JPH1121838A - 清掃車両の清掃装置支持機構 - Google Patents
清掃車両の清掃装置支持機構Info
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Abstract
必要がなく、清掃時には地面Gの傾斜の変化に適切に追
随することができるよう支持する。 【解決手段】 清掃装置10を先端部に連結したリフト
アーム2と、リフトアーム2を昇降させるリフトシリン
ダ7とを備えた清掃車両1の清掃装置支持機構におい
て、清掃装置10が地面G近傍にあるとき清掃装置10
を適度の前傾状態とし、清掃装置10が地面Gから離隔
した位置にあるとき清掃装置10を水平状態に保持する
チルトリンク3を設ける。チルトリンク3の支点の一つ
は、清掃装置10を所定角度範囲内で前後傾動自在とす
る長孔35とガイドピン11により結合する。リフトア
ーム2を昇降させるリフトシリンダ7の下降時の戻り側
油圧回路に一方向絞り弁を設ける。
Description
置の支持機構に関する。
に示すように、清掃車両100のリフトアーム102と
チルトリンク103の先端にカップラ枢軸105とチル
ト軸106とでクイックカプラフレーム104を取付
け、このクイックカプラフレーム104の左右両側にク
イックカプラピン111で清掃装置110を前後傾動可
能に軸支し、クイックカプラフレーム104にはフック
受軸113を設け、清掃装置110に、前記フック受軸
113に係合して所定角以上の前後傾動を規制するフッ
ク112を設け、更に、リフトアーム102を昇降させ
るリフトシリンダ107の下降時の戻り側油圧回路に一
方向絞り弁を設けたものがある(実開平6−34780
号参照)。
離隔した位置にある清掃装置110を接地させる場合に
は、オペレータがリフトコントロールレバー115を操
作してリフトアーム102を下降させ、清掃装置110
が地面G近傍にきたとき接地前にチルトシリンダ109
を伸縮操作して適度の前傾状態にする。ここから更にリ
フトアーム102を下降させると先ず清掃装置110の
前キャスタ121が接地する。更にリフトアーム102
の下降を継続すると、前傾していた清掃装置110はク
イックカプラピン111を支点として傾動してやがて地
面Gと平行になり後キャスタ122が接地するので、そ
こで下降を停止させる。
ク112はクイックカプラフレーム104のフック受軸
113を離れ、清掃装置110が前後に所定角度自由に
傾動できる遊びの範囲に位置する。
フトシリンダ107の下降時の戻り側油圧回路には一方
向絞り弁が設けられているので、オペレータがリフトコ
ントロールレバー115をリフトシリンダ107の油圧
拘束が解除される“フロート”位置に操作すれば、清掃
装置110は自重により安全な速度で下降し、衝撃荷重
を受けることなく接地する。
コントロールレバー115を“フロート”位置に操作す
ることにより、リフトアーム102がアーム枢軸108
を中心として自由に回動するため、清掃装置110は地
面の高低の変化に対応することができ、更に、清掃装置
110は、フック112とフック受軸113の遊びの範
囲内で前後傾動可能なので、清掃する地面の傾斜の変化
や凹凸に追随して傾動する。
ラシ129でダストボックス126に回収し、回収した
ごみは、清掃装置110をリフトアーム102で持上
げ、ダストボックス126を開放して、トラックの荷台
やごみ捨場等に放出する。
両100の清掃装置支持機構では、清掃装置110を接
地させる場合に、清掃装置110が地面近傍にきたとき
接地前に適度の前傾状態にするためチルトシリンダ10
9を伸縮操作してやる必要がある。
地している状態でクイックカプラフレーム104のフッ
ク受軸113を清掃装置110側のフック112との遊
びの範囲のほぼ中央に位置させないと、清掃する地面G
の前傾、後傾の変化にクイックカプラピン111を支点
とする清掃装置110の傾動で十分な追随ができなくな
る。従って、清掃装置110が接地したあとも、オペレ
ータは目印を見ながらチルトシリンダ109を伸縮操作
してクイックカプラフレーム104のフック受軸113
の位置を調整する必要がある。
みをトラックの荷台等へ放出する場合には、清掃装置1
10をリフトアーム102で高い位置まで上昇させたと
き、チルトシリンダ109を操作して前傾していた清掃
装置110を水平に起こす操作が必要になる。
清掃作業において、オペレータはその都度チルトシリン
ダ109を操作し清掃装置の傾斜を調整しなければなら
ないので作業の効率が悪い。
フレーム104を介してリフトアーム102とチルトリ
ンク103の先端に取付けているので、清掃装置110
をリフトアーム102で持ち上げて走行する場合の清掃
車両100の全長が長くなり、旋回半径が大きく小回り
がきかない。その上、走行時の安定性を確保するために
清掃車両100後方のバランスウエイト114を重くす
る必要があるという問題があった。
おけるかかる問題を解決するものであって、清掃とごみ
の放出を繰り返す清掃作業において、オペレータが清掃
装置昇降の都度チルトシリンダを操作して清掃装置の傾
斜を調整する必要がなく、また、清掃時には地面の傾斜
の変化に適切に追随することができ、さらに、清掃車両
の全長を短くすることのできる清掃車両の清掃装置支持
機構を提供することを目的とする。
先端部に連結したリフトアームと、リフトアームを昇降
させるリフトシリンダとを備えた清掃車両の清掃装置支
持機構において、清掃装置が地面近傍にあるとき清掃装
置を適度の前傾状態とし、清掃装置が地面から離隔した
位置にあるとき清掃装置を水平状態に保持するチルトリ
ンクを設けている。
装置を所定角度範囲内で前後傾動自在とする長孔結合と
する。さらに、リフトアームを昇降させるリフトシリン
ダの下降時の戻り側油圧回路に一方向絞り弁を設ける。
ームを下降させると、清掃装置は地面近傍まできたとき
チルトリンクにより適度の前傾状態となる。清掃装置は
この状態で先ず前端側が接地し、次に後方へ傾動して水
平になり後端まで接地する。清掃装置は所定角度範囲内
で前後傾動自在であるので、清掃作業を行う場合には、
清掃する地面の傾斜の変化に追随できる。清掃装置から
ごみをトラックの荷台等へ放出する場合に、清掃装置を
リフトアームで地面から離隔した位置まで上昇させる
と、清掃装置はチルトリンクで水平状態に保持される。
従って、オペレータはその都度清掃装置の傾斜角度を調
整する必要はない。
リンダの下降時の戻り側油圧回路には一方向絞り弁を設
けることにより、オペレータがリフトコントロールレバ
ーをリフトシリンダの油圧拘束が解除される“フロー
ト”位置に操作すれば、清掃装置は自重により安全な速
度で下降して衝撃荷重を受けることなく接地し、そのま
ま清掃作業に入るとリフトアームが清掃車両のアーム枢
軸を中心として自由に回動するので、地面の高低の変化
があっても清掃装置は無理な荷重を受けずに変化に対応
できる。
ず直接リフトアームとチルトリンクの先端に取付けられ
るので、清掃車両は全長が短くなり、旋回半径が小さく
小回りがきき、清掃車両の前軸から前方への清掃装置の
突出量が小さくなって走行時の安定性が向上する。チル
トシリンダやクイックカプラフレームは不要なのでコス
トも低減される。
す清掃車両の側面図、図2はリフトシリンダの油圧回路
図、図3、図4、及び図5は昇降時の清掃装置支持機構
の作動の説明図、図6及び図7は清掃時の清掃装置支持
機構の作動の説明図である。
スとするアーティキュレート形の車両50の後方に運転
席40、前方にリフトアーム2とチルトリンク3とを備
えている。
1で車両50に枢支され、先端部には清掃装置10の後
端部が連結軸22で回動自在に連結されており、車両5
0との間に設けたリフトシリンダ7の伸縮によって昇降
し、先端部に連結された清掃装置10を昇降させる。
ンク32、下部リンク33からなり、中間リンク32の
中間部がリンク枢軸34でリフトアーム2に枢着されて
いる。中間リンク32の上端部は上部リンク31によっ
て車両50と連結されており、中間リンク32の下端部
は下部リンク33によって清掃装置10に連結されてい
る。
る部分は長孔35となっており、清掃装置10に固定さ
れたガイドピン11がこの長孔35に係合しているの
で、清掃装置10は、長孔35の長さによって許容され
る所定角度範囲内でリフトアーム2の先端部の連結軸2
2を支点として、前後傾動自在になっている。なお、長
孔結合とするのは、チルトリンク3の他の支点でもよ
い。
装置10を地面Gから上昇せさたとき、清掃装置10が
自重で連結軸22回りに前傾する動きを抑えて清掃装置
10の傾斜角度を規制する。このとき、ガイドピン11
は下部リンク33の長孔35の前端に当接している。リ
フトアーム2の先端部の連結軸22の地面Gからの高さ
と清掃装置10の傾斜角度の関係は、チルトリンク3を
構成する上部リンク31、中間リンク32、下部リンク
33のそれぞれの長さと各支点の相対位置で変化する。
ここでは、図3に示すように連結軸22が地面Gの近傍
にあるときは清掃装置10を適度の前傾状態とし、図
4、図5に示すように連結軸22が、地面Gから離隔し
た位置にあるときには清掃装置10を水平に保持するよ
うにチルトリンク3を構成している。
2、その後部にブラシフレーム13、前端部と後端部に
旋回自在な前キャスタ14、後キャスタ15を備えてい
る。ブラシフレーム13は回転ブラシ16をブラシ軸1
7で支持する、下面と前面が開放されたハウジングであ
る。ダストボックス12は後面が開放されたボックス
で、回転ブラシ16の回転で前方に掃出される地面G上
のダストDが投入捕集される。ブラシフレーム13とダ
ストボックス12とは、開閉軸18で連結されており、
ブラシフレーム13とダストボックス12との間に設け
た開閉用シリンダ19で接合面20が開閉するようにな
っている。
トム側油室74とロッド側油室75とは、リフト制御弁
71を介して油圧ポンプ72及び油タンク73に接続さ
れている。またリフトシリンダ7のボトム側油室74と
リフト制御弁71との間には、一方向絞り弁76が介設
されている。
弁であり、リフトコントロールレバー77を“上げ”、
“下げ”位置に操作することによりリフトシリンダ7が
伸縮し、リフトアーム2が昇降して清掃装置10を昇降
させることができる。また、リフトコントロールレバー
77を“フロート”位置に操作することにより、リフト
シリンダ7のボトム側油室74とロッド側油室75とが
油タンク73に連通して油圧拘束が解除されるようにな
っている。なお、リフトコントロールレバー77は“フ
ロート”位置で保持されるデテント構造を備えている。
弁79とを並列に設けた構造になっており、リフトアー
ム2の下降時、即ちリフトシリンダ7の縮小時のボトム
側油室74から油タンク73へ戻る作動油の流量を絞っ
て、リフトアーム2を緩速で下降させることができるよ
うになっている。
が地面Gから離隔した位置にあるときには、清掃装置1
0はチルトリンク3によって水平に保持されている。こ
のとき清掃装置10に固定されたガイドピン11は下部
リンク33の長孔35の前端に当接している。
合には、オペレータがリフトアームコントロールレバー
77を操作してリフト制御弁71を下げ位置に切り換
え、リフトシリンダ7を縮小してリフトアーム2を下降
させていく。図3に示すように、清掃装置10は地面G
近傍まできたときチルトリンク3により適度の前傾状態
となる。清掃装置10はこの状態で先ず前キャスタ14
が接地し、次に連結軸22を支点として後方へ傾動し、
後キャスタ15が接地して水平になる。
ドピン11は、下部リンク33の長孔35の前端を離れ
て後方へ移動していく。このガイドピン11の移動量
は、前キャスタ14が接地したときの清掃装置10の前
傾角度に依存するが、この前傾角度を適切に設定するこ
とにより、図6に示すように、清掃時の地面Gの下り傾
斜に清掃装置10が追随できるようになる。
した状態からガイドピン11が更に後方へ移動できるよ
うに下部リンク33の長孔35の長さを設定することに
より、図7に示すように、清掃時の地面Gの上り傾斜に
清掃装置10が追随できるようになる。
スタ15が共に接地した状態で、車両50に押し引きさ
れて地面Gの清掃作業を行う。このとき、オペレータが
リフトコントロールレバー77を“フロート”位置に操
作することにより、リフトアーム2が車両50と連結す
るアーム枢軸21を中心として自由に回転するため、床
面清掃装置10は、地面Gの高低の変化に対応すること
ができ、更に、ガイドピン11が下部リンク33の長孔
35内を移動することにより、清掃する床面の傾斜の変
化や凹凸に追随して自由に前後に傾動する。
回収したら、リフトコントロールレバー77を“上げ”
位置に操作し清掃装置10をリフトアーム2で持上げ
る。このとき、油圧ポンプ72から一方向絞り弁76の
チェック弁79を通りリフトシリンダ7のボトム側油室
74へ圧油が供給されるため、清掃装置10を高速で上
昇させることができる。
19を縮小してダストボックス12を開放し、回収した
ダストDをトラックの荷台やごみ捨場等に放出した後、
再び清掃装置10を下降させて上記操作を繰り返す。
き、リフトコントロールレバー77を“フロート”位置
に操作すると、清掃装置10は自重により安全な速度で
下降し、衝撃荷重を受けることなく先ず前キャスタ1
4、それから後キャスタ15が接地し、そのまま引き続
いて清掃作業にはいることができる。
の清掃装置支持機構によれば、清掃とごみの放出を繰り
返す清掃作業において、オペレータが清掃装置昇降の都
度チルトシリンダを操作して清掃装置の傾斜を調整する
必要がなく、また、清掃装置は所定角度範囲内で前後傾
動自在であるので、清掃作業を行う場合には、清掃する
地面の傾斜の変化に追随できる。
の下降時の戻り側油圧回路には一方向絞り弁を設けるこ
とにより、オペレータがリフトコントロールレバーをリ
フトシリンダの油圧拘束が解除される“フロート”位置
に操作すれば、清掃装置は自重により安全な速度で下降
して衝撃荷重を受けることなく接地し、そのまま清掃作
業に入るとリフトアームが清掃車両のアーム枢軸を中心
として自由に回動するので、地面の高低の変化があって
も清掃装置は無理な荷重を受けずに変化に対応できる。
ず直接リフトアームとチルトリンクの先端に取付けられ
るので、清掃車両は全長が短くなり、旋回半径が小さく
小回りがきき、清掃車両の前軸から前方への清掃装置の
突出量が小さくなって走行時の安定性が向上する。チル
トシリンダやクイックカプラフレームは不要なのでコス
トも低減される。
である。
る。
る。
る。
る。
る。
Claims (3)
- 【請求項1】 清掃装置を先端部に連結したリフトアー
ムと、リフトアームを昇降させるリフトシリンダとを備
えた清掃車両の清掃装置支持機構であって、清掃装置が
地面近傍にあるとき清掃装置を適度の前傾状態とし、清
掃装置が地面から離隔した位置にあるとき清掃装置を水
平状態に保持するチルトリンクを設けたことを特徴とす
る清掃車両の清掃装置支持機構。 - 【請求項2】 チルトリンクの支点の一つが、清掃装置
を所定角度範囲内で前後傾動自在とする長孔結合である
ことを特徴とする請求項1記載の清掃車両の清掃装置支
持機構。 - 【請求項3】 リフトアームを昇降させるリフトシリン
ダの下降時の戻り側油圧回路に一方向絞り弁を設けたこ
とを特徴とする請求項1又は請求項2記載の清掃車両の
清掃装置支持機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18137597A JP3856909B2 (ja) | 1997-07-07 | 1997-07-07 | 清掃車両の清掃装置支持機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18137597A JP3856909B2 (ja) | 1997-07-07 | 1997-07-07 | 清掃車両の清掃装置支持機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1121838A true JPH1121838A (ja) | 1999-01-26 |
JP3856909B2 JP3856909B2 (ja) | 2006-12-13 |
Family
ID=16099636
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18137597A Expired - Fee Related JP3856909B2 (ja) | 1997-07-07 | 1997-07-07 | 清掃車両の清掃装置支持機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
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Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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WO2023051328A1 (zh) * | 2021-09-30 | 2023-04-06 | 北京智行者科技股份有限公司 | 一种升降机构、清洁机构及清洁设备 |
-
1997
- 1997-07-07 JP JP18137597A patent/JP3856909B2/ja not_active Expired - Fee Related
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