JP5011328B2 - タイヤの転がり抵抗測定装置 - Google Patents

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Description

本発明は、広い意味でタイヤ試験装置に係り、特にタイヤの転がり抵抗測定装置に関するものである。
トラック、乗用自動車および他の車両用タイヤの性質および性能を測定するにあたり、重要な測定項目の一つとしてタイヤのころがり抵抗がある。タイヤのころがり抵抗は、タイヤと地面との間に作用する接線方向の力であり、タイヤ試験装置において試験用タイヤとドラム等に形成された模擬走行路面との間に接線方向に作用する力Fx(押し付け荷重Fzを変化させた際のころがり抵抗力Fxの変化)として計測される。
ころがり抵抗力Fxを測定する方法としては、ドラム式のタイヤ走行試験機による方法が代表的である。ドラム式のタイヤ走行試験機は、走行ドラムの外周に形成された走行模擬路面に試験用のタイヤを押圧状態で接触させ、このタイヤを支持するタイヤスピンドル軸部に設けられた多分力検出器(ロードセル)により押し付け荷重Fzところがり抵抗力Fxとの関係を測定する。
ところが、このようにタイヤ軸に設けた多分力計でころがり抵抗力Fxと押し付け荷重Fzを同時に計測しようとすると、計測したいころがり抵抗力Fxが押し付け荷重Fzに比べてかなり小さいため、ころがり抵抗力Fxの計測値に押し付け荷重Fzの影響が加わるクロストークが発生し、ころがり抵抗力Fxの計測値に誤差が生じやすい。
また、タイヤの荷重発生部(走行模擬路面との接地部)と多分力計とはオフセットした位置に取り付けられることが多い為、押し付け荷重Fzだけでなくタイヤに発生する横力に起因するモーメントカが、クロストーク誤差としてころがり抵抗力Fxの実測値に加わる。ころがり抵抗力Fxと押し付け荷重Fz以外の各種成分を合わせて計測することにより、誤差を補正してころがり抵抗力Fxの計測精度を高める技術も提案されているが、高価な多分力計が必要となることからタイヤ走行試験機の価格を高騰させやすく、またクロストークによる誤差には非線形成分が含まれているため十分な補正が出来ないのが実状である。
そこで、特許文献1に示されるように、フレームに揺動自在に軸支されたキャリッジ内にタイヤの押し付け機構が設けられたタイヤ走行試験機が開発されている。このタイヤ走行試験機では、キャリッジに設けられたタイヤの押し付け機構とタイヤスピンドル軸部との間に押し付け荷重Fzを計測する単軸ロードセルが配備されている。一方、押し付け荷重Fz用のロードセルがキャリッジ内に配備されているのに対して、ころがり抵抗力Fxを計測する単軸ロードセルはキャリッジとキャリッジを揺動自在に軸支するフレームとの間に配備されており、このキャリッジが揺動軸回りに揺動した際に発生するタイヤの接線方向の力を計測することでタイヤの転がり抵抗Fxが計測できるようになっている。このような構造にすれば、キャリッジで押し付け荷重Fzが支持される構造となっているため、押しつけ荷重Fzが転がり抵抗Fxを計測するロードセルに作用することは無い。また、転がり抵抗Fxを計測するロードセルは、タイヤとドラムとの接地点におけるタイヤの接線方向に配置されているため、転がり抵抗Fxを直接計測することができる。
特開昭54−61592号公報(図5)
ところで、特許文献1の第1図(本明細書の図5)に示されるタイヤ走行試験機では、鉛直面内で回転させられたドラムとタイヤとの接地点下方にロードセルが配備されており、タイヤをドラムに対して水平に押し付ける構造となっているため、押し付け荷重に応じてタイヤの位置が変化し、キャリッジ全体の重心位置が変化する。
ところが、特許文献1のタイヤ走行試験機では、転がり抵抗Fxを計測するロードセルの位置がキャリッジに対して固定されているため、このようにキャリッジの重心が変化するとモーメントの変化分の誤差がロードセルの計測値に発生する。このキャリッジの重心の変化はタイヤの種類や試験条件に応じてさまざまに変化するため、ロードセルでの計測結果を補正して正確な転がり抵抗Fxを求めることは困難を極める。それゆえ、特許文献1のタイヤ走行試験機では、転がり抵抗Fxを精度良く計測することが困難であった。
本発明は、上述の問題に鑑みてなされたものであり、クロストーク誤差の影響を排除した上で、転がり抵抗Fxを精度良く計測することができるタイヤの転がり抵抗測定装置を安価に提供することを目的とする。
前記目的を達成するため、本発明は次の技術的手段を講じている。
即ち、本発明のタイヤの転がり抵抗測定装置は、無端の走行模擬路面にタイヤを押し付けて該タイヤの転がり抵抗を測定する転がり抵抗測定装置において、前記タイヤを回転自在に保持するタイヤスピンドルを一端側に搭載するキャリッジと、前記キャリッジの他端側を前記タイヤの回転軸と平行な揺動軸回りに揺動自在に連結し且つ走行模擬路面側へ移動することで、前記揺動軸の軸心が走行模擬路面に対するタイヤの接地点とタイヤの回転中心とを結ぶ延長線上に位置するように前記キャリッジを動かして、前記タイヤスピンドルに保持されたタイヤに荷重を付与する荷重付与架台とを有している。また、この転がり抵抗測定装置は、前記荷重付与架台からタイヤに加わる荷重を計測する押し付け荷重計測部と、前記タイヤの接線方向に沿って前記キャリッジに加わる力から前記タイヤの転がり抵抗力を計測する転がり抵抗計測部とを有しており、そして前記転がり抵抗計測部が前記荷重付与架台の移動方向に沿って移動可能となっていることを特徴とするものである。
発明者らは、転がり抵抗計測部を荷重付与架台の移動方向に沿って同方向に移動できるようにすれば、キャリッジの重心の位置と転がり抵抗計測部の計測位置との相対位置が変化しないようにタイヤに押し付け荷重を付与することができ、転がり抵抗Fxを精度良く計測することができるのではないかと考えた。そして、荷重付与架台の移動方向に沿って転がり抵抗計測部を移動可能とすることで、転がり抵抗Fxを精度良く計測することを知見して本発明を完成させたのである。
それゆえ、上述のタイヤの転がり抵抗測定装置においては、クロストーク誤差の影響を排除した上で、転がり抵抗力を精度良く計測することができる。また、このような装置では、転がり抵抗計測部に廉価な単軸ロードセルを用いることができるので、装置を安価に提供することが可能となる。
なお、好ましくは、前記転がり抵抗計測部と荷重付与架台との移動量は同じとなるように構成されていると良い。
また、上述のように転がり抵抗Fxを計測する転がり抵抗計測部とタイヤに加わる荷重を計測する押し付け荷重計測部とが別々に設けられている構成では、転がり抵抗の計測値に比べてキャリッジの自重の方が大きい場合が多いため、転がり抵抗計測部に負荷容量の大きなロードセルを用いる必要がある。ところが、負荷容量の大きなロードセルは必然的に計測分解能が悪い。それゆえ、前記キャリッジには、前記転がり抵抗計測部に加わるキャリッジの自重を低減する自重低減手段が備えられているのが好ましい。
さらに、前記転がり抵抗計測部はその先端が前記キャリッジ側に向けて球面状に形成された突起部を有しており、前記キャリッジには前記突起部の先端と当接する凹面状の荷重受座が設けられているのが好ましい。
本発明のタイヤの転がり抵抗測定装置により、クロストーク誤差を抑制できるものでありながら、転がり抵抗Fxを精度良く計測することができる。
第1実施形態のタイヤの転がり抵抗測定装置の平面図及び正面図である。 第2実施形態のタイヤの転がり抵抗測定装置の平面図である。 第3実施形態のタイヤの転がり抵抗測定装置の正面図である。 第4実施形態のタイヤの転がり抵抗測定装置の正面図である。 従来例のタイヤの転がり抵抗測定装置の平面図及び正面図である。
以下、本発明のタイヤの転がり抵抗測定装置(以下、単に装置1という)を図面に基づき説明する。
以下の説明において、図1(a)の左側を装置1を説明する際の左側、図1(a)の右側を右側とする。図1(a)の上側を装置1を説明する際の後側、図1(a)の下側を前側とする。また、図1(b)の上側を装置1を説明する際の上側、図1(b)の下側を下側とする。さらに、図中においてxの矢印で示される方向を装置1を説明する際の上下方向、yの矢印で示される方向を前後方向、及びzの矢印で示される方向を左右方向とする。
本発明の装置1は、大別するとタイヤTを走行させる走行模擬路面2が外周面に備えられた円筒状のドラム3と、タイヤTを回転自在に保持するキャリッジ4と、キャリッジ4を揺動自在に支持する荷重付与架台5とを、左右方向に並んで備えている。この荷重付与架台5はキャリッジ4の左側に隣接して且つキャリッジ4と連結されて配備されており、荷重付与架台5を左右方向に移動させることでキャリッジ4に保持されたタイヤTを無端の走行模擬路面2に押し付けることが可能となっている。
ドラム3は、装置1の右側に前後方向に沿った軸回りに回転自在に取り付けられている。ドラム3は、図示を省略するモータにより回転自在とされており、その外周面にはタイヤTを転動させる無端の走行模擬路面2が形成されている。
キャリッジ4は、ドラム3の左側(キャリッジ4の一端側)に隣接して配備されると共にタイヤTを回転自在に保持するキャリッジ本体6と、このキャリッジ本体6のさらに左側(キャリッジ4の他端側)に配備されると共にキャリッジ本体6を荷重付与架台5に連結する連結部材7とを備えている。
キャリッジ本体6は、剛性に優れた構造、例えば本実施形態のように前後方向、左右方向及び上下方向に沿って配備された3つの板材を互いに直交状に組み合わせた構造に形成されており、タイヤTに荷重を加える際やタイヤTから荷重が加わった際に変形しないように形成されている。
キャリッジ本体6にはタイヤTを取付可能なタイヤスピンドル8がその軸心を前後方向に向けて搭載されており、タイヤTを上下左右に沿った鉛直面内で回転可能に保持できるようになっている。タイヤスピンドル8は、保持されたタイヤTの回転軸心がドラム3の回転軸心と上下方向で同じ高さになるように配備されており、キャリッジ4(キャリッジ本体6)を左右方向に移動させるとタイヤTがドラム3の走行模擬路面2に対してその法線方向から当接するようになっている。
連結部材7は、キャリッジ本体6と荷重付与架台5とを繋ぐ板部材である。連結部材7の先端縁には左右方向に向く揺動軸部9が設けられており、この揺動軸部9を介して連結部材7は荷重付与架台5に対して左右方向に向く軸(揺動軸)回りに揺動自在に連結されている。この揺動軸部9には、回転摩擦を出来る限り小さくしてモーメントが伝わらないような連結手段、例えば本実施形態のようにボールベアリング等を用いて弾性的に連結する連結手段(ヒンジ)が用いられている。後述するように、揺動軸部9やキャリッジ4は転がり抵抗計測部10により揺動軸回りに回転が規制されているため、キャリッジ4の回転が実際に起こることはないが、転がり抵抗力の計測結果にモーメントの影響が加わらないように、揺動軸部9にボールベアリング等の連結手段を用いるのが好ましい。
本発明の装置1では、上述したドラム3の回転軸、タイヤT(タイヤスピンドル8)の回転軸、揺動軸部9、及び連結部材7が全て上下方向に同じ高さに設けられ、これら全てが同一の水平面内で移動するように配備されている。
荷重付与架台5は、キャリッジ4の左側に配備された部材であり、キャリッジ4同様に剛性に優れた構造、例えば本実施形態のように前後方向、左右方向及び上下方向に沿って配備された3つの板材を互いに直交状に組み合わせた構造に形成されており、タイヤTに荷重を加える際やタイヤTから荷重が加わった際に変形しないように形成されている。
荷重付与架台5の下方には左右方向に沿ってリニアガイド11が配備されており、このリニアガイド11に沿って荷重付与架台5を左右方向に水平移動できるようになっている。荷重付与架台5の左側側面には、荷重付与架台5からタイヤTに加わる荷重を計測する押し付け荷重計測部12(押し付け荷重Fz用のロードセル)と、この押し付け荷重計測部12を介して荷重付与架台5を水平方向に押圧する押圧手段13が配備されている。押し付け荷重計測部12は、左右方向(z方向)に沿って作用する力を計測するロードセルであり、押圧手段13が荷重付与架台5を押圧する力を計測することでタイヤTに加わる荷重(押し付け荷重Fz)を計測できるようになっている。また、押圧手段13は、ドラム3とタイヤTとの軸心上に配備された油圧シリンダである。この油圧シリンダは、フレームに固定状態とされた基端に対して先端を伸縮することで、荷重付与架台5を水平方向に押圧する構成とされている。
なお、本実施形態の押圧手段13は油圧シリンダを用いたものであるが、この押圧手段13としては油圧シリンダ以外にもボールスクリュー等やその他の伸縮式の荷重発生装置を用いても良い。また、押圧手段13を取り付ける位置は、荷重付与架台5を左右方向に押圧できる位置であれば、ドラム3とタイヤTとの軸心上でなくても良い。
ところで、上述のように荷重付与装置1を動かしてタイヤTをドラム3に対して水平に押し付ける構成(従来の装置構成)では、転がり抵抗計測部10で計測される転がり抵抗の荷重に加えてキャリッジ4の自重が計測される。ところが、転がり抵抗を計測する際は押し付け荷重を変化させるため、押し付け荷重に応じてドラム3に対するタイヤTの位置が変化しキャリッジ4全体の重心位置も変化する。それゆえ、転がり抵抗計測部10で計測される荷重計測結果に、このキャリッジ4の重心移動に起因するモーメントが作用し、転がり抵抗力Fxを精度良く計測することが困難となる。
そこで、本発明の装置1では、タイヤTの接線方向に沿ってキャリッジ4に加わる力から転がり抵抗力Fxを計測する転がり抵抗計測部10を、荷重付与架台5の移動方向に沿って移動可能に設けている。このようにすれば、荷重付与架台5の移動に合わせて転がり抵抗計測部10を同じ方向に移動させることができ、キャリッジ4が支持された荷重付与架台5と転がり抵抗計測部10との相対的な位置関係を維持したままタイヤTに押し付け荷重を付与することができ、転がり抵抗計測部10に作用するキャリッジ4の重量は変化しないことから、正確な転がり抵抗力Fxを求めることができる。
次に、本発明の転がり抵抗計測部10についてより詳しく説明する。
転がり抵抗計測部10は、押し付け荷重計測部12と同様な圧縮用のロードセルであり、上側に載せられたキャリッジ本体6から上下方向(y方向)に沿って作用する力を計測できるようになっている。転がり抵抗計測部10の下側には、荷重付与架台5と同様にリニアガイド部14が配備されており、転がり抵抗計測部10はこのリニアガイド部14に沿って左右方向に水平移動可能に配備されている。また、転がり抵抗計測部10の上面には上端側(キャリッジ4側)に向けて球面状に形成された突起部15が形成されており、転がり抵抗計測部10はこの突起部15に加わる上下方向の力(荷重)を計測する構成とされている。
また、キャリッジ4の下面には、転がり抵抗計測部10の突起部15と当接する荷重受座16が、前後方向のほぼ中間に設けられている。この荷重受座16の下面は上側に向かって凹んだ凹面状に形成されており、突起部15の突端に形成された球面より曲率半径が大きな球面状となっている。
このように球面状に形成された突起部15と荷重受座16とを互いに球面状に形成し、球面上の1点を介して両者を互いに当接させるようにすれば、転がり抵抗計測部10にモーメント力が作用することなく、転がり抵抗力Fxを精度良く計測することができる。
次に、転がり抵抗計測部10を用いた転がり抵抗力Fxの計測方法について、説明する。
タイヤTに押し付け荷重Fzを付与する際は、上述したように押圧手段13を用いて荷重付与架台5を右側に向かって押圧し、荷重付与架台5をリニアガイド11に沿って水平方向に移動させる。そうすると、揺動軸部9を介して荷重付与架台5の右側に連結されたキャリッジ4が、揺動軸の軸心が走行模擬路面2に対するタイヤTの接地点とタイヤTの回転中心とを結ぶ延長線上に位置するように右側に向かって移動する。
このようにして荷重付与架台5及びキャリッジ4が移動すると、キャリッジ4の荷重受座16に対してその突起部15が連結された転がり抵抗計測部10がリニアガイド部14に沿って荷重付与架台5に合わせて水平方向に移動する。その結果、転がり抵抗計測部10と荷重付与架台5との移動量が同じとなり、荷重付与架台5に設けられた揺動軸部9から転がり抵抗計測部10までの水平距離L’が一定とされたまま転がり抵抗計測部10と荷重付与架台5とが同方向に移動する。
一方、転がり抵抗計測部10は圧縮用のロードセルであり、転がり抵抗力Fxを計測する際には、タイヤTがドラム3と接触する前に予めゼロ点調整が行われている。そして、この転がり抵抗計測部10では見かけの転がり抵抗力Fx’が計測される。
この見かけの転がり抵抗力Fx’は、揺動軸部9からタイヤTとドラム3との接地部までの距離Lを計測することにより、タイヤTとドラム3との接地点で発生する真の転がり抵抗力Fxを、以下の式(1)に基づいて計算することができる。
Figure 0005011328
このように転がり抵抗計測部10に突端が球面状に形成された突起部15を設けると共にこの突起部15と当接するキャリッジ4の荷重受座16を球面状に形成することにより、荷重付与架台5(キャリッジ4)の動きに合わせて転がり抵抗計測部10が左右方向に移動し、タイヤTの回転軸およびキャリッジ4と転がり抵抗計測部10との相対距離が常に一定となる。それゆえ、タイヤTの位置に応じてキャリッジ4の重心の位置が変化しても、転がり抵抗計測部10で計測される計測値にキャリッジ4の自重が作用する割合が大きく変化することはなく、正確な転がり抵抗力Fxを求めることができる。
なお、上述したようにキャリッジ4は転がり抵抗計測部10により揺動軸部9回りに回転が規制されているため、タイヤTに横力が発生してもキャリッジ4が前後方向に移動することはない。それゆえ、転がり抵抗計測部10で計測される計測値にタイヤTからその回転軸方向に作用する力(Fy)が加わることがなく、転がり抵抗力Fxだけを正確に求めることができる。
また、転がり抵抗計測部10をドラム3に近い位置に配備すればするほど、計測される見かけの転がり抵抗力Fx’を大きくすることができ、転がり抵抗力Fxを高精度に計測することができて有利である。
「第2実施形態」
次に、第2実施形態の装置1について説明する。
図2に示されるように、第2実施形態の装置1が第1実施形態と異なっている点は、転がり抵抗計測部がキャリッジ4の下側に前後に1組ずつ配備されており、キャリッジ4から加わる荷重をこれら2箇所に分けて配備された転がり抵抗計測部10a、10bで計測している点である。
すなわち、第2実施形態の装置1の下面には、タイヤTとドラム3との接地点を通る左右方向に沿った中心線Cを挟んで線対称となる位置に、それぞれ荷重受座16が設けられている。そして、それぞれの荷重受座16の下側に突起部15を当接させるようにして前後一対の転がり抵抗計測部10a、10bが設けられている。
このように転がり抵抗計測部を中心線を挟んで線対称となる位置に一対配備すれば、キャリッジ4の自重を一対の転がり抵抗計測部10a、10bで2つに分けて支持するので、キャリッジ4の捩れ変形の影響を抑制することができ、転がり抵抗力Fxをより高精度に計測することができる。
なお、転がり抵抗計測部を2つ設ける場合には、一方の転がり抵抗計測部が荷重受座16から離れて浮いてしまうことが無いように、またキャリッジ4の自重がほぼ半分ずつ2つの転がり抵抗計測部10a、10bに分担されるように高さ調整を行うのが望ましい。
第2実施形態におけるその他の構成や作用効果については、第1実施形態と同じである。
「第3実施形態」
次に、第3実施形態の装置1について説明する。
図3に示されるように、第3実施形態の装置1が第1実施形態と異なっている点は、キャリッジ4に転がり抵抗計測部10に加わるキャリッジ4の自重を低減する自重低減手段17が備えられている点である。
すなわち、第3実施形態の装置1は、キャリッジ4の連結部材7と荷重付与架台5とが自重低減手段17で繋がれた構造となっており、この自重低減手段17で転がり抵抗計測部10に作用するキャリッジ4の自重を低減することができるようになっている。この自重低減手段17は、例えばプリテンション入りの引っ張りバネなどであり、転がり抵抗計測部10が設置された位置において転がり抵抗計測部10のばね剛性(支持剛性)よりも剛性ができる限り小さくなるように調整されたバネである。より具体的には、転がり抵抗計測部10のばね剛性をk、揺動軸部9から転がり抵抗計測部10までの距離をL’、揺動軸部9から自重低減手段17までの距離をL”としたときに、自重低減手段17としてはk・L”/L’よりも小さな剛性を備えたバネを用いることができる。
このように自重低減手段17を用いた装置1では、自重低減手段17によりキャリッジ4の自重の一部が支持される。それゆえ、転がり抵抗計測部10に加わる荷重が小さなものとなり、測定レンジが小さなロードセル、言い換えれば測定精度が高いロードセルを転がり抵抗計測部10に用いることが可能となる。また、自重低減手段17を用いた装置1で転がり抵抗計測部10をキャリブレーション(校正)を行えば、転がり抵抗計測部10においてキャリッジ4の自重を支持するためにある程度剛性が大きなバネが必要とされる場合であっても、転がり抵抗計測部10でタイヤTの転がり抵抗力を高精度に計測することができる。さらに、負荷容量の小さなロードセルは低価格であることが多いので、転がり抵抗計測部10に負荷容量の小さなロードセルを用いることができれば、装置1の製造コストを低減することもできる。
なお、装置1をタイヤTとドラム3とを水平面内で回転する構造とした場合には、このバネを転がり抵抗計測部10に押し付け荷重を与える手段に用いることもでき、転がり抵抗計測部10に圧縮型ロードセルを利用することができる。
また、装置1をタイヤTとドラム3とを水平面内で回転する構造とした場合や、後述する第4実施形態(図4)のように垂直方向にタイヤTとドラム3とを配備して片側1個のロードセルで転がり抵抗力Fxを計測する構造とした場合には、例えば転がり抵抗計測部10とキャリッジ4とをピン結合すると共に、圧縮方向の荷重も引っ張り方向の荷重も計測可能な圧縮引っ張り型のロードセルを転がり抵抗計測部10に使用する構成を採用することもできる。このような場合には、バネは特に設ける必要は無い。
第3実施形態におけるその他の構成や作用効果については、第1実施形態と同じである。
「第4実施形態」
次に、第4実施形態の装置1について説明する。
図4に示されるように、第4実施形態の装置1では荷重付与架台5、タイヤTを保持したキャリッジ4、及び走行模擬路面2を備えたドラム3が上下方向に並んで配備されており、タイヤTが取り付けられたキャリッジ4をドラム3に対して垂直方向に近接離反させる構成となっている。そして、走行模擬路面2に垂直方向に押し付けられたタイヤTから水平方向(図例では左右方向)に発生する転がり抵抗力Fxを、転がり抵抗計測部10が計測する構成とされている点で、第1実施形態〜 第3実施形態と異なっている。
すなわち、第4実施形態の装置1では、フレームなどに吊り下げ状に設けられた押圧手段13の下側に荷重付与架台5が配備されている。この荷重付与架台5は、荷重付与架台5の左側に上下方向に沿って設けられたリニアガイド11によって上下方向に移動自在に案内されている。また、荷重付与架台5の下方に設けられるキャリッジ4も、このキャリッジ4の右側と左側とに上下方向に沿って左右一対のリニアガイド部14によって上下方向に移動自在に案内されている。そして、左右一対のリニアガイド部14とキャリッジ4との間にはそれぞれ転がり抵抗計測部10が配備されており、タイヤTの正転・逆転時に発生するキャリッジ4に左右方向に加わる転がり抵抗力Fxを計測できるようになっている。
このようにすれば、押圧手段13でキャリッジ4の自重が支持されるため、転がり抵抗計測部10にキャリッジ4の自重が作用することがなく、転がり抵抗力Fxだけを直接計測することができる。
本発明は上記各実施形態に限定されるものではなく、発明の本質を変更しない範囲で各部材の形状、構造、材質、組み合わせなどを適宜変更可能である。
上記実施形態では外周面に走行模擬路面2が形成されたドラム3にタイヤTを押し付ける装置1を例示した。しかし、本発明の装置1は、例えば表面に走行模擬路面2が形成された無端のベルトを用いて、このベルトの表面にタイヤTを押し付けるものであっても良い。
上記実施形態では荷重付与架台5とキャリッジ本体6とを連結する連結部材7が板状に形成されたものを示したが、連結部材7は例えば棒状であっても良いし、タイヤTで発生するタイヤ軸(z軸)回りのモーメント(Mz)などで変形しないように連結部材7の表面にリブを設けることもできる。
上記実施形態ではキャリッジ4と転がり抵抗計測部10とが、キャリッジ4側に凹面状に形成された荷重受座16と転がり抵抗計測部10側に球面状に形成された突起部15とで連結されたものを例示した。しかし、キャリッジ4と転がり抵抗計測部10とは例えばピン結合されていても良いし、転がり抵抗計測部10側に凹面状に形成された受座を設けると共にキャリッジ4側に球面状に形成された突起部を設けても良い。
1 装置(荷重付与装置)
2 走行模擬路面
3 ドラム
4 キャリッジ
5 荷重付与架台
6 キャリッジ本体
7 連結部材
8 タイヤスピンドル
9 揺動軸部
10 転がり抵抗計測部
11 リニアガイド
12 押し付け荷重計測部
13 押圧手段
14 リニアガイド部
15 突起部
16 荷重受座
17 自重低減手段
C 中心線
Fx 転がり抵抗力
Fz 押し付け荷重
T タイヤ

Claims (4)

  1. 無端の走行模擬路面にタイヤを押し付けて該タイヤの転がり抵抗を測定する転がり抵抗測定装置において、
    前記タイヤを回転自在に保持するタイヤスピンドルを一端側に搭載するキャリッジと、
    前記キャリッジの他端側を前記タイヤの回転軸と平行な揺動軸回りに揺動自在に連結し、且つ走行模擬路面側へ移動することで前記揺動軸の軸心が走行模擬路面に対するタイヤの接地点とタイヤの回転中心とを結ぶ延長線上に位置するように前記キャリッジを動かして、前記タイヤスピンドルに保持されたタイヤに荷重を付与する荷重付与架台と、
    前記荷重付与架台からタイヤに加わる荷重を計測する押し付け荷重計測部と、
    前記タイヤの接線方向に沿って前記キャリッジに加わる力から前記タイヤの転がり抵抗力を計測する転がり抵抗計測部とを有しており、
    前記転がり抵抗計測部は、前記荷重付与架台の移動方向に沿って移動可能となっていることを特徴とするタイヤの転がり抵抗測定装置。
  2. 前記転がり抵抗計測部と荷重付与架台との移動量が同じとなるように構成されていることを特徴とする請求項1に記載のタイヤの転がり抵抗測定装置。
  3. 前記キャリッジには、前記転がり抵抗計測部に加わるキャリッジの自重を低減する自重低減手段が備えられていることを特徴とする請求項1又は2に記載のタイヤの転がり抵抗測定装置。
  4. 前記転がり抵抗計測部は、その先端が前記キャリッジ側に向けて球面状に形成された突起部を有しており、前記キャリッジには、前記突起部の先端と当接する凹面状の荷重受座が設けられていることを特徴とする請求項2又は3に記載のタイヤの転がり抵抗測定装置。
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