JP2823579B2 - タイヤユニフォーミティ測定装置 - Google Patents

タイヤユニフォーミティ測定装置

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JP2823579B2 JP1035741A JP3574189A JP2823579B2 JP 2823579 B2 JP2823579 B2 JP 2823579B2 JP 1035741 A JP1035741 A JP 1035741A JP 3574189 A JP3574189 A JP 3574189A JP 2823579 B2 JP2823579 B2 JP 2823579B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、タイヤの横方向、半径方向ならびに周方向
荷重の変動を簡易に測定するタイヤユニフォーミティ測
定装置に関する。
〔従来技術〕
車両の振動騒音および操縦性等の性能を左右する要因
としてタイヤのユニフォーミティ即ちタイヤの外形や寸
法および剛性の均一性が考えられ、従来よりこのタイヤ
のユニフォーミティを調べる目的で種々のタイヤユニフ
ォーミティ装置が提案され、実用に供されてきた。
ところが、従来のタイヤユニフォーミティ測定装置
は、回転円筒状ドラムと供試タイヤの軸間距離を一定値
に固定し、転動中のドラム或いはタイヤのドラム軸部或
いはタイヤ軸部に生じる半径方向の軸反力の変動(以
下、R.F.V.という)を測定するもので、ドラムと供試タ
イヤの軸間距離を固定するものであるため、装置全体の
剛性を高める必要があり、駆動回転数も数10回転(r.p.
m.)と高く、しかも計測回路も高度な電気回路を必要と
するという様な欠点があり、装置全体が大型になり高価
となると共に測定に長い時間を要するという問題があっ
た。
そこで、本発明者らが、上記従来装置が有する問題を
解消するタイヤのユニフォーミティ測定装置を案出した
(特開昭58−86431)。
このタイヤユニフォーミティ測定装置は、一定の負荷
荷重の下で転動するタイヤとドラムとの軸間距離を一定
値に固定するのではなく、積極的にタイヤを固着した回
転軸の微小量の変位を許容して、軸反力に相当する力を
可動部材の変位として検出するもので、この測定装置の
提供により、実走行に近い状態で精度良くタイヤ半径方
向力の変動を測定し、取扱いが容易で軽量コンパクト且
つ廉価な測定装置とすることができた。
ところが、このタイヤユニフォーミティ測定装置にお
いては、タイヤに局部的に著しい変形を生じているよう
な場合、大きな横力成分がタイヤとドラム転動面に発生
し、その横力成分により発生するモーメントがR.F.V.値
に大きなばらつきを与え、得られたR.F.V.値を補償する
必要がある等、横力の影響が問題になる場合があった。
そこで、本発明者らは、実走行に近い状態でタイヤの
横力により生じるモーメントの影響力を除去し、精度良
くタイヤの半径方向力の変動を測定するタイヤユニフォ
ーミティ測定装置を案出した。
ところが、このタイヤユニフォーミティ測定装置にお
いても、タイヤに局部的に著しい変形を生じているよう
な場合や、タイヤ転動面の前後、左右の均一でない変形
を生じているような場合においては、タイヤの半径方向
荷重以外に、横方向ならびに周方向荷重による変動成分
が発生するにもかかわらず、これらの変動成分(以下、
L.F.V、T.F.V)を簡便に検出評価できないという不都合
が生じた。
そこで、発明者らは、上記先願発明に示すタイヤユニ
フォーミティ測定装置の有する問題点を解消すべく、系
統的実験および理論的解析を重ねた結果、本発明を成す
に至ったのである。
〔発明の目的〕
本発明の目的は、実走行に近い状態で精度よくタイヤ
の半径方向荷重の作用軸に直交する横方向荷重、ならび
に周方向荷重、さらには半径方向荷重の変動を測定する
タイヤユニフォーミティ測定装置を提供することであ
る。
さらに、本発明の目的は取り扱いが容易で軽量コンパ
クトかつ、安価なタイヤの半径方向荷重、横方向荷重な
らびに周方向荷重の変動を測定するタイヤユニフォーミ
ティ測定装置を提供することである。
次に、本発明の説明に先立ち、本発明のタイヤの横方
向荷重、周方向荷重および半径方向荷重の変動の計測原
理について第4a図および第4b図を用いて説明する。
第4a図は、本発明の装置の計測原理を等価レバーにて
示したものである。図中Aは支点、またA′は着力点
で、かつ変位荷重計測点、Bはタイヤからの力frの作用
点、Cは変位(荷重)計測点、Dはタイヤとドラムの接
触転動中心を示し、A′点からB点、A点からC点、ま
たB点からD点への距離を各々l1、l2、Rとする。D点
において発生するタイヤ横方向力をflとする。横方向力
flは、タイヤの左右両側方向を取り得るので正負の値を
取り得るとする。
ここで、等価レバーおよび相対負荷荷重は、零(平衡
状態)とするタイヤの半径方向力の変動(R.F.V.)に相
当する力は、frであり横方向力の変動(L.F.V.)に相当
する力はflである。
すなわち、この場合の半径方向力及び横方向力は、各
々の計測点での出力FR、FL、とつり合わねばならない。
半径方向力frの作用時に、半径方向力成分出力FRと横
方向力成分出力FLは、次のようになる。
また、横方向力flの作用時には次のようになる。
いま、タイヤとドラムの接触転動点Dを荷重負荷点と
考え、fr、flが同時に加わるとすると〔1〕式〔2〕式
より次のようになる。
(3)式をそれぞれfr、flの式にすると次のようにな
る。
すなわち、〔4〕式は、l1=l2=Rのときのみ次のよ
うな単純な関係となることがわかる。
fr=FR、fl=FL 〔5〕 〔5〕式によって記述されるように等価レバー長と位
置関係を設定すると、タイヤとドラム転動中心における
半径方向力と横方向力がそれぞれ精度良く計測できるこ
とが明らかとなった。
上記は、半径方向力と、横方向力について記述したも
ので半径方向力と、いま一つの横力たる周方向力とにつ
いても同様に表記できる。
すなわち、第4b図は、第4a図と同様に、本発明装置の
計測原理を等価レバーにて示したもので、半径方向力と
周方向力とを分離して求める場合を示したものである。
D点において発生するタイヤ横力のうちの周方向力を
fzとする。周方向力fzは、タイヤの周方向の前後両側方
向を採り得るので、正負の値を採り得るものである。
半径方向力frと周方向力fzは、各々の計測点での出力
をFR、FZとすると、第4a図で示した場合と同様に、これ
らのつり合い式から、 fr=FR、fz=FZ 〔6〕 と求められる。
従って、等価レバー長と位置関係を設定することによ
りそれぞれの荷重を精度良く計測し得ることがわかる。
〔第1発明の説明〕 本第1発明のタイヤユニフォーミティ測定装置は、供
試タイヤを駆動回転させるドラムと、供試タイヤを固着
する固着部を有するタイヤ回転軸と、前記供試タイヤと
ドラムとが接触する転動面を含む平面内またはその近傍
に配置された支点により一端が基台に対して軸支され、
前記ドラムと供試タイヤとの間に作用するタイヤの半径
方向荷重に応じて前記支点を中心に揺動する第2の可動
部材を有する揺動部材と、該揺動部材内で前記ドラムの
回転軸と前記タイヤの回転軸を含む平面において、前記
ドラム回転軸に平行に挿置され、一端に前記タイヤ又は
ドラムのいずれか一方の回転軸を回転可能に支持する支
持部を有し、前記ドラム上を転動する供試タイヤに作用
するタイヤ半径方向と直交する横方向荷重に応じて横方
向に移動可能にした第1の可動部材と、前記ドラムの回
転軸とタイヤ回転軸との軸間距離を変えて供試タイヤに
所定の負荷荷重を予め付与する荷重付与手段と、前記揺
動部材と第1の可動部材との間に介挿されドラムにより
供試タイヤを回転させた時、タイヤの半径方向荷重の作
用軸と直交する横方向荷重の変動に応じて変化するタイ
ヤ回転軸の変位を、第1の可動部材の変位として検出す
る第1の変位検出手段と、第1の可動部材の変位に基づ
き、供試タイヤの半径方向に直交する横方向荷重の変動
を表示する手段と、前記基台と第2の可動部材との間に
介挿され、ドラムにより供試タイヤを回転させた時、タ
イヤの半径方向荷重の変動のみに応じて変化するタイヤ
回転軸の変位を前記支点を中心に揺動する第2の可動部
材の変位として検出する第2の変位検出手段と、からな
り、供試タイヤの横方向荷重および半径方向荷重の変動
を測定するようにしたことを特徴とする。
上述の構成よりなる本第1発明のタイヤユニフォーミ
ティ測定装置は揺動部材内に挿置された第1の可動部材
がドラムにより供試タイヤを回転させた時、供試タイヤ
とドラムとの接触面に作用するタイヤの半径方向と直交
する横方向荷重に応じて横方向に移動し、第1の変位検
出手段によりその移動に伴う荷重を検出することによ
り、タイヤの横方向荷重の変動のみを精度良く検出する
ことができる。また、本発明は、簡単な機構により構成
され、従来の装置のようにドラムと供試タイヤの軸間距
離を固定し、タイヤ軸部等に生じる軸反力等の変動を測
定する方式でないので装置全体の剛性もそれ程要求され
ず、また、計測装置としても高度な電気回路等の装置を
必要としないので非常に簡単な装置で、構成することが
できるため、軽量コンパクト、かつ安価である。
さらに、本第1発明は第1の可動部材を挿置した第2
の可動部材を設け、 該第2の可動部材の支点を、ドラムと供試タイヤとの
接触する転動面を含む平面内またはその近傍に配設する
ことにより、ドラムにより供試タイヤを回転させた時、
供試タイヤとドラムとの接触面に作用するタイヤの回転
方向に直角方向に生ずるタイヤ横力によるモーメントの
腕を零にすることにより、タイヤ横力の影響を除去し、
タイヤの半径方向荷重の変動のみを第2の可動部材の変
動として精度良く検出できる。
また、前記第2の可動部材の半径方向荷重の検出機構
は、第1の可動部材の横方向荷重の検出機構とは機構的
に独立したものであるため、タイヤの横方向荷重と半径
方向荷重とその変動成分を相互に影響を受けること無く
理想的な状態で検出できる。
〔その他の発明の説明〕
本第1発明のタイヤユニフォーミティ測定装置に関す
るその他の発明について説明する。
〔第2発明の説明〕 本第2発明は、第1発明のタイヤユニフォーミティに
おける第2の可動部材の支点を構成する軸部材であっ
て、供試タイヤの回転軸に対して直角に配設され長手軸
方向に滑動可能に軸支され、タイヤ回転周方向荷重のみ
に応じて長手軸方向の位置を変え得る第3の可動部材
と、該第3の可動部材と前記基台との間に介挿され該第
3の荷動部材の変位を検出する第3の変位検出手段を有
し、供試タイヤの回転周方向荷重の変動を検出するよう
にしたことを特徴とする。
上述の構成よりなる本第2発明は、第3の可動部材を
第2の可動部材の支点を構成する揺動軸の長手方向に移
動するように配置し、タイヤに作用する回転周方向力に
応じた第3の可動部材の動きを第3の変位検出手段によ
り検出することによりタイヤ半径方向力とタイヤ横方向
力とに互いに垂直なタイヤ周方向力を精度良く検出でき
る。
また、本第2発明に係る装置では周方向力は第2の可
動部材の支点を構成する揺動軸の軸方向の直接的な動き
を検出するものでタイヤ半径方向力、横方向力の検出機
構とは独立しており、理想的な状態でタイヤ周方向荷重
の変動を検出できる。
また、前記第1の可動部材を第1発明の基台に固定さ
れた部材、又は第2の可動部材の内部に配置するととも
に供試タイヤの横方向荷重の変動に応じて、タイヤ回転
軸方向に滑動可能とし、供試タイヤの横方向荷重の変動
を検出するようにしてもよい。
また、第1発明および第2発明では、ドラムと供試タ
イヤの位置関係は上下に対向配置してあるが、これを前
後方向に水平に対向配置し、それに合わせて各可動部材
ならびに変位検出手段を配置すれば、第1発明等と同様
に、供試タイヤの横方向、半径方向あるいは周方向荷重
の変動を検出することが可能である。
〔第3発明の説明〕 本第3発明のタイヤユニフォーミティ測定装置は供試
タイヤを駆動回転させるドラムと、供試タイヤとドラム
との転動面を含む平面において支点により基台に対して
揺動可能に軸支され供試タイヤとドラムとの間に作用す
るタイヤの半径方向荷重に応じて前記支点を中心に揺動
する第2の揺動部材と、前記ドラムを支持するドラム回
転軸と、一端に前記ドラム回転軸を回転可能に支持する
支持部を有し、該ドラム回転軸と長手軸を同軸的に配設
され、前記第2の揺動部材内にタイヤの回転軸と平行に
挿置されタイヤに作用するタイヤ半径方向に直交する横
方向荷重に応じて長手軸方向位置を変え得る第4の可動
部材と、前記第4の可動部材と第2の揺動部材との間に
介挿されドラムにより供試タイヤを回転させた時、タイ
ヤの半径方向と直交する横方向荷重の変動に伴うタイヤ
に作用する横方向荷重の変動のみに応じて変化するドラ
ム回転軸の変位を第4の可動部材の変位として検出する
第4の変位検出手段と、第4の可動部材の変位に基づ
き、供試タイヤ半径方向に直交する横方向荷重の変動
を、共に表示する手段とからなる供試タイヤの横方向荷
重の変動を測定するようにしたことを特徴とする。
本第3発明は可動部材を第1発明のようにタイヤ回転
軸に取り付けるのではなく、ドラム回転軸に取り付け、
タイヤの横方向荷重の変動に応じて変化するドラム回転
軸の変動を検出するようにしたものである。タイヤの横
方向の変動を検出する基本原理は第1発明と同様であ
る。
本第3発明によれば可動部材をタイヤ回転軸に取り付
ける必要がないので、タイヤを車両に取り付けたまま
で、すなわち、車重そのものが負荷荷重として作用した
状態で測定することができる。そのため、有効半径の異
なる如何なるタイヤにおいても、何時でも、理想的な状
態で横方向荷重の変動を測定でき、タイヤの形状ごとの
電気的処理による測定結果の補償を必要とせず、非常に
精度の良い汎用性の高い測定が可能となる。
さらに、本第3発明に係る装置は、第1発明に係る装
置と同様剛性を必要とせず非常に簡単な装置で構成する
ことができるため、軽量コンパクト、かつ、安価であ
る。
〔第4発明の説明〕 本第4発明は本第3発明のタイヤユニフォーミティ測
定装置における第4の可動部材を内包する部材であっ
て、供試タイヤの回転軸とドラムの回転軸を含む平面内
に配設され、かつ、前記タイヤに対して、該部材の動き
の中心に相当する支点がドラムと供試タイヤとの接触す
る転動面を含む平面内またはその近傍に配設され前記ド
ラムとの間に作用するタイヤの半径方向荷重に応じて前
記支点を中心にその位置を前記平面内で変え得る第2の
揺動部材で構成される第5の可動部材と、該第5の可動
部材と基台との間に介挿され前記タイヤの半径方向荷重
のみに応じて変化するドラムの回転軸の変化を第5の可
動部材の変化として検出する第5の変位検出手段とから
なり、供試タイヤの横方向荷重の変動とともに半径方向
荷重の変動を測定するようにしたことを特徴とする。
本第4発明は本第3発明のタイヤユニフォーミティ測
定装置における第4の可動部材を内包する第5の可動部
材を設け、該部材の動きの中心点をドラムと供試タイヤ
との接触する転動面を含む平面内又はその近傍に配置す
ることにより、ドラムにより供試タイヤを回転させた
時、供試タイヤとドラムとの接触面に作用するタイヤの
回転方向に直角方向に生ずるタイヤ横方向荷重に応じて
生ずるドラムの横方向荷重によるモーメントの腕を零と
することにより、タイヤ横力の影響を除去し、タイヤの
半径方向荷重のみの変動に応じて変化するドラムの半径
方向荷重の変動のみを第5の荷動部材の変動として精度
良く検出できる。
また、前期第5の可動部材の半径方向荷重の検出機構
は第4の可動部材の横方向荷重の検出機構とは機構的に
独立したものであるため、如何なる形状のタイヤにおい
てもタイヤの半径方向荷重とその変動成分を理想的な状
態で検出できる。
〔第5発明の説明〕 本第5発明のタイヤユニフォーミティ測定装置は第4
発明のタイヤユニフォーミティ測定装置の第5の可動部
材の動きの中心に相当する支点を構成する軸部材であっ
て、軸方向に滑動可能に軸支され、タイヤ回転周方向荷
重の変動のみに応じて変化する第6の可動部材と、該変
位を検出する第6の変位検出手段を有し、供試タイヤの
周方向荷重の変動を検出するようにしたことを特徴とす
る。
本第5発明は第6の可動部材を第5の可動部材の支点
を構成する揺動軸の長手方向に移動するように配置する
ことにより、ドラムによって供試タイヤを回転させる
時、供試タイヤとドラムの接触面に作用するタイヤの周
方向荷重のみの変動に応じて変化するドラムの周方向荷
重の変動のみを第6の可動部材の変動として精度良く検
出できる。
また、本第5発明に係る装置では周方向力は第5の可
動部材の支点を構成する揺動軸の軸方向の直線的な動き
を検出するものでタイヤ半径方向力、横方向力の検出機
構とは独立しており、理想的な状態でタイヤ周方向荷重
の変動を検出できるとともに、1台の装置で横方向、半
径方向ならびに周方向荷重の変動を同時に独立に検出で
きる利点を有する。
また車両の4個のタイヤ位置に相当する部分のタイヤ
接地面直下に供試タイヤを駆動回転させるためのドラム
と、第3発明において記載したタイヤの横方向荷重に応
じて移動する第4の可動部材および、第4の可動部材の
変位を検出するための第4の変位検出手段又は前記第4
の可動部材および第4の変位検出手段に加えて、第4発
明又は第5発明において記載したタイヤの半径方向周方
向荷重に応じて移動する第5、第6の可動部材および第
5、第6の可動部材の変位を検出するための第5、第6
の変位検出手段とを夫々設置し、さらに供試タイヤとド
ラムとの接触する転動面上部に上記荷重の変動を表示す
る表示手段と、前記車両を固定するための固定手段を配
置することにより、供試タイヤを車両に取り付けたまま
で供試タイヤの横方向半径方向、周方向荷重の変動を夫
々独立に、あるいは組合せた形で測定することもでき
る。このように、供試タイヤを取り付けたままの車両を
タイヤユニフォーミティ測定装置上に載せてタイヤユニ
フォーミティ測定すれば、測定ごとに供試タイヤを着脱
する必要がなく作業性が著しく高い。
〔実施例〕
以下に、本発明の内容を具体的に説明する。
〔参考例〕
まず、本発明の実施例を説明するに先立ち、参考とな
る例を第1図ないし第3図を用いて説明する。
第1図および第2図に示すように、機台MB上に設置し
たジャッキJKの上部の架台B1上に取り付けた電動機Mに
架装したチェーンC1により駆動される回転ドラムDと、
供試タイヤTを回転可能に保持するタイヤ保持具TSと、
下端部を機台MBに固定した箱形の平衡ビームを構成する
部材3と前記箱形部材内にあって、その一端に回転可能
に供試タイヤを保持するとともに、前記回転ドラムDの
ドラム軸と平行に配置され、前記タイヤ保持具TSのタイ
ヤ回転軸上にタイヤ回転軸方向に滑動可能とした第1の
可動部材4とその端部と基台MBの間に第1のロードセル
LC1を配置し、前記ジャッキJKを介してドラムを昇降
し、供試タイヤTに所定の負荷荷重を付与する荷重付与
手段14と、供試タイヤTの転動に伴い、前記第1の可動
部材4のタイヤ回転軸方向の微小距離移動によって第1
のロードセルLC1が出力する供試タイヤ半径方向に垂直
な横方向力の変動を計測演算する演算手段6と、その計
測値や演算結果を表示する表示手段7とからなる。
本参考例のタイヤユニフォーミティ測定装置は、第1
の可動部材4が円筒型直線運動軸4aからなり、前記回転
ドラムDのドラム軸と平行に配設され、機台MBに対して
揺動可能にタイヤとドラムの接触面より上方の位置にお
いて軸支した箱形の平衡アームを構成するクランク状部
材3に取り付けた円筒型直線運動軸受4b、具体的にはス
トロークボールベアリング内に同軸的に挿入され、その
一端においてタイヤ保持具TSにより回転可能に供試タイ
ヤTを保持すると共に、前記タイヤ保持具TSのタイヤ回
転軸方向に滑動可能に軸支されている。また、該円筒型
直線運動軸4aのタイヤ側と反対側の端部には、ストロー
クボールベアリング4bを支持する箱形部材3に固着され
た第1のロードセルLC1が一体的に連結されタイヤの横
方向力の変動に応じて変化するタイヤ回転軸の横方向変
位を検出し、これに基づき、供試タイヤの横方向荷重の
変動を検出するように構成されている。すなわち、タイ
ヤ回転軸の長手方向の円筒型直線運動軸4aはストローク
ボールベアリング4bの転動面に内接し長手軸方向への直
線運動が可能になるように構成し該直線運動により、タ
イヤ回転軸に作用する長手方向軸力としてのタイヤとド
ラムの摺動面に作用する横方向力成分のみを検出可能な
構成としてある。また、本参考例は、前記円筒型直線運
動軸4aをドラムの回転軸と供試タイヤの回転軸を含む平
面内に相当する前記ストロークボールベアリング4b内に
配設して供試タイヤTとドラムDとの間に作用するタイ
ヤ半径方向に直角な方向に作用するタイヤ横方向力とそ
の変動成分のみを第1の可動部材としての該円筒型直線
運動軸4aの動きとして検出するものである。
前記第1のロードセルLC1は片持梁形の曲げ応力感応
式ロードセルが通常用いられるが、引張圧縮応力感応式
ロードセルを使用することもできる。
荷重付与手段14は、第2図に図示する如く、機台MB上
にあって、逆L型断面の支持台BL上の摺動面SL1およびS
L2を滑らかに摺動する架台B1によるドラム駆動方式より
なる。剛性具備した架台B1は、第1図に図示する如く、
一端を軸受BEにて支持したドラム軸と成し、更に、ドラ
ム軸の両端に単列ベアリングTB1にて摺動面SL1と摺動す
る。更に、架台B1には電動機Mが設置され、チェーンC1
にて直径300mmのドラムDを駆動する構造となってい
る。チェーンC1は、歯車G3および従動側歯車G4とに結ば
れており、両者のギア比及び電動機Mの回転数を設定し
てタイヤT1を毎分5回転で駆動する。架台B1のもう一端
には単列ベアリングTB2が左右一対配置されており、摺
動面SL2を摺動する。また架台B1の下端の中央にジャッ
キJKが設置され、機台MBに設置された軸受を通る駆動ネ
ジPSにより前後に架台B1の下端部を摺動せしめる。ジャ
ッキJKは、歯車G5および歯車G6に掛けられたチェーンC2
により、基台MBに軸支した機台の外に設置したハンドル
HLを回転させることによって駆動される。
したがって、荷重付与手段14は、以上の機構により、
ドラムDを上下方向に移動する構造と成っている。
供試タイヤは一端にタイヤ保持具TSを配置し、他端は
箱形部材3内に配置される第1の可動部材4に取り付け
られ、タイヤTは自由に回転する。タイヤ保持具TSの近
傍にはタイヤの回転に同期する基準位置信号を発生する
パルス発生器が取り付けられている。
以上の構成により供試タイヤTは、ハンドルHLに依っ
て手動にてドラムDを上下することにより、タイヤが車
両に取り付けられて道路を走行する際に作用する負荷に
相当する荷重を付与し、ドラムDを電動機Mにて駆動す
ることにより、タイヤ転動中での横方向荷重のみを第1
ロードセルLC1で検出することができる。
表示手段7は、第1図に示す如く、機台MB上に剛性を
十分に持った支柱の上部に配置する電気回路収納箱CS内
に配置され、収納箱前面パネルFPには、記録計RD、メー
タMT、スイッチSW、レベル調整ダイヤルLAが配置されて
いる。
前記表示手段7を構成する電気回路は、第3図に図示
するものである。
電源Vより供給された電圧よりロードセルLC1内のブ
リッジ回路BCが作動し、歪ゲージSGはフルブリッヂに結
線され、信号が増巾回路AMにて増巾される。増巾された
信号は、負荷荷重表示メータMTにて表示される。表示メ
ータMTは、kg単位の目盛が付されており、作業者は本メ
ータMTの指示によりタイヤへの負荷荷重を希望通りに設
定することができる。次に、増巾回路AMにて増巾された
信号は、演算回路OAに入力され、負荷荷重設定回路RCに
より発生された所定の信号と加算される。ここでは、タ
イヤTを転動させた場合の荷重変動分のみを信号として
取り出すため、負荷荷重表示メータMTにて示される分だ
けの信号を差し引く計算を実施する。以上の差し引き計
算後の信号は変動荷重表示記録計RDに導かれ、記録紙上
に荷重変動が記録される。
また、タイヤユニフォーミティ不良の発生位置は前記
パルス発生器により正確に求められる。タイヤ1回転に
1回ならびに500回発生するパルスを記録紙上に記録す
る。タイヤの1回転は360度に対応するので、ユニフォ
ーミティ不良の発生位置がパルスの発生するタイヤ基準
位置に対応する角度として容易に把握できる。
以上の様にして参考例のタイヤユニフォーミティ測定
装置は、記録計RD上に、L.F.V波形を明確に表示する。
本参考例装置では、円筒型直線運動軸4aの動きに応じて
ロードセルにより電気的にタイヤ横方向力を精度良く検
出するものである。
また、本第1実施例装置は、上述した簡単な機構によ
り構成するので装置をコンパクトにすることができ、低
価格で製作が容易であり、実用価値を高めるという利点
を有する。
また、本参考例のタイヤユニフォーミティ測定装置
は、タイヤ接地面の横方向作用力のみを第1の可動部材
を構成する直線運動軸の動きに伴う荷重として純粋に検
出するので、他の方向の作用力の影響を受けずに、タイ
ヤ横方向作用力を検出することができる。しかも各種方
向に配設したゲージ出力を信号処理することによりタイ
ヤ横方向成分を求める従来装置の様な余分な信号処理が
不要になる利点を有する。
また本参考例の測定装置は、取り扱い及び保守が容易
であり、ドラムとタイヤを上下方向に配置するものであ
るため、占有投影面積が小さいためコンパクトであり、
軽量且つ廉価であるという利点を有する。
更に、本参考例の測定装置は、変位検出手段としてロ
ードセルを用いるものであるため、他の歪ゲージ式の計
測器に比べ一層安定した測定を行うことができるという
利点を有する。
本参考例装置は、タイヤの回転数が5回転と従来装置
に比べひと桁低いので、装置の剛性を高めるための配慮
を不要にするとともに、ドラム径を300mmとし、装置の
小型軽量化を図っている。
〔第1実施例〕 本発明の第1実施例を第5図を用いて説明する。
本第1実施例のタイヤユニフォーミティ測定装置は、
供試タイヤの横方向荷重の変動に加え、半径方向荷重の
変動をも測定できるようにしたもので、荷重付与手段お
よび表示手段は上記参考例と同様の構成を有し、同一部
分の説明は省略する。
第5図に示すように本装置は、参考例と同様、電動機
Mにより駆動される回転ドラムDと、供試タイヤTを回
転可能に保持するタイヤ保持具TSと、該タイヤ保持具TS
のタイヤ回転軸上に、タイヤ回転軸方向に滑動可能とし
た第1の可動部材4と、該第1の可動部材を内包する部
材であって、中央下端部を、機台MBに揺動軸SPにより揺
動軸まわりに滑動可能に支持し、タイヤ回転軸およびド
ラム回転軸を含む平面内のみ移動可能、すなわち、タイ
ヤの半径方向力の変動に応じて移動可能とした箱形でク
ランク状の揺動アームを構成する第2の可動部材31と、
その一端に供試タイヤの半径方向荷重を検出する第2の
ロードセルLC2を機台MBに設置し、前記第1の可動部材
の端部と、第2の可動部材31の間に第1ロードセルLC1
を有し、供試タイヤTの転動に伴い、前記第1の可動部
材の、タイヤ回転軸方向の微小距離移動によって第1の
ロードセルLC1が出力する供試タイヤ半径方向に垂直な
横方向力の変動と前記第2の可動部材の軸支点SPまわり
の微小距離移動によって、第2のロードセルLC2が出力
する供試タイヤ半径方向力の変動とを計測演算し、その
結果を表示手段により表示するものである。
本第1実施例の第2の可動部材31は箱形のクランク状
の揺動アームを構成し、第5図に示すように、第1の部
分311、第2の部分312および第3の部分313とからな
る。第1の部分311には前記第1の可動部材4が収納さ
れている。
第1実施例のタイヤユニフォーミティ測定装置は、第
1の可動部材4が円筒型直線運動軸4aからなり、前記回
転ドラムDのドラム軸と平行に配設され、機台MBに中央
部を揺動可能に軸支した第2の可動部材としての揺動ア
ーム31の第1の部分311に取り付けた円筒型直線運動軸
受4b、具体的にはストロークボールベアリング内に同軸
的に挿入され、その一端においてタイヤ保持具TSにより
回転可能に供試タイヤTを保持すると共に、前記タイヤ
保持具TSのタイヤ回転軸上にタイヤ回転軸の長手方向に
滑動可能に軸支されている。また該円筒型直線運動軸4a
のタイヤ側と反対側の端部には、ストロークボールベア
リング4bを支持する揺動アーム31の第3の部分313に固
着された第1のロードセルLC1が一体的に連結されタイ
ヤの横方向力の変動に応じて変化するタイヤ回転軸の横
方向変位検出しこれに基づき、供試タイヤの横方向荷重
の変動を検出するように構成されている。前記第1の可
動部材4の作用および第1のロードセルLC1の横方向力
成分検出機構は参考例の場合と同様であるので省略す
る。
次に、第2の部分312は第1の可動部材のほぼ中央下
端部でドラムと供試タイヤの接触する転動面を含む同一
水平面内に軸心が位置する様に機台MBに両端支持により
固着された軸SPにより揺動可能に支持される。第1の部
分311は、第2の部分の軸支点に対し、供試タイヤの平
均的有効半径だけ離れた位置に平行に延在しており、そ
の一方の先端部分に供試タイヤTを回転可能に保持する
保持具TSが配設されている。第3の部分313は第2の可
動部材のタイヤ保持部と反対側の下端部に存置し、タイ
ヤ半径方向荷重に基づく第2の可動部材31の変位を検出
する第2のロードセルLC2が設置されている。該ロード
セルLC2と第2の部分312の軸支点SPの距離は、軸支点SP
と、供試タイヤとドラムの転動面中心間の距離と等しく
設定され、タイヤの半径方向荷重の変動を正確に計測す
るようにしている。前記第1のロードセルLC1と第2の
ロードセルLC2は片持梁形の曲げ応力感応式ロードセル
が通常用いられるが、引張圧縮応力感応式ロードセルを
使用することもできる。
また、第3の部分には供試タイヤの重量に相対するバ
ランスウエイトBWを配設し、第2の可動部材31の軸支点
SPに対する重量バランスをとり計測時の精度を高めてい
る。
本第1実施例のタイヤユニフォーミティ測定装置は記
録計RD上にL.F.V波形と同時にR.F.V波形を明確に表示す
ることができる。
また、本第1実施例のタイヤユニフォーミティ測定装
置は半径方向の検出機構とは独立して横方向力を直線運
動軸の動きとして検出するもので、半径方向の検出機構
とは独立しているため、半径方向力の影響を全く受けず
に横方向力を検出でき、総合的に作用している荷重を検
出できる。さらに本第1実施例の装置では参考例で説明
したと同様の利点を有する。
〔第2実施例〕 本第2実施例を第6図および第7図を用いて説明す
る。
本実施例のタイヤユニフォーミティ測定装置は供試タ
イヤの横方向、半径方向ならびに周方向荷重の変動を同
時かつ独立に測定できるようにしたものである。また、
本装置は、ドラムと供試タイヤの位置関係が、前記第1
実施例では上下に対向配置するものであったものを、前
後方向に水平に対向配置し、ドラムと供試タイヤの高さ
を低くして、作業性を向上させている。
第6図および第7図に示すように本装置は、機台MBに
設置した摺動枠52に取り付けられた電動機Mに接続した
チェーンC5により駆動される回転ドラムDと、供試タイ
ヤTを回転可能に保持するタイヤ保持具22と、前記ドラ
ムDのドラム回転軸と平行に配設され、供試タイヤの横
方向荷重の変動に伴いタイヤ保持具22のタイヤ回転軸上
に、タイヤ回転軸方向に滑動可能とした第1の可動部材
24と、該第1の可動部材を内包する部材であって、一端
を機台MBに揺動軸SP2により揺動可能に軸支した箱形の
平衡アームを構成する第2の可動部材23と、その一端に
回転可能に供試タイヤを保持する一方、他端反対部に供
試タイヤの半径方向荷重を検出する第2のロードセルLC
22と、前記第1の可動部材24の端部と第2の可動部材23
との間に設けた供試タイヤの横方向荷重を検出する第1
のロードセルLC21と、前記揺動軸SP2を構成する部材で
あって、供試タイヤの周方向の変動に伴い、揺動軸方向
に滑動可能とした第3の可動部材25と、該部材25の一端
と機台MBとの間に供試タイヤの周方向荷重を検出する第
3のロードセルLC23を配置し、前記摺動枠52を手回しハ
ンドルHLと駆動ネジ60により移動することにより、ドラ
ムを前後に移動して、供試タイヤに所定の負荷荷重を付
与する荷重付与手段27と、第1、第2及び第3のロード
セル(LC21,LC22,LC23)が出力する供試タイヤの横方
向、半径方向および周方向力の変動を計測・演算する演
算手段ならびにその結果を表示する表示手段26とからな
る。
本第2実施例の第2の可動部材23は箱形のクランク形
状を構成し、第1の部分231、第2の部分232および第3
の部分233からなる。第2の部分232は、その一端をドラ
ムと供試タイヤとの接触する転動面を含む同一平面内に
軸心が一致する様に、機台MBに両端支持により固着され
た揺動軸SP2によりタイヤ回転軸およびドラム回転軸を
含む平面内のみ揺動可能に支持される。第1の可動部材
24は円筒型直線運動軸4aから成り、前記回転ドラムDの
ドラム軸55と平行に配設され、機台MBに固定した箱形の
平衡ビームを構成する第2の可動部材23の第1の部分23
1内に配設され、取り付けた円筒型直線運動軸受241、具
体的にはストロークボールベアリング内に同軸的であっ
て、その一端に回転可能に供試タイヤTを保持すると共
に、前記タイヤ保持具22のタイヤ回転軸上にタイヤ回転
軸方向に滑動可能に軸支されている。また該円筒型直線
運動軸のタイヤ側と反対側の端部には、ストロークボー
ルベアリング241を支持する第2の可動部材23に固着さ
れた第1のロードセルLC21が一体的に連結されタイヤの
横方向力の変動に応じて変化するタイヤ回転軸の横方向
変位を検出し、これに基づき、供試タイヤの横方向荷重
の変動を検出するように構成されている。第3の可動部
材25は前記揺動軸SP2を構成する円筒型直線運動軸から
成り、該揺動軸の両端は機台MBに取り付けた円筒型直線
運動軸受251、具体的にはストロークボールベアリング
内に同軸的に支持され、タイヤ周方向力の変動に応じて
揺動軸方向に滑動可能とされる。また該直線運動軸の一
端と機台MBの間に第3のロードセルLC23が固着される。
前記揺動軸を構成する円筒型直線運動軸はストロークボ
ールベアリング251の転動面に内接し長手軸方向への直
線運動のみを生ずるように構成し該直線運動により、タ
イヤ回転軸に作用する周方向軸力としてのタイヤとドラ
ムの摺動面に作用する周方向力成分のみを検出可能な構
成としてある。
第2の可動部材23の第3の部分233には供試タイヤの
半径方向荷重の変動を検出する第2のロードセルLC22が
機台との間に設置されている。該ロードセルLC22と第2
の部分232の軸支点SP2との間の距離は、軸支点SP2と、
供試タイヤTとドラムの転動面中心間との距離を等しく
設定され、タイヤ半径方向荷重の変動のみを正確に計測
するようにしている。なお、以上の第1〜第3のロード
セルにおいてはその伝達力を荷重変換するので上記変位
はいずれも微小変位であり、装置の剛性を損なうもので
はない。また、各ロードセルは曲げ応力感応式ロードセ
ル又は引張圧縮応力感応式ロードセルが用いられる。
荷重付与手段27は、第6図に示す如く、機台MBにあっ
て、U型断面の摺動枠52を滑らかに摺動する摺動面53を
備え摺動方向を一定とする案内面54が機台MBに固定され
ている構造を持ち、摺動枠52上に設置したドラムが前後
に移動しタイヤTに押し付けられる。
剛性を具備した摺動枠52には、第6図に図示する如く
前端を軸受にて支持したドラム軸55を持ち、後端部に電
動機Mが設置されている。ドラムはチェーンC5によって
駆動側歯車G7と従動側歯車G8によって電動機駆動され
る。また、摺動枠52の側面にはらせんめねじ部59が配設
されており、駆動ネジ60により機台MBに固定された支柱
MHを通してとり付けられた手まわしハンドルHLをまわす
ことにより摺動枠52案内面54に沿って摺動面53を摺動し
前後に移動させる。
したがって、荷重付与手段27は、以上の機構によりド
ラムを前後方向に移動する構造となっている。
演算手段および表示手段26は、第1実施例と同一構成
のため説明を省略する。
以上の構成により供試タイヤTは、ハンドルHLによっ
て手動にてドラムを前後することにより、タイヤが車輪
にとり付けられて、道路を走行する際に作用する負荷に
相当する荷重を付与し、ドラムを電動機Mにて駆動する
ことにより、タイヤ転動中での横方向荷重を第1のロー
ドセルLC21により検出するとともに、軸反力荷重を第2
のロードセルLC22により、また第3のロードセルLC23に
よりタイヤの周方向荷重を検出する。さらに各ロードセ
ルにより検出された信号に基づき、表示手段26は記録計
RDによりタイヤの横方向荷重、半径方向荷重および周方
向荷重の変動をチャート紙上にペン書きにて記録表示す
る。
本第2の実施例に係る装置は、第1の実施例と同様の
作用効果を奏するほか、タイヤの横方向半径方向および
周方向荷重の変動を夫々独立に、かつ、同時に検出でき
る。また、本装置はドラムとタイヤを前後方向に対向さ
せたものであるため第1実施例に比べ作業性を向上する
という利点を有する。
〔第3実施例〕 本発明の第3実施例を第8図ないし第11図を用いて説
明する。本実施例のタイヤユニフォーミティ測定装置は
供試タイヤとドラムの位置関係は前記第1実施例と同様
に上下関係であるが、前記第1実施例と異なり、供試タ
イヤは車両に取り付けたままで、本例のタイヤユニフォ
ーミティ測定装置上に車両ごと乗り込み、いわゆるオン
ザカータイプで供試タイヤの横方向荷重および半径方向
荷重の変動の測定を可能とする様にし、供試タイヤの着
脱の必要をなくし、作業性を向上させている。また、前
記第1実施例では、供試タイヤ側に計測器が配置されて
いたものを、本実施例ではオンザカータイプで測定を可
能とするためドラム側に配設した点に特徴を有する。第
8図および第9図に示すように本装置は、アウタロータ
モータM2により駆動回転されるドラムD2と、一端に供試
タイヤTの回転軸に平行にドラムD2を回転可能に保持す
るドラム保持具32を有し、ドラム回転軸方向に滑動可能
とした第1の可動部材34と、該第1の可動部材を内包
し、一端を機台MBに揺動軸SP3により、揺動軸まわりに
揺動可能に支持し、タイヤ回転軸とドラム回転軸の構成
する面と平行な面内にのみ移動可能とした箱形の揺動ア
ームを構成する第2の可動部材33と、その下端部と、機
台MBとの間に供試タイヤの半径方向荷重の変動を検出す
る第2のロードセルLC32と、前記第1の可動部材34の一
端と、第2の可動部材33との間に供試タイヤの横方向荷
動の変動を検出する第1のロードセルLC31を有し、供試
タイヤTの転動に伴い、前記第1の可動部材のタイヤ回
転軸方向の微小距離移動によって第1のロードセルLC31
が出力する供試タイヤ半径方向に垂直な横方向力の変動
を、また、前記第2の可動部材の軸支点SP3まわりの微
小距離移動によって第2のロードセルLC32が出力する供
試タイヤ半径方向力の変動とを計測演算し、その結果を
表示手段により表示するものである。
本装置の第2の可動部材33はタイヤ回転軸とドラム回
転軸の構成する面と平行する面内にのみ移動可能とした
箱形の揺動アームから成り、ドラムD2と供試タイヤTと
が接触する転動面の上端部を含む同一平面に軸心が一致
するように機台両端から突出した支持板261、262に両端
支持により固着された軸SP3によって揺動可能に支持さ
れる。第2の可動部材33の内には前記ドラム保持具32の
ドラム回転軸上に第1の可動部材34が収納されている。
前記ドラムD2は外筒361と内筒362からなり、第1の可
動部材と反対側のドラム端部には内外筒間に蓋が設けら
れている、該ドラムはその内筒外周面と、第1の可動部
材34の一端に設置されている円筒状ドラム保持具32の内
周面とに取り付けられたラジアル軸受36を介して回転可
能に支持される。該ドラムは、それが軸方向に変動した
ときはドラム保持具32とそれが固定されている前記円筒
型直線運動軸34と一体となって、前記ストロークベアリ
ング35の転動面を滑動する。前記円筒型ドラム保持具32
とドラム外筒間にはアウタロータモータM2が配置され
る。該モータはドラム外筒内周面に設けられた永久磁石
MGとドラム保持具外周面に取り付けられたコイルC1と電
磁鋼板EPから構成され、電流がコイルに流れると電磁力
によりドラムが回転する。
第1の可動部材34は、円筒型直線運動軸からなり、前
記タイヤTのタイヤ軸と平行に配設され、機台MBに固定
した箱形の平衡アーム33に取り付けた円筒型直線運動軸
受35、具体的にはストロークボールベアリング内に同軸
的であって、その一端に回転可能にドラムを保持する円
筒状ドラム保持具32と共にドラム回転軸上にドラム回転
軸方向に滑動可能に軸支されている。また該円筒型直線
運動軸34のドラム側と反対側の端部には、ストロークボ
ールベアリング35を支持する箱形アーム33に固着された
第1のロードセルLC31が一体的に連結されタイヤの横方
向力の変動に応じて変化するドラム回転軸の横方向変位
を検出しこれに基づき、供試タイヤの横方向荷重の変動
を検出するように構成されている。すなわち、該円筒型
直線運動軸34はストロークボールベアリング35の転動面
に内接し長手軸方向への直線運動のみを生ずるように構
成し該直線運動により、タイヤ回転軸ならびにドラム回
転軸に作用する長手方向軸力としてのタイヤとドラムの
摺動面に作用する横方向力成分のみを検出可能な構成と
してある。また本第3実施例は、前記円筒型直線運動軸
34をドラムの回転軸と供試タイヤの回転軸を含む平面内
に相当する前記ストロークボールベアリング35内に配設
して供試タイヤTとドラムD2との間に作用するタイヤ回
転方向に直角に生ずるタイヤ横方向力とその変動成分の
みを該円筒型直線運動軸の動きとして検出するものであ
る。
本第3実施例では、供試タイヤを装着した供試車両が
本タイヤユニフォーミティ測定装置上に設置されると、
所定の負荷荷重がドラムに付与され、ドラムD2は前記ア
ウタロータモータM2により回転駆動され、供試タイヤT
が転動するに伴い、前記第1の可動部材のドラム回転軸
の方向の微小距離移動によって、第1のロードセルLC31
が出力する供試タイヤ半径方向に垂直な横方向荷重の変
動に伴う、ドラム半径方向に垂直な横方向荷重の変動と
前記第2の可動部材の軸支点SP3まわりの微小距離移動
によって第2のロードセルLC32が出力する供試タイヤの
半径方向荷重の変動に伴うドラム半径方向荷重の変動と
が、演算手段によって計測され、それらの計測値や演算
結果がCRT等の表示手段により表示される。
本第3実施例においては車両の各々の輪重を負荷荷重
として、各々の負荷荷重条件下において、ドラムにより
転動されるタイヤのドラムとの転動面に生じるタイヤの
半径方向およびその直角方向たる横方向力の荷重変動を
正確に同時に計測するのである。また、本第3実施例の
第2の可動部材の揺動軸SP3は、ドラムとタイヤの接触
する転動面を含む同一水平面内に軸心が位置する様に機
台MBに両端支持により軸支されており、これにより、供
試タイヤの回転方向に直角な方向に生ずるタイヤ横力の
モーメントを零にしてその影響が生じない様にして、タ
イヤの半径方向力の変動成分のみを検出することを特徴
とするものである。
また、本第3実施例においては、第10図および第11図
に示す如く、第1の可動部材、第2の可動部材それらに
対応するロードセルからなる荷重変動検出部ユニットKB
1、KB2、KB3およびKB4は左右一対の車両の乗り込み台M
L、MRの中央部に設置埋込まれている。一方、乗り込み
台ML、MRは、車両の乗り込み、乗り越しのため、台形断
面となっており、車両の移動を容易にするようにしてあ
る。
更に、車両の計測時の固定のために車両前後のバンパ
ーを前後からはさみ込んで固定するように車両固定ユニ
ットMK1、MK2が設置されている。これ等は車両固定時に
のみ左右の乗り込み台ML、MRの間からはね上げて、作用
するように油圧ジャッキYJ1、YJ2が配設されており、こ
れらは第10図に示されない電気油圧サーボジャッキより
なる。
表示手段37は、第1実施例と同一構成であるので説明
を省略する。
また、本第3実施例においては、荷重変動検出部ユニ
ットが、車両の4輪直下に配設され、夫々単独に計測デ
ータを取り込み演算することができ、供試車両の各々の
タイヤのユニフォーミティ計測が同時に可能となり作業
性は著しく向上する。
また、供試タイヤは、車両がドラムに乗り込むことに
よって道路を走行する際に作用する負荷と同一の荷重を
付与され、ドラムをモーターにて駆動することにより、
タイヤの転動中での軸荷重変動を、ロードセルより検出
する。
更に、検出された信号によって、表示手段37は記録計
RDにより各々の荷重変動をCRT上に表示あるいは記録紙
上に記録する。
また、本装置では車両の4輪直下に配設される荷重検
出部ユニットにおけるドラムを1つのモータで駆動させ
ることもできる。この場合は、検出部ユニットの構造を
著しく簡易に、かつ操作も容易にすることができる。本
第3実施例のタイヤユニフォーミティ測定装置は第1実
施例と同様の作用効果を奏するほか、車両に供試タイヤ
を装着したまま、実走行状態での計測を可能とし、第1
実施例に比べ、作業性を向上するとともに、より正確な
計測を、車両装着状態で実施できるという利点を有す
る。
なお、前記第1実施例および第3実施例のタイヤユニ
フォーミティ測定装置において、第2実施例と同様、第
2の可動部材を揺動可能に支持する揺動軸を第3の可動
部材として構成し、供試タイヤの周方向力の変動に応じ
て、該揺動軸を構成する円筒型直線運動軸が揺動軸方向
に滑動可能とし、供試タイヤの周方向荷重の変動を検出
し得るようにすることもできる。また、他の実施例とし
て、周方向荷重と横方向荷重の変動のみを検出可能なよ
うに構成することもできる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は本発明の参考例装置を示す図で第
1図は、その正面図、第2図はその側面図、第3図はそ
の電気回路を示すブロック回路図、第4a図および第4b図
は本発明装置の計測原理を説明する原理図、第5図は本
発明の第1実施例装置の正面図、第6図および第7図は
本発明の第2実施例装置を示す図で、第6図はその側面
図、第7図はその正面図、第8図ないし第11図は本発明
の第3実施例を示す図で第8図はその正面図、第9図は
斜視図、第10図は装置の全体図、第11図は同装置に車両
を取り付けた状態を示す側面図である。 図中D、D2はドラム、TS、22は回転軸としてのタイヤ保
持具、4、24、34は第1の可動部材、4b、241、251、35
は円筒型直線運動軸受、14、27は荷重付与手段、6、26
は表示手段、RDは記録計、MTはメータを夫々示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石黒 陸雄 愛知県愛知郡長久手町大字長湫字横道41 番地の1 株式会社豊田中央研究所内 (72)発明者 佐久間 茂 愛知県愛知郡長久手町大字長湫字横道41 番地の1 株式会社豊田中央研究所内 (72)発明者 杉浦 昇 愛知県愛知郡長久手町大字長湫字横道41 番地の1 株式会社豊田中央研究所内 審査官 菊井 広行 (56)参考文献 特開 昭58−120147(JP,A) 特開 昭58−86431(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01M 17/02

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】供試タイヤを駆動回転させるドラムと、 供試タイヤを固着する固着部を有するタイヤ回転軸と、 前記供試タイヤとドラムとが接触する転動面を含む平面
    内またはその近傍に配置された支点により一端が基台に
    対して軸支され、前記ドラムと供試タイヤとの間に作用
    するタイヤの半径方向荷重に応じて前記支点を中心に揺
    動する第2の可動部材を有する揺動部材と、 該揺動部材内で前記ドラムの回転軸と前記タイヤの回転
    軸を含む平面において、前記ドラム回転軸に平行に挿置
    され、一端に前記タイヤ又はドラムのいずれか一方の回
    転軸を回転可能に支持する支持部を有し、前記ドラム上
    を転動する供試タイヤに作用するタイヤ半径方向と直交
    する横方向荷重に応じて横方向に移動可能にした第1の
    可動部材と、 前記ドラムの回転軸とタイヤ回転軸との軸間距離を変え
    て供試タイヤに所定の負荷荷重を予め付与する荷重付与
    手段と、 前記揺動部材と第1の可動部材との間に介挿されドラム
    により供試タイヤを回転させた時、タイヤの半径方向荷
    重の作用軸と直交する横方向荷重の変動に応じて変化す
    るタイヤ回転軸の変位を、第1の可動部材の変位として
    検出する第1の変位検出手段と、 第1の可動部材の変位に基づき、供試タイヤの半径方向
    に直交する横方向荷重の変動を表示する手段と、 前記基台と第2の可動部材との間に介挿され、ドラムに
    より供試タイヤを回転させた時、タイヤの半径方向荷重
    の変動のみに応じて変化するタイヤ回転軸の変位を前記
    支点を中心に揺動する第2の可動部材の変位として検出
    する第2の変位検出手段と、 からなり、供試タイヤの横方向荷重および半径方向荷重
    の変動を測定するようにしたことを特徴とするタイヤユ
    ニフォーミティ測定装置。
  2. 【請求項2】前記第2の可動部材の支点を構成する軸部
    材であって、供試タイヤの回転軸に対して直角に配設さ
    れ長手方向に滑動可能に軸支され、タイヤ回転周方向荷
    重の変動のみに応じて長手軸方向の位置を変え得る第3
    の可動部材と、該第3の可動部材と前記基台との間に介
    挿され第3の可動部材の変位を検出する第3の変位検出
    手段を有し、供試タイヤの回転周方向荷重の変動を検出
    するようにしたことを特徴とする請求項(1)記載のタ
    イヤユニフォーミティ測定装置。
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