JPH0644749Y2 - テールゲートリフタの載置面傾き防止構造 - Google Patents

テールゲートリフタの載置面傾き防止構造

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JPH0644749Y2
JPH0644749Y2 JP1987165224U JP16522487U JPH0644749Y2 JP H0644749 Y2 JPH0644749 Y2 JP H0644749Y2 JP 1987165224 U JP1987165224 U JP 1987165224U JP 16522487 U JP16522487 U JP 16522487U JP H0644749 Y2 JPH0644749 Y2 JP H0644749Y2
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unit portion
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柳太郎 山森
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日野車体工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は貨物自動車等に取り付けられて、荷台に荷物を
積み降ろしするときに使用されるテールゲートリフタで
あって、特に荷物を載せる載置面が不用意に傾かないよ
うに姿勢を確実に保持して荷役作業を安全に行なうこと
ができるようにしたテールゲートリフタの載置面傾き防
止構造に関するものである。
(従来の技術) 貨物自動車等では、荷物を荷台に積み降ろしする場合の
荷役作業を軽減するため、テールゲートリフタを搭載さ
せたものがある。
この従来のテールゲートリフタは、荷台の底部に油圧装
置で上下方向に回動する一対のアームユニット部を設け
るとともに、このアームユニット部の回動端に荷物を載
せるゲートユニット部を取り付けている。
そして、ゲートユニット部を使用しない場合は、アーム
ユニット部に対して折り曲げて荷台の後部側面にゲート
ユニット部を添接格納させた状態にし、これをロックし
ておき、使用に際してロックを解除してゲートユニット
部を倒して使用する。また、このゲートユニット部が倒
された状態では荷床とゲートユニット部とが略平行にな
る。さらに、この状態でアームユニット部を回動させる
と荷床と地面との間でゲートユニット部を上下に変位さ
せることができ、載置面上に載せた荷物を積み降ろしす
ることができる。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、このように回動する一対のアームユニッ
ト部の先端にゲートユニット部を取り付けて上下に変位
させる構造では、ゲートユニット部上に荷物が片寄った
位置に載せられた状態が生じると、一対のアームユニッ
ト部間に捩じれ作用が働く。この捩じれが生じるとゲー
トユニット部が傾いて荷役作業が不安定となり危険が伴
うことになる。また、捩じれ作用でアームユニット部等
に異常な外力が働くと、アームユニット部等が破損する
恐れもあるのでアームユニット部の強度を増さねばなら
ずコスト高になる問題等もあった。
本考案は上記問題点に鑑みてなされたものであり、その
目的は簡単な構造で一対のアームユニット部間に生ずる
捩じれ作用力を阻止し、ゲートユニット部における荷物
載置面の姿勢を所定の状態で確実に保持することのでき
る構造にしたテールゲートリフタの載置面傾き防止構造
を提供することにある。
(問題点を解決するための手段) 上記目的を達成するため本考案は、a)荷台9の底部に
取り付けられたフレーム24と、このフレーム24に回転自
在に支持されたシャフト15と、このシャフト15を回転さ
せるための第1の油圧シリンダー11とを有した基体ユニ
ット部6と、b)物品を載せる載置面21を有したゲート
ユニット部8と、c)前記フレーム24の側壁25に沿って
上下方向に回転する状態にして、前記シャフト15の左右
両側に分かれて前記シャフト15と一体回転可能に取り付
けられた左右一対の作動部材34と、d)前記フレーム24
の側壁25に沿って上下方向に回転する状態にして、前記
作動部材34に枢軸38を介して一端側が取り付けられてい
るとともに、前記作動部材34で中間部分が下側から支え
られて前記作動部材34と一体に回転可能なリフティング
アーム35と、前記リフティングアーム35と並んで設けら
れているとともに、前記フレーム24の側壁25に沿って上
下方向に回転する状態にして、前記フレーム24に枢軸47
を介して一端側が取り付けられたテンションアーム37と
を有し、かつ前記リフティングアーム35の他端側と前記
テンションアーム37の他端側が枢軸69とリンク基板52を
介して前記ゲートユニット部8に各々取り付けられてい
る左右一対のアームユニット部7と、e)一端側が枢軸
77を介して前記作動部材34に取り付けられているととも
に、他端側が前記ゲートユニット部8に取り付けられ、
駆動により前記ゲートユニット部8を枢軸16を支点にし
て回転させ、前記ゲートユニット部8を前記荷台9の後
面に添設された格納位置と前記荷台9の床面の延長線上
に横たわった状態になる上昇位置とに切り換え可能な第
2の油圧シリンダー12と、f)前記一対のアームユニッ
ト部7に対応して前記基体ユニット部6の両側に各々配
設された一対の傾き防止装置46を備え、g)前記第1の
油圧シリンダー11の駆動により前記作動部材34をシャフ
ト15と共に回転させて、前記ゲートユニツト部8を前記
上昇位置と地面に近い地上位置とに移動切り換え可能に
したテールゲートリフタであって、前記傾き防止装置46
を、h)一端側が枢軸41を介して前記リフティングアー
ム35上に回転自在に取り付けられているとともに、他端
側が前記シャフト15上に当接させて設けられた傾き防止
プレート36と、i)前記傾き防止プレート36の他端側と
対応させて前記作動部材34上に前記作動部材34と一体回
転可能に設けられ、前記作動部材34が前記上昇位置側に
所定の位置まで回転されると前記傾き防止プレート36の
端側と当接されて、前記アームユニット部7が前記作動
部材34に対して戻り方向に単独で回動するのを規制し、
前記一対のアームユニツト部7間の捩じれの発生を無く
して前記ゲートユニット部8の姿勢を保持し、前記載置
面21の傾きを防止するためのストッパー45と、j)前記
傾き防止プレート36の他端側を前記シャフト15上に当接
させておくための付勢力を付与するスプリング44と、
k)前記傾き防止プレート36の下方に対応して前記フレ
ーム24の側壁25に設けられているとともに、前記アーム
ユニット部7が前記地上位置側へ所定の位置まで回動さ
れると、前記傾き防止プレート36と当接されて前記スプ
リング44の付勢力に抗して前記傾き防止プレート36を前
記ストッパー45の回動軌跡内より外して前記アームユニ
ット部7の戻り方向の回動を許容し、前記一対のアーム
ユニット部7により規制される前記ゲートユニット部8
の姿勢を調整可能にするための規制解除手段43とで構成
したものである。
(作用) 上記構成によれば、地上位置より離れて上昇位置側にゲ
ートユニット部8が配置されている状態で、このゲート
ユニット部8が傾こうとすると、一対のアームユニット
部7の間に捩じれ力が発生して片方のアームユニット部
7に戻し方向の回動力が働き、この回動力でアームユニ
ット部7をはね上げようとした場合は、このはね上げら
れようとする片方のアームユニット部7に設けた傾き防
止プレート36の他端がストッパー45に当接し、この片方
のアームユニット部7における戻し方向の回動が阻止さ
れる。
したがって、一対のアームユニット部7との間に捩じれ
力が作用すると、この捩じれ力は傾き防止プレート36と
ストッパー45とが当接した位置で受け止められて、アー
ムユニット部7が捩じられる力として作用しないので、
ゲートユニット部8を常に所定の姿勢状態に保持し、載
置面21が傾くのを防止することができる。
一方、アームユニット部7が作動部材34と共に地上位置
側へ所定量回動すると、傾き防止プレート36が規制解除
手段43に当接されてスプリング44の付勢力に抗して傾き
防止プレート36が回動され、前記ストッパー45の回動軌
跡内より傾き防止プレート36が外されてアームユニット
部7の戻り方向の回動規制が解除される。すると、地上
位置側へ所定位置まで回動された位置において、一対の
アームユニット部7がそれぞれ自由に上下方向に働くこ
とが可能になり、この動きでゲートユニット部8が地面
の傾き等に習う状態で姿勢を調整することができる。
さらに、規制解除手段43をフレーム24の側壁25に設けて
いるので、この規制解除手段43を設ける位置の選択が比
較的簡単に行え、最適な位置を選択することができる。
(実施例) 以下、本考案の実施例について図面を参照して説明す
る。
第1図は本考案の一実施例に係るテールゲートリフタの
載置面傾き防止装置を適用したトラックの後部構成をゲ
ート格納状態で概略的に示した後面図、第2図は同上ト
ラックをゲート使用状態で概略的に示した斜視図、第3
図は同上トラックをゲート使用状態で概略的に示した側
面図である。
第1図乃至第3図に示したトラック1は、キャビンの後
部におけるシャーシフレーム2上に荷箱3を架装してお
り、この荷箱3は後部が二つの扉4,4で観音開きされる
ようになっている。また、シャーシフレーム2にはテー
ルゲートリフタ5が設置されている。
このテールゲートリフタ5は、大別するとシャーシフレ
ーム2に固定した基体ユニット部6と、この基体ユニッ
ト部6の左右両側に分かれて取り付けられている一対の
アームユニット部7と、この一対のアームユニット部7
の各先端部分にまたがって取り付けられているゲートユ
ニット部8と、荷箱3の一部を形成しているところの荷
台9の下面に取り付けられている油圧ユニット部10等で
構成されている。
また、基体ユニット部6とゲートユニット部8には油圧
シリンダー11,12がそれぞれ一つづつ設けられている。
なお、。この各油圧シリンダー11,12は、油圧ユニット
部10に設けたコントローラ13上の釦14の操作を介してそ
れぞれ駆動制御される。
そして、先ずテールゲートリフタ5の概略構成を説明す
ると、アームユニット部7は、基体ユニット部6におけ
るシリンダー11の駆動によりシャフト15を回動させる
と、このシャフト15と一体に上下方向に回動し、この回
動する方向に応じてゲートユニット部8を第3図中に符
号Bの位置(なお、以下に述べる「符号Bの位置」と
は、第3図中のこの符号Bの位置の状態を指す。)と、
符号Cの位置(なお、以下に述べる「符号Cの位置」と
は、第3図中の符号Cの位置の状態を指す。)へ移動さ
せることができる。
一方、ゲートユニット部8は、油圧シリンダー12の駆動
により、シャフト16を支点にして符号Aの位置(格納位
置)と符号Bの位置(上昇位置)とへ回動変位できる構
造になっている。そして、ゲートユニット部8が符号A
の位置に回動変位されると、このゲートユニット部8は
各扉4で閉じられている荷箱3の外側に添設された状態
になって格納される。また、この格納された状態は、係
合ロック装置19を荷箱3側の被係止爪部材17に係合させ
てロックされる。
なお、その係合ロック装置19のロックは、ゲートユニッ
ト部8を符号Bの位置へ回動させて使用するときには、
ゲートユニット部8の外側から開口90を通してハンドル
20(第1図参照)を操作すると解除することができる構
造になっている。また、このロックを解除した状態で油
圧シリンダー12の油圧力を解除すると、ゲートユニット
部8を、格納状態にある符号Aの位置から使用可能状態
にある符号Bの位置へ回動変位させることができる。そ
して、符号Bの位置では、荷台9の床面を延長した線上
にゲートユニット部8の載置面21が横たわった状態にな
る。さらに、この状態では、扉4を閉ロックしている不
図示のロックを解除すると、一対の扉4を個々に開閉す
ることができる。また、このときゲートユニット部8の
載置面21と荷役ターミナル等におけるプラットホーム22
(第3図参照)の高さが一致している場合はゲートユニ
ット部8の先端側をそのままプラットホーム22に掛け渡
して荷役作業を行なうことができる。これに対して、荷
物の積み降ろし位置が荷台9よりも低く地面に近い場合
は、油圧シリンダー11の油圧力を解除させてアームユニ
ット部7をシャフト15と一体に下側へ回動させると、荷
物を載せた状態でゲートユニット部8を符号Bの位置か
ら符号Cの位置(なお、以下に述べる「符号Cの位置」
とは、第3図中の符号Cの位置の状態を指す。)、すな
わち地上位置へ変位させることができる。
そして、荷役作業時にプラットホーム22または地面とゲ
ートユニット部8の高さが一致していない場合は、油圧
シリンダー11と油圧シリンダー12による調整及びアーム
ユニット部7とゲートユニット部8間に設けた高さ調整
機構23を操作することによって調整することができる。
すなわち、プラットホーム22が荷台9よりも高い場合
は、ゲートユニット部8を符号Aの位置から符号Bの位
置へ回動させる際にゲートユニット部8の先端がプラッ
トホーム22上に当接するまで油圧シリンダー12を制御さ
せると高さの誤差を簡単に調整することができる。これ
に対して、プラットホーム22が荷台9よりも若干低いよ
うな場合は、ゲートユニット部8の符号Aの位置から符
号Bの位置へ回動させる前に高さ調整機構23を操作して
おく。すると、ゲートユニット部8の先端を第3図中の
符号Dの位置(なお、以下に述べる「符号Dの位置」と
は、第3図中の符号Dの位置の状態を指す。)までさら
に回動させた状態に実効的に高さ状態を行なって使用す
ることができる。この調整操作は符号Cの位置から符号
Eの位置に高さ調整する場合も同様に行なうことができ
る。
逆に、ゲートユニット部8を符号Cの位置から符号Bの
位置へ戻す場合は、再び油圧シリンダー11を駆動制御
し、シャフト15を反時計回り方向へ回動させることによ
って戻すことができる。そして、さらに符号Bの位置か
ら符号Aの位置へ戻してゲート格納状態にする場合は、
先ず扉4を閉じてロックした後に、油圧シリンダー12を
駆動させて戻す。また、符号Aの位置にゲートユニット
部8が復帰すると、係合ロック装置19によりゲートユニ
ット部8の自動ロックが行なわれて保持される。
以上がテールゲートリフタ5の概略構成である。
次に、上記構成における要部の細部構造に付いて第1図
乃至第3図に第4図乃至第10図を加えて説明する。
上記基体ユニット部6は、さらに第4図乃至第6図に示
すように矩形状のフレーム24と、上記油圧シリンダー1
1,上記シャフト15等で構成されている。
また、フレーム24は左右の両側壁25と平行にして前後に
延びる一対の支持板26(第6図参照)を備え、この支持
板26の両端を前壁27と後壁28にそれぞれ固定させ、この
一対の支持板26の間に油圧シリンダー11を配設してい
る。この油圧シリンダー11は、シリンダー部29と、この
シリンダー部29から進退出するロッド30とでなる。そし
て、シリンダー部29は後壁28と隣接している一端側を下
方に、前壁27側の他端側を上方にそれぞれ配置させて斜
めの状態で一対の支持板26間に固定されていて、ロッド
30が前壁27側の上方へ斜めに向かって進退出する状態に
なっている。
一方、シャフト15は一対の支持板26とフレーム24の両側
壁25を貫通して両端がフレーム24の外側へ突出した状態
でフレーム24に回動自在に取り付けられている。また、
シャフト15には、一対の支持板26の間に一対の連結片31
が固定されている。さらに、この一対の連結片31間には
油圧シリンダー11におけるロッド30の先端が配置され、
このロッド30の先端が枢軸32を介して連結片31の先端と
互いに回動自在にリンク結合されている。
このように構成した基体ユニット部6は、フレーム24の
両側壁25に一端が固定された取付部材33を介して、シャ
ーシフレーム2に固定されている。
そして、この基体ユニット部6は、油圧ユニット部10の
制御を介して油圧シリンダー11がロッド30を進退出させ
ると、この進退出動作が枢軸32と連結片31とで回転運動
に変換されて、シャフト15を連結片31と一体に往復回動
させることができる。すなわち、ロッド30がシリンダー
部29から突出されて行くと、このロッド30の突出に連動
して連結片31が第4図に示すように前壁27側へ徐々に押
し倒されて行き、シャフト15を反時計回り方向へ回動さ
せる。また、逆にロッド30がシリンダー部29内へ徐々に
引かれて行くと、連結片31が第5図に示すように後壁28
側へ徐々に引き倒されて行き、シャフト15を時計回り方
向へ回動させることができる。
したがって、このように油圧シリンダー11を駆動させて
シャフト15を往復回動させると、このシャフト15に連結
されているアームユニット部7を上下方向へ回動させる
ことができる。
次に、上記アームユニット部7は、第4図乃至第6図に
さらに詳細な構造を示すように、作動部材34,リフティ
ングアーム35,傾き防止プレート36及びテンションアー
ム37等で構成されている。
そして、作動部材34は板状をなしているとともに、フレ
ーム24の両側壁25から各々突出しているシャフト15の両
端にリフティングアーム35を挟んで一対づつ平行に設け
られており、シャフト15と一体に回動する構造になって
いる。なお、一対の作動部材34の間に各々配設された各
リフティングアーム35は、それぞれ枢軸38を介して、こ
れら一対の作動部材34に一端が回動可能に支持されてい
る。また、一対の作動部材34の下端側において、この内
面との間には、リフティングアーム35の下側に位置して
受片39が設けられ、この受片39でリフティングアーム35
の中間部分における下面を支えた状態になっている。
一方、作動部材34に一端が回動可能に取り付けられたリ
フティングアーム35の上面には断面略コ字状をなすブラ
ケット40が固定されており、このブラケット40に支軸41
を介して上記傾き防止プレート36の一端が回動自在に取
り付けられている。この傾き防止プレート36の他端側は
自由端で、シャフト15上に延びた状態になっている。
また、傾き防止プレート36の下部にはフレーム24の側壁
25側へ突出した後、さらに先端が下方へ折り曲げられた
状態に形成されている解除片42が一体に設けられてい
る。この解除片42の先端は、作動部材34と一体にリフテ
ィングアーム35が下側方向へ所定量回動変位したとき
に、フレーム24の側壁25から外側へ突出している規制ピ
ン43に当接して傾き防止プレート36の先端がシャフト15
上から退避する状態に回動できるようにしている。加え
て、傾き防止プレート36の下部にはスプリング掛止部48
が設けられており、このスプリング掛止部48にはリフテ
ィングアーム35の上面に設けられているスプリング掛止
部49に一端を掛け止めたスプリング44(第6図中では省
略している。)の他端が掛け止められている。そして、
このスプリング4の引っ張り力で、傾き防止プレート36
は支軸41を支点にして第4図中の反時計回り方向へ常に
回動付勢された状態になっている。また、リフティング
アーム35に取り付けている傾き防止プレート36側の先端
部分が延びた片側一対の作動部材34には、この作動部材
34の内面間に掛け渡した状態で固定している棒状のスト
ッパー45を設けている。このストッパー45と傾き防止プ
レート36は、アームユニット部7の捩じれを防止し、ゲ
ートユニット部8が左右方向に傾いて載置面21上に載せ
られた荷物等が傾くのを防止し、安全性を高めるための
ねじれ傾き防止装置46を構成しているものである。
この傾き防止装置46は、第4図に示すように、リフティ
ングアーム35が作動部材34と共に上方向へ回動変位され
た状態では、傾き防止プレート36がシャフト15上に載せ
られ、かつ傾き防止プレート36の先端がストッパー45に
当接係合された状態におかれている。
次に、上記テンションアーム37は、フレーム24の両側壁
25から各々外側へ突出した状態でフレーム24に固定され
ている枢軸47に一端が回転可能に取り付けられていると
ともに、他端はリフティングアーム35の他端と同様にゲ
ートユニット部8に連結されている。なお、このテンシ
ョンアーム37は、フレーム24の両側壁25側に設けた各リ
フティングアーム35と並置された状態にして設けられて
おり、ゲートユニット部8が符号Bの位置と符号Cの位
置とリフティングアーム35によって移動されるときに、
ゲートユニット部8を介してリフティングアーム35と一
体的に枢軸47を支点にして回動する。そして、このテン
ションアーム37はリフティングアーム35に捩じれ力が付
与された場合、この捩じれ力の一部を受けてリフティン
グアーム35への捩じれ力を軽減する機能を持たせてい
る。
次に、このように構成されたアームユニット部7の動作
を説明する。
まず、アームユニット部7は、第4図に示すように基体
ユニット部6における油圧シリンダー11のロッド30が突
出されてシャフト15が反時計回り方向へ回動されると、
シャフト15と一体に作動部材34も反時計回り方向へ回動
する。すると、リフティングアーム35は、作動部材34の
受片39で下側から中間部分が支えられているので作動部
材34と一体に上方向へ回動し、先端側が斜め上方へ向い
てゲートユニット部8を符号Aの位置または符号Bの位
置に配置できる状態になる。また、これと同時に、テン
ションアーム37もリフティングアーム35に連動して上方
向へ枢軸47を支点にして回動し、先端側が斜め上方へ向
いてゲートユニット部8の連結された状態になる。
一方、傾き防止装置46における傾き防止プレート36の解
除片42は規制ピン43の上方にあって規制されず、傾き防
止プレート36の先端がシャフト15上に載置されてストッ
パー45と係合可能な状態になっている。したがって、こ
の状態においてゲートユニット部8が符号Bの位置に回
動配置されていれば、ゲートユニット部8の載置面21上
に荷物を載せて荷役作業を行なうことができる。
次に、上記ゲートユニット部8の構造を、さらに第7図
乃至第10図を用いて説明すると、ゲートユニット部8
は、ゲートフレーム50,上記油圧シリンダー12,リターン
スプリング51,リンク基板52,リンクプレート53,ダスト
カバー54,キャンバスカバー55及びブラケット56等で構
成されている。
このうち、ゲートフレーム50は、ゲートユニット部8の
載置面21となる上壁板57と、左右両側壁板58及び外面板
59等を有して、内部に空間を設けた略偏平な箱状に形成
されており、一端部分にはアームユニット部7の他端と
リンク結合されたリンク基板52が固定されている。
このリンク基板52は、ゲートフレーム50の上壁板57の内
面に固定した基部60と、この基部60から略直角に垂れ下
げられた状態にして設けられた三つの支持板部61,62,63
(第10図参照)を有して一体に形成されている。加え
て、支持板部62,63の内面下部には内側へ突出されたス
トッパー64が一体に設けられているとともに、内面上部
には内側に突出されたストッパー壁66が貫通孔65の一部
を囲った状態にして一体に設けられている。
そして、リンク基板52には、三つの支持板部61,62,63に
各々形成されている貫通孔65を通って上記枢軸16を取り
付け、また支持板部61,62の間でテンションアーム37の
他端を枢軸16を介して回動可能に連結されている。
さらに、枢軸16には、支持板部62と支持板部63との間に
一対のリンクプレート53を回動自在に取り付けている。
この一対のリンクプレート53の下端はリンク基板52の下
側へそれぞれ延出された状態になっているとともに、こ
の延出された各下端の間にリフティングアーム35の他端
が枢軸69を介してリンク結合されている。また、枢軸69
上には、リフティングアーム35を挟んで、この両側にそ
れぞれカラー71(第10図参照)を介して、ストッパー片
70が回動自在にして各々取り付けられている。
このストッパー片70は、リンク基板52上のストッパー64
と共に上記高さ調整機構23を構成しているものである。
また、このストッパー片70には枢軸69を挟んで、この一
端側に当接片部71を、他端側に被ストッパー片部72をそ
れぞれ一体に設けている。なお、このストッパー片70は
外部から操作者によって往復回動操作できる構造になっ
ている。そして、ストッパー片70の時計回り方向への回
動は、一端がリンクプレート53の内側へ突出しているス
トッパープレート73に被ストッパー片部72が当接するこ
とによって規制される。また、この状態になると、当接
片部71は第8図に示すようにリンク基板52のストッパー
64と対向し、かつ当接した状態で配置され、このストッ
パー64と当接片部71との当接によってゲートユニット部
8の時計回り方向への回動を規制する構造になってい
る。一方、ストッパー片70の反時計回り方向への回動
は、リンクプレート53の内側に突出しているストッパー
を兼ねるラビリンス100にストッパー片70の一部が当接
することによって規制される。また、この状態では第9
図に示すように当接片部71がリンク基板52のストッパー
64の前面から逃げた位置に配置される。
なお、ラビリンス100は、ダストカバー54,キャンバスカ
バー55と共に外側からの異物や水の侵入等を防ぐ機能を
持たせており、枢軸77と枢軸69の間の隙間を塞いだ状態
で取り付けられている。
そして、この高さ調整機構23では、当接片部71がストッ
パー64の前面から逃げた状態にストッパー片70を回動さ
せると、シャフト16を支点にしてゲートユニット部8を
下方へさらに回動変位させることができる。すなわち、
この回動変位によって地面からゲートユニット部8の先
端までの距離が変えられ、載置面21の高さ調整を実効的
に行なうことができる。また、この調整状態にあるゲー
トユニット部8を調整前の状態に戻す場合は、ゲートユ
ニット部8を再び符号Aの位置へ戻してストッパー片70
を時計回り方向へ回動させ、当接片部71をストッパー64
に当接配置させることにより戻すことができる。
したがって、この高さ調整機構23におけるストッパー片
70の回動操作を行なうことによって、ゲートユニット部
8の載置面21よりもプラットホーム22の高さが若干低い
場合は、この高さ調整を行ない、載置面21の先端をプラ
ットホーム22の床面に載せると、載置面21の高さをプラ
ットホーム22の床面に高さ等に実効的に合わせることが
できる。
次に、ゲートユニット部8に設けた油圧シリンダー12,
リターンスプリング51,ブラケット56等は、このゲート
ユニット部8を符号Aの位置から符号Bの位置へ往復回
動させるゲート開閉機構74を構成しているものである。
また、このゲート開閉機構74は、片側のアームユニット
部7に対応させて片側だけに設けており、他方のアーム
ユニット部7と対応した位置には設けていない。
そして、上記油圧シリンダー12は、シリンダー部75と、
このシリンダー部75から進退出するロッド76とを備えて
いる。このうち、シリンダー部75は、一端が一対のリン
クプレート53の間に枢軸77を介して回動自在に取り付け
られており、他端側からロッド76を進退出させる構造に
なっている。また、ロッド76の先端は、、ブラケット56
に枢軸76を介して回動自在に取り付けられている。この
ブラケット56は断面略コ字状に形成されているととも
に、ゲートフレーム50の内面に基部を固定して取り付け
られている。さらに、ブラケット56の左右両側面の間に
は、上記枢軸67を取り付け、この枢軸67にロッド76の先
端を連結させて配置した構造になっている。加えて、枢
軸67が取り付けられた上部には、規制突片部79を、基部
から若干離した状態にして一体に設けている。
一方、リターンスプリング51はバネ性を有した帯状鋼材
で形成されている。そして、リターンスプリング51の一
端はサポート80に固定され、他端はブラケット56の基部
と規制突片部79との間に遊びを持たせて差し込ませれ、
これをブラケット56で支持させている。
上記サポート80は、シャフト16上に回動自在に取り付け
られており、またサポート80には外周から突出している
突片部81を一体に形成している。そして、この突片部81
と、この突片部81にねじ止めされている小片82との間に
上記リターンスプリング51の一端を挟み、この一端を突
出片81と小片82とで固定支持した状態になっている。ま
た、このサポート80はゲートユニット部8の回動時にゲ
ートユニット部8を一体的に回動する。そして、ゲート
ユニット部8がシャフト16を支点に反時計方向へ符号A
の位置まで回動変位されると、サポート80の突片部81
が、リンクプレート53に設けたストッパー壁66の端部に
小片82を介して当接し、それ以上の回動を規制する構造
になっている。さらに、一端がサポート80に支持された
上記リターンスプリング51は、直線状の平面に形成され
ずに若干湾曲した状態に形成されている。
そして、ゲートユニット部8が符号Bの位置まで回動変
位した状態では、リターンスプリング51の中間部分は第
8図乃至第9図に示すようにサポート80と規制突片部79
との間でゲートフレーム50の上壁板57側へ近ずく湾曲姿
勢状態になる。また、この姿勢状態ではゲートユニット
部8にスプリング51の反力が働かない。
逆に、ゲートユニット部8が符号Aの位置まで回動変位
した状態では、リターンスプリング51の中間部分が第7
図に示すようにサポート80と規制突片部79との間で反転
し、ゲートフレーム50の上壁板57と離れた湾曲姿勢状態
になる。
そして、リターンスプリング51の他端が規制突片部79の
内面に当接してゲートユニット部8を時計回り方向へ回
動させる力を作用させ、この状態でシリンダー12の油圧
力を解除するとゲートユニット部8が倒れ、またある角
度まで倒れると、その後は自重で符号Bの位置へ回動す
る。
したがって、このように構成したゲート開閉機構74は、
符号Aの位置に相当している第7図の状態にゲートユニ
ット部8が回動変位しているとき、油圧シリンダー12の
ロッド76が最大に突出し、リターンスプリング51の他端
が規制突片部79の内面に当接された状態にある。また、
この状態はゲートユニット部8が格納され、かつリター
ンスプリング51の付勢力でゲートユニット部8を反時計
回り方向へ回動させる力が働いているが、この力はロッ
ク手段19で拘束された状態になっている。よって、ゲー
トユニット部8はロック手段19の拘束力により、格納位
置で保持されている。
次に、この格納状態からゲートユニット部8を符号Bの
位置へ回動させて使用する場合は、ロック手段19を解除
した状態において、油圧ユニット部10により油圧制御を
行ない、油圧シリンダー12の油圧力を解除する。する
と、リターンスプリング51の反力で上述したようにゲー
トユニット部8が回動されて、第8図に示すように符号
Bの位置となる使用状態にすることができる。なお、こ
の状態はアームユニット部7の操作にかかわらず符号C
の位置まで変移させた場合でも、この状態が維持され
る。
また、逆にゲートユニット部8を符号Bの位置から符号
Aの位置へ回転復帰させる場合は油圧ユニット部10の制
御を介して、ロッド76がシリンダー部75内から徐々に突
出して行く方向へ油圧シリンダー12を制御する。する
と、ロッド76が突出するのに伴ってゲートユニット部8
がリターンスプリング51と共にシャフト16を支点に半時
計回り方向へ回動を開始する。この戻し回動操作が行な
われてゲートユニット部8が符号Aの位置まで回動され
ると、この直前でリターンスプリング51が反転すると同
時にサポート80もストッパー壁66で回動規制される。そ
して、ゲートユニット部8を符号Aの位置に格納し、さ
らに上記係合ロック装置19でロックされ、このロックで
保持される。
ところで、このようにゲートユニット部8をアームユニ
ット部7の一端で支えたテールゲートリフタ5の構造
で、特にアームユニット部7とゲートユニット部8との
連結部分が回動できるテールゲートリフタ5の構造にお
いては連結部分が多くなる。このため、荷役作業時にゲ
ートユニット部8の載置面21上に荷物が片寄って載せら
れると、連結部分等からフレーム24の両側に設けたリフ
ティングアーム35間に捩じれ力は生じて、この捩じれ力
で片側のリフティングアーム35が上方へはね上がって戻
り回動しようとする作用が働く。しかし、この構造で
は、ゲートユニット部8は第3図中の符号A,B,Dの状態
が得られる上方の位置にゲートユニット部8を配置させ
ている状態にアームユニット部7が配置されているとき
には、傾き防止装置46における傾き防止プレート36の先
端がストッパー45に当接して、この当接でリフティング
アーム35が上方へはね上がって戻り回動しようとする作
用を阻止するようにしているので、一対のリフティング
アーム35の間の捩じれがテンションアーム37との協働作
用で抑えられ、ゲートユニット部8が傾くのを防ぐ。こ
れにより、安全に荷物を載置することができる。
また、この状態から油圧シリンダー11が駆動制御されて
行き、シリンダー部29内にロッド30が引き込まれてシャ
フト15が時計回り方向へ回動されると、作動部材34もシ
ャフト15と一体に下方向へ回動する。このとき、受片39
で中間部分が受けられているリフティングアーム35も作
動部材34と一体に下方向へ回動し、これによりゲートユ
ニット部8も符号Bの位置から符号Cの位置へ向かって
下方に変位して行く。また、同時にテンションアーム37
も枢軸47を支点にしてゲートユニット部8と一体に下方
向へ回動する。そして、ゲートユニット部8が符号Cの
位置に近ずく直前になると、傾き防止プレート36におけ
る解除片42の下端が規制ピン43に当接する。この排除片
42と規制ピン43とが当接した状態から、さらにリフティ
ングアーム35が時計回り方向へ回動して行くと、スプリ
ング44の付勢力に抗して傾き防止プレート36が枢軸41を
支点に時計回り方向へ回動し、第5図に示すように傾き
防止プレート36の先端がストッパー45から外れた状態に
なって傾き防止装置46も解除される。この位置では、ゲ
ートユニット部8は、床面(地面)に極めて近づいてい
るので、傾き防止装置46が解除されて一対のリフティン
グアーム35の間に捩じれが発生しても、ゲートユニット
部8が大きく傾くこともない。同時に、リフティングア
ーム35が最下端に移動してゲートユニット部8も符号C
の位置に変位された状態になる。したがって、ゲートユ
ニット部8上に載せた荷物を荷台9から地面上に極めて
近ずけた状態に移動させることができる。そして、この
状態では、傾き防止装置46が解除されているので、もし
第3図中の符号Cの位置でゲートユニット部8が左右方
向等で傾きのあるような地面に当接したような場合に
は、逆に一対のリフティングアーム35間に生ずる捩じれ
作用により、ゲートユニット部8の姿勢を地面に沿った
状態に調整することができる。
また、反対に地面上の荷物を積み込む場合は、この状態
でゲートユニット部8の載置面21上に荷物を載せた後、
油圧シリンダー11を駆動制御させてシリンダー部29から
ロッド30を突出させてシャフト15を反時計回り方向へ回
動させると、作動部材34もシャフト15と一体に下方向へ
回動する。このとき、リフティングアーム35も作動部材
34によって持ち上げられるとともに、枢軸38を支点に上
方向へ回動変位される。これにより、ゲートユニット部
8は符号Cの位置から符号Bの位置へ変位されて行き、
同時にテンションアーム37も枢軸47を支点に上方向へ回
動変位して行く。そして、リフティングアーム35が、ゲ
ートユニット部8が地面より大きく離れて姿勢が不安定
になるところの、所定の位置まで上方向へ回動変位され
ると、傾き防止装置46における傾き防止プレート36の先
端がシャフト15上に当接して再びストッパー45と係合可
能な状態になる。これにより傾き防止装置46が再び働
き、リフティングアーム35に捩じれが発生するのを防ぎ
ながら、ゲートユニット部8を荷物と共に安全に持ち上
げて符号Bの位置へ変位させ、第4図に示す状態に戻す
ことができる。
(考案の効果) 以上説明したとおり、本考案に係るテールゲートリフタ
の載置面傾き防止構造によれば、地上位置より離れて上
昇位置側にゲートユニット部8が配置されている状態
で、このゲートユニット部8が傾こうとすめと、一対の
アームユニット部7の間に捩じれ力が発生して片方のア
ームユニット部7に戻し方向に回動力が働くが、この回
動力でアームユニット部7をはね上げようとした場合
は、このはね上げられようとする片方のアームユニット
部7に設けた傾き防止プレート36の他端がストッパー45
に当接し、この片方のアームユニット部7における戻し
方向の回動が阻止される。
したがって、一対のアームユニット部7との間に捩じれ
力が作用すると、この捩じれ力は傾き防止プレート36と
ストッパー45とが当接した位置で受け止められて、アー
ムユニット部7が捩じられる力として作用しないので、
ゲートユニット部8を常に所定の姿勢状態に保持して、
載置面21が傾くのを防止することができ、荷役作業の安
全性が向上する。
一方、アームユニット部7が作動部材34と共に地上位置
側へ所定量回動すると、傾き防止プレート36が規制解除
手段43に当接されてスプリング44の付勢力に抗して傾き
防止プレート36が回動され、前記ストッパー45の回動軌
跡内より傾き防止プレート36が外されてアームユニット
部7の戻り方向の回動規制が解除される。すると、地上
位置側へ所定位置まで回動された位置において、一対の
アームユニット部7がそれぞれ自由に上下方向に動くこ
とが可能になり、この動きでゲートユニット部8が地面
の傾き等に習う状態に姿勢を調整することができる。
したがって、これによっても、荷役作業の安全性がさら
に向上する。
さらに、規制解除手段43をフレーム24の側壁25に設けて
いるので、この規制解除手段43を設ける位置の選択が比
較的簡単に行え、最適な位置を選択することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係るテールゲートリフタの
載置面傾き防止構造を適用したトラックの後部構成をゲ
ート格納状態で概略的に示した後面図、第2図は同上ト
ラックをゲート使用状態で概略的に示した斜視図、第3
図は同上トラックをゲート使用状態で概略的に示した側
面図、第4図は同上装置のアームユニット部を上方へ回
動変位させた状態で示した要部側面図、第5図は同上装
置のアームユニット部を下方へ回動変位させた状態で示
した要部側面図、第6図は第5図のF−F線に沿う方向
より見た概略平面図、第7図は同上装置のゲートユニッ
ト部を格納状態で示した要部側面図、第8図は同上装置
のゲートユニット部を使用状態で示した要部側面図、第
9図は同上装置のゲートユニット部を高さ調整を行なっ
て使用している状態で示した要部側面図、第10図は第8
図のG−G線に沿う方向より見た概略断面図である。 1……トラック、2……シャーシフレーム、3……荷
箱、5……テールゲートリフタ、6……基体ユニット
部、7……アームユニット部、8……ゲートユニット
部、9……荷台、10……油圧ユニット部、11……第1の
油圧シリンダー、12……第2の油圧シリンダー、15……
シャフト、17……被係止爪部材、18……係止爪部材、19
……係合ロック装置、21……載置面、23……高さ調整機
構、24……フレーム、25……側壁、34……作動部材、35
……リフティングアーム、36……傾き防止プレート、37
……テンションアーム、43……規制ピン(規制解除手
段)、44……スプリング、45……ストッパー、46……傾
き防止装置、52……リンク基板、枢軸……69、77……枢
軸。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】a)荷台9の底部に取り付けられたフレー
    ム24と、このフレーム24に回転自在に支持されたシャフ
    ト15と、このシャフト15を回転させるための第1の油圧
    シリンダー11とを有した基体ユニット部6と、 b)物品を載せる載置面21を有したゲートユニット部8
    と、 c)前記フレーム24の側壁25に沿って上下方向に回転す
    る状態にして、前記シャフト15の左右両側に分かれて前
    記シャフト15と一体回転可能に取り付けられた左右一対
    の作動部材34と、 d)前記フレーム24の側壁25に沿って上下方向に回転す
    る状態にして、前記作動部材34に枢軸38を介して一端側
    が取り付けられているとともに、前記作動部材34で中間
    部分が下側から支えられて前記作動部材34と一体に回転
    可能なリフティングアーム35と、前記リフティングアー
    ム35と並んで設けられているとともに、前記フレーム24
    の側壁25に沿って上下方向に回転する状態にして、前記
    フレーム24に枢軸47を介して一端側が取り付けられたテ
    ンションアーム37とを有し、かつ前記リフティングアー
    ム35の他端側と前記テンションアームム37の他端側が枢
    軸69とリンク基板52を介して前記ゲートユニット部8に
    各々取り付けられている左右一対のアームユニット部7
    と、 e)一端側が枢軸77を介して前記作動部材34に取り付け
    られているとともに、他端側が前記ゲートユニット部8
    に取り付けられ、駆動により前記ゲートユニット部8を
    枢軸16を支点にして回転させ、前記ゲートユニット部8
    を前記荷台9の後面に添設された格納位置と前記荷台9
    の床面の延長線上に横たわった状態になる上昇位置とに
    切り換え可能な第2の油圧シリンダー12と、 f)前記一対のアームユニット部7に対応して前記基体
    ユニット部6の両側に各々配設された一対の傾き防止装
    置46を備え、 g)前記第1の油圧シリンダー11の駆動により前記作動
    部材34をシャフト15と共に回転させて、前記ゲートユニ
    ット部8を前記上昇位置と地面に近い地上位置とに移動
    切り換え可能にしたテールゲートリフタであって、 前記傾き防止装置46を、 h)一端側が枢軸41を介して前記リフティングアーム35
    上に回動自在に取り付けられているとともに、他端側が
    前記シャフト15上に当接させて設けられた傾き防止プレ
    ート36と、 i)前記傾き防止プレート36の他端側と対応させて前記
    作動部材34上に前記作動部材34と一体回転可能に設けら
    れ、前記作動部材34が前記上昇位置側に所定の位置まで
    回転されると前記傾き防止プレート36の他端側と当接さ
    れて、前記アームユニット部7が前記作動部材34に対し
    て戻り方向に単独で回動するのを規制し、前記一対のア
    ームユニツト部7間の捩じれの発生を無くして前記ゲー
    トユニット部8の姿勢を保持し、前記載置面21の傾きを
    防止するためのストッパー45と、 j)前記傾き防止プレート36の他端側を前記シャフト15
    上に当接させておくための付勢力を付与するスプリング
    44と、 k)前記傾き防止プレート36の下方に対応して前記フレ
    ーム24の側壁25に設けられているとともに、前記アーム
    ユニット部7が前記地上位置側へ所定の位置まで回動さ
    れると、前記傾き防止プレート36と当接されて前記スプ
    リング44の付勢力に抗して前記傾き防止プレート36を前
    記ストッパー45の回動軌跡内より外して前記アームユニ
    ット部7の戻り方向の回動を許容し、前記一対のアーム
    ユニット部7により規制される前記ゲートユニット部8
    の姿勢を調整可能にするための規制解除手段43とで構成
    したことを特徴とするテールゲートリフタの載置面傾き
    防止構造。
JP1987165224U 1987-10-28 1987-10-28 テールゲートリフタの載置面傾き防止構造 Expired - Lifetime JPH0644749Y2 (ja)

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