JPH06501429A - 走行する可融布の熱切断のための方法及び装置 - Google Patents

走行する可融布の熱切断のための方法及び装置

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 走行する可融布の熱切断のための方法及び装置技術分野 本発明は請求項1の上位概念に基づく走行する可融布の熱切断のための方法及び 請求項6の上位概念に基づく上記方法の実施のための装置に関する。
先行技術 走行する可融布の熱切断のための方法及び装置は例えばW○−A−910359 2及びEP−A−0389793により様々なものが知られている。これらの公 知の方法スび装置に8いては可融布が熱いカッティングワイヤによって切断され 、その際カッティングワイヤは切断方向を横切って布に対して90°の角度で傾 斜している。このことは熱切断の際に切断部に発生する溶融物によって比較的固 く粗い溶融縁が生じるという欠点をもたらす。そこでEP−A−0389793 によれば溶融縁を具備する縁端区域を縁と平行な折り線に沿って折返し、こうし て折り縁を形成し、その上で折り縁を当該の材料条片の隣接する平面帯に押し付 け、そこに接着して固定することにより上記の欠点を回避しようとする。この過 程は比較的複雑であり、やはり比較的厚い縁端区域が生しる。
走行する可融布を切断し、その際切断縁に斜めの切断面を付けることがEP−A −0152672により知られている。このためにV形切断部材を有する超音波 切断l\ウッド使用される。V形切断ヘットはアンビルとして形成され、超音波 ホーンと相互作用する。溶融熱はアンビルと超音波ホーンの間の摩擦によって繊 維材料に生しる。この切断ヘッドがすこぶる複雑で摩耗し易く、比較的大きな場 所を必要とするだけでなく、繊維材料がV形アンビルによって押しやられ、大き なこぶやパリを生じ、それが繊維材料の外観と手ざわりに不利な影響を及ぼす。
しかもこの切断過程はほつれのない縁を条件付きてしかもたらさない。
発明の説明 本発明の課題は、上述の欠点が回避される、走行する可融布の熱切断のための方 法及び装置を提供することである。
上記の課題は −冒頭に挙げた方法においては請求項1の特徴によって、 一冒頭にあげた装置においては請求項6の特徴によって 解決される。
斜め切断によって一方では溶融物の一部が切捨て条片に配属され、他方では溶融 縁が布の裏側にあり、従ってはっきり浮き出ない。切断面の縁はほぼ丸くなって おり、引掻く性質が事実上ない。垂直切断に代わる斜め切断の延長された断面に よって布の糸が互いによく融合するから、布の切断縁も改善される。切断された 布は斜めの切断面によって、垂直切断面の場合より遥かに小さな半径で割れずに 折り曲げられる。切断操作は直線及び/又は任意の軌道に沿って行うことができ る。
方法の有利な実施態様が請求項2ないし5に、装置の有利な実施態様が請求項7 ないし10に記載されている。
切断は適当に斜めに置かれた単一の直線状カッティングワイヤで行うことができ る。特に有利なのは請求項2による構造である。その場合は2本の材料帯条を1 回の切断で同時に切断することができ、その際V形の内部にある材料帯条部分を 切捨て屑として除去することができるからである。この切捨て屑によって、切断 で発生した溶融物の一部が既に除去される。請求項3によれば、X形カッティン グワイヤによってくさび形横断面を有する切り口を作ることができる。
請求項4により方法を構成するのか特に有利である。
その場合は大部分の溶融物が布の裏側にあるから、表側に落ちない。特に柄入り ラベルテープの場合のような柄入り布においては均質な基礎織物を通って切断が 行われるので、表側に小さな、はとんど感知できないこぶしか生じないというも う一つの利点が生まれる。
縁はほぼ丸くなっており、事実上引掻く性質がない。
切り口は視覚的に基礎織物を通る断面と、紋織物又は織物の裏側にある紋糸を通 る断面に分かれる。基礎織物を通る断面は基礎織物の密度と色が極めて均質であ る。表側の縁は、公知の垂直直線断面のように従来通例のはっきりした混色効果 がない。斜め切断の延長された断面長により、特に紋糸も互いによく融合する。
従ってラベルを破壊せずに糸を引き抜(ことはほとんど不可能である。斜め切断 面はローラで極めてよく圧縮される。その際テープの裏側の材料はテープ裏側中 央へよく折り返される。こうして極めて繊細で薄い、引掻きのないテープ端縁が 生まれる。
請求項5により方法を構成するのも特に有利である。
相補切断法で温度安定性の高いタテ糸を挿入することによって、■又はX形カッ ティングワイヤに対する最適の案内の可能性が生じる。こうしてカッティングワ イヤは切断方向へ上記のタテ糸に沿って案内されるから、極めて真っ直ぐな、糸 に正確に従った切断が生しる。
図面の簡単な説明 本発明の主題の実施例を次に図面に基づいて詳述す図1は切断ヘッドの斜視図、 図2は布の切断に使用する図1の切断ヘッドのV形カッティングワイヤの、切断 方向と交差する断面図、図3は布の切断に使用する図1の■形カッティングワイ ヤの、切断方向と交差する断面図、図4は使用中のX形カッティングワイヤの、 切断方向と交差する断面図、 図5は使用中の別の斜設されたカッティングワイヤの、切断方向と交差する断面 図、 図6は熱切断装置を備えた織機の垂直断面図を示す。
発明の実施のための方策 図1は多種多様な布の切断に使用され、多種多様な用途に適した切断ヘッドを示 す。この切断ヘッドはEP−A−0389793による柄入りラベルテープの製 造装置に特に適している。切断ヘッドは布製造設備の任意の支えに固定すること ができるホルダー2を具備する。ホルダーに折れ曲がった支持アーム4.6.8 が配設され、その自由端は布の走行方向に向いている。支持アーム4.6.8の 前端に切断部材10が固定されている。切断部材IOはV形に配列されたカッテ ィングワイヤ12からなる。このためにカッティングワイヤ12の一端が支持ア ーム4に固定され、下側支持アーム8に巻回され、更に第2の上側の支持アーム 6に固定される。カッティングワイヤ12の加熱のために必要な電流は支持アー ム4.6を介して送られる。
図2は可融布で使用されるカッティングワイヤ12を示す。カッティングワイヤ 12の脚部16.18は夫々切断方向を横切って、布14の表面20に対して角 αで傾斜している。カティングワイヤ12の脚部16.18の交点22が布14 の直下にあって、織物糸の溶融により布を分断するように配列されている。図示 の例では布14は切断線に沿ってタテ糸24を具備する。タテ糸24は隣接の織 物糸より温度安定性が高い。それ故カッティングワイヤ12はタテ糸24に沿っ て、即ち切断線に沿って案内される。熱切断でカッティングワイヤ12に対応し てV形に配列された溶融切断面26.28が生じる。熱切断の際に溶融材料の一 部がカッティングワイヤ12のV形の内部にある切捨て屑30に行くので、切断 面26.28の溶融面が制限されるから、パリの発生が抑制される。切断面26 .28の傾斜によって大きな溶融面が生じるから、布の糸の固定が改善される。
突出する縁32が布14の表側34に配属され、従って後縁36が布の裏側38 にあるように配列されているので、切断面26.28は実際上布の表側34に現 れない。また切断面の傾斜によって切断面又は特に表側即ち視野範囲にこぶやか どが発生することがが防止される。切断した布の外観がこうして改善され、柔軟 な、事実上引掻きのない切断部が生じる。
図3は布40での図1及び2によるV形カッティングワイヤを示す。但し切断線 に沿った案内のために使用される図3のタテ糸24はない。図3による切断過程 で脚部16.18の間に切捨て屑が事実玉虫しない。
図4はX形に形成された別のカッティングワイヤ42を示す。布44の切断の際 にカッティングワイヤ42の交点46が布44の内部にあるので、布の両側で後 退した縁50.52を有する折れ曲がった切断面48が生じる。交点46の深さ 調整に応じてX形カッティングワイヤ42の内部に場合によって生じる切捨て屑 を切断の後に除去する。 図5は、切断方向を横切って布60に対して角αで傾 斜した単一のカッティングワイヤ58として形成された別の切断部材56を示す 。切断面62.64は相補形をなすから、異なる上面を有する2つの布部分60 a、60bを使用するか、又は表側て縁66が後退している布部分Boaを図5 のカッティングワイヤと逆に傾斜した力yティングワイヤ56で再度切断しなけ ればならない。
図示の例ではカッティングワイヤは夫々丸形材料からなる。平形材料でカッティ ングワイヤを形成することも可能である。平形材料の短辺が切刃をなす。
図6は図1ないし5のいずれか1つによる熱切断装置を存する織機を示す。織機 は広幅に織った布の熱切断によって柄入りラベルテープを製造するためのもので ある。織機は可融材料からなるタテ糸72がベルト70に沿って導かれる織成区 域68を具備する。こうしてタテ糸72はひ道74を形成し、そこにヨコ糸76 が入れられ、リード78でへり80に打ち当てられる。布押さえ82は織った布 84を熱切断装置86へ案内するためのもので、ここで布84が切断されてテー プとなる。テープは巻取り装f188によって引取られ、詳しく図示しないクロ スビームへ送られる。巻取り装置88は第1の変向ロール90と巻取りロール9 2及び別の変向ロール94.96からなる。また巻取り装置t88は熱固定装置 98を装備する。熱固定装置98はヒータ100によって加熱される接触片10 2を具備する。
切断装置86は、布84の上に張り出す支え104に配設されたホルダー106 を有する。ホルダー106は夫々支持アーム108.110を具備する。支持ア ームは布の走行方向に向いた前端区域に切断部材112を担持する。
2 ホルダー 10 切断部材 12 切断部材 14布 I6 脚部 18 脚部 20 表面 26 切断面 28 切断面 30 切捨て屑 32縁 34 表側 36縁 38 裏側 48 切断面 50縁 54 切捨て屑 56 切断部材 58 カッティングワイヤ 60布 60a 布部分 60b 布部分 62 切断面 64 切断面 66縁 68 織成区域 82 布押さえ 84布 86 切断装置 88 布巻取り装置 90 変向ロール 92 巻取りロール 94 変向ロール 96 変向ロール 98 熱固定装置 100 ヒータ +02 接触片 1、12 カッティングワイヤ 国際調査報告 。、Tlr、、010nlffQ

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.走行する可融布(14、40、44、60、84)を熱いカッティングワイ ヤ(12、42、58、112)により熱切断する方法において、カッティング ワイヤ(12、42、58、112)が切断方向を横切って布(14、40、4 4、60、84)に対して90°>α>0の角で傾斜していることを特徴とする 方法。
  2. 2.V形のカッティングワイヤ(12)を使用することを特徴とする請求項1に 記載の方法。
  3. 3.X形カッティングワイヤ(42)を使用し、Xの交点(46)を布(46) の内部に通すことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  4. 4.切断面(26、28)の突出する縁(32)を布(14)の表側(34)に 配列することを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つに記載の方法。
  5. 5.隣接の織物糸より高い温度安定性を有するタテ糸(24)を切断線に沿って 布(14)に設け、温度安定性タテ糸(24)がV又はX形カッティングワイヤ (12、42)の内部にあって、好ましくはカッティングワイヤによって融解さ れないように、V又はX形カッティングワイヤ(12、42)を操作することを 特徴とする請求項1ないし4のいずれか1つに記載の方法。
  6. 6.熱したカッティングワイヤ(12、42、58、112)を備えた請求項1 ないし5のいずれか1つに記載の方法の実施のための装置において、カッティン グワイヤの作用部分が切断方向を横切って布(14、40、44、60、84) に対して90°>α>0の角で傾斜していることを特徴とする装置。
  7. 7.V形のカッティングワイヤ(12)を有することを特徴とする請求項6に記 載の装置。
  8. 8.X形のカッティングワイヤ(42)を有することを特徴とする請求項6に記 載の装置。
  9. 9.織機の織成部(68)とクロスビーム(88)の間に配設されていることを 特徴とする請求項6ないし8のいずれか1つに記載の装置。
  10. 10.布(14、84)の走行方向に向いた指状の支持アーム(4、6、8、1 08、110)にカッティングワイヤ(12、112)を配設したことを特徴と する請求項6ないし9のいずれか1つに記載の装置。
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