JPH0642431Y2 - 刈払機 - Google Patents

刈払機

Info

Publication number
JPH0642431Y2
JPH0642431Y2 JP8741790U JP8741790U JPH0642431Y2 JP H0642431 Y2 JPH0642431 Y2 JP H0642431Y2 JP 8741790 U JP8741790 U JP 8741790U JP 8741790 U JP8741790 U JP 8741790U JP H0642431 Y2 JPH0642431 Y2 JP H0642431Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cutting blade
fixing member
boss
gear case
brush cutter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP8741790U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0448933U (ja
Inventor
幹朗 萩原
勲 真野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Maruyama Manufacturing Co Inc
Original Assignee
Maruyama Manufacturing Co Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Maruyama Manufacturing Co Inc filed Critical Maruyama Manufacturing Co Inc
Priority to JP8741790U priority Critical patent/JPH0642431Y2/ja
Publication of JPH0448933U publication Critical patent/JPH0448933U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0642431Y2 publication Critical patent/JPH0642431Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、刈払機に係り、詳しくは刈払機の刈刃の上
側固定部材に関するものである。
〔従来の技術〕 刈払機では、刈刃は、ギヤケースから突出する回転軸に
一体回転的に嵌合する刈刃用上側固定部材及び刈刃用下
側固定部材に上下から挟圧されて、回転軸に固定され、
また、ギヤケースに対する刈刃用上側固定部材の回転を
確保するために、間隙がギヤケースの下端と刈刃用上側
固定部材の上面との間に存在する。
このような刈払機では、草やごみ等の異物がギヤケース
と刈刃用上側固定部材との間の間隙を介してギヤケース
内に侵入し易く、支障原因となる。
そこで、実開昭62-24617号公報の刈払機では、ギヤケー
スと刈刃用上側固定部材との間の間隙を半径方向外側か
ら包囲するような包囲壁を備える部材を刈刃用上側固定
部材の上側に配設し、間隙を介して内側へ異物が進入す
るのを抑制している。
〔考案が解決しようとする課題〕 包囲壁を備える部材を付加することは部品点数が増大
し、製造及び部品管理上、不利である。
この考案の目的は、部品を付加することなく、ギヤケー
スと刈刃用上側固定部材との間の間隙からの異物の侵入
を抑制することができる刈払機を提供することである。
〔課題を解決するための手段〕
この考案を、実施例に対応する図面の符号を使用して説
明する。
この考案の前提となる刈払機(10)では、ギヤケース
(28)から下方へ突出する回転軸(32)に刈刃用上側固
定部材(42)及び刈刃用下側固定部材(44)が一体回転
的に嵌合し、刈刃(18)は刈刃用上側固定部材(42)及
び刈刃用下側固定部材(44)からの挟圧により回転軸
(32)に固定される。そして、この考案の刈払機(10)
では、刈刃用上側固定部材(42)の上面には、中央部か
ら周辺部へ刈刃(18)の回転方向とは逆方向へ螺旋的に
延びる螺旋溝(64)が形成されている。
〔作用〕
ギヤケース(28)と刈刃用上側固定部材(42)との間か
ら刈刃用上側固定部材(42)の中央部の方へ侵入した異
物(66)は刈刃用上側固定部材(42)の上面の螺旋溝
(64)に入る。この異物(66)は、刈刃(18)の回転に
伴って、刈刃(18)の回転方向に対して逆方向の慣性力
及び半径方向外側の遠心力を受け、螺旋溝(64)に沿っ
て移動する。螺旋溝(64)は、刈刃用上側固定部材(4
2)の中央部から周辺部へ刈刃(18)の回転方向とは逆
方向へ螺旋的に延びているので、異物(66)は、螺旋溝
(64)により刈刃用上側固定部材(42)の外側へ案内さ
れ、刈刃用上側固定部材(42)の外側へ排除される。
〔実施例〕
以下、この考案を図面の実施例について説明する。
第4図は動力刈払機10の全体を概略的に示す斜視図であ
る。動力刈払機10は、長く延びる操作桿12と、この操作
桿12の上端部に結合するエンジン動力部14と、操作桿12
の下端部に結合するギヤ装置16と、このギヤ装置16の下
面側に配設されエンジン動力部14から操作桿12内の軸
(図示せず)及びギヤ装置16の歯車(第3図)を経て伝
達される回転動力により回転される刈刃18とを備えてい
る。ハンドル20は、左右へ張り出すように操作桿12に固
定され、スロットルレバー22は、ハンドル20の先端部に
取付けられ、エンジン動力部14のスロットル弁開度を調
整する。
第3図はギヤ装置16を含む範囲の詳細な構造図である。
かさ歯車24は、そのボス部においてボールベアリング26
を介して回転自在にギヤケース28の内孔に支持され、操
作桿12内の伝動軸の端部とスプライン嵌合する。止め輪
29,30は、それぞれかさ歯車24のボス部及びギヤケース2
8の内孔に嵌着され、それぞれボールベアリング26の内
輪及び外輪に当接して、ギヤケース28からのボールベア
リング26の抜けを阻止する。回転軸32は、上下の端部に
おいてそれぞれボールベアリング34,36を介してにより
回転自在にギヤケース28の内孔に軸支され、下端部にお
いてギヤケース28から下方へ突出している。かさ歯車38
は、ボールベアリング34の下側において回転軸32にスプ
ライン嵌合し、かさ歯車24にかみ合い、かさ歯車24の回
転を回転軸32へ伝達する。止め輪40は、ギヤケース28の
内孔の下端部に嵌着され、ボールベアリング36の外輪に
当接して、ギヤケース28からのボールベアリング36の抜
けを阻止する。上側ボス42及び下側ボス44は、ギヤケー
ス28から突出している回転軸32の下端部にスプライン嵌
合し、間に刈刃18の中央部を挟んでいる。上側ボス42
は、平板部48と、平板部48の中央部においてそれぞれ上
方及び下方へ隆起する上側凸部50及び下側凸部52とを有
し、下側ボス44は上面側に凹部54を有している。安定板
56は、下側ボス44の下方を覆うように、配設され、ボル
ト58は、ワッシャ60、押え板62及び安定板56に挿通され
てから、回転軸32の下端部に螺着され、上側ボス42及び
下側ボス44を締め付けている。ボルト58による上側ボス
42及び下側ボス44の締付け時では、上側ボス42の上側凸
部50はボールベアリング36の内輪を回転軸32の段部に突
き上げ、上側ボス42の下側凸部52は、刈刃18の中心穴を
超えて、下側ボス44の凹部54に嵌入し、上側ボス42及び
下側ボス44は、刈刃18を上下から挟圧して、回転軸32に
固定する。ギヤケース28に対する上側ボス42の回転を確
保するために、ギヤケース28の下端と上側ボス42の平板
部48との間には間隙が存在する。
第1図は上側ボス42及び刈刃18を組付け状態で上側から
見た図である。螺旋溝64は、上側ボス42の平板部48の上
面に形成され、回転軸32の駆動による刈刃18の回転方向
Aとは逆方向に上側凸部50の近傍から平板部48の周辺へ
向かって螺旋的に延びている。
第2図は上側ボス42の上面における異物66の排除機能を
説明する図である。動力刈払機10の使用に伴って、草や
ごみ等の異物66が、ギヤケース28の下端と上側ボス42と
の間の間隙より上側凸部50の方へ侵入する。この異物66
は、刈刃18の回転に伴って、刈刃18の回転方向に対して
逆方向の慣性力及び半径方向外側の遠心力を受け、螺旋
溝64に沿って移動する。螺旋溝64は、上側ボス42の中央
部から周辺部へ刈刃18の回転方向Aとは逆の回転方向B
へ螺旋的に延びているので、異物66は、螺旋溝64に沿っ
て上側ボス42の半径方向外側へ案内され、上側ボス42の
外側へ排除される。
なお、螺旋溝64の幅は任意に選択される。
〔考案の効果〕
この考案では、刈刃を上側から挟圧する刈刃用上側固定
部材の上面に螺旋溝が形成され、この螺旋溝は、刈刃の
回転方向とは逆方向へ刈刃用上側固定部材の中央部から
周辺部へ延びている。したがって、ギヤケースと刈刃用
上側固定部材との間の間隙から刈刃用上側固定部材の内
側の方へ侵入しようとする異物が、刈刃の回転に伴って
生じる力により螺旋溝に沿って刈刃の外側へ導出され
て、ギヤケース内への異物の侵入を抑制することができ
る。
この考案では、螺旋溝が刈刃用上側固定部材の上面に形
成されるのみで、部品が新たに付加されることはない。
したがって、構成が簡単となるとともに、製造及び管理
を簡略化することができる。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の実施例に関し、第1図は上側ボス及び
刈刃を組付け状態で上側から見た図、第2図は上側ボス
の上面における異物の排除機能を説明する図、第3図は
ギヤ装置を含む範囲の詳細な構造図、第4図は動力刈払
機の全体を概略的に示す斜視図である。 10……動力刈払機、18……刈刃、28……ギヤケース、32
……回転軸、42……上側ボス(刈刃用上側固定部材)、
44……下側ボス(刈刃用下側固定部材)、64……螺旋
溝、66……異物。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ギヤケース(28)から下方へ突出する回転
    軸(32)に刈刃用上側固定部材(42)及び刈刃用下側固
    定部材(44)が一体回転的に嵌合し、刈刃(18)が前記
    刈刃用上側固定部材(42)及び前記刈刃用下側固定部材
    (44)からの挟圧により前記回転軸(32)に固定される
    刈払機(10)において、前記刈刃用上側固定部材(42)
    の上面には、中央部から周辺部へ前記刈刃(18)の回転
    方向とは逆方向へ螺旋的に延びる螺旋溝(64)が形成さ
    れていることを特徴とする刈払機。
JP8741790U 1990-08-23 1990-08-23 刈払機 Expired - Lifetime JPH0642431Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8741790U JPH0642431Y2 (ja) 1990-08-23 1990-08-23 刈払機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8741790U JPH0642431Y2 (ja) 1990-08-23 1990-08-23 刈払機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0448933U JPH0448933U (ja) 1992-04-24
JPH0642431Y2 true JPH0642431Y2 (ja) 1994-11-09

Family

ID=31819740

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8741790U Expired - Lifetime JPH0642431Y2 (ja) 1990-08-23 1990-08-23 刈払機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0642431Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0448933U (ja) 1992-04-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0642431Y2 (ja) 刈払機
JP2005168339A (ja) 携帯型作業機
JPH0711549Y2 (ja) 刈払機の防振装置
WO2023202707A1 (zh) 打草机
JPH02286006A (ja) 動力刈払機の過回転防止装置
JPH0130998Y2 (ja)
JPH0623226Y2 (ja) モーア
JPH077697Y2 (ja) 刈払機の草つる巻付き防止構造
JPH0214344Y2 (ja)
JPH0214342Y2 (ja)
JP3174986B2 (ja) 草刈り機
JP3054581B2 (ja) 洗濯機
JPH046508Y2 (ja)
JPH0726581Y2 (ja) 遠心クラッチのシュー取付構造
JPH0357099Y2 (ja)
JPH0711550Y2 (ja) 動力刈払機の防振装置
JPH08312364A (ja) 作業機用エンジンの防振装置
JPH0623218Y2 (ja) 刈払機のカバー取付け構造
JPH0214341Y2 (ja)
JPH0626104Y2 (ja) 回転刃カバーの取付け構造
JPH0233339B2 (ja)
JP2544699Y2 (ja) 刈払機
JPH0140437Y2 (ja)
JPH0751867Y2 (ja) 刈取用機械の緩衝装置
JPH0216587Y2 (ja)