JP4000153B2 - ラテラルフォース測定装置 - Google Patents

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Description

本発明はタイヤの外側周辺部位に接触して、アライメントを測定するローラ検出部を備えた接触式アライメント測定装置を用いてラテラルフォースを測定するラテラルフォース測定装置に関する。
4輪車両の車輪アライメントについてのタイヤ側面に直接接触して測定する接触式測定装置として、被測定車輪に対面する前後進可能のベースプレートを設け、該ベースプレートの当該車輪への対応面側に1個のキャンバ角検出ローラと2個のトー角検出ローラとを備え、測定時にはキャンバ角検出ローラは被測定車輪のタイヤの鉛直中心線上に接触するようにし、トー角検出ローラは前記鉛直中心線に対し対称のラジアル角で接触するように配設した、接触式アライメント測定用ローラ検出部は公知である。
上記従来のローラ検出部においては、キャンバ角検出ローラ及びトー角検出ローラの位置は車輪のホイール径の大小に対応して、それぞれ個々に人手により調整していた。
しかし、アライメントの測定は、車輪を一対の支持ローラないしフローティングテーブル上に載置された状態で行なうわけである。即ち、上記個々の調整のうち、キャンバ角検出ローラの調整はホィールの大小に応じて上下させれば良いが、タイヤの下部の鉛直中心線に対し対称的に設けてあるトー角検出ローラのタイヤ面に対する接触位置の調整は、ホィール径に応じて接触円周の中心位置と半径を設定する必要があり、且つ検出ローラの回転軸は新に設定した中心に向けラジアル方向にセットされなければならなく、長時間の調整と煩雑を要する問題点があり、何らかの改善策が望まれていた。
上記問題点を解決すべく、実開平7―2919号公報に提案A及び提案Bが開示されている。
上記提案Aは図8に示すように、車輪のタイヤ10aまたは、10bを載置する載置ローラである2軸支持ローラ35、35と、該車輪のホィール面に対し進退可能な進退手段の先端に傾動自在に設けられた支持板58と、該支持板58に鉛直方向に固設されたラック付きレール53と、該ラック付きレール53のラックに噛み合いその軸心55aを上下動するようにしたピニオンギヤ55を設け、該ピニオンギヤ55に噛み合い前記ラック付きレール53と平行鉛直運動するように設けたラック付き移動部材54と、該移動部材54の先端に設けられ鉛直方向に上下動してホィール面との接触位置の変更を可能にしたキャンバ角検出ローラ11と、前記ピニオンギヤ55の軸心55aに長穴75を介して遊合して該ピニオンギヤの上下動に連動して適当位置に設けられた支点57a、57bを中心に傾動するように設けたアーム56a、56bと、該アーム56a、56bの先端に設けたトー角検出ローラ12a、12bとより構成してある。
上記構成により提案Aの場合は、ホィールの大小に応じてキャンバ角検出ローラ11を例えば下降させれば、ラックギヤ、ピニオンギヤ等を介してトー角検出ローラ12a、12bを枢支するアーム56a、56bの長穴75の遊合支点であるピニオンギヤの軸心55aはホィール径の差の半分だけ下降し、該遊合支点を中心としてラジアル方向にトー角検出ローラの位置設定が自動的に行なわれるようにしてある。
また、提案Bは図9に示すように、車輪タイヤ10aまたは、10bを載置する載置ローラである2軸支持ローラ35、35と、該車輪のホィール面に対し進退可能な図示してない進退手段の先端に傾動自在に設けられた長方形支持板70aと、該支持板70aに鉛直方向に固設されたラック付きレール60と、該ラック付きレール60のラックに噛み合いその軸心62aを上下動するようにしたピニオンギヤ62を設け、該ピニオンギヤ62に噛み合い前記ラック付きレール60と平行鉛直運動するように設けたラック付き移動部材61とそれに固着した移動板70bと、前記ラック付きレール60の先端に設けられ鉛直方向に上下動してホィール面との接触位置の変更を可能にしたキャンバ角検出ローラ11と、前記ピニオンギヤ62とともに上下平行移動と水平方向の進退運動を可能に設けたアーム63a、63bと、該アームのそれぞれの先端に設けたトー角検出ローラ12a、12bとより構成してある。
上記構成により提案Bの場合は、ホィールの大小に応じてキャンバ角検出ローラ11を例えば下降させれば、ラックギヤ60、ピニオンギヤ62等を介してトー角検出ローラ12a、12bを枢支するアーム63a、63bはピニオンギヤ62の下降とともに平行に下降し、且つ下降とともに図に示すように後退して、自動的にその接触位置を下降及び内側への後退を可能とし、小径ホィールに対しても対応できるようにしてある。
ところで、最近の車輪にアルミホィールが多用され、それに使用されるホィールカバーも出っ張ったものが多く、またアルミホィール車に多く見られるリムの出っ張り、ホィールキャップの出っ張り、バランスウエイトの出っ張った車が多くなっている現状である。
このような傾向を多分に持つ最近の車両のアライメントの測定の際、上記従来の問題点解決のためなされた構成のアライメント測定用のローラ検出部では、自動調整機構とそれにより位置制御されるキャンバ角検出ローラとトー角検出ローラとがともに支持板58ないし70aとホィール面との間に介在させる構造となっており、該構造そのものの本質的構成により、前記ホィール面等の出っ張り部位に当接してホィール面への損傷による商品の傷付きや、場合によってはバランスウエイトの取付け位置の移動の原因を形成する。
この問題を解決するためには、検出ローラの径を付属部材の接触を防止するに十分な大きさを持たせる必要があり、そのため関連器材の重厚をもたらし予期せざる別の問題を形成することになる。
上記バランスウエイトの設定位置の移動は、該ウエイトによりもたらされているタイヤのバランスを狂わすことになり、ボデーの振動やハンドル振れ等の原因を形成する大きな問題点を内蔵する。
次に、上記車両のアライメントの適正値保持に関連して、アライメントが適正であるか否か、即ち車両のトーインとキャンバとの釣り合いの良否を判定するためのサイドスリップテストがある。それは、フロントアライメントが適正でない場合に起きる、ハンドル操作力の増加、走行不安定、操縦の不確実性、それらにより誘発を懸念される事故の事前防止対策のためである。
そのため、道路運送車両の保安基準として、舵取り装置についてサイドスリップテスタを用いて舵取り車輪の横滑り量の計測の義務化がなされ、且つ横滑り量を走行1mにつき5mm以内に押さえることを要求している。
上記サイドスリップテスタの構造は、一対の踏み板上で車両を走行させ、該踏み板の左右方向の移動量を検出することにより、横滑り量を検出するようにしてある。
ところが、一方、タイヤは走行荷重により撓みながら転がるが、この撓みは前記走行荷重を一定にしても、タイヤトレッド部のゴム層の厚さの不均一やカーカスコードのつなぎ目などにより、撓み量は一定とならずタイヤの回転軸に、縦方向の力と横方向の力と前後方向の力の変動として現れ、これらの力は図10に示すユニフォーミティ.マシーンで測定可能にしている。これらの力のアンバランスは、タイヤ内部の剛性によるもので重量のアンバランスを修正する以外には殆ど修正困難である。
上記横方向の力はラテラルフォースと言って、この横方向の力が前記横滑り量に加算され、その加算値がサイドスリップテスタで計測されるため、横滑り量そのものを求めるためには、予めララルフォースを計測してその差を求める必要がある。
上記ラテラルフォースの計測は図10に示すように、ローラ71を固定させ、その上で測定するためトー角の成分がラテラルフォース74の中に含まれることになり、タイヤのパターン等で発生するラテラルフォースとは異質のものを測定することになる。
実開平7―2919号公報
本発明は、上記問題点に鑑みなされたもので、車両の接触式アライメント測定装置のローラ検出部において、車輪ホィールの出っ張り面ないし出っ張ったホィールキャップを傷めることなく、且つバランスウエイトへの接触を皆無とした、接触式アライメント測定装置のローラ検出部の提供を目的とするとともに、また、上記接触式ローラ測定装置を使用してラテラルフォースの測定を可能とした、測定装置の提供を目的としたものである。
また、本発明は、接触式アライメント測定装置を使用して、ラテラルフォースの測定を可能としたラテラルフォース測定装置の提供を目的としたものである。
削除
そこで、本発明はかかる課題を解決するため、タイヤの外側周辺部位に接触して、アライメントを測定するローラ検出部を備えた接触式アライメント測定装置を用いてラテラルフォースを測定するラテラルフォース測定装置において、車両の左右の車輪を載置すべく、一対の支持ローラを車両中心軸心に対称に左右摺動及び回動自在に、左右に配設された車輪載置架台と、前記車輪載置架台の中心軸に対し対称位置にあって、イコライザを介して車輪のタイヤ両側を等距離摺動運動して押圧するように設けられたクランプローラ連と、前記支持ローラを回転させるモータと、前記車輪載置架台の回転によって回転角を測定する回転角検出手段と、前記車輪載置架台の左右摺動方向の移動量を検出する移動検出手段とを備え、前記一対の支持ローラに載置された車輪と該支持ローラとの接触点が形成する接触母線が前記一対の支持ローラの回転中心と直交する状態から、前記モータによって車輪が前記支持ローラを介して回転されたときの前記接触母線の変位量を前記回転角検出手段または移動検出手段によって検出してタイヤに作用するラテラルフォースを検出するように構成されたことを特徴とするラテラルフォース測定装置である。
削除
図4及び図5に示すように、車両の左右の車輪10,10を載置すべく、一対の支持ローラ35,35を車両中心軸心に対称に左右摺動及び回動自在に、左右に配設された車輪載置架台30a,30bと、各車輪載置架台の中心軸に対し対称位置にあってイコライザ31を介して車輪のタイヤ両側を等距離摺動運動して押圧するように、それぞれの架台に2基ずつ設けられたクランプローラ連33a,33bと、前記車輪載置架台30a,30bのタイヤの回転によって生じる変位量を検出する変位量検出手段(ポテンショメータ41、回転角検出手段46)を設けて構成した。
このように構成しているので、前記車輪載置架台30aに設けた一対の支持ローラ35,35上に車輪10を載置させ、タイヤの両側をクランプローラ連33a,33bにより押圧して、図6(a)のごとく車輪を正対位置させる。このとき、支持ローラ35と車輪10の関係は、前記一対の支持ローラ35,35と接触する接触点50A,50Bが形成する接触母線51が、支持ローラ35となす角度βであったとする。
そして、支持ローラ35内に内されたモータを回転させると、支持ローラ35と車輪10の母線51との関係は図6(b)に示すようにβ=90°となる。このとき、タイヤのパターン形状によりラテラルフォースが発生しないときは、(b)の状態を保つが、タイヤのパターンによってラテラルフォースが発生すると、(c)のごとく前記車輪載置架台30aは角度α回転する。
この角度αを検出する変位量検出手段は、前記車輪載置架台30aの回転によって回転角を測定する回転角検出手段46か、または、前記車輪載置架台30aの左右摺動方向の移動量を検出するポテンショメータとしての移動検出手段41として構成することができ、この前記一対の支持ローラの回転中心と直交する状態からの前記接触母線31の変位量を検出することによってラテラルフォースを検出することができ、この検出量を加味することにより、正確なサイドスリップ量を求めることができる。
削除
また、支持ローラ35内に内されたモータを回転させて、車輪10を回転すると、支持ローラ35と車輪10の母線51との関係は図6(b)に示すようにβ=90°とならないとき、タイヤのパターンによってラテラルフォースが発生し、車輪載置架台30aは角度α回転して、ラテラルフォースを検出することができ、この検出量を加味することにより、正確なサイドスリップ量を求めることができる。
以上記載のごとく本発明により、タイヤにより異なるラテラルフォースの大きさとその方向を接触式アライメント測定装置上で簡単に測定でき、前部車輪の正確な横滑り量を検出し、且つ正確なアライメントの補正を可能にすることができるという利点がある。
以下、図面を参照して本発明の好適な実施例を例示的に詳しく説明する。但しこの実施例に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対的配置等は特に特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれに限定する趣旨ではなく、単なる説明例に過ぎない。
以下図1により、本発明の前提となる、接触式アライメント測定装置のローラ検出部について説明する。図1は、タイヤのローラ接触面側から視た図である。
図1に示すように、接触式アライメント測定装置のローラ検出部1は、略鋭角三角形状のベースプレート26が図示してない操作用アームの先端に傾動自在に保持され適宜進退可能に配設されている。
該ベースプレート26の頂角部位には、長孔17bを設け上下方向に摺動自在のガイド板17とアクチュエータ21が配置され、ガイド板17に植設された腕部17aと、17cとの間には摺動軸13が固定され、該摺動軸13にはキャンバ角検出ローラ11が回転可能に嵌挿されている。
前記腕部17cはアクチュエータ20が設けられ、該アクチュエータ20の駆動軸20aは駆動腕20bの一端に連結され、該駆動腕20bの他端は前記摺動軸13を嵌通し、前記キャンバ角検出ローラ11の基部に連結して該キャンバ角検出ローラ11を回動自在に支持している。
前記腕部17aの右端部はアクチュエータ21の駆動軸21aに連結され、アクチュエータ21の駆動でタイヤサイズに対応した位置へ前記キャンバ角検出ローラ11を設定可能に構成するとともに、アクチュエータ20の駆動で、前記キャンバ角検出ローラ11の摺動軸13の軸芯方向への微調整を可能に構成している。
ガイド板17の下部にはパンタグラフ機構23が連接点24にて連結され、該パンタグラフ機構23の下部は連接点25にてベースプレート26に連結し、ガイド板17の上下動によって、パンタグラフ機構23が伸縮動作を行うように構成されている。
ベースプレート26の底辺両端部位には、トー角検出ローラ取付腕14A,14Bが連結点19A,19Bを軸として回動可能に設けられ、該取付腕14A,14Bにはそれぞれ長孔14Aa,14Baが設けられ、それらの長孔には中央連接点の突起16が嵌入している。
前記取付腕14Aには、トー角検出ローラ取付板15Aが取付られ、該取付板15Aの腕部15Aaと、15Abとの間には摺動軸18Aが固定され、該摺動軸18Aにはトー角検出ローラ12Aが回転可能に嵌挿されている。
前記腕部15Aaにはアクチュエータ22Aが設けられ、該アクチュエータ22Aの駆動軸22Aaは駆動腕22Abの一端に連結され、該駆動腕22Abの他端は前記摺動軸18Aを嵌通し、前記トー角検出ローラ12Aの基部に連結して該トー角検出ローラ12Aを回動自在に支持している。
そして、アクチュエータ22Aの駆動で、前記トー角検出ローラ12Aが摺動軸18Aの軸芯方向への微調整を可能に構成している。
また、同様に、前記取付腕14Bには、トー角検出ローラ取付板15Bが取付られ、該取付板15Bの腕部15Baと、15Bbとの間には摺動軸18Bが固定され、該摺動軸18Bにはトー角検出ローラ12Bが回転可能に嵌挿されている。
前記腕部15Baにはアクチュエータ22Bが設けられ、該アクチュエータ22Bの駆動軸22Baは駆動腕22Bbの一端に連結され、該駆動腕22Bbの他端は前記摺動軸18Bを嵌通し、前記トー角検出ローラ12Bの基部に連結して該トー角検出ローラ12Bを回動自在に支持している。
そして、アクチュエータ22Bの駆動で、前記トー角検出ローラ12Bが摺動軸18Bの軸芯方向への微調整を可能に構成している。
このような構成により、検出ローラの位置設定機構は、アクチュエータ21、ガイド板17、パンタグラフ機構23、トー角検出ローラ取付腕14A,14B等で構成され、常にタイヤ中心に位置する中央連接点の突起16の下降とともにトー角検出ローラ取付腕14A、14Bは回動し、タイヤの大小に対応して、タイヤ中心より放射状を形成するようにしてある。
即ちタイヤの大小に対応してガイド板17を昇降させれば、それに対応して中央連接点の突起16も昇降し常にタイヤの中心位置に位置する。また、前記位置設定機構によりタイヤ大小に対応させた時、キャンバ角、トー角検出ローラは常に新に設定したタイヤ径に対応した中心に対しラジアル方向にセットされる構成にしてある。
なお、タイヤの大小に応じて前記位置設定機構を作動させるときは、アクチュエータ21によりガイド板17を昇降させ、それに連なる多連パンタグラフ23、摺動軸14A、14Bと連動させて、キャンバ角、トー角検出ローラの位置設定ができるようにしてある。
次に検出ローラ位置調整手段は、鋭角三角形状のベースプレート26の各頂点部位に設けた、アクチュエータ20、22A、22Bとよりなり、各検出ローラ11、12A、12Bがタイヤの内側リムの近くに位置したバランスウエイトに接触の恐れがあるときは、適宜前記アクチュエータ20、22A、22Bにより個別に位置調整ができるようにしてある。
上記構成により、ベースプレート26よりタイヤ10aないし10bへの接触面に対しては、図1に示すように、ベースプレート26の裏面に各駆動部材が設けられ、各検出ローラだけは前記駆動部材よりを突出させ、その他の関連機構やエンコーダ等のベースプレートのキャンバ角、トー角検出手段は図示しないが、ベースプレートの表側に格納する構成としている。
次に、このように構成された本実施例の動作を説明する。図1において、アクチュエータ21を駆動すると、駆動軸21aが降下し、ガイド板17が降下し、ガイド板17に配置されているキャンバ角検出ローラ11、アクチュエータ20が降下する。
ガイド板17の降下により、パンタグラフ機構23が縮み、中央連接点の突起16が降下し、取付腕14A及び14Bは連結点19A,19Bを軸として回動し、キャンバ各検出ローラ11、及びトー各検出ローラ12A,12Bは図2に示すタイヤ10bに対応する位置に設定される。
図2において、アクチュエータ20を駆動すると、駆動腕20bは、仮想線の20b′の位置から実線で20bと示すようにキャンバ角検出ローラ11を下降調整することができる。
また、アクチュエータ22A、22Bを駆動すると、駆動腕22Ab、22Bbは、仮想線の22Ab′、22Bb′の位置から実線で22Ab、22Bbと示すようにトー角検出ローラ12A,12Bを摺動軸18A,18Bの軸芯方向に位置調整することができる。
上述したように、タイヤの大小に対応してガイド板17を昇降させれば、それに対応して中央連接点の突起16も昇降し常にタイヤの中心位置に位置し、キャンバ角、トー角検出ローラは常に新に設定したタイヤ径に対応した中心に対しラジアル方向にセットされる。
そして、アクチュエータ20の駆動で、キャンバ角検出ローラ11を摺動軸13の軸芯方向に微調整可能であるとともに、アクチュエータ22A,22Bの駆動で、前記トー角検出ローラ12A,12Bが摺動軸18A,18Bの軸芯方向への微調整を行うことができ、各検出ローラ11、12A、12Bがタイヤの内側リムの近くに位置したバランスウエイトに接触の恐れがあるときは、適宜前記アクチュエータ20、22A、22Bにより個別に位置調整ができるようにしてある。
上述したように、本実施例においては、キャンバ角検出ローラ11、また、トー角検出ローラ12A,12Bは、アクチュエータ20、22A,22Bの駆動により回転軸芯方向に摺動調整可能な、ローラ位置調整手段を有して構成しているので、簡単な構成で、車輪ホィールの出っ張り面ないし出っ張ったホィールキャップを傷めることなく、且つバランスウエイトへの接触を皆無とした、接触式アライメント測定装置のローラ検出部を提供することができる。
以下図3〜図7により、本発明のラテラルフォース測定装置及びその測定方法について説明する。
図3、図4に示すように、本発明の実施形態に係るラテラルフォース測定装置は、接触式アライメント測定装置を利用して簡単な装置により具体化を図ったもので、前輪車輪載置架台の車両中心軸心Zaに直角の左右摺動方向に設けた位置ずれ検出用のポテンショメータ41ないし、前輪載置架台の回動部位の回動角検出手段46(この場合はローラ検出部を併用)を設けたものである。
図3に見るように、車両中心軸心Zaの対称位置に、中心軸Zbをそれぞれ持つ前後左右の車輪載置用の載置架台30a、30b、30c、30dを配設し、左右の架台30aと30b、30cと30dはそれぞれイコライザである多連パンタグラフ機構31、31により連結し、それぞれの中央連接点45、45は前記車両中心軸心Zaに固定して左右の架台は車両中心軸心Zaに対し摺動して等距離離接を可能にしてある。
また、各載置架台30a、30b、30c、30dの左右両側には載置したタイヤの外側と内側とを前後2点でローラ39、40で同時に押圧可能のクランプローラ連33a、33bを設け、該クランプローラ連33a、33bは中央連接点32aにより載置架台の中心軸Zbに固定したイコライザであるパンタグラフ32の両端に連結させ、前記クランプローラ連33a、33bが中心軸Zbに対し等距離離接を可能にしてある。
図4には、図3の載置架台を車両前方より見た模式的正面図で、図に見るように、左側載置架台30bは車両中心軸心Zaに対し直角摺動可能のリニアガイド37、37上に水平左右摺動台38を設け、該摺動台38の上に回動可能の回動枠36を介して2軸平行支持ローラ35を設け、タイヤ10を載置して左右摺動及び回動可能に構成してある。
前記摺動台38の摺動方向に平行に中心軸Zbに対し等距離離接可能としたパンタグラフ32により等距離離接可能としたクランプ連33a、33bを設け、載置したタイヤ10の外側内側両面をクランプローラ39、40及び39、40により2点押圧をする構成にしてある。
なお、パンタグラフ32はその両端43a、43bにクランプ連33a、33bを結合し、中央連接点32aを載置架台30bの中央軸Zbに設けるようにし、等距離離接を可能にしてある。
また、摺動台38にはポテンショメータ41によりそれの車両中央軸心に直角方向の位置ずれを検出するようにしてある。
または、回動枠36には回動検出センサであるエンコーダ等による回動角検出手段46を設けても良い。
上記構成の載置架台を持つ接触式アライメント測定装置を利用したラテラルフォース測定装置に車両の4輪を載置し、2軸支持ローラ35の内蔵モータにより車輪を回転させたとき、前輪は図5に示すようにトー角及びキャンバ角により、タイヤ10の回転軸心と2軸支持ローラの回転軸心は一致するわけであるが、ラテラルフォースによりタイヤ回転面に対し横方向の力が作用し、載置架台に対し矢印方向の回動や左右の位置ずれを発生する。
この現象を利用して、惹起される載置架台の回動ずれ、ないし左右の位置ずれを検出してラテラルフォースを検出可能にしたものである。
このラテラルフォースの検出方法を図6を用いて説明すると、前記車輪載置架台30aに設けた一対の支持ローラ35,35上に車輪10を載置させ、タイヤの両側をクランプローラ連33a,33bにより押圧して、図6(a)のごとく車輪を正対位置させる。このとき、支持ローラ35と車輪10の関係は、前記一対の支持ローラ35,35と接触する接触点50A,50Bが形成する接触母線51が、支持ローラ35となす角度βであったとする。
そして、支持ローラ35内に内されたモータを回転させると、図5で説明したように、支持ローラ35と車輪10の母線51との関係は図6(b)に示すようにβ=90°となる。このとき、タイヤのパターン形状によりラテラルフォースが発生しないときは、(b)の状態を保つが、タイヤのパターンによってラテラルフォースが発生すると、(c)のごとく前記車輪載置架台30aは角度α回転する。
この角度αを検出する変位量検出手段は、図7(b)に示す前記車輪載置架台の回転によって回転角を測定する回転角検出手段46か、または、図7(a)に示す前記車輪載置架台の左右摺動方向の移動量を検出するポテンショメータとしての移動検出手段41として構成することができ、この前記一対の支持ローラの回転中心と直交する状態からの前記接触母線51の変位量を検出することによってラテラルフォースを検出することができる。
すなわち、図4に示すラテラルフォース測定装置によりラテラルフォースを測定するときは、車両の4輪を載置し、載置した車輪を2軸支持ローラの内蔵モータを介しての回転により回転させる。
ついで、クランプローラ連によりタイヤの外側内側の両面をクランプし、当該車両の4輪が車両基準軸である車両中心軸心に対し、対称位置にあるようセット状態に置く。
ついで、図7(A)に示すように、摺動台38の横ずれをセンサであるポテンショメータ41により、ラテラルフォースを測定する。
または、図7(B)に示すように、回動枠36の支点48を中心とする左右の振れ即ち2軸支持ローラの回転軸心の方向を回動角検出手段46で検出し、さらにアライメント測定装置の図示してないローラ検出部によりタイヤ10の回転軸心の方向を検出し、前記検出手段46での検出角との差により回転方向のずれを検出してラテラルフォースの測定を可能にしても良い。この場合はその方向も検出できる。
上述したように、本実施例は、車両中心軸心に左右対称に設けられた車輪載置架台を備えて車両のアライメントを測定する接触式アライメント測定装置を設け、前記車輪載置架台にそれぞれ設けた一対の支持ローラ上に当該車輪を載置させるとともに、載置したタイヤの両側をクランプローラ連により押圧して車輪を回転させ、該車輪が前記一対の支持ローラと接触する接触母線が前記一対の支持ローラの回転中心と直交する状態からの前記接触母線の変位量を検出するように構成しているので、前記車輪載置架台30aは角度α回転して、ラテラルフォースを検出することができ、この検出量を加味することにより、正確なサイドスリップ量を求めることができる。
本発明の前提である接触式アライメント測定装置のローラ検出部の概略の構成を示す図で、タイヤのローラ接触面側から視た図である。 図1の動作を説明する図である。 本発明であるラテラルフォース測定装置の概略の構成を示す平面図である。 図3の左側前輪を載置した載置架台と関連機器の概要を示す模式的正面図である。 図3に示すラテラルフォース測定装置におけるラテラルフォース発生の状況を示す図である。 ラテラルフォースの測定状況を示す図である。 図3のラテラルフォース測定装置によりラテラルフォース測定方法を示す図で(A)は載置架台の横方向の移動量の計測による場合を示し、同図(B)は車輪回転軸心とローラの回転軸心との間の回転角のずれの計測よる場合を示した図である。 従来の接触式アライメント測定装置のローラ検出部の概略の構成を示す図である。 従来の接触式アライメント測定装置のローラ検出部の別の実施例を示す図である。 従来ラテラルフォースの測定に使用されているユニフォーミティマシーンの概略の構成を模式図である。
符号の説明
1 ローラ検出部
11 キャンバ角検出ローラ
12A、12B トー角検出ローラ
14A,14B トー角検出ローラ取付腕
15A,15B トー角検出ローラ取付板
17 ガイド板
20、21、22A、22B アクチュエータ
23 パンタグラフ機構
26 ベースプレート
30 載置架台
33a、33b クランプローラ連
35 支持ローラ
41 ポテンショメータ
46 回動角検出手段

Claims (1)

  1. タイヤの外側周辺部位に接触して、アライメントを測定するローラ検出部を備えた接触式アライメント測定装置を用いてラテラルフォースを測定するラテラルフォース測定装置において、
    車両の左右の車輪を載置すべく、一対の支持ローラを車両中心軸心に対称に左右摺動及び回動自在に、左右に配設された車輪載置架台と、
    前記車輪載置架台の中心軸に対し対称位置にあって、イコライザを介して車輪のタイヤ両側を等距離摺動運動して押圧するように設けられたクランプローラ連と、
    前記支持ローラを回転させるモータと、
    前記車輪載置架台の回転によって回転角を測定する回転角検出手段と、
    前記車輪載置架台の左右摺動方向の移動量を検出する移動検出手段とを備え、
    前記一対の支持ローラに載置された車輪と該支持ローラとの接触点が形成する接触母線が前記一対の支持ローラの回転中心と直交する状態から、前記モータによって車輪が前記支持ローラを介して回転されたときの前記接触母線の変位量を前記回転角検出手段または移動検出手段によって検出してタイヤに作用するラテラルフォースを検出するように構成されたことを特徴とするラテラルフォース測定装置。
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