JPH066564Y2 - 誘電体共振器を有する回路装置 - Google Patents
誘電体共振器を有する回路装置Info
- Publication number
- JPH066564Y2 JPH066564Y2 JP1987117021U JP11702187U JPH066564Y2 JP H066564 Y2 JPH066564 Y2 JP H066564Y2 JP 1987117021 U JP1987117021 U JP 1987117021U JP 11702187 U JP11702187 U JP 11702187U JP H066564 Y2 JPH066564 Y2 JP H066564Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- dielectric resonator
- circuit board
- metal case
- conductor
- circuit
- Prior art date
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- Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、同軸型誘電体共振器を有する回路装置に関す
る。
る。
[従来の技術] 円筒状誘電体と、この内周面に設けられた内導体と、こ
の外周面に設けられた外導体と、これを接続する端面導
体とから成る同軸型誘電体共振器を回路基板に取り付け
ることは例えば実開昭60−9301号公報等で公知で
ある。
の外周面に設けられた外導体と、これを接続する端面導
体とから成る同軸型誘電体共振器を回路基板に取り付け
ることは例えば実開昭60−9301号公報等で公知で
ある。
[考案が解決しようとする問題点] ところで、回路基板に対して同軸型誘電体共振器の内導
体と外導体との両方を接続するように構成すると、回路
基板が必然的に大型になる。また、外導体を回路基板の
アース電極に高い信頼性を有して接続することが困難で
あった。
体と外導体との両方を接続するように構成すると、回路
基板が必然的に大型になる。また、外導体を回路基板の
アース電極に高い信頼性を有して接続することが困難で
あった。
そこで、本考案の目的は誘電体共振器の外導体の接続の
安定性を向上させることができると共に、回路基板を小
型化した回路装置を提供することにある。
安定性を向上させることができると共に、回路基板を小
型化した回路装置を提供することにある。
[問題点を解決するための手段] 上記問題点を解決し、上記目的を達成するための本考案
は、実施例を示す図面の符号を参照して説明すると、回
路基板1と、この回路基板1に設けられた電気回路と、
この電気回路に接続された同軸型誘電体共振器2と、前
記回路基板1、前記電気回路及び前記誘電体共振器2を
収容する金属ケース3とから成る回路装置において、前
記誘電体共振器2が前記金属ケース3の側面3cと前記
回路基板1とで挟持され、且つ前記誘電体共振器2の外
導体7が前記金属ケース3に半田9で直接に結合されて
いることを特徴とする誘電体共振器を有する回路装置に
係わるものである。
は、実施例を示す図面の符号を参照して説明すると、回
路基板1と、この回路基板1に設けられた電気回路と、
この電気回路に接続された同軸型誘電体共振器2と、前
記回路基板1、前記電気回路及び前記誘電体共振器2を
収容する金属ケース3とから成る回路装置において、前
記誘電体共振器2が前記金属ケース3の側面3cと前記
回路基板1とで挟持され、且つ前記誘電体共振器2の外
導体7が前記金属ケース3に半田9で直接に結合されて
いることを特徴とする誘電体共振器を有する回路装置に
係わるものである。
[考案の作用及び効果] 本願考案は次の作用効果を有する。
(イ)誘電体共振器2を金属ケースの側面3cと回路基
板1とで挟持することによって、誘電体共振器2を金属
ケース3内に安定的に保持することができる。
板1とで挟持することによって、誘電体共振器2を金属
ケース3内に安定的に保持することができる。
(ロ)誘電体共振器2の外導体7を金属器ケース3に半
田9で直接に結合することによって回路基板1に誘電体
共振器2を装着するための領域を設けることが不要にな
り、回路基板1の小型化を図ることができる。
田9で直接に結合することによって回路基板1に誘電体
共振器2を装着するための領域を設けることが不要にな
り、回路基板1の小型化を図ることができる。
(ハ)誘電体共振器2が金属ケース3と回路基板1とで
挟持され且つ外導体7が金属ケース3に半田9で結合さ
れているので、外導体7の電気的接続の信頼性を向上さ
せることができる。
挟持され且つ外導体7が金属ケース3に半田9で結合さ
れているので、外導体7の電気的接続の信頼性を向上さ
せることができる。
[実施例] 次に、本考案の実施例に係わる誘電体共振器を有する回
路装置を第1図〜第3図によって説明する。この回路装
置は電圧制御発振器(VCO)を含むものであり、VC
O回路が設けられた回路基板1と、同軸型誘電体共振器
2と、金属ケース3とを備えている。回路基板1の上に
はVCO回路(図示せず)及び同軸型誘電体共振器2の
内導体接続用配線導体4が設けられている。
路装置を第1図〜第3図によって説明する。この回路装
置は電圧制御発振器(VCO)を含むものであり、VC
O回路が設けられた回路基板1と、同軸型誘電体共振器
2と、金属ケース3とを備えている。回路基板1の上に
はVCO回路(図示せず)及び同軸型誘電体共振器2の
内導体接続用配線導体4が設けられている。
同軸型誘電体共振器2は、誘電体磁気から成る円筒状誘
電体5と、この内周面に設けられた内導体6と、この外
周面に設けられた外導体7と、端面にて内導体6と外導
体7とを接続す端面導体8とから成る。なお、内導体
6、外導体7及び端面導体8はAg導体ペーストを塗布
し、焼成することによって形成されている。
電体5と、この内周面に設けられた内導体6と、この外
周面に設けられた外導体7と、端面にて内導体6と外導
体7とを接続す端面導体8とから成る。なお、内導体
6、外導体7及び端面導体8はAg導体ペーストを塗布
し、焼成することによって形成されている。
金属ケース3は回路基板1及び誘電体共振器2を収容す
るように形成され、誘電体共振器2の外径にほぼ等しい
内側高さを有する。
るように形成され、誘電体共振器2の外径にほぼ等しい
内側高さを有する。
誘電体共振器2は第3図から明らかな如く、金属ケース
3の上面3aと下面3bと側面3cとに囲まれる位置に
配置され、且つ側面3cと回路基板1の端面との間に挟
持されるように配置されている。誘電体共振器2の外導
体7の金属ケース3に対する安定性の高い電気的及び機
械的結合を達成するために、外導体7が半田9によって
金属ケース3の下面3bと側面3cとに固着されてい
る。誘電体共振器2の貫通孔10にはL字状端子11の
一端が挿入され、内導体6に接続されている。端子11
の他端は回路基板1の配線導体4に半田12によって固
着されている。
3の上面3aと下面3bと側面3cとに囲まれる位置に
配置され、且つ側面3cと回路基板1の端面との間に挟
持されるように配置されている。誘電体共振器2の外導
体7の金属ケース3に対する安定性の高い電気的及び機
械的結合を達成するために、外導体7が半田9によって
金属ケース3の下面3bと側面3cとに固着されてい
る。誘電体共振器2の貫通孔10にはL字状端子11の
一端が挿入され、内導体6に接続されている。端子11
の他端は回路基板1の配線導体4に半田12によって固
着されている。
この実施例は次の利点を有する。
(1)誘電体共振器2を回路基板1の端面と金属ケース
3の側面3cとの間に配置したので、回路基板1に誘電
体共振器2の取り付け部を設けることが不要になり、回
路基板1を小型化することができる。
3の側面3cとの間に配置したので、回路基板1に誘電
体共振器2の取り付け部を設けることが不要になり、回
路基板1を小型化することができる。
(2)誘電体共振器2の外導体7を金属ケース3に直接
に半田9で結合させるので、誘電体共振器2の信頼性の
高い機械的及び電気的結合を達成することができる。
に半田9で結合させるので、誘電体共振器2の信頼性の
高い機械的及び電気的結合を達成することができる。
(3)誘電体共振器2が金属ケース3の少なくとも下面
3bと側面3cとに固着され且つ側面3cと回路基板1
の端面との間に挟持されるように配置されているので、
機械的及び電気的結合を一層確実に達成することができ
る。
3bと側面3cとに固着され且つ側面3cと回路基板1
の端面との間に挟持されるように配置されているので、
機械的及び電気的結合を一層確実に達成することができ
る。
次に、本考案の別の実施例を示す第4図を説明する。但
し、第4図において第1図〜第3図と共通する部分には
同一の符号を付してその説明を省略する。第4図におい
ては内導体6に連続する電極層13が誘電体5の端面に
設けられ、これが配線導体4に半田14で接続されてい
る。この接続を容易に行うために回路基板1に突出部1
aが設けられている。第4図の構造にすれば、外導体7
と内導体6との両方の接続を容易且つ確実に行うことが
できる。
し、第4図において第1図〜第3図と共通する部分には
同一の符号を付してその説明を省略する。第4図におい
ては内導体6に連続する電極層13が誘電体5の端面に
設けられ、これが配線導体4に半田14で接続されてい
る。この接続を容易に行うために回路基板1に突出部1
aが設けられている。第4図の構造にすれば、外導体7
と内導体6との両方の接続を容易且つ確実に行うことが
できる。
[変形例] 本考案は上述の実施例に限定されるものでなく、変形可
能なものである。例えば、誘電体共振器2の外導体7を
金属ケース3の上面3aにも半田結合させることができ
る。また、VCO以外の回路装置にも勿論適用可能であ
る。
能なものである。例えば、誘電体共振器2の外導体7を
金属ケース3の上面3aにも半田結合させることができ
る。また、VCO以外の回路装置にも勿論適用可能であ
る。
第1図は本考案の実施例に係わる回路装置の一部を示す
斜視図、 第2図は第1図の回路装置の一部を切断して示す平面
図、 第3図は第1図の回路装置の正面図、 第4図は本考案の別の実施例の回路装置の一部を示す斜
視図である。 1……回路基板、2……同軸型誘電体共振器、3……金
属ケース、4……配線導体、5……円筒状誘電体、6…
…内導体、7……外導体、8……端面導体、9……半
田。
斜視図、 第2図は第1図の回路装置の一部を切断して示す平面
図、 第3図は第1図の回路装置の正面図、 第4図は本考案の別の実施例の回路装置の一部を示す斜
視図である。 1……回路基板、2……同軸型誘電体共振器、3……金
属ケース、4……配線導体、5……円筒状誘電体、6…
…内導体、7……外導体、8……端面導体、9……半
田。
Claims (1)
- 【請求項1】回路基板(1)と、 この回路基板(1)に設けられた電気回路と、 この電気回路に接続された同軸型誘電体共振器(2)
と、 前記回路基板(1)、前記電気回路及び前記誘電体共振
器(2)を収容する金属ケース(3)とから成る回路装
置において、 前記誘電体共振器(2)が前記金属ケース(3)の側面
(3c)と前記回路基板(1)とで挟持され、 且つ前記誘電体共振器(2)の外導体(7)が前記金属
ケース(3)に半田(9)で直接に結合されていること
を特徴とする誘電体共振器を有する回路装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987117021U JPH066564Y2 (ja) | 1987-07-29 | 1987-07-29 | 誘電体共振器を有する回路装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987117021U JPH066564Y2 (ja) | 1987-07-29 | 1987-07-29 | 誘電体共振器を有する回路装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6421507U JPS6421507U (ja) | 1989-02-02 |
JPH066564Y2 true JPH066564Y2 (ja) | 1994-02-16 |
Family
ID=31360090
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1987117021U Expired - Lifetime JPH066564Y2 (ja) | 1987-07-29 | 1987-07-29 | 誘電体共振器を有する回路装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH066564Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011196913A (ja) * | 2010-03-23 | 2011-10-06 | Casio Computer Co Ltd | 腕時計 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2536940Y2 (ja) * | 1990-01-12 | 1997-05-28 | 株式会社村田製作所 | フィルタ装置 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6029201Y2 (ja) * | 1980-04-30 | 1985-09-04 | 株式会社村田製作所 | 同軸形フイルタ |
JPS609301U (ja) * | 1983-06-29 | 1985-01-22 | 株式会社村田製作所 | 誘電体同軸共振器の取付構造 |
JPS6068704U (ja) * | 1983-10-17 | 1985-05-15 | 株式会社村田製作所 | 誘電体同軸tem共振器の実装構造 |
-
1987
- 1987-07-29 JP JP1987117021U patent/JPH066564Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011196913A (ja) * | 2010-03-23 | 2011-10-06 | Casio Computer Co Ltd | 腕時計 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6421507U (ja) | 1989-02-02 |
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