JP3299226B2 - 昇降装置 - Google Patents

昇降装置

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JP3299226B2
JP3299226B2 JP21494499A JP21494499A JP3299226B2 JP 3299226 B2 JP3299226 B2 JP 3299226B2 JP 21494499 A JP21494499 A JP 21494499A JP 21494499 A JP21494499 A JP 21494499A JP 3299226 B2 JP3299226 B2 JP 3299226B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、貨物自動車の車体
後部等に装着されて、昇降プラットホームの昇降動作に
より貨物等の積み下ろしの便宜を図るための昇降装置に
係り、とくに昇降プラットホームを水平状態からその先
端の下がった傾斜状態に手動操作等で切換可能で、昇降
プラットホーム上昇位置での昇降プラットホーム先端と
倉庫側プラットホームとの間の高低差を少なくすること
が可能な昇降装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、昇降プラットホームを平行四辺形
リンク機構で昇降させる昇降装置の場合、昇降プラット
ホームは通常水平状態を保持し、傾斜させることが出来
ないのが普通である。しかし、昇降装置付きの貨物自動
車に対して、倉庫側の所定高さの固定プラットホームよ
り貨物を積み込む場合、もしくはその逆の場合、貨物自
動車側の床面高さ(=昇降プラットホームの上昇限位置)
と、倉庫側プラットホームとの間の高低差が大きいと、
荷役作業の能率は低下し、貨物自動車に昇降装置を装着
した効果が無くなる。
【0003】このような貨物自動車の床面、すなわち昇
降プラットホーム上昇限位置と倉庫側プラットホームの
高低差は、貨物自動車の車種によって床面高さがまちま
ちであることから必然的に発生するものであり、昇降プ
ラットホームを傾斜させることが可能になれば昇降プラ
ットホーム先端とプラットホームとの段差が少なくな
り、荷役作業の能率を向上させ得る。
【0004】従来、この点に鑑みて、実開昭61−19
6836号では、昇降プラットホーム(ゲート板)を水平
状態に維持するための平行四辺形リンク機構の垂直リン
クと、昇降プラットホームの主骨材の端面との間に間隔
片を取り外し自在に介在させた構造が提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、実開昭61
−196836号に示したような構造は、間隔片を垂直
リンクと昇降プラットホームの主骨材の端面との間に出
し入れするものであり、間隔片の出し入れの操作性が悪
い嫌いがあるものと認められる。
【0006】また、倉庫側プラットホームを用いない、
車体床面と地面との間の荷役においては、昇降プラット
ホームが車体床面に一致した上昇位置にて傾斜している
と、かえって台車の落下事故等を引き起こすおそれがあ
るが、従来の昇降装置では一旦昇降プラットホームを傾
斜状態に設定すると、次回の昇降装置の使用時において
も昇降プラットホームは傾斜状態のままであり、操作者
が昇降プラットホームを水平状態に復帰させる動作を行
う必要がある。
【0007】本発明は、上記の点に鑑み、上昇位置で昇
降プラットホームを傾斜させて昇降プラットホーム先端
と倉庫側プラットホームとの間の段差を少なくし、荷役
作業の効率化を図ることができ、しかも昇降プラットホ
ームの水平から傾斜、又はその逆の切換操作を円滑に実
行し得るとともに、昇降プラットホームが閉じる動作に
連動させて次回の荷役時に昇降プラットホームが水平に
開く設定に自動復帰させることが可能な昇降装置を提供
することを目的とする。
【0008】本発明のその他の目的や新規な特徴は後述
の実施の形態において明らかにする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の昇降装置は、車両シャーシに固着された装
置フレームと、該装置フレームに一端が回転自在に取り
付けられて昇降用平行リンクを成す第1及び第2のアー
ムと、両端に前記第1及び第2のアームの他端がそれぞ
れ枢着される垂直リンク体と、上面に略垂直な端面及び
ブラケットからなる取付部を有していて該ブラケットに
前記垂直リンク体の上端が枢着された昇降プラットホー
ムとを備え、前記第1又は第2のアームを回動させて前
記昇降プラットホームを昇降駆動する構成において、前
記垂直リンク体に枢支された支持軸と、該支持軸に固着
されていて前記取付部の前記端面に当接可能な水平・傾
斜切り換え用ストッパと、該水平・傾斜切り換え用スト
ッパが前記端面に当接していない昇降プラットホーム傾
斜状態に前記支持軸を係止する係止機構と、前記昇降プ
ラットホームが垂直に閉じる動作に連動して前記係止機
構による前記支持軸の係止を解除する解除機構と、該係
止機構による係止が解除されたときに前記水平・傾斜切
り換え用ストッパを前記端面に当接する位置に復帰させ
る復帰用ばねとを備えたことを特徴している。
【0010】前記昇降装置において、左右の前記支持軸
に操作アームをそれぞれ固着し、左右の前記操作アーム
の先端部同士を切り換え操作部材兼用の連結ロッドで連
結する構成としてもよい。
【0011】前記係止機構が、前記支持軸に設けられた
係止部と、前記垂直リンク体に枢着されていて、該係止
部に係合して前記復帰用ばねの弾性力に抗して前記支持
軸の回転を阻止するロックレバーとを具備した構成であ
るとよい。
【0012】さらに、前記解除機構が、前記垂直リンク
体を貫通するように前記ブラケットに固定された前記昇
降プラットホーム取付用のピンと、該ピンに固定されて
前記昇降プラットホームの垂直に閉じる動作で前記ロッ
クレバーに当たって前記前記支持軸の係止を解除する解
除操作部材とを具備した構成であるとよい。
【0013】前記水平・傾斜切り換え用ストッパを前記
端面に当接する位置で係止する安全ロック機構が設けら
れているとよい。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る昇降装置の実
施の形態を図面に従って説明する。
【0015】図1は本発明の実施の形態の要部拡大右側
面図(昇降プラットホームの水平状態)、図2は要部拡
大左側面図(昇降プラットホームの水平状態)、図3は
昇降プラットホームの図示を省略した要部正面図、図4
は図3のA矢視図、図5は昇降プラットホームを傾斜状
態とした要部拡大右側面図、図6は同じく左側面図、図
7は昇降プラットホームを垂直に閉じた状態とした要部
拡大右側面図、図8は全体構成の右側面図、図9は昇降
プラットホームを閉じた状態での全体構成の正面図であ
る。
【0016】全体構成を示す図8及び図9において、貨
物自動車1のシャーシ1Aに固定された昇降装置フレー
ム2には回転軸3が軸支されており、該フレーム2内に
取り付けられた昇降用油圧シリンダ4により回転軸3が
回転駆動されるようになっている。回転軸3の両側には
回転側板5が固着され、回転側板5にメインアーム6の
基端部がピン7で枢着(回転自在に装着)されている。
つまり回転軸3の中心点Oを回動中心とする回転側板5
及びメインアーム6が平行リンクのうちの第1のリンク
(アーム)を構成し、また、メインアーム6とともに昇
降用平行リンクをなす第2のリンク(アーム)としての
サブアーム8の基端部がフレーム2にピン9で枢着され
ている。メインアーム6の先端部は垂直リンク体10の
下端部にピン11にて枢着され、サブアーム8の先端部
は垂直リンク体10の上端部にピン12にて枢着されて
いる。メインアーム6の途中と回転側板5とは長さ調節
機能を持った連結ロッド13で連結され、回転側板5が
回転したとき前記メインアーム6も回転側板5とともに
回動するようになっている。
【0017】昇降プラットホーム20は上板材21の裏
側に縦方向の補強材22を固着したものであり、図9の
如く後縁部分の2箇所が取付部23となっている。
【0018】垂直リンク体10及び取付部23の周辺部
を拡大した図1乃至図7のように取付部23は上板材2
1に略垂直な端面24及びブラケット25からなり、上
板材21及び補強材22に固着されている。そして、ブ
ラケット25は前記サブアーム8の先端とともに垂直リ
ンク体10の上端部に前記ピン12にて枢着されてい
る。
【0019】前記垂直リンク体10は中間部が幅広とな
った略三角形であり、水平・傾斜切換ストッパ30を有
している。つまり、垂直リンク体10の下部寄り位置で
昇降プラットホーム側端面24に近い側の縁部に水平・
傾斜切換ストッパ30の支持軸31が回転自在に取り付
けられており、水平・傾斜切換ストッパ30はこの支持
軸31に固着されている。
【0020】ここで、水平・傾斜切換ストッパ30は、
支持軸31に固着された雌螺子部材40と、これに螺合
するアジャスト・ボルト41と、アジャスト・ボルト4
1の調整後の位置を固定するクラブスクリュー42及び
これに螺着されたナット43とを有するものであり、支
持軸31の中心からアジャスト・ボルト41の頭部当接
面41aまでの距離が調整自在となっている。水平・傾
斜切換ストッパ30は雌螺子部材40が垂直リンク体1
0の下部突出部10aの上辺に当たっている図1のとき
に、端面24にアジャスト・ボルト41の頭部当接面4
1aが正対向して当接可能で、垂直リンク体10により
昇降プラットホーム20を図8実線の如く水平状態に支
持可能である。また、図5のように水平・傾斜切換スト
ッパ30が斜め上方を向いて垂直リンク体10中間部に
当たっているときは、水平・傾斜切換ストッパ30が端
面24から外れ、昇降プラットホーム20の先端が下が
った傾斜状態となる。つまり、この状態では垂直リンク
体10の下部突出部10aの先端面が端面24に当接し
て図8仮想線Jの如く昇降プラットホーム20の先端側
がやや下がった傾斜状態となる。図3の如く前記支持軸
31の周囲には前記水平・傾斜切り換え用ストッパ30
を前記端面24に当接する位置に復帰させるために復帰
用ばね50が設けられている。
【0021】前記水平・傾斜切り換え用ストッパ30が
前記端面24に当接していない昇降プラットホーム傾斜
状態に支持軸31を係止する係止機構60が、図1、図
5及び図7のように、一方(例えば右側)の垂直リンク
体10に設けられている。すなわち、係止機構60は、
支持軸31に設けられた係止部としての係止溝(凹部)
61と、垂直リンク体10に枢着されていて、該係止溝
61に係合して前記復帰用ばね50の弾性力に抗して前
記支持軸31の回転を阻止するロックレバー62とを具
備している。ロックレバー62は中間位置にて取付軸6
3(後述の開閉用油圧シリンダ90のピストンロッド取
付軸を兼用している)で垂直リンク体10に回転自在に
取り付けられ、かつ図3に示すばね64によりロックレ
バー62の下部が支持軸31に当たる向き(係合する向
き)に付勢されている。
【0022】また、図2及び図6のように、前記水平・
傾斜切り換え用ストッパ30が前記端面24に当接可能
な昇降プラットホーム水平状態に支持軸31を係止する
安全ロック機構100が他方(例えば左側)の垂直リン
ク体10に設けられている。すなわち、安全ロック機構
100は、支持軸31に設けられた係止部としての係止
溝(凹部)101と、垂直リンク体10に枢着されてい
て、該係止溝101に係合して前記支持軸31の回転を
阻止する安全ロックレバー102とを具備している。安
全ロックレバー102は中間位置にて取付軸103(後
述の開閉用油圧シリンダ90のピストンロッド取付軸を
兼用している)で垂直リンク体10に回転自在に取り付
けられ、かつ図3に示すばね104により安全ロックレ
バー102の下部が支持軸31に当たる向き(係合する
向き)に付勢されている。なお、安全ロックレバー10
2の上端には操作ノブ105が取り付けられており、安
全ロックの手動解除が行えるようになっている。
【0023】プラットホーム側ブラケット25を前記サ
ブアーム8の先端とともに前記垂直リンク体10の上端
部に回転自在に取り付けるためのピン12は、図3のよ
うにその一端部にボルト70で固着された固定部材71
によりブラケット25と一体(つまり昇降プラットホー
ム20と一体)に回転するようになっており、このピン
12に板状の解除操作部材81が固着されている。この
ピン12及び解除操作部材81は、昇降プラットホーム
20が垂直に閉じる動作に連動して前記係止機構60に
よる前記支持軸31の係止を解除する解除機構80を構
成している。この解除機構80では、昇降プラットホー
ム20の垂直に閉じる動作で前記ピン12が回転する
と、解除操作部材81が前記ロックレバー62の上端部
に当たってこれを図1で左回りに回転させ、図7のよう
に前記ロックレバー62の下部を前記係止溝61から外
して前記支持軸31の係止を解除する。これにより、支
持軸31は復帰用ばね50によって水平・傾斜切換スト
ッパ30が水平状態となるように戻される。これと同時
に、安全ロック機構100の安全ロックレバー102の
下端が支持軸31に設けられた係止溝(凹部)101に
係合して、支持軸31の回転を阻止する(プラットホー
ムの傾斜を阻止する)状態となる。
【0024】なお、図3のように、左右の支持軸31に
は操作アーム85がそれぞれ固着されており、左右の操
作アーム85の先端部同士が切り換え操作部材兼用の連
結ロッド86で連結されている。この連結ロッド86に
より左右の水平・傾斜切換ストッパ30を同時に操作し
て昇降プラットホーム20を水平状態乃至傾斜状態に切
換可能である。
【0025】前記垂直リンク体10の中間部に枢支され
た取付軸63,103と前記昇降プラットホーム20側
の補強材22間に開閉用油圧シリンダ90がそれぞれ取
り付けられており、開閉用油圧シリンダ90のピストン
ロッドを伸長させることで、昇降プラットホーム20を
図8中符号Kのように垂直に立てて閉じることが可能に
なっている。
【0026】次に、実施の形態の全体的な動作説明を行
う。
【0027】図8に示す回転軸3の中心点Oを回動中心
とする回転側板5及びメインアーム6が平行リンクのう
ちの第1のリンク(アーム)を構成し、点Qを回動中心
とするサブアーム8が第1のリンクに平行な第2のリン
ク(アーム)を構成するから、回転軸3の中心点O、サ
ブアーム8の回動中心点Q、サブアーム8の先端枢着点
R、メインアーム5の先端枢着点Sは、平行四辺形の4
頂点に位置し、点O,Qを鉛直線上に配置すれば、点R,
Sも鉛直線上に位置することになる。従って、通常の荷
役作業は、水平・傾斜切り換えストッパ30を図1の昇
降プラットホーム水平支持状態(アジャスト・ボルト4
1の頭部当接面41aを端面24に当接させた状態)に
し、鉛直状態で昇降する垂直リンク体10に対して昇降
プラットホーム20を直角、すなわち水平状態にして実
行すれば良い。
【0028】また、図1のように、昇降プラットホーム
20が水平のままでは、例えば倉庫側のプラットホーム
等との間の高低差が大きく、効率的な荷役が困難なと
き、昇降プラットホーム20を垂直に閉じた状態から2
0度前後開いて図7の板状解除操作部材81が仮想線位
置Uとなって係止機構60に干渉しない状態としてお
く。この状態にて安全ロック機構100の操作ノブ10
5を手動操作して安全ロックレバー102を支持軸31
の係止溝101から外し、安全ロック解除とする。そし
て、切り換え操作部材兼用の連結ロッド86を押し下げ
操作して図5の状態(アジャスト・ボルト41の頭部当
接面41aを端面24から外した状態)に水平・傾斜切
換ストッパ30を回動させておく。このようにすれば、
昇降プラットホーム20の先端を降ろしたときに昇降プ
ラットホーム20は図8仮想線Jに示す先端の下がった
傾斜状態となり、昇降プラットホーム20の先端を倉庫
側プラットホーム等に接するように設定できる。この結
果、例えば台車等を利用した円滑な荷役作業が可能であ
る。
【0029】荷役終了後、開閉用油圧シリンダ90の自
動開閉機能により、昇降プラットホーム20を閉じる。
このときの昇降プラットホーム20の垂直方向への回転
に伴い、解除機構80のピン12が昇降プラットホーム
20と一体に回転し、図7のように解除操作部材81は
前記係止機構60による前記支持軸31の係止を解除
し、水平・傾斜切換ストッパ30を図1の昇降プラット
ホーム水平支持状態に自動復帰させる。従って、次回の
荷役操作のために昇降プラットホーム20を開くとき
は、昇降プラットホーム20は水平・傾斜切換ストッパ
30で水平に支持される。これにより、従来装置では、
前回の荷役作業において昇降プラットホーム20を傾斜
状態に設定したことを忘れて昇降プラットホーム20の
上昇位置(荷台床面位置)で台車等の搬出を行って転落
する等の事故が発生する危険があったが、このような事
故を未然に防止できるとともに、傾斜状態から水平状態
に戻す操作を省略して操作性を良好にすることができ
る。
【0030】この実施の形態によれば、次の通りの効果
を得ることができる。
【0031】(1) 水平・傾斜切換ストッパ30を垂直
リンク体10に設けたことにより、昇降プラットホーム
20の上昇位置においても昇降プラットホームを選択的
に傾斜状態とすることができ、倉庫側プラットホームと
車両床面(すなわち昇降プラットホーム上昇限位置)との
間に高低差がある場合でも円滑かつ効率的な荷役作業が
可能である。
【0032】(2) 昇降プラットホーム20が垂直に閉
じる動作に連動して係止機構60による支持軸31の係
止を解除する解除機構80を設けたので、一旦昇降プラ
ットホーム20を閉じた後、次回の昇降プラットホーム
20の展開動作では水平・傾斜切換ストッパ30により
昇降プラットホーム20は水平に支持される。つまり、
従来装置では、前回の荷役作業において昇降プラットホ
ーム20を傾斜状態に設定したことを忘れて昇降プラッ
トホーム20の上昇位置(荷台床面位置)で台車等の搬
出を行って転落する等の事故が発生する危険があった
が、このような事故を未然に防止でき、傾斜状態から水
平状態に戻す操作を省略して操作性を良好にすることが
できる。
【0033】(3) 水平・傾斜切換ストッパ30のアジ
ャスト・ボルト41の頭部当接面41aの垂直リンク体
10からの突出量を調整することで、昇降プラットホー
ム20の上面の傾斜の微調整ができる。
【0034】(4) 左右の支持軸31に操作アーム85
をそれぞれ固着し、左右の操作アーム85の先端部同士
を切り換え操作部材兼用の連結ロッド86で連結してお
り、左右の水平・傾斜切換ストッパ30を円滑に切換操
作できる。
【0035】(5) 安全ロック機構100を付加したこ
とで、昇降プラットホーム20の不用意な傾斜動作を防
止し、昇降プラットホームの水平時の荷役作業の信頼性
を向上させることができる。
【0036】なお、第1及び第2のアームからなる平行
リンクを回転駆動する機構等は適宜変更可能である。ま
た、昇降プラットホームが軽量の場合、開閉用油圧シリ
ンダを省略して手動開閉としてもよい。
【0037】以上本発明の実施の形態について説明して
きたが、本発明はこれに限定されることなく請求項の記
載の範囲内において各種の変形、変更が可能なことは当
業者には自明であろう。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る昇降
装置によれば、昇降プラットホームの上昇位置において
も水平・傾斜切換ストッパの操作にて昇降プラットホー
ムを選択的に傾斜状態とすることができ、倉庫側プラッ
トホームと車両床面(すなわち昇降プラットホーム上昇
限位置)との間に高低差がある場合でも円滑かつ効率的
な荷役作業が可能である。また、昇降プラットホームを
一旦閉じたときに、水平・傾斜切換ストッパを昇降プラ
ットホーム水平支持状態に自動復帰させることができ、
前回の荷役状態に影響されないので、車体床面と地面と
の間の荷役において、昇降プラットホームが車体床面に
一致した上昇位置にて傾斜していて台車の落下事故等を
引き起こす危険性を除去できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る昇降装置の実施の形態であって、
昇降プラットホームの水平状態の要部拡大右側面図であ
る。
【図2】同じく要部拡大左側面図である。
【図3】実施の形態において昇降プラットホームの図示
を省略した要部拡大正面図である。
【図4】図3のA矢視要部拡大図である。
【図5】実施の形態において昇降プラットホームを傾斜
状態とした要部拡大右側面図である。
【図6】同じく左側面図である。
【図7】実施の形態において昇降プラットホームを垂直
に閉じた状態とした要部拡大右側面図である。
【図8】実施の形態の全体構成の側面図である。
【図9】実施の形態において、昇降プラットホームを閉
じた状態での全体構成の正面図である。
【符号の説明】
1 貨物自動車 2 昇降装置フレーム 3 回転軸 4 昇降用油圧シリンダ 5 回転側板 6 メインアーム 7,9,11,12 ピン 8 サブアーム 10 垂直リンク体 13 連結ロッド 20 昇降プラットホーム 21 上板材 22 補強材 23 取付部 24 端面 25 ブラケット 30 水平・傾斜切換ストッパ 31 支持軸 40 雌螺子部材 41 アジャスト・ボルト 42 クラブスクリュー 43 ナット 50 復帰用ばね 60 係止機構 61 係止溝(凹部) 62 ロックレバー 63,103 取付軸 71 固定部材 80 解除機構 81 解除操作部材 85 操作アーム 86 連結ロッド 90 開閉用油圧シリンダ 100 安全ロック機構 101 係止溝 102 安全ロックレバー 105 操作ノブ

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両シャーシに固着された装置フレーム
    と、該装置フレームに一端が回転自在に取り付けられて
    昇降用平行リンクを成す第1及び第2のアームと、両端
    に前記第1及び第2のアームの他端がそれぞれ枢着され
    る垂直リンク体と、上面に略垂直な端面及びブラケット
    からなる取付部を有していて該ブラケットに前記垂直リ
    ンク体の上端が枢着された昇降プラットホームとを備
    え、前記第1又は第2のアームを回動させて前記昇降プ
    ラットホームを昇降駆動する昇降装置において、 前記垂直リンク体に枢支された支持軸と、該支持軸に固
    着されていて前記取付部の前記端面に当接可能な水平・
    傾斜切り換え用ストッパと、該水平・傾斜切り換え用ス
    トッパが前記端面に当接していない昇降プラットホーム
    傾斜状態に前記支持軸を係止する係止機構と、前記昇降
    プラットホームが垂直に閉じる動作に連動して前記係止
    機構による前記支持軸の係止を解除する解除機構と、該
    係止機構による係止が解除されたときに前記水平・傾斜
    切り換え用ストッパを前記端面に当接する位置に復帰さ
    せる復帰用ばねとを備えたことを特徴とする昇降装置。
  2. 【請求項2】 左右の前記支持軸に操作アームをそれぞ
    れ固着し、左右の前記操作アームの先端部同士を切り換
    え操作部材兼用の連結ロッドで連結した請求項1記載の
    昇降装置。
  3. 【請求項3】 前記係止機構が、前記支持軸に設けられ
    た係止部と、前記垂直リンク体に枢着されていて、該係
    止部に係合して前記復帰用ばねの弾性力に抗して前記支
    持軸の回転を阻止するロックレバーとを具備している請
    求項1又は2記載の昇降装置。
  4. 【請求項4】 前記解除機構が、前記垂直リンク体を貫
    通するように前記ブラケットに固定された前記昇降プラ
    ットホーム取付用のピンと、該ピンに固定されて前記昇
    降プラットホームの垂直に閉じる動作で前記ロックレバ
    ーに当たって前記前記支持軸の係止を解除する解除操作
    部材とを具備している請求項3記載の昇降装置。
  5. 【請求項5】 前記水平・傾斜切り換え用ストッパを前
    記端面に当接する位置で係止する安全ロック機構が設け
    られている請求項1,2,3又は4記載の昇降装置。
JP21494499A 1999-07-29 1999-07-29 昇降装置 Expired - Fee Related JP3299226B2 (ja)

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