JPH06501039A - セルロースエステルとアリーレン−ビス(ジアリールホスフェート)との配合物 - Google Patents

セルロースエステルとアリーレン−ビス(ジアリールホスフェート)との配合物

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JPH06501039A
JPH06501039A JP3516741A JP51674191A JPH06501039A JP H06501039 A JPH06501039 A JP H06501039A JP 3516741 A JP3516741 A JP 3516741A JP 51674191 A JP51674191 A JP 51674191A JP H06501039 A JPH06501039 A JP H06501039A
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ダニエル サンド,アービング
アンソニー ハイアット,ジョン
ケリー,スティーブン スコット
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イーストマン コダック カンパニー
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    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (2)濃度6重量%でセルロースエステルと配合し、溶液流延法または溶融流延 法てフィルムを形成させた場合に、試料を毎分20°Cの速度で加熱するように 改変したASTM試験法D−3418によって測定した該フィルムのガラス転移 温度が、該化合物を含まない同じセルロースエステルのフィルムよりも摂氏7度 以上低いこと、並びに(3)試料を毎分20°Cで加熱するように改変したAS TM試験法D−3850を採用して空気中で加熱した場合に、該化合物が225 °Cに達した時点の該化合物重量の撰失が2.596未満であることのうちの一 つ以上を示す、請求の範囲1記載の配合物。
25、非晶質であるか、または融点130″C〜280°Cを示す、請求の範囲 l記載の配合物。
26、 請求の範囲l記載の配合物において:(a)同じ量の成分(B)の代用 物としてトリフェニルホスフェートを配合した同じセルロースエステルの対照用 配合物と比較して、400°Cに加熱した後にその原重量の少なくとも85%を 保持し;(b)成分(B)を含まずに配合された同じセルロースエステルから調 製した同じ配合物のガラス転移温度よりも7°C以上低いガラス転移温度を示し : (C)前記配合物をその初期重量の97,5%を保持させたまま加熱することが できる最高温度が、同じ量の成分(B)の代用物としてトリフェニルホスフェー トを配合した同じセルロースエステルの対照用配合物をその初期重量の97.5 %を保持させたまま加熱することがてきる最高温度を、30℃よりも大きく下回 ることがなく;(d)同じ量の成分(B)の代用物としてトリフェニルホスフェ ートを配合した同じセルロースエステルの配合物と比べて5°Cよりも大きく下 回ることのない温度において2%の伸びを示し;そして(e)溶液流延法または 押出法によって、蛍光下で目視検査した場合に曇りを示さない製品にすることが できる、前記配合物。
27、請求の範囲1記載の配合物において:(a)同じ量の成分(B)の代用物 としてトリフェニルホスフェートを配合した同じセルロースエステルの対照用配 合物と比較して、400°Cに加熱した後に配合物の原重量と少なくとも同じ重 量を保持し;(b)成分(B)を含まずに配合された同じセルロースエステルか ら調製した同じ配合物のガラス転移温度よりも11℃以上低いガラス転移温度を 示し; (C)前記配合物をその初期重量の97.5%を保持させたまま加熱することが できる最高温度が、同じ量の成分(B)の代用物としてトリフェニルホスフェー トを配合した同じセルロースエステルの対照用配合物をその初期重量の97.5 %を保持させたまま加熱することができる最高温度を、5℃以上上回り; (d)同じ量の成分(B)の代用物としてトリフェニルホスフェートを配合した 同じセルロースエステルの配合物よりも5℃以上高い温度において2%の伸びを 示し;そして (e)溶液流延法または押出法によって、蛍光下で目視検査した場合に曇りを示 さない製品にすることかできる、前記配合物。
28、プロピオン酸セルロースまたは酢酸プロピオン酸セルロースである請求の 範囲IOまたは11記載の配合物において:(a) DuPont社製熱重量分 析計951で試験し、露点−10°C未満を示す空気流を試料表面に0.5〜4 5cfhの速度[25°C及び1気圧(101,33kPa)で毎時14.15 〜113.20リツトル]で流し、試料を室温から500°Cまで毎分20°C の速度で加熱するように改変したASTM試験法lt−3850に従い測定した ときに、400 ”Cに加熱後その初期重量の15%以上を保持し: (b) DuPont社製Autosampler Dual Ce1l 91 2で試料を毎時20℃の速度で加熱するように改変したASTM試験法D−34 18に従い測定したときに、】65°C未満のガラス転移温度を示し;(C)露 点−10°C未満を示す空気流を試料表面に0.5〜45cfhの速度[25℃ 及び1気圧(101,33kPa)で毎時14.15〜113.20リッl−ル コで流し、試料を室温から500°Cまで毎分20℃の速度で加熱するように改 変したASTM試験法D−3850に従い測定したときに、180℃に加熱後そ の初期重量の97.5%を保持し:(d)長さ10−14cm、輻2.5〜3c m及び厚さ0.1〜0.2111111のフィルムにした配合物についてAST M試験法D−1637に従い測定した場合に、120℃に加熱したときに伸び率 2%未満を示し:そして(e)溶液流延法または押出法によって、蛍光下で目視 検査した場合に曇りを示さない製品にすることができる、前記配合物。
29、プロピオン酸セルロースまたは酢酸プロピオン酸セルロースである請求の 範囲10または11記載の配合物において:(a) DuPont社製熱重量分 析計951で試験し、露点−10℃未満を示す空気流を試料表面に0.5〜45 cfhの速度[25℃及び1気圧(101,33kPa)で毎時14.15〜1 13.20リツトル]で流し、試料を室温から500℃まで毎分20°Cの速度 で加熱するように改変したASTM試験法D−3850に従い測定したときに、 400°Cに加熱後その初期重量の17%以上を保持し; (b) DuPont社製Autosampler Dual Ce1l 91 2で試料を毎時20°Cの速度で加熱するように改変したASTM試験法D−3 418に従い測定したときに、155°C未満のガラス転移温度を示し:(C) 露点−10°C未満を示す空気流を試料表面に0.5〜45cfhの速度[25 °C及び1気圧(101,33kPa)で毎時14.15〜113.20リツト ル]て流し、試料を室温から500℃まで毎分20″Cの速度で加熱するように 改変したASTM試験法D−3850に従い測定したときに、200’Cに加熱 後その初期重量の97.5%を保持し;(d)長さ10〜14 cm、輻2.5 〜3c+n及び厚さ0.1−0.2mmのフィルムにした配合物についてAST M試験法D−1637に従い測定した場合に、120°Cに加熱したときに伸び 率2%未満を示し;そして(e)溶液流延法または押出法によって、蛍光下で目 視検査した場合に曇りを示さない製品にすることができる、前記配合物。
30、酪酸セルロースまたは酢酪酸セルロースである請求の範N10または11 記載の配合物において: (a) DuPont社製熱重量分析計951で試験し、露点−10”C未満を 示す空気流を試料表面に0.5〜45cfhの速度[25℃及び1気圧(101 ,33kPa)テ毎時14.15〜113.20リツトル]で流し、試料を室温 から500℃まで毎分20°Cの速度で加熱するように改変したASTM試験法 D−3850に従い測定したときに、400℃に加熱後その初期重量の12%以 上を保持し; (b) DuPont社製Autosampler Dual Ce1l 91 2で試料を毎時20’Cの速度で加熱するように改変したASTM試験法D−3 428に従い測定したときに、130℃未満のガラス転移温度を示し;(C)露 点−1O°C未満を示す空気流を試料表面に0.5〜45cfhの速度[25° C及び1気圧(101,33kPa)で毎時14.15〜113.20リットル ]で流し、試料を室温から500°Cまで毎分20″Cの速度で加熱するように 改変したASTM試験法D−3850に従い測定したときに、300”Cに加熱 後その初期重量の97.5%を保持し:(d)長さ10〜14 Cm、輻2.5 〜3c+n及び厚さ0.1〜0.2111[0のフィルムにした配合物について ASTM試験法D−1637に従い測定した場合に、75°Cに加熱したときに 伸び率2%未満を示し;そして(e)溶液流延法または押出法によって、蛍光下 で目視検査した場合に曇りを示さない製品にすることができる、前記配合物。
31、酪酸セルロースまたは酢酪酸セルロースである請求の範囲10または11 記載の配合物において: (a) DuPont社製熱重量分析計951で試験し、露点−10°C未満を 示す空気流を試料表面に0.5〜45cfhの速度[25°C及び1気圧(10 1,33kPa)で毎時14.15〜113.20リツトル]で流し、試料を室 温から500°Cまで毎分20°Cの速度で加熱するように改変したASTM試 験法D−3850に従い測定したときに、400°Cに加熱後その初期重量の1 6%以上を速度で加熱するように改変したASTM試験法D−3418に従い測 定したとに改変したASTM試験法D−3850に従い測定したときに、300 ℃に加熱後その初期重量の97.5%を保持し;(d)長さICl−14am、 輻2.5〜3c+n及び厚さ0.1−0.2 m+nのフィルムにした配合物に ついてASTM試験法D−1637に従い測定した場合に、75°Cに加熱した ときに伸び率2%未満を示し:そして(e)溶液流延法または押出法によって、 蛍光下で目視検査した場(a) DuPont社製熱重量分析計951で試験し 、露点−10”C未満を示す空気流を試料表面f:1.0.5〜45cfhノ速 度[25°C及び1気圧(101,33kPa)テ毎時14.15〜113.2 0リットル]テ流し、試料を室温から500°Cまで毎分20°Cの速度で加熱 するように改変したASTM試験法叶38S。
に従い測定したときに、400’Cに加熱後その初期重量の15%以上を保持し ; (+)) DuPont社製Autosampler Dual Ce1l 9 12で試料を毎時20”Cの速度で加熱するように改変したASTM試験法D− 3418に従い測定したときに、175°C未満のガラス転移温度を示し;(C )露点−10°C未満を示す空気流を試料表面に0.5〜45cfhの速度[2 5℃及び1気圧(101,33kPa)で毎時14.15〜113.20リツト ル]で流し、試料を室温から500″Cまで毎分20″Cの速度で加熱するよう に改変したASTM試験法D−3850に従い測定したときに、175°Cに加 熱後その初期重量の97.5%を保持し;(d)長さ10〜14 cm1幅2. 5〜3cm及び厚さ0.1−0.2mmのフィルムにした配合物についてAST M試験法D−1637に従い測定した場合に、130″Cに加熱したときに伸び 率2%未満を示し;そして(e)溶液流延法または押出法によって、蛍光下で目 視検査した場合に曇りを示さない製品にすることができる、前記配合物。
33、酢酸セルロースである請求の範@10記載の配合物において:(a) D uPont社製熱重量分析計951で試験し、露点−1o℃未満を示す空気流を 試料表面に0.5〜45cfh(7)速度[25°C及び1気圧(101,33 kPa)テ毎時14.15〜113.20リツトル]で流し、試料を室温から5 00°Cまで毎分20°Cの速度で加熱するように改変したASTM試験法D− 3850に従い測定したときに、400’Cに加熱後その初期重量の18%以上 を保持し: (b) DuPont社製Autosampler Dual Ce1l 91 2で試料を毎時2o″Cの速度で加熱するように改変したASTM試験法D−3 418に従い測定したときに、170°C未満のガラス転移温度を示し;(C) 露点−1O°C未満を示す空気流を試料表面に0.5〜45Cfhの速度[25 ℃及び1気圧(101,33kPa)で毎時14.15〜113.20す・ノト ル]で流し、試料を室温から500°Cまで毎分20°Cの速度で加熱するよう に改変したASTM試験法D−3850に従い測定したときに、200”Cに加 熱後その初期重量の97.5%を保持し;(d)長さ1(1−14cm、輻2. 5〜3cm及び厚さ0.1〜0.2mmのフィルムにした配合物についてAST M試験法D−1637に従い測定した場合に、130°Cに加熱したときに伸び 率2%未満を示し:そして(e)溶液流延法または押出法によって、蛍光下で目 視検査した場合に曇りを示さない製品にすることができる、前記配合物。
34、請求の範囲1〜33のいずれか1項に記載の配合物を含んで成るフィルム または成形物。
明細書 セルロースエステルとアリーレン−ビス(ジアリールホスフェート)との配合物 発明の分野 本発明は、改善された特性を有する、セルロースエステルとアリーレン−ビス( ジアリールホスフェート)の配合物に関する。
発明の背景 ホスフェートは、商業的に価値のある特性を改善するためにセルロースエステル 系フィルムや成形物に添加される数種頭の化合物のうちの一つである。当該技術 分野では、特定のリン含有化合物、例えばホスフェートが、セルロースエステル を含有する多くのポリマーに対し難燃剤として作用しうることがよく知られてい る。また、ある特定のリン含有化合物が、セルロースエステルを含有する各種ポ リマーに対し可塑剤として作用しうることも知られている。一般に、可塑化は、 高温条件下で押出されたシートやフィルムの寸法安定性を低下させてしまう。生 産状況によっては、ホスフェートの揮発性が重大な技術的困難を引き起こすこと がある。揮発は、生成物中のホスフェートの組成を変化させるので、生成物の特 性を変化させ、またホスフェート蒸気の再凝縮は、最終製品中の欠陥や生産障害 をもたらす恐れがある。このように、低揮発度を示し、且つ材料を難燃性にし、 その寸法安定性を高め、またその配合安定性を高める可塑剤は相当に価値がある 。
特定のリン含有材料、特にトリフェニルホスフェートの、プラスチック用難燃剤 としての有効性はよく知られている(R,M、 Aseevaand G、E、 Zaikov、Adv、in Polymer 5cience、70. p、 217. 1985)欧州特許出願第264143号明細書には、ポリエステル 用難燃剤としてビスホスフェートか特許請求されているか、この文献はセルロー スエステルへの適用に関しては教示していない。米国特許第2.782.128 号及び特開昭60−250053号(1985年)は、セルロースエステルと一 緒にビスホスフェートを使用することについて記載しているが、開示されている これらのビスホスフェートの構造は、どれもアルキレン橋またはモノオキサアル キレン橋を含むアルキル側基を有する。
これらの文献のうち、アリーレン橋を含むアリール側基について教示するものは ない。また、米国特許第4.388.431号明細書は、セルロースエステルと 組み合わせたビスホスフェートについて教示しているが、これらのビスホスフェ ートはどれも脂肪族ジオール環状ホスフェートエステルであり、ジアリールホス フェート構造のものではない。関連の英国特許第1.598.744号明細書は 、添加量が5重量%以下の難燃剤として環状ホスフェート及びチオノホスフェー ト並びに脂肪族的にまたは芳香族的に結合したハロゲンを含有するモノマー性ま たはポリマー性化合物の長いリストを特許請求している。
セルロースエステルに対する用途のほとんどが良好な透明性を必要とすることに 着目すべきである。当該技術分野においてセルロースエステルに使用することが 教示されているホスフェート成分の多くは、十分な透明度をもたらすことがない 。それゆえ、セルロースエステルから生産されるフィルム及び成形物の両方に対 して、難燃性、配合安定性、寸法安定性を付与する可塑剤が望まれていることは 明らかである。最終固形製品の透明性で判断されるように、この添加剤はセルロ ースエステルと相溶性でなければならない。また、この添加剤が、フィルムや成 形物の熱的または機械的特性を、従来技術の添加剤よりも改善するならば望まし いであろう。
発明の概要 当該技術のニーズに応える、セルロースエステルと特定のホスフェート化合物と の新規配合物を発見した。より詳細には、本発明は、(A)少なくとも1種のセ ルロースエステル、及び(B)成分(A)の重量に対して6〜約30%の少なく とも1種のアリーレン−ビス(ジアリールホスフェート)化合物を含んで成る配 合物に関するものである。
発明の詳細な説明 本発明のセルロースエステルには、フィルムまたはその他の物品へ成形すること ができる任意のセルロースエステルが含まれる。これらのセルロースエステルは 、酢酸型、プロピオン酸型もしくは酪酸型、またはこれらの混合エステルである ことができる。さらに、高級炭素鎖カルボン酸のエステル、並びにその他の置換 基もまた本発明の範囲内にあることが意図される。例えば、セルロースエステル は、水素またはC3〜C1゜アルカノイル、C8〜C!。枝分れアルカノイル、 C7〜C2゜アロイル、もしくはC1〜C1゜ヘテロアロイル(異種原子はN、 O及び/または硫黄である)の置換基で置換されていてもよい。一般に、C1〜 C,置換基が好ましい。より好ましい置換基はC8〜C,アルカノイル及び/ま たはCyアロイル(すなわち、ベンゾエート)である。本発明において有用なセ ルロースエステルは、商業的に入手可能であるか、あるいは本明細書に教示する または当該技術分野に知られている技法、例えばKirk−OthmerのEn cyclopedia of Chemical Technology、 3 rd Edition、 Vol、5゜Wiley−1nterscience 、 New York (1979)、 pp、120−126;及びVol、  6゜pp、 163−171に教示されている技法によって調製することがで きる。
例えば、Kirk−OthmerのVol、 5では、硫酸のような強酸触媒の 存在下で過剰の酢酸及び無水酢酸を用いて木材バルブを処理する工程を一般に含 む、酢酸セルロースの製造手順が教示されている。混合物を約80℃の温度で攪 はんして、セルロースを完全に反応させて、トリアセテートとしての溶液とする 。得られた溶液を水性塩基で処理して硫酸を部分的に中和し、そして所望の加水 分解量に依存して一定時間攪はんする。典型的には、トリアセテート(アセチル 約44%)のアセチル含有量を約40%、32%に、また場合によってはこれよ りも低い所望の値まで低下させる。その後、その溶液を水に加えて、沈澱析出し たポリマーを濾過し、洗浄し、そして乾燥する。
セルロースエステルを製造するその他の手順が米国特許第2.196.768号 及び同第3.022.287号明細書に記載されており、本明細書ではこれらの 全体を参照として取り入れる。セルロースエステルの商業上の出所は、East man Chemical Products社(Kingsport、 TN )である。好ましいセルロースエステルには、酢酸セルロース、プロピオン酸セ ルロース、酪酸セルロース、酢酸プロピオン酸セルロース、酢酪酸セルロース及 びプロピオン酸酪酸セルロースが含まれる。
典型的セルロースエステルは、アンヒドログルコース単位(AGυ)当たりのヒ ドロキシル残基の置換度(DS)約0.1〜2.0を示し、中でも約0.3〜0 .9が好ましい範囲である。セルロースエステルは、溶液流延法または押出法に よって自立フィルムを形成させるのに十分な内部粘度(1,V、)を示すことが 好ましい。好ましい1. V、範囲は、25℃で、重量比60/40のフェノー ル/テトラクロロエタン溶剤中、溶剤100 ml当たりセルロースエステル0 .5gの濃度で測定して、約1.4〜約]、9dL/gである。好ましいアセチ ルDSは0〜約2.9であり、好ましいプロピオニルDSは0〜約2,7であり 、また好ましいブチリルDSは0〜約2.6である。
好ましい酢酸セルロースは、AGU当たりのアセチル基のOS約2.1〜約2. 9を示す。好ましいプロピオン酸セルロースは、AGO当たりのプロピオニル基 のDS約2.1〜約2.9を示す。好ましい酪酸セルロースは、AGU当たりの ブチリル基のDS約2.1〜約2.9を示す。好ましい酢酪酸セルロースは、A GU当たりのアセチル基のDS約0.1〜約2.1とAGO当たりのブチリル基 のDS約0.5〜約1.8を示し、より好ましくはAGU当たりのアセチル基の DS約0.8〜約1.2とAGtl当たりのブチリル基のDS約1.5〜約1. 8を示す。好ましい酢酸プロピオン酸セルロースは、AGO当たりのアセチル基 のDS約0.1〜約2.1とAGU当たりのプロピオニル基のDS約0.4〜約 2.7を示し、より好ましくはAGU当たりのアセチル基のDS約1.5〜約2 .1とAGU当たりのプロピオニル基のDS約0.5〜約1.5を示す。好まし いプロピオン酸酪酸セルロースは、AGU当たりのプロピオニル基のDS約0. 4〜約2.7とAGU当たりのブチリル基のDS約0.3〜約2.6を示す。
セルロースエステルの粘度は、アメリカン ソサイエティー フォー テスティ ング アンド マテリアルズ(ASTM)のボール ドロップ試験D871() オーミュラA)に従い測定することができる。
セルロースエステルの粘度は、典型的には約10〜約60、好ましくは約15〜 約25の範囲にある。
アリーレン−ビス(ジアリールホスフェート)化合物は、以下の化学式で示され る化合物であることが好ましい。
上式中、R1は以下の構造式のうちの一つから選択される。
上記R’構造体のいずれかが1個以上のハロゲン原子で置換されていてもよい。
R2は、以下の基である。
R3、R4及びR6の各々は独立に、R2と同じ意味を存する。
R1は、以下の基である。
R7は、H、アリール、ハロアリール、CI−C−直鎖もしくは枝分れ鎖のアル キル、1個以上のハロゲン原子で置換されたC5〜C2直鎖もしくはt支分れj Jlのアルキルシである。
R1は、R7またはハロゲン原子である。
式■において、好ましいR1部分はハロゲン化されていない。最も好ましいR1 部分は以下のものである。
R″、R3、R4及びR6は、独立に以下の構造式のものであることが好ましい 。
好ましいR”部分は好ましいR7部分である。好ましいR7部分には、H,C, アリール、C,クロロアリール、C.:)ルオロアリール、C1ブロモアリール 、ナフチル、フルオロナフチル、クロロナフチル、ブロモナフチル、C+〜C. 直鎖アルキル、1〜17個のフッ素原子で置換されたC,〜C.直鎖アルキル、 1〜17個の塩素原子で置換されたC I− C s直鎖アルキル、1〜17個 の臭素原子で置換されたC,〜C,直鎖アルキル、C.−c,枝分れアルキル、 1−17個のフッ素原子で置換されたc1〜C.枝分れアルキル、1〜17個の 塩素原子で置換されたC I’= C m枝分れアルキル、1〜17個の臭素原 子で置換された01〜C8枝分れアルキル、または01〜C.アルコキシが含ま れる。
より好ましいR7及びR1部分はH,c,〜c.i鎖アルキル、C1〜C寥技分 れアルキル及びc1〜c8アルコキシである。さらに好ましいR7及びR1部分 はH,C,〜c4直鎖アルキル、cI〜C4枝分れアルキル、及び01〜c4ア ルコキシである。R7及び/またはR”がHである場合が最も好ましい。
好ましいR6部分は、以下の基である。
より普通には、R2及びR2が類似のアリール基または置換されたアリール基で あり、モしてR4及びR5が類似のアリール基または置換されたアリール基であ る。R2とR3が同じであり、且っR4とR1′が同じであることが好ましく、 R1,R2、R4及びR5が同じである場合はより好ましい。最も普通には、こ れらのアリーレン−ビス(ジアリールホスフェート)は、p−またはm−フェニ レンビス(ジフェニルホスフェ−!−)、1.6−または2.7−ナフチレンビ ス(ジフェニルホスフェート)、p−またはm−フェニレンビス((ジ−クロロ フェニル)ホスフェ−1−) 、 1.6−または2.7−ナフチレンビス(( ジ−クロロフェニル)ホスフェート)、p−またはm−フェニレンビス((ジ− メトキシフェニル)ホスフェートL1.6−または2.7−ナフチレンビス(( ジ−メトキシフェニル)ボスフェート)である。
より好ましいアリーレン−ビス(ジアリールポスフェート)化合物は、以下の式 のものである。
上式中、R’は、 であり、そしてR2、R2、R′及びR5の各々は、以下の式のものである。
本明細書で用いられている用語「アリールJは、C1〜C11のアリール基を意 味し、用語「ハロアリールJは、1〜9個のハロゲン原子で置換されているC、 〜Cl2アリールを意味し、また用語「ハロゲンj及び「ハロJのような誘導体 用語はF、CI及びBrをさす。
アリーレン−ビス(ジアリールホスフェート)化合物は、本明細書中で教示する 技法によって、及び/または米国特許第2.782.128号明細書(本明細書 ではその全体を参照として取り入れる)やA、 H。
Blatt編のrOrganic 5yntheses」、 Co11ecte d Vol、 2、pp、 109−111に教示されている技法によって調製 することができる。該米国特許明細書はビスホスフェートの合成について教示し 、またrOrganicSynthesesJの文献は一般的にホスフェートの 合成について教示している。後者の文献は、生成する塩酸の受容体としてピリジ ンを使用する、特定のアルコールとオキシ塩化リンとの反応について詳述してい る。さらに後者の文献は、その実施例においてビスホスフェートを製造するのに 採用した反応の温度も与えている。
アリーレン−ビス(ジアリールホスフェート)化合物が、以下の特性のうちの一 つ以上、好ましくは二つ以上を示すとさらに好ましい。すなわち、(1)セルロ ースエステルを濃度6重量%で配合して、溶液流延法または溶融流延法によって フィルムを形成した場合に、そのフィルムが透明になること、(2)セルロース エステルを濃度6重量%で配合して、溶液流延法または溶融流延法によってフィ ルムを形成した場合に、そのフィルムのガラス転移温度(rTgに試料を20° C/分の速度で加熱するように改変したASTM試験法D−3418にょって測 定したちの)が、該化合物を含まない同じセルロースエステルのフィルムよりも 7摂氏度以上低いこと、そして(3)試料を20°C/分の速度で加熱するよう に改変したASTM試験法D−3850を採用して空気中で加熱した場合に、該 化合物が225°Cに到達したときに損失した該化合物の重量%が2.5%未満 であること。
本発明の配合物においては、成分(B)が、成分(A)の重量を基準として5% よりも多量に存在する。アリーレン−ビス(ジアリールホスフェート)化合物( すなわち、成分(B))は、セルロースエステル(すなわち、成分(A))の重 量を基準として、好ましくは約lO%〜約30%、より好ましくは約1096〜 約24%の量で存在する。
本発明の配合物は、当業者には周知の1種以上のその他の添加剤を任意に含有す ることができる。このような添加剤は、熱安定剤、酸化防止剤、酸掃去剤、紫外 線安定剤、着色剤、その他の可塑剤及び剥離助剤であることができる。熱安定剤 の例には、トリアゾール、モノベンゾエート、イソシアヌレート、ホスフィツト またはこれらの組合せが含まれる。酸化防止剤の例には、フェノールの誘導体が 含まれる。紫外線安定剤または酸掃去剤の例には、ナフタノエート、エポキシ化 タレート、エポキシ比論及びヒンダードアミンが含まれる。有用な可塑剤の例に は、フタル酸ジメチル、フタル酸ジエチル、リン酸トリエチル、リン酸トリフェ ニル、クエン酸トリエチル、セバシン酸ジブチル、フタル酸メトキシメチル、ジ ー(2−メトキシエチル)フタレート、等が含まれる。有用な剥離助剤の例には 、遊離酸形で非エステル化ヒドロキシル基を1個以上有する、モノ−及びジー置 換ポリエトキシル化及びモノ−及びジー置換ホスフェートエステルが含まれる。
もちろん、その他の添加剤の量は相当に変化し、とりわけ使用する特定の添加剤 と配合物の所望の特性に依存する。しかしながら、存在する場合には、これらの 添加剤は約0.05〜約45%の範囲にある。
その他の可塑剤及び剥離助剤の場合、このようなその他の添加剤の好ましい量は 、セルロースエステルの重量に対して、約8〜約35%、より好ましくは約18 〜約26%である。熱安定剤、酸化防止剤、酸掃去剤、紫外線安定剤及び/また は着色剤の場合、このようなその他の添加剤の好ましい量は、セルロースエステ ルの重量に対して、約0.05〜約4%、より好ましくは約0.1〜約1.5% である。
本発明の配合物は、フィルムまたはその他の有用な成形物、例えばシートやロッ ド、にすることができる。このようなフィルムや成形物は、本明細書に教示する 技法を採用して、または当該技術分野に開示されている、例えば、溶液流延法に ついて教示している米国特許第3.291.625号や、ロールミリングについ て教示している米国特許第3.723.147号(これらは共にその全体が本明 細書中に参照として取り入れられる)によって、本発明の配合物を溶液流延、熱 可塑性押出または射出成形することで製造することができる。押出や射出成形に ついては、”Encyclopedia of Pa1)a+er 5cien ce andTechnology”、 Vol、 3. John Wile y & 5ons、 Inc、、 1965. pp、 389−401に一般 的に教示されている。
配合されたセルロースエステルは、数多くの特許公報及び刊行物に記載されてい るように、有用な溶剤または溶剤混合物に溶解し、キャストしてフィルムにする ことができる。セルロースエステルは、溶媒1重量部当たりセルロースエステル 0.05〜0.30部の量で溶解することができる。有用な溶剤には、アルコー ル類、ケトン類、エステル類、エーテル類、グリコール類、炭化水素類及びハロ ゲン化炭化水素項が含まれる。セルロースエステルの溶解度によって指定される 、単独でまたはその他の溶剤との組合せで使用することができる特に有用な溶剤 は、メタノール、エタノール、プロパツール、ブタノール、アセトン、2−ブタ ノン、2−ペンタノン、2−ヘキサノン、酢酸エチル、酢酸ブチル、プロピオン 酸エチル、ジクロロメタン及びトリクロロエタンである。溶剤系の所望の特性は 、溶剤の成分比率によっである程度は制御することができる。
セルロースエステルをアリーレン−ビス(ジアリールホスフェート)と均質溶液 中で配合する方法の他に、ロール−ミリングまたは押出のような熱可塑性配合プ ロセスとして配合を行うことが可能である。その後、こうして配合されたセルロ ースエステルは、熱と圧力を加えることによって成形して物品にすることができ る。配合されたセルロースエステルは、その他の添加剤、例えば安定剤、酸化防 止剤、緩衝剤、その他の可塑剤及び剥離助剤を含んで成ることができる。これら の添加剤及び量は、先に記載したとおりである。
本発明の配合物はアモルファスであるか、あるいは該配合物の融解温度は典型的 には約130°C〜約280℃の範囲にある。
本発明の配合物から製造されたフィルムや成形物は、パッケージング材料、テー プ基材、ねじ廻しの柄のような工具の柄、写真フィルム用ベース、等といった数 多くの用途に使用することができる。
本発明の配合物は、易燃性が低減され、しかも必要な処理温度が低いことが好ま しい。また、該配合物は、良好な透明性、低い揮発性(すなわち、良好な配合安 定性)及び高い寸法安定性を示すことが好ましい。
易燃性に関しては、本発明の配合物は、同じ量の本発明のアリーレン−ビス(ジ アリールホスフェート)の代用物としてトリフェニルホスフェートを配合した同 じセルロースエステルの対照用配合物と比較して、400°Cに加熱した後にそ の原重量の少なくとも85%を保持することが好ましく、また同じ量のトリフェ ニルホスフェートを配合した同じセルロースエステルの対照用配合物と比較して 、400℃に加熱した後に配合物の原重量と少なくとも同じ重量を保持すること はさらに好ましい。
本発明の配合物は、DuPont社製熱重量分析計951で試験し、露点−10 °C未満を示す空気流を試料表面に0.5〜45cfhの速度[25°C及び1 気圧(101,33kPa)で毎時14.15〜113.20リツトルコで流し 、試料を室温から500°Cまで毎分20°Cの速度で加熱するように改変した ASTM試験法D−3850に従い測定したときに、配合物を酢酸セルロースか ら調製した場合には400℃に加熱後その初期重量の15%(より好ましくは1 8%)以上を保持し、配合物を酢酸プロピオン酸セルロースまたはプロピオン酸 セルロースから調製した場合には400℃に加熱後その初期重量の15%(より 好ましくは17%)以上を保持し、配合物を酪酸セルロースまたは酢酸酸セルロ ースから調製した場合には400℃に加熱後その初期重量の12%(より好まし くは16%)以上を保持する。
より低い処理温度に関しては、本発明の配合物は、ホスフェート添加剤を含まず に配合された同じセルロースエステルから調製した同じ配合物のガラス転移温度 よりも7°C以上(より好ましくは11℃以上)低いガラス転移温度を示すこと が好ましい。本発明の配合物は、DuPont社製AutoSampler D ual Ce1l 912で試料を毎時20°Cの速度で加熱するように改変し たASTM試験法D−3418に従い測定したときに、セルロースエステルが酢 酸セルロースである場合には175°C(より好ましくは170°C)未満のガ ラス転移温度を示し、配合物を酢酸プロピオン酸セルロースまたはプロピオン酸 セルロースから調製した場合には165°C(より好ましくは155℃)未満の ガラス転移温度を示し、配合物を酢酸酸セルロースまたは酪酸セルロースから調 製した場合には130℃(より好ましくは125°C)未満のガラス転移温度を 示す。
透明性に関しては、本発明の配合物は、蛍光下で目視検査した場合に曇りを示さ ない溶液流延または押出による製品にできることか好ましい。本発明の配合物は 、製品にした場合に、ホスフェート添加剤を含まずに同じセルロースエステルか ら調製された製品と同等の透明性を有することが好ましい。
配合安定性または揮発性に関しては、本発明の配合物をその初期重量の97゜5 %を保持させたまま加熱することができる最高温度、すなわちその配合安定性( formulaic 5tability)、が、(セルロースエステル重量の 重量%に基づいて)同じ量の本発明のアリーレン−ビス(ジアリールホスフェー ト)の代用物としてトリフェニルホスフェートを配合した同じセルロースエステ ルの対照用配合物をその初期重量の97.5%を保持させたまま加熱することが できる最高温度を、30°Cよりも大きく下回ることのないことが好ましい。本 発明の好ましい配合物をその初期重量の97.5%を保持させたまま加熱するこ とができる最高温度は、セルロースエステル重量の重量%に基づいて同じ量のト リフェニルホスフェートを配合した同じセルロースエステルの配合物をその初期 重量の97.5%を保持させたまま加熱することかできる最高温度を、5°C以 上上回る。
本発明の好ましい配合物は、露点−1O°C未満を示す空気流を試料表面に0. 5〜45cfhの速度[25°C及び1気圧(101,33kPa)で毎時14 .15〜113.20リツトル]で流し、試料を室温から500°Cまで毎分2 0°Cの速度で加熱するように改変したASTM試験法D−3850に従い測定 したときに、酢酸セルロースの場合には175℃(より好ましくは200’C) に加熱後その初期重量の97.5%を保持し、酢酸プロピオン酸セルロースまた はプロピオン酸セルロースの場合には180°C(より好ましくは200°C) に加熱後その初期重量の97.5%を保持し、配合物を酪酸セルロースまたは酢 酸酸セルロースから調製した場合には300°Cに加熱後その初期重量の97. 5%を保持する。
最後に、寸法安定性に関しては、本発明の配合物は、(セルロースエステルの重 量に基づいて)同じ量の本発明のアリーレン−ビス(ジアリールホスフェート) の代用物としてトリフェニルホスフェートを配合した同じセルロースエステルの 対照用配合物と比べて5°Cよりも大きく下回ることのない温度において2%の 伸びを示すことが好ましい。本発明の配合物が、(セルロースエステルの重量に 基づいて)同じ重量%量までトリフェニルホスフェートを配合した同じセルロー スエステルの配合物よりも5℃以上高い温度において2%の伸びを示すことがよ り好ましい。本発明の好ましい配合物は、長さ10〜14cm、幅2.5〜3c m及び厚さ0.1〜0.2 nonのフィルムにした配合物についてASTM試 験法D−1637に従い測定した場合に、酢酸セルロースの場合には130°C に加熱したときに伸び率2%未満を示し、酢酸プロピオン酸セルロースまたはプ ロピオン酸セルロースの場合には120℃に加熱したときに伸び率2%未満を示 し、酪酸セルロースまたは酢酸酸セルロースから調製した配合物の場合には75 ℃に加熱したときに伸び率2%未満を示す。
本発明は、以下の実施例によりさらに例示することができるが、これらの実施例 は単に例示を目的とするものであって、本発明の範囲を限定することを意図する ものではないことを理解されたい。
実施例1 トリフェニルホスフェートはEastman Kodak社(Rocheste r、 NewYork)から購入してそのまま使用した。ガスクロマトグラフィ ーによる分析値はそれが純度98%であることを示した。
ジフェニルクロロホスフェートから調製した。32.7gのヒドロキノンを50 0 mlのピリジンに溶解した。この溶液を窒素パージ下で5°Cに冷却した。
次いで、その溶液の温度を10°C未満に保ちながら200グラムのジフェニル クロロホスフェートを1滴ずつ加えた。ジフェニルクロロホスフェートの添加が 完了した後、フラスコを室温にまで温めて、その温度で16時間維持した。その 反応溶液に200 mlの水を加え、そしてこのピリジン水溶液を3リツトルの 水に注ぎ込んだ。
沈澱物を集めて、メタノールから再結晶化させた。収率は90%超;mp士10 6〜107℃:マススペクトルtn/e 574゜元素分析値は重量%C=62 .3及び重量%H= 4.22を示した。
実施例3 ジ(p−メトキシフェニル)クロロホスフェートの調製は、スタークー、温度計 、窒素雰囲気、及びHC】スクラバーを通して排気される還流冷却器、を具備し た500 mlの三日フラスコ中で行った。このフラスコに84 g(0,55 モル)のオキシ塩化リンと124 g(1,00モル)のヒドロキノンモノメチ ルエーテルを装填した。その混合物を攪はんして、ポット温度が210〜220 ℃に達するまで(約3時間)加熱し還流した。次いで、その混合物を冷却し、− ロフラスコに移し、そして短いVjgreauxカラムを通して減圧蒸留した。
bp 110〜120℃10.2 mtn Hg (0,027kPa)の蒸留 物が約20 g得られ、それは廃棄した。次いで、ポット残留物をKugelr ohr装置で蒸留すると、淡褐色油状物の生成物が101 g得られ、それは静 置しておくと結晶化した。
その物質は、さらに特性決定はしなかったが、以下のようにp−フェニレン−ビ ス(ジ−p−メトキシフェニルホスフェート)の調製に直接使用した。乾燥ピリ ジン100 ml中にヒドロキノン5.5 g(0,05モル)を含有する溶液 を窒素下の室温で攪はんした。一部に32.8 g(0,10モル)のジ(p− メトキシフェニル)クロロポスフェートを加えて、その混合物を20時間攪はん した。実施例2に記載したものと同様の水性かす(workup)の後に酢酸エ チルから再結晶化すると、mp 106〜109”Cの生成物21.4gが得ら れた。マススペクトル: m/e 694゜元素分析は重量%C=58.7及び 重量%H= 4.78を示した。
実施例4 m−フェニレンビス(ジフェニルポスフェート)を実施例2で用いた同じ手順で 調製したが、但し、ヒドロキノンの代わりにレソルシノールを使用し、また試薬 は以下の量とした。反応は、100 mlのピリジン中で11.0gのレソルシ ノールと59 gのジフェニルクロロポスフェートを用いて行い、静置すると徐 々に結晶化する粘性油状の生成物50 gを得た。試料をエーテル/ヘキサンか ら再結晶化すると、+119=34〜38“Cの固体生成物が得られた。マスス ペクトル: m/e 574゜元素分析は重量%C= 62.5及び重量%H=  4.22%を示した。
実施例5 クロロヒドロキノンビス(ジフェニルポスフェート)を以下のように調製した。
100 a+1の乾燥ピリジン中にクロロヒドロキノン6.0gを含有する溶液 を窒素下の室温で攪はんした。25.0gのジフェニルクロロホスフェートを滴 下した後、室温で96時間攬はんした。その反応混合物を氷水に注ぎ込んで、生 じた油を固化させた。イソプロピルアルコールから再結晶化するとmp=66〜 68℃の生成物19.4gが得られた。この生成物は以下の元素分析値を示した :重量%C=59.0及び重量%H=3.83゜ 実施例6 1.5−ナフタレン−ビス(ジフェニルホスフェート)を以下のように調製した 。75 mlの乾燥ピリジン中に8.0gの1.5−ナフタレンジオールを含有 する溶液を窒素下で攪はんし、そして30.8gのジフェニルクロロホスフェー トを滴下処理した。室温で20時間攪はんした後、その混合物を氷水に注ぎ込ん で、淡褐色の固体生成物を濾過により回収した。メタノールから再結晶化すると 、mp=135〜138°Cの生成物11.3gが得られた。マススペクトル:  m/e 624゜この生成物は以下の元素分析値を示した二重量%C=64. 8及び重量%H= 4.35゜実施例7 実施例2と同様の方法で2.6−ナフタレン−ビス(ジフェニルホスフェート) を調製した。16.0gの2,6−ナフタレンジオールを69.0gのジフェニ ルクロロホスフェートと反応させると、mp=95〜98℃を示す生成物32. 5 g(55%)を生じた。マススペクトル: m/e 624゜元素分析値は 、重量%C= 65.4及び重量%H=4.31を示した。
実施例8 100 mlのピリジン中で11.4gのビスフェノールAと29.6gのジフ ェニルクロロホスフェートを反応させることによって、ビスフェノールAビス( ジフェニルホスフェート)を調製したが、これは実施例2の原案により行った。
イソプロパツールから再結晶化すると、mp=56〜58°Cの上記化合物12 gが得られた。マススペクトル: m/e692゜元素分析値は、重量%C=  68.2及び重量%H= 5.04を示した。
実施例9 アセチル置換度2゜9及びrV 1.8 dL/gを示す酢酸セルロース、CA −435−75からセルロースエステルフィルム形成配合物を調製した。
全混合重量6グラムのホスフェート添加剤及びCA−435−75を60 ml の塩化メチレン/メタノール(9/1)に周囲温度で12〜24時間穏やかに混 合することによって溶解させた。その溶液をガラス板上に注ぎ込み、時計皿で被 覆して蒸発を制限した。溶剤を24時間蒸発させ、また残留した溶剤は60″C の真空オーブン内で除去した。配合物中に使用したホスフェートの量を計算して 、表IXに明記した最終フィルム中の重量%ホスフェート濃度を与えた。透明性 は、蛍光下での定性的な観測によって決定した。熱転移は、DuPont社AU tOSalllplerDual Ce1l 912で試料を毎分20″Cの速 度で加熱するように改変したASTM試験法D−3418に従い、示差走査熱量 計によって決定した。この実施例のフィルムについての透明性及び熱転移も表■ Xに記載した。
実施例10(比較用) 実施例9に記載した同じ方法で酢酸セルロース、CA−435〜75のフィルム を調製したか、但し、その配合物にはホスフェート添加剤を含有させなかった。
透明性及び熱転移は実施例9に記載したように決定した。その結果を表Xに示す 。
実施例12 実施例9に記載したように配合したフィルムに対して熱重量分析を行った。この 分析は、試料を毎分20°Cの速度の空気流中で加熱することによって行った。
試料がその原型量の2.5%を損失した温度を配合安定性温度と定義した。この 温度が高いほど、可塑剤を含む酢酸セルロースの配合物の安定性が高いことにな る。実施例9で製作したフィルムについての配合安定性温度を表Xllに記載す る。
実施例】3(比較用) 実施例1のトリアリールホスフェートを配合した酢酸セルロース、CA−435 −75のフィルムの配合安定性を、実施例12に記載した方法と同様にして決定 した。これらのフィルムの配合安定性温度を表X1rlに記載した。
実施例14 実施例9で調製した酢酸セルロースのフィルムの寸法安定性は、ASTM D1 637に従いフィルムをまず66 psi(455,07kPa)の応力下に置 いて、そのフィルムを徐々に加熱することによって決定した。フィルムかその長 さの2%伸長する温度を、そのフィルムの配合物の最高寸法安定温度とみなした 。この温度が高いほど、配合物の寸法安定性が高いことになる。これらの温度を 表X(Vに記録した。
二 実施例15(比較用) 比較用の実施例1Oで調製した酢酸セルロースのフィルムの寸法安定性を、実施 例14に記載した同じ方法で決定した。この温度を表XVに記録した。
実施例16(比較用) 比較用の実施例10で調製した酢酸セルロースのフィルムの寸法安定剤としての トリアリールホスフェートの性能を、実施例14に記載した同じ方法で決定した 。これらの温度を表XVIに記録した。
i 実施例18(比較用) 実施例10に記載したホスフェート添加剤はどれも含まない酢酸セルロースのフ ィルムの難燃化を、実施例17に記載した方法で測定した。残留するフィルムの パーセントを表XVI11に報告する。
実施例20 この実施例のためのフィルム形成配合物を調製するのに用いたセルロースエステ ルは、溶剤100 ml当たりポリマー0.5gの濃度で25°Cで測定した、 60/40 (重量/重量)のフェノール/テトラクロロエタン中のIV 1. 4 dL/gと、アセチル置換度2.45を示す二酢酸セルロース、CA−39 8−30とした。配合物中に使用するホスフェートの量を計算して、表XXに明 記した最終フィルム中の重量%ホスフェート濃度を与えた。このフィルムは、実 施例9で採用したものと本質的に同じ方法で製作した。熱転移及び透明性は、実 施例9と本質的に同じ方法て決定し、表XXに記録した。
実施例22(比較用) この例のためのフィルムは、実施例20に記載した二酢酸セルロース、CA−3 98−30から調製した。このフィルムを調製するのに採用した手順は実施例1 1に記載したものと同様とした。フィルムの熱転移を、実施例9に記載した方法 で決定して、表XXIに記録した。
実施例23 実施例20に記載した手順によって製作したフィルムに対して、実施例12に記 載したように熱重量分析を行った。2.5重量%の損失か起こった配合安定温度 を表XXIIIに記録した。
実施例24(比較例) 実施例21に記載した手順によって製作したフィルムに対して、実施例12に記 載したように熱重量分析を行った。2.5重量%の損失が起こった配合安定温度 を表XXIVに記録した。
実施例26 実施例20に記載した手順によって製作した二酢酸セルロースのフィルムの寸法 安定性を、実施例14に記載した方法によって決定した。これらのフィルムの最 高寸法安定温度を表XXVIに記録した。
実施例28(比較用) 実施例22に記載した手順によって製作した二酢酸セルロースのフィルムの寸法 安定性を、実施例14に記載した方法によって決定した。これらのフィルムの最 高寸法安定温度を表XXV[IIに記録した。
実施例29 実施例20に記載したようにアリーレン−ビス(ジフエニlレホスフェート)を 用いて調製した二酢酸セルロース、CA−398−30のフィルムを、それらの 難燃性について実施例17に記載したようζこ試験した。重量%で表した残留量 を表XXIXに記録した。
実施例30(比較用) 実施例21に記載したようにホスフェート添加剤を含ませずに調製した二酢酸セ ルロース、 CA−398−30のフィルムを、それらの難燃性について実施例 17に記載したように試験した。重量%で表した残留量を表XXXに記録した。
実施例32 この実施例のためのフィルム形成配合物を調製するのに用いたセルロースエステ ルは、溶剤100011当たりポリマー0.5gの濃度で25℃で測定した、6 0/40 (重量/重量)のフェノール/テトラクロロエタン中のIV 1.4  dL/gと、プロピオニル置換度2.68を示す酢酸プロピオン酸セルロース 、CAP−482−20とした。配合物中に使用するホスフェートの量を計算し て、表XXXIIに明記した最終フィルム中の重量%ホスフェート濃度を与えた 。このフィルムは、実施例9で採用したものと本質的に同じ方法で製作した。熱 転移は、実施例9に記載した方法で決定し、表XXXTlに記録した。
実施例34(比較用) 実施例32に記載した酢酸プロピオン酸セルロース、CAP−482−20から のフィルムに、実施例11に記載した方法によってトリアリールホスフェートを 配合した。その熱転移を、実施例9に記載した方法で決定して、表xxxnに記 録した。
実施例35 実施例32に記載した手順によって製作したフィルムに対して、実施例12に記 載したように熱重量分析を行った。2.5重量%の損Δ 実施例36(比較例) 実施例33に記載した手順によって製作したフィルムに対して、実施例12に記 載したように熱重量分析を行った。2.5重量%の損失が起こった配合安定温度 を表XXXV rに記録した。
ルロースのフィルムの寸法安定性を、実施例14に記載した方法により決定した 。これらのフィルムの最高寸法安定温度を表XXXV I I Iに記録した。
H 実施例40(比較用) 実施例34に記載した手順によって製作した酢酸プロピオン酸セルロースのフィ ルムの寸法安定性を、実施例14に記載した方法により決定した。これらのフィ ルムの最高寸法安定温度を表XLに記録した。
実施例42(比較用) 実施例33に記載したようにホスフェート添加剤を含ませずに調製した酢酸プロ ピオン酸セルロース、CAP−482−20のフィルムを、それらの難燃性につ いて実施例17に記載したように試験した。重量%で表した残留量を表XLr1 に記録した。
実施例44 この実施例のためのフィルム形成配合物を調製するのに用いたセルロースエステ ルは、溶剤100 a+1当たりポリマー0.5gの濃度で25°Cで測定した 、60/40 (重量/重量)のフェノール/テトラクロロエ、タン中のrV  1.4 dL/gと、アセチル置換度1.05、そしてブチリル置換度l、71 を示す酢酪酸セルロース、CAB−381−20とした。配合物中に使用するホ スフェートの量を計算して、表XLrVに明記した最終フィルム中の重量%ホス フェート濃度を与えた。このフィルムは、実施例9で採用したものと本質的に同 じ方法で製作した。熱転移及び透明性は、実施例9と本質的に同じ方法で決定し 、表XL■■に記録した。
実施例46(比較用) アリーレン−ビス(ジアリールホスフェート)の代わりにトリフェニルホスフェ ートを使用したことを除いて実施例44に記載した方法によって、トリアリール ホスフェートを配合した酢酪酸セルロース、CAB−381−20からのフィル ムを調製した。フィルムの熱転移及び透明性を実施例9に記載の方法で決定して 表XLVIに記録した。
実施例47 実施例44に記載した手順によって製作したフィルム(二対して、実施例12に 記載したように熱重量分析を行った。2.5重量%の損実施例48(比較例) 実施例45に記載した手順によって製作したフィルムに対して、実施例12に記 載したように熱重量分析を行った。2.5重量%の損失が起こった配合安定温度 を表XLV I I rに記録した。
実施例50 実施例44に記載した手順によって製作した酢酪酸セルロースのフィルムの寸法 安定性を、実施例14に記載した方法ζこよって決定した。これらのフィルムの 最高寸法安定温度を表しに記録した。
実施例52(比較用) 実施例46に記載した手順によって製作した酢酪酸セルロースのフィルムの寸法 安定性を、実施例14に記載した方法によって決定した。これらのフィルムの最 高寸法安定温度を表LHに記録した。
へ 実施例53 実施例44に記載したようにアリーレン−ビス(ジフェニルホスフェート)を用 いて調製した酢酪酸セルロース、CAB−381−20のフィルムを、それらの 難燃化について実施例17に記載したように試験した。重量93て表した残留量 を表Llrlに記録した。
実施例54(比較用) 実施例45に記載したようにホスフェート添加剤を含ませずに調製した酢酪酸セ ルロース、CAB−381−20のフィルムを、それらの難燃化について実施例 17に記載したように試験した。重量%で表した残留量を表LIVに記録した。
実施例5に の実施例で使用した酢酸セルロースは、実施例20で記載した酢酸セルロースと 同じ化学組成を有した。この酢酸セルロース、CA−398−30から以下の方 法でコンセントレートAを調製した。最初に、56.75gのエポキシ化タル油 と、45.4gのバラー第三ブチルフェノールと、7.95gのネオペンチルフ ェニルホスファイトと、そして2.27gの鉱油中50重量%ナフテン酸ストロ ンチウムとの溶液を、4成分すべてを2000 mlのエタノールに溶解するこ とによって調製した。次いで、この溶液中に1ポンド(0,4536kg)のC A−398−30をスラリー化させ、そしてHg真空15インチ(50−67k Pa)、60℃及び毎分80回転のロータリーエバポレーションによってエタノ ールを除去した。イソプロピルアルコールの除去後に残った残留物がコンセント レートAであった。コンセントレートAを48ボンド(21,77kg)の酢酸 セルロース、CA−398−30に加え、そしてこの混合物に9ボンド(4,0 8kg)の実施例2のp−フェニレンビス(ジフェニルホスフェート)を配合し た。その後、この配合物を、230°Cのバレル及びダイ温度と275 rl) mの軸速度を育する二軸スクリュー押出機内の溶融体として配合した。この押出 物は、長さ、帽及び高さが0.5インチ(12,7mm)未満のベレットへ細断 した。これらのベレットは、酢酸セルロース、CA−398−30と、100部 (7) CA−398−30当たり18M(Op−7z ニー L/ンビス(ジ フェニルホスフェート)と、100部のCA−398−30当たり0.6部のエ ポキシ化タル油と、100部のCA−398−30当たり0.4部のパラー第三 ブチルフェノールと、 100部のCA−398−30当たり0.07部のネオ ペンチルフェニルホスファイトと、そして100部0CA−398−30当たり 0.02部の鉱油中50重量%ナンテン酸ストロンチウムとの配合物を代表する 。その後、これらのベレットを70℃で16時間乾燥させ、−軸スクリユー押出 機で押出してフィルムにした。押出機のバレル及びダイ温度は245℃とした。
得られたフィルムの厚さは4ミルであり、その特性を表LVrに記載した。
寡 へ 下の方法でコンセントレートBを調製した。最初に、65.8gのエポキシ化タ ル油と、52.7gのパラー第三ブチルフェノールと、9.2gのネオペンチル フェニルホスファイトと、そして2.6gの鉱油中50重量%ナフテン酸ストロ ンチウムとの溶液を、4成分すべてを20001111のエタノールに溶解する ことによって調製した。次いで、この溶液中に500gのCA−398−30を スラリー化させ、モしてl(g真空20インチ(67,56kPa)、60℃及 び毎分80回転のロータリーエバポレーションによってエタノールを除去した。
イソプロピルアルコールの除去後に残った残留物かコンセントレートBであった 。1317 gの分子量範囲380〜420のポリエチレングリコールと150 0 [iのCA−398−30とを、均一なさらさらした白色粉末が得られるま で十分に混合することによってコンセントレートCを調製した。コンセントレー トB及びコンセントレートCを1!、35 kgのCA−398−30と790 gの実施例2のp−フェニレンビス(ジフェニルホスフェート)に加えた。この 粉末混合物を4時間激しく配合した。その後、この配合物を、225°Cのバレ ル及びダイ温度と275 rpmの軸速度を有する二輪スクリュー押出機内の溶 融体として配合した。この押出物は、長さ、輻及び高さが0.5インチ(12, 7mm)未満のベレットへ細断した。これらのベレットは、酢酸セルロース、C A−398−30と、100部0CA−398−30当たり6部のp−フェニレ ンビス(ジフェニルホスフェート)と、100部のCA−398−30当たり1 0部のポリエチレングリコールと、100部のCA〜398−30当たり0.6 部のエポキシ化タル油と、100部のCA−398−30当たり0.4部のバラ ー第三ブチルフェノールと、100部のCA−398−30当たり0.07部の ネオペンチルフェニルホスファイトと、そして100部のCA−398−30当 たり0.02部の鉱油中50重量%ナフテン酸ストロンチウムとの配合物を代表 する。その後、これらのベレットを70″Cで16時間乾燥させ、−軸スクリユ ー押出機で押出してフィルムにした。
押出機のバレル及びダイ温度は245°Cとした。得られたフィルムの厚さは4 ミルであり、その特性を表LVrrに記載した。
フコントページの続き (72)発明者 ケリー、ステイーブン スコツトアメリカ合衆国、オレゴン  97701.ベンド、コナーン ロード 19816

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.(A)少なくとも1種のセルロースエステル、及び(B)成分(A)の重重 を基準として6〜30%の、少なくとも1種のアリーレン−ビス(ジアリールホ スフェート)化合物を含んで成る配合物。 2.成分(B)が、成分(A)の重量を基準として10〜30%の量で存在する 、請求の範囲1記載の配合物。 3.成分(B)が、成分(A)の重量を基準として10〜24%の量で存在する 、請求の範囲1記載の配合物。 4.熱安定剤、酸化防止剤、酸掃去剤、紫外線安定剤、着色剤、その他の可塑剤 及び剥離助剤から成る群より選択された1種以上のその他の添加剤を、成分(A )の重量を基準として0.05〜45%さらに含んで成る請求の範囲1記載の配 合物において、前記その他の添加剤が、トリアゾール、モノベンゾエート、イソ シアヌレート、ホスフィット、フェノールの誘導体、ナフタノエート、エポキシ 化タレート、エポキシ化油、ヒンダードアミン、フタル酸ジメチル、フタル酸ジ エチル、リン酸トリエチル、リン酸トリフェニル、クエン酸トリエチル、セバシ ン酸ジブチル、フタル酸メトキシメチル、ジ−(2−メトキシエチル)フタレー ト、並びに遊離酸形で非エステル化ヒドロキシル基を1個以上有する、モノ−及 びジ−置換ポリエトキシル化及びモノ−及びジ−置換ホスフェートエステルから 成る群より選択されている、請求の範囲1記載の配合物。 5.前記その他の添加剤が、 (i)成分(A)の重量を基準として8〜35%の、その他の可塑剤、剥離助剤 、またはそれらの混合物、 (ii)成分(A)の重量を基準として0.05〜4%の、熱安定剤、酸化防止 剤、酸掃去剤、紫外線安定剤、着色剤、またはそれらの混合物、(iii)(i )及び(ii)の混合物から成る群より選択されている、請求の範囲4記載の配 合物。 6.前記その他の添加剤が、 (i)成分(A)の重量を基準として18〜26%の、その他の可塑剤、剥離助 剤、またはそれらの混合物、 (ii)成分(A)の重量を基準として0.1〜1.5%の、熱安定剤、酸化防 止剤、酸掃去剤、紫外線安定剤、着色剤、またはそれらの混合物、 (iii)(i)及び(ii)の混合物から成る群より選択されている、請求の 範囲4記載の配合物。 7.前記セルロースエステルが、C2〜C8アルカノイル、C7アロイル、また はそれらの混合物から選択された置換基を含有する、請求の範囲1記載の配合物 。 8.前記セルロースエステルが酢酸セルロース、プロピオン酸セルロース、酪酸 セルロース、酢酸プロピオン酸セルロース、酢酪酸セルロースまたはプロピオン 酸酪酸セルロースであり、且つAGU当たりのDSが、アセチルについては0〜 2.9であり、ブチリルについては0〜2.6であり、プロピオニルについては 0〜2.7であり、そして残留ヒドロキシル基については0.3〜0.9である 、請求の範囲1記載の配合物。 9.残留ヒドロキシル基のAGU当たりのDSが0.1〜2.0であり、且つ前 記配合物が、25℃の重量比60/40のフェノール/テトラクロロエタン溶剤 中、溶剤100ml当たりセルロースエステル0.5gの濃度で測定した1.V .値1.4〜1.9dL/gを示す、請求の範囲1記載の配合物。 10.成分(A)が、アセチル基のAGU当たりのDS値2.1〜2.9を示す 酢酸セルロース;プロピオニル基のAGU当たりのDS値2.1〜2.9を示す プロピオン酸セルロース;ブチリル基のAGU当たりのDS値2.1〜2.9を 示す酪酸セルロース;アセチル基のAGU当たりのDS値0.1〜2.1とブチ リル基のAGU当たりのDS値0.5〜1.8とを示す酢酪酸セルロース;アセ チル基のAGU当たりのDS値0.1〜2.1とプロピオニル基のAGU当たり のDS値0.4〜2.7とを示す酢酸プロピオン酸セルロース;またはプロピオ ニル基のAGU当たりのDS値0.4〜2.7とブチリル基のAGU当たりのD S値0.3〜2.6とを示すプロピオン酸酪酸セルロースである、請求の範囲1 記載の配合物。 11.アセチル基のAGU当たりのDS値0.8〜1.2と、ブチリル基のAG U当たりのDS値1.5〜1.8とを示す酢酪酸セルロース;またはアセチル基 のAGU当たりのDS値1.5〜2.1と、プロピオニル基のAGU当たりのD S値0.5〜1.5とを示す酢酸プロピオン酸セルロースである、請求の範囲1 0記載の配合物。 12.成分(A)のASTM D−871粘度が10〜60秒である、請求の範 囲8記載の配合物。 13.前記アリーレン−ビス(ジアリールホスフェート)化合物が、以下の化学 式で示される化合物であり、▲数式、化学式、表等があります▼ 上式中、R1は以下の構造式のうちの一つから選択され、▲数式、化学式、表等 があります▼,▲数式、化学式、表等があります▼,▲数式、化学式、表等があ ります▼,または▲数式、化学式、表等があります▼, 上記R1構造体のいずれかが1個以上のハロゲン原子で置換されていてもよく、 R2は、以下の基であり、 ▲数式、化学式、表等があります▼または▲数式、化学式、表等があります▼, R3、R4及びR5の各々は独立に、R2と同じ意味を有し、R6は、以下の基 であり、 −CH2−,▲数式、化学式、表等があります▼,または▲数式、化学式、表等 があります▼,R7は、H、アリール、ハロアリール、C1〜C8直鎖もしくは 枝分れ鎖のアルキル、1個以上のハロゲン原子で置換されたC1〜C8直鎖もし くは枝分れ鎖のアルキル、またはC1〜C8アルコキシであり、そして R8は、R7またはハロゲン原子である、請求の範囲13記載の配合物。 14.R1がハロゲン化されておらず、且つR8がハロゲン以外である、請求の 範囲13記載の配合物。 15.R1が以下の構造式: ▲数式、化学式、表等があります▼,▲数式、化学式、表等があります▼,▲数 式、化学式、表等があります▼,または▲数式、化学式、表等があります▼,で 示される、請求の範囲13記載の配合物。 16.R2、R3、R4及びR5部分の各々が独立に、以下の構造式: ▲数式、化学式、表等があります▼ で示され、且つR8がハロゲン以外である、請求の範囲13記載の配合物。 17.R2、R3、R4及びR5が同じである、請求の範囲16記載の配合物。 18.R7及びR8部分が独立に、H、C1〜C8直鎖アルキル、C1〜C8枝 分れ鎖アルキルまたはC1〜C8アルコキシである、請求の範囲13記載の配合 物。 19.R7及びR8部分が独立に、H、C1〜C4直鎖アルキル、C1〜C4枝 分れ鎖アルキルまたはC1〜C4アルコキシである、請求の範囲13記載の配合 物。 20.R7及びR8部分がHである、請求の範囲13記載の配合物。 21.R6が、 −CH2−または▲数式、化学式、表等があります▼である、請求の範囲13記 載の配合物。 22.成分(B)が、p−またはm−フェニレンビス(ジフェニルホスフェート );1,6−または2,7−ナフチレンビス(ジフェニルホスフェート);p− またはm−フェニレンビス((ジ−クロロフェニル)ホスフェート);1,6− または2,7−ナフチレンビス((ジ−クロロフェニル)ホスフェート);p− またはm−フェニレンビス((ジ−メトキシフェニル)ホスフェート);あるい は1,6−または2,7−ナフチレンビス((ジ−メトキシフェニル)ホスフェ ート)である、請求の範囲1または8記載の配合物。 23.成分(B)が、以下の構造式: ▲数式、化学式、表等があります▼ で示され、上式中のR1が、 ▲数式、化学式、表等があります▼,▲数式、化学式、表等があります▼,▲数 式、化学式、表等があります▼,または▲数式、化学式、表等があります▼,で あり、そして各R2、R3、R4及びR5が以下の式;▲数式、化学式、表等が あります▼ で示される、請求の範囲1、8、9、10、11または12記載の配合物。 24.前記アリーレン−ビス(ジアリールホスフェート)化合物が、以下の特性 : (1)濃度6重量%でセルロースエステルと配合し、溶液流延法または溶融流延 法でフィルムを形成させた場合に、そのフィルムが透明であること、 (2)濃度6重量%でセルロースエステルと配合し、溶液流延法または溶融流延 法でフィルムを形成させた場合に、試料を毎分20℃の速度で加熱するように改 変したASTM試験法D−3418によって測定した該フィルムのガラス転移温 度が、該化合物を含まない同じセルロースエステルのフィルムよりも摂氏7度以 上低いこと、並びに(3)試料を毎分20℃で加熱するように改変したASTM 試験法D−3850を採用して空気中で加熱した場合に、該化合物が225℃に 達した時点の該化合物重量の損失が2.5%未満であることのうちの一つ以上を 示す、請求の範囲1記載の配合物。 25.非晶質であるか、または融点130℃〜280℃を示す、請求の範囲1記 載の配合物。 26.請求の範囲1記載の配合物において:(a)同じ量の成分(B)の代用物 としてトリフェニルホスフェートを配合した同じセルロースエステルの対照用配 合物と比較して、400℃に加熱した後にその原重量の少なくとも85%を保持 し;(b)成分(B)を含まずに配合された同じセルロースエステルから調製し た同じ配合物のガラス転移温度よりも7℃以上低いガラス転移温度を示し; (c)前記配合物をその初期重量の97.5%を保持させたまま加熱することが できる最高温度が、同じ量の成分(B)の代用物としてトリフェニルホスフェー トを配合した同じセルロースエステルの対照用配合物をその初期重量の97.5 %を保持させたまま加熱することができる最高温度を、30℃よりも大きく下回 ることがなく;(d)同じ量の成分(B)の代用物としてトリフェニルホスフェ ートを配合した同じセルロースエステルの配合物と比べて5℃よりも大きく下回 ることのない温度において2%の伸びを示し;そして(e)溶液流延法または押 出法によって、蛍光下で目視検査した場合に曇りを示さない製品にすることがで きる、前記配合物。 27.請求の範囲1記載の配合物において:(a)同じ量の成分(B)の代用物 としてトリフェニルホスフェートを配合した同じセルロースエステルの対照用配 合物と比較して、400℃に加熱した後に配合物の原重量と少なくとも同じ重量 を保持し;(b)成分(B)を含まずに配合された同じセルロースエステルから 調製した同じ配合物のガラス転移温度よりも11℃以上低いガラス転移温度を示 し; (c)前記配合物をその初期重量の97.5%を保持させたまま加熱することが できる最高温度が、同じ量の成分(B)の代用物としてトリフェニルホスフェー トを配合した同じセルロースエステルの対照用配合物をその初期重量の97.5 %を保持させたまま加熱することができる最高温度を、5℃以上上回り; (d)同じ量の成分(B)の代用物としてトリフェニルホスフェートを配合した 同じセルロースエステルの配合物よりも5℃以上高い温度において2%の伸びを 示し;そして (e)溶液流延法または押出法によって、蛍光下で目視検査した場合に曇りを示 さない製品にすることができる、前記配合物。 28.プロピオン酸セルロースまたは酢酸プロピオン酸セルロースである請求の 範囲10または11記載の配合物において:(a)DuPont社製熱重量分析 計951で試験し、露点−10℃未満を示す空気流を試料表面に0.5〜4sc fhの速度[25℃及び1気圧(101,33kPa)で毎時14,15〜11 3,20リットル]で流し、試料を室温から500℃まで毎分20℃の速度で加 熱するように改変したASTM試験法D−3850に従い測定したときに、40 0℃に加熱後その初期重量の15%以上を保持し; (b)DuPont社製Autosampler Dual Cell 912 で試料を毎時20℃の速度で加熱するように改変したASTM試験法D−341 8に従い測定したときに、165℃未満のガラス転移温度を示し;(c)露点− 10℃未満を示す空気流を試料表面に0.5〜4scfhの速度[25℃及び1 気圧(101,33 kPa)で毎時14,15〜113,20リットル]で流 し、試料を室温から500℃まで毎分20℃の速度で加熱するように改変したA STM試験法D−3850に従い測定したときに、180℃に加熱後その初期重 量の97.5%を保持し;(d)長さ10〜14cm、幅2.5〜3cm及び厚 さ0.1〜0.2mmのフィルムにした配合物についてASTM試験法D−16 37に従い測定した場合に、120℃に加熱したときに伸び率2%未満を示し; そして(e)溶液流延法または押出法によって、蛍光下で目視検査した場合に曇 りを示さない製品にすることができる、前記配合物。 29.プロピオン酸セルロースまたは酢酸プロピオン酸セルロースである請求の 範囲10または11記載の配合物において:(a)DuPont社製熱重量分析 計951で試験し、露点−10℃未満を示す空気流を試料表面に0.5〜4 s cfhの速度[25℃及び1気圧(101,33kPa)で毎時14,15〜1 13,20リットル]で流し、試料を室温から500℃まで毎分20℃の速度で 加熱するように改変したASTM試験法D−3850に従い測定したときに、4 00℃に加熱後その初期重量の17%以上を保持し; (b)DuPont社製Autosampler Dual Cell 912 で試料を毎時20℃の速度で加熱するように改変したASTM試験法D−341 8に従い測定したときに、155℃未満のガラス転移濃度を示し;(c)露点− 10℃未満を示す空気流を試料表面に0.5〜4scfhの速度[25℃及び1 気圧(101,33 kPa)で毎時14,15〜113,20リットル]で流 し、試料を室温から500℃まで毎分20℃の速度で加熱するように改変したA STM試験法D−3850に従い測定したときに、200℃に加熱後その初期重 量の97.5%を保持し;(d)長さ10〜14cm、幅2.5〜3cm及び厚 さ0.1〜0.2mmのフィルムにした配合物についてASTM試験法D−16 37に従い測定した場合に、120℃に加熱したときに伸び率2%未満を示し; そして(e)溶液流延法または押出法によって、蛍光下で目視検査した場合に曇 りを示さない製品にすることができる、前記配合物。 30.酪酸セルロースまたは酢酪酸セルロースである請求の範囲10または11 記載の配合物において: (a)DuPont社製熱重量分析計951で試験し、露点−10℃未満を示す 空気流を試料表面に0.5〜4scfhの速度[25℃及び1気圧(101,3 3kPa)で毎時14,15〜113,20リットル]で流し、試料を室温から 500℃まで毎分20℃の速度で加熱するように改変したASTM試験法D−3 850に従い測定したときに、400℃に加熱後その初期重量の12%以上を保 持し; (b)DuPont社製Autosampler Dual Cell 912 で試料を毎時20℃の速度で加熱するように改変したASTM試験法D−341 8に従い測定したときに、130℃未満のガラス転移温度を示し;(c)露点− 10℃未満を示す空気流を試料表面に0.5〜4scfhの速度[25℃及び1 気圧(101,33kPa)で毎時14,15〜113,20リットル]で流し 、試料を室温から500℃まで毎分20℃の速度で加熱するように改変したAS TM試験法D−3850に従い測定したときに、300℃に加熱後その初期重量 の97.5%を保持し;(d)長さ10〜14cm、幅2.5〜3cm及び厚さ 0.1〜0.2mmのフィルムにした配合物についてASTM試験法D−163 7に従い測定した場合に、75℃に加熱したときに伸び率2%未満を示し;そし て(e)溶液流延法または押出法によって、蛍光下で目視検査した場合に曇りを 示さない製品にすることができる、前記配合物。 31.酪酸セルロースまたは酢酪酸セルロースである請求の範囲10または11 記載の配合物において: (a)DuPont社製熱重量分析計951で試験し、露点−10℃未満を示す 空気流を試料表面に0.5〜4scfhの速度[25℃及び1気圧(101,3 3kPa)で毎時14,15〜113,20リットル]で流し、試料を室温から 500℃まで毎分20℃の速度で加熱するように改変したASTM試験法D−3 850に従い測定したときに、400℃に加熱後その初期重量の16%以上を保 持し; (b)DuPont社製Autosampler Dual Cell 912 で試料を毎時20℃の速度で加熱するように改変したASTM試験法D−341 8に従い測定したときに、125℃未満のガラス転移温度を示し;(c)露点− 10℃未満を示す空気流を試料表面に0.5〜4 scfhの速度[25℃及び 1気圧(101,33kPa)で毎時14,15〜113,20リットル]で流 し、試料を室温から500℃まで毎分20℃の速度で加熱するように改変したA STM試験法D−3850に従い測定したときに、300℃に加熱後その初期重 量の97.5%を保持し;(d)長さ10〜14cm、幅2.5〜3cm及び厚 さ0.1〜0.2mmのフィルムにした配合物についてASTM試験法D−16 37に従い測定した場合に、75℃に加熱したときに伸び率2%未満を示し;そ して(e)溶液流延法または押出法によって、蛍光下で目視検査した場合に曇り を示さない製品にすることができる、前記配合物。 32.酢酸セルロースである請求の範囲10記載の配合物において:(a)Du Pont社製熱重量分析計951で試験し、露点−10℃未満を示す空気流を試 料表面に0.5〜4scfhの速度[25℃及び1気圧(101,33kPa) で毎時14,15〜113,20リットル]で流し、試料を室温から500℃ま で毎分20℃の速度で加熱するように改変したASTM試験法D−3850に従 い測定したときに、400℃に加熱後その初期重量の15%以上を保持し; (b)DuPont社製Autosampler Dual Cell 912 で試料を毎時20℃の速度で加熱するように改変したASTM試験法D−341 8に従い測定したときに、175℃未満のガラス転移温度を示し;(c)露点− 10℃未満を示す空気流を試料表面に0.5〜4scfhの速度[25℃及び1 気圧(101,33kPa)で毎時14,15〜113,20リットル]で流し 、試料を室温から500℃まで毎分20℃の速度で加熱するように改変したAS TM試験法D−3850に従い測定したときに、175℃に加熱後その初期重量 の97.5%を保持し;(d)長さ10〜14cm、幅2.5〜3cm及び厚さ 0.1〜0.2mmのフィルムにした配合物についてASTM試験法D−163 7に従い測定した場合に、130℃に加熱したときに伸び率2%未満を示し;そ して(e)溶液流延法または押出法によって、蛍光下で目視検査した場合に曇り を示さない製品にすることができる、前記配合物。 33.酢酸セルロースである請求の範囲10記載の配合物において:(a)Du Pont社製熱重量分析計951で試験し、露点−10℃未満を示す空気流を試 料表面に0.5〜4scfhの速度[25℃及び1気圧(101,33kPa) で毎時14,15〜113,20リットル]で流し、試料を室温から500℃ま で毎分20℃の速度で加熱するように改変したASTM試験法D−3850に従 い測定したときに、400℃に加熱後その初期重量の18%以上を保持し; (b)DuPont社製Autosampler Dual Cell 912 で試料を毎時20℃の速度で加熱するように改変したASTM試験法D−341 8に従い測定したときに、170℃未満のガラス転移温度を示し;(c)露点− 10℃未満を示す空気流を試料表面に0.5〜4scfhの速度[25℃及び1 気圧(101.33kPa)で毎時14.15〜113.20リットル]で流し 、試料を室温から500℃まで毎分20℃の速度で加熱するように改変したAS TM試験法D−3850に従い測定したときに、200℃に加熱後その初期重量 の97.5%を保持し;(d)長さ10〜14cm、幅2.5〜3cm及び厚さ 0.1〜0.2mmのフィルムにした配合物についてASTM試験法D−163 7に従い測定した場合に、130℃に加熱したときに伸び率2%未満を示し;そ して(e)溶液流延法または押出法によって、蛍光下で目視検査した場合に曇り を示さない製品にすることができる、前記配合物。 34.請求の範囲1〜33のいずれか1項に記載の配合物を含んで成るフィルム または成形物。
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