JPH0661108A - アルミ電解コンデンサ - Google Patents
アルミ電解コンデンサInfo
- Publication number
- JPH0661108A JPH0661108A JP20774692A JP20774692A JPH0661108A JP H0661108 A JPH0661108 A JP H0661108A JP 20774692 A JP20774692 A JP 20774692A JP 20774692 A JP20774692 A JP 20774692A JP H0661108 A JPH0661108 A JP H0661108A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- metal case
- capacitor
- aluminum
- electrolytic capacitor
- foil
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 外部からの熱による内圧上昇を招くこともな
く、この内圧上昇によるコンデンサの開弁や、熱ストレ
スによる電解液や電極箔の劣化も防止することができる
信頼性の高いアルミ電解コンデンサを提供することを目
的とする。 【構成】 陽極箔と陰極箔をセパレータを介して巻回
し、かつ駆動用電解液を含浸させて構成したコンデンサ
素子11を収納する有底筒状の金属ケース12として、
アルミニウム材よりなる外側の金属ケース12aとアル
ミニウム材よりなる内側の金属ケース12bとの間にア
ルミニウムより熱伝導性の低い材料12cを介在させた
三重構造の金属ケースを用いた構成としたものである。
く、この内圧上昇によるコンデンサの開弁や、熱ストレ
スによる電解液や電極箔の劣化も防止することができる
信頼性の高いアルミ電解コンデンサを提供することを目
的とする。 【構成】 陽極箔と陰極箔をセパレータを介して巻回
し、かつ駆動用電解液を含浸させて構成したコンデンサ
素子11を収納する有底筒状の金属ケース12として、
アルミニウム材よりなる外側の金属ケース12aとアル
ミニウム材よりなる内側の金属ケース12bとの間にア
ルミニウムより熱伝導性の低い材料12cを介在させた
三重構造の金属ケースを用いた構成としたものである。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は音響用電子機器などに利
用されるアルミ電解コンデンサに関するものである。
用されるアルミ電解コンデンサに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のアルミ電解コンデンサ
は、図3に示すように、弁作用金属箔を粗面化した後、
陽極酸化により誘電体酸化皮膜を形成したものを陽極箔
とし、この陽極箔と、これに対極する陰極箔とをセパレ
ータを介して巻回することによりコンデンサ素子1を構
成し、そしてこのコンデンサ素子1に駆動用電解液を含
浸させるとともに、このコンデンサ素子1をアルミニウ
ム材よりなる有底円筒状の金属ケース2内に収納し、そ
の後、この金属ケース2の開口部に、内部の駆動用電解
液が蒸発しないように封口体3を装着することにより構
成していた。4はコンデンサ素子1から導出されたリー
ド線である。
は、図3に示すように、弁作用金属箔を粗面化した後、
陽極酸化により誘電体酸化皮膜を形成したものを陽極箔
とし、この陽極箔と、これに対極する陰極箔とをセパレ
ータを介して巻回することによりコンデンサ素子1を構
成し、そしてこのコンデンサ素子1に駆動用電解液を含
浸させるとともに、このコンデンサ素子1をアルミニウ
ム材よりなる有底円筒状の金属ケース2内に収納し、そ
の後、この金属ケース2の開口部に、内部の駆動用電解
液が蒸発しないように封口体3を装着することにより構
成していた。4はコンデンサ素子1から導出されたリー
ド線である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来のアルミ電解コンデンサにおける金属ケース2
は、外部からの熱をコンデンサの内部に伝えやすく、こ
れにより、コンデンサの内部温度を上昇させて内圧を高
め、コンデンサの寿命を短くしたり、はんだ付け時の熱
ストレスに対して弱いという問題点があった。
た従来のアルミ電解コンデンサにおける金属ケース2
は、外部からの熱をコンデンサの内部に伝えやすく、こ
れにより、コンデンサの内部温度を上昇させて内圧を高
め、コンデンサの寿命を短くしたり、はんだ付け時の熱
ストレスに対して弱いという問題点があった。
【0004】本発明はこのような従来の問題点を解決す
るもので、外部からの熱による内圧上昇を招くこともな
く、この内圧上昇によるコンデンサの開弁や、熱ストレ
スによる電解液や電極箔の劣化も防止することができる
信頼性の高いアルミ電解コンデンサを提供することを目
的とするものである。
るもので、外部からの熱による内圧上昇を招くこともな
く、この内圧上昇によるコンデンサの開弁や、熱ストレ
スによる電解液や電極箔の劣化も防止することができる
信頼性の高いアルミ電解コンデンサを提供することを目
的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明のアルミ電解コンデンサは、陽極箔と陰極箔を
セパレータを介して巻回し、かつ駆動用電解液を含浸さ
せて構成したコンデンサ素子と、このコンデンサ素子を
収納する有底筒状の金属ケースと、この金属ケースの開
口部を封口する封口部材とを備え、前記金属ケースとし
て、アルミニウム材よりなる外側の金属ケースとアルミ
ニウム材よりなる内側の金属ケースとの間にアルミニウ
ムより熱伝導性の低い材料を介在させた三重構造の金属
ケースを用いたものである。
に本発明のアルミ電解コンデンサは、陽極箔と陰極箔を
セパレータを介して巻回し、かつ駆動用電解液を含浸さ
せて構成したコンデンサ素子と、このコンデンサ素子を
収納する有底筒状の金属ケースと、この金属ケースの開
口部を封口する封口部材とを備え、前記金属ケースとし
て、アルミニウム材よりなる外側の金属ケースとアルミ
ニウム材よりなる内側の金属ケースとの間にアルミニウ
ムより熱伝導性の低い材料を介在させた三重構造の金属
ケースを用いたものである。
【0006】
【作用】上記構成のアルミ電解コンデンサによれば、コ
ンデンサ素子を収納する金属ケースとして、アルミニウ
ム材よりなる外側の金属ケースとアルミニウム材よりな
る内側の金属ケースとの間にアルミニウムより熱伝導性
の低い材料を介在させた三重構造の金属ケースを用いて
いるため、外部からの熱はコンデンサの内部に伝わりに
くくなり、その結果、コンデンサの内部温度の上昇を抑
えることができる。
ンデンサ素子を収納する金属ケースとして、アルミニウ
ム材よりなる外側の金属ケースとアルミニウム材よりな
る内側の金属ケースとの間にアルミニウムより熱伝導性
の低い材料を介在させた三重構造の金属ケースを用いて
いるため、外部からの熱はコンデンサの内部に伝わりに
くくなり、その結果、コンデンサの内部温度の上昇を抑
えることができる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例を添付図面にもとづ
いて説明する。
いて説明する。
【0008】図1,図2において、11はコンデンサ素
子で、このコンデンサ素子11は、弁作用金属であるア
ルミニウム箔を粗面化した後、陽極酸化により誘電体酸
化皮膜を形成したものを陽極箔とし、この陽極箔と、こ
れに対極する陰極箔とをセパレータを介して巻回するこ
とにより構成されている。
子で、このコンデンサ素子11は、弁作用金属であるア
ルミニウム箔を粗面化した後、陽極酸化により誘電体酸
化皮膜を形成したものを陽極箔とし、この陽極箔と、こ
れに対極する陰極箔とをセパレータを介して巻回するこ
とにより構成されている。
【0009】そしてこのコンデンサ素子11には駆動用
電解液が含浸され、その後、このコンデンサ素子11を
有底円筒状の三重構造の金属ケース12内に装備し、か
つこの金属ケース12の一端開口部に封口部材13を装
着して金属ケース12の一端開口部側を絞り加工するこ
とにより封口を行っている。14はコンデンサ素子11
から導出されたリード線である。
電解液が含浸され、その後、このコンデンサ素子11を
有底円筒状の三重構造の金属ケース12内に装備し、か
つこの金属ケース12の一端開口部に封口部材13を装
着して金属ケース12の一端開口部側を絞り加工するこ
とにより封口を行っている。14はコンデンサ素子11
から導出されたリード線である。
【0010】そして前記金属ケース12は、図2に示す
ように、アルミニウム材よりなる外側の金属ケース12
aと、アルミニウム材よりなる内側の金属ケース12b
からなっており、そして両者12a,12bの間にアル
ミニウムよりも熱伝導性の低い材料12cを介在させて
三重構造に構成しているものである。
ように、アルミニウム材よりなる外側の金属ケース12
aと、アルミニウム材よりなる内側の金属ケース12b
からなっており、そして両者12a,12bの間にアル
ミニウムよりも熱伝導性の低い材料12cを介在させて
三重構造に構成しているものである。
【0011】上記した構造のアルミ電解コンデンサによ
れば、金属ケース12として、アルミニウム材よりなる
外側の金属ケース12aとアルミニウム材よりなる内側
の金属ケース12bとの間にアルミニウムよりも熱伝導
性の低い材料12cを介在させた三重構造の金属ケース
12を用いているため、この三重構造における外側の金
属ケース12aと内側の金属ケース12bとの間に介在
されるアルミニウムよりも熱伝導性の低い材料12cの
存在により、本発明のアルミ電解コンデンサは図3に示
す従来のアルミ電解コンデンサに比較して、外部からの
熱がコンデンサの内部に伝わりにくくなり、その結果、
このアルミ電解コンデンサを回路基板に実装して使用し
た場合に、はんだ付け時のはんだ熱や、トランスなどの
外部機器の温度上昇があったとしても、その温度上昇に
よるコンデンサの内部の温度上昇は抑えることができる
ため、コンデンサの内圧の上昇によるコンデンサの開弁
や、熱ストレスによる電解液や電極箔の劣化も防止する
ことができる。
れば、金属ケース12として、アルミニウム材よりなる
外側の金属ケース12aとアルミニウム材よりなる内側
の金属ケース12bとの間にアルミニウムよりも熱伝導
性の低い材料12cを介在させた三重構造の金属ケース
12を用いているため、この三重構造における外側の金
属ケース12aと内側の金属ケース12bとの間に介在
されるアルミニウムよりも熱伝導性の低い材料12cの
存在により、本発明のアルミ電解コンデンサは図3に示
す従来のアルミ電解コンデンサに比較して、外部からの
熱がコンデンサの内部に伝わりにくくなり、その結果、
このアルミ電解コンデンサを回路基板に実装して使用し
た場合に、はんだ付け時のはんだ熱や、トランスなどの
外部機器の温度上昇があったとしても、その温度上昇に
よるコンデンサの内部の温度上昇は抑えることができる
ため、コンデンサの内圧の上昇によるコンデンサの開弁
や、熱ストレスによる電解液や電極箔の劣化も防止する
ことができる。
【0012】
【発明の効果】以上のように本発明のアルミ電解コンデ
ンサは、コンデンサ素子を収納する金属ケースとして、
アルミニウム材よりなる外側の金属ケースとアルミニウ
ム材よりなる内側の金属ケースとの間にアルミニウムよ
り熱伝導性の低い材料を介在させた三重構造の金属ケー
スを用いているため、このアルミ電解コンデンサを回路
基板に実装して使用した場合に、はんだ付け時のはんだ
熱や、トランスなどの外部機器の温度上昇があったとし
ても、その温度上昇によるコンデンサの内部の温度上昇
は三重構造の金属ケースの存在により抑えることがで
き、その結果、コンデンサの内圧の上昇によるコンデン
サの開弁や、熱ストレスによる電解液や電極箔の劣化も
防止することができるものである。
ンサは、コンデンサ素子を収納する金属ケースとして、
アルミニウム材よりなる外側の金属ケースとアルミニウ
ム材よりなる内側の金属ケースとの間にアルミニウムよ
り熱伝導性の低い材料を介在させた三重構造の金属ケー
スを用いているため、このアルミ電解コンデンサを回路
基板に実装して使用した場合に、はんだ付け時のはんだ
熱や、トランスなどの外部機器の温度上昇があったとし
ても、その温度上昇によるコンデンサの内部の温度上昇
は三重構造の金属ケースの存在により抑えることがで
き、その結果、コンデンサの内圧の上昇によるコンデン
サの開弁や、熱ストレスによる電解液や電極箔の劣化も
防止することができるものである。
【図1】本発明の一実施例を示すアルミ電解コンデンサ
の縦断面図
の縦断面図
【図2】同コンデンサにおける三重構造の金属ケースの
断面図
断面図
【図3】従来例を示すアルミ電解コンデンサの縦断面図
11 コンデンサ素子 12 金属ケース 12a 外側の金属ケース 12b 内側の金属ケース 12c 熱伝導性の低い材料 13 封口部材
Claims (1)
- 【請求項1】陽極箔と陰極箔をセパレータを介して巻回
し、かつ駆動用電解液を含浸させて構成したコンデンサ
素子と、このコンデンサ素子を収納する有底筒状の金属
ケースと、この金属ケースの開口部を封口する封口部材
とを備え、前記金属ケースとして、アルミニウム材より
なる外側の金属ケースとアルミニウム材よりなる内側の
金属ケースとの間にアルミニウムより熱伝導性の低い材
料を介在させた三重構造の金属ケースを用いたアルミ電
解コンデンサ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20774692A JPH0661108A (ja) | 1992-08-04 | 1992-08-04 | アルミ電解コンデンサ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20774692A JPH0661108A (ja) | 1992-08-04 | 1992-08-04 | アルミ電解コンデンサ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0661108A true JPH0661108A (ja) | 1994-03-04 |
Family
ID=16544857
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20774692A Pending JPH0661108A (ja) | 1992-08-04 | 1992-08-04 | アルミ電解コンデンサ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0661108A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11785703B2 (en) | 2021-03-22 | 2023-10-10 | Kioxia Corporation | Semiconductor storage device and heat dissipator |
-
1992
- 1992-08-04 JP JP20774692A patent/JPH0661108A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11785703B2 (en) | 2021-03-22 | 2023-10-10 | Kioxia Corporation | Semiconductor storage device and heat dissipator |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH1116790A (ja) | アルミ電解コンデンサ | |
JPH1022177A (ja) | ケース入りコンデンサ | |
JPH0661108A (ja) | アルミ電解コンデンサ | |
JPH0620890A (ja) | アルミ電解コンデンサ | |
JPH10223477A (ja) | ケース入りコンデンサ | |
JP3177712B2 (ja) | 電解コンデンサの製造方法 | |
JP2565269Y2 (ja) | 電解コンデンサ | |
JP2615455B2 (ja) | 電解コンデンサ | |
JP2606297B2 (ja) | 電子部品 | |
JPH0231781Y2 (ja) | ||
JPH0614464Y2 (ja) | 横置型電解コンデンサ | |
JP2000114115A (ja) | 電解コンデンサ | |
JP3099372B2 (ja) | アルミ電解コンデンサ | |
JPH11219854A (ja) | 電解コンデンサ | |
JPS607479Y2 (ja) | 端子同一方向形電解コンデンサ | |
JPH11283882A (ja) | 電解コンデンサ | |
JPS6228755Y2 (ja) | ||
JP2000021691A (ja) | アルミ電解コンデンサ | |
JPH10256100A (ja) | アルミ電解コンデンサ | |
JPH0389510A (ja) | アルミ電解コンデンサ | |
JPH03248521A (ja) | 偏平形アルミ電解コンデンサの製造方法 | |
JPH07226340A (ja) | アルミ電解コンデンサ | |
JP2575917Y2 (ja) | 電解コンデンサ用封口体 | |
JPH03248522A (ja) | 偏平形アルミ電解コンデンサ | |
JPH0620889A (ja) | アルミ電解コンデンサ |