JP3030697U - 昇降装置 - Google Patents

昇降装置

Info

Publication number
JP3030697U
JP3030697U JP1996004569U JP456996U JP3030697U JP 3030697 U JP3030697 U JP 3030697U JP 1996004569 U JP1996004569 U JP 1996004569U JP 456996 U JP456996 U JP 456996U JP 3030697 U JP3030697 U JP 3030697U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
main arm
arm
movable stopper
rotating
engaging
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1996004569U
Other languages
English (en)
Inventor
俊文 梶田
Original Assignee
日本リフト株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 日本リフト株式会社 filed Critical 日本リフト株式会社
Priority to JP1996004569U priority Critical patent/JP3030697U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3030697U publication Critical patent/JP3030697U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Vehicle Step Arrangements And Article Storage (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 プラットホーム昇降時のプラットホームの先
端の意図しない下がりを防止する動作が確実で、積雪や
塵埃により動作不能乃至動作不安定となることがない昇
降装置を得る。 【解決手段】 固定フレーム2で回転軸3を支持し、回
転軸3の両側に回動部材4を固着し、該回動部材4に基
端が枢着されたメインアーム5及び基端が固定フレーム
側に枢着されたサブアーム7でプラットホーム10を水
平を保って昇降駆動する構成を有し、メインアーム5の
回動中心Pと当該メインアーム先端の高さが略一致した
位置乃至メインアーム5の上昇限位置に至る範囲でメイ
ンアーム5の回動部材4に対する回動を阻止するために
可動ストッパ30及びこれを動かすローラー42を設け
るが、該可動ストッパ30のカム面及びローラー42が
当該可動ストッパの中空部内側に位置している。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、貨物自動車等の車体後部又は側部に装着されて、プラットホームの 昇降動作により貨物の積み卸しの便宜を図るための昇降装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の昇降装置としては、貨物自動車等の車体側に枢着された平行リ ンクをなすアームの回動によりプラットホームを水平状態で昇降させるものが知 られている。すなわち、平行リンクをなすアームの回動に従って、プラットホー ムを着地状態から車体床面に一致する高さにまで、あるいは逆にプラットホーム を車体床面に一致する高さから着地状態にまで昇降させることで、プラットホー ムを利用して貨物の積み卸しを実行することができる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、上述したような平行リンクをなすアームの回動でプラットホームを 昇降駆動する場合、プラットホームが上昇限位置に近ずくほど各アームの平行状 態が崩れてプラットホーム先端が下がる事故が発生する恐れが出てくる。
【0004】 図9を用いてその理由を具体的に説明する。
【0005】 図9において、貨物自動車等の車体1の床下側に固定(すなわち貨物自動車等 のシャーシに固定)された固定フレーム2には回転軸3が回転自在に支持されて おり、該回転軸3の両側に回動部材4が固着されている。メインアーム5の一端 は回動部材4にピン6で枢着され、回動部材4の底部に螺着されたストッパボル ト11によってメインアーム5と回動部材4との間の位置関係が調節できるよう になっている。そして、前記回転軸3の左回転により回動部材4が左回りに回動 しようとする場合には、ストッパボルト11がメインアーム5に当接し、メイン アーム5は回動部材4と一体に回動して先端を上昇させる。また、サブアーム7 の一端はピン8で固定フレーム2に枢着されている。メインアーム5の他端(先 端)は垂直リンク体9の下端にピン12で枢着され、サブアーム7の他端(先端 )及び垂直リンク体9の上端はプラットホーム10に固定のブラケット13にピ ン14で枢着されている。
【0006】 前記メインアーム5及びサブアーム7は昇降用平行リンク機構をなすものであ り、メインアーム5の回動中心P(回転軸3の中心)、メインアーム5先端の枢 着点Q、サブアーム7先端の枢着点R及びサブアーム7の回動中心Sとは平行四 辺形を成し、辺QRを鉛直線上に配置しておけば、回転軸3を回転させることに より、プラットホーム10は水平状態を保ちつつ上昇もしくは下降する。
【0007】 図9の実線のように、メインアーム5及びサブアーム7の先端が車体床下側の 枢着点よりも上昇した状態であると、プラットホーム10上に重量の大きな貨物 が載っているような場合に、メインアーム5の先端の枢着点Qに対する矢印Tの 向きに加わる力が大きくなり、回動部材4に対してメインアーム5が勝手に回動 してメインアーム5の先端が持ち上がり、枢着点Qが矢印T方向に動いてしまう ことが発生する。こうなると、前記PQRSの平行四辺形の関係は崩れ、プラッ トホーム10の先端側が下がってしまい、貨物のプラットホーム10からの落下 等の事故となる可能性がある。
【0008】 本考案の第1の目的は、上記の点に鑑み、プラットホーム昇降時のプラットホ ームの先端の意図しない下がりを確実に防止し、ひいてはプラットホームの突然 の傾斜によって貨物が転落したりする事故を防止し、安全性を確保した昇降装置 を提供することにある。
【0009】 本考案の第2の目的は、プラットホーム昇降時のプラットホームの先端の意図 しない下がりを自動的に防止する動作が確実で、積雪や塵埃により動作不能乃至 動作不安定となることがない、動作の信頼性の高い昇降装置を提供することにあ る。
【0010】 本考案のその他の目的や新規な特徴は後述の実施の形態において明らかにする 。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案に係る第1の昇降装置は、車体の後部又は 側部に固着される固定フレームと、該固定フレームによって回転自在に支持され る回転軸と、該回転軸の両側に固着される回動部材と、該回動部材に基端が枢着 され上昇方向に対しては当該回動部材と一体に回動するメインアームと、該メイ ンアームと共に昇降用平行リンクを成すものであって基端が前記固定フレーム側 に枢着されるサブアームと、上端に前記サブアームの先端が、下端に前記メイン アームの先端がそれぞれ枢着される垂直リンク体と、該垂直リンク体の上端に前 記サブアームと共に枢着されていて当該垂直リンク体に当接して水平状態を保持 するプラットホームとを備えた構成において、 前記回動部材に枢着された第1のストッパとしての可動ストッパと、前記固定 フレーム側に取り付けられていて前記可動ストッパを回動させるローラーと、前 記メインアームに固定された係合部材とを有し、 前記可動ストッパは、前記メインアームの回動中心と当該メインアーム先端の 高さが略一致した位置乃至前記メインアームの上昇限位置に至る範囲で前記ロー ラーと当接して当該可動ストッパを前記係合部材に係合状態とする第1のカム面 と、該第1のカム面と前記ローラーとが離れた状態では少なくとも前記プラット ホームの着地状態に至るまでに前記ローラーと当接して当該可動ストッパと前記 係合部材との係合を外した状態とする第2のカム面とを当該可動ストッパの内側 面に有し、 前記メインアームの回動中心と当該メインアーム先端の高さが略一致した位置 乃至前記メインアームの上昇限位置に至る範囲で前記メインアームの前記回動部 材に対する回動を阻止することを特徴としている。
【0012】 また、本考案に係る第2の昇降装置は、車体の後部床下又は側部床下に固着さ れる固定フレームと、該固定フレームによって回転自在に支持される回転軸と、 該回転軸を駆動するシリンダと、前記回転軸の両側に固着される回動部材と、該 回動部材に取り付けられた第2のストッパと、該回動部材に基端が枢着され上昇 方向に対しては前記第2のストッパに当接して当該回動部材と一体に回動するメ インアームと、該メインアームと共に昇降用平行リンクを成すものであって基端 が前記固定フレーム側に枢着されるサブアームと、上端に前記サブアームの先端 が、下端に前記メインアームの先端がそれぞれ枢着される垂直リンク体と、該垂 直リンク体の上端に前記サブアームと共に枢着されていて当該垂直リンク体に当 接して水平状態を保持するプラットホームとを備えた構成において、 前記回動部材に枢着された第1のストッパとしての可動ストッパと、前記サブ アームを枢着したピンの延長端部に回転自在に取り付けられていて前記可動スト ッパを回動させるローラーと、前記メインアームに固定された係合部材とを有し 、 前記可動ストッパは、内側に前記ローラーが入り込む中空部を有し、該中空部 内側面に、前記メインアームの回動中心と当該メインアーム先端の高さが略一致 した位置乃至前記メインアームの上昇限位置に至る範囲で前記ローラーと当接し て当該可動ストッパを前記係合部材に係合状態とする第1のカム面と、該第1の カム面と前記ローラーとが離れた状態では少なくとも前記プラットホームの着地 状態に至るまでに前記ローラーと当接して当該可動ストッパと前記係合部材との 係合を外した状態とする第2のカム面とが形成されており、 前記メインアームの回動中心と当該メインアーム先端の高さが略一致した位置 乃至前記メインアームの上昇限位置に至る範囲で前記メインアームの前記回動部 材に対する回動を阻止することを特徴としている。
【0013】 なお、前記可動ストッパを、先端が前記係合部材に係合する係合端(31)となっ た係合部(32)と、内側に前記ローラーが入り込む中空部(33)とを有する構成とす ることができる。この場合、前記第1のカム面は、前記中空部(33)の天井面に形 成されており、前記係合部材から外れていた前記係合端(31)を係合させる向きに 当該可動ストッパを回転させるための傾斜面(34a)と、前記係合端(31)と前記係 合部材との係合を維持するための前記回転軸と同心の円弧面(34b)とからなって おり、かつ、前記第2のカム面は、前記中空部(33)の内側底面に形成されており 、前記係合部材に係合していた前記係合端(31)を外す向きに当該可動ストッパを 回転させるための傾斜面(35a)と、前記係合端(31)と前記係合部材との係合が外 れた状態を維持するための前記回転軸と同心の円弧面(35b)とからなる構成とす ることができる。
【0014】
【考案の実施の形態】
以下、本考案に係る昇降装置の実施の形態を図面に従って説明する。
【0015】 図1乃至図8において、貨物自動車等の車体(荷台)1の床下側に固定(すな わち貨物自動車等のシャーシに固定)された固定フレーム2には回転軸3が回転 自在に支持されており、該回転軸3の両側に回動部材4が固着されている。図3 のように、回転軸3を回転させるために昇降用油圧シリンダ20が固定フレーム 2に設けられている。すなわち、シリンダ20の本体側端は固定フレーム2にピ ン21で枢着(回転自在に取付)され、ピストンロッド22の先端は回転軸3に 一体に設けられたシリンダ用アーム23にピン24で枢着されている。従って、 シリンダ20が縮動時に回転軸3は右回転し、伸動時に回転軸3は左回転する。
【0016】 プラットホーム10を昇降させるためのメインアーム5の基端は回動部材4に ピン6で枢着され、回動部材4の底部に螺着された第2のストッパとしてのスト ッパボルト11によってメインアーム5と回動部材4との間の位置関係が調節で きるようになっている。そして、前記回転軸3の左回転により回動部材4が左回 りに回動しようとする場合には、ストッパボルト11がメインアーム5に当接し 、メインアーム5は回動部材4と一体に回動して先端を上昇させる。また、メイ ンアーム5と共に昇降用平行リンクを成すサブアーム7の基端はピン8で固定フ レーム2に枢着されている。メインアーム5の先端は垂直リンク体9の下端にピ ン12で枢着され、サブアーム7の先端及び垂直リンク体9の上端はプラットホ ーム10に固定のブラケット13にピン14で枢着されている。前記プラットホ ーム10は前記垂直リンク体9に後端が当接して水平状態を保持できるようにな っいる。
【0017】 前記メインアーム5及びサブアーム7は昇降用平行リンク機構をなすものであ り、メインアーム5の回動中心(回転軸3の中心)P、メインアーム5先端の枢 着点Q、サブアーム7先端の枢着点R及びサブアーム7の回動中心Sとは平行四 辺形を成し、辺QRを鉛直線上に配置しておけば、回転軸3を回転させることに より、プラットホーム10は水平状態を保ちつつ上昇もしくは下降する。
【0018】 図9で平行リンク機構でプラットホーム10を昇降させる場合の問題点を指摘 したが、この点を解決するために、図4乃至図6にも示す如く第1のストッパと しての可動ストッパ30がピン40で回動部材4のメインアーム5枢着点よりも 上方位置に枢着されている。また、メインアーム5の上辺に可動ストッパ30の 係合端31に係合する係合部材41が固着されている。さらに、前記可動ストッ パ30を動かすために、サブアーム7を枢着したピン8の延長端部8aにローラ ー42が回転自在に取り付けられている。
【0019】 図4乃至図6に拡大して示すように、可動ストッパ30のピン40よりも右側 部分は先端が係合部材41に係合する係合端31となった板状係合部32であり 、ピン40よりも左側部分は略角筒状の中空部33となっており、固定フレーム 側に回転自在に取り付けられたローラー42が内側に入り込んでいる。このよう な可動ストッパ30は、板状係合部32及び中空部33をアルミダイカスト等で 一体に形成することができる。可動ストッパ30の中空部33は、前記メインア ーム5の回動中心(回転軸3の中心)Pと当該メインアーム先端の高さが略一致 した所定位置(図7のメインアーム5の状態)乃至前記メインアーム5の上昇限 位置に至る範囲で前記ローラー42と当接して可動ストッパ30の係合端31を 係合部材41に係合させ、以後係合状態に保つ第1のカム面34と、前記所定位 置よりも下がった位置(図7のメインアーム5の状態よりもメインアーム5先端 が下降した位置)乃至前記プラットホーム10の着地に至る範囲で前記ローラー 42と当接して可動ストッパ30の係合端31と係合部材41との係合を外した 状態とする第2のカム面35とを内面に有している。
【0020】 第1のカム面34は、中空部33の天井面に形成されており、係合部材41か ら外れていた係合端31を係合させる向きに可動ストッパ30を右回転させるた めの傾斜面34aと、係合端31と係合部材41との係合を維持するための回転 軸3と同心の円弧面34bとからなっている。また、第2のカム面35は、中空 部33の内側底面に形成されており、係合部材41に係合していた係合端31を 外す向きに可動ストッパ30を左回転させるための傾斜面35aと、可動ストッ パ30の係合端31と係合部材41との係合が外れた状態を維持するための回転 軸3と同心の円弧面35bとからなっている。
【0021】 次に、この実施の形態の全体的動作説明を行う。
【0022】 図1の実線で示す如く、車体1の床面1aにプラットホーム10が一致した高 さから、垂直リンク体9の下端が着地(プラットホーム10が着地)するまでの 昇降動作では、メインアーム5の回動中心P、メインアーム5先端の枢着点Q、 サブアーム7先端の枢着点R及びサブアーム7の回動中心Sとは平行四辺形を成 し、辺QRを鉛直線上に配置しておけば、昇降用油圧シリンダ20を伸動又は縮 動させることにより、プラットホーム10は水平状態を保ちつつ上昇もしくは下 降する。その際、図7に示すように、前記メインアーム5の基端よりも先端が多 少上昇した位置(メインアーム5の回転中心Pすなわち回転軸3の中心とメイン アーム5先端とが略水平となる位置)乃至メインアーム5の上昇限位置に至る範 囲では、可動ストッパ30の中空部33内に形成された第1のカム面34がロー ラー42に当接することで可動ストッパ30の係合端31がメインアーム5に固 定の係合部材41に係合状態となる。この結果、メインアーム5の下辺はストッ パボルト11で、メインアーム5の上辺は可動ストッパ30で押さえられること になり、回動部材4に対するメインアーム5のピン6を中心とした意図しない回 動は阻止され、プラットホーム10上に重量の大きい貨物が搭載されているよう な場合でも、前記PQRSの平行四辺形は崩れず、図9で説明したプラットホー ム10の先端が急に下がってプラットホーム10が傾斜する事故は発生しない。
【0023】 なお、前記メインアーム5の基端よりも先端が下がった位置(より正確に言え ば図7の状態よりもメインアーム5の先端が下がった位置)乃至図1仮想線の垂 直リンク体9の下端が着地(プラットホーム10が着地)するまでの範囲では、 プラットホーム10上の貨物の重量による力はメインアーム5の先端を上昇させ る向きとはならないため、可動ストッパ30の中空部33内に形成された第2の カム面35がローラー42に当接して可動ストッパ30の係合端31をメインア ーム5側の係合部材41から外した状態としている。
【0024】 また、図1の仮想線のプラットホーム10着地状態から、さらに油圧シリンダ 20を縮動させれば、回動部材4は右回りに回転するが、メインアーム5は回動 部材4と一体となって回動せず(係合端31と係合部材41との係合が外れた状 態となっているため)、図8のように回動部材4側のストッパボルト11からメ インアーム5は浮き上がり、辺PQが短くなる。この結果、垂直リンク体9は傾 き、プラットホーム10の先端が下がる(先端が着地する)。
【0025】 従って、図8の実線状態で台車等を用いた貨物のプラットホーム10上への積 み下ろしが極めて容易にでき、プラットホーム上の貨物の車体床面1aへの荷役 は図1、図8仮想線のようにプラットホーム10を水平にした後、図1実線の状 態として実行する。
【0026】 この実施の形態によれば、次の通りの効果を得ることができる。
【0027】 (1) 図7の状態よりもメインアーム5の先端が上昇した状態にあるときは、可 動ストッパ30の係合端31がメインアーム5側の係合部材41に自動的に係合 するから、回動部材4に対するメインアーム5の意図しない回動を防止できる。 この結果、プラットホーム昇降荷役時のプラットホーム10の先端の意図しない 下がりを確実に防止し、ひいてはプラットホーム10の突然の傾斜によって貨物 が転落したりする事故を防止し、安全性を確保できる。
【0028】 (2) プラットホーム10の着地状態では可動ストッパ30の係合端31はメイ ンアーム5側の係合部材41から自動的に外されており、プラットホーム10着 地状態でのプラットホーム10先端の首振り動作(図8の動作)を支障無く実行 でき、台車等のプラットホーム10への積み下ろしを円滑に実行できる。
【0029】 (3) 可動ストッパ30の中空部33内の第1のカム面34(傾斜面34a、円 弧面34bとからなる)及び第2のカム面35(傾斜面35a、円弧面35bと からなる)と、サブアーム7の枢軸となるピン8側に取り付けられたローラー4 2とが当接することで、可動ストッパ30の係合端31と係合部材41との係合 、係合解除を円滑かつ自動的に実行でき、手動操作は一切不要で、操作性が良い 。
【0030】 (4) 第1のカム面34及び第2のカム面35は可動ストッパ30の中空部33 の内側に形成されており、ローラー42も中空部33内に入り込んでいるため、 それらカム面34,35及びローラー42が中空部33で保護されることになり 、積雪や塵埃の影響を受け難く、動作の安定性、信頼性を維持できる。
【0031】 以上本考案の実施の形態について説明してきたが、本考案はこれに限定される ことなく請求項の記載の範囲内において各種の変形、変更が可能なことは当業者 には自明であろう。
【0032】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案によれば、プラットホーム昇降時のプラットホー ムの先端の意図しない下がりを確実に防止し、ひいてはプラットホームの突然の 傾斜によって貨物が転落したりする事故を防止し、安全性を確保した昇降装置を 実現できる。また、本考案の昇降装置は、プラットホーム昇降時のプラットホー ムの先端の意図しない下がりを防止する動作を自動的に実行可能で操作性が良く 、積雪や塵埃により動作不能乃至動作不安定となることがなく、動作の信頼性の 向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る昇降装置の実施の形態を示す側面
図である。
【図2】実施の形態におけるメインアーム及びサブアー
ムの取り付け部分を示す部分背面図である。
【図3】実施の形態において昇降用油圧シリンダで回転
軸を回転駆動する機構部分の側断面図である。
【図4】実施の形態の主要構成部分である可動ストッパ
及びその周辺の機構部分を示す要部拡大断面図である。
【図5】同要部拡大平面図である。
【図6】同要部拡大背面図である。
【図7】実施の形態においてメインアーム5の回動中心
Pと当該メインアーム先端とが水平状態となった状態
(可動ストッパの位置の切換の基準となる状態)を示す
側面図である。
【図8】実施の形態においてプラットホーム着地後のプ
ラットホーム先端首振り動作を説明する側面図である。
【図9】この種の平行リンク機構でプラットホームを昇
降させる場合に生じる不都合を説明するための側面図で
ある。
【符号の説明】
1 車体 2 固定フレーム 3 回転軸 4 回動部材 5 メインアーム 7 サブアーム 9 垂直リンク体 10 プラットホーム 20 油圧シリンダ 30 可動ストッパ 31 係合端 32 板状係合部 33 中空部 34 第1のカム面 34a 傾斜面 34b 円弧面 35 第2のカム面 35a 傾斜面 35b 円弧面 41 係合部材 42 ローラー

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体の後部又は側部に固着される固定フ
    レームと、該固定フレームによって回転自在に支持され
    る回転軸と、該回転軸の両側に固着される回動部材と、
    該回動部材に基端が枢着され上昇方向に対しては当該回
    動部材と一体に回動するメインアームと、該メインアー
    ムと共に昇降用平行リンクを成すものであって基端が前
    記固定フレーム側に枢着されるサブアームと、上端に前
    記サブアームの先端が、下端に前記メインアームの先端
    がそれぞれ枢着される垂直リンク体と、該垂直リンク体
    の上端に前記サブアームと共に枢着されていて当該垂直
    リンク体に当接して水平状態を保持するプラットホーム
    とを備えた昇降装置において、 前記回動部材に枢着された第1のストッパとしての可動
    ストッパと、前記固定フレーム側に取り付けられていて
    前記可動ストッパを回動させるローラーと、前記メイン
    アームに固定された係合部材とを有し、 前記可動ストッパは、前記メインアームの回動中心(P)
    と当該メインアーム先端の高さが略一致した位置乃至前
    記メインアームの上昇限位置に至る範囲で前記ローラー
    と当接して当該可動ストッパを前記係合部材に係合状態
    とする第1のカム面と、該第1のカム面と前記ローラー
    とが離れた状態では少なくとも前記プラットホームの着
    地状態に至るまでに前記ローラーと当接して当該可動ス
    トッパと前記係合部材との係合を外した状態とする第2
    のカム面とを当該可動ストッパの内側面に有し、 前記メインアームの回動中心(P)と当該メインアーム先
    端の高さが略一致した位置乃至前記メインアームの上昇
    限位置に至る範囲で前記メインアームの前記回動部材に
    対する回動を阻止することを特徴とする昇降装置。
  2. 【請求項2】 車体の後部床下又は側部床下に固着され
    る固定フレームと、該固定フレームによって回転自在に
    支持される回転軸と、該回転軸を駆動するシリンダと、
    前記回転軸の両側に固着される回動部材と、該回動部材
    に取り付けられた第2のストッパと、該回動部材に基端
    が枢着され上昇方向に対しては前記第2のストッパに当
    接して当該回動部材と一体に回動するメインアームと、
    該メインアームと共に昇降用平行リンクを成すものであ
    って基端が前記固定フレーム側に枢着されるサブアーム
    と、上端に前記サブアームの先端が、下端に前記メイン
    アームの先端がそれぞれ枢着される垂直リンク体と、該
    垂直リンク体の上端に前記サブアームと共に枢着されて
    いて当該垂直リンク体に当接して水平状態を保持するプ
    ラットホームとを備えた昇降装置において、 前記回動部材に枢着された第1のストッパとしての可動
    ストッパと、前記サブアームを枢着したピンの延長端部
    に回転自在に取り付けられていて前記可動ストッパを回
    動させるローラーと、前記メインアームに固定された係
    合部材とを有し、前記可動ストッパは、内側に前記ロー
    ラーが入り込む中空部を有し、該中空部内側面に、前記
    メインアームの回動中心(P)と当該メインアーム先端の
    高さが略一致した位置乃至前記メインアームの上昇限位
    置に至る範囲で前記ローラーと当接して当該可動ストッ
    パを前記係合部材に係合状態とする第1のカム面と、該
    第1のカム面と前記ローラーとが離れた状態では少なく
    とも前記プラットホームの着地状態に至るまでに前記ロ
    ーラーと当接して当該可動ストッパと前記係合部材との
    係合を外した状態とする第2のカム面とが形成されてお
    り、 前記メインアームの回動中心(P)と当該メインアーム先
    端の高さが略一致した位置乃至前記メインアームの上昇
    限位置に至る範囲で前記メインアームの前記回動部材に
    対する回動を阻止することを特徴とする昇降装置。
  3. 【請求項3】 前記可動ストッパは、先端が前記係合部
    材に係合する係合端(31)となった係合部(32)と、内側に
    前記ローラーが入り込む中空部(33)とを有し、前記第1
    のカム面は、前記中空部(33)の天井面に形成されてお
    り、前記係合部材から外れていた前記係合端(31)を係合
    させる向きに当該可動ストッパを回転させるための傾斜
    面(34a)と、前記係合端(31)と前記係合部材との係合を
    維持するための前記回転軸と同心の円弧面(34b)とから
    なっており、かつ、前記第2のカム面は、前記中空部(3
    3)の内側底面に形成されており、前記係合部材に係合し
    ていた前記係合端(31)を外す向きに当該可動ストッパを
    回転させるための傾斜面(35a)と、前記係合端(31)と前
    記係合部材との係合が外れた状態を維持するための前記
    回転軸と同心の円弧面(35b)とからなっている請求項1
    又は2記載の昇降装置。
JP1996004569U 1996-04-30 1996-04-30 昇降装置 Expired - Lifetime JP3030697U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1996004569U JP3030697U (ja) 1996-04-30 1996-04-30 昇降装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1996004569U JP3030697U (ja) 1996-04-30 1996-04-30 昇降装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3030697U true JP3030697U (ja) 1996-11-01

Family

ID=43165678

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1996004569U Expired - Lifetime JP3030697U (ja) 1996-04-30 1996-04-30 昇降装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3030697U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3420736B2 (ja) 2000-03-24 2003-06-30 極東開発工業株式会社 荷受台昇降装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3420736B2 (ja) 2000-03-24 2003-06-30 極東開発工業株式会社 荷受台昇降装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4930973A (en) Tiltable tailgate lift
JPH10258993A (ja) 関節接合型複式平行四辺形ブーム組立体を備えたリフト装置
JPH03111399A (ja) ドックの高さ平準・昇降装置とその操作方法
US5190122A (en) Safety interlock system
CN114408820A (zh) 高空作业平台
JP3030697U (ja) 昇降装置
US5374154A (en) Ramp bridging mechanism
JP2007076484A (ja) 折り畳み式荷受台及び床下格納式昇降装置
US5971692A (en) Truck leveler
JP3299226B2 (ja) 昇降装置
JPH049220Y2 (ja)
JP3713704B2 (ja) 貨物自動車用リフト装置
JPS646355Y2 (ja)
JP3035470B2 (ja) テールゲートリフタのゲート板傾斜制御装置
US5762460A (en) Truck leveler
JP2989596B1 (ja) 車両の荷役補助装置におけるパレットストッパ機構
JP3061149U (ja) 掘削機等車両積降用昇降台
JPS6316588Y2 (ja)
JPH0533395Y2 (ja)
JP2696503B2 (ja) 昇降装置
JP4169568B2 (ja) 荷受台昇降装置
JP2549902Y2 (ja) 貨物自動車等のテ−ルゲ−トリフタ−のゲ−ト板の構造
JPH0428274Y2 (ja)
JPH0751397Y2 (ja) テールゲートリフタのゲート板傾斜制御装置
JPS6347551Y2 (ja)