JP2524913B2 - アラインメント測定方法および装置 - Google Patents

アラインメント測定方法および装置

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JP2524913B2
JP2524913B2 JP3196594A JP19659491A JP2524913B2 JP 2524913 B2 JP2524913 B2 JP 2524913B2 JP 3196594 A JP3196594 A JP 3196594A JP 19659491 A JP19659491 A JP 19659491A JP 2524913 B2 JP2524913 B2 JP 2524913B2
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toe angle
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武久 若森
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ホイールアライメント
を高精度に測定することのできるアラインメント測定方
法およびその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車のホイールアライメントを正確に
調整することは、走行安定性を維持する上で極めて重要
である。例えば、測定装置上に載置された車輪の側部を
測定子で挟持し、前記測定子が車輪に倣って偏位した際
の偏位角度を測定するものが知られている。
【0003】この種のものでは、測定子が車輪における
タイヤのサイドウォールに当接されている。この場合、
前記サイドウォールには、製造上の固体差があるため、
測定結果に対する信頼性に乏しいという不都合が指摘さ
れている。
【0004】そこで、前記の不都合を解消するために、
車輪を回転させながら偏位角度を測定することにより、
前述した製造上の固体差をキャンセルするようにしたも
のが提案されている(特開平3−96803号、特開平
3−96804号参照)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記の
従来技術では、駆動ローラ上に車輪を載置し、前記駆動
ローラを回動させることにより車輪を回転させているた
め、例えば、前記車輪にトー角度が付与されていると、
駆動ローラによって車輪にスラスト方向の力が生じ、こ
れによってタイヤが変形して正確なトー角度を測定する
ことができなくなってしまう。
【0006】本発明は、上記問題を解決するためになさ
れたものであり、車輪のアラインメントを簡易且つ高精
度に測定することのできるアラインメント測定方法およ
びその装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明は、車輪の側部に、前記車輪の傾斜に応じて
偏位する測定子を当接させる第1の過程と、前記車輪を
所定角度ずつ回動させることで少なくとも1回転させ、
各回動動作間の停止時に前記車輪の偏位角度を測定する
第2の過程と、測定された偏位角度を平均化処理するこ
とで平均偏位角度を求める第3の過程と、を備えること
を特徴とする。
【0008】また、本発明は、車輪の側部に当接し、前
記車輪の傾斜に応じて偏位する測定子と、前記車輪を所
定角度ずつ回動させる回動手段と、前記測定子が連設さ
れ、前記回動手段による前記車輪の各回動動作間の停止
時に、前記測定子の偏位角度を測定する測定手段と、前
記測定手段によって測定された各偏位角度のデータを記
憶する記憶手段と、前記各偏位角度のデータを平均化処
理することで平均偏位角度を求める演算手段と、を備え
ることを特徴とする。
【0009】
【作用】本発明に係るアラインメント測定方法および装
置では、車輪の側部に測定子を当接させた状態で前記車
輪を所定角度回動させ、一旦その回動を停止させて車輪
の偏位角度を測定する。この動作を少なくとも車輪を一
回転させる間に複数回行い、得られた偏位角度を平均処
理することにより、車輪の変形による誤差がキャンセル
され、この結果、高精度な偏位角度を測定することがで
きる。
【0010】
【実施例】本発明に係るアラインメント測定方法および
装置について実施例を挙げ、添付の図面を参照しながら
以下詳細に説明する。
【0011】図1において、参照符号10は本実施例に
係るトー角度測定装置を示す。この装置10は、図2お
よび図3に示すように、車両12に装着された4つの車
輪14a乃至14dに対応する位置に夫々配置されると
ともに、前記車両12の進入位置あるいは車両12の車
幅および車長に応じて矢印a、b方向に変位可能に構成
される(特開昭64ー72001号参照)。装置10
は、メインフレーム16を介して車幅方向(矢印a方
向)に変位可能な枠体18を備え、この枠体18上に、
ガイドレール20a、20bを介して車長方向(矢印b
方向)に変位可能な第1テーブル22が載置される。
【0012】第1テーブル22上には、ガイドレール2
4a、24bを介して車幅方向に変位可能な第2テーブ
ル26が載置され、この第2テーブル26には、支軸2
8が軸受30を介して矢印c方向に回転可能に支持され
る。支軸28上には、第3テーブル32が載置され、一
方、支軸28下には、第2テーブル26に対する第3テ
ーブル32の偏位角度を検出するロータリエンコーダ3
3が設けられる。
【0013】ここで、第2テーブル26にはシリンダ3
5が装着されており、また、前記第2テーブル26と第
3テーブル32との間にはブレーキ板37が配設され
る。この場合、前記ブレーキ板37は、前記シリンダ3
5の作用下に第3テーブル32に対して圧着、離間可能
に構成される。
【0014】第3テーブル32上には、ガイドレール3
4a、34bを介して対向する一対の車輪クランプ手段
36a、36bが載置される。これらの車輪クランプ手
段36a、36bは、パンタグラフ機構38によって連
結されており、駆動用シリンダ40の作用下に支軸28
を中心として常時対称に近接および離間可能に構成され
る。
【0015】車輪クランプ手段36bは、略L字状に折
曲される支持部材42bと、前記支持部材42bの鉛直
方向に延在する側面に支持された一対のガイドロッド4
4bに固定されて矢印d方向に変位可能なブラケット4
6bと、前記ブラケット46bに装着される2つのクラ
ンプローラ48bおよび50bと、前記ブラケット46
bの昇降シリンダ52bとを有する。このクランプロー
ラ48bおよび50bは、図4に示すように、車輪14
aのタイヤ部分の側面に対して当接するように配設され
ている。
【0016】一方、車輪クランプ手段36aは、略L字
状に折曲される支持部材42aと、前記支持部材42a
の上部に取り付けられた第4のテーブル54と、前記第
4テーブル54に取り付けられたエアシリンダ56によ
り、車幅方向(矢印a方向)に変位可能なブラケット5
8と、前記ブラケット58に装着される3つのクランプ
ローラ60、62、64とを有する。このブラケット5
8は軸66を回転中心として、矢印e方向に回動するよ
う構成されており、且つ、ブラケット58の傾きを検出
するキャンバー角エンコーダ67によりキャンバー角の
測定ができるように構成されている。
【0017】支軸28の上方には、枠体18に固定され
たガイドレール100a、100bを介して第5のテー
ブル102が矢印b方向に変位可能に載置され、前記第
5テーブル102上には、ガイドレール104a、10
4bを介して車輪保持台106が矢印a方向に変位可能
に載置される。車輪保持台106には、軸受108を介
して支軸110が矢印c方向に回動可能な状態で保持さ
れており、この支軸110上には、ブラケット112を
介して車輪支持ローラ114a、114bが保持され
る。これらの車輪支持ローラ114a、114bは、モ
ータ115によって回転駆動される。
【0018】図5は、以上のように構成されたトー角度
測定装置10の制御系を示す。この制御系は、駆動用シ
リンダ40およびモータ115を駆動する車輪制御部1
26と、第3テーブル32の偏位角度であるトー角度を
検出するロータリエンコーダ33と、入出力部130
と、前記トー角度のデータを記憶する記憶部134と、
検出されたトー角度を平均化処理して所望のトー角度を
求める演算処理部132とを備える。
【0019】次に、以上のように構成されるトー角度測
定装置10の動作について説明する。この場合、前車輪
である車輪14bのトー角度を測定する場合について説
明する。
【0020】先ず、車両12をトー角度測定装置10に
対して進入させ、各車輪14a乃至14dを当該各トー
角度測定装置10の車輪支持ローラ114a、114b
上に載置する(図2参照)。
【0021】次に、車輪14a、14bに対するトー角
度測定装置10の駆動用シリンダ40が駆動されると、
車輪クランプ手段36a、36bがガイドレール34
a、34bに沿って相対的に近接して、クランプローラ
48b、50b、60、62、64が車輪14a、14
bのタイヤ部分に当接する。なお、車輪クランプ手段3
6a、36bの高さは予め昇降シリンダによって調整し
ておく。
【0022】次いで、車輪14a、14bを前記車輪ク
ランプ手段36a、36bによってクランプした状態
で、図4に示すように、ステアリング・ホイール15の
傾斜を水平状態とする。
【0023】前記の状態において、車輪14bが車両1
2の進行方向に対して傾斜して設定されていると、前記
車輪クランプ手段36a、36bのクランプローラ48
b、50b、60、62、64が車輪14bのタイヤ部
分に当接した際に、前記傾斜の分だけ第3テーブル32
が第2テーブル26に対して回動することになる。この
回動量は、支軸28に連結されたロータリエンコーダ3
3によって検出される。ロータリエンコーダ33によっ
て検出された回動量は、入出力部130および演算処理
部132を介し、トー角度のデータとして記憶部134
に記憶される。
【0024】車輪14bが所定位置にある時の車両12
の進行方向に対するトー角度データが検出されると、次
に、車輪制御部126は、モータ115を駆動してロー
ラ114a、114bを回動させ、車輪14bを360
/N度回動させる(Nは4以上の整数とする)。そし
て、車輪14bが360/N度回動した時点でその動作
を停止させ、再びロータリエンコーダ33によってトー
角度を検出し、データとして記憶部134に記憶させ
る。以上の動作を車輪14bが少なくとも1回転するま
で行う。
【0025】なお、車輪14bを360/N度ずつ回動
させる間、ステアリング・ホイール15が水平状態より
偏位する場合が考えられる。この場合には、その偏位角
を読み取り、前記トー角度を修正して記憶部134に記
憶させるようにすればよい。
【0026】次に、以上のようにして検出された複数の
トー角度のデータを、演算処理部132において加算平
均し、所望のトー角度を得ることができる。すなわち、
ロータリエンコーダ33によって検出されたトー角度を
i (i=1〜M、MはNを含み、Nの整数倍の整数と
する)とすると、加算平均して得られるトー角度Aは、 A=(a1 +a2 +…+aM )/M として求まる。
【0027】このようにしてトー角度を求めた場合、車
輪14bのタイヤ部分の歪み等の製造上の固体差がキャ
ンセルされ、高精度なトー角度を得ることができる。ま
た、車輪14bをローラ114a、114bによって回
動させた場合、当該車輪14bは前記ローラ114a、
114bに対してトー角度分だけ傾斜して当接してい
る。従って、車輪14bにはスラスト方向に力が付与さ
れ、これによって車輪14bのタイヤ部分が歪んでしま
う不都合がある。しかしながら、上記実施例では、トー
角度の測定時に車輪14bの回動を停止させているた
め、前記スラスト方向の力によるタイヤ部分の変形はな
くなり、従って、これによっても高精度なトー角度を得
ることができる。なお、測定に際して、一方の車輪14
aを固定しているため、ステアリング・ホイール15と
車輪14bとの間のギア等の機構によって生じる遊びの
分が車輪14bのトー角度に加算されることがなく、得
られたトー角度の信頼性も向上する。
【0028】以上のようにして検出されたトー角度を所
望のトー角度に調整するには、車輪14aを固定してタ
イロッドの調整を行えばよい。すなわち、シリンダ35
を駆動し、ブレーキ板37を第3テーブル32に圧着さ
せることにより、前記第3テーブル32が前記第2テー
ブル26に対して固定され、この結果、車輪14aが固
定される。そしてこの状態において、タイロッドを調整
して車輪14bのトー角度の調整を行う。
【0029】同様にして、車輪14aのトー角度も高精
度に検出、調整することができる。
【0030】
【発明の効果】本発明によれば、車輪の側部に測定子を
当接させた状態で前記車輪を所定角度回動させ、一旦そ
の回動を停止させて車輪の偏位角度を測定する。この場
合、車輪の回動によって生じるタイヤ部分の変形は、測
定時にはなくなることになる。また、この測定を、少な
くとも車輪を一回転させる間に複数回行い、得られた偏
位角度を平均化処理することにより、車輪の歪み等の製
造上の固体差がキャンセルされる。この結果、高精度な
偏位角度を測定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るアラインメント測定装置の一実施
例を示す斜視説明図である。
【図2】前記装置に対して車両を設置した状態を示す斜
視説明図である。
【図3】前記装置の平面説明図である。
【図4】車輪のタイヤ部分を車輪クランプ手段によって
保持した状態の説明図である。
【図5】前記装置の制御系の構成ブロック図である。
【符号の説明】
10…トー角度測定装置 12…車両 14a〜14d…車輪 28…支軸 33…ロータリエンコーダ 36a、36b…車輪クランプ手段 114a、114b…車輪支持ローラ

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車輪の側部に、前記車輪の傾斜に応じて偏
    位する測定子を当接させる第1の過程と、 前記車輪を所定角度ずつ回動させることで少なくとも1
    回転させ、各回動動作間の停止時に前記車輪の偏位角度
    を測定する第2の過程と、 測定された偏位角度を平均化処理することで平均偏位角
    度を求める第3の過程と、 を備えることを特徴とするアラインメント測定方法。
  2. 【請求項2】車輪の側部に当接し、前記車輪の傾斜に応
    じて偏位する測定子と、 前記車輪を所定角度ずつ回動させる回動手段と、 前記測定子が連設され、前記回動手段による前記車輪の
    各回動動作間の停止時に、前記測定子の偏位角度を測定
    する測定手段と、 前記測定手段によって測定された各偏位角度のデータを
    記憶する記憶手段と、 前記各偏位角度のデータを平均化処理することで平均偏
    位角度を求める演算手段と、 を備えることを特徴とするアラインメント測定装置。
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JP4611488B2 (ja) * 2000-04-21 2011-01-12 本田技研工業株式会社 車輪横振れ量測定方法
JP4530958B2 (ja) * 2005-09-13 2010-08-25 株式会社アルティア ホイ−ルアライメント測定方法およびその測定装置

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