JP2588800Y2 - ワイパモータ - Google Patents

ワイパモータ

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JP2588800Y2
JP2588800Y2 JP1992065205U JP6520592U JP2588800Y2 JP 2588800 Y2 JP2588800 Y2 JP 2588800Y2 JP 1992065205 U JP1992065205 U JP 1992065205U JP 6520592 U JP6520592 U JP 6520592U JP 2588800 Y2 JP2588800 Y2 JP 2588800Y2
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JP
Japan
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case
output shaft
shaft
retaining member
wiper motor
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JP1992065205U
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English (en)
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JPH0631362U (ja
Inventor
川 憲 二 助
Original Assignee
自動車電機工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、自動車のワイパを電
気的に駆動するのに利用されるワイパモータに関する。
【0002】
【従来の技術】自動車のワイパを電気的に駆動するワイ
パモータとしては例えば図3に示すものが知られてい
る。
【0003】図示するワイパモータ50は、通電によっ
てアーマチュア51が回転すると、アーマチュア51の
回転動力が減速機構52に伝達される。減速機構52の
動力端には出力軸53が連結されており、出力軸53に
ケース54の外側で連結するワイパを駆動させる。出力
軸53は均一の外形寸法をなし、減速機構52に備えら
れているホイール52aを基端側に固定しているととも
にケース54から突出している先端側に前記ワイパを連
結する。また、出力軸53は先端側をケース54に装着
されている軸受55に挿入してからケース54の外側部
分の途中に抜止め部材56を嵌め付けることによって軸
方向にがたつきを生じることなくケース54に回転自在
に取付けられている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】上記した従来のワイパ
モータ50では、出力軸53が均一の外径寸法を有する
ものであるため、出力軸53の先端側をケース54に装
着されている軸受55に挿入してからケース54の外側
部分に抜止め部材56を嵌め付けた状態で、減速機構5
2のホイール52aに不具合が生じていることがわかっ
ホイール52aを交換しなければならなくなった際、
抜止め部材56を出力軸53から外してからホイール
2aの交換を行うこととなるため、、抜止め部材56を
出力軸53から外すときに出力軸53の外周に傷を付け
る可能性を有し、傷の付いた出力軸53をケース54の
軸受55に挿入すると、軸受55の内周を損傷する恐れ
があるという問題点があり、この問題点を解決すること
が課題となっていた。
【0005】
【考案の目的】この考案に係わるワイパモータは、出力
軸を一旦組付けた後に、再組付けを行ってもケース側を
損傷することのないワイパモータを提供することを目的
としている。
【0006】
【考案の構成】
【0007】
【課題を解決するための手段】この考案に係わるワイパ
モータでは、通電により回転するアーマチュアと、アー
マチュアの回転動力を減速する減速機構を収容したケー
スと、ケースに設けられた軸受に回転自在に支持され、
且つ、一端側に減速機構の動力端が連結されたケース側
摺接用軸部を備えた出力軸と、出力軸の先端部より出力
軸に対し押し付 けられながら軸方向に挿入されることに
より、出力軸の途中に嵌付けられ、且つ、軸受およびケ
ースの少なくとも一方の頂部に当接して出力軸をケース
に対して抜止めする抜止め部材を備えているワイパモー
タにおいて、出力軸には、ケース側摺接用軸部の外径よ
りも小さい外径を有し、且つ、専ら、抜止め部材が嵌付
けられる抜止め部材嵌着用軸部を備えている構成とした
ことを特徴としている。
【0008】
【作用】この考案に係わるワイパモータにおいて、出力
軸に備えられているケース側摺接用軸部の外径寸法は抜
止め部材嵌着用軸部の外径寸法よりも大きい。それ故、
抜止め部材嵌着用軸部に嵌付けてある抜止め部材を外し
たとしても抜止め部材によってケース側摺接用軸部に傷
を付けることはなく、出力軸は損傷を受けないままの状
態でケースに回転自在に支持される。また、抜止め部材
を軸方向に押圧するだけで、出力軸のスラスト量の調整
を行うため、ウェーブワッシャを組み付けた場合のよう
なスラスト量の調整を行う必要がない。
【0009】
【実施例】図1および図2には、この考案に係わるワイ
パモータの一実施例が示されている。
【0010】図示するワイパモータ1は、モータケース
の開口端部にギヤケース(ケース)3が組付けられて
いる。モータケース2内にはアーマチュア4が回転自在
に収容されており、アーマチュア4に設けられているア
ーマチュアシャフト4aの一端に形成されたウオーム4
a1がギヤケース3内に突出している。
【0011】ギヤケース3内には歯車減速機構5が収容
されており、この歯車減速機構5の一部を構成する第1
歯車5aに設けられているはす歯歯車部5a1が前記ア
ーマチュアシャフト4aのウオーム4a1に噛み合う。
なお、ここでは図示していないが、第1歯車5aの図1
中の手前側に第1歯車5aと同様の第2歯車が配置され
ており、この第2歯車に設けられているはす歯歯車部も
前記アーマチュアシャフト4aのウオーム4a1に噛み
合う。
【0012】また、前記第1歯車5aに設けられている
平歯車部5a2および前記第2歯車に設けられている平
歯車部が歯車減速機構5の残りの一部を構成するホイー
5bに噛み合う。アーマチュア4の回転にともなうア
ーマチュアシャフト4aの回転動力は第1歯車5a、前
記第2歯車に対して減速して伝達され、さらに第1歯車
5a、前記第2歯車からホイール5bに減速して伝達さ
れてホイール5bを回転させる。
【0013】前記ホイール5bの同心円上には出力軸6
の一端側が加締め固定されている。出力軸6には、ホイ
ール5bの固定側である一方寄りに、ギヤケース3に装
着されている軸受3aに有する内径寸法よりもわずかに
小さい外径寸法のケース側摺接用軸部6aが形成されて
いるとともに、前記ホイール5bの固定側とは反対側で
ある他方寄りに、前記ケース側摺接用軸部6aの外径寸
法よりも小さい外径寸法を有する抜止め部材嵌着用軸部
6bが前記ケース側摺接用軸部6aの端部から段付きで
形成されている。
【0014】ケース側摺接用軸部6aの外径寸法がギヤ
ケース3に装着されている前記軸受3aの内径寸法より
もわずかに小さいため、ケース側摺接用軸部6aは軸受
3aに摺接するが、抜止め部材嵌着用軸部6bの外径寸
法はケース側摺接用軸部6aの内径寸法よりも小さいた
め、前記軸受3aの内径寸法よりも小さくなっており、
それによって、抜止め部材嵌着用軸部6bは軸受3aに
摺接せずに遊挿される。
【0015】また、ケース側摺接用軸部6aの長さ寸法
はギヤケース3に装着されている軸受3aの長さ寸法と
同等に設定されており、出力軸6は前記軸受3aからギ
ヤケース3の外側に突出する部分が抜止め部材嵌着用軸
部6bになっている。
【0016】そして、前記抜止め部材嵌着用軸部6bに
は抜止め部材7が嵌付けられている。抜止め部材7は、
図2により明らかなように、若干の弾性を有する鋼材に
よって輪形状に成形されており、抜止め部材7は、内周
側に抜止め部材嵌着用軸部6bの外径寸法よりもわずか
に小さい嵌着寸法を有し、出力軸6の他端側から抜止め
部材嵌着用軸部6bのケース側摺接用軸部6aとの段付
き部分まで押し付けることによってギヤケース3に当接
する位置で係止するため、出力軸6をギヤケース3から
抜止める機能を有する。
【0017】このような構造をなすワイパモータ1の部
品組付けを行うに際し、ホイール5bを一端側に固定し
た出力軸6の他端側をギヤケース3の軸受3aに挿入す
ると、出力軸6の抜止め部材嵌着用軸部6bは軸受3a
に摺接せずに遊挿されてギヤケース3から突出し、出力
軸6のケース側摺接用軸部6aは軸受3aに摺接しなが
ら挿入される。そして、ギヤケース3から突出している
抜止め部材嵌着用軸部6bのケース側摺接用軸部6aと
の段付き部分まで抜止め部材7を押し付けて係止させる
ことによって、出力軸6は軸受3aに回転自在に支持さ
れた状態でギヤケース3に抜止められる。
【0018】このとき、ホイール5bに不具合が生じて
いることがわかってホイール5bを交換する場合、抜止
め部材嵌着用軸部6bから抜止め部材7を抜き、出力軸
6を軸受3aから引く抜くことによってホイール5bは
ギヤケース3から外れる。抜止め部材7を抜止め部材嵌
着用軸部6bから抜く際に、抜止め部材7によって抜止
め部材嵌着用軸部6bには傷が付くが、ケース側摺接用
軸部6aに傷は付かない。これによって、新たなホイー
5bを出力軸6に固定してから出力軸6を軸受3aに
挿入する際に、傷の付いている抜止め部材嵌着用軸部6
bは軸受3aに摺接せずに遊挿されてギヤケース3の外
側に突出するため、軸受3aの内周に接触しない状態で
組付けが行われるものとなる。
【0019】そして、このような構造をなすワイパモー
タ1は出力軸6の他端側に図示しないリンクを介してワ
イパを連結した状態で、アーマチュア4に所定の電流を
供給してアーマチュア4を回転させると、アーマチュア
4の回転にともなってアーマチュアシャフト4aも回転
するため、アーマチュアシャフト4aのウオーム4a1
から減速機構5に回転動力が伝達されて出力軸6が回転
することによって前記ワイパを駆動する。
【0020】
【考案の効果】以上説明してきたように、この考案に係
わるワイパモータは上記した構成としたことから、抜止
め部材嵌着用軸部に嵌付けてある抜止め部材を外したと
しても抜止め部材によってケース側摺接用軸部に傷を付
けることはなく、出力軸は損傷を受けないままの状態で
ケースに回転自在に支持されるため、出力軸を一旦組付
けた後に、再組付けを行っても出力軸によってケース側
を損傷することがないという優れた効果を奏するもので
ある。また、抜止め部材を軸方向に押圧するだけで、出
力軸のスラスト量の調整が行われるため、ウェーブワッ
シャを組み付けた場合のようなスラスト量の調整を行う
必要がなく、組み付けを容易に行うことができるという
優れた効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に係わるワイパモータの一実施例の部
分破断側面図である。
【図2】図1に示したワイパモータにおいての出力軸ま
わりの外観図である。
【図3】従来のワイパモータの部分破断側面図である。
【符号の説明】
1 ワイパモータ3 ケース 3a 軸受 4 アーマチュア 5 減速機構(歯車減速機構) 6 出力軸 6a ケース側摺接用軸部 6b 抜止め部材嵌着用軸部 7 抜止め部材

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通電により回転するアーマチュアと、前記アーマチュアの回転動力を減速する減速機構を収容
    したケースと、 前記ケースに設けられた軸受に回転自在に支持され、且
    つ、一端側に前記減速機構の動力端が連結されたケース
    側摺接用軸部を備えた出力軸と、 前記出力軸の先端部より出力軸に対し押し付けられなが
    ら軸方向に挿入されることにより、前記出力軸の途中に
    嵌付けられ、且つ、前記軸受および前記ケースの少なく
    とも一方の頂部に当接して前記出力軸をケースに対して
    抜止めする抜止め部材を備えている ワイパモータにおい
    て、前記出力軸には、前記ケース側摺接用軸部の外径よりも
    小さい外径を有し、且つ、専ら、前記抜止め部材が嵌付
    けられる抜止め部材嵌着用軸部を備えている ことを特徴
    とするワイパモータ。
JP1992065205U 1992-09-18 1992-09-18 ワイパモータ Expired - Lifetime JP2588800Y2 (ja)

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JPH0631362U JPH0631362U (ja) 1994-04-22
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JP6080441B2 (ja) * 2012-09-04 2017-02-15 アスモ株式会社 モータ装置の組立方法

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JPS5888047U (ja) * 1981-12-09 1983-06-15 株式会社日立製作所 直流電動機
JP3021962U (ja) * 1995-06-01 1996-03-12 有限会社石のセンター稲葉 耐震型墓石

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