JP3174986B2 - 草刈り機 - Google Patents

草刈り機

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JP3174986B2
JP3174986B2 JP03252094A JP3252094A JP3174986B2 JP 3174986 B2 JP3174986 B2 JP 3174986B2 JP 03252094 A JP03252094 A JP 03252094A JP 3252094 A JP3252094 A JP 3252094A JP 3174986 B2 JP3174986 B2 JP 3174986B2
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rotary blade
spindle
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disc spring
rising portion
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真琴 水谷
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Makita Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、モータハウジングから
突出したスピンドルへ回転刃を直交状に装着した草刈り
機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】上記草刈り機にあって回転刃は、インナ
ーフランジとアウターフランジとで挟持してボルトでス
ピンドルに固定したり、或は直接ボルト等でスピンドル
に設けた取付座へ固着したりしてスピンドルと一体化さ
れている。例えば実公昭46−4822号公報に開示さ
れる草刈り機は、スピンドルへ設けた取付軸部を回転刃
中心の取付孔へ挿通し、回転刃を座金とボルトとで固着
する構造で、特に同公報においては回転刃と前記座金と
の間に皿バネを介在させ、草刈り作業中に回転刃が石や
立ち木等に衝突した際、回転刃をスリップさせて、その
緩衝作用により本体内のモータ等への影響を防止しよう
とする構成が採用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】通常の草刈り作業にお
いては、草がスピンドルへ巻き込まれたり、微小なゴミ
等が本体内部へ侵入したりして作動不良を起こす虞れが
ある。そこで実公昭62−45546号公報等で周知の
如く、草の巻き込みを防止するために本体へ取り付けら
れるカバーが採用されているが、それでも微小なゴミの
侵入を防止するまでには至らず、充分な防塵効果は得ら
れていない。一方前者の公報においては、防塵対策が何
等施されていないのは勿論、その緩衝機構についても、
外力により回転刃がスリップすると、皿バネが支持され
る座金(アウターフランジ)にその締め付け方向への外
力が伝わり、ボルトや座金が締まりすぎて回転刃の取り
外しが面倒になるという不具合が生じている。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで本発明は、簡単な
構成で、前記緩衝効果に加えて防塵効果をも奏するのみ
ならず、緩衝を得るための回転刃のスリップが、回転刃
とスピンドルとの取付構造に何の影響も与えないように
した草刈り機を提供するもので、その構成は、モータハ
ウジングから突出したスピンドルへ回転刃を直交状に緩
嵌し、スピンドルの先端には回転刃の抜け止め部材を固
着する一方、前記回転刃のモータハウジング側に、回転
刃を抜け止め部材側へ押圧するバネ部材を配置し、その
バネ部材には、モータハウジングと回転刃との隙間の周
囲を囲む立ち上げ部を一体に形成したことを特徴とする
ものである。又前記構成に加えて、前記モータハウジン
グにおける立ち上げ部の上方位置に庇部を一体に周設し
たものとしても良い。
【0005】
【作用】回転刃はバネ部材により抜け止め部材へ押圧さ
れているから、通常回転刃はスピンドルと共に一体回転
し、回転刃に、バネ部材の押圧力を越える外力が加わる
と、バネ部材はクラッチとなって回転刃のスリップを許
容し、外力を吸収する。又回転刃はスピンドルに対して
フリーであるから、回転刃がスリップしてもスピンドル
と抜け止め部材との結合には影響を与えず、抜け止め部
材の取り外しは容易に行える。更にバネ部材の立ち上げ
部によりモータハウジングと回転刃間の隙間は略閉塞さ
れているから、草の絡みつきはなく、ゴミ等もモータハ
ウジング内に侵入しない。特にモータハウジングにおけ
る立ち上げ部の上方位置に庇部を一体に周設すれば、上
方からの草の絡みつきの防止に、より効果的である。
【0006】
【実施例】以下本発明の実施例を図面に基いて説明す
る。図1は草刈り機の一部断面図で、草刈り機は、電源
スイッチを備えた図示しないハンドル部へ長尺のパイプ
を介して連結される本体1に、モータ駆動の回転刃8を
備えてなるものである。本体1において、モータハウジ
ング2に内蔵されるモータ3のモータ軸4は、ギヤ5を
介してスピンドル6へ連結され、このスピンドル6はボ
ールベアリング7によって軸支されて本体1下部へ突出
している。又回転刃8は、前記スピンドル6の先端に形
成されたネジ部6aに螺着されるロックナット9と、ロ
ックナット9の上方にあってスピンドル6へ一体に嵌着
されるインナーフランジ10とによって挟持されてい
る。その詳細は、ロックナット9の円筒形のナット部9
a外周に、対向して突設されたインナーフランジ10の
筒部10aが嵌合することで、ロックナット9のフラン
ジ部9bとインナーフランジ10のフランジ部10bと
の間に間隔Sを生じさせ、その間隔S内で回転刃8中央
の円形の取付孔8aを前記インナーフランジ10の筒部
10aへ挿着させるものである。尚この取付孔8aの径
は筒部10aの外径より大きく設定されている。又前記
間隔Sにおける回転刃8とインナーフランジ10のフラ
ンジ部10bとの間には、その周囲にスピンドル6の軸
と平行な立ち上げ部11を周設したすり鉢形の皿バネ1
2が、立ち上げ部11を折曲形成した大径側を回転刃8
に接触させ、回転刃8と同様にその中央に設けた取付孔
12aをインナーフランジ10の筒部10aへ挿着させ
て上下に押圧状態で配置されている。更にこの皿バネ1
2の取付孔12aは、図2に示す如く、2面取形成した
筒部10a外形へ合致する形状で挿着されたものであ
り、よって図1の状態では皿バネ12はインナーフラン
ジ10と一体に回転しつつその上下方向への押圧力によ
り回転刃8をロックナット9のフランジ部9b側へ押圧
し、一方回転刃8はインナーフランジ10の筒部10a
とは回転方向へはフリーであるが、皿バネ12の押圧力
により、皿バネ12及びロックナット9と一体化される
格好となっている。前記皿バネ12の立ち上げ部11の
先端は、モータハウジング2の先端に周設した段部2a
へ若干の隙間を残して近接し、段部2aと回転刃8間の
周囲を囲んでその隙間を略閉塞しており、この立ち上げ
部11により、草や微小なゴミが立ち上げ部11より中
心側へ侵入するのを防止している。一方モータハウジン
グ2における前記段部2aの上方部位にも、上方からの
草の絡みつきを防ぐ庇部2bが周設されている。尚13
は安全カバーである。
【0007】以上の如く構成された草刈り機は、モータ
駆動によりスピンドル6が右回転(モータ3側からの方
向でいう)すると、スピンドル6と一体のインナーフラ
ンジ10とロックナット9も同様に回転し、回転刃8も
インナーフランジ10と一体の皿バネ12の押圧力によ
り、スピンドル6と一体回転する。そして草刈り作業中
に回転刃8が石や立ち木等に触れて、回転刃8に皿バネ
12の押圧力を越える外力が加わり、回転刃8にブレー
キがかかると、皿バネ12のクラッチ作用で、皿バネ1
2とロックナット9のフランジ部9b間をスリップして
その衝撃を吸収するから、スピンドル6の回転には何の
影響も与えず、ギヤ5やモータ3等の本体1内部へ衝撃
は伝わらない。又この時、スピンドル6へ螺着されるロ
ックナット9には、回転刃8がスリップしても殆ど外力
が加わらないから、スピンドル6との螺合に影響を与え
ず、回転刃8の交換等に伴うロックナット9の取り外し
は容易に行える。一方回転刃8とモータハウジング2間
は皿バネ12の立ち上げ部11で略閉塞されているか
ら、草の絡みつきやモータハウジング2内部へのゴミ等
の侵入を略完全に防止できる。更にモータハウジング2
における立ち上げ部11上方の庇部2bにより、立ち上
げ部11の上方から草の絡みつきを防止でき、一層有効
である。
【0008】尚上記実施例では、皿バネ12はインナー
フランジ10を介してスピンドル6へ一体化させたが、
インナーフランジ10の形状や皿バネ12との係止構造
は上記実施例に限定するものではなく適宜設計変更可能
で、インナーフランジ10をなくしてスピンドル6へ直
接皿バネ12を固着させ回転刃8を押圧させても良い。
又皿バネ12の立ち上げ部11は、スピンドル6の軸方
向と平行でなく、その角度を任意に変更させても差し支
えなく、その他皿バネ12の上下を上記実施例と逆にし
たり、立ち上げ部11の上下幅を広くしてモータハウジ
ング2の先端部をより広く覆うものとしたりもできる。
更に上記実施例では皿バネ12はスピンドル6と一体回
転するものとしたが、回転刃と同様に別体回転としてス
ピンドルに緩嵌させても良い。加えてモータハウジング
2の庇部2bの方向も、水平以外に、下方へ向けて突設
しモータハウジングと立ち上げ部との隙間を外側で覆う
ものとしたりできるが、逆に庇部2bをなくしても防塵
効果を維持できるのは言うまでもない。
【0009】
【発明の効果】以上本発明によれば、バネ部材の構成部
品のみで従来の緩衝効果に加えて有効な防塵効果や草の
絡みつきを防止する効果を合わせ持つことができ、コス
トの軽減は勿論、草刈り機の性能維持に非常に効果的と
なる。又回転刃のスリップと回転刃の取付構造との連係
をなくしたことで、抜け止め部材への影響がなくなって
回転刃取り外しの作業性に影響を与えない。更にモータ
ハウジングに庇部を設ければ、草の絡みつきをより有効
に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の草刈り機の説明図である。
【図2】A−A線拡大断面図である。
【符号の説明】
1・・本体、2・・モータハウジング、3・・モータ、
4・・モータ軸、5・・ギヤ、6・・スピンドル、7・
・ボールベアリング、8・・回転刃、9・・ロックナッ
ト、10・・インナーフランジ、11・・立ち上げ部、
12・・皿バネ、13・・安全カバー。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−54618(JP,A) 実開 平4−21220(JP,U) 実開 昭62−94729(JP,U) 実開 昭62−160814(JP,U) 実開 昭48−28932(JP,U) 実開 昭48−41727(JP,U) 実開 平5−88222(JP,U) 実開 昭58−91232(JP,U) 実開 昭55−37311(JP,U) 実開 昭62−45919(JP,U) 実開 平5−43815(JP,U) 実開 平6−5412(JP,U) 実開 昭51−18219(JP,U) 実開 昭52−29826(JP,U) 実公 昭46−4822(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A01D 34/63 - 34/90

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータハウジングから突出したスピンド
    ルへ回転刃を直交状に緩嵌し、スピンドルの先端には回
    転刃の抜け止め部材を固着する一方、前記回転刃のモー
    タハウジング側に、回転刃を抜け止め部材側へ押圧する
    バネ部材を配置し、そのバネ部材には、モータハウジン
    グと回転刃との隙間の周囲を囲む立ち上げ部を一体に形
    成したことを特徴とする草刈り機。
  2. 【請求項2】 前記モータハウジングにおける立ち上げ
    部の上方位置に庇部を一体に周設した特許請求の範囲第
    1項に記載の草刈り機。
JP03252094A 1994-03-02 1994-03-02 草刈り機 Expired - Lifetime JP3174986B2 (ja)

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JPH07236331A JPH07236331A (ja) 1995-09-12
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JP4573245B2 (ja) * 2005-04-27 2010-11-04 株式会社丸忠 草刈機における絡み防止構造
JP4979782B2 (ja) * 2010-02-19 2012-07-18 ブイアイブイエンジニアリング株式会社 刈払機
CN115119627B (zh) * 2022-08-10 2023-06-09 徐帅 一种收割机用防割刀堵塞的收割台及其工作方法

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