第1の封口部品15として採用した場合でも、上記本発
明の一実施例と同様の作用効果を奏するものである。
【0015】
【発明の効果】以上のように本発明のアルミ電解コンデ
ンサによれば、駆動用電解液を含浸させたコンデンサ素
子を有底筒状の金属ケース内に収納し、かつこの金属ケ
ースの開口部を、第1の封口部品と、この第1の封口部
品より外側に位置し、かつ金属ケースの開口部側に突起
部を設けた第2の封口部品とよりなる複合封口部品によ
り封止するようにしているため、第1の封口部品で金属
ケース内部の駆動用電解液の蒸発速度を低減させてアル
ミ電解コンデンサの寿命を延ばすことができ、またこの
アルミ電解コンデンサをプリント配線基板に金属ケース
の開口部側で半田付けによって直付けする場合、プリン
ト配線基板には第2の封口部品の突起部が当接すること
になるため、半田付け時において加熱されたエアー(フ
ラックス)は第2の封口部品に設けた突起部とプリント
配線基板との間に形成される空隙を通って逃げることに
なり、これにより、トンネル半田等の半田付け不良を確
実に防止することができる。
ンサによれば、駆動用電解液を含浸させたコンデンサ素
子を有底筒状の金属ケース内に収納し、かつこの金属ケ
ースの開口部を、第1の封口部品と、この第1の封口部
品より外側に位置し、かつ金属ケースの開口部側に突起
部を設けた第2の封口部品とよりなる複合封口部品によ
り封止するようにしているため、第1の封口部品で金属
ケース内部の駆動用電解液の蒸発速度を低減させてアル
ミ電解コンデンサの寿命を延ばすことができ、またこの
アルミ電解コンデンサをプリント配線基板に金属ケース
の開口部側で半田付けによって直付けする場合、プリン
ト配線基板には第2の封口部品の突起部が当接すること
になるため、半田付け時において加熱されたエアー(フ
ラックス)は第2の封口部品に設けた突起部とプリント
配線基板との間に形成される空隙を通って逃げることに
なり、これにより、トンネル半田等の半田付け不良を確
実に防止することができる。
【0016】そしてまた本発明のアルミ電解コンデンサ
は、第1の封口部品と、金属ケースの開口部側に突起部
を設けた第2の封口部品とよりなる複合封口構造を採用
しているため、金属ケース内部の駆動用電解液の蒸発速
度を二重に低減させることができるとともに、第1の封
口部品より駆動用電解液が漏れても第2の封口部品で止
めることができ、これにより、駆動用電解液の漏れによ
る不具合も確実になくすることができるものである。
は、第1の封口部品と、金属ケースの開口部側に突起部
を設けた第2の封口部品とよりなる複合封口構造を採用
しているため、金属ケース内部の駆動用電解液の蒸発速
度を二重に低減させることができるとともに、第1の封
口部品より駆動用電解液が漏れても第2の封口部品で止
めることができ、これにより、駆動用電解液の漏れによ
る不具合も確実になくすることができるものである。
【図1】本発明の一実施例を示すアルミ電解コンデンサ
の一部破断正面図
の一部破断正面図
【図2】同アルミ電解コンデンサにおける第2の封口部
品を示す斜視図
品を示す斜視図
【図3】同アルミ電解コンデンサのプリント配線基板へ
の取付けを示す一部破断正面図
の取付けを示す一部破断正面図
【図4】本発明の他の実施例を示すアルミ電解コンデン
サの一部破断正面図
サの一部破断正面図
【図5】従来のアルミ電解コンデンサの一部破断正面図
【図6】同アルミ電解コンデンサのプリント配線基板へ
の取付けを示す一部破断正面図
の取付けを示す一部破断正面図
11 コンデンサ素子 14 金属ケース 15 第1の封口部品 15a フッソ系樹脂 15b ゴム状弾性体 16 第2の封口部品 16a 突起部 17 複合封口部品
フロントページの続き (72)発明者 森下 進 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内
Claims (3)
- 【請求項1】陽極箔および陰極箔をセパレータを介して
巻回しかつ駆動用電解液を含浸させて構成したコンデン
サ素子と、このコンデンサ素子を収納する有底筒状の金
属ケースとを備え、前記金属ケースの開口部を、第1の
封口部品と、この第1の封口部品より外側に位置し、か
つ金属ケースの開口部側に突起部を設けた第2の封口部
品とよりなる複合封口部品により封止したアルミ電解コ
ンデンサ。 - 【請求項2】第1の封口部品は、フッソ系樹脂とゴム状
弾性体の積層封口体、非ゴム状弾性体とゴム状弾性体の
積層封口体、ゴム状弾性体よりなる封口体、非ゴム状弾
性体よりなる封口体のいずれかを使用してなる請求項1
記載のアルミ電解コンデンサ。 - 【請求項3】第2の封口部品は、ゴム状弾性体よりなる
封口体を使用してなる請求項1記載のアルミ電解コンデ
ンサ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4172406A JPH0620890A (ja) | 1992-06-30 | 1992-06-30 | アルミ電解コンデンサ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4172406A JPH0620890A (ja) | 1992-06-30 | 1992-06-30 | アルミ電解コンデンサ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0620890A true JPH0620890A (ja) | 1994-01-28 |
Family
ID=15941367
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4172406A Pending JPH0620890A (ja) | 1992-06-30 | 1992-06-30 | アルミ電解コンデンサ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0620890A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003133176A (ja) * | 2001-10-24 | 2003-05-09 | Japan Carlit Co Ltd:The | 薄型固体電解コンデンサ及びその製造方法 |
JP2003142335A (ja) * | 2001-11-02 | 2003-05-16 | Japan Carlit Co Ltd:The | 薄型固体電解コンデンサ及びその製造方法 |
JP2003158042A (ja) * | 2001-11-21 | 2003-05-30 | Japan Carlit Co Ltd:The | 三端子薄型アルミ固体電解コンデンサ |
US10051243B2 (en) | 2010-09-07 | 2018-08-14 | Dai Nippon Printing Co., Ltd. | Scanner device and device for measuring three-dimensional shape of object |
JP2018137264A (ja) * | 2017-02-20 | 2018-08-30 | サン電子工業株式会社 | 電解コンデンサ用封口体、電解コンデンサ及びこれらの製造方法 |
-
1992
- 1992-06-30 JP JP4172406A patent/JPH0620890A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JP2003158042A (ja) * | 2001-11-21 | 2003-05-30 | Japan Carlit Co Ltd:The | 三端子薄型アルミ固体電解コンデンサ |
US10051243B2 (en) | 2010-09-07 | 2018-08-14 | Dai Nippon Printing Co., Ltd. | Scanner device and device for measuring three-dimensional shape of object |
JP2018137264A (ja) * | 2017-02-20 | 2018-08-30 | サン電子工業株式会社 | 電解コンデンサ用封口体、電解コンデンサ及びこれらの製造方法 |
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