JPH0428274Y2 - - Google Patents
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- JPH0428274Y2 JPH0428274Y2 JP1986140519U JP14051986U JPH0428274Y2 JP H0428274 Y2 JPH0428274 Y2 JP H0428274Y2 JP 1986140519 U JP1986140519 U JP 1986140519U JP 14051986 U JP14051986 U JP 14051986U JP H0428274 Y2 JPH0428274 Y2 JP H0428274Y2
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- Forklifts And Lifting Vehicles (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本考案は、貨物自動車等の車体後部又は側部に
装着されて、プラツトホームの昇降動作により貨
物の積み下ろしの便宜を図るための昇降装置に係
り、とくにプラツトホーム上昇位置におけるプラ
ツトホームと車体床面との間の隙間を少なくする
ことが可能でプラツトホームを倒立、折り畳んで
車体床下に格納するのにも適した昇降装置に関す
る。
装着されて、プラツトホームの昇降動作により貨
物の積み下ろしの便宜を図るための昇降装置に係
り、とくにプラツトホーム上昇位置におけるプラ
ツトホームと車体床面との間の隙間を少なくする
ことが可能でプラツトホームを倒立、折り畳んで
車体床下に格納するのにも適した昇降装置に関す
る。
(従来の技術及び問題点)
従来、貨物自動車に装着する昇降装置として
は、貨物自動車の後部ゲートをプラツトホームと
して利用し、後部ゲート兼用のプラツトホームを
平行リンク機構で昇降させるのが一般的であつ
た。
は、貨物自動車の後部ゲートをプラツトホームと
して利用し、後部ゲート兼用のプラツトホームを
平行リンク機構で昇降させるのが一般的であつ
た。
ところで、平行リンク機構にプラツトホームを
枢着する場合、平行リンク機構の動き(昇降)を
妨げないような位置関係に制限される。しかし、
単純に平行リンク機構の動きを妨げないようにプ
ラツトホームを枢着したのでは、プラツトホーム
のリンク機構上に延長する後端部分が短く、上昇
時のプラツトホームの後端縁と車体床面端部との
間隔が空いてしまい、台車等の円滑な搬入、搬出
の妨げとなる。
枢着する場合、平行リンク機構の動き(昇降)を
妨げないような位置関係に制限される。しかし、
単純に平行リンク機構の動きを妨げないようにプ
ラツトホームを枢着したのでは、プラツトホーム
のリンク機構上に延長する後端部分が短く、上昇
時のプラツトホームの後端縁と車体床面端部との
間隔が空いてしまい、台車等の円滑な搬入、搬出
の妨げとなる。
また、プラツトホームを折り畳み構造として、
車体床下に格納する構造の場合にも、プラツトホ
ームの後端部分がリンク機構の動きの邪魔にな
り、何等かの対策が必要となる。
車体床下に格納する構造の場合にも、プラツトホ
ームの後端部分がリンク機構の動きの邪魔にな
り、何等かの対策が必要となる。
(問題点を解決するための手段)
本考案は、上記の点に鑑み、昇降用平行リンク
先端に枢着された垂直リンク体の構造及びプラツ
トホームの構造を工夫することにより、プラツト
ホームが平行リンク及び垂直リンク体の動きの妨
げとならないようにし、しかも見掛け上プラツト
ホーム上面に穴やくぼみが生じないようにし、ひ
いては車体床面端部とプラツトホーム後端縁との
間に間隙を少なくし、安全性の向上を図つた昇降
装置いを提供しようとするものである。
先端に枢着された垂直リンク体の構造及びプラツ
トホームの構造を工夫することにより、プラツト
ホームが平行リンク及び垂直リンク体の動きの妨
げとならないようにし、しかも見掛け上プラツト
ホーム上面に穴やくぼみが生じないようにし、ひ
いては車体床面端部とプラツトホーム後端縁との
間に間隙を少なくし、安全性の向上を図つた昇降
装置いを提供しようとするものである。
本考案は、昇降用駆動力を受けるメインアーム
とサブアームとで昇降用平行リンクを構成し、該
メインアーム及びサブアームの先端に垂直リンク
体を枢着し、該垂直リンク体の上端に前記メイン
アームと共にメインプラツトホームが有するブラ
ケツトを枢着し、該メインプラツトホームに対し
て折り畳み自在に丁番を介してサブプラツトホー
ムを連結した構成を備え、 前記メインプラツトホームは前記垂直リンク体
に当接時には水平状態を保持するものであり、前
記垂直リンク体の上方に位置する前記メインプラ
ツトホームの上板部分に切欠部を形成して前記メ
インプラツトホームを前記メインアーム及びサブ
アームに対して裏返し状態になるまで回動自在と
なし、さらに前記垂直リンク体の上面を前記切欠
部に対応した上板部として構成した手段により、
従来技術の問題点を解消している。
とサブアームとで昇降用平行リンクを構成し、該
メインアーム及びサブアームの先端に垂直リンク
体を枢着し、該垂直リンク体の上端に前記メイン
アームと共にメインプラツトホームが有するブラ
ケツトを枢着し、該メインプラツトホームに対し
て折り畳み自在に丁番を介してサブプラツトホー
ムを連結した構成を備え、 前記メインプラツトホームは前記垂直リンク体
に当接時には水平状態を保持するものであり、前
記垂直リンク体の上方に位置する前記メインプラ
ツトホームの上板部分に切欠部を形成して前記メ
インプラツトホームを前記メインアーム及びサブ
アームに対して裏返し状態になるまで回動自在と
なし、さらに前記垂直リンク体の上面を前記切欠
部に対応した上板部として構成した手段により、
従来技術の問題点を解消している。
(作用)
本考案の昇降装置では、垂直リンク体の上方に
位置するプラツトホームの上板部分に切欠部を形
成し、前記垂直リンク体の上面を前記切欠部に対
応した上板部としており、プラツトホーム上昇下
降時及びプラツトホーム倒立時、及びプラツトホ
ーム格納時等にプラツトホームが各リンクの動き
の妨げとなることがない。従つて、上昇時のプラ
ツトホームと車体床面の後端との間隔を実質的に
零とすることができ、台車等を用いた円滑な荷役
ができる。また、プラツトホームを水平に保つた
状態では、プラツトホームの切欠部に垂直リンク
体の上板部が位置するため、見掛け上プラツトホ
ーム上面に切欠やくぼみが無いのと等価となり、
安全性の向上を図ることができる。さらに、プラ
ツトホームを折り畳み式にして車体床面に格納す
る構造にも適している。
位置するプラツトホームの上板部分に切欠部を形
成し、前記垂直リンク体の上面を前記切欠部に対
応した上板部としており、プラツトホーム上昇下
降時及びプラツトホーム倒立時、及びプラツトホ
ーム格納時等にプラツトホームが各リンクの動き
の妨げとなることがない。従つて、上昇時のプラ
ツトホームと車体床面の後端との間隔を実質的に
零とすることができ、台車等を用いた円滑な荷役
ができる。また、プラツトホームを水平に保つた
状態では、プラツトホームの切欠部に垂直リンク
体の上板部が位置するため、見掛け上プラツトホ
ーム上面に切欠やくぼみが無いのと等価となり、
安全性の向上を図ることができる。さらに、プラ
ツトホームを折り畳み式にして車体床面に格納す
る構造にも適している。
(実施例)
以下、本考案に係る昇降装置の実施例を図面に
従つて説明する。
従つて説明する。
第1図は本考案の要部構成を示す斜視図であ
り、第2図乃至第7図は全体的な構成を示す。第
2図のように、昇降装置は、貨物自動車の車体1
の後部又は側部に装着されるもので、第3図のよ
うに車体シヤーシ2に固着されていて軸受となる
丸パイプ3を有する固定支持部材4と、該固定支
持部材4の丸パイプ3を貫通していて回転自在に
支持される回転軸5と、該回転軸5を駆動する油
圧シリンダ6と、前記回転軸5の両側に固着され
る回動部材7と、昇降用平行リンク機構をなすメ
インアーム8及びサブアーム9とを具備してい
る。
り、第2図乃至第7図は全体的な構成を示す。第
2図のように、昇降装置は、貨物自動車の車体1
の後部又は側部に装着されるもので、第3図のよ
うに車体シヤーシ2に固着されていて軸受となる
丸パイプ3を有する固定支持部材4と、該固定支
持部材4の丸パイプ3を貫通していて回転自在に
支持される回転軸5と、該回転軸5を駆動する油
圧シリンダ6と、前記回転軸5の両側に固着され
る回動部材7と、昇降用平行リンク機構をなすメ
インアーム8及びサブアーム9とを具備してい
る。
第3図及び第4図から判るように、油圧シリン
ダ6の本体側は前記回転軸5に固着されたシリン
ダ用アーム10にピン11で枢着されている。ま
た、固定側丸パイプ3には連結板12を介して下
側丸パイプ13が平行に固定され、この下側丸パ
イプ13に固着されたブラケツト14にピン15
を介して前記シリンダ6のピストンロツド先端が
枢着される。従つて、シリンダ6のピストンロツ
ドが伸動すれば、シリンダ用アーム10は第4図
等において左回りに回動する。すなわち、回転軸
5は第4図等において左回転する。
ダ6の本体側は前記回転軸5に固着されたシリン
ダ用アーム10にピン11で枢着されている。ま
た、固定側丸パイプ3には連結板12を介して下
側丸パイプ13が平行に固定され、この下側丸パ
イプ13に固着されたブラケツト14にピン15
を介して前記シリンダ6のピストンロツド先端が
枢着される。従つて、シリンダ6のピストンロツ
ドが伸動すれば、シリンダ用アーム10は第4図
等において左回りに回動する。すなわち、回転軸
5は第4図等において左回転する。
前記メインアーム8の一端は、回動部材7にピ
ン20で枢着され、第4図及び第5図に示すよう
に回動部材7の底部に螺着されたストツパボルト
21によつてメインアーム8と回動部材7との間
の位置関係が調節できるようになつている。前記
回転軸5の左回転により回動部材7が左回りに回
動しようとする場合には、ストツパボルト21が
メインアーム8に当接し、メインアーム8は回動
部材7と一体に回動して先端を上昇させる。
ン20で枢着され、第4図及び第5図に示すよう
に回動部材7の底部に螺着されたストツパボルト
21によつてメインアーム8と回動部材7との間
の位置関係が調節できるようになつている。前記
回転軸5の左回転により回動部材7が左回りに回
動しようとする場合には、ストツパボルト21が
メインアーム8に当接し、メインアーム8は回動
部材7と一体に回動して先端を上昇させる。
前記メインアーム8と共に昇降用平行リンクを
成すサブアーム9の一端は、第2図、第3図及び
第7図に示すように、前記固定支持部材4の丸パ
イプ3に固着されたブラケツト25にピン26で
枢着されている。
成すサブアーム9の一端は、第2図、第3図及び
第7図に示すように、前記固定支持部材4の丸パ
イプ3に固着されたブラケツト25にピン26で
枢着されている。
前記メインアーム8とサブアーム9の他端、す
なわち先端は垂直リンク体30にそれぞれ枢着さ
れている。
なわち先端は垂直リンク体30にそれぞれ枢着さ
れている。
ここで、垂直リンク体30は第1図及び第3図
に示すように、メインアーム側リンク部30Aと
サブアーム側リンク部30Bとの組み合わせ体で
あり、両リンク部30A,30Bの上端はピン3
1によつてメインプラツトホーム40の後部のブ
ラケツト33A乃至33Dに枢着される。
に示すように、メインアーム側リンク部30Aと
サブアーム側リンク部30Bとの組み合わせ体で
あり、両リンク部30A,30Bの上端はピン3
1によつてメインプラツトホーム40の後部のブ
ラケツト33A乃至33Dに枢着される。
この際、メインアーム側リンク部30Aに上端
のはメインアーム8の先端が枢着され、前記ブラ
ケツト33Cと33Dとの間にはピン31の周囲
にバランススプリング34が設けられる。ここ
で、バランススプリング34はねじりばねであ
り、メインプラツトホーム40を起立する向きに
付勢するものである(但し、実際に起立させる程
強いものではなく、操作者がメインプラツトホー
ム40とこれに連結されるサブプラツトホーム4
1とを折り畳んで起立操作する際の操作力を軽減
するためのものである。)。
のはメインアーム8の先端が枢着され、前記ブラ
ケツト33Cと33Dとの間にはピン31の周囲
にバランススプリング34が設けられる。ここ
で、バランススプリング34はねじりばねであ
り、メインプラツトホーム40を起立する向きに
付勢するものである(但し、実際に起立させる程
強いものではなく、操作者がメインプラツトホー
ム40とこれに連結されるサブプラツトホーム4
1とを折り畳んで起立操作する際の操作力を軽減
するためのものである。)。
また、前記サブアーム9の先端は、サブアーム
側リンク部30Bの下端にピン35で枢着され、
ピン35はさらにメインアーム側リンク部30A
の下端を貫通してこれに枢着されている。従つ
て、両リンク部30A,30Bは一体に動く。
側リンク部30Bの下端にピン35で枢着され、
ピン35はさらにメインアーム側リンク部30A
の下端を貫通してこれに枢着されている。従つ
て、両リンク部30A,30Bは一体に動く。
前記垂直リンク体30に後端が当接して水平状
態を保持するメインプラツトホーム40の上板4
3には、第1図のようにブラケツト33A乃至3
3Cの区間分だけ切欠部44が形成されている。
この切欠部44はメインプラツトホーム40をメ
インアーム8側に倒して格納する場合等に上板4
3が障害とならないようにするためである。ま
た、切欠部44以外の上板43部分は後端側に充
分延長しており、第4図のように車体床面の後端
面とプラツトホーム後端縁との間隔を実質的に零
にすることができる。
態を保持するメインプラツトホーム40の上板4
3には、第1図のようにブラケツト33A乃至3
3Cの区間分だけ切欠部44が形成されている。
この切欠部44はメインプラツトホーム40をメ
インアーム8側に倒して格納する場合等に上板4
3が障害とならないようにするためである。ま
た、切欠部44以外の上板43部分は後端側に充
分延長しており、第4図のように車体床面の後端
面とプラツトホーム後端縁との間隔を実質的に零
にすることができる。
一方、垂直リンク体30を構成するメインアー
ム側リンク部30Aとサブアーム側リンク部30
Bの上面は、前記メインプラツトホーム40を水
平にしたときその上板43と一致するような上板
部45となつている。このため、第4図乃至第6
図のようにメインプラツトホーム40及びサブプ
ラツトホーム41を水平に延ばした状態では、メ
インプラツトホーム40の切欠部44内に垂直リ
ンク体30側の上板部45が上板43と同一高さ
で位置し、見掛け上メインプラツトホーム41に
切欠やへこみが無いのと等価となり、安全性の向
上を図ることができる。
ム側リンク部30Aとサブアーム側リンク部30
Bの上面は、前記メインプラツトホーム40を水
平にしたときその上板43と一致するような上板
部45となつている。このため、第4図乃至第6
図のようにメインプラツトホーム40及びサブプ
ラツトホーム41を水平に延ばした状態では、メ
インプラツトホーム40の切欠部44内に垂直リ
ンク体30側の上板部45が上板43と同一高さ
で位置し、見掛け上メインプラツトホーム41に
切欠やへこみが無いのと等価となり、安全性の向
上を図ることができる。
なお、本考案を採用しない場合、第1図の上板
43の幅Zの部分を無くしてメインプラツトホー
ム40の後端を短縮しなければならず、車両床面
端部との間に隙間が生じる。
43の幅Zの部分を無くしてメインプラツトホー
ム40の後端を短縮しなければならず、車両床面
端部との間に隙間が生じる。
前記メインプラツトホーム40に対しては、折
り畳み自在にダブル丁番42を介してサブプラツ
トホーム41が連結されており、両プラツトホー
ム40,41下部には延ばした時に1枚の水平板
状となるように当接ブロツク46,47がそれぞ
れ固着されている。
り畳み自在にダブル丁番42を介してサブプラツ
トホーム41が連結されており、両プラツトホー
ム40,41下部には延ばした時に1枚の水平板
状となるように当接ブロツク46,47がそれぞ
れ固着されている。
また、両プラツトホーム40,41間には第7
図のようにトーシヨンバー48が配置される。す
なわち、トーシヨンバー48の曲げられた端部は
各プラツトホームの上板の裏側に沿わせて設けら
れ、トーシヨンバーホルダ49にてそれぞれ固定
される。このトーシヨンバー48はねじり力を発
生するもので、メインプラツトホーム40に対し
てサブプラツトホーム41を起立させる方向に付
勢するものである(但し、実際に起立させる程強
いものではなく、操作者がサブプラツトホーム4
1を起立操作する際の操作力を軽減するものであ
る。)。
図のようにトーシヨンバー48が配置される。す
なわち、トーシヨンバー48の曲げられた端部は
各プラツトホームの上板の裏側に沿わせて設けら
れ、トーシヨンバーホルダ49にてそれぞれ固定
される。このトーシヨンバー48はねじり力を発
生するもので、メインプラツトホーム40に対し
てサブプラツトホーム41を起立させる方向に付
勢するものである(但し、実際に起立させる程強
いものではなく、操作者がサブプラツトホーム4
1を起立操作する際の操作力を軽減するものであ
る。)。
次に、実施例に示した昇降装置の動作を説明す
る。
る。
第4図の車体1の床面にメインプラツトホーム
40およびサブプラツトホーム41が一致した高
さから、第5図垂直リンク体30の下端が着地す
るまでの昇降動作では、メインアーム8の回動中
心P、メインアーム8先端の枢着点Q、サブアー
ム9先端の枢着点R及びサブアーム9の回動中心
Sとは平行四辺形を成し、辺QRを鉛直線上に配
置しておけば、油圧シリンダ6を伸動又は縮動さ
せることにより、メインプラツトホーム40及び
サブプラツトホーム41は水平状態を保ちつつ上
昇もしくは下降する。
40およびサブプラツトホーム41が一致した高
さから、第5図垂直リンク体30の下端が着地す
るまでの昇降動作では、メインアーム8の回動中
心P、メインアーム8先端の枢着点Q、サブアー
ム9先端の枢着点R及びサブアーム9の回動中心
Sとは平行四辺形を成し、辺QRを鉛直線上に配
置しておけば、油圧シリンダ6を伸動又は縮動さ
せることにより、メインプラツトホーム40及び
サブプラツトホーム41は水平状態を保ちつつ上
昇もしくは下降する。
また、第5図の状態からさらに油圧シリンダ6
を縮動させれば、回動部材7は右回りに回転する
が、メインアーム8は回動部材7と一体となつて
回動することはできず、第6図のように回動部材
7側のストスパボルト21からメインアーム8は
浮き上がり、辺PQが長くなる。この結果、垂直
リンク体30は傾き、サブプラツトホーム41の
先端は着地する。
を縮動させれば、回動部材7は右回りに回転する
が、メインアーム8は回動部材7と一体となつて
回動することはできず、第6図のように回動部材
7側のストスパボルト21からメインアーム8は
浮き上がり、辺PQが長くなる。この結果、垂直
リンク体30は傾き、サブプラツトホーム41の
先端は着地する。
従つて、第6図の状態で台車等を用いた貨物の
両プラツトホーム40,41上への積み下ろしが
極めて容易にでき、プラツトホーム上の貨物の車
体床面への荷役は第5図のように両プラツトホー
ム40,41を水平にした後、第4図の上昇状態
として実行する。
両プラツトホーム40,41上への積み下ろしが
極めて容易にでき、プラツトホーム上の貨物の車
体床面への荷役は第5図のように両プラツトホー
ム40,41を水平にした後、第4図の上昇状態
として実行する。
メインプラツトホーム40とサブプラツトホー
ム41の格納は、まず第2図及び第3図のように
メインアーム8及びサブアーム9を下げた状態で
メインプラツトホーム40側にサブプラツトホー
ム41を折り重ね、固定側丸パイプ3に固着され
た格納用ガイド50に対して立て掛け、次にシリ
ンダ6を伸動させて第7図のようにメインアーム
8及びサブアーム9の先端を持ち上げることによ
つて実行する。これにより、各プラツトホーム4
0,41は車体1の床下に邪魔にならないように
格納される。このような格納動作に際して、メイ
ンプラツトホーム40の切欠部44の存在によ
り、メインプラツトホーム40が各アーム8,9
の動作の妨げとなることがない。
ム41の格納は、まず第2図及び第3図のように
メインアーム8及びサブアーム9を下げた状態で
メインプラツトホーム40側にサブプラツトホー
ム41を折り重ね、固定側丸パイプ3に固着され
た格納用ガイド50に対して立て掛け、次にシリ
ンダ6を伸動させて第7図のようにメインアーム
8及びサブアーム9の先端を持ち上げることによ
つて実行する。これにより、各プラツトホーム4
0,41は車体1の床下に邪魔にならないように
格納される。このような格納動作に際して、メイ
ンプラツトホーム40の切欠部44の存在によ
り、メインプラツトホーム40が各アーム8,9
の動作の妨げとなることがない。
(考案の効果)
以上説明したように、本考案の昇降装置によれ
ば、平行リンクの先端に垂直リンク体を枢着し、
該垂直リンク体にプラツトホームを枢着するとと
もに当該垂直リンク体によりそのプラツトホーム
を水平状態に支える構成において、前記垂直リン
ク体の上方に位置する前記プラツトホームの上板
部分に切欠部を形成し、前記垂直リンク体の上面
を前記切欠部に対応した上板部として構成したの
で、プラツトホーム上昇時及びプラツトホーム倒
立時、及びプラツトホーム格納時等にプラツトホ
ームが各リンクの動きの妨げとなることがない従
つて、上昇時のプラツトホームと車体床面の後端
との間隔を実質的に零とすることができ、台車等
を用いた円滑な荷役ができる。また、プラツトホ
ームを水平に保つた状態では、プラツトホームの
切欠部に垂直リンク体の上板部が位置するため、
見掛け上プラツトホーム上面に切欠やくぼみが無
いのと等価となり、安全性の向上を図ることがで
きる。さらに、プラツトホームをリンク機構側に
折り重ねて車体床下に格納する場合も有効であ
る。
ば、平行リンクの先端に垂直リンク体を枢着し、
該垂直リンク体にプラツトホームを枢着するとと
もに当該垂直リンク体によりそのプラツトホーム
を水平状態に支える構成において、前記垂直リン
ク体の上方に位置する前記プラツトホームの上板
部分に切欠部を形成し、前記垂直リンク体の上面
を前記切欠部に対応した上板部として構成したの
で、プラツトホーム上昇時及びプラツトホーム倒
立時、及びプラツトホーム格納時等にプラツトホ
ームが各リンクの動きの妨げとなることがない従
つて、上昇時のプラツトホームと車体床面の後端
との間隔を実質的に零とすることができ、台車等
を用いた円滑な荷役ができる。また、プラツトホ
ームを水平に保つた状態では、プラツトホームの
切欠部に垂直リンク体の上板部が位置するため、
見掛け上プラツトホーム上面に切欠やくぼみが無
いのと等価となり、安全性の向上を図ることがで
きる。さらに、プラツトホームをリンク機構側に
折り重ねて車体床下に格納する場合も有効であ
る。
第1図は本考案に係る昇降装置の実施例の要部
を示す分解斜視図、第2図は本考案の実施例であ
つてメインプラツトホーム及びサブプラツトホー
ムを折り重ねて立て掛けた状態の側面図、第3図
は同正面図、第4図はメインプラツトホーム及び
サブプラツトホームが上昇位置にあるときの側面
図、第5図は下降位置にあるときの側面図、第6
図はサブプラツトホーム先端が着地状態となつた
ときの側面図、第7図はメインプラツトホーム及
びサブプラツトホームを折り重ねて格納した状態
の側面図である。 1……車体、3……丸パイプ、4……固定支持
部材、5……回転軸、6……油圧シリンダ、7…
…回動部材、8……メインアーム、9……サブア
ーム、10……シリンダ用アーム、30……垂直
リンク体、40……メインプラツトホーム、41
……サブプラツトホーム、42……丁番、43…
…上板、44……切欠部、45……上板部、48
……トーシヨンバー。
を示す分解斜視図、第2図は本考案の実施例であ
つてメインプラツトホーム及びサブプラツトホー
ムを折り重ねて立て掛けた状態の側面図、第3図
は同正面図、第4図はメインプラツトホーム及び
サブプラツトホームが上昇位置にあるときの側面
図、第5図は下降位置にあるときの側面図、第6
図はサブプラツトホーム先端が着地状態となつた
ときの側面図、第7図はメインプラツトホーム及
びサブプラツトホームを折り重ねて格納した状態
の側面図である。 1……車体、3……丸パイプ、4……固定支持
部材、5……回転軸、6……油圧シリンダ、7…
…回動部材、8……メインアーム、9……サブア
ーム、10……シリンダ用アーム、30……垂直
リンク体、40……メインプラツトホーム、41
……サブプラツトホーム、42……丁番、43…
…上板、44……切欠部、45……上板部、48
……トーシヨンバー。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 昇降用駆動力を受けるメインアーム8とサブア
ーム9とで昇降用平行リンクを構成し、該メイン
アーム8及びサブアーム9の先端に垂直リンク体
30を枢着し、該垂直リンク体30の上端に前記
メインアーム8と共にメインプラツトホーム40
が有するブラケツトを枢着し、該メインプラツト
ホーム40に対して折り畳み自在に丁番を介して
サブプラツトホーム41を連結した構成を備え、 前記メインプラツトホーム40は前記垂直リン
ク体30に当接時には水平状態を保持するもので
あり、前記垂直リンク体30の上方に位置する前
記メインプラツトホーム40の上板部分に切欠部
44を形成して前記メインプラツトホーム40を
前記メインアーム8及びサブアーム9に対して裏
返し状態になるまで回動自在となし、さらに前記
垂直リンク体30の上面を前記切欠部44に対応
した上板部45として構成したことを特徴とする
昇降装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986140519U JPH0428274Y2 (ja) | 1986-09-16 | 1986-09-16 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986140519U JPH0428274Y2 (ja) | 1986-09-16 | 1986-09-16 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6346241U JPS6346241U (ja) | 1988-03-29 |
JPH0428274Y2 true JPH0428274Y2 (ja) | 1992-07-08 |
Family
ID=31047440
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1986140519U Expired JPH0428274Y2 (ja) | 1986-09-16 | 1986-09-16 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0428274Y2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4810332U (ja) * | 1971-06-02 | 1973-02-05 |
-
1986
- 1986-09-16 JP JP1986140519U patent/JPH0428274Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4810332U (ja) * | 1971-06-02 | 1973-02-05 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6346241U (ja) | 1988-03-29 |
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