JPH0650955U - 静油圧駆動車における車速コントロール装置 - Google Patents

静油圧駆動車における車速コントロール装置

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JPH0650955U
JPH0650955U JP9159792U JP9159792U JPH0650955U JP H0650955 U JPH0650955 U JP H0650955U JP 9159792 U JP9159792 U JP 9159792U JP 9159792 U JP9159792 U JP 9159792U JP H0650955 U JPH0650955 U JP H0650955U
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JP
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lever
vehicle
valve
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貴志 小林
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 HTS車であって、長時間一定速度で作業す
る除雪用作業機装着車や、道路清掃作業機装着車の場
合、一定速度を維持するためにブレーキペダルを踏むこ
とが多く、運転者の疲労が大であり、併せて低速域での
速度微調整が困難であるという問題を解消する。 【構成】 ブレーキペダル21により操作するインチン
グバルブ9と並列に手動インチングバルブ31を設け、
該手動インチングバルブ31を、皿ばね40を手動の操
作レバー32の回転軸33に装着することにより、任意
の位置に固定できるような手動の操作レバー32により
操作することを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案はホイールローダ等の建設車両に使用される静油圧駆動車(以下にお いてはHST車(ハイドロ スタティック トランスミッション車)と略記する )の車速コントロール装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
除雪用作業機を装着したホイールローダの外観側面図を図6に示す。 図においてAはホイールローダ本体、Bは除雪用作業機である。 従来のHST車の油圧回路図を図7に示す。 図において作動油タンク1からの油はメインピストンポンプ2により高圧油と なって、ピストンモータ13へ入って動力伝達装置20を駆動する。 そして前後進切換バルブ8及びインチングバルブ9を操作してサーボシリンダ 3、前後進シャットルバルブ15,サーボバルブ16及びサーボシリンダ17を 制御することにより、メインピストンポンプ2の吐出油量と、ピストンモータ1 3の油圧による回転駆動力とを制御するようになっている。 4は洩れた油を補充するチャージポンプ、6はスピードリレーテッドバルブ、 7は高圧カットオフバルブ、10は高圧リリーフバルブ、11は低圧リリーフバ ルブであるが、これらの装置は、この考案には直接関連が無いので、説明は省略 する。
【0003】 また、従来のHST車は図7に示したインチングバルブ9に連結されたブレー キペダル(後述する図2で符号21に示す)を踏み込むことで車速を制御するよ うになっている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
上記従来のHST車の油圧回路装置においては、長時間一定速度で作業する除 雪用作業機装着車や、道路清掃作業機装着車の場合、一定速度を維持するために ブレーキペダルを踏むことが多く、運転者の疲労が大であり,併せて低速域での 速度微調整が困難であった。 また一定速度維持のためにブレーキペダルを踏んでも、ブレーキランプが点灯 するという問題もあった。
【0005】
【課題を解決するための手段及び作用】
この考案は上記に鑑みなされたものであって、ブレーキペダルにより足踏みペ ダルで操作するインチングバルブと並列の油圧回路に、手動インチングバルブを 設け、該手動インチングバルブを、手動の操作レバーの回転軸に皿ばねを装着す ることにより、任意固定できるような手動の操作レバーにより操作することによ って、車体のエンジン回転数が最高回転であっても車速を任意の位置に固定する ことが可能になるものである。
【0006】 更に、上記手動の操作レバーと、手動インチングバルブの操作軸とは、該手動 レバーに固着したピンを、手動インチングバルブの操作軸に締結された二股レバ ーの二股部に嵌入することにより成るリンク装置を構成し、手動インチングバル ブ全開時の手動操作レバー位置と、二股レバー位置とのなす角度をほぼ90°に することにより、手動操作レバーの有効操作角度を大きくとることができて、低 速域での速度微調整を容易に可能にしたものである。
【0007】
【実施例】
以下図面に基づいてこの考案の実施例について説明する。 図1はこの考案によるHST車の油圧回路図の要部を示し、上記図7で説明し た従来の油圧回路において、ブレーキペダル(後述する図2に符号21で示す) に連結されたインチングバルブ9に並列に手動インチングバルブ31を設けたこ とである。 また図1における他の装置は、上記図7で説明したものと同様であって、1は 作動油タンク、8は前後進切換バルブである。
【0008】 つぎに図1に説明した実施例の作用を説明すると、足動ではインチングバルブ 9を、また、手動では手動インチングバルブ31を操作することにより、車速を コントロールすることが可能になるものである。
【0009】 次に手動インチング操作レバー関係について説明する。 図2は運転操縦装置の要部側面図であり、図2におけるA−A矢視図を図3に 示し、図3におけるB−B矢視変位図示図が図4である。 図において21はインチングバルブ9(図1も参照)に連結されたブレーキペ ダルであり、操作レバー32を操作すると、回転軸33を中心として、二点鎖線 で示す321 ,322 の位置に回動し、操作レバー32の根本付近に固着された ピン34は、手動インチングバルブ31の操作軸35に締結された二股レバー3 6の二股部に嵌入しており、操作レバー32が321 ,322 と回動するに伴い 、ピン34の位置も341 ,342 と回動する。 操作レバー32の位置と321 の位置との回動角θ2 は遊びであり、321 の 位置と322 の位置との回動角θ1 が有効操作角である。 また37は手動インチングバルブ31からの配管、38は車両運転ハンドルで ある。
【0010】 そしてこの実施例の特徴は操作軸35中心と、手動インチングバルブ31全開 時のピン34の位置342 中心とを結ぶ線と、回転軸33中心と、ピン34の位 置342 中心とを結ぶ線とのなす角αが90°に近いことであって、このために 有効操作角θ1 が大きくなって、車速の微調整が可能になるのである。
【0011】 上記有効操作角θ1 が大きくとれる原理を、図5を用いて説明する。 図5における図5(イ)が従来のものであって、角度α’は90°よりはるか に大きいので有効操作角θ1'は小さいが、図5(ロ)に示すこの実施例のものに おいては、角度αが90°に近いと、従来(図5(イ)でβ’で示す)と同程度 のインチングバルブ操作角βに対応する有効操作角θ1 を格段に大きくとれるも のである。 また角θ2',θ2 は遊び角である。
【0012】 また図4に示すように、操作レバー32の回転軸33を、バルブボックス39 に装着する部分に皿ばね40を装着して、該皿ばね40の弾力により、操作レバ ー32を任意の位置に半固定することが可能になるものである。
【0013】
【考案の効果】
この考案は以上詳述したようにして成るので、HST車であって長時間一定速 度で作業する除雪用作業機装着車や道路清掃作業機装着車の場合、一定速度を維 持するためにブレーキペダルを踏まなくても、手動インチングバルブを操作する ようにレバーを手動で適当な位置に固定しておけば、自動的に所望の一定速度を 維持することができ、また、操作レバーと手動インチングバルブとを連結するリ ンク装置の作用により、低速域での連続微調整が容易になって、運転性が非常に 良く成るという大きい効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の実施例の油圧回路図の要部である。
【図2】この考案の実施例の運転操縦装置の要部側面で
ある。
【図3】図2におけるA−A矢視図である。
【図4】図3におけるB−B矢視変位図示図である。
【図5】(イ),(ロ)はそれぞれ手動インチングレバ
ーリンク装置の作動原理説明図である。
【図6】除雪用作業機を装着したホイールローダの外観
側面図である。
【図7】従来のHST車の油圧回路図である。
【符号の説明】
31 手動インチングバルブ 32 操作レバー 33 回転軸 34 ピン 35 操作軸 36 二股レバー 40 皿ばね

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 静油圧駆動車の車速コントロール装置の
    油圧回路において、ブレーキペダル21により操作する
    インチングバルブ9と並列に手動インチングバルブ31
    を設け、該手動インチングバルブ31を、皿ばね40を
    手動の操作レバー32の回転軸33に装着することによ
    り任意の位置に固定できるような手動の操作レバー32
    により操作することを特徴とする車速コントローラ装
    置。
  2. 【請求項2】 上記操作レバー32と、手動インチング
    バルブ31の操作軸35とは、操作レバー32に固着し
    たピン34を、操作軸35に締結された二股レバー36
    の二股部に嵌入してなるリンク装置を構成し、手動イン
    チングバルブ全開時の操作レバー32と(位置の符号は
    322 )、二股レバー36とのなす角度αをほぼ90°
    にしたことを特徴とする車速コントロール装置。
JP9159792U 1992-12-18 1992-12-18 静油圧駆動車における車速コントロール装置 Expired - Lifetime JP2598037Y2 (ja)

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