JPH0643718Y2 - ローラ表面位相変化装置 - Google Patents

ローラ表面位相変化装置

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JPH0643718Y2
JPH0643718Y2 JP13274389U JP13274389U JPH0643718Y2 JP H0643718 Y2 JPH0643718 Y2 JP H0643718Y2 JP 13274389 U JP13274389 U JP 13274389U JP 13274389 U JP13274389 U JP 13274389U JP H0643718 Y2 JPH0643718 Y2 JP H0643718Y2
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roller
rollers
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shaft
clutch
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明告 小瀧
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Meidensha Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 A.産業上の利用分野 本考案は4輪の各ローラ表面に路面パターンを形成した
シャシーダイナモメータにおけるローラ表面位相変化装
置に関する。
B.考案の概要 本考案は、シャシーダイナモメータの前軸及び後軸の左
右ローラ間に夫々クラッチを設け、各ローラ軸には夫々
直接又は間接的に各軸角検出用エンコーダを設け、前軸
及び後軸の左右のローラの一方のローラ軸にブレーキを
設けると共に他方のローラには該ローラを微少回転させ
る位相合わせ装置を該ローラ内面に接離可能に設け路面
パターンが形成された各ローラの位相差を高精度で設定
し得るようにしたものである。
C.従来の技術 従来、4輪駆動車の車両強度及び性能測定用シャシーダ
イナモメータのローラは第7図に示すように、側板3,3
で支持されたローラ表面部4の上面にセグメント(ラフ
ロードパッド)5,5をボルト6で螺着し、ローラ表面を
路面又は任意の路面パターンを形成し、そのローラ1の
上に自動車を搭載して運転し、この路面形状を前後輪で
変化させることにより自動車の実路面状態における再現
を行い車両強度及び性能を測定する。
第5図のシャシーダイナモメータは、前軸の左右のロー
ラ11L,11Rの軸にディスクブレーキ13とエンコーダ16の
付いた直流ダイナモメータDCDY(以下単にDCDYという)
12が設けられている。また後軸の左右のローラ21L,21R
の軸にディスクブレーキ23とエンコーダ24の付いたDCDY
22が設けられている。後軸はコモンベッド31に載置され
ており、ガイドレール32上を自動車の前後輪の間隔に合
うように移動用モータ33で前後方向に移動しうるように
なっている。
また第6図のシャシーダイナモメータは、ローラ11RとD
CDY12間及びローラ21RとDCDY22間に夫々ベベルギヤ15,2
5を設け、スプラインシャフト35とクラッチ36で前軸と
後軸を結合し一体に回転しうるようになっている。な
お、他の構成は第5図のものと同じである。
上記第5図,第6図のシャシーダイナモメータは、左右
のローラが共通の軸に取り付けられており、一体に回転
するようになっているので、前軸及び後軸のローラ間の
位相は制御可能であるが、左右のローラ間の位相を制御
することができない。
第8図は4輪独立タイプの従来シャシーダイナモメータ
で、前軸及び後軸の左右のローラ11L,11R及び21L,21R間
を夫々クラッチ16及び26で連結し、各ローラに夫々エン
コーダ14L,14R,24L,24R付きのDCDY12L,12R,22L,22Rを直
結し、ローラ11RとDCDY12R間及びローラ21RとDCDY22R間
に夫々ディスクブレーキ17,27を設けている。
D.考案が解決しようとする課題 上記第8図のシャシーダイナモメータは左右のローラ位
相差制御を夫々DCDYで行っているため、微少回転制御で
不可能で、しかもクラッチをOFFしたまま制御しなけれ
ばならないので、各ローラの位相制御精度に限界があっ
た。本考案は、前軸及び後軸の夫々左右のローラ間にク
ラッチを設け、DCDY乃至ディスクブレーキのない側のロ
ーラに位相合わせ装置を設けて、前後左右のローラに位
相差を与え、各輪の路面形状を精度良く変化させること
ができるようにしたローラ表面位相変化装置を提供する
ことにある。
E.課題を解決するための手段 上記目的を達成するために、本考案におけるローラ表面
位相変化装置は、4輪の各ローラ表面に路面パターンを
形成し自動車の強度及び性能を測定するシャシーダイナ
モメータにおいて、前軸及び後軸の左右ローラ間に夫々
クラッチを設け、各ローラ軸には夫々直接又は間接的に
各軸角検出用エンコーダを設け、前軸及び後軸の左右の
ローラの一方のローラ軸にブレーキを設けると共に他方
のローラには該ローラを微少回転させる位相合わせ装置
を該ローラ内面に接離可能に設けてなるものである。
F.作用 作用のローラ間にクラッチを設けてあるので、一方のロ
ーラにブレーキをかけローラ間のクラッチをOFFとすれ
ば、一方のローラを基準として他方のローラの位相を変
えることができる。しかして、左右のローラの角度を夫
々エンコーダで監視しながら、他方のローラを位相合わ
せ装置で微少回転させ、所望の位相差となったとき停止
することにより左右のローラ間の位相差を高精度で設定
することができる。設定クラッチをONとすれば左右のロ
ーラの位相差が狂うことはない。
同様にして、前後のローラの位相差を設定することがで
きる。
G.実施例 本考案の実施例について図面を参照して説明する。
第1図及び第2図は夫々異なる実施例を示すシャシーダ
イナモメータの構成を示し、第3図、第4図は位相合わ
せ装置の構成及び作動時の状態を示す。なお、前記従来
第5図〜第9図に示したものと同一構成部分は、同一符
号を付してその重複する説明を省略する。
実施例1 第1図において、前軸及び後軸の夫々左右のローラ11L,
11R間及び21L,21R間にクラッチ16及び26を設け、前軸及
び後軸の右のローラ11R,21Rにロータリエンコーダ14R,2
4R付DCDY12,22を直結し、その軸にディスクブレーキ17,
27を設ける。また、前軸及び後軸の左のローラ11L,21L
には夫々ロータリエンコーダ14L,24Lを設ける。
18,28は位相合わせ装置で、第3図に示すように、ベッ
ド51の下面取り付けられたエアーシリンダ52により移動
されるブレーキ付ギヤードモータ54とこのモータ54によ
り回転されるタイヤ55とよりなり、この位相合わせ装置
18,28のベッド51はロータリ13L,23Lの左側のピットカバ
ー44の裏面に取着されて、第4図に示すように、エアー
シリンダ52によりモータ54を右方に移動させるとタイヤ
55がローラ表面部4の裏面に接触するようになってい
る。
次に、この実施例の左右のローラ間の位相合わせの手順
の一例を説明する。
(1)ディスクブレーキ17,27をONとして右側ローラ11
R,21Rを固定し基準とする。(2)クラッチ16,26をOFF
として左側ローラ11L,21Lを回動可能にする。
(3)位相合わせ装置18,28のシリンダ52を伸長し、タ
イヤ55をローラ表面部4の裏面に当接し、ギヤードモー
タ54を回転させローラ11L,21Lを微少回転させる。
(4)ロータリエンコーダ(アブソリュート形)14L,14
R,24L,24Rからの演算による左右のローラ位相差を夫々
確認して、ギヤードモータ54,54を停止し各クラッチ16,
26を夫々ONとする。
(5)位相合わせ装置18,28のエアーシリンダ52を縮め
てタイヤ55をローラ表面部4の内面より離してディスク
ブレーキ17,27をOFFにする。
実施例2 第2図について、この実施例は、ローラ11RとDCDY12間
に夫々ベベルギヤ装置15,25を設け、ベベルギヤ装置15,
25間をスプラインシャフト35とクラッチ36で結合し、ロ
ーラ11R,21Rとベベルギヤ装置15,25間にディスクブレー
キ17,27を設け、ローラ11R,21Rに位相合わせ装置18R,28
Rが作用しうるようにする。また、ローラ11L,11R間及び
ローラ21Lと21R間に夫々クラッチ16,26を設け、ローラ1
1L,21Lにエンコーダ14L,24Lを設けると共に位相合わせ
装置18L,28Lを作用しうるようにする。
次に、この実施例の各ローラ間の位相合わせの手順の一
例を説明する。
(1)ディスクブレーキ17をONとしてローラ11Rを固定
し基準とする。
(2)クラッチ16,26,36をOFFとしてローラ11L,21R,21L
を回動可能にする。
(3)位相合わせ装置18L,28R,28Lのシリンダ52を伸張
し、タイヤ55をローラ表面部4の裏面に当接し、ギヤー
ドモータ54を回転させる。
(4)ロータリエンコーダ(アブソリュート形)14L,14
R,24Rからの演算によるローラ11L,11R間及びローラ11R,
21R間の位相差を夫々確認して、位相合わせ装置18L,28R
のギヤードモータ54,54を停止し、クラッチ16,36を夫々
ONとする。
(5)次いで、ロータリエンコーダ24L,24Rからの演算
によるローラ21L,21Rの位相差を確認して位相合わせ装
置28Lのギヤードモータ54を停止し、クラッチ26をONと
する。
(6)位相合わせ装置18L,28R,28Lのシリンダ52を縮め
てタイヤ55をローラ表面部4の内面より離して、ディス
クブレーキ17,27をOFFとする。
本考案は上述のように構成されているので、位相合わせ
の精度はクラッチ16,26,36の歯数により決まることにな
り、歯数360枚のクラッチを用いれば10単位の位相差を
与えることができる。
なお、本考案は上記実施例のようなシャシーダイナモメ
ータに限られるものではなく、例えば第8図に示すよう
な4輪独立タイプのシャシーダイナモメータにおいても
位相合わせ装置を設置することによりローラの位相合わ
せを精度より合わせることができることは説明するまで
もないことである。
H.考案の効果 本考案は上述のとおり構成されているので、次に記載す
る効果を奏する。
ローラに位相合わせ装置及びクラッチを設置すること
によりローラの左右輪及び前後輪に位相差を与え各輪の
路面形状を変化させるものであるから、車両のコーナリ
ング時の再現及び各輪毎の路面変化を行うことができ
る。
各輪に設定された位相差はクラッチにより機械的に保
持されているので、運転中に位相差が狂うことがない。
最少位相差はクラッチの歯数により決まるので、歯数
の多いクラッチを用いることにより高精度で位相差を与
えることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は夫々本考案の異なる実施例にかかる
シャシーダイナモメータの構成図、第3図は位相合わせ
装置の構成図、第4図は位相合わせ装置の作動状態説明
図、第5図,第6図及び第8図は夫々異なる従来例にか
かるシャシーダイナモメータの構成図、第7図(イ)及
び(ロ)はローラの一部を示す側断面図及び側面図であ
る。 1,11L,11R,21L,21R…ローラ、12,22…直流ダイナモメー
タ、13,23,17,27…ディスクブレーキ、14L,14R,24L,24R
…ロータリエンコーダ、15,25…ベベルギヤ装置、16,2
6,36…クラッチ、18,28…位相合わせ装置、54…ブレー
キ付ギヤードモータ、55…タイヤ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】4輪の各ローラ表面に路面パターンを形成
    し自動車の強度及び性能を測定するシャシーダイナモメ
    ータにおいて、前軸及び後軸の左右ローラ間に夫々クラ
    ッチを設け、各ローラ軸には夫々直接又は間接的に各軸
    角検出用エンコーダを設け、前軸及び後軸の左右のロー
    ラの一方のローラ軸にブレーキを設けると共に他方のロ
    ーラには該ローラを微少回転させる位相合わせ装置を該
    ローラ内面に接離可能に設け、各ローラの位相差を設定
    しうるようにしたことを特徴としたローラ表面位相変化
    装置。
JP13274389U 1989-11-15 1989-11-15 ローラ表面位相変化装置 Expired - Lifetime JPH0643718Y2 (ja)

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JPH0372342U JPH0372342U (ja) 1991-07-22
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