JPH0644307Y2 - 同期信号検出装置 - Google Patents

同期信号検出装置

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JPH0644307Y2
JPH0644307Y2 JP1987197154U JP19715487U JPH0644307Y2 JP H0644307 Y2 JPH0644307 Y2 JP H0644307Y2 JP 1987197154 U JP1987197154 U JP 1987197154U JP 19715487 U JP19715487 U JP 19715487U JP H0644307 Y2 JPH0644307 Y2 JP H0644307Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、瞬時電圧低下補償装置のインバータの電源
同期、アクティブフィルタの制御、および無効電力補償
装置の系統同期等のために使用する同期信号検出装置に
関するものである。
〔従来の技術〕
従来の同期信号検出回路は、第5図および第6図に示す
ように、3相の電力系統の各相電圧を検出する検出回路
(図示せず)による各相の検出電圧vU,vV,vWの零クロス
を検出する零クロス検出回路51,52,53と、この零クロス
検出回路51,52,53から出力される方形波電圧aU,aV,aW
デコーダ54から出力される3相の方形波電圧bU,bV,bW
をそれぞれ位相比較する位相比較器55,56,57と、位相比
較器55,56,57から出力される方形波電圧cU,cV,Wを加算
する加算器58と、加算器58の出力電圧dからバイアス電
圧eを減算する減算器59と、この減算器59の出力電圧f
のリップル(3相電源周波数の6倍の周波数)を除去す
るループフィルタ(ローパスフィルタ)60と、このルー
プフィルタ60の出力電圧gに比例した周波数でパルスを
発生する電圧制御発振器61と、この電圧制御発振器61の
出力パルスをカウントする例えば8ビットのカウンタ62
とから構成され、デコーダ54は、カウンタ62のカウント
値に応じた位相の方形波電圧bU,bV,bWを出力し、カウン
タ62のカウント値出力は、3相の電力系統の例えば検出
電圧vUに同期して検出電圧vUの1周期間に0から255ま
で変化し、出力位相の情報を含むことになる。したがっ
て、ROM等の波形データ記憶手段(図示せず)に1周期
分を256等分した各位相における正弦波の波形の瞬時値
を記憶させておき、カウンタ62のカウント値出力をアド
レスとして波形データ記憶手段をアクセスし、波形デー
タ記憶手段の出力をローパスフィルタに通せば、検出電
圧vUに同期した正弦波電圧を得ることができる。また、
波形データ記憶手段をアクセスする際のアドレスをカウ
ンタ62のカウント値出力より85を減算した値でアクセス
することにより、検出電圧vUより120度位相の遅れた検
出電圧vVに同期した正弦波電圧を得ることができ、同様
にカウンタ62のカウント値出力より170を減算した値で
アクセスすることにより、検出電圧vUより240度位相の
遅れた検出電圧vWに同期した正弦波電圧を得ることがで
きる。
この場合、零クロス検出回路51,52,53は、各々3相の電
力系統の各相の検出電圧vU,vV,vWを零電圧と比較する比
較器からなり、零クロス検出回路51,52,53から出力され
る方形波電圧aU,aV,aWは、それぞれ検出電圧vU,vV,vW
正または零のときにハイレベルになり、検出電圧vU,vV,
vWが負のときにロウレベルとなる。また、デコーダ54
は、カウンタ62のカウント値出力に同期したデューティ
1/2の3相の方形波電圧bU,bV,bWを出力することにな
る。
位相比較器55,56,57は、それぞれエクスクルーシブノア
回路からなり、位相比較器55から出力される方形波電圧
cUは、方形波電圧aUと方形波電圧bUのいずれか一方がハ
イレベルでいずれか他方がロウレベルのときにロウレベ
ルとなり、両方がハイレベルまたはロウレベルのときに
ハイレベルとなる。位相比較器56,57から出力される方
形波電圧cV,cWについても同様である。
また、加算器58の出力電圧dから差し引くバイアス電圧
eは、検出電圧vU,vV,wWとカウンタ62のカウント値出力
とが完全に同期した状態における電圧制御発振器61の発
振周波数を検出電圧vU,vV,vWの周波数の例えば256倍に
調整するために設けられている。
上記従来の同期信号検出装置は、零クロス検出回路51,5
2,53から得られた方形波電圧aU,aV,aWとカウンタ62のカ
ウント値出力とが完全に同期した場合に、デコーダ54か
ら出力される方形波電圧bU,bV,bWが方形波電圧aU,aV,aW
に対し各々1/4周期進む状態となり、同期がとれていな
い場合には位相の進み量が1/4周期より大きくなった
り、または小さくなる。
そして、方形波電圧aU,aV,aWと方形波電圧bU,bV,bWとが
各々位相比較され、方形波電圧cU,cV,cWが得られるが、
この方形波電圧cU,cV,cWは、方形波電圧aU,aV,aWと方形
波電圧bU,bV,bWとが完全同期状態(1/4周期ずれた状
態)であるなら、デューティが1/2となり、同期がとれ
ていない場合には、デューティが1/2より大きくなった
り、または小さくなる。
上記方形波電圧cU,cV,cWは互いに加算され、バイアス電
圧eが差し引かれた状態でリップルが除去されるが、電
圧制御発振器61の発振周波数は、方形波電圧cU,cV,cW
デューティが1/2のときに、検出電圧vU,vV,vWの256倍の
周波数になるように設定されており、方形波電圧cU,cV,
cWのデューティが1/2より大きくなったり、小さくなる
と、リップル除去後の電圧gのレベルが異なることにな
り、方形波電圧cU,cV,cWのデューティを1/2に近づける
方向に電圧制御発振器61の発振周波数を変化させること
になる。
この結果、カウンタ62のカウント値出力は、ループフィ
ルタ60による時間遅れの後、電力系統の各相の検出電圧
vU,vV,vWに完全に同期することになる。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところが、この同期信号検出回路は、各相の検出電圧
vU,vV,vWの零クロスを零クロス検出回路51,52,53で検出
し、この零クロス検出回路51,52,53から出力される方形
波電圧aU,aV,aWとデコーダ54から出力される方形波電圧
bU,bV,bWとを位相比較し、比較結果である方形波電圧
cU,cV,cWを加算してなる電圧dに検出電圧vU,vV,vWの周
波数の6倍の周波数のリップルが含まれることになり、
このリップルを除去するために、時定数の大きいループ
フィルタ60を使用しなければならず、応答が遅いという
問題があった。これは、検出電圧vUの位相の出力位相と
の位相差の情報が間欠的にしか得られないからである。
また、検出電圧vU,vV,vWが歪んでいる場合に、零クロス
検出時に誤動作を起こして正確な同期信号を検出できな
いおそれがあった。
したがって、この考案の目的は、高速応答が可能で、し
かも検出電圧の歪にかかわらず正確に同期信号を検出す
ることができる同期信号検出回路を提供することであ
る。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案の同期信号検出回路は、3相の電力系統の各相
電圧を検出する検出回路から出力されて前記(1),
(2),(3)式で表される各相の検出電圧vU,vV,vW
構成要素とするベクトル に対し、前記(4)式で示す行列演算を行うことによ
り、ベクトル の構成要素の2相の出力電圧vA,vBを発生する3相/2相
変換回路と、この3相/2相変換回路の2相の出力電圧
vA,vBから(12)式に従って前記検出電圧vUの位相θと
出力位相θ1との位相差Δθを求める逆正接演算回路
と、前記位相差Δθを零に近づけるための所定の伝達関
数を有し前記逆正接演算回路から出力される位相差Δθ
を出力位相θ1の情報をもつ位相信号に変換する信号変
換回路と、この信号変換回路の位相信号に応じて係数行
列Cの構成要素t11,t12,t13,t21,t22,t23を(6)〜(1
1)式に従って求め前記3相/2相変換回路へ与える係数
行列構成要素演算回路とを備えている。
〔作用〕
この考案の構成によれば、検出電圧vU,vV,vWを構成要素
とするベトクル に対し、前記(4)式で示す行列演算を行うことによ
り、ベクトル の構成要素の2相の出力電圧vA,vBを求め、この2相の
出力電圧vA,vBから前記(12)式に従って前記検出電圧v
Uの位相θと出力位相θ1との位相差Δθを求め、この位
相差Δθを所定の伝達関数を有する信号変換回路で出力
位相θ1の情報をもつ位相信号に変換し、この位相信号
に応じて係数行列Cの構成要素t11,t12,t13,t21,t22,t
23を前記(6)〜(11)式に従って求める構成であるた
め、電圧vA,vBを連続的な直流信号の形で得ることがで
き、したがって位相差Δθに応じた直流電圧も連続的に
得ることができ、この結果高速応答が可能となり、また
検出電圧の歪にかかわらず正確に同期信号を検出するこ
とができる。
〔実施例〕
この考案の一実施例を第1図および第2図に基づいて説
明する。この同期信号検出装置は、第1図に示すよう
に、3相の電力系統の各相電圧を検出する検出回路(図
示せず)から出力されて前記(1),(2),(3)式
で表される各相の検出電圧vU,vV,vWを構成要素とするベ
クトル に対し、3相/2相変換回路1において、前記(4)式で
示す行列演算を行うことにより、ベクトル の構成要素の2相の出力電圧vA,vBを3相/2相変換回路
1から発生させる。また、この3相/2相変換回路1の2
相の出力電圧vA.vBから逆正接演算回路2において、前
記(12)式の演算を行うことにより前記検出電圧vUの位
相θと出力位相θ1との位相差Δθを電圧の形で求め、
位相差Δθを零に近づけるための所定の伝達関数を有す
る信号変換回路3で前記逆正接演算回路2から出力され
る位相差Δθを出力位相θ1の情報をもつ位相信号に変
換し、係数行列構成要素演算回路4において前記位相変
換回路3の位相信号に応じて係数行列Cの構成要素t11,
t12,t13,t21,t22,t23を前記(6)〜(11)式に従って
演算して前記3相/2相変換回路1へ与えるようにしてい
る。
この場合、3相/2相変換回路1は、掛算器5〜10と加算
器11,12とからなり、次式の演算を行い、電圧vA,vBを発
生することになる。
vA=t11vU+t12vV+t13vw ……(13) vB=t21vU+t22vV+t23vw ……(14) また、逆正接演算回路2は、前記した(12)式の演算を
行い、位相差Δθに相当する電圧Δθを発生するが、こ
れは、電圧vA,vBと位相差Δθ(=θ−θ1)とがつぎの
ような関係にあるからである。すなわち、 となり、 となるからである。
また、信号変換回路3は、上記したように、位相差Δθ
が零に近づくように伝達関数を設定してあり、その具体
構成は、位相差Δθ中のリップルを除去するループフィ
ルタ(ローパスフィルタ)13と、このループフィルタ13
の出力電圧に比例した周波数でパルスを発生する電圧制
御発振器14と、この電圧制御発振器14の出力パルスをカ
ウントする例えば8ビットのカウンタ15とからなる。
そして、上記構成要素のうちのカウンタ15から出力され
るカウント値出力は、従来例と同様に3相の電力系統の
例えば検出電圧vUに同期して検出電圧vUの1周期間に0
から255まで変化することになる。したがって、ROM等の
波形データ記憶手段(図示せず)に1周期分を256等分
した各位相における正弦波の波形の瞬時値を記憶させて
おき、カウンタ15のカウント値出力をアドレスとして波
形データ記憶手段をアクセスし、波形データ記憶手段の
出力をローパスフィルタに通せば、検出電圧vUに同期し
た正弦波電圧を得ることができる。また、波形データ記
憶手段をアクセスする際のアドレスをカウンタ15のカウ
ント値出力より85を減算した値でアクセスすることによ
り、検出電圧vUより120度位相の遅れた検出電圧vVに同
期した正弦波電圧を得ることができ、同様にカウンタ15
のカウント値出力より170を減算した値でアクセスする
ことにより、検出電圧vUより240度位相の遅れた検出電
圧vWに同期した正弦波電圧を得ることができる。
第2図は上記実施例の応答性を示す波形図であり、
(a)は検出電圧vUの波形で、(b)は係数行列Cの構
成要素t21の波形で、(c)は位相差Δθに対応する位
相差Δθの波形を示している。これらの波形を比較する
と、1.5周期で位相差Δθが零になって出力位相θ1が検
出電圧vUの位相θに追従していることが明らかである。
なお、3相同期検出の場合には、3相の振幅1の基本波
正弦波を発生させることが多く、この3相の振幅1の基
本波正弦波は、この実施例における係数行列Cの構成要
素t21,t22,t23((9),(10),(11)式で示す)そ
のものであり、係数行列構成要素演算回路4から上記3
相の振幅1の基本波正弦波を得ることができ、カウンタ
15のカウント値出力から3相の振幅1の基本波正弦波を
作成するための特別なROM等の波形記憶手段を省略する
ことができる。
また、逆正接演算回路2については、その都度演算動作
を行うと演算に時間を要するので、予め必要な範囲の電
圧vA,vBに対して位相差Δθの値を演算し電圧vA,vBおよ
びそれに対応する位相差Δθの値を表の形でROMテーブ
ルに書き込んでおき、ROMテーブルをアクセスする構成
にしてもよい。このROMテーブルの構成も請求の範囲に
おける演算という表現に含まれるものである。
この考案の他の実施例を第3図および第4図に基づいて
説明する。この同期信号検出装置は、第1図の同期信号
検出装置の機能をソフトウェアで実現するものである。
すなわち、この同期信号検出装置は、ハードウェア的に
は、第3図に示すように、CPU21とRAM22とROM23とI/Oイ
ンタフェース24とA/D変換器25とアドレスバス26とデー
タバス27と計器用変圧器28とで構成されている。
そして、この同期信号検出装置は、3相の電力系統の各
相電圧が計器用変圧器28で検出され、計器用変圧器28の
二次側に現れる検出電圧vU,vV,vWがA/D変換器25でデジ
タル値に変換され、I/Oインタフェース24を介してCPU21
に送られる。
そして、CPU21内に組込まれているソフトウェアによ
り、つぎのように動作する。
ステップS1;デジタル値の3相の検出電圧vU,vV,vWを入
力する。
ステップS2;入力した検出電圧vU,vV,vWに対し、先に求
めた係数行列Cを用いて(4)式の演算を実行すること
により3相/2相変換を行い、電圧vA,vBを求める。この
3相/2相変換のための演算式は、具体的には前述の(1
3),(14)式である。
ステップS3;逆正接演算、すなわち(12)式の演算を行
うことにより、位相差Δθを求める。この場合、ROM23
に逆正接関数テーブルを予め書き込んであり、この逆正
接関数デーブルを参照することにより、電圧vA,vBから
位相差Δθを求める。なお、ソフトウェアにより逆正接
関数の演算を行わせるようにしてもよい。
ステップS4;位相差Δθに対し、第1図のループフィル
タ13,電圧制御発振器14およびカウンタ15に相当する伝
達関数の演算を施すことにより、位相差Δθを出力位相
θ1に変換する。この場合、(15),(16)式の演算を
行うことにより、出力位相θ1(k)を求める。
x(k)=K1・Δθ+K2・x(K−1) ……(15) θ1(k)=K3・x(k)+K4・Δθ+K5・θ1(k−
1) ……(16) x(0)=0 ……(17) θ1(0)=0 ……(18) ただし、K1ないしK5は定数、kは演算回数である。
ステップS5;ROM23に書き込んだ正弦関数テーブルを参照
して(19)〜(24)式に示す係数行列Cの各構成要素t
11,t12,t13,t21,t22,t23を求める。
t11=sin(θ1+π/2) ……(19) t12=sin(θ1+π/6) ……(20) t13=sin(θ1−5π/6) ……(21) t21=sinθ1 ……(22) t22=sin(θ1−2π/3) ……(23) t23=sin(θ1−4π/3) ……(24) なお、 cosθ1=sin(θ1+π/2) であるので、(19),(20),(21)式は第(6),
(7),(8)式と同じ値である。
ステップS6;ステップS4,S5で求めた出力位相θ1および
係数行列Cの各構成要素t11,t12,t13,t21,t22,t23を出
力してステップS1に戻る。
この実施例も前記実施例の同様の機能をもつことにな
る。
〔考案の効果〕
この考案の同期信号検出装置によれば、検出電圧vU,vVv
Wを構成要素とするベクトル に対し、前記(4)式で示す行列演算を行うことによ
り、ベクトル の構成要素の2相の出力電圧vA,vBを求め、この2相の
出力電圧vA,vBから前記(12)式に従って前記検出電圧v
Uの位相θと出力位相θ1との位相差Δθを求め、この位
相差Δθを所定の伝達関数を有する信号変換回路で出力
位相θ1の情報をもつ位相信号に変換し、この位相信号
に応じて係数行列Cの構成要素t11,t12,t13,t21,t22,t
23を前記(6)〜(11)式に従って求める構成であるた
め、電圧vA,vBを連続的な直流信号の形で得ることがで
き、したがって位相差Δθに応じた直流電圧も連続的に
得ることができ、この結果高速応答が可能となり、また
検出電圧の歪にかかわらず正確に同期信号を検出するこ
とができる。また、位相差を求めるのに逆正接演算を使
用しているので、関数演算が少なく、ハードウェア構成
およびソウトウェア構成が簡単であり、また演算時間も
短くてすむ。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例の構成を示すブロック図、
第2図はその各部の波形図、第3図はこの考案の他の実
施例のハードウェア構成を示すブロック図、第4図は同
じくソフトウェア構成を示すフローチャート、第5図は
従来例の構成を示すブロック図、第6図は第5図の各部
の波形図である。 1……3相/2相変換回路、2……逆正接演算回路、3…
…信号変換回路、4……係数行列構成要素演算回路

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】3相の電力系統の各相電圧を検出する検出
    回路から出力されて(1),(2),(3)式で表され
    る各相の検出電圧vU,vV,vWを構成要素とするベクトル に対し、(4)式で示す行列演算を行うことにより、ベ
    クトル の構成要素の2相の出力電圧vA,vBを発生する3相/2相
    変換回路と、この3相/2相変換回路の2相の出力電圧
    vA,vBから(12)式に従って前記検出電圧vUの位相θと
    出力位相θ1との位相差Δθを求める逆正接演算回路
    と、前記位相差Δθを零に近づけるための所定の伝達関
    数を有し前記逆正接演算回路から出力される位相差Δθ
    を出力位相θ1の情報をもつ位相信号に変換する信号変
    換回路と、この信号変換回路の位相信号に応じて係数行
    列Cの構成要素t11,t12,t13,t21,t22,t23を(6)〜(1
    1)式に従って求め前記3相/2相変換回路へ与える係数
    行列構成要素演算回路とを備えた同期信号検出装置。 vU=Vsinθ ……(1) vV=Vsin(θ−2π/3) ……(2) vW=Vsin(θ−4π/3) ……(3) ただし、Vは電圧振幅、θは検出電圧vUの位相である。 ただし、係数行列Cは(5)式で表される。 また、係数行列Cの構成要素t11,t12,t13,t21,t22,t23
    はそれぞれ(6)〜(11)式で表される。 t11=cosθ1 ……(6) t12=cos(θ1−2π/3) ……(7) t13=cos(θ1−4π/3) ……(8) t21=sinθ1 ……(9) t22=sin(θ1−2π/3) ……(10) t23=sin(θ1−4π/3) ……(11) Δθ=tan-1(vA/vB) ……(12)
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