JP4402245B2 - 鉄道用輪軸の主要寸法測定装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、鉄道用輪軸の検修作業等で行なわれる主要寸法の測定作業を自動化した装置に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】
車軸1cに左右の車輪1a,1bを圧入してなる鉄道用輪軸1(図1参照)は、レール曲線部の通過性能の向上や蛇行動の防止等の諸条件から、その両車輪1a,1bの踏面1’形状が、図11に示すような最適な寸法に規定されている。
【0003】
このため、輪軸1の定期的な検修作業においては、車輪1a,1bの踏面1’形状を中心とした主要寸法の測定を実施して、上記の規定寸法に誤差が生じているか否かの調査を行なっている。ここで主要寸法とは、▲1▼両車輪間の内面距離、▲2▼所定距離(内面距離/2+65mm)、▲3▼フランジ外面距離(所定距離位置より10mm高い位置の輪軸中心線からの距離)、▲4▼フランジ頂点高さ、▲5▼車輪直径の5項目を指し、輪軸にブレーキディスクが付属している場合には、以上の5項目に▲6▼ブレーキディスクの厚さを加えたものを指す。
【0004】
しかしながら、従来このような主要寸法の測定は、作業員がノギス等を用いて手作業で行なっていたため、作業能率が悪く、また個人差等による測定誤差が生じ易く、精度にも問題があった。
【0005】
本発明は、このような問題を解決するためになされたものであり、鉄道用輪軸の主要寸法が迅速かつ精度よく測定できる装置の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成する本発明の測定装置は、鉄道用輪軸を定位置にて水平保持する位置決め機構と、位置決めされた輪軸の上方で、輪軸の中心線を挟む左右対称位置に対で配置され、輪軸の軸方向に水平移動しながら対応する車輪の踏面を一次元的に走査し、その変位量の連続的変化から前記踏面のプロフィールを検出するとともに上記軸方向の移動量を検出する上部踏面センサと、位置決めされた輪軸の下方で、輪軸の中心線を挟む左右対称位置に対で配置され、対応する車輪の直径測定位置を検出するとともに、該直径測定位置での変位量を検出する下部踏面センサとを備えてなる。そして上記上部踏面センサおよび下部踏面センサの検出データにより輪軸の主要寸法である両車輪の内面間距離、直径測定位置、フランジ外面距離、フランジ高さ、直径が自動的に測定できるようにしている。
【0007】
上記の位置決め機構は、輪軸の両車輪の踏面を支持する左右の支持部が、いずれも輪軸の軸直交方向に平行に並ぶ対の駆動式回転ローラで形成され、支持した輪軸を所要の角度に回転させる機能を備えているものが良い。
【0008】
また、上部踏面センサには、レーザのスポット光で車輪の踏面を一次元的に走査する非接触式変位センサを使用し、下部踏面センサには、検出部が車輪の直径測定位置に接触する接触式変位センサを使用するのが好ましい。
【0009】
位置決めされた輪軸がブレーキディスク付である場合には、該輪軸の上方で、輪軸の中心線を挟む左右対称位置に対で配置されたディスク測定センサが、対応するブレーキディスクに向かって下降しながら該ディスクの両側面部を一定範囲で一次元的に走査し、その変位量の連続的変化を検出することにより、両ブレーキディスクの厚さが自動的に測定できるようにするのが良い。
【0010】
上記のディスク測定センサには、レーザのスポット光でブレーキディスクの両側面を一元的に走査する非接触式変位センサを使用するのが好ましい。
【0011】
【発明の実施の形態】
図1〜図4に示すように、本発明に係る鉄道用輪軸の主要寸法測定装置は、輪軸1の搬送レール21 ,22 ,2を上下左右から囲む矩形の枠状架台3を形成し、該架台の下枠部3aに輪軸の位置決め機構41 ,42 ,43 ,と下部踏面センサ131 , 132 , 133 を設け、同架台3の上枠部3bに上部踏面センサ17a, 17bとディスク測定センサ21a,21bを設けた構造になっている。
【0012】
すなわち、輪軸1の搬送レール21 ,22 ,23 は、21 と22 の間隔が狭軌道幅に、21 と23 の間隔が標準軌道幅に設定してあり、測定する輪軸1がいずれの軌道幅を使用するものであっても測定できるようになっている。
【0013】
架台3の下枠部3a上面に設けられ、上記各搬送レール21 ,22 ,23 ,の外側下方に位置する位置決め機構41 ,42 ,43 は、輪軸1を測定位置に保持するものであり、測定する輪軸1が狭軌道幅のものである場合は41 と42 が対で作動し、測定する輪軸1が想像線で示す標準軌道幅のものである場合は41 と43 が対で作動するようになっている。
【0014】
これらの位置決め機構41 ,42 ,43 は、輪軸1の車輪踏面を支持するツインローラ5a,5bと、その取り付け基盤6、昇降用油圧シリンダ7、リニアゲージ8等で構成してあり、油圧シリンダ7のロッドを伸長させると、ツインローラ5a,5bがレールの上方一定高さに上昇し、輪軸1を車輪踏面1’で支持するようになっている。ツインローラ5a,5bは、一方5aが減速機9を介して油圧モータ10で直接回転される駆動ローラ、他方5bが伝導ベルト11を介して回転される従動ローラであり、その回転方向および回転速度が油圧モータ10の操作で自在に切り換えられ、回転数が油圧モータ10に組み込まれたエンコーダ12で検出されるようになっている。したがって、ツインローラ5a,5bを回転させると、これに支持された輪軸1を回転させることができる。しかもエンコーダ12の検出する回転数から輪軸1の回転角度が割り出されるので、輪軸1を所定の角度に回転させることができる。なお、架台3の左右の垂直枠部3c,3dに対峙させて設置してある光電スイッチ25,25は、輪軸1が位置決めする測定位置にあるか否かを検出するものである。
【0015】
各位置決め機構41 ,42 ,43 の基盤6上面には、それぞれ下部踏面センサ131 ,132 ,133 が設けてある。これらの下部踏面センサは、図5に示すように、輪軸1の主要寸法の一つである車輪直径Φの測定において、その対応する車輪(例えば1a)の直径測定位置Pを検出するとともに、該直径測定位置Pでの踏面1’とレール(例えば21 )天場間の距離変位量Δtを検出するものである。
【0016】
図示例の下部踏面センサ131 ,132 ,133 は、いずれも図6及び図7に示すように、空気圧にて上下に伸縮するスピンドル13aを、案内台14の先端に立設した構造となっている。すなわち、案内台14は、前記基盤6上面のツインローラ5a,5b間中央部を、空気圧シリンダ15の作動により、位置決めされた輪軸1の軸X方向へスライドし、該案内台の後端に立設してある基準出しプレート16が車輪(例えば1b)の外側面に接触すると停止するように設けてある。一方、前記スピンドル13aは、基準出しプレート16と定距離(車輪全幅が125mmの場合は60mm)を置いて、案内台14の先端に立設してある。したがって、案内台14をスライドさせ、基準出しプレート16が車輪1bの外側面に接触すると、スピンドル13aが自動的に車輪1aの直径測定位置(フランジ1’’内面から65mmの位置)Pを検出する。そして、直径測定位置Pに位置するスピンドル13aを空気圧で伸長し、その先端が車輪1b踏面1’に接触したときの移動量から、前記した距離変位量Δtを直接的に検出するのである。
【0017】
架台3の上枠部3b下面側に設けられた左右一対の上部踏面センサ17a,17bは、非接触で対象物までの距離を検出するレーザ変位センサであり、図8に示すように、半導体レーザのスポット光を一定距離から対象物表面に照射し、その反射光を別角度から受光して観測面上に結像させ、対象物表面が変位した場合には、これに応じて変化する上記観測面上の結像の位置の変位量から、対象物表面の距離変位量を検出する仕組みのものである。
【0018】
これらの上部踏面センサ17a,17bは、サーボモータ18で駆動されるボールねじの送り機構19により、位置決めされた輪軸1の対応する車輪1a,1b上方を、輪軸1の軸Xに沿って矢印のように左右へ水平移動するように設けられている。したがって、これらの両センサ17a,17bを、それぞれ輪軸1の両車輪1a,1b間で、輪軸1の中心線Yを挟む左右対称な測定開始位置にセットし、各車輪1a,1bの上方を水平移動させると、これらの踏面1’が同時に一次元的に走査される。すなわち、図5に示すように、両センサ17a,17bの検出する各車輪1a,1b踏面1’までの距離変位量Δyの連続的な変化により、各車輪1a,1bごとの踏面1’のプロフィール(断面形状)が求められる。また、このプロフィールに対応した両センサ17a,17bの測定開始位置からの水平移動量Δxが、各サーボモータ18の位置制御により連続的に検出される。
【0019】
なお、上部踏面センサ17a,17bは、狭軌道とを標準軌道いずれを使用する輪軸1の測定にも対応できるように、一方のセンサ17bの水平送りねじ機構19を、他方のセンサ17aの送りねじ機構19よりも長く形成してある。
【0020】
上部踏面センサ17a,17bで検出された輪軸両車輪1a,1bの踏面1’のプロフィールおよび水平移動量Δxのデータは、これに対応する前記下部踏面センサ131 ,132 が検出する両車輪1a,1bの距離変位量Δtのデータとともに、演算器(図示せず)に出力される。演算器では、これらの入力データに基づいて、輪軸の主要寸法を求める演算処理が行なわれる。
【0021】
すなわち、輪軸の主要寸法とは、図9に示す▲1▼内面距離、▲2▼所定距離、▲3▼フランジ外面距離、▲4▼フランジ高さ、▲5▼車輪直径の5項目であり、▲1▼内面距離は、両車輪1a,1bの踏面1’プロフィールからフランジ1’’内面を検出したときの位置(Δx)を求める。▲2▼所定距離は、所定距離=内面距離/2+65mmの式により、両車輪1a,1bの直径測定位置Pを▲1▼で求めた内面距離から求める。▲3▼フランジ外面距離は、▲2▼で求めた直径測定位置Pの高さ(Δy)より10mm高い位置の輪軸中心線Yからの距離を求める。▲4▼フランジ高さは、踏面プロフィールの頂点位置の高さ(Δy)と、直径測定位置Pの高さ(Δy)との差を求める。▲5▼車輪直径Φは、上部踏面センサの検出する直径測定位置Pの高さ(Δy)と、下部踏面センサの検出する直径測定位置Pの高さ(Δt)とを、既定値であるL(上部踏面センサとレール天場間の距離:図5参照)から差し引いて求める。このようにして求められた主要寸法の各測定値は、ディスプレイ表示されるとともに、プリンタで印刷される。
【0022】
なお、図示例では、これらの測定値は、輪軸1を位置決め機構により120度ずつ回転させて3回測定した結果の平均値で表示し、より高精度の測定値が得られるようにしている。
【0023】
また、図示例の装置には、測定する輪軸1の両車輪がブレーキディスク付である場合に、両ブレーキディスク20a,20bの厚みを測定する対のディスクセンサ21a,21bが設けてある。これらのディスクセンサ21a,21bは、上枠部3bの前面部に並べて配置してあり、いずれも別個のサーボモータ221 ,222 で制御される縦横2系統のボールねじ送り機構231 ,232 により、矢印で示すように、位置決めされた輪軸1に対して上下に昇降し、かつ輪軸1の軸X上方を左右へ水平移動するようになっている。また各ディスクセンサ21a,21bは、対応するブレーキディスク20a,20bの上部を覆うハット形に形成されたヘッド24の両垂直部下端に、図8で説明した上部踏面センサと同様の2個のレーザ変位センサ211 ,212 を対峙させて取り付けた構造になっている。
【0024】
すなわち、これらのディスクセンサ21a,21bは、それぞれ対応するブレーキディスク20a,20bの直上へ水平移動させた後、垂直に下降させる。そして、図5に示すように、各ブレーキディスクにあらかじめ設定登録してある一定の測定範囲Sを、2個の対峙するレーザ変位センサ211 ,212 で両側から一次元的に走査し、これらの検出する距離変位量Δw1,Δw2の連続的な変化から、該測定範囲Sの連続的な厚みWを演算器に貯蔵してある式[W=既定値D−(Δw1+Δw2):Dは図5に示すセンサ211 ,212 間の距離]により求めるのである。
【0025】
図示例では、このようにして求められたディスク厚Wの測定値を基にして、ディスクの取り替え基準と、ディスクの削正基準が演算されるようになっている。ディスクの取り替え基準は、測定範囲Sにおけるディスク厚Wの測定値の内から最小値を選択して、これを取り替え基準値とするものである。また、ディスクの削正基準は、図10示すように、ディスクの測定範囲S内において、片面ごとに、距離変位量の最大値から最小値を差し引き(Δw1max −Δw1min ),(Δw2max −Δw2min )、これを削正基準値とするものである。
【0026】
なお、ディスクの取り替え基準値および削正基準値は、いずれも輪軸1を位置決め機構により120度ずつ回転させて3回測定した結果の平均値とし、より高精度の測定値が得られるようにしている。
【0027】
上記の如く構成された装置により、輪軸1の主要寸法を測定するには、測定しようとする輪軸1を装置の架台3内に搬入する。そして、輪軸1が測定位置に有るのを光電スイッチ25,25が検出すると、位置決め機構により輪軸1の位置決めが行なわれる。このとき、搬入される輪軸1が、図示例のように狭軌道21,22を使用するものである場合は、これに対応する位置決め機構41,42が対で作動して、輪軸1を測定位置に位置決めする。位置決めされた輪軸1は、その両車輪1a,1bがツインローラ5a,5bにより支持され、軌道上方に水平保持された状態となる。
【0028】
次に、上部踏面センサ17a,17bが、それぞれの測定開始位置(両車輪1a,1b間で、輪軸の中心線Yを挟む左右対称位置)へ水平移動する。このときの移動は、測定に影響しないので、サーボモータ18の制御により比較的高速(0.5mmピッチ以上)で行なわれる。各センサ17a,17bが測定開始位置まで移動すると、移動速度が低速(0,1mmピッチ程度)に制御される。そして、これらのセンサ17a,17bが、対応する各車輪1a,1bの上方を低速で水平走行しながら、測定開始位置からの水平方向の移動量Δxと、踏面1’までの垂直方向の距離変位量Δyを連続的に検出することにより、各車輪1a,1b踏面1’のプロフィールが求められる。このプロフィールは、踏面1’のフランジ1’’エッジ部からフランジ頂部を経て直径測定位置Pに到るまで測定される。
【0029】
上記踏面プロフィールの測定途中において、下部踏面センサ131 ,132 が、それぞれ対応する車輪1a,1bの直径測定位置Pの直下に案内される。そして、そのスピンドル13aの先端が空気圧で伸長し、踏面1’に接触すると、踏面1’とレール天場間の距離変位量Δtが検出される。
【0030】
上部踏面センサ17a,17bの検出する変位量Δx,Δyのデータ(踏面プロフィール)および下部踏面センサ131,132の検出する変位量Δtのデータは、演算器に出力して記憶させてある。演算器では、これらの入力データを基にして、主要寸法である▲1▼内面距離、▲2▼所定距離、▲3▼フランジ外面距離、▲4▼フランジ高さ、▲5▼車輪直径の各寸法値を演算する。
【0031】
輪軸1にブレーキディスクが付いている場合は、次に、ディスク測定センサ21a,21bが、それぞれ対応するブレーキディスク20a,20bの直上位置に水平移動し、さらに各ディスク20a,20bに向けて垂直下降を開始する。そして、各ディスクに設定された測定範囲Sを、対のレーザ変位センサ211 ,212 が両側から一次元的に走査する。これにより、上記測定範囲S両面の距離変位量Δw1.Δw2が連続的に検出され、その検出値が演算器に出力されて、測定範囲Sの厚さWが演算される。同時に、ディスクの取り替え基準値と削正基準値が演算される。なお、ディスク測定センサ21a,21bは、水平移動を高速(0,5mmピッチ以上)で行い、下降移動は測定範囲Sに到達するまでを高速で、測定範囲Sの上限位置から下限位置までを低速(0,1mmピッチ)で行なうようにしてある。
【0032】
このようにして1回目の主要寸法およびブレーキディスク厚さの測定が完了すると、位置決め機構41 ,42 のツインローラ5a,5bを駆動して輪軸1を120度回転させ、異なる断面における2回目の同様の測定を行なう。そして、2回目の測定が完了したなら、さらに輪軸1を120度回転させて、異なる断面における3回目の同様の測定を行なう。このようにして測定された各主要寸法およびブレーキディスク厚さの3回の測定値は、いずれも演算器において平均値化されてディスプレイ表示されるとともに、プリントアウトされる。
【0033】
【発明の効果】
以上に説明したとおり、本発明の測定装置によれば、従来ノギス等を用いて手作業で行なわれていた輪軸の各主要寸法の測定およびブレーキディスク厚さの寸法測定を自動的に行なうことができる。したがって、この種の寸法測定に要する時間と労力を大幅に削減し得るとともに、常に測定誤差のない高精度の測定結果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る測定装置の一例を示す正面図である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】図1のA−A側面図である。
【図4】図1のB−B側面図である。
【図5】本発明装置における各種センサの動作および検出する変位量を説明する模式図である。
【図6】下部踏面センサを説明する要部拡大正面図である。
【図7】下部踏面センサを説明する要部拡大平面図である。
【図8】レーザ変位センサの原理を説明する模式図である。
【図9】輪軸の主要寸法を説明する図である。
【図10】ブレーキディスクの削正基準値を説明する図である。
【図11】車輪踏面の標準的な規定形状を説明する図である。
【符号の説明】
1 輪軸
1a,1b 車輪
21 ,22 ,23 レール
41 ,42 ,43 位置決め機構
131 ,132 ,133 下部踏面センサ
13a スピンドル
14 案内台
17a,17b 上部踏面センサ
20a,20b ブレーキディスク
21a,21b ディスク測定センサ
211 ,212 ディスク測定センサを構成する対のレーザ変位センサ
Claims (5)
- 鉄道用輪軸を定位置にて水平保持する位置決め機構と、位置決めされた輪軸の上方で、輪軸の中心線を挟む左右対象位置に対で配置され、輪軸の軸方向に水平移動しながら対応する車輪の踏面を一次元的に走査し、その変位量の連続的変化から前記踏面のプロフィールを検出するとともに上記軸方向の移動量を検出する上部踏面センサと、位置決めされた輪軸の下方で、輪軸の中心線を挟む左右対称位置に対で配置され、対応する車輪の直径測定位置を検出するとともに、該直径測定位置での変位量を検出する下部踏面センサとを備えてなり、上記上部踏面センサおよび上記下部踏面センサの検出データにより輪軸の主要寸法である両車輪の内面間距離、直径測定位置、フランジ外面距離、フランジ高さ、直径が自動的に測定できるようにしたことを特徴とする鉄道用輪軸の主要寸法測定装置。
- 前記上部踏面センサは、レーザのスポット光で車輪の踏面を一次元的に走査する非接触式変位センサであり、前記下部踏面センサは、検出部が車輪の直径測定位置に接触する接触式変位センサである請求項1に記載の鉄道用輪軸の主要寸法測定装置。
- 位置決めされた輪軸がブレーキディスク付である場合に、該輪軸の上方で、輪軸の中心線を挟む左右対称位置に対で配置されたディスク測定センサが、対応するブレーキディスクに向かって下降しながら該ディスクの両側面部を一定範囲で一次元的に走査し、その変位量の連続的変化を検出することにより、両ブレーキディスクの厚さが自動的に測定できるようにしたことを特徴とする請求項1または2に記載の鉄道用輪軸の主要寸法測定装置。
- 前記ディスク測定センサは、レーザのスポット光でブレーキディスクの両側面を一次元的に走査する非接触式変位センサである請求項3に記載の鉄道用輪軸の主要寸法測定装置。
- 前記位置決め機構は、輪軸を両車輪の踏面部で支持するものであり、両車輪の踏面と接する支持部が、いずれも輪軸の軸直交方向に並ぶ対の駆動式回転ローラで形成され、支持した輪軸を所要の角度に回転させる機能を備えていることを特徴とする請求項1または2、3、4に記載の鉄道用輪軸の主要寸法測定装置。
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