JPH075076A - 車両のスタビリティ測定装置及びスタビリティ調整方法 - Google Patents

車両のスタビリティ測定装置及びスタビリティ調整方法

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JPH075076A
JPH075076A JP5322847A JP32284793A JPH075076A JP H075076 A JPH075076 A JP H075076A JP 5322847 A JP5322847 A JP 5322847A JP 32284793 A JP32284793 A JP 32284793A JP H075076 A JPH075076 A JP H075076A
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JP
Japan
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roller
vehicle
rotation axis
force
adjusted
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JP5322847A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Kawabe
浩 川辺
Kenjiro Yamaya
健二郎 山屋
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Bridgestone Corp
Original Assignee
Bridgestone Corp
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01MTESTING STATIC OR DYNAMIC BALANCE OF MACHINES OR STRUCTURES; TESTING OF STRUCTURES OR APPARATUS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G01M17/00Testing of vehicles
    • G01M17/007Wheeled or endless-tracked vehicles
    • G01M17/06Steering behaviour; Rolling behaviour
    • G01M17/065Steering behaviour; Rolling behaviour the vehicle wheels co-operating with rotatable rolls

Abstract

(57)【要約】 【目的】 車体の歪等の影響を受けずにスタビリティの
測定、調整をする。 【構成】 各回転軸が平行でかつ水平方向を向くように
配置された複数のローラーとローラーの回転軸方向の力
及び回転軸に直交する方向の力を検出するセンサを備え
た載置台12の上に車両14の車輪を載置する。後輪側
のローラーを回転させた状態で後輪側のローラーの回転
軸方向に作用する力がそれぞれ最小になるように後輪の
姿勢角を調整する。この状態で前輪の左右方向の力の和
または前後方向の力の差が最小になるように後輪の姿勢
角を調整する。最後に前輪側のローラーを回転させて前
輪のローラー軸方向の力がそれぞれ最小になるように前
輪の姿勢角を調整する。また、ローラーの回転軸方向の
力及び回転軸に直交する方向の力が最小になるように、
1輪ずつ回転させて調製してもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は車両のスタビリティ測定
装置及びスタビリティ調整方法に係り、より詳しくは、
車両の安定性を表わすスタビリティを測定するための車
両のスタビリティ測定装置及びこのスタビリティ測定装
置を用いてスタビリティを調整する車両のスタビリティ
調整方法に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来よ
り、車両に取付られた車輪の走行時の安定性を検査する
車輪検査装置として、車輪のトー角、キャンバー角及び
キャスター角等の取付角度(取付姿勢角)を測定するア
ライメントテスターや、車両前二輪のタイヤの走行時に
おけるサイドスリップ量を測定するサイドスリップテス
ターが知られている。また、車に装着された車輪をロー
ラー上で回転させてその際に生ずるタイヤの横力を測定
し、ローラーを正転、逆転させた時のそれぞれのトーの
値を角度で測定し、平均することによって実質的なトー
の値を求める装置も知られている。さらに、特開平3−
218434号公報に記載されているように、ローラー
上で車が左右方向に移動しないように車両の外側から左
右のタイヤのサイドウォールを押圧して固定し、その時
のタイヤの横力をロードセルで測定する装置も知られて
いる。
【0003】車が走行する場合のスタビリティに対して
は、各車輪に設けられているトー角及びキャンバー角が
重要な役割を果たす。アライメント(ホイールアライメ
ント)の基本的な考え方からすれば、キャンバー角は車
に直進性を持たせたり、ハンドルを操舵する際にタイヤ
のスクラブ半径を小さくしてハンドルの操舵力を小さく
する等の目的で車輪に設けられている角度である。トー
角はキャンバー角を設けたことによるタイヤのサイドス
リップを補正する目的で設けられている。
【0004】上記従来のアライメントテスターは、各車
輪の角度や寸法の測定を行い、メーカーが設定した目標
値にそれぞれの角度を調整するのが一般的である。メー
カーの設定値は、車種毎に細かく設定されており、実際
のアライメント調整を行う際には車種毎に設定値を参照
しなければならない、という煩わしさがある。
【0005】また、メーカーの設定値に正確にアライメ
ントを調節したとしても、車両の製造時の製造誤差や経
年変化によるブッシュやダンパの劣化、車体の捩じれや
車輪のセットバック(ホイールベースの左右の相違)が
生じているため、アライメントを左右車輪で設定値に調
整しても車両を直進走行させることが出来ない場合があ
る。
【0006】さらに、車両に取付けられているタイヤの
サイズ変更を行った場合や、グリップ力の違うタイヤに
変更した場合には、アライメントを同様に調節してもタ
イヤが発生する力が変化し、車の挙動が不安定になる場
合がある。この挙動の不安定を修正するには、アライメ
ントを少しずつ変化させて、車の走行状態を確認しなが
ら試行錯誤により調整する方法しかなく、ある程度の経
験と多大な工数を要し、実際には殆ど実行されていない
のが現状である。
【0007】上記従来のサイドスリップテスターについ
ては、基本的には前輪のサイドスリップのみの測定しか
できないため、車が直進走行することができるかどうか
の判定にはあまり役に立たない。
【0008】特公平3−218434号公報に記載され
ているローラーを回転させてその力を測定する装置にお
いては車両の4輪を載置した、それぞれ回転するローラ
ー上で車が移動するのを防止するためにタイヤのサイド
ウォールを両側から挟むような工夫がなされているが、
タイヤの左右方向の移動が拘束されいるためタイヤの接
地面に作用している力を正確に測定することは困難であ
る。また、従来の測定装置ではローラーの対地速度を速
くしないと力を精度よく測定することができず、ローラ
ーの対地速度を速くした状態ではローラーを回転させな
がらアライメント調整を行うのは困難であり、ローラー
の回転を停止させてアライメント調整を行う必要があ
る。このような調整を行う場合には、一回の調整では目
標通りに調整を行うことは困難であり、ローラーを回転
させた測定、ローラーの停止及びアライメントの調整と
いう手順の作業を何度も繰り返さなければならず、作業
工数が多大になるという問題がある。
【0009】アライメントの調整が狂っている場合に
は、ワンダリング(蛇行安定)性能や横風安定性能等の
外乱に対する安定性の悪化、タイヤの異常磨耗、燃費の
悪化、タイヤが発生する音の増加等数々の不都合が発生
するのは周知の事実である。
【0010】以上説明したように現状の車輪検査装置を
用いてアライメントを調整しても、車の走行性能やタイ
ヤの諸性能を充分に引き出していないというのが現状で
ある。
【0011】本発明は上記問題点を解消すべくなされた
もので、メーカーの定めたアライメントの設定値を参照
することなく、車両の製造工程におけるばらつきや経年
変化による歪み、劣化の影響を受けずタイヤ種によって
異る最適な設定値に最も簡単で正確に車両足廻りの調整
を行うことができる、車両のスタビリティ測定装置及び
車両のスタビリティ調整方法を提供することを目的とす
る。
【0012】さらに、本発明は、車両のスタビリティを
調整中に車体が移動することを防止することによって測
定の精度を向上させることを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1の発明は、各回転軸が平行でかつ水平方向を
向くように配置されると共に少なくとも1つのローラー
が回転駆動可能な複数のローラーを備えたローラー装
置、及び前記ローラー装置に作用するローラーの回転軸
方向の力及びローラーの回転軸に直交する方向の力の少
なくとも一方を検出するセンサを備え、測定対象の車両
の車輪の各々に対応する位置でローラーの回転軸が平行
になるように配置される複数の載置台と、前記回転駆動
可能なローラーを駆動する駆動装置と、前記センサの検
出値を表示する表示装置と、を含んで構成したものであ
る。
【0014】請求項2の発明は、請求項1の発明の複数
の載置台を、ローラーの回転軸方向及びローラーの回転
軸に直交する方向に移動可能にすると共に、ロックによ
り所定位置で載置台の移動を停止するロック手段を設け
たものである。
【0015】請求項3の発明は、請求項1または2の発
明に、測定対象の車両のホイールトレッドの中心点を左
右の載置台の中心線上に位置させるためのガイド装置を
更に設けたものである。
【0016】請求項4の発明は、請求項1の車両のスタ
ビリティ測定装置を用いて車両のスタビリティを調整す
る車両のスタビリティ調整方法であって、複数の載置台
の各々に調整対象の車両の車輪の各々を載置する工程
と、調整対象の車両の後輪が載置された左右の載置台の
回転駆動可能なローラーを駆動する工程と、調整対象の
車両の前輪が載置された左右の載置台のローラー装置の
各々に作用するローラーの回転軸方向の力及びローラー
の回転軸に直交する方向の力の少なくとも一方を検出す
る工程と、検出したローラーの回転軸方向の力の和また
は検出したローラーの回転軸に直交する方向の力の差が
最小となるように後輪の姿勢角を調整する工程と、を含
んで構成したものである。
【0017】請求項5の発明は、請求項2の車両のスタ
ビリティ測定装置を用いて車両のスタビリティを調整す
る車両のスタビリティ調整方法であって、調整対象の車
両の車輪の各々に対応する位置に複数の載置台の各々を
セットする工程と、複数の載置台の各々に調整対象の車
両の車輪の各々を載置する工程と、調整対象の車両の後
輪が載置された左右の載置台の回転駆動可能なローラー
を駆動する工程と、調整対象の車両の左右の前輪が載置
された載置台のローラー装置に作用するローラーの回転
軸方向の力及びローラーの回転軸に直交する方向の力の
少なくとも一方を検出する工程と、検出したローラーの
回転軸方向の力の和または検出したローラーの回転軸に
直交する方向の力の差が最小となるように後輪の姿勢角
を調整する工程と、を含んで構成したものである。
【0018】請求項6の発明は、前記請求項4の発明の
車両の車輪の各々を載置する工程で、ロック手段のロッ
クを解除した状態で複数の載置台の各々に調整対象の車
両の車輪の各々を載置した後ロック手段をロックするよ
うにしたものである。
【0019】請求項7の発明は、請求項4、5または6
の発明において、調整対象の車両の後輪が載置された左
右の載置台の回転駆動可能なローラーを駆動し、後輪が
載置された左右の載置台に作用するローラーの回転軸方
向の力の各々が最小になるように後輪の姿勢角を調整す
る工程を更に設けたものである。
【0020】請求項8の発明は、請求項4、5、6また
は7の発明において、調整対象の車両の前輪が載置され
た左右の載置台の回転駆動可能なローラーを駆動し、前
輪が載置された左右の載置台に作用するローラーの回転
軸方向の力の各々が最小になるように前輪の姿勢角を調
整工程を更に設けたものである。
【0021】請求項9の発明は、請求項1の車両のスタ
ビリティ測定装置を用いて車両のスタビリティを調整す
る車両のスタビリティ調整方法であって、複数の載置台
の各々に調整対象の車両の車輪の各々を載置する工程
と、調整対象の車両の車輪の各々が載置された複数の載
置台の中の1つの載置台の回転駆動可能なローラーを駆
動する工程と、ローラーが駆動されたローラー装置に作
用するローラーの回転軸方向の力及びローラーの回転軸
に直交する方向の力の少なくとも一方を検出する工程
と、検出したローラーの回転軸方向の力及びローラーの
回転軸に直交する方向の力の少なくとも一方が最小とな
るように駆動されたローラー上の車輪の姿勢角を調整す
る工程と、を含んで構成したものである。
【0022】
【作用】請求項1の発明は複数の載置台を備えている。
この載置台は、各回転軸が平行でかつ水平方向を向くよ
うに配置されると共に少なくとも1つのローラーが回転
駆動可能な複数のローラーを備えたローラー装置と、こ
のローラー装置に作用するローラーの回転軸方向の力及
びローラーの回転軸に直交する方向の力の少なくとも一
方を検出するセンサとを備えている。これらの載置台
は、測定対象の車両の車輪の各々に対応する位置でロー
ラーの回転軸が平行になるように配置される。上記回転
駆動可能なローラーは駆動装置によって回転駆動され、
上記センサの検出値は表示装置に表示される。これらの
載置台は調整対象の車両の車輪の各々に対応する位置に
固定配置してもよいが、ローラーの回転軸方向及びロー
ラーの回転軸に直交する方向に移動可能にすると共に、
ロックにより所定位置で載置台の移動を停止するロック
手段を設けるようにすれば、車両のセットバックに応じ
て位置を調整することが可能になる。
【0023】請求項1の発明によれば、測定対象の車両
の車輪の各々が載置台に位置するように載置し、載置台
の回転駆動可能なローラーを駆動すれば、車両のスタビ
リティーに応じてローラー装置の各々にローラーの回転
軸方向及びローラーの回転軸に直交する方向の少なくと
も一方に力が作用する。従って、ローラー装置の各々に
作用するローラーの回転軸方向の力及びローラーの回転
軸に直交する方向の力の少なくとも一方を検出すること
により、車両のスタビリティを最も簡便で正確に測定す
ることができる。
【0024】このスタビリティ測定装置を用いてスタビ
リティを精度よく測定するためには、測定対象の車両の
ホイールトレッドの中心点(フロントトレッドの中心点
とリアトレッドの中心点)左右の載置台の中心線上に位
置させる必要があるが、ガイド装置を用いれば容易にロ
ーラーの回転軸に直交する方向に進入させて、測定対象
の車両のホイールトレッドの中心点を左右の載置台の中
心線上に位置させることができ、また、車両を進入させ
た後測定対象の車両のホイールトレッドの中心点を左右
の載置台の中心線上に位置させることができる。
【0025】上記のスタビリティ測定装置を用いて車両
のスタビリティを調整するには、複数の載置台の各々に
調整対象の車両の車輪の各々を載置し、調整対象の車両
の後輪が載置された左右の載置台の回転駆動可能なロー
ラーを駆動する。この状態で調整対象の車両の前輪が載
置された左右の載置台のローラー装置の各々に作用する
ローラーの回転軸方向の力及びローラーの回転軸に直交
する方向の力の少なくとも一方を検出し、検出したロー
ラーの回転軸方向の力の和または検出したローラーの回
転軸に直交する方向の力の差、すなわち前輪のタイヤ接
地面に作用する力の和が最小となるように後輪の姿勢角
を調整する。
【0026】フロントホイールアライメントやリヤホイ
ールアライメントは各々独立に調整することができる
が、車両のスタビリティは、車両の製造工程における製
造誤差や経年変化によるひずみ・劣化の影響を受ける。
従って、上記のように、後輪を回転させた状態で前輪の
タイヤ接地面に作用する力の和が最小となるように後輪
の姿勢角を調整すれば、車両の製造工程における製造誤
差や経年変化によるひずみ・劣化の影響を受けることな
く、タイヤ種によって異なる最適な設定値に最も簡便で
正確に調整することができる。
【0027】請求項2の車両のスタビリティ測定装置を
用いて車両のスタビリティを調整する場合には、調整対
象の車両の車輪の各々に対応する位置に複数の載置台の
各々をセットした後上記と同様の工程を行う。この方法
で使用するスタビリティ測定装置は、載置台が移動可能
であるのでセットバックに応じた位置に載置台をセット
することにより、セットバックが生じている車両のスタ
ビリティも調整することができる。この場合に、ロック
手段のロックを解除した状態で複数の載置台の各々に調
整対象の車両の車輪の各々を載置した後ロック手段をロ
ックするようにしてもよく、調整対象の車両の車輪の各
々に対応する位置に載置台を移動させてロック手段をロ
ックして載置台を位置決めした後調整対象の車両の車輪
の各々を載置してもよい。
【0028】調整対象の車両の後輪が載置された左右の
載置台の回転駆動可能なローラーを駆動し、後輪が載置
された左右の載置台に作用するローラーの回転軸方向の
力の各々が最小になるように後輪の姿勢角を調整するこ
とで、後輪の姿勢角を単独で調整することができる。
【0029】そして、調整対象の車両の前輪が載置され
た左右の載置台の回転駆動可能なローラーを駆動し、前
輪が載置された左右の載置台に作用するローラーの回転
軸方向の力の各々が最小になるように前輪の姿勢角を調
整することで、前輪の姿勢角を単独で調整することがで
きる。
【0030】請求項9の発明は、請求項1のスタビリテ
ィ測定装置を用いて車両のスタビリティを調整する場
合、複数の載置台の各々に調整対象の車両の車輪の各々
を載置し、調整対象の車両の車輪の各々が載置された複
数の載置台の中の1つの載置台の回転駆動可能なローラ
ーを駆動する。この状態で、ローラーが駆動されたロー
ラー装置に作用するローラーの回転軸方向の力及びロー
ラーの回転軸に直交する方向の力の少なくとも一方を検
出し、検出したローラーの回転軸方向の力及びローラー
の回転軸に直交する方向の力の少なくとも一方が最小と
なるように駆動されたローラー上の車輪の姿勢角を調整
する。そして、上記のスタビリティ調整を各車輪につい
て実施し、全車輪のスタビリティを調整する。
【0031】なお、請求項9の発明において、請求項2
のスタビリティ測定装置を用いて車両のスタビリティを
調整する場合には、載置台に車両を載置する前に、調整
対象の車両の車輪の各々に対応する位置に複数の載置台
の各々をセットする工程を設ける。
【0032】
【実施例】以下図面を参照して本発明の第1実施例を詳
細に説明する。図1は埋め込み式の車両のスタビリティ
測定装置を示すものである。このスタビリティ測定装置
は、各回転軸が平行でかつ水平方向を向くように配置さ
れた複数のローラーを備えたローラー装置及びこのロー
ラー装置に作用する力を測定するセンサを備えた載置台
12を備えている。載置台12に設けられているセンサ
はセンサの検出値を表示する表示装置16に接続されて
いる。また載置台12に設けられているローラーの1つ
にはモータが連結されており、このモータはモータの回
転駆動を制御するための制御装置18に接続されてい
る。なお、15は伸縮自在の渡り板である。
【0033】測定対象の車両14がスタビリティ測定装
置に対して進入する前方方向には、車両14を載置台1
2のローラーの回転軸に直交する方向に真直ぐ進入させ
るためのガイド装置10が配置されている。このガイド
装置10には、ガイド装置の目標板を左右に移動させる
ためのモーターが取り付けられており、このモーターは
制御装置18に接続されている。
【0034】ガイド装置10は、図2及び図3に示すよ
うに、ベース板20を備えている。ベース板20には、
一対のブロック22が平行になるように固定されてい
る。ブロック22間には、スクリュー24が回転可能に
支持されている。またブロック22間にはスクリュー2
4と平行にガイドロッド28が固定されている。ガイド
ロッド28が貫通する貫通孔とスクリュー24に螺合す
る雌ねじが形成されたねじ孔とが穿設された移動ブロッ
ク32が設けられており、この移動ブロック32の貫通
孔にはガイドロッド28が貫通し、ねじ孔にはスクリュ
ー24が螺合している。また、ベース板20にはモータ
26が固定されており、モータ26の出力軸はスクリュ
ー24の一端と連結されている。移動ブロック32に
は、ベース板20と直交する方向に延びる支柱30の一
端が固定されている。支柱30の他端部には、内部にラ
ンプを収納した目標板34が固定されている。
【0035】目標板34の車両14側の側面は、黒色の
不透明板36で形成されている。また、目標板34のモ
ータ26側の側面は、赤色光を透過する赤色板38で構
成され、目標板34の赤色板38と対向する面は緑色光
を透過する緑色板40で構成されている。なお、目標板
34が透過する光は他の色の光でもよい。
【0036】このガイド装置10では、モータ26を正
転または逆転することにより移動ブロック32がスクリ
ュー24に沿って左右に移動するため、目標板34が左
右方向に移動する。ガイド装置10を図1に示した状態
に設置し、車両14側から目標板34を目視すると、目
標板34が運転者の真正面に位置する時には図3に示す
ように不透明板36のみが目視できる。一方、目標板3
4が真正面から左側にずれている場合には赤色板38が
目視でき、目標板34が右側にずれている場合には緑色
板40が目視できる。従って、目標板34を左右方向に
移動させて不透明板36のみが目視できるようにした状
態でこの測定装置に車両を進入させれば、車両14を真
直ぐ進入させて、車両のホイールトレッドの中心点を左
右の載置台の中心線上に位置させることができる。これ
により車両のスラスト角の誤差を無くすことができるの
で、測定の再現性を高めるのに効果的である。
【0037】図1に示した4つの載置台12はそれぞれ
同一構成であるため、1つの載置台のみについて説明す
る。図4、図5及び図6に示すように載置台12は矩形
のベース板42に移動可能に取り付けられている。ベー
ス板42には、平行に配置されてベース板42の長辺に
平行な方向、すなわち左右方向に延びる一対の左右スラ
イド用ガイドレール44が固定されている。この左右ス
ライド用ガイドレール44には、左右スライド用ガイド
レール44に沿って移動可能に左載置台12及び右載置
台12が取付られている。左載置台12及び右載置台1
2は左右対象の構成であるため、同一部分には同一符号
を付して一方の載置台のみについて説明する。
【0038】左右スライド用ガイドレール44には、左
右スライド用ガイドレール44に沿った方向にのみ移動
可能な左右移動台50が取付られている。左右移動台5
0には、平行配置されて左右スライド用ガイドレール4
4と直交する方向、すなわち前後方向に延びる前後スラ
イド用ガイドレール52が固定されている。前後スライ
ド用ガイドレール52には、前後スライド用ガイドレー
ル52に沿った方向にのみ移動可能なセンサ54が取り
付けられている。このセンサ54には、左右スライド用
ガイドレール44に沿う方向に作用する力を検出する素
子及び前後スライド用ガイドレール52に沿う方向に作
用する力を検出する素子が設けられている。このセンサ
54の素子はロードセル等で構成することができる。さ
らに、このセンサ54に上下方向の力を測定する素子を
設けて車両重量を測定するようにしてもよい。
【0039】センサ54にはローラー装置56が固定さ
れている。ローラー装置56は、センサ54に固定され
たローラー台58を備えている。ローラー台58には、
前後スライド用ガイドレール52と平行な側縁に沿って
4つの垂直ローラー62が回転可能に立設されている。
またこの側縁と平行な側縁には、3つの垂直ローラー6
2が回転可能に立設されている。なお、この垂直ローラ
ー62は車輪の脱落を防止するためのものであり、省略
することもできる。
【0040】対向する垂直ローラー62間には、各回転
軸が平行でかつ水平方向を向くように4つの水平ローラ
ー60が、ローラー台58に固定された軸受間に回転可
能に支持されている。1つの水平ローラー60の回転軸
にはモータ64の出力軸が連結されている。このモータ
64は図1の制御装置18に接続されている。この水平
ローラー60の表面は、ローレット加工や凹凸面を備え
た樹脂を貼着すること等によって、摩擦係数が走行路面
の摩擦係数に一致するようにされている。なお、世界各
国には種々の摩擦係数をもった路面が存在ので、測定車
両が走行する路面の摩擦係数に一致した摩擦係数の水平
ローラーを用いて測定するのがよい。
【0041】なお、図示を省略したが上記載置台の各々
には、左右移動台50を左右スライド用ガイドレール4
4上の所定位置で固定するためのロック手段、及びセン
サ54を前後スライド用ガイドレール52上の所定位置
で固定するためのロック手段が設けられている。
【0042】この載置台12は、左右スライド用ガイド
レール44に沿って左右方向に移動可能であり、また前
後スライド用ガイドレール52に沿って前後方向に移動
可能である。また、この載置台12は、ロック手段のロ
ックによって所定位置に固定することができる。なお、
上記では1つのベース板42上に2つの載置台12を取
り付けた例について説明したが、1つのベース板42に
1つの載置台12を取り付けてもよく、また1つのベー
ス板42に4つの載置台12を取り付けるようにしても
よい。
【0043】図7はスタビリティ測定装置の第2実施例
を示すもので、リフト70によって車両14を載置台1
2上に載置する例を示すものである。図8及び図9は第
3実施例を示すもので、それぞれのローラーが平行にな
るような補正装置(図示せず)を取り付けて、可搬式の
床置にしたものである。この場合、車両が載置台12に
乗込み易いように載置台12の前後には傾斜面72が取
り付けられ、また乗込み時に車両が滑らないように、載
置台の下にゴムシート74を敷くのが好ましい。図示し
ない補正装置にはアライメントテスターのように各ロー
ラー間に糸を渡してローラーの角度を測定したり、光学
式の照準器を用いてローラーの角度を測定したりして各
ローラーを平行配置する工夫がなされている。
【0044】図10は、スタビリティ測定装置の第4実
施例を示すもので、上記と対応する部分には同一符号を
付して説明を省略する。本実施例では車両のホイールト
レッドの中心点を左右の載置台の中心線上に位置させる
ためのガイド装置として、ローラーの回転軸に直交する
方向に延びる左右の載置台の中心線に一致する基準線8
0を備えたガイドバー82が設けられている。この基準
線は、中心線と一致しているため、左右の載置台12が
基準線に対して対称になる。また、車両の前後方向中心
線の前後には、図11に示すように、マーク84が設け
られ、このマーク84を通るようにひも86によって錘
88が吊り下げられている。
【0045】このガイド装置によれば、載置台のローラ
ーの回転軸に直交する方向のロック手段をロックしかつ
載置台のローラーの回転軸方向すなわち車両のホイール
トレッド方向のロック手段を解除して、錘88が基準線
80の直上に位置するように車両を移動させることによ
り、車両のホイールトレッドの中心点を左右の載置台の
中心線上に位置させることができる。この錘88が基準
線80の直上を通るように車両を進入させることによ
り、車両を載置台のローラーの回転軸に直交する方向に
真直ぐ進入させることができる。
【0046】次に上記で説明したスタビリティ測定装置
を用いてスタビリティを調節する第1の方法について説
明する。この方法は、次の〜の手順で行われる。
【0047】まず、ロック手段のロックを解除して車
両14の車輪の各々に対応する位置に4つの載置台12
をセットする。
【0048】運転者から見てガイド装置10の目標板
34のみが目視できるように目標板34の位置を調節し
た後車両14をスタビリティ測定装置に対して真直ぐに
進入させる。これによって、測定対象の車両のホイール
トレッドの中心点を左右の載置台の中心線上に位置させ
ることができる。
【0049】また、ガイドバー82が設けられているス
タビリティ測定装置を使用する場合には、車両の車輪の
各々を載置台に載置させた後、載置台のローラーの回転
軸に直交する方向のロック手段をロックしかつ載置台の
ローラーの回転軸方向のロック手段を解除して、錘88
が基準線80の直上に位置するように車両を移動させ
て、車両の前後輪のホイールトレッドの中心点が基準線
上に位置するように調整する。
【0050】載置台12の各々に車両14の車輪が載
置された状態でロック手段をロックする。なお、載置台
12を車両14の車輪に対応する位置にロックした後に
車両14を進入させるようにしてもよい。また、載置台
12が固定配置されているスタビリティ測定装置では、
載置台12のセットは不要であり、車両14をスタビリ
ティ測定装置に対して真直ぐに進入させればよい。
【0051】次に、車両14の後輪が載置された左右
の載置台12のモータ64を駆動することにより、所定
回転速度(例えば、車両の対地速度10m/分に相当す
る回転速度)で水平ローラー60を回転駆動する。
【0052】次に4つの載置台12の各々に作用する
左右スライド用ガイドレール44に沿う方向の力、すな
わちローラーの回転軸方向の力、及び前後スライド用ガ
イドレール52に沿う方向の力すなわちローラーの回転
軸に直交する方向の力を測定し、ローラーの回転軸方向
の力の測定値を表示装置16から読取り、ローラーの回
転軸方向の力の各々が最小であるか否かを確認する。
【0053】この後輪が載置された左右の載置台12
に作用するローラーの回転軸方向の力の各々が最小でな
い場合には、ローラーを回転させた状態でこの力の各々
が最小になるように後輪の姿勢角を調整する。なお、こ
の力の各々が最小の場合にはこの後輪の姿勢角の調整は
不要である。
【0054】次に、後輪が載置された左右の載置台1
2の水平ローラー60を所定回転速度で回転した状態
で、車両14の前輪が載置された左右のローラー装置に
作用するローラーの回転軸方向の力の和が最小になるよ
うに、または前輪が載置された左右のローラー装置56
に作用するローラーの回転軸に直交する方向の力の差が
最小になるように、またはローラーの回転軸方向の力の
和及びローラーの回転軸に直交する方向の力の差が最小
になるように、後輪の姿勢角を調整する。
【0055】次に、後輪が載置されたローラー装置5
6のローラーの回転を停止し、前輪が載置されたローラ
ー装置56のローラーを上記所定速度で回転する。
【0056】そして、ローラーを回転させた状態で前
輪が載置された左右の載置台に作用するローラーの回転
軸方向の力の各々が最小になるように前輪の姿勢角を調
整する。
【0057】以上の手順で車両の足回りの調整を行うこ
とにより、車両とタイヤにとって最良の状態に調整する
ことができる。すなわち、車両走行時において路面と車
輪(タイヤ)との間に不要な力が作用することがなくな
る。なお、上記、またはの調整のみ行うようにし
てもよい。上記の第1の方法では4つの載置台のうち前
輪または後輪が載置された載置台のいずれか2つの載置
台のローラーを同時に駆動させるため、タイヤに発生す
る力が大きくなったときにローラーに対して車体が移動
する可能性がある。そのような場合、測定している車両
にみかけ上のスラスト角が生じる結果となり、測定誤差
が大きくなる。そのため、以下で説明する第2の方法で
は、車輪を1つずつ回転させることによりこの問題を解
消している。
【0058】この方法は、上記第1の方法と〜まで
は同一であるため、それ以後の手順について説明する。
【0059】’車両のフロントホイールトレッド及び
リアホイールトレッドの中心点が左右の載置台の中心線
に位置するように車両の車輪が載置台に載置された状態
で載置台のローラーの回転軸方向、すなわちホイールト
レッド方向のロック手段をロックし、右後輪を所定回転
速度(例えば、車両の対地速度10m/分に相当する回
転速度)で水平ローラー60を回転駆動する。
【0060】’次にこの右後輪が載置されている載置
台12に作用する左右スライド用ガイドレール44に沿
う方向の力、すなわちローラーの回転軸方向の力、及び
前後スライド用ガイドレール52に沿う方向の力すなわ
ちローラーの回転軸に直交する方向の力を測定し、ロー
ラーの回転軸方向の力及びローラーの回転軸に直交する
方向の力の測定値を表示装置16から読取り、ローラー
の回転軸方向の力及びローラーの回転軸に直交する方向
の力の各々が最小であるか否かを確認する。
【0061】’この右後輪が載置された載置台12に
作用するローラーの回転軸方向の力及びローラーの回転
軸に直交する方向の力の各々が最小でない場合には、ロ
ーラーを回転させた状態でこの力の各々が最小になるよ
うに右後輪の姿勢角を調整する。なお、この力の各々が
最小の場合にはこの右後輪の姿勢角の調整は不要であ
る。
【0062】’次に、上記のステップ’〜ステップ
’を、左後輪、右前輪、左前輪の順に実行し、上記と
同様にして全4輪について姿勢角の調整を行う。
【0063】なお、上記の手順を複数回繰り返せば姿勢
角の調整精度は更に向上する。また、上記の例では、右
後輪、左後輪、右前輪、左前輪の順で調整する例につい
て説明したが順番はどのような順番でもよい。
【0064】また、上記では、ローラーの回転軸方向の
力及びローラーの回転軸に直交する方向の力の各々が最
小になるように調製する例について説明したが、ローラ
ーの回転軸方向の力が最小になるように調製してもよ
く、またローラーの回転軸に直交する方向の力の各々が
最小になるように調製してもよい。
【0065】上記のように車両のスタビリティを調整す
ることにより、メーカーが定めたアライメントの設定値
を参照することなく、車両の製造工程におけるばらつき
や経年変化による歪み・劣化の影響を受けず、タイヤ種
によって異る最適な設定値に最も簡便でかつ正確に、車
両足廻りの調整を行うことができる。また、これにより
車両の安定性能や乗り心地、燃費の向上、タイヤの異常
磨耗の防止、タイヤのパターンノイズの減少を行うこと
ができる。さらに、装置自体を小さくできるため、従来
のローラー式スタビリティ測定装置よりも安価で設定場
所を問わず、かつ安全で従来のアライメントテスター同
様一般のタイヤ販売店等で使用することが可能である。
【0066】
【発明の効果】以上説明したように請求項1の発明によ
れば、ローラー装置の各々に作用するローラーの回転軸
方向の力及びローラーの回転軸に直交する方向の力の少
なくとも一方を検出することにより、車両のスタビリテ
ィを最も簡便で正確に測定することができる、という効
果が得られる。
【0067】請求項2の発明によれば、載置台をセット
バックに応じた位置に位置決めすることにより、セット
バックが生じている車両のスタビリティを最も簡便で正
確に測定することができる、という効果が得られる。
【0068】請求項3の発明によれば、ガイド装置を設
けて車両を測定装置に対して真直ぐに進入させることが
できるので、精度良く車両のスタビリティを測定するこ
とができる、という効果が得られる。
【0069】請求項3〜8の発明によれば、メーカーが
定めたアライメントの設定値を参照することなく、車両
の製造工程におけるばらつきや経年変化による歪み・劣
化の影響を受けず、タイヤ種によって異る最適な設定値
に最も簡便でかつ正確に、車両足廻りの調整を行うこと
ができる、という効果が得られる。
【0070】請求項9の発明によれば、車輪を1輪ずつ
個別に回転させ、他の3輪を停止しているため、装置上
において調整中の車両が移動することを防止でき、これ
によって、精度よくスタビリティを調整することができ
る、という効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のスタビリティ測定装置の第1実施例の
概略図である。
【図2】ガイド装置の平面図である。
【図3】ガイド装置の正面図である。
【図4】載置台の平面図である。
【図5】載置台の正面図である。
【図6】載置台の側面図である。
【図7】本発明のスタビリティ測定装置の第2実施例の
概略図である。
【図8】本発明のスタビリティ測定装置第3実施例の概
略図である。
【図9】(a)は図8の載置台の平面図、(b)は図8
の載置台の正面図、(c)は図8の載置台の側面図であ
る。
【図10】本発明のスタビリティ測定装置の第4実施例
の概略平面図である。
【図11】上記第4実施例の概略平面図である。
【符号の説明】
10 ガイド装置 12 載置台 16 表示装置 18 制御装置 34 目標板 54 センサ 56 ローラー装置 70 リフト

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各回転軸が平行でかつ水平方向を向くよ
    うに配置されると共に少なくとも1つのローラーが回転
    駆動可能な複数のローラーを備えたローラー装置、及び
    前記ローラー装置に作用するローラーの回転軸方向の力
    及びローラーの回転軸に直交する方向の力の少なくとも
    一方を検出するセンサを備え、測定対象の車両の車輪の
    各々に対応する位置でローラーの回転軸が平行になるよ
    うに配置される複数の載置台と、 前記回転駆動可能なローラーを駆動する駆動装置と、 前記センサの検出値を表示する表示装置と、 を含む車両のスタビリティ測定装置。
  2. 【請求項2】 前記複数の載置台をローラーの回転軸方
    向及びローラーの回転軸に直交する方向に移動可能にす
    ると共に、ロックにより所定位置で載置台の移動を停止
    するロック手段を更に設けた請求項1の車両のスタビリ
    ティ測定装置。
  3. 【請求項3】 測定対象の車両のホイールトレッドの中
    心点を左右の載置台の中心線上に位置させるためのガイ
    ド装置を更に含む請求項1または2の車両のスタビリテ
    ィ測定装置。
  4. 【請求項4】 請求項1の車両のスタビリティ測定装置
    を用いて車両のスタビリティを調整する車両のスタビリ
    ティ調整方法であって、 複数の載置台の各々に調整対象の車両の車輪の各々を載
    置する工程と、 調整対象の車両の後輪が載置された左右の載置台の回転
    駆動可能なローラーを駆動する工程と、 調整対象の車両の前輪が載置された左右の載置台のロー
    ラー装置の各々に作用するローラーの回転軸方向の力及
    びローラーの回転軸に直交する方向の力の少なくとも一
    方を検出する工程と、 検出したローラーの回転軸方向の力の和または検出した
    ローラーの回転軸に直交する方向の力の差が最小となる
    ように後輪の姿勢角を調整する工程と、 を含む車両のスタビリティ調整方法。
  5. 【請求項5】請求項2の車両のスタビリティ測定装置を
    用いて車両のスタビリティを調整する車両のスタビリテ
    ィ調整方法であって、 調整対象の車両の車輪の各々に対応する位置に複数の載
    置台の各々をセットする工程と、 複数の載置台の各々に調整対象の車両の車輪の各々を載
    置する工程と、 調整対象の車両の後輪が載置された左右の載置台の回転
    駆動可能なローラーを駆動する工程と、 調整対象の車両の前輪が載置された左右の載置台のロー
    ラー装置に作用するローラーの回転軸方向の力及びロー
    ラーの回転軸に直交する方向の力の少なくとも一方を検
    出する工程と、 検出したローラーの回転軸方向の力の和または検出した
    ローラーの回転軸に直交する方向の力の差が最小となる
    ように後輪の姿勢角を調整する工程と、 を含む車両のスタビリティ調整方法。
  6. 【請求項6】 前記車両の車輪の各々を載置する工程
    で、ロック手段のロックを解除した状態で複数の載置台
    の各々に調整対象の車両の車輪の各々を載置した後ロッ
    ク手段をロックする請求項5の車両のスタビリティ調整
    方法。
  7. 【請求項7】 調整対象の車両の後輪が載置された左右
    の載置台の回転駆動可能なローラーを駆動し、後輪が載
    置された左右の載置台に作用するローラーの回転軸方向
    の力の各々が最小になるように後輪の姿勢角を調整する
    工程を更に含む請求項4、5または6の車両のスタビリ
    ティ調整方法。
  8. 【請求項8】 調整対象の車両の前輪が載置された左右
    の載置台の回転駆動可能なローラーを駆動し、前輪が載
    置された左右の載置台に作用するローラーの回転軸方向
    の力の各々が最小になるように前輪の姿勢角を調整する
    工程を更に含む請求項4、5、6または7の車両のスタ
    ビリティ調整方法。
  9. 【請求項9】 請求項1の車両のスタビリティ測定装置
    を用いて車両のスタビリティを調整する車両のスタビリ
    ティ調整方法であって、 複数の載置台の各々に調整対象の車両の車輪の各々を載
    置する工程と、 調整対象の車両の車輪の各々が載置された複数の載置台
    の中の1つの載置台の回転駆動可能なローラーを駆動す
    る工程と、 ローラーが駆動されたローラー装置に作用するローラー
    の回転軸方向の力及びローラーの回転軸に直交する方向
    の力の少なくとも一方を検出する工程と、 検出したローラーの回転軸方向の力及びローラーの回転
    軸に直交する方向の力の少なくとも一方が最小となるよ
    うに前記駆動されたローラー上の車輪の姿勢角を調整す
    る工程と、 を含む車両のスタビリティ調整方法。
JP5322847A 1993-02-18 1993-12-21 車両のスタビリティ測定装置及びスタビリティ調整方法 Pending JPH075076A (ja)

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